JPH0353918B2 - - Google Patents

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JPH0353918B2
JPH0353918B2 JP59098055A JP9805584A JPH0353918B2 JP H0353918 B2 JPH0353918 B2 JP H0353918B2 JP 59098055 A JP59098055 A JP 59098055A JP 9805584 A JP9805584 A JP 9805584A JP H0353918 B2 JPH0353918 B2 JP H0353918B2
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、一般式 (式中、R1は水素、或いは置換又は未置換アリ
ル(Ar)基、R2は置換又は未置換アルキル基)
で表わされる(R,S)−5−アシロキシメチル
−オキサゾリジン−2−オン()を不斉的に加
水分解して、 (R1は前記に同じ)の(R)−5−ヒドロキシメ
チル−オキサゾリジン−2−オンを生成させる立
体選択的エステラーゼ活性を有する微生物或いは
酸素を作用させることにより、ラセミ体()か
ら水解物()及び未反応物である。 (R1,R2は前記に同じ)の(S)−5−アシロキ
シメチル−オキサゾリジン−2−オンに変えて、
各々を分離採取し、また更に(S)−()を加水
分解して (R1は前記に同じ)の(S)−5−ヒドロキシメ
チル−オキサゾリジン−2−オンを生成させ、採
取することを特徴とするオキサゾリジノン誘導体
の光学分割方法に関する。 これら光学活性な2−オキサゾリジノン化合物
は医薬品或いは医薬品の原料となる。例えばR1
が水素基である(S)−()は光学活性なβ−受
容体遮断薬の原料として利用できる。 (従来の技術) これら光学活性な2−オキサゾリジノン類の製
造については、3−アリルアミノ−1,2−プロ
パンジオールを光学分割剤を用いて分割後、(R)
−5ヒドロキシメチル−3−アリル−オキサゾリ
ジン−2−オンに誘導する方法(特開昭58−
103376)が知られている。微生物を利用した分割
法については、本発明者らが、先に(R,S)−
5−アシロキシメチル−3−アルキル置換−オキ
サゾリジン−2−オンラセミ体を微生物菌体又は
酵素を作用させて不斉的に加水分解し、対応する
光学活性体を取得する方法を見い出している(特
開昭59−31692、同59−31693)。 (発明が解決しようとする課題) 本発明者らはN置換基が水素やアリル基の場合
も同様に不斉水解する能力を有する微生物菌体又
は酸素が見つかるのではないかと考え、スクリー
ニング実験を試みた。その結果、シユードモナス
(Pseudomonas)属又はアクロモバクター
(Achromobacter)属に属する微生物或いは該微
生物より得られる酸素を作用させると、ラセミ体
()を不斉的に加水分解し、(R)−()を生成
させる、次いで水解物(R)−()と未反応物
(S)−()を有機溶媒で抽出分離するか、或い
は更にカラムクロマトグラフイー操作を組み合せ
ることにより、(R)−()と(S)−()を分
離し採取する、或いは更に採取した(S)−()
をアルカリ加水分解し、(S)−()を生成し採
取することが出来ることを見出し、本発明を完成
した。 (課題を解決するための手段) 本発明の基質として用いられる、一般式 で表わされる2−オキサゾリジノン誘導体の合成
は、下記ルートで容易に合成できる。 置換基R1は、水素或いは置換又は未置換アリ
ル基であり、アリル基としては、例えばベンゼ
ン、ピリジン、ピリミジンの如き単環式化合物の
基が挙げられる。又アリル基はすべて任意にいず
れかの位置において、以下に限定されるものでは
ないが、例えばハロゲン基、ニトロ基、C1〜C3
のアルキル基、アルコキシ基、水酸基、メルカプ
ト基、シアノ基の1種又はそれ以上の置換基で置
換されうる。一方、置換基R2は置換又は未置換
アルキル基であり、アルキル基としては例えば
C1〜C17のアルキル基が挙げられる。又アルキル
基は例えばハロゲン基、アルコキシ基、水酸基、
フエニル基等の1種又はそれ以上の置換基で置換
されうる。 ラセミ体()の不斉的に加水分解し、(R)−
()を生成される立体選択的なエステラーゼを
有する微生物としては、例えばシユードモナス属
或いはアクロモバクター属等に属する微生物があ
り、更に詳しくはシユードモナス・アエルギノサ
(Pseudomonas aeruginosa)IFO3080,
IFO13130やアクロモバクター・パルブルス
(Achromobacter parvulus)IFO13182がある。 これら微生物の栄養源は、通常、資化しうる有
機及び無機の炭素源、窒素源、ビタミン及びミネ
ラルを適宜配合したものを用い、培養温度は20〜
40℃、PH4〜8の範囲が用いられる。又、通気撹
拌により微生物の生育を促進させることもでき
る。化合物()の不斉水解反応においては、培
養の開始と同時に培地中に基質即ち化合物()
を添加し、培養と並行して加水分解を行う方法、
或いは前記の様にして培養液菌体を化合物()
と接触させ加水分解を行う方法がある。望ましく
は、菌体を遠心分離等で濃縮後、高濃度菌体液と
し、このものに化合物()を添加する方法が反
応後の生産物回収の他利場から望ましい。一方、
該微生物菌体を破砕後、硫安分画やアセトン処理
して得られる粗酵素或いは更にカラムクロマトグ
ラフイー操作を行い、得られる精製酵素が使用で
きる。又、市販されているリパーゼは、例えばリ
ポプロテインリパーゼ(L.P.L.アマノ3;起源
シユードモナス・アエルギノサ;天野製薬(株)製)
やリパーゼAL(起源 アクロモバクター属;名糖
産業(株)製)も用いることができる。 加水分解反応は、基質のラセミ体()を濃度
2〜50%(w/v)の範囲で添加し、酵素を適
量、例えばE/S=1〜20〜1/5000量加え、温
度10〜40℃の範囲で反応を行い、ガスクロ或いは
液クロにより加水分解の反応の経時変化を追い、
反応が()と()のモル比50%ずつになつた
時点で反応を終了させれば良い。また加水分解を
行う際のPH範囲は4〜8.5であれば良いが、加水
分解反応が進むに従い反応液中のPHが酸性側に傾
くので、中和剤例えばNaOH溶液等で最適PHを
保持するのが望ましい。更に上記記載の不斉水解
反応を、例えば微生物菌体或いは酵素を固定化さ
せることにより繰り返し行なうこともできる。 化合物()の水に対する溶解度は一般に低い
が、撹拌すれば本反応にとつて支障とはならな
い。又、例えばアセトン、メタノール等の有機溶
媒や界面活性剤等を反応に支障とならない程度加
えても良い。 水解物(R)−()と未反応物(S)−()を
分離する方法としては、疎水性の有機溶剤、例え
ばヘキサン、シクロヘキサン、酢酸エチル、塩化
メチレン又はトルエン等で疎水性の未反応(S)
−()のみを抽出し、親水性の水解物(R)−
()と分離することができる。又、置換基R2
炭素鎖が短い場合、(S)−()と(R)−()
の化学的性質に顕著な差がないため抽出操作のみ
では高純度の(S)−()が得られない。その場
合には、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフ
イー操作等を併せて行えば容易に分離し、高純度
の(S)−()を採取することができる。更に、
(S)−()を室温下、PH10〜13.5の範囲で数時
間アルカリ加水分解を行うか、或いは(S)−
()を加水分解する能力を有する酵素、例えば
ステナプシンを作用させて加水分解を行えば、
(S)−()が生成し、PHを7.0に付近に調整後、
減圧濃縮し、有機溶剤例えばアセトン、メタノー
ル或いは酢酸エチル等で溶解し、再濃縮するか、
或いは一旦有機溶剤例えば酢酸エチル或いは塩化
メチレン等で転溶後、減圧濃縮すれば(S)−
()を採取することができる。なお、抽出分離
の際、水層側に残つた(R)−()も上記と同様
の操作を行えば容易にい採取することができる。 (実施例及び発明の効果) 以下、実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。 実施例 1 100mlの0.1Mリン酸緩衝液(PH7.0)に、L.P.L
アマノ3を0.5g及び基質(R,S)−5−ブタノ
イロキシメチル−オキサゾリジン−2−オン1〜
【式】18.7g(0.1モ ル)を添加し、1N NaOH溶液でPHを7.0に調整
しながら、撹拌下、30℃、12時間不斉水解反応を
行つた。この反応液を各100mlの酢酸エチルで4
回抽出操作を行い、酢酸エチル層を減圧濃縮後、
未反応物(S)−1〜の中に、不純物として水解物
(R)−5−ヒドロキシメチル−オキサゾリジン−
2−オン(R)−2〜が約3モル%含まれていたの
でシリカゲルカラムクロマトグラフイー操作(条
件;ワコーゲルC−100、L/D=50cm×2.4cm、
ヘキサン:アセトン=1:1の系)を行つた。溶
出した(S)−1〜画分を減圧濃縮したところ、比
旋光度〔α〕20 D+34.6°(c=1.0,メタノール)を
有する白色粉末の(S)−1〜が5.2g(0.028モル、
収率28%)得られた。mp及び 1H NMR(90M
Hz)測定値は以下の通りであつた。 mp62℃,1H NMR(CDCl3)δppm:0.8−1.1
(3H,t,CH3),1.4−1.9(2H,m,CH3C
2CH2−),2.15−2.45(2H,m,CH3CH2C 2
−),3.25−3.85(2H,m,−CH2N−),4.1−4.3.
(2H,m,−CH2O−),4.55−4.9(1H,m,−
CH2C(O−)CH2−),6.4−6.6(1H,b,−
NH−) 得られた(S)−1〜の4.0g(0.021モル)を40
mlの1N NaOH溶液に添加し、室温下、約5時間
加水分解を行い、反応液をPH7.0に調整し、濃縮
乾固する。得た乾固物を50mlの酢酸エチルで溶解
し不溶物を去した後、減圧濃縮し、ヘキサン−
アセトン(10ml−10ml)で再結すると比旋光度
〔α〕20 D+36.0°(c=1.0,メタノール)を有する白
色の粉末の(S)−5−ヒドロキシメチル−オキ
サゾリジン−2−オン(S)−2〜が1.8g(0.015
モル、(S)−1〜よりの収率71%)得られた。mp
及び 1H NMR(90MHz)値は以下の通りであつ
た。 mp55〜58℃、 1H NMR(CD3OD)δppm;
3.35−3.9(4H,m,−NHCH2CH(O−)C
2OH),4.5〜4.85(3H,m,−NCH2C(O
−)CH2O) 又(S)−1〜の光学純度を求める(S)−α−メ
トキシ−α−トルフルオロメチルフエニルアセチ
ルクロライドを用いてジアステレオマーの形に
し、GLC法(10%シリコンDCQC−1、クロモソ
ルブAW−DMCS,60〜80メツシユ,5mカラ
ム、240℃)により求めたところ75%e.e.であつ
た。 一方、酢酸エチル抽出操作で水層側に残つた水
解物(R)−2含有水溶液を減圧濃縮し、得られ
た乾固物を100mlの酢酸エチルで溶解し、不溶物
を去した後、減圧濃縮し、ヘキサン−アセトン
(10ml−10ml)で再結すると比旋光度〔α〕20 D
25.5°(c=1.0、メタノール)を有する白色の粉末
(R)−2〜が1.9g(0.016モル,1〜よりのモル収率
16%)得られた。その光学純度は53%e.e.であつ
た。 実施例 2 100mlの0.1Mリン酸緩衝液(PH7.0)にL.P.L.ア
マノ3を0.5g及び基質(R,S)−5−ヘキサノ
イロキシメチル−オキサゾリジン−2−オン3〜
【式】21.5g(0.1モ ル)を添加し、1N NaOH溶液でPHを7に調整し
ながら、撹拌下、30℃、12時間不斉水解反応を行
つた。この反応液を各100mlの酢酸エチルで4回
抽出操作を行い、酢酸エチル層を無水硫酸ソーダ
で脱水処理後、減圧濃縮し、比旋光度〔α〕20 D
41.3°(c=1.0、メタノール)を有する白色の粉末
(S)−3〜が8.6g(0.04モル、収率40%)得られ
た。mp及び 1H NMR(90MHz)の測定値は以下
の通りであつた。 mp61.5〜62.0℃, 1H NMR(CDCl3)δppm:
0.70−2.15(11H,m,C5H11−),3.30−3.90(2H,
m,−CH2N−),4.20〜4.35(2H,d,−CH2O),
4.65−5.00(1H,m,−CH2C(O−)CH2−),
6.40−6.75(1H,b,−NH−) 更に、(S)−3〜の8.0g(0.037モル)を80mlの
0.1Mリン酸緩衝液(PH7.0)に懸濁し、ステアプ
シン0.2gを添加し、30℃で約12時間加水分解反
応を行つた。この反応液をPH7.0に再調整した後、
濃縮乾固する。このようにして得た乾固物を100
mlの酢酸エチルで溶解し、不溶物を去した後、
減圧濃縮し、ヘキサン−アセトン(10ml−10ml)
で再結して比旋光度〔α〕20 D+47.4°(c=1.0、メ
タノール)、光学純度98%e.e.を有する白色の粉
末(S)−5−ヒドロキシメチル−オキサゾリジ
ン−2−オン(S)−2を2.4g(0.021モル、
(S)−3よりの収率55%)得た。一方、水層側の
(R)−2〜も実施例1と同様の操作を行い、比旋光
度〔α〕20 D−11.4°(c=1.0、メタノール)、光学純
度24%,e.e.を有する白色の粉末(R)−2〜を3.5
g(0.030モル、3よりの収率30%)得た。 実施例 3 100mlの0.1Mリン酸緩衝液(PH7.0)にL.P.Lア
マノ3を0.5g及び基質(R,S)−5−ブタノイ
ロキシメチル−3−フエニル−オキサゾリジン−
2−オン4〜
〔培地組成〕
グルコース4%、イーストエキス0.3%、肉エ
キス0.3%、ペプトン0.3%、リン酸二アンモニウ
ム0.2%、リン酸一カリウム0.1%(PH7.0) これとは別に同じ組成の培地にて前培養をした
シユードモナス・アエルギノサIFO3080の種菌液
10mlを前培養培地に接種し、30℃、24時間振とう
を行つた。合計5本培養し、培養液計2を得
た。この培養液を遠心分離し、菌体を集めた。こ
の菌体を0.1Mリン酸緩衝液(PH7.0)200mlに懸
濁し、基質(R,S)−5−ヘキサノイロキシメ
チル−オキサゾリジン−2−オン3を18.7g
(0.1モル)添加した。これを500ml容器内で撹拌
下、1N NaOH溶液でPHを7.0に調整しながら、
30℃、18時間反応させた。反応後、遠心分離して
得た上清を各200mlの酢酸エチルで4回抽出分離
を行い、次いで実施例2に準じて同様の操作を行
い、表1に示す結果を得た。 実施例 6 菌株をかえて、実施例2及び5に準じて菌体の
不斉水解反応及び抽出精製を行い、表1に示す結
果を得た。 実施例 7 シユードモナス・アエルギノサIFO 3080を用
いて、前記実施例5と同様にして得た培養液2
を遠心分離し、菌体を集めた。この菌体を0.1M
リン酸緩衝液(PH7.0)200mlに懸濁し、氷冷しな
がら超音波破砕器で菌体破砕し、遠心分離して無
細胞抽出酵素を得た。この酸素液に基質(R,
S)−5−ヘキサノイロキシメチル−オキサゾリ
ジン−2−オン3〜を18.7g添加し、1N NaOH溶
液でPHを7.0に調整しながら、撹拌下、30℃、48
時間不斉水解反応を行つた。以下、実施例2に準
じて抽出精製を行い表1に示す結果を得た。
【表】 実施例 8 アクロモバクター・パルブルスIFO13182及び
基質(R,S)−5−ブタノイロキシメチル−3
−フエニル−オキサゾリジン−2−オン4(13.15
g)を用い、実施例3及び5に準じて不斉水解反
応及び抽出精製を行い、以下の結果を得た。 (S)−4〜:収量3.2g,〔α〕25 D+56.4°(c=1.
0,
アセトニトリル) (S)−5〜:収量2.0g,〔α〕25 D+75.7°(c=1.
0,
アセトニトリル) (R)−5〜:収量2.1g,〔α〕25 D−53.1°(c=1.
0,
アセトニトリル)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(R,S)−() (式中、R1は水素、あるいは置換又は未置換ア
    リル(Ar)基、R2は置換又は未置換アルキル基
    である。) で表される(R,S)−5−アシロキシメチル−
    オキサゾリジン−2−オンを不斉的に加水分解し
    て、一般式(R)−() (式中、R1は前記(R,S)−()と同じ) で表される(R)−5−ヒドロキシメチル−オキ
    サゾリジン−2−オンを生成させる立体選択的エ
    ステラーゼ活性を有するシユードモナス属もしく
    はアクロモバクター属に属する微生物またはこれ
    らの微生物から得られるリポプロテインリパーゼ
    もしくはリパーゼを使用させることにより、ラセ
    ミ体の(R,S)−()を(R)−()と一般式
    (S)−() (式中、R1、R2は前記(R,S)−()と同じ) で表される未反応の光学活性(S)−5−アシロ
    シキメチル−オキサゾリジン−2−オンとにし、
    それぞれの光学活性体を分離、採取することを特
    徴とする光学活性(S)−5−アシロキシメチル
    −オキサゾリジン−2−オンの製造方法。 2 一般式(R,S)−() (式中、R1は水素、あるいは置換又は未置換ア
    リル(Ar)基、R2は置換又は未置換アルキル基
    である。) で表される(R,S)−5−アシロキシメチル−
    オキサゾリジン−2−オンを不斉的に加水分解し
    て、一般式(R)−() (式中、R1は前記(R,S)−()と同じ) で表される(R)−5−ヒドロキシメチル−オキ
    サゾリジン−2−オンを生成させる立体選択的エ
    ステラーゼ活性を有するシユードモナス属もしく
    はアクロモバクター属に属する微生物またはこれ
    らの微生物から得られるリポプロテインリパーゼ
    もしくはリパーゼを作用させることにより、ラセ
    ミ体の(R,S)−()を(R)−()と一般式
    (S)−() (式中、R1、R2は前記(R,S)−()と同じ) で表される未反応の光学活性(S)−5−アシロ
    シキメチル−オキサゾリジン−2−オンとにし、
    (S)−()を分離、採取した後、さらに(S)−
    ()を加水分解することを特徴とする一般式
    (S)−() (式中、R1は前記(R,S)−()と同じ) で表される光学活性(S)−5−ヒドロキシメチ
    ル−オキサゾリジン−2−オンの製造方法。
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CN110628743A (zh) * 2019-08-20 2019-12-31 浙江工业大学 一种立体选择性酯酶、编码基因、载体、工程菌与应用

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