JP3344670B2 - コンクリート型枠用プラスチック製パネル - Google Patents

コンクリート型枠用プラスチック製パネル

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淳 牛尾
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則義 丸山
吉一 武井
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茂雄 渡辺
紘司 北野
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    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G9/00Forming or shuttering elements for general use
    • E04G9/02Forming boards or similar elements
    • E04G2009/028Forming boards or similar elements with reinforcing ribs on the underside

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート打設に
より建築物の外壁等のコンクリート構造体を製造する際
に用いられるプラスチック製パネルに係り、特に、持ち
運びや取り付け取り外しが容易であり、作業性に優れた
コンクリート型枠用プラスチック製パネルに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート打設の際に用いられ
る型枠用パネルは、一般に、ベニヤ合板等の面板の四周
及び内側を角材等の補強材で補強することによって形成
された木製パネルが使用されている。また、コンクリー
ト型枠用パネルには、前記木製パネルの他に金属製パネ
ルがあり、近年では軽量で取り扱いが簡便なプラスチッ
ク製パネルも使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】木製パネルは資源を浪
費し、自然環境を破壊することから、その使用が問題と
なっている。即ち、木製パネルはコンクリートが接触す
るパネル面に固化したコンクリート小片が多数固着する
から、コンクリート小片を削り落として繰り返して使用
する場合でも、パネル面の平滑さが無くなり、傷が着く
ので使用回数にも限度がある。一方、パネル面は熱帯材
を使用したベニヤ合板で作られており、熱帯材の伐採は
地球の温暖化防止、野性動物の保護等の面から世界的な
問題となっている。熱帯林の保護は地球環境・自然環境
を保全する上できわめて重要であると言われている。
【0004】そこで、木製パネルに代わり、金属製パネ
ル、プラスチック製パネルが使用されている。しかしな
がら、金属製パネルは耐久性においては優れているもの
の、錆易く、重くて運搬や、取り付け取り外しには多大
の労力を必要とする。また、プラスチック製パネルは、
木製パネルと異なり腐り難く、修繕に手間がかからない
上に、軽量でリサイクルが可能であり、耐久性も優れて
いる。しかしながら、従来のプラスチック製パネルには
次のような問題があった。即ち、図9に示すように、パ
ネルを取り外すときは、固化したコンクリートとパネル
面との間にバール等をこじ入れて剥した後、両側面を持
って引き離さなければならない。そのために、安定した
状態で保持することができず、また、コンクリート面に
対して平行に引き離すことができないために、セパレー
ターのねじ山などでパネルのセパレーター挿通孔を破損
させることがあった。
【0005】また、パネルを取り外すときには、バール
等をこじ入れて完全に引き剥がさなければコンクリート
面とパネルとの間に指を入れて保持することができな
い。バール等を無理にこじ入れるとパネル面を傷つける
ことがある。さらに、従来のパネルは上記いずれの構造
であっても、持ち運ぶときや、取り付け取り外しのとき
には、図10に示すように、両側面を保持しなければな
らないから不安定な状態で作業しなければならないとい
う問題がある。特に、プラスチック製パネルは滑り易い
から落下させる恐れがある。特に作業中に高所から落下
させると、パネル自体を破損させるばかりでなく、他の
作業者に当たれば大きな惨事を招く危険がある。
【0006】
【発明の目的】この発明は世界的に自然環境の保護が求
められている実情に鑑みて、省資源化の立場から従来の
プラスチック製パネルを改良することにより、確実に保
持することができ、持ち運びや、取り付け取り外しの作
業を安全に行うことができるコンクリート型枠用プラス
チック製パネルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明者らは、上記目
的を達成するために、この発明に係るコンクリート型枠
用プラスチック製パネルは、面板の四周に側壁板を設
け、内側に側壁板を連結する補強リブを設けてなるプラ
スチック製パネルにおいて、前記補強リブの面板側をく
り抜いて指を挿入できる透孔を形成し、前記透孔周辺部
に凸部による縁取りを形成して補強リブの部分を把手部
としたことを特徴とする。前記把手部は、面板を長方形
状に形成するとともに、面板の長手方向の補強リブに形
成してもよい。上記パネルを形成するプラスチックとし
ては、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリス
チレン(PS)、ポリカーボネート、ABS樹脂等を使
用することができる。そして、これらの樹脂は、単独で
またはガラス繊維などの補強材あるいはタルク等の充填
材とともに使用することができ、所望する曲げ強度、重
量等を考慮して十分なパネル強度が得られるように選択
される。
【0008】
【作用】把手部を形成したことにより、パネルを容易に
保持することができ、しかも安定した状態で保持するこ
とができるから、コンクリート面から平行に引き離すこ
とができる。また、手から滑って落下させることがない
から、作業を安全に行うことができる。さらに、把手部
を平行に設けた場合には、パネルの保持が一層容易にな
る。
【0009】
【実施例】以下に、実施例に基づき詳細に説明する。図
1〜図6はこの発明に係るプラスチック製パネルであっ
て、図1は平面図、図2は図1のA−A線における右半
分の断面図、図3は短手側の側面図、図4は図1のB−
B線断面図、図5は部分拡大斜視図、図6は図1のC−
C線断面図である。この発明に係るコンクリート型枠用
プラスチック製パネルは、長方形状の面板1の長手方向
の側端に側壁板3を立設し、短手方向の側端に側壁板5
を立設することにより面板1の四周を側壁板で取り囲ん
だ盆状体であって、側壁板3、5の内側には、側壁板5
を連結する長手方向の補強リブ7と、側壁板3を連結す
る短手方向の補強リブ9が、それぞれ平行に設けられて
いる。長手方向の中央部の補強リブ7と短手方向の補強
リブ9とは円筒リブ10を介して連結されており、前記
円筒リブ10の略中心部にはセパレーター挿通孔11が
穿設されている。円筒リブ10内では面板1の板厚が他
の部分よりも厚肉に形成されており、セパレーター挿通
孔11の周縁には環状凸部13が設けられている。この
ように、円筒リブ10内の板厚を厚肉とし、さらに環状
凸部13を設けた場合には、面板1の補強になるととも
に、木製パネルのベニヤ合板の板厚と略同じくすること
ができ、木製パネルにおける標準セパレーターの使用を
可能とする。
【0010】次に、この発明の特徴である把手部15に
ついて説明する。把手部15は、補強リブを利用し、中
央部の補強リブ7の両側の平行な補強リブ7の両端部に
それぞれ設けられている。即ち、把手部15は、円筒リ
ブ10の近傍において補強リブ7の面板1側をくり抜い
て4本の指を挿入できる透孔17を形成し、透孔17の
周縁部に凸部19による縁取りを設けることによって形
成されている。把手部15は、前記凸部19によって補
強されるとともに、持ち易くすることができる。前記堤
手部15を形成する位置及び数は任意に決定すればよ
く、例えば、長手方向の補強リブ7の中央部に形成して
もよい。
【0011】図7は短手方向の補強リブ9に把手部15
aを形成した第2実施例を示している。前記把手部15
aも補強リブ9の内側部、即ち、面板1側をくり抜いて
透孔17aを形成することによって補強リブ9の外側部
を把手部15aとしている。把手部15aにおいても透
孔17aの周縁部を凸部19によって縁取りすることが
望ましい。尚、前記把手部15aを短手方向の補強リブ
9のどの位置に、いくつ形成するかは任意に決定すれば
よく、また、上記把手部15と適宜組み合わせて形成し
てもよい。
【0012】図8は第3実施例を示し、前記実施例では
補強リブ7を利用して把手部15,15aを形成したの
に対して、この実施例では把手部を独立して形成した場
合を示している。即ち、把手部15bは、補強リブ7の
間に補強リブ7と平行に突設したもので、持ち易くする
ために断面円形状に形成されている。把手部15bはパ
ネルと一体に成形してもよく、また、パネルとは別途に
成形し接着等の方法により固着してもよい。尚、把手部
15bを補強リブ7の間に突設する場合には、手が入る
ように補強リブ7の間隔を十分明けることが必要であ
り、また、補強リブを一部切り欠いて、その切欠部分に
突設してもよい。また、上記実施例における把手部1
5,15aと把手部15bとを適宜組み合わせて設ける
ことも可能である。
【0013】さらに、上記プラスチック製パネルには、
図1〜図4及び図6に示すように、滑り止め材20が設
けられている。プラスチック製パネルは積み重ねたとき
滑り易いので落下する危険があるが、滑り止め材20に
よって相互の滑りが防止され安全に積み重ねておくこと
ができる。前記滑り止め材20は、ゴム状弾性体により
形成され、補強リブ7の両端部に設けた円筒状保持部2
1に先端部を僅に突出するように埋設されている。滑り
止め材20を補強リブ7、9及び側壁板3、5から僅に
突出させることによって、積み重ねたとき面板1は滑り
止め材20に当接するから、相互の滑りが防止され不容
易に滑落することがない。
【0014】また、側壁板3、5には、側壁板同士を突
き合わせた状態で固定する際に、クリップのピンを挿入
するクリップ用貫通孔25とクギ孔27が設けられてお
り、さらに、側壁板3、5の外面には、適宜の大きさの
凹部29が複数形成されている。前記凹部29は面板1
側で閉じており、補強リブの取り付け側において解放し
ている。側壁板3、5の外面を凹部29による凹凸面と
することによって面板1側の端縁が帯状のシール面30
となるから、外面を同一面とした場合に比してシール効
果を高めることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるプ
ラスチック製パネルには、把手部を設けたから確実に保
持することができ、持ち運びや、取り付け取り外しの作
業を安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のプラスチック製パネルの平面図で
ある。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】短手側の側面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】把手部を示す部分拡大断面斜視図である。
【図6】図1のC−C線断面図である。
【図7】把手部を短手方向の補強リブ9に形成した場合
の実施例を示す一部拡大斜視図である。
【図8】把手部の他の実施例を示す拡大斜視図である。
【図9】従来のパネルの取り外し状態を示す説明図であ
る。
【図10】従来のパネルの持ち運び状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 面板 3 側壁板 5 側壁板 7 補強リブ 9 補強リブ 10 円筒リブ 11 セパレーター挿通孔 13 環状凸部 15 把手部 15a 把手部 15b 把手部 17 透孔 19 凸部 20 滑り止め材 21 保持部 23 ゴム状弾性体 25 クリップ用貫通孔 27 クギ孔 29 凹部 30 シール面
フロントページの続き (72)発明者 大塚 文夫 神奈川県足柄上郡開成町延沢1番地 株 式会社明治ゴム化成神奈川工場内 (72)発明者 丸山 則義 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 武井 吉一 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 小林 美亀雄 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 渡辺 茂雄 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 北野 紘司 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 実開 平6−8601(JP,U) 実開 平5−40497(JP,U) 実公 昭41−13945(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 9/05 E04G 9/06 E04C 2/22 E04C 2/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面板の四周に側壁板を設け、内側に側壁
    板を連結する補強リブを設けてなるプラスチック製パネ
    ルにおいて、前記補強リブの面板側をくり抜いて指を挿
    入できる透孔を形成し、前記透孔周辺部に凸部による縁
    取りを形成して補強リブの部分を把手部としたことを特
    徴とするコンクリート型枠用プラスチック製パネル。
  2. 【請求項2】 面板を長方形状に形成するとともに、面
    板の長手方向の補強リブに把手部を形成したことを特徴
    とする請求項1記載のコンクリート型枠用プラスチック
    製パネル。
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