JPH0412922Y2 - - Google Patents

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JPH0412922Y2
JPH0412922Y2 JP13254286U JP13254286U JPH0412922Y2 JP H0412922 Y2 JPH0412922 Y2 JP H0412922Y2 JP 13254286 U JP13254286 U JP 13254286U JP 13254286 U JP13254286 U JP 13254286U JP H0412922 Y2 JPH0412922 Y2 JP H0412922Y2
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substrate
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reinforcing rod
formwork
covering plate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンクリートの施工に用いる型枠板
に関するものである。
(従来の技術) 布基礎や法枠等の簡単なコンクリート構造物の
施工には、従来のベニヤ板やメタルフオームに代
つて、ダンボール等の紙板に防水、強化処理を施
した軽量、安価な紙型枠板が多く使われるように
なつてきた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、紙製の型枠板は、耐水、強化処理を施
しているといつても、木製や金属製の型枠板に比
べ強度が弱いので、型枠組みにあたつてはバタ材
等多くの補強材を使う必要があり、型枠施工が面
倒である等の欠点があるとともに、特に、周縁部
では運搬や施工作業中に損傷して使用できなくな
つたり、また、耐久性にも劣るといつた欠点があ
る。
本考案は、前記のような紙製型枠板の欠点を改
善し、ダンボール紙板を主体として軽量で強度と
耐久性に優れ、安価に製作することができる、布
基礎や法枠等の簡単なコンクリート構造物の施工
用として好適な型枠板を提供しようとするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の構成について、実施例に対応する第1
図、第2図を参照して説明すると、本考案は、耐
水強化処理を施したダンボール紙により形成した
基板1の一面側に、上下に間隔をおいて断面L形
の補強杆2,3を、その一辺部を基板1に接して
配設するとともに、前記基板1と同様のダンボー
ル紙による被覆板4を、基板1及び各補強杆2,
3の各面に被着して、補強杆2,3の突出辺部2
b,3bに沿つた突条体5,6を形成し、それら
突条体5,6にはその長手方向に間隔をおいて複
数のくさび挿通孔7,8を上下に貫通して設ける
とともに、このくさび挿通孔7,8と対応した位
置の基板1と被覆板4とを貫通してセパレータ挿
通孔9,10を設けたことを特徴とするものであ
る。
(実施例) 以下、本考案に係るコンクリート型枠板の実施
例について図面を参照して説明する。
第1図、第2図において、1はダンボール紙板
製の基板で、2枚の板紙1a,1aの間に紙製波
板芯材1bを挟んで接着した構造となつており、
一般には長方形状に形成されている。そして、こ
の基板1には耐水、強化処理が施されている。
基板1の一面側の上部と下部とには、断面L形
の鋼製或はプラスチツク製の補強杆2,3が、そ
れらの一辺部2a,3aを基板1に接して配設さ
れており、そのうちの上部補強杆2はその他辺部
である水平の突出辺部2bが一辺部2aの上に位
置するようにし、また、下部補強杆3は同じく突
出辺部3bが一辺部3aの下に位置するようにな
つている。
また、4は前記基板1の一面側に被着した被覆
板で、基板1と同様に、2枚の紙板4a,4aの
間に紙製波板芯材4bを挟んで接着したダンボー
ル紙板に耐水、強化処理が施されている。そし
て、この被覆板4は基板1の一面及び各補強杆
2,3の外面に接着剤等により被着され、各補強
板2,3の突出辺部2b,3bに沿つた突条体
5,6が形成されている。
前記の突条体5,6にはその長手方向に間隔を
おいて複数のくさび挿通孔7,7,8,8がそれ
ぞれ突出辺部2b,3bと被覆板4,4を上下に
貫通して設けられており、また、くさび挿通孔
7,7,8,8に対応した直下の位置には、それ
ぞれ接着した基板1と被覆板4とを水平方向に貫
通してセパレータ挿通孔9,9,10,10が設
けられている。このうち上部のセパレータ挿通孔
9,9は、上部補強杆2の一辺部2aを貫通して
いる。また、基板1と被覆板4とを接着した下縁
部に間隔をおいて空気抜き用の切欠11,11が
設けられている。
なお、図面の実施例では、基板1と被覆板4と
を一枚のダンボール紙板を二つ折りして形成して
いるが、基板1と被覆板とは別体に形成したもの
であつてもよい。また、下部補強杆3は、突出辺
部3bが一辺部3aの下に位置した形で配設され
ているが、この下部補強杆3も、上部補強杆2と
同じ向きで配設してもよい。その場合は、セパレ
ータ挿通孔10は下部補強杆3の一辺部3aを貫
通して形成されることになる。
次に、本考案型枠板を用いての施工例について
説明すると、第3図に示すように、一対の本考案
型枠板A、Aを所定の間隔をおいて対向させ、セ
パレータB及びクサビCを用いて互に結合させ
る。セパレータBは、横杆12,12と縦杆1
3,13とを井桁状に結合して形成されており、
横杆12の各両端部には、型枠板Aのセパレータ
挿通孔9,10より外方に突出する係合鉤部1
4,14が設けられ、その内方位置に型枠板Aの
内面に係接する係止片15,15が突設されてい
ることともに、横杆12,12の中間部には所要
の位置に鉄筋17を係合する挟着体16,16が
設けられている。
それで、一対の型枠板A、Aの間にセパレータ
Bを配置し、その横杆12,12の係合鉤部1
4,14を挿通孔9,10に通して、型枠板A、
Aを係止片15,15に受止めさせ、横杆12,
12の係合鉤部14,14と型枠板Aのクサビ挿
通孔9,9,10,10にクサビCを挿入させれ
ば、一対の型枠板A、Aは所定の間隔を保つて結
合されることになる。そして、型枠板A、A間に
鉄筋17,17を配してセパレータB、Bの各挟
着体16,16に係着させた後、型枠A、A間に
コンクリートDを打設するのである。打設したコ
ンクリートDの硬化後は、クサビCを抜き取り、
型枠板A、AをコンクリートDより剥離して除去
すれば、第4図に示すように、コンクリートDの
側面に横杆12,12の係合鉤部14,14が突
出した形の構造物が構築されることになる。そし
て、この突出した横杆12,12の係合鉤部1
4,4は必要に応じこれをハンマー等打撃を加え
てコンクリートDの端面部より折り取ることがで
きるのである。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の型枠板は、耐水
強化処理を施したダンボール紙により形成した基
板の一面側に、上下に間隔をおいて断面L形の補
強杆を、その一辺部を基板に接して配設するとと
もに、前記基板と同様のダンボール紙による被覆
板を、基板及び各補強杆の外面に被着して、補強
杆の突出辺部に沿つた突条体を形成し、それら突
条体にはその長手方向に間隔をおいて複数のくさ
び挿通孔を上下に貫通して設けるとともに、この
くさび挿通孔と対応した位置の基板と被覆板とを
貫通してセパレータ挿通孔を設けた構成としたの
で、 (1) 耐水、強化処理を施したダンボール紙板を主
体としているので、軽量で取扱い運搬が容易で
あるとともに、上部と下部とには補強杆が内在
されているので、型枠板としてコンクリートの
側圧に十分耐える強度と剛性とが得られる。
(2) 補強杆が内在されているため、従来型枠にお
けるような横バタや縦バタを特に使用する必要
がなく、型枠の構成が簡易化され、施工が能率
よく行える。
(3) 構造が簡単で材料費が安く、量産に適し、安
価に製作でき、使い捨てすることもできる。
等多くの利点を有し、法枠や布基礎等の簡易なコ
ンクリート構造物施工用の型枠板として好適なも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案型枠板の一実施例を示す縦断面
図、第2図は同正面図、第3図は同型枠板による
施工状態を示す縦断面図、第4図は施工したコン
クリート構造物を示す縦断面図である。 1……基板、2,3……補強杆、4……被覆
板、5,6……突条体、7,8……くさび挿通
孔、9,10……セパレータ挿通孔、11……切
欠、A……型枠板、B……セパレータ、C……く
さび、D……コンクリート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐水強化処理を施したダンボール紙により形成
    した基板の一面側に、上下に間隔をおいて断面L
    形の補強杆を、その一辺部を基板に接して配設す
    るとともに、前記基板と同様のダンボール紙によ
    る被覆板を、基板及び各補強杆の外面に被着し
    て、補強杆の突出辺部に沿つた突条体を形成し、
    それら突条体にはその長手方向に間隔をおいて複
    数のくさび挿通孔を上下に貫通して設けるととも
    に、このくさび挿通孔と対応した位置の基板と被
    覆板とを貫通してセパレータ挿通孔を設けたこと
    を特徴とする、コンクリート型枠板。
JP13254286U 1986-08-29 1986-08-29 Expired JPH0412922Y2 (ja)

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JP13254286U JPH0412922Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

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Publication Number Publication Date
JPS6340436U JPS6340436U (ja) 1988-03-16
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