JP3317378B2 - プラスチック製コンクリート型枠用滑り止め付パネル - Google Patents

プラスチック製コンクリート型枠用滑り止め付パネル

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    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G9/00Forming or shuttering elements for general use
    • E04G9/02Forming boards or similar elements
    • E04G2009/028Forming boards or similar elements with reinforcing ribs on the underside

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート打設に
より建築物の外壁等のコンクリート構造体を製造する際
に用いられるプラスチック製コンクリート型枠用パネル
に係り、詳しくは、保管、運搬時に積み重ねたとき不用
意に滑落することのないプラスチック製コンクリート型
枠用滑り止め付パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート打設の際に用いられ
る型枠用パネルは、一般に、面板の大きさが、600m
m×900mm、600mm×1500mm、あるいは
600mm×1800mm等の大きさの長方形状に形成
されており、これらのパネルを適宜組み立てて建物の外
壁枠として使用される。そして、一般には、ベニヤ合板
等の面板の四周及び内側を角材等の補強材で補強するこ
とによって形成された木製パネルが使用されているが、
前記木製パネルの他に金属製パネルや、近年では軽量で
取り扱いが簡便なプラスチック製パネルも使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プラスチック製パネル
は、木製パネルと異なり腐り難く、修繕に手間がかから
ないという利点がある上に、軽量でリサイクルが可能で
あり、耐久性に優れている。しかしながら、従来のプラ
スチック製パネルは、その材質の性質上滑り易いという
問題がある。滑りの問題は、手で持って運搬する際の滑
り、パネル同士を水平に積み重ねて保管する際のパネル
同士の滑り、パネルを他の物の上に置いたときの滑り、
複数枚積み重ねたパネルをクレーンで吊り上げるときの
滑りが考えられる。特に、積み重ねたときのパネル同士
の滑りや、他の物との滑りは荷崩れの原因となり危険を
伴うことになる。
【0004】
【発明の目的】この発明はかかる現況に鑑みてなされた
もので、パネル同士を積み重ねて保管する場合に滑りの
危険がないプラスチック製コンクリート型枠用滑り止め
付パネルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために次のような構成とした。即ち、この発明の
プラスチック製コンクリート型枠用滑り止め付パネル
は、面板の四周に側壁板を設けてなるプラスチック製コ
ンクリート型枠用パネルにおいて、面板のコンクリート
打設面とは反対側に側壁板よりも高く、水平面において
側壁板から僅に突出する滑り止め部材を配設したことを
特徴とする。前記滑り止め部材を円筒状に形成し、側壁
板内側に設けた補強リブと一体に形成した円筒状保持部
に先端部が側壁板から僅に突出するように埋設すること
ができる。また、前記滑り止め部材をシート状に形成
し、側壁板内側に設けた補強リブ上面に固着するか、側
壁板内側に設けた補強リブに拡幅部を形成し、前記拡幅
部に固着する構成としてもよい。また、シート状滑り止
め部材を側壁板内側に設けた補強リブに上面に凹部を有
する拡幅部を形成し、前記凹部に埋設するようにしても
よい。また、前記滑り止め部材を補強リブ、または補強
リブの拡幅部に塗布することにより形成することも可能
である。
【0006】
【作用】滑り止め部材は側壁板から僅に突出しているか
ら、水平に積み重ねたとき滑り止め部材に当接すること
になり、相互の滑りを防止するように働く。
【0007】
【実施例】以下に、図示する実施例に基づき詳細に説明
する。図1〜図4は実施例1を示し、図1は平面図、図
2は図1におけるA−A線断面図、図3は図1における
B−B線断面図、図4は拡大断面斜視図である。プラス
チック製コンクリート型枠用パネルは、長方形状の面板
1の長手方向の側端に側壁板3を立設し、短手方向の側
端に側壁板5を立設することにより面板1の四周を側壁
板で取り囲んだ盆状体となし、側壁板3、5の内側に
は、側壁板5を連結する長手方向の補強リブ7と、側壁
板3を連結する短手方向の補強リブ9が、それぞれ平行
に設けられている。長手方向の中央部の補強リブ7と補
強リブ9とは円筒リブ10を介して連結されており、前
記円筒リブ10の略中心部にはセパレーター挿通孔11
が穿設されている。円筒リブ10内では面板1の板厚が
他の部分よりも厚肉に形成されており、セパレーター挿
通孔11の周縁には環状凸部13が設けられている。こ
のように、円筒リブ10内の板厚を厚肉とし、さらに環
状凸部13を設けた場合には、面板1の補強になるとと
もに、木製パネルのベニヤ合板の板厚と略同じくするこ
とができ、木製パネルにおける標準セパレーターの使用
を可能とする。
【0008】次に、この発明の特徴である滑り止め部材
について説明する。円筒状滑り止め部材15は、外側に
位置する補強リブ7の両端部に設けた円筒状保持部17
に、水平面において先端部を側壁板3,5から僅に突出
するように埋設することによって取り付けられている。
前記円筒状滑り止め部材15は天然ゴム、合成ゴム、熱
可塑性エラストマーによるゴム状弾性体であって、図3
及び図4に示すように、中央部に透孔18を有する円筒
体に形成されている。中央部に透孔18を設けることに
よって円筒状保持部17への埋設が容易であるととも
に、滑り止め部材15上面が押圧されたときの逃げ代と
なるから上面を損傷させることがない。尚、上記実施例
では円筒状滑り止め部材15を埋設する円筒状保持部1
7は補強リブ7と一体に形成したが、補強リブ7の間、
あるいは補強リブ7と側壁板3の間等適宜の位置に形成
してもよい。
【0009】上記のように、円筒状滑り止め部材15を
設けた場合には、図5のように水平に積み重ねて保管す
るときに、面板1が側壁板3,5及び補強リブ7,9に
当接する前に円筒状滑り止め部材15に当接するから、
相互の滑りが防止され不容易に滑落することがない。
尚、上記実施例では、円筒状滑り止め部材15を面板1
の四隅近傍に設けたが、必要に応じてその取り付け位置
を変更し、数を増減することは可能である。
【0010】図6及び図7はこの発明の実施例2を示
し、シート状滑り止め部材19を補強リブ7上面に固着
した場合である。シート状滑り止め部材19は補強リブ
7の一部を拡幅部20となし、前記拡幅部20上面に固
着している。シート状滑り止め部材19の固着は、接
着、溶着等公知の方法により行うことができる。前記拡
幅部20は、成形時の変形を防止するために、補強リブ
7の幅(肉厚)方向よりも長さ方向に大きく形成するこ
とが望ましい。
【0011】図8はこの発明の実施例3を示し、シート
状滑り止め部材21を拡幅部23の上面に形成した凹部
25に埋設した場合である。シート状滑り止め部材21
は、上面部を拡幅部23から突出させ下端部を埋設して
いるから、例えば、手に持っている方を浮かせ、向こう
側の側端縁を滑らせながら積み重ねるような場合に、側
端縁がシート状滑り止め部材21に当接しても容易に剥
離しないという利点がある。この実施例においても、シ
ート状滑り止め部材21は接着、溶着等の公知の方法で
固着すればよい。
【0012】図9はこの発明の実施例4を示す。この実
施例は図8に示す実施例3のシート状滑り止め部材21
に代えて楕円形棒状滑り止め部材30を拡幅部31の上
面に形成した凹部33に埋設した場合を示す。棒状滑り
止め部材30とした場合には拡幅部31上面にはなだら
かに移行することになるから、下段のパネルに載せて上
段のパネルを滑らせながら積み重ねる場合にも滑りがス
ムーズであって剥離しないという利点がある。尚、棒状
滑り止め部材30は楕円形の他、円形、多角形であって
もよい。
【0013】尚、シート状滑り止め部材は、拡幅部を形
成して固着する場合に限定されるものではなく、補強リ
ブ7,9、あるいは側壁板3,5の上面に直接固着して
もよい。補強リブや側壁板に直接設ける場合には、ポリ
スチレンーポリブタジエンーポリスチレン共重合体、ポ
リスチレンーポリイソプレンーポリスチレン共重合体等
の熱可塑性ゴムを溶剤に溶かして塗布する方法を取るこ
とができる。また、上記いずれの実施例における滑り止
め部材の材質は滑り止め効果を奏するものであればどの
ようなものでも良く、通常、天然ゴムやブタジエンーア
クリロニトリル共重合体、エチレンープロピレン共重合
体、ウレタンゴム等の合成ゴム、熱可塑性エラストマー
を用いることができる。
【0014】図中、27は把手部である。把手部27
は、補強リブ7の面板1側をくり抜いて4本の指が挿入
できる透孔28を形成し、透孔28の周縁部に凸部29
による縁取りを設けることによって形成されている。把
手部27を形成することによって滑り安いプラスチック
製パネルであっても確実に保持することができ、持ち運
びや取り付け取り外しの作業を安全に行うことができ
る。
【0015】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、この発明
は側壁板の内側に側壁板から僅に突出する滑り止め部材
を配設したから、プラスチック製型枠用パネルにおいて
も保管、運搬時に不容易にずれたり、滑落することがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す平面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】部分拡大断面斜視図である。
【図5】パネルの積層状態の斜視図である。
【図6】他の実施例における断面斜視図である。
【図7】同じく部分拡大断面斜視図である。
【図8】他の実施例における部分拡大断面斜視図であ
る。
【図9】他の実施例における部分拡大断面斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 面板 3 側壁板 5 側壁板 7 補強リブ 9 補強リブ 10 円筒リブ 11 セパレーター挿通孔 13 環状凸部 15 円筒状滑り止め部材 17 円筒状保持部 19 シート状滑り止め部材 20 拡幅部 21 シート状滑り止め部材 23 拡幅部 25 凹部 30 棒状滑り止め部材 31 拡幅部 33 凹部
フロントページの続き (72)発明者 大塚 文夫 神奈川県足柄上郡開成町延沢1番地 株 式会社明治ゴム化成神奈川工場内 (72)発明者 丸山 則義 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 武井 吉一 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 小林 美亀雄 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 渡辺 茂雄 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 北野 紘司 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−157044(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 9/05 E04G 9/06 E04G 5/08 E04C 2/22 E04C 9/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面板の四周に側壁板を設けてなるプラス
    チック製コンクリート型枠用パネルにおいて、面板のコ
    ンクリート打設面とは反対側に側壁板よりも高く、水平
    面において側壁板から僅に突出する滑り止め部材を配設
    したことを特徴とするプラスチック製コンクリート型枠
    用滑り止め付パネル
  2. 【請求項2】 前記滑り止め部材を円筒状に形成し、側
    壁板内側に設けた補強リブと一体に形成した円筒状保持
    部に先端部が側壁板から僅に突出するように埋設したこ
    とを特徴とする請求項1記載のプラスチック製コンクリ
    ート型枠用滑り止め付パネル。
  3. 【請求項3】 前記滑り止め部材をシート状に形成し、
    側壁板内側に設けた補強リブ上面に固着したことを特徴
    とする請求項1記載のプラスチック製コンクリート型枠
    用滑り止め付パネル。
  4. 【請求項4】 前記滑り止め部材をシート状に形成し、
    側壁板内側に設けた補強リブに拡幅部を形成し、前記拡
    幅部に固着したことを特徴とする請求項1記載のプラス
    チック製コンクリート型枠用滑り止め付パネル。
  5. 【請求項5】 前記滑り止め部材をシート状に形成し、
    側壁板内側に設けた補強リブに上面に凹部を有する拡幅
    部を形成し、前記凹部に埋設したことを特徴とする請求
    項1記載のプラスチック製コンクリート型枠用滑り止め
    付パネル。
  6. 【請求項6】 前記滑り止め部材を補強リブ、または補
    強リブの拡幅部に塗布することにより形成したことを特
    徴とする請求項1記載のプラスチック製コンクリート型
    枠用滑り止め付パネル。
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KR101148185B1 (ko) * 2010-05-19 2012-05-23 (주)대우건설 플라스틱 발열패널 및 이를 이용한 벽체거푸집 설치구조

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