JP3226899B2 - パレット - Google Patents

パレット

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JP3226899B2
JP3226899B2 JP16338199A JP16338199A JP3226899B2 JP 3226899 B2 JP3226899 B2 JP 3226899B2 JP 16338199 A JP16338199 A JP 16338199A JP 16338199 A JP16338199 A JP 16338199A JP 3226899 B2 JP3226899 B2 JP 3226899B2
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定 峯
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、倉庫内等における
物品の荷役作業時や保管、トラック等による物品の輸送
作業時に好適なパレットに関する。
【0002】
【従来の技術】パレットとしては、従来より木製パレッ
トが多く使用されている。しかし、この木製パレット
は、樹種、板材の品質にバラツキがあるので一般的に耐
久性に乏しい。特に、倉庫内でフォークリフトのフォー
クをパレット差込み口に進入させるときに誤ってフォー
クを木製パレットに衝突させてしまう場合が多いので、
破損の頻度が高い。そして、破損した木製パレットを廃
却しようとしても、木枠どうしを結合している釘やボル
ト等の結合材を取り外さないと、分解した木枠を木材の
産業廃棄物として処理することができないので、廃却に
も多くの手間と時間がかかっているのが現状である。
【0003】また、衛生面、商品価値保護のためにパレ
ットを洗浄する場合にも、木製パレットでは耐水性、耐
薬品性に乏しい。さらには、木製パレットを野積み保管
する場合には、木枠の吸水水分が積載した物品の品質に
影響を及ぼすことがあるが、防水材を木製パレット全体
に塗布して吸水水分の対策を行うと、パレットのコスト
アップに繋がるおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、木製パレッ
トの他に、合成樹脂製パレットやアルミニウム合金製パ
レットのように軽量なパレットが普及してきており、こ
のように非木製で軽量のパレットを使用すると、洗浄の
際の耐水性、耐薬品性や、野積み保管の吸水水分による
物品への影響等はクリアすることができる。
【0005】しかし、従来の合成樹脂製パレットやアル
ミニウム合金製パレットも、フォークリフトのフォーク
が誤って衝突すると破損しやすく、耐久性の面で問題が
ある。しかも、それらパレットは、破損した枠材の一部
を交換できるような構造となっていないので、破損が大
きい場合には廃却しなければならない。その際、合成樹
脂性パレットを産業廃棄物として処理すると、高コスト
となるおそれがある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、洗浄の際の耐薬品性や、耐候性に優れ、一部が
破損しても簡単な修復により再利用を可能として近年の
環境問題に対応した高リサイクル性を満足することがで
きるパレットを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、互いに所定間隔をあけて
平行に配置した複数本の長尺な脚材と、これら脚材の長
手方向に直交する方向の上部に互いに所定間隔をあけて
固定した複数の桁材とを備え、前記脚材及び前記桁材を
非木製軽量部材により形成し、前記脚材は、幅方向に分
解可能な第1ユニット材及び第2ユニット材を備えた部
材であり、前記桁材は、前記第1ユニット材により構成
して前記脚材の上部に着脱自在に固定したパレットであ
る。
【0008】この発明によると、第1ユニット材をパレ
ットの基本構成材としており、例えば衝撃によって桁材
が破損しても、破損した桁材を取り外し、新たな桁材と
しての第1ユニット材を固定するだけでパレットの修復
が完了する。また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のパレットにおいて、脚材及び桁材を、アルミニウム
合金等の軽合金による押出し成形によって形成した。
【0009】この発明によると、衛生面、積載する物品
の商品価値保護のためにパレットを洗浄しても、パレッ
トの耐薬品性が向上する。また、耐候性にも優れたパレ
ットとなる。また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載のパレットにおいて、前記第1ユニット材及び
前記第2ユニット材は、前記第1ユニット材の長手方向
に形成した係合凹部に、前記第2ユニット材側に設けた
係合凸部が嵌まり込むことにより一体化されて前記脚材
を構成している。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載のパレットにおいて、前記第1ユニット材の係合凹部
は、長手方向に連続して形成した蟻溝である。また、請
求項5記載の発明は、請求項3記載のパレットにおい
て、前記第1ユニット材の係合凹部は、長手方向に連続
して形成したリップ溝である。また、請求項6記載の発
明は、請求項4又は5記載のパレットにおいて、前記第
2ユニット材側の係合凸部は、前記第1ユニット材の前
記係合凹部に対向して前記第2ユニット材の面から突出
している前記係合凹部と略同形状の凸部である。
【0011】また、請求項7記載の発明は、請求項4又
は5記載のパレットにおいて、前記第2ユニット材を、
前記第1ユニット材と同様に長手方向に連続して係合凹
部を形成した形状とするとともに、前記係合凸部を、前
記第1及び第2のユニット材の係合凹部の空間と略同形
状の凸部を一対設けてそれら係合凹部の両者に嵌まり込
む結合部材であること。
【0012】上記請求項3から請求項7までの発明によ
ると、第1ユニット材に設けた係合凹部と第2ユニット
材側に設けた係合凸部との嵌まり込みにより脚材を形成
することができるので、パレットの製作が簡単となって
製作コストが削減する。また、請求項5の発明のように
第1ユニット材の係合凹部を長手方向に連続して形成し
たリップ溝とすると、所定の剛性を有しながらリップ溝
の開口幅が大きい桁材を提供することができる。
【0013】この桁材を脚材に固定する方法として、例
えばリップ溝の底から脚材にビス等の固定部材を打ち込
む方法が考えられるが、前述したようにリップ溝の開口
幅が大きいので、固定部材を打ち込む工具の操作が容易
となる。また、請求項8記載の発明は、請求項1乃至7
の何れかに記載のパレットにおいて、前記第1ユニット
材を、その係合凹部を上方に向けて前記第2ユニット材
に固定し、前記係合凹部にその長手方向のみに移動可能
な移動駒を挿入し、当該移動駒に、結束バンドの端部と
連結したアタッチメントを着脱自在に固定し、前記桁材
上に積載した物品の上部に前記結束バンドを掛け渡し、
当該結束バンドを緊張することにより前記物品を前記桁
材上に固定した。
【0014】この発明によると、パレット上の物品をト
ラック等の輸送手段で輸送する際には、物品の荷崩れが
確実に防止される。また、請求項9記載の発明は、請求
項8記載のパレットにおいて、前記移動駒を挿入した前
記係合凹部の両端に、係合凹部からの移動駒の脱落を防
止するキャップを嵌合し、前記アタッチメントを使用し
ないときには、前記移動駒から取り外した前記アタチメ
ントを、前記係合凹部内に位置するように前記キャップ
に着脱自在に連結した。
【0015】この発明によると、使用していないアタッ
チメントや移動駒の紛失を確実に防止することができ
る。また、請求項10記載の発明は、請求項1乃至7の
何れかに記載のパレットにおいて、前記第1ユニット材
の係合凹部を上方に向けて前記第2ユニット材に固定
し、前記係合凹部にその長手方向に移動可能な移動駒を
挿入し、前記桁材上に積載した物品の隅部に複数の移動
駒を配置し、これら移動駒に、前記物品の隅部から立ち
上がるように複数本の支柱を着脱自在に固定し、隣合う
支柱の間に筋交いを配設して前記支柱及び筋交いにより
前記物品を固定した。
【0016】この発明によると、支柱及び筋交いで物品
の水平移動を確実に固定しているので、フョークリフト
等による物品を積載したパレットの昇降動作や移動が容
易となる。また、請求項11記載の発明は、請求項10
記載のパレットにおいて、前記支柱の下端側に、前記係
合凹部の開口周縁に面接触する鍔部を形成した。
【0017】この発明によると、鍔部が、移動駒及び支
柱の連結部に作用する曲げ応力等の外力を軽減してお
り、支柱の耐久性が向上する。ここで、支柱の高さを物
品より高くすると、支柱が二段目のパレットを下側から
支持することができ、倉庫等における物品の収納レイア
ウトの向上が図られる。さらに、請求項12記載の発明
は、請求項8乃至11の何れかに記載のパレットにおい
て、前記桁材を構成している第1ユニット材の係合凹部
に、ぎざぎざ面等の滑り防止面を上面に形成した滑り防
止部材を挿入し、前記桁材上に積載した物品の下面の一
部を、前記滑り防止部材の前記滑り防止面に面接触させ
るようにした。
【0018】この発明によると、パレットが振動して
も、桁材上に積載されている物品はその下面の一部に面
接触する滑り防止部材の滑り防止面との摩擦によって水
平移動が抑制され、パレットからの滑り落下が確実に防
止される。さらに、請求項13記載の発明は、請求項8
乃至12の何れかに記載のパレットにおいて、前記移動
駒の上面に、ぎざぎざ面等の滑り防止面を形成し、前記
桁材上に積載した物品の下面の一部を、前記移動駒の滑
り防止面に面接触させるようにした。
【0019】この発明によると、移動駒は、アタッチメ
ントや支柱をパレット上に固定する機能の他に、物品の
滑り落下を防止する機能も備える。さらにまた、請求項
14記載の発明は、請求項9乃至13の何れかに記載の
パレットにおいて、前記キャップの上面に、ぎざぎざ面
等の滑り防止面を形成し、前記桁材上に積載した物品の
下面の一部を、前記キャップの滑り防止面に面接触させ
るようにした。
【0020】この発明によると、キャップは、アタッチ
メントや移動駒を収納しておく機能の他に、物品の滑り
落下を防止する機能も備える。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパレットにつ
いて図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態の
パレット2、パレット2に積載されている物品4及び物
品4をパレット2に固定している締結機構6を示す図で
ある。パレット2は、互いに所定間隔をあけて平行に配
置した複数本の脚材8と、これら脚材8の長手方向に直
交する方向の上部に互いに所定間隔をあけて固定した複
数本の上部桁材10と、脚材8の長手方向に直交する方
向の下部に互いに所定間隔をあけて固定した複数本の下
部桁材12とで構成されている。
【0022】脚材8は、図2にも示すように、アルミニ
ウム合金による押し出し成形により形成した第1ユニッ
ト材14、第2ユニット材16及び結合部材18が互い
に嵌合することによって構成されている。すなわち、第
1ユニット材14は、長手方向に連続して蟻溝14aが
形成されている中空部材である。
【0023】また、第2ユニット材16も、第1ユニッ
ト材14と同一形状の外観及び前述した蟻溝14aと同
形状の蟻溝16aが形成されている中空部材である。ま
た、結合部材18は、第1ユニット材14の蟻溝14a
と略同一形状の蟻柄(ありほぞ)18aと、第2ユニッ
ト材16の蟻溝16aと略同一形状の蟻柄18bとが幅
方向に対称に長手方向に連続して形成されている部材で
ある。
【0024】そして、蟻溝14a及び蟻溝16aが対向
するように第1ユニット材14及び第2ユニット材16
の長手方向を当接し、ハンマーや油圧挿入装置を使用し
て第1ユニット材14及び第2ユニット材16の一端側
から結合部材18を蟻溝14a及び蟻溝16a内に圧入
することにより脚材8を形成する。また、複数本の上部
桁材10は、図1に示すように、第1ユニット材14に
より構成されており、蟻溝14aを上方に向けて脚材8
の長手方向に直交する方向に所定間隔をあけて配置され
ている。そして、図2に示すように、それらビス孔14
bを貫通したビス20を脚材8の第1ユニット材14及
び第2ユニット材16の上部に螺合することによって脚
材8上に固定されている。
【0025】さらに、複数本の下部桁材12も、図1に
示すように、第1ユニット材14により構成されてお
り、蟻溝14aを下方に向けて脚材8の長手方向に直交
する方向に所定間隔をあけて配置されている。そして、
ビス孔14bを貫通したビス20を脚材8の第1ユニッ
ト材14及び第2ユニット材16の下部に螺合すること
により脚材8の下部に固定されている。
【0026】また、図3に示すように、各上部桁材10
の蟻溝14aには、移動駒22が長手方向に移動自在に
配設されている。この移動駒22は、図4及び図5に示
すように、蟻溝14aのテーパ面に沿う傾斜面を外側に
有した外観四角錐台形状をなしており、その上面22a
に雌ねじ22bが形成されている。そして、この移動駒
22に、締結機構6のアタッチメント24が連結してい
る。
【0027】締結機構6は、移動駒22に連結している
複数のアタッチメント24と、各アタッチメント24に
端部が連結している締結バンド26とで構成されてい
る。アタッチメント24は、図6及び図7にも示すよう
に、移動駒22の雌ねじ22bに螺合可能な雄ねじ24
aと、この雄ねじ24aの上部にスパナ等の工具が係合
する工具係合部24bと、工具係合部24bの上部に締
結バンド26の端部を巻き込んで係止するリング係止部
24cとを備えている。
【0028】また、締結バンド26は可撓性を有する帯
状部材であり、両端部が所定のアタッチメント24のリ
ング係止部24cに係止されているとともに、締め付け
動作により物品4をパレット4に固定する締結部材26
aを備えている。ここで、本実施形態では、移動駒22
に4本のアタッチメント24が連結し、これらアタッチ
メント24に十字状に掛け渡した締結バンド26の端部
が係合して物品4をパレット4に固定しているが、使用
していない他のアタッチメント24は、図8に示すよう
に、蟻溝14aの両端部に嵌入して移動駒22の蟻溝1
4aからの脱落を防止しているキャップ28に連結して
蟻溝14a内に収納されている。
【0029】すなわち、キャップ28は、図9にも示す
ように、側面28aが蟻溝14aの横断面形状と同一の
台形状をなし、その側面28aに雌ねじ28bが形成さ
れており、使用していないアタッチメント24の雄ねじ
24aを雌ねじ28bに螺合した後に、蟻溝14aの両
端部に嵌入されている。ここで、キャップ28の材質と
しては、アルミニウム合金より軟らかく蟻溝14aの両
端部への着脱が容易な材質、例えば合成樹脂材である。
【0030】本実施形態によると、衛生面、物品4の商
品価値保護のためにパレット2を洗浄する場合であって
も、パレット2の構成部材である脚材8、上部桁材10
及び下部桁材12の全てがアルミニウム合金製なので、
耐薬品性に優れたパレットとなる。また、アルミニウム
合金製のパレット2は野積み保管しても吸湿水分の面で
物品4に影響を与えることが無く、耐候性にも優れたパ
レットとなる。
【0031】また、本実施形態のパレット2は、蟻溝1
4aを形成した中空部材(第1ユニット材14)を基本
ユニットとしているので、何らかの原因でパレット2の
一部が損傷しても、その損傷した第1ユニット材14を
取外し、新たな第1ユニット材14を固定するだけでパ
レット2の修復を完了することができる。すなわち、倉
庫内でフォークリフトのフォークをパレット2の脚8、
8間のフォーク差込み口に進入させる際に、最端部の上
部桁材10を破損したとすると、その破損した上部桁材
10を脚材8から取外し、新たな上部桁材10(第1ユ
ニット材材14)を脚材8に固定するだけで、パレット
2の修復が完了する。
【0032】このように、本実施形態のパレット2は、
一部が破損しても簡単な修復により再利用が可能なの
で、近年の環境問題に対応した高リサイクル性を満足す
ることができる。また、本実施形態のパレット2による
と、上部桁材10の蟻溝14a内に位置している移動駒
22を、パレット2上に積載した物品4の底面の近くま
で移動し、各移動駒22にアタッチメント24をねじ連
結し、物品4上に掛け渡した締結バンド26の端部をア
タッチメント24のリング係止部24cに係止し、締結
部材26aの締め付け動作により積載した物品4を固定
することができる。このように、アタッチメント24及
び締結バンド26を備えた締結機構6によりパレット2
上の物品4を簡単に、しかも確実に固定することができ
るので、若し、このパレット2上の物品4をトラック等
で輸送する際には、輸送効率が大幅に向上するととも
に、輸送時の物品4の荷崩れを確実に防止することがで
きる。
【0033】また、締結バンド26と連結せずに使用し
ていないアタッチメント24は、蟻溝14aの両端部に
嵌入して移動駒22の蟻溝14aからの脱落を防止して
いるキャップ28に連結して蟻溝14a内に収納されて
いるので、部品(アタッチメント24、移動駒22)の
紛失を確実に防止することができる。なお、本実施形態
では、第1ユニット材14及び第2ユニット材16が同
一形状の部材なので、上部桁材10を第2ユニット材1
6により構成しても同様の作用効果を得ることができ
る。また、本実施形態では、脚材8、上部桁材10、下
部桁材12を備えたパレット2について説明したが、下
部桁材12を備えていないパレットであっても、同様の
作用効果を得ることができる。
【0034】次に、図10及び図11は、本発明の第2
実施形態を示すものである。なお、図1から図9に示し
た構成と同一構成部分には、同一符号を付してその説明
を省略する。本実施形態では、先ず、上部桁材10の蟻
溝14a内の移動駒22を物品30の四隅に位置するよ
うに移動し、これら移動駒22に支持機構32の支柱3
4を連結する。
【0035】すなわち、支持機構32は、物品30の水
平移動を拘束する部材であり、、図10及び図11に示
すように、移動駒22に連結して上部桁材10から立ち
上がっている4本の支柱34と、隣接していない支柱3
4、34の上部間に連結している上部連結部材35と、
隣接する支柱34、34間に配設した筋交い36とで構
成されている。
【0036】支柱34は、中実四角柱の4面に長手方向
に連続する曲率溝34aを形成した支柱本体34bと、
支柱本体34bの下端に蟻溝14aの開口幅より大きな
寸法の矩形板として固着した鍔部34cと、鍔部34c
の下部に固着した雌ねじ34dと、支柱本体34dの上
端に形成されて上部連結部材35の端部が嵌まり込む係
合凹部34dとを備えた部材である。
【0037】また、上部連結部材35は、図10に示す
ように、互いに交差する2本の長尺部材により構成され
ており、端部に前記支柱の係合凹部34dに入り込む凸
部(図示せず)が下方に向けて形成されている。また、
筋交い36は、図10に示すように、2本の斜材36
a、36bの長手方向中央部が連結部36cを介して互
いに交差した部材であり、連結部36cは、斜材36
a、36bを所定の交差角度としたときに、その角度を
保持する固定機能を有している。そして、各斜材36
a、36bの端部は、前述した支柱34の曲率溝34a
と略同一の曲率を有する球面形状に形成されている。
【0038】上記構成によると、物品30の四隅に配置
した移動駒22の雄ねじ22bに各支柱34の雌ねじ3
4dを螺合していき、移動駒22が上方に移動して蟻溝
14aのテーパ面に当接し、鍔部34aが蟻溝14aの
開口周縁に当接した時点で、上部桁材10上に各支柱3
4が立ち上がる。そして、筋交い36の斜材36a、3
6bの端部間が隣接する支柱34、34の幅となるよう
に交差角度を調整した後に連結部36aで斜材36a、
36bを固定し、斜材36a、36bの下端部を支柱3
4の曲率溝34aに対応させて筋交い36全体を下方に
移動していき、隣接していない支柱34、34の上部間
を連結するように上部連結部材35を配設する。これに
より、物品30の四隅に支柱34が立ち上がり、これら
支柱34間に、上部連結部材35及び筋交い36が連結
することで物品30の水平移動を拘束する。
【0039】本実施形態によると、第1実施形態と同様
に、パレット2の耐水性、耐薬品性、耐候性の効果と、
一部が破損しても簡単な修復により再利用が可能なって
高リサイクル性を満足することができる効果を得ること
ができるとともに、例えば、倉庫内に物品30を納める
ためにフォークリフトでパレット2を昇降移動する場合
でも、支持機構32が物品30の水平移動を拘束してい
るので、常に安全に物品30を移動することができる。
【0040】また、上部桁材10から立ち上がる各支柱
34は、上部連結部材35及び筋交い36が連結するこ
とによって揺れや曲がりが確実に補強されているととも
に、各支柱34の鍔部34aと蟻溝14aの開口周縁と
が面接触状態で当接することにより、これらの雄ねじ3
4d及び移動駒22の雌ねじ22bに作用する曲げ応力
等の外力が軽減され、耐久性を有した支持機構32を提
供することができる。
【0041】なお、本実施形態では、支柱34の曲率溝
34aに、各斜材36の端部の球面形状が係合する形状
としたが、この構造に限定されるものではなく、他の係
合手段、例えば支柱の外周に鋭角に凹んだ凹溝を形成
し、各斜材36の端部に鋭角に突出した凸部を形成した
形状としてもよい。次に、図12は、本発明の第3実施
形態を示すものである。なお、本実施形態も、図1から
図9に示した第1実施形態と、図10及び図11に示し
た第2実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して
その説明を省略する。
【0042】本実施形態の支柱34は、支柱本体34b
の長さを部品40の高さより長く設定している。また、
物品40は、締結機構6によってパレット2に固定され
ている。そして、本実施形態では、一段目のパレット2
から立ち上がっている支柱34上に、2段目のパレット
2が載置されている。前述したように、各支柱34の鍔
部34aは蟻溝14aの開口周縁に面接触状態で当接し
ており、支柱34の横揺れが確実に防止されているの
で、支柱34で2段目のパレット2を確実に支持するこ
とができる。
【0043】このように、物品40に重量を加えず、安
定して物品40の複数段積み重ねを行うことができるの
で、倉庫等における物品40の収納レイアウトを向上さ
せることができる。なお、隣接する支柱34の間に、図
10で示した上部連結部材35や筋交い36を配設する
と、支柱34の横揺れや曲げ補強を行うことができる。
【0044】次に、図13に示すものは、パレットを構
成している他の実施形態の構成部材を示す図である。本
実施形態では、アルミニウム合金による押し出し成形に
より形成した第1ユニット材50、第2ユニット材5
2、結合部材54を、パレットの構成部材としている。
【0045】第1ユニット材50は、長手方向に連続し
てリップ溝50aを形成した中空部材である。また、第
2ユニット材52も、第1ユニット材50と同一形状の
外観及び前述したリップ溝50aと同形状のリップ溝5
2aを形成した中空部材である。また、結合部材54
は、第1ユニット材50のリップ溝50aと略同一形状
の矩形柄(くけいほぞ)54aと、第2ユニット材52
のリップ溝52aと略同一形状の矩形柄54bとが幅方
向に対称に長手方向に連続して形成されている横断面H
形の部材である。
【0046】そして、リップ溝50a及びリップ溝52
aが対向するように第1ユニット材50及び第2ユニッ
ト材52の長手方向を当接し、ハンマーや油圧挿入装置
を使用して第1ユニット材50及び第2ユニット材52
の一端側から結合部材54をリップ溝50a及びリップ
溝52aに圧入することにより、パレットの脚材を形成
する。
【0047】また、パレットの上部桁材は、第1ユニッ
ト材50により構成しており、固定前にリップ溝50a
の底面にビス孔を形成し、リップ溝50aを上方に向け
て脚材の長手方向に直交する方向に所定間隔をあけて配
置し、前記ビス孔を貫通したビスを脚材の第1ユニット
材50及び第2ユニット材52の上部に螺合して脚材上
に固定することによりパレットを形成する。なお、第2
ユニット材52は、第1ユニット材50と同一形状なの
で、上部桁材を第2ユニット材52により構成してもよ
い。
【0048】ここで、図示しないが、上部桁材50のリ
ップ溝50a内に配設する移動駒は、リップ溝50aの
形状に対応した直方体形状の部材とする。本実施形態に
よると、リップ溝50a(又はリップ溝52a)を形成
した中空部材(第1ユニット材50、第2ユニット材5
2)を基本ユニットとしているので、何らかの原因でパ
レットの一部が損傷しても、その損傷した第1ユニット
材50(又は、第2ユニット材52)を取外し、新たな
第1ユニット材50(又は、第2ユニット材52)を固
定するだけでパレットの修復を完了することができるの
で、高リサイクル性を満足することができる。
【0049】また、第1ユニット材50のリップ溝50
aの開口幅h1 、第2ユニット材52のリップ溝52a
の開口幅h2 は、第1実施形態で使用した第1ユニット
材14の蟻溝14aの開口幅と比較すると、剛性を変化
せずに大きな寸法とすることができる。すなわち、リッ
プ溝及び蟻溝の溝底の面積を同一にすると、蟻溝14a
の開口部は溝テーパ内面の縁部で形成されるので、必然
的に開口幅が狭くなってしまう。このように、リップ溝
50aの開口幅h1 (リップ溝52aの開口幅h2 )が
大きいことから、ビスを固定するためにリップ溝50
a、52aに挿入するドライバーの操作が容易となる。
しかも、隣接するビス孔の間隔も、蟻溝14aを形成し
た部材より大きな寸法に設定可能であり、それにより、
ビスの固定間隔が大きくなることから、上部桁材、下部
桁材と脚材との取り付け強度を増大させることができ
る。
【0050】さらに、他の実施形態と同様に、衛生面、
商品価値保護のためにパレットを洗浄する場合であって
もパレットの構成部材の全てがアルミニウム合金製なの
で、耐水性、耐薬品性に優れたパレットとなり、しか
も、耐候性にも優れたパレットとなる。また、図14に
示すものは、パレットを構成しているさらに他の実施形
態の構成部材を示す図である。
【0051】本実施形態では、アルミニウム合金による
押し出し成形により形成した第1ユニット材60、第2
ユニット材62をパレットの構成部材としている。第1
ユニット材60は、長手方向に連続して蟻溝60aを形
成した中空部材である。また、第2ユニット材62は、
第1ユニット材60の蟻溝60aと略同一形状の蟻柄6
2aが長手方向に連続して突出している部材である。
【0052】そして、第1ユニット材材60の蟻溝60
aの一端側からハンマーや油圧挿入装置を使用して第2
ユニット材56の蟻柄62aを圧入することによりパレ
ットの脚材を形成する。また、パレットの上部桁材は、
第1ユニット材60により構成しており、固定前に蟻6
0aの底面にビス孔を形成し、蟻溝60aを上方に向け
て脚材の長手方向に直交する方向に所定間隔をあけて配
置し、前記ビス孔を貫通したビスを脚材の第1ユニット
材60及び第2ユニット材62の上部に螺合して脚材上
に固定することによりパレットを形成する。
【0053】ここで、上部桁材60の蟻溝60a内に配
設する移動駒は、第1実施形態で示した移動駒22と同
一形状のものを使用する。本実施形態によると、リップ
溝60aを形成した中空部材(第1ユニット材60)を
基本ユニットとしているので、他の実施形態と同様に高
リサイクル性を満足することができる。
【0054】また、他の実施形態と同様に、衛生面、商
品価値保護のためにパレットを洗浄する場合であっても
パレットの構成部材の全てがアルミニウム合金製なの
で、耐水性、耐薬品性に優れたパレットとなり、しか
も、耐候性にも優れたパレットとなる。さらに、図15
及び図16は、移動駒に着脱自在に連結するアタッチメ
ントの他の実施形態を示すものである。
【0055】本実施形態のアタッチメント70は、締結
バンド26の端部を巻き込んで係止するリング係止部7
0aと、このリング係止部70aの下端から首部70b
を介して形成され、首部70bの厚みと同一寸法で矩形
板状に形成した係合片70cとを備えている。また、本
実施形態の移動駒72は、図17に示すように、蟻溝1
4aのテーパ面に沿う傾斜面を外側に有した外観四角錐
台形状をなしており、その上面に前記係合片70cの長
さt1 より長手方向が長く、係合片70cの幅tより僅
かに大きな幅のスロット72aが形成されている。この
スロット72aの深さは、前記首部70bの長さt3
略同一寸法に設定されており、このスロット72aの下
部に、前記係合片70cの長さより大きな直径のダボ穴
72bが形成されている部材である。
【0056】そして、移動駒72を蟻溝14aの所定位
置まで挿入した後、アタッチメント70の係合片70c
を、移動駒72のスロット72aを通過させてダボ穴7
2b内に位置し、アタッチメント70を略90度回す
と、図17に示すように、係合片70cの上面とリング
係止部70aの下面がスロット72aの周縁部を挟み込
むので、アタッチメント70が移動駒72に連結する。
また、アタッチメント70を外すときには、アタッチメ
ント70を略90度回し、係合片70cをスロット72
aを通過させて外部に移動する。
【0057】このように、本実施形態のアタッチメント
70及び移動駒72の構造とすることによって、アタッ
チメント70を僅かに回転するだけで移動駒72との脱
着をワンタッチ操作で簡単に行うことができる。なお、
図示しないが、図9で示したキャップ28とアタッチメ
ント24との連結構造も本実施形態のような構造にする
と、ワンタッチで着脱操作を行うことができる。
【0058】また、図11で示した支柱34と移動駒2
2の連結構造も、本実施形態のような構造とすると、ワ
ンタッチで着脱操作を行うことができる。なお、その際
には、支柱34の最下端にねじ部を形成しておき、支柱
34を略90度回したときに、移動駒のねじ部に螺合し
て連結するようにすると、支柱34及び移動駒22がさ
らに強固に連結する。
【0059】なお、移動駒22、72と、アタッチメン
ト24、70又は支柱34との連結は、ねじ締結や上記
構造の回転による連結に限るものではなく、簡単な操作
で着脱自在が可能であれば、他の構造を採用しても上述
した効果と同様のものを得ることができる。さらにま
た、図18及び図19は、パレット2に積載した物品4
の滑り落下を防止する滑り防止部材80を示すものであ
る。
【0060】本実施形態の滑り防止部材80は、弾性ゴ
ム又は合成樹脂を材料とし、図3で示した第1ユニット
材14の蟻溝14a内に嵌まり込むように傾斜面を外側
に有した横断面台形状の部材である。この滑り防止部材
80の上面には、幅方向に凹凸を繰り返し、長手方向に
凹部、凸部が連続しているぎざぎざ面80aが形成され
ている。
【0061】この滑り防止部材80を、図20に示すよ
うに第1ユニット材14の蟻溝14a内の所定位置まで
複数挿入し、パレット2に積載した物品4の下面にぎざ
ぎざ面80aが面接触するように配置すると、トラック
等による運搬中にパレット2が振動しても、物品4はぎ
ざぎざ面80aとの摩擦によって水平移動が抑制され、
パレット2からの物品4の滑り落下を確実に防止するこ
とができる。
【0062】なお、本実施形態の滑り防止部材80は、
第1ユニット材14の蟻溝14aに嵌まり込む形状とし
て横断面台形状に形成したが、図13の第1ユニット材
50のリップ溝50aに嵌まり込む滑り防止部材とする
場合には、横断面矩形状に形成する。また、本実施形態
のぎざぎざ面80aは、幅方向に凹凸を繰り返し、長手
方向に凹部、凸部が連続している形状としたが、物品4
との摩擦が十分に発生するものであれば、長手方向に凹
凸を繰り返し、幅方向に凹部、凸部が連続しているぎざ
ぎざ面形状であってもよく、さらには他の構造の滑り防
止面であってもよい。
【0063】そして、図4及び図5に示した移動駒20
の上面22に、ぎざぎざ面等の滑り防止面を形成する
と、アタッチメント24、70や支柱34をパレット2
上に固定する機能の他に、物品4の滑り落下を防止する
機能も備えた移動駒20を提供することができる。さら
にまた、図8で示したキャップ28の上面に、ぎざぎざ
面等の滑り防止面を形成すると、アタッチメント24、
70や移動駒22を収納しておく機能の他に、物品4の
滑り落下を防止する機能も備えたキャップ28を提供す
ることができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によると、第1ユニット材をパレットの基本構成材と
しており、例えば衝撃によって桁材が破損しても、破損
した桁材を取り外し、新たな桁材としての第1ユニット
材を固定するだけでパレットの修復が完了する。また、
脚材が損傷しても新たな第1ユニット材又は第2ユニッ
ト材に代えれば修復が完了する。したがって、近年の環
境問題に対応した高リサイクル性を満足させることがで
きる。
【0065】また、請求項2記載の発明によると、請求
項1記載の効果を得ることができるとともに、衛生面、
積載する物品の商品価値保護のためにパレットを洗浄し
てもパレットの耐薬品性が向上するとともに、耐候性に
も優れたパレットを提供することができる。また、請求
項3から請求項7までの発明によると、第1ユニット材
に設けた係合凹部と第2ユニット材側に設けた係合凸部
との嵌まり込みにより脚材を形成することができるの
で、パレットの製作が簡単となって製作コストを削減す
ることができる。
【0066】特に、請求項5の発明のように第1ユニッ
ト材の係合凹部を長手方向に連続して形成したリップ溝
とすると、所定の剛性を有しながらリップ溝の開口幅が
大きい桁材を提供することができる。この桁材を脚材に
固定する方法として、例えばリップ溝の底から脚材にビ
ス等の固定部材を打ち込む方法が考えられるが、前述し
たようにリップ溝の開口幅が大きいので、固定部材を打
ち込む工具の操作が容易となり、さらにパレットの製作
コストを削減するとができる。
【0067】また、請求項8記載の発明によると、パレ
ット上の物品をトラック等の輸送手段で輸送する際に
は、物品の荷崩れを確実に防止することができる。ま
た、請求項9記載の発明によると、使用していないアタ
ッチメントや移動駒の紛失を確実に防止することができ
る。さらに、請求項10記載の発明によると、支柱及び
筋交いで物品の水平移動を確実に固定しているので、フ
ョークリフト等による物品を積載したパレットの昇降動
作や移動を容易に行うことができる。
【0068】さらにまた、請求項11記載の発明による
と、鍔部が、移動駒及び支柱の連結部に作用する曲げ応
力等の外力を軽減しており、支柱の耐久性を向上させる
ことができる。また、支柱の高さを物品より高くする
と、支柱が二段目のパレットを下側から支持することが
でき、倉庫等における物品の収納レイアウトの向上を図
ることができる。
【0069】さらに、請求項12記載の発明によると、
パレットが振動しても、桁材上に積載されている物品は
その下面の一部に面接触する滑り防止部材の滑り防止面
との摩擦によって水平移動が抑制されてパレットからの
滑り落下が確実に防止される。さらに、請求項13記載
の発明によると、移動駒は、アタッチメントや支柱をパ
レット上に固定する機能の他に、物品の滑り落下を防止
する機能も備えることができる。
【0070】さらにまた、請求項14記載の発明による
と、キャップは、アタッチメントや移動駒を収納してお
く機能の他に、物品の滑り落下を防止する機能も備える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の物品を積載したパ
レットを示す斜視図である。
【図2】第1実施形態の脚部を示す図である。
【図3】第1実施形態の移動駒及びアタッチメントを示
す図である。
【図4】第1実施形態の移動駒を示す平面図である。
【図5】図4のV −V 線矢視図である。
【図6】第1実施形態のアタッチメントを示す正面図で
ある。
【図7】第1実施形態のアタッチメントを示す側面図で
ある。
【図8】第1実施形態において使用していない移動駒及
びアタッチメントを係合凹部内でキャップが収納してい
る状態を示す斜視図である。
【図9】第1実施形態のキャップ及びアタッチメントを
示す斜視図である。
【図10】本発明に係る第2実施形態の物品を積載した
パレットを示す斜視図である。
【図11】第2実施形態で使用する支柱を示す図であ
る。
【図12】2段重ねしたパレットを示す第3実施形態で
ある。
【図13】パレットを構成する他の実施形態の構成部材
を示す図である。
【図14】パレットを構成するさらに他の実施形態の構
成部材を示す図である。
【図15】本発明に係るアタッチメントの他の実施形態
を示す正面図である。
【図16】図15で示したアタッチメントの側面図であ
る。
【図17】図15で示したアタッチメントと移動駒の連
結状態を示す図である。
【図18】パレットに積載した物品4の滑り落下を防止
する滑り防止部材を示す平面図である。
【図19】図18のX −X 線矢視図である。
【図20】滑り防止部材を第1ユニット材の係合凹部に
挿入した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 パレット 4、30、40 物品 6 締結機構 8 脚材 10 上部桁材 12 下部桁材 14、50、60 第1ユニット材 14a、16a、60a 蟻溝(係合凹部) 16、52、62 第2ユニット材 18、54 結合部材 18a、18b、62a 蟻柄(係合凸部) 22、72 移動駒 22b 移動駒の雌ねじ 24、70 アタッチメント 24a アタッチメントの雄ねじ 26 締結バンド 28 キャップ 28a キャップの雌ねじ 32 支持機構 34 支柱 34c 鍔部 36 筋交い 50a、52a リップ溝(係合凹部) 54a、54b 矩形柄(係合凸部) 80 滑り防止部材 80a ぎざぎざ面(滑り防止面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 19/28 B65D 19/10

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに所定間隔をあけて平行に配置した
    複数本の長尺な脚材と、これら脚材の長手方向に直交す
    る方向の上部に互いに所定間隔をあけて固定した複数の
    桁材とを備え、前記脚材及び前記桁材を非木製軽量部材
    により形成し、前記脚材は、幅方向に分解可能な第1ユ
    ニット材及び第2ユニット材を備えた部材であり、前記
    桁材は、前記第1ユニット材により構成して前記脚材の
    上部、又は上部及び下部に着脱自在に固定したことを特
    徴とするパレット。
  2. 【請求項2】 前記脚材及び前記桁材を、アルミニウム
    合金等の軽合金による押出し成形によって形成したこと
    を特徴とする請求項1記載のパレット。
  3. 【請求項3】 前記第1ユニット材及び前記第2ユニッ
    ト材は、前記第1ユニット材の長手方向に形成した係合
    凹部に、前記第2ユニット材側に設けた係合凸部が嵌ま
    り込むことにより一体化されて前記脚材を構成している
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のパレット。
  4. 【請求項4】 前記第1ユニット材の係合凹部は、長手
    方向に連続して形成した蟻溝であることを特徴とする請
    求項3記載のパレット。
  5. 【請求項5】 前記第1ユニット材の係合凹部は、長手
    方向に連続して形成したリップ溝であることを特徴とす
    る請求項3記載のパレット。
  6. 【請求項6】 前記第2ユニット材側の係合凸部は、前
    記第1ユニット材の前記係合凹部に対向して前記第2ユ
    ニット材の面から突出している前記係合凹部と略同形状
    の凸部であることを特徴とする請求項4又は5記載のパ
    レット。
  7. 【請求項7】 前記第2ユニット材を、前記第1ユニッ
    ト材と同様に長手方向に連続して係合凹部を形成した形
    状とするとともに、前記係合凸部を、前記第1及び第2
    のユニット材の係合凹部の空間と略同形状の凸部を一対
    設けてそれら係合凹部の両者に嵌まり込む結合部材であ
    ることを特徴とする請求項4又は5記載のパレット。
  8. 【請求項8】 前記第1ユニット材を、その係合凹部を
    上方に向けて前記第2ユニット材に固定し、前記係合凹
    部にその長手方向のみに移動可能な移動駒を挿入し、当
    該移動駒に、結束バンドの端部と連結したアタッチメン
    トを着脱自在に固定し、前記桁材上に積載した物品の上
    部に前記結束バンドを掛け渡し、当該結束バンドを緊張
    することにより前記物品を前記桁材上に固定したことを
    特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のパレット。
  9. 【請求項9】 前記移動駒を挿入した前記係合凹部の両
    端に、係合凹部からの移動駒の脱落を防止するキャップ
    を嵌合し、前記アタッチメントを使用しないときには、
    前記移動駒から取り外した前記アタチメントを、前記係
    合凹部内に位置するように前記キャップに着脱自在に連
    結したことを特徴とする請求項8記載のパレット。
  10. 【請求項10】 前記第1ユニット材の係合凹部を上方
    に向けて前記第2ユニット材に固定し、前記係合凹部に
    その長手方向に移動可能な移動駒を挿入し、前記桁材上
    に積載した物品の隅部に複数の移動駒を配置し、これら
    移動駒に、前記物品の隅部から立ち上がるように複数本
    の支柱を着脱自在に固定し、隣合う支柱の間に筋交いを
    配設して前記支柱及び筋交いにより前記物品を固定した
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のパレ
    ット。
  11. 【請求項11】 前記支柱の下端側に、前記係合凹部の
    開口周縁に面接触する鍔部を形成したことを特徴とする
    請求項10記載のパレット。
  12. 【請求項12】 前記桁材を構成している第1ユニット
    材の係合凹部に、ぎざぎざ面等の滑り防止面を上面に形
    成した滑り防止部材を挿入し、前記桁材上に積載した物
    品の下面の一部を、前記滑り防止部材の前記滑り防止面
    に面接触させることを特徴とする請求項8乃至11の何
    れかに記載のパレット。
  13. 【請求項13】 前記移動駒の上面に、ぎざぎざ面等の
    滑り防止面を形成し、前記桁材上に積載した物品の下面
    の一部を、前記移動駒の滑り防止面に面接触させること
    を特徴とする請求項8乃至12の何れかに記載のパレッ
    ト。
  14. 【請求項14】 前記キャップの上面に、ぎざぎざ面等
    の滑り防止面を形成し、前記桁材上に積載した物品の下
    面の一部を、前記キャップの滑り防止面に面接触させる
    ことを特徴とする請求項9乃至13の何れかに記載のパ
    レット。
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