JPH0352384Y2 - - Google Patents
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- JPH0352384Y2 JPH0352384Y2 JP8084686U JP8084686U JPH0352384Y2 JP H0352384 Y2 JPH0352384 Y2 JP H0352384Y2 JP 8084686 U JP8084686 U JP 8084686U JP 8084686 U JP8084686 U JP 8084686U JP H0352384 Y2 JPH0352384 Y2 JP H0352384Y2
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- Expired
Links
- 238000009415 formwork Methods 0.000 claims description 40
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 10
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 10
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 5
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 5
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 5
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 5
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- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Foundations (AREA)
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、法枠や布基礎等のコンクリート構造
物の施工において使用する、簡易な形式のコンク
リート型枠用のセパレータに関するもので、特に
海岸部等で塩害を受ける場所での使用に好適とす
るものである。
物の施工において使用する、簡易な形式のコンク
リート型枠用のセパレータに関するもので、特に
海岸部等で塩害を受ける場所での使用に好適とす
るものである。
従来、法枠や布基礎等のコンクリート構造物の
施工には、例えば実公昭59−29078号に示されて
いるように、ダンボールに防水、強化処理を施し
た軽量で使い捨てのできる型枠板を用い、それら
型枠板相互の結合には、両端部に鉤部を設けた鉄
筋製のセパレータを用い、その鉤部を型枠板より
外方に突出させて鉤部に横バタやクサビ等を挿入
して型枠の組立を行うものが実施されている。そ
れでこのような型枠では、打設コンクリートが硬
化して型枠を撤去した後、セパレータの鉤部がコ
ンクリートより突出したままの状態となるが、こ
の突出した鉤部は、そのままで放置するか、或は
折り取るようにしている。
施工には、例えば実公昭59−29078号に示されて
いるように、ダンボールに防水、強化処理を施し
た軽量で使い捨てのできる型枠板を用い、それら
型枠板相互の結合には、両端部に鉤部を設けた鉄
筋製のセパレータを用い、その鉤部を型枠板より
外方に突出させて鉤部に横バタやクサビ等を挿入
して型枠の組立を行うものが実施されている。そ
れでこのような型枠では、打設コンクリートが硬
化して型枠を撤去した後、セパレータの鉤部がコ
ンクリートより突出したままの状態となるが、こ
の突出した鉤部は、そのままで放置するか、或は
折り取るようにしている。
それで、前記のコンクリート構造物を海岸部等
の塩害を受けやすい場所に構築する場合は、特
に、コンクリートより突出し、或は折り取り部分
がコンクリートの外面に露出したセパレータの腐
蝕からコンクリート内の鉄筋の腐蝕が急速に進む
ことになり、コンクリートに悪影響を及ぼすこと
になる。
の塩害を受けやすい場所に構築する場合は、特
に、コンクリートより突出し、或は折り取り部分
がコンクリートの外面に露出したセパレータの腐
蝕からコンクリート内の鉄筋の腐蝕が急速に進む
ことになり、コンクリートに悪影響を及ぼすこと
になる。
このような欠点を改善するため、セパレータを
従来一般の型枠におけるようなコーンを使用する
ものに改めるとともに、コーンには特に長大なも
のを使用して、コーン抜取り後の跡埋めモルタル
の充填深度を大にして、セパレータに腐蝕の及ぶ
のを防ぐようにしたものも提案されている。しか
し、このようにすれば、取扱いが簡便で安価であ
るという簡易型枠の利点が失われ、施工費が高く
なるばかりでなく、コーン抜取り跡に充填したモ
ルタルは、長期にわたればコンクリートより剥離
したり亀裂が生じたりして、それより塩害が生じ
ることにもなる等、多くの欠点を有している。
従来一般の型枠におけるようなコーンを使用する
ものに改めるとともに、コーンには特に長大なも
のを使用して、コーン抜取り後の跡埋めモルタル
の充填深度を大にして、セパレータに腐蝕の及ぶ
のを防ぐようにしたものも提案されている。しか
し、このようにすれば、取扱いが簡便で安価であ
るという簡易型枠の利点が失われ、施工費が高く
なるばかりでなく、コーン抜取り跡に充填したモ
ルタルは、長期にわたればコンクリートより剥離
したり亀裂が生じたりして、それより塩害が生じ
ることにもなる等、多くの欠点を有している。
本考案は、前記のような従来型枠における欠点
を解消するため、特にセパレータの構造、材質を
改善して、塩害に極めて強いコンクリート構造物
の施工を簡易な型枠方式により行うことのできる
コンクリート型枠用のセパレータを提供しようと
するものである。
を解消するため、特にセパレータの構造、材質を
改善して、塩害に極めて強いコンクリート構造物
の施工を簡易な型枠方式により行うことのできる
コンクリート型枠用のセパレータを提供しようと
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案セパレータの構成を、実施例に対応する
第1図、第2図を参照して説明すると、本考案
は、合成樹脂材により、両端に拡大係止部2を設
け、この拡大係止部の内方位置にそれぞれ型枠受
片3を突設し、さらに、この型枠受片3より内方
位置に鉄筋10を係合する挟着体4を突設して形
成した主杆1を、上下に所要間隔をおいて並列し
て、合成樹脂材よりなる連結杆5により一体に結
合したことを特徴とするものである。
第1図、第2図を参照して説明すると、本考案
は、合成樹脂材により、両端に拡大係止部2を設
け、この拡大係止部の内方位置にそれぞれ型枠受
片3を突設し、さらに、この型枠受片3より内方
位置に鉄筋10を係合する挟着体4を突設して形
成した主杆1を、上下に所要間隔をおいて並列し
て、合成樹脂材よりなる連結杆5により一体に結
合したことを特徴とするものである。
以下、本考案セパレータの実施例について図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
第1図において、1は断面角形等横長に形成し
た主杆で、その両端には主杆の両側方に突出した
拡大係止部2,2が設けられているとともに、そ
の拡大係止部2,2より所要距離をおいた内方に
は、それぞれ主杆1の長手方向と直交する方向に
型枠受片3,3が突設されており、また、そのさ
らに内方位置には、主杆1の上面にコンクリート
構造物の主筋である鉄筋を係合するためのクラン
プ状の挟着体4,4がそれぞれ突設されており、
この主杆1は合成樹脂により一体に成形されてい
る。そして、前記の主杆1は上下に所要の間隔を
おいて並列し、互に合成樹脂製の連結杆5,5に
より一体に結合されている。
た主杆で、その両端には主杆の両側方に突出した
拡大係止部2,2が設けられているとともに、そ
の拡大係止部2,2より所要距離をおいた内方に
は、それぞれ主杆1の長手方向と直交する方向に
型枠受片3,3が突設されており、また、そのさ
らに内方位置には、主杆1の上面にコンクリート
構造物の主筋である鉄筋を係合するためのクラン
プ状の挟着体4,4がそれぞれ突設されており、
この主杆1は合成樹脂により一体に成形されてい
る。そして、前記の主杆1は上下に所要の間隔を
おいて並列し、互に合成樹脂製の連結杆5,5に
より一体に結合されている。
なお、第1図の実施例においては、主杆1,1
は2本の連結杆4により結合したものとなつてい
るが、第2図のように単一の連結杆5で結合して
もよく、或は2本以上の連結杆5,5で結合して
もよい。また、挟着体4も第2図のように単一で
もよく、或は2個以上であつてもよい。
は2本の連結杆4により結合したものとなつてい
るが、第2図のように単一の連結杆5で結合して
もよく、或は2本以上の連結杆5,5で結合して
もよい。また、挟着体4も第2図のように単一で
もよく、或は2個以上であつてもよい。
次に、前記した本考案セパレータの使用例につ
いて第4図、第5図を参照して説明すると、6,
6は軽量化と使い捨てができるように耐水、耐圧
処理を施したダンボール等の紙板製或は合成樹脂
製の型枠板で、その側面には型枠板6の巾方向に
間隔をおいて、本考案セパレータの一対の主杆
1,1の端部の拡大係止部2,2を挿通するに適
する大きさの貫通孔7,7が設けられ、また、こ
の貫通孔7,7は型枠板6の長さ方向にも所要の
間隔をおいて複数設けられている。そして、この
型枠板6,6を間隔をおいて対立させて、その貫
通孔7,7にセパレータの主杆1,1の各端部を
挿通して拡大係止部2,2を型枠板6,6の外方
に突出させ、型枠板6,6を型枠受片3,3に受
け止めさせる。そして、第3図に示すように、一
対の杆体9,9を並列して形成した二叉状クサビ
杆8を用いてセパレータと型枠板6との結合をす
るのである。すなわち、第3図及び第4図、第5
図に示すように、型枠受片3,3に受け止めさせ
た型枠板6の外側面と拡大係止部2との間に、二
叉状クサビ杆8の一対の杆体9,9を主杆1,1
の両側にまたがせて挿入すればセパレータと型枠
板6とは二叉状クサビ杆8を介して係着されるこ
とになる。
いて第4図、第5図を参照して説明すると、6,
6は軽量化と使い捨てができるように耐水、耐圧
処理を施したダンボール等の紙板製或は合成樹脂
製の型枠板で、その側面には型枠板6の巾方向に
間隔をおいて、本考案セパレータの一対の主杆
1,1の端部の拡大係止部2,2を挿通するに適
する大きさの貫通孔7,7が設けられ、また、こ
の貫通孔7,7は型枠板6の長さ方向にも所要の
間隔をおいて複数設けられている。そして、この
型枠板6,6を間隔をおいて対立させて、その貫
通孔7,7にセパレータの主杆1,1の各端部を
挿通して拡大係止部2,2を型枠板6,6の外方
に突出させ、型枠板6,6を型枠受片3,3に受
け止めさせる。そして、第3図に示すように、一
対の杆体9,9を並列して形成した二叉状クサビ
杆8を用いてセパレータと型枠板6との結合をす
るのである。すなわち、第3図及び第4図、第5
図に示すように、型枠受片3,3に受け止めさせ
た型枠板6の外側面と拡大係止部2との間に、二
叉状クサビ杆8の一対の杆体9,9を主杆1,1
の両側にまたがせて挿入すればセパレータと型枠
板6とは二叉状クサビ杆8を介して係着されるこ
とになる。
その後はセパレータの挟着体4,4にコンクリ
ート構造物の主筋10,10を係合して、配筋
し、一対の型枠板6,6間にコンクリート11を
打設する。そのコンクリートの硬化後は、二叉状
クサビ杆8,8を引き抜き、型枠板6,6をコン
クリートより剥離して除去すれば、第6図に示す
ように、コンクリート11の側面に主杆1,1の
端部が突出した形の構造物が構築されたことにな
る。そして、突出されている主杆1,1の端部
は、これをハンマー等で打撃を加えれば、同図の
鎖線で示すように、コンクリート11の端面位置
より折り取ることができるのである。
ート構造物の主筋10,10を係合して、配筋
し、一対の型枠板6,6間にコンクリート11を
打設する。そのコンクリートの硬化後は、二叉状
クサビ杆8,8を引き抜き、型枠板6,6をコン
クリートより剥離して除去すれば、第6図に示す
ように、コンクリート11の側面に主杆1,1の
端部が突出した形の構造物が構築されたことにな
る。そして、突出されている主杆1,1の端部
は、これをハンマー等で打撃を加えれば、同図の
鎖線で示すように、コンクリート11の端面位置
より折り取ることができるのである。
以上説明したように、本考案のセパレータは、
合成樹脂材により、両端に拡大係止部を設け、こ
の拡大係止部の内方位置にそれぞれ型枠受片を突
設し、さらに、この型枠受片より内方位置に鉄筋
を係合する挟着体を突設して形成した主杆を、上
下に所要間隔をおいて並列して、合成樹脂材より
なる連結杆により一体に結合して構成したので、 (1) 全体が合成樹脂製であるから、軽量で量産が
でき、安価に製作することができる。
合成樹脂材により、両端に拡大係止部を設け、こ
の拡大係止部の内方位置にそれぞれ型枠受片を突
設し、さらに、この型枠受片より内方位置に鉄筋
を係合する挟着体を突設して形成した主杆を、上
下に所要間隔をおいて並列して、合成樹脂材より
なる連結杆により一体に結合して構成したので、 (1) 全体が合成樹脂製であるから、軽量で量産が
でき、安価に製作することができる。
(2) 型枠板の組付けは、主杆を型枠板の貫通孔に
挿入して型枠板と拡大係止部との間に二叉状ク
サビ杆を押し入れるだけの極めて簡易な作業で
行うことができるとともに、型枠板相互の間隔
は、型枠受片によつて確実、容易に保つことが
でき、また、型枠板の撤去も二叉状クサビ杆を
抜き取るだけで極めて容易である。
挿入して型枠板と拡大係止部との間に二叉状ク
サビ杆を押し入れるだけの極めて簡易な作業で
行うことができるとともに、型枠板相互の間隔
は、型枠受片によつて確実、容易に保つことが
でき、また、型枠板の撤去も二叉状クサビ杆を
抜き取るだけで極めて容易である。
(3) コンクリートの主筋の組付けが主杆或は主杆
と連結杆の結合部を用いて極めて容易にかつ確
実、強固に行える。
と連結杆の結合部を用いて極めて容易にかつ確
実、強固に行える。
(4) 合成樹脂製であるから、型枠撤去後コンクリ
ートより突出している主杆の端部をコンクリー
トの外側面から容易に折り取ることができ、し
かも、その折り取つた部分及びセパレータ全体
が腐蝕されることがなく、したがつて、セパレ
ータ部分からおきるコンクリート内の鉄筋の腐
蝕を完全に防止することができる。
ートより突出している主杆の端部をコンクリー
トの外側面から容易に折り取ることができ、し
かも、その折り取つた部分及びセパレータ全体
が腐蝕されることがなく、したがつて、セパレ
ータ部分からおきるコンクリート内の鉄筋の腐
蝕を完全に防止することができる。
等多くの利点があり、特に塩害を受けやすい場所
に構築するコンクリート構造物に適用する簡易型
枠用のセパレータとして大きな効果を発揮するも
のである。
に構築するコンクリート構造物に適用する簡易型
枠用のセパレータとして大きな効果を発揮するも
のである。
第1図は本考案セパレータの一実施例を示す斜
面図、第2図は同他の実施例を示す斜面図、第3
図は二叉状クサビ杆及びこれと主杆との結合状態
を示す斜面図、第4図は本考案セパレータによる
施工例を示す縦断面図、第5図は同一部横断平面
図、第6図は施工後のコンクリート構造物を示す
縦断面図である。 1……主杆、2……拡大係止部、3……型枠受
片、4……挟着体、5……連結杆、6……型枠
板、7……貫通孔、8……二叉状クサビ杆、9…
…杆体、10……主筋、11……コンクリート。
面図、第2図は同他の実施例を示す斜面図、第3
図は二叉状クサビ杆及びこれと主杆との結合状態
を示す斜面図、第4図は本考案セパレータによる
施工例を示す縦断面図、第5図は同一部横断平面
図、第6図は施工後のコンクリート構造物を示す
縦断面図である。 1……主杆、2……拡大係止部、3……型枠受
片、4……挟着体、5……連結杆、6……型枠
板、7……貫通孔、8……二叉状クサビ杆、9…
…杆体、10……主筋、11……コンクリート。
Claims (1)
- 合成樹脂材により、両端に拡大係止部を設け、
この拡大係止部の内方位置にそれぞれ型枠受片を
突設し、さらに、この型枠受片より内方位置に鉄
筋を係合する挟着体を突設して形成した主杆を、
上下に所要間隔をおいて並列して、合成樹脂材よ
りなる連結杆により一体に結合したことを特徴と
する、簡易型枠施工用のセパレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8084686U JPH0352384Y2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8084686U JPH0352384Y2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62193041U JPS62193041U (ja) | 1987-12-08 |
JPH0352384Y2 true JPH0352384Y2 (ja) | 1991-11-13 |
Family
ID=30932030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8084686U Expired JPH0352384Y2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0352384Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020143454A (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | センクシア株式会社 | 鉄筋結束具 |
-
1986
- 1986-05-28 JP JP8084686U patent/JPH0352384Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62193041U (ja) | 1987-12-08 |
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