JPH0353470Y2 - - Google Patents

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JPH0353470Y2
JPH0353470Y2 JP18249986U JP18249986U JPH0353470Y2 JP H0353470 Y2 JPH0353470 Y2 JP H0353470Y2 JP 18249986 U JP18249986 U JP 18249986U JP 18249986 U JP18249986 U JP 18249986U JP H0353470 Y2 JPH0353470 Y2 JP H0353470Y2
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hook
mounting
shaped part
band
capacitor
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JP18249986U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案はコンデンサの取付具に関し、特に産業
機器用の大形の角形コンデンサで、取付スペース
の関係で鉛直方向に横方向の取付けに適した構造
に関する。
(従来の技術) 一般に角形コンデンサの取付具としては、第6
図〜第8図に示すように先端に鉤状部21を設
け、該鉤状部21から下方に延びた帯状部22
と、該帯状部22と連接し前記鉤状部21と反対
方向に折曲げてなる取付部23とからなつてお
り、使用に際しては第9図に示すようにコンデン
サ本体24のシーマ部25に鉤状部21を引掛け
てコンデンサ本体24底部側より外側にはみ出た
取付具23を取付部体26に当接し固定するよう
にしている。
上記構成になるコンデンサの取付具は、構造が
単純で取付も容易でありコスト的にも安価である
ため、前記のように主として静止機器に据置形と
して広く使用されている。
一方、近年の産業機器における小形化・軽量化
指向はめざましいものがあり、これら産業機器へ
のコンデンサ取付は据置形とは限らず、鉛直方向
に横方向取付が頻繁に行われるようになり、加え
て小形化・軽量化にともなつて移動式の試験装置
などへの取付も行われるようになつてきた。しか
して、上記構成になるコンデンサの取付具を用い
て鉛直方向に横取付した場合第10図に示すよう
になり、取付固定力としては鉤状部21と取付部
23間の矢印方向力となるため取付部体26に対
する取付部23の締付けを相当強くしなければ取
付固定が十分とならないことから、締付けを強固
にする結果鉤状部21がシーマ部25に食込みコ
ンデンサ本体24の密閉性が損われて油漏れとな
り不具合発生の要因となるものである。
また、単に矢印方向への締付けであるため、取
付方向を問わず振動をともなう機器へ取付ける場
合の取付具としては振動下の中で取付固定が緩む
ため、振動をともなう機器への取付具としては不
適であつた。
(考案が解決しようとする問題点) 以上のように上記構成になるコンデンサの取付
具は、取付固定強度を増すため強く締付けた場
合、取付部へ垂直方向に単に締付けるのみである
ため鉤状部がコンデンサ本体の引掛け部に食込み
油漏れの発生となる欠点を有し、かつ振動をとも
なう機器への取付具としては、取付固定が緩む欠
点を有していた。
本考案は、上記の欠点を除去するもので、鉛直
方向に横方向取付および振動をともなう機器への
取付けにおいても十分に取付固定強度が確保でき
る角形コンデンサの取付具を提供することを目的
とするものである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案のコンデンサの取付具は、鉄鋼からなり
先端に形成した鉤状部と、該鉤状部から下方に延
び鉤状部と同一方向に取付けたとき弾性限度内の
変形量となるよう湾曲した帯状部と、該帯状部下
端近傍と連接し湾曲方向に相対して形成した一対
の突出枠部と、該枠部下方で前記帯状部と連接し
前記鉤状部と反対方向に折曲げ形成した取付部と
を一体構成し、前記帯状部の湾曲面および突出枠
部内面にゴムライニング層を設けたことを特徴と
するものである。
(作用) 以上のような構成になるコンデンサの取付具に
よれば、コンデンサ本体と接触させ密着部となる
帯状部が、取付けたとき弾性限度内の変形量とな
るよう湾曲し、突出枠部をも含めてゴムライニン
グ層を設けた構造としているため、コンデンサ本
体に対してスプリング作用とスベリ止め作用を合
せもつ機能を有する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。すなわち第1図〜第3図に示すように鉄鋼か
らなり先端に設けた鉤状部1と、該鉤状部1から
下方に延び鉤状部1と同一方向に取付けたとき弾
性限度内の変形量となる湾曲した帯状部2と、該
帯状部2下端近傍と連接し湾曲方向に相対して形
成した一対の突出枠部3,4と、該突出枠部3,
4下方で前記帯状部2と連接し前記鉤状部1と反
対方向に折曲げ形成した取付部5とを一体構成
し、前記帯状部2の湾曲面6および前記突出枠部
3,4内面にゴムライニング層7を設けたもので
ある。図中8は取付孔である。
しかして、上記構成になるコンデンサの取付具
は、第4図に示すように角形コンデンサ本体9の
両方の側面10に鉤状部1をシーマ部10に引掛
け、帯状部2のゴムライニング層7面となる湾曲
面6を接触し、取付部5をコンデンサ本体9の側
面に寄せ、前記帯状部2の湾曲面6をゴムライニ
ング層7面を介して密着させると同時に突出枠部
3,4をゴムライニング層7面を介してコンデン
サ本体9の正面および背面を挾持密着させた状態
で取付部5を取付体11に固着して用いるもので
ある。
したがつて、上記構成になるコンデンサの取付
具によれば、コンデンサ本体9と接触させる帯状
部2が取付固定したとき弾性限度内の変形量とな
るよう湾曲しコンデンサ本体9を挾持する突出枠
部3,4内面を含めてゴムライニング層を設けた
構造としているため、コンデンサ本体9に対して
スプリングおよびスベリ止めの両作用を合せもつ
結果、強固な取付固定が得られ、据置取付は勿論
のこと鉛直方向に横取付および振動をともなう機
器への取付具としてもきわめて有効である。
つぎに第1図〜第3図に示す本考案と、第6図
〜第8図に示す従来の参考例との比較の一実施例
について述べる。すなわち、240×90×200mmから
なるケースを用い、総重量7Kgとしたコンデンサ
本体を第5図に示すように短辺を鉛直方向にし幅
70mm厚さ1.0tの構造用圧延鋼板を用い、所定の寸
法にプレス加工し1.0tのニトリルゴム(NBR)
をライニングした本考案になる取付具を用いたも
のと、第10図に示すように従来の参考例からな
る取付具を用いたものとの振動耐久試験比較を行
つた結果、参考例によるものは2時間で鉤状部先
端が当接されるシーマ部にキレツが入り全数が油
漏れ不良となつたのに対し、本考案によるものは
10時間経過後も油漏れ不良は皆無であり、すぐれ
た耐振性を立証した。
なお、参考例の取付具の材質、幅寸法および厚
さは本考案と同一のものであり、試料はそれぞれ
10個である。また振動耐久試験条件はJIS E
4031に基づき振動数10Hz、全振幅3.5mm、加速度
全振幅1.4Gの連続振動である。
[考案の効果] 本考案によればコンデンサ本体に対する密着良
好にして振動に対しても緩むことなく据置はもと
より鉛直方向に横取付にも適したコンデンサの取
付具を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案に係り第1図〜第3図
は取付具を示すもので第1図は正面図、第2図は
側面図、第3図は平面図、第4図および第5図は
取付状態を示すもので第4図は据置取付正面図、
第5図は鉛直方向横取付斜視図、第6図〜第10
図は従来の参考例に係り第6図〜第8図は取付具
を示すもので第6図は正面図、第7図は側面図、
第8図は平面図、第9図は据置取付正面図、第1
0図は鉛直方向横取付斜視図である。 1……鉤状部、2……帯状部、3,4……突出
枠部、5……取付部、6……湾曲面、7……ゴム
ライニング層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄鋼からなり先端に形成した鉤状部と、該鉤状
    部から下方に延び鉤状部と同一方向に取付けたと
    き弾性限度内の変形量となるよう湾曲した帯状部
    と、該帯状部下端近傍と連接し湾曲方向に相対し
    て形成した一対の突出枠部と、該枠部下方で前記
    帯状部と連接し前記鉤状部と反対方向に折曲げ形
    成した取付部とを一体構成し、前記帯状部の湾曲
    面および突出枠部内面にゴムライニング層を設け
    たことを特徴とするコンデンサの取付具。
JP18249986U 1986-11-26 1986-11-26 Expired JPH0353470Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18249986U JPH0353470Y2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26

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JP18249986U JPH0353470Y2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26

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Publication Number Publication Date
JPS6387818U JPS6387818U (ja) 1988-06-08
JPH0353470Y2 true JPH0353470Y2 (ja) 1991-11-22

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ID=31128355

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JP18249986U Expired JPH0353470Y2 (ja) 1986-11-26 1986-11-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2555021Y2 (ja) * 1990-04-13 1997-11-19 日本電気株式会社 液晶パネルの液晶注入用治具
JP2011258754A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Denso Corp 回路素子モジュールおよび電力変換装置
JP6616276B2 (ja) * 2016-12-15 2019-12-04 東芝三菱電機産業システム株式会社 スナバコンデンサユニット

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