JPH0354483Y2 - - Google Patents

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JPH0354483Y2
JPH0354483Y2 JP15798986U JP15798986U JPH0354483Y2 JP H0354483 Y2 JPH0354483 Y2 JP H0354483Y2 JP 15798986 U JP15798986 U JP 15798986U JP 15798986 U JP15798986 U JP 15798986U JP H0354483 Y2 JPH0354483 Y2 JP H0354483Y2
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joist
sealing material
balcony
corbel
insertion hole
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は屋内に雨水が浸入することのない持
出しバルコニーに関するものである。
〔従来技術〕
持出しバルコニーとして実開昭54−153135号公
報に記載された考案が知られている。該考案は一
部を躯体内に埋設して、一部を外壁から室外に突
出した持出し梁を配設し、この持出し梁上にバル
コニー本体を組立てる構成である。バルコニーの
荷重は躯体である胴差、梁、根太等によって支え
るものである。
〔この考案が解決すべき問題点〕
上記のようなバルコニーにおいては、持出し梁
は室外側へ突出する部分と躯体内へ配設される部
分を有しているため、持出し梁の室外側部分に付
着した雨水や結露水が梁を伝つて室内側に浸入し
て梁等を腐食させたり、天井を濡らせてしみとな
つたりする。
この考案は、雨水等が室内側に浸入することの
ない持出しバルコニーを提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかるバルコニーは、躯体外壁に沿
つて水平に設けた根太掛けに挿通孔を穿設して持
出し梁を通し、根太掛けに隣接して持出し梁の外
周を囲むように溝状のシール材受部を形成し、こ
のシール材受部内にシール材を充填して持出し梁
外周面と挿通孔周端との間の隙間をシール材によ
つて埋めるものである。
〔実施例〕
以下、図に示す一実施例に基づきこの考案を詳
細に説明する。
図においてAは持出し梁である。実施例は持出
し梁Aとして根太1が使用されている。持出し梁
Aは根太1を使用してもよいが、妻梁2を持出し
梁Aとして使用してもよい。持出し梁Aは少なく
とも二本必要であり、根太1と妻梁2のなかから
任意に選択して持出し梁Aとすればよい。
根太1は断面方形状の形材であり、持出し梁A
となる根太1は通常の根太1よりも長さが長くな
つている。
図において4は根太掛けであつて、上壁5、側
壁6及び下壁7によつて断面略コ字状に成つてお
り、上壁5と下壁7の先端から上下に突片8,9
が延びている。根太掛け4の側壁6には適宜位置
に根太1の断面形状と略同形状の挿通孔10が持
出し梁Aの数だけ穿設されている。この根太掛け
4が躯体外壁11に沿つて、突片8,9を挿通し
たビス12によつて水平に固定されている。側壁
6側は室外側へ張出している。
第1図において根太掛け4の側壁6の室内側面
には前記挿通孔10外周を囲むようにシール材受
具3が取付けられている。シール材受具13は中
心に根太1の断面形状と略同形状の孔が中心に穿
設された方形板体14の外周端に室内側に突出す
る突片15が形成され、突片15の先端には内周
方向に向つて屈曲した係止片16が形成されてい
る。シール材受具13と根太掛け4の室内側面と
の間には中心に根太1の断面形状と略同形状の孔
が穿設された方形状のシーラー17が介在させら
れており、ビス18,18によつて固定されてい
る。根太掛け4の左右両端は蓋板19によつて塞
がれている。
持出し梁Aは前記挿通孔10を通つて一部が建
物躯体B内に配設され、一部が屋外に水平に突出
している。持出し梁Aは胴差20上に載置され、
固定具21によつてボルト22固定されている。
また持出し梁Aは床用根太23下に配設されて、
ブラケツト24を介して床用根太23にボルト2
2が固定されている。バルコニーの荷重は胴差2
0と床用根太23によつて支えることになる。持
出し梁Aの両端には端部キヤツプ25が各々取付
けられている。
持出し梁Aの外周には、シール材受具13の突
片15との間に溝状のシール材受部26が形成さ
れることになる。このシール材受部26内に湿式
若しくは乾式のシール材27が充填されて、持出
し梁A外周面と根太掛け4の挿通孔10との隙間
を塞ぐ。
以上のような持出し梁Aを利用してバルコニー
本体Cを組立てる。根太掛け4の左右両端に隣接
して、屋外側へ向つて妻梁2,2が平行に突設さ
れており、妻梁2,2の先端間に前桁29上には
適宜間隔離れて複数本の支柱30が立設されてお
り、支柱30上には下笠木31が水平に載置され
てコ字に組まれている。下笠木30上には束32
を介して上笠木33が載置されている。
持出し梁Aとならない根太1は前桁29と根太
掛け4間に掛け渡されて固定されており、根太1
上には床材34が載置されている。持出し梁Aは
床材34を支えるとともに、先端が前桁29に係
止して前桁29を支え、バルコニー本体C全体を
支えることとなる。
この考案は以上のような構成を有するが、持出
し梁Aとして妻梁2を使用してもよく、また根太
1と妻梁2全部を持出し梁Aとしてもよい。
第5図及び第6図に示すのは他の実施例であつ
て、前桁29と根太掛け4の下端に互いに向き合
う方向に張出し片35,35が突出され、張出し
片35,35上にリツプ溝36が各々形成されて
いる。リツプ溝36内にボルト37の頭部38が
嵌合されて、ボルト37が立設している。根太1
の左右いずれか一方の側方に、この根太1の下面
と面一となる取付片39を突出し、この取付片3
9に穿設した孔にボルト37を挿通しナツト40
を螺合することにより、前桁29および根太掛け
4に片持ち梁Aとなる根太または片持ち梁Aとな
らない根太を固定している。
第7図に示すのは更に他の実施例であつて、根
太掛け4の側壁6の屋外側面にシール材受具13
を取付けてシール材27を充填した場合である。
〔考案の効果〕
この考案は以上のような構成を有し、根太掛け
に隣接して持出し梁Aの外周を囲むように溝状の
シール材受部を形成し、このシール材受部内にシ
ール材を充填して持出し梁外周面と挿通孔周端と
の間の隙間をシール材によつて埋めるため、持出
し梁を伝つて屋内側に雨水等が浸入することがな
く、躯体を腐食させたり、天井にしみを生じさせ
ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる持出しバルコニーを
示すもので第3図の−線断面図、第2図は第
1図の−線断面図、第3図はバルコニーの斜
視図、第4図は要部分解斜視図、第5図は他の実
施例の縦断面図、第6図は第5図の−線断面
図、第7図は他の実施例の縦断面図である。 A……持出し梁、B……躯体、C……バルコニ
ー本体、1……根太、2……妻梁、4……根太掛
け、10……挿通孔、11……躯体外壁、13…
…シール材受具、14……方形板体、15……突
片、16……係止片、17……シーラー、26…
…シール材受部、27……シール材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一部を躯体B内に埋設して、一部を屋外に張出
    す持出し梁Aを少なくとも二本配設し、この持出
    し梁A上にバルコニー本体Aを組立てる持出しバ
    ルコニーにおいて、 躯体外壁11に沿つて水平に設けた根太掛け4
    に挿通孔10を穿設して持出し梁Aを通し、根太
    掛け4に隣接して持出し梁Aの外周を囲むように
    溝状のシール材受部26を形成し、このシール材
    受部26内にシール材27を充填して持出し梁A
    外周面と挿通孔10周端との間の隙間をシール材
    によつて埋めたことを特徴とする持出しバルコニ
    ー。
JP15798986U 1986-10-15 1986-10-15 Expired JPH0354483Y2 (ja)

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JP15798986U JPH0354483Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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JP15798986U JPH0354483Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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JPS6362501U JPS6362501U (ja) 1988-04-25
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JP4558148B2 (ja) * 2000-06-21 2010-10-06 文化シヤッター株式会社 建物用付設物の取付具及び建物用付設物の取付構造

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JPS6362501U (ja) 1988-04-25

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