JPH0544282Y2 - - Google Patents

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JPH0544282Y2
JPH0544282Y2 JP1988128921U JP12892188U JPH0544282Y2 JP H0544282 Y2 JPH0544282 Y2 JP H0544282Y2 JP 1988128921 U JP1988128921 U JP 1988128921U JP 12892188 U JP12892188 U JP 12892188U JP H0544282 Y2 JPH0544282 Y2 JP H0544282Y2
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pallet
frame
deck
synthetic resin
protrusion
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JP1988128921U
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、例えばフオークリフトによる荷物運
搬用の合成樹脂製パレツトに関する。
従来の技術 周知のように、各種の荷物をフオークリフトに
より運搬移動するために用いられるパレツトとし
ては、従来から木枠を組み合わせてなる木製のも
のが多用されているが、斯かる木製パレツトは、
その材質上から重量の増加や耐久性の低下等の難
点がある。そこで、近時においてはロアデツキや
該ロアデツキ上に支柱を介して設けられたアツパ
デツキ全体を合成樹脂材で成形したものが提供さ
れている。そして、その形状や構造上種々な工夫
がなされており、上記アツパデツキの上面の外周
付近に枠体を設けて、積荷の落下等を防止するも
のがある。(例えば実公昭53−25335号公報参照)。
考案が解決しようとする課題 然し乍ら、上記従来の合成樹脂製パレツトにあ
つては、枠体を積荷落下防止の他、パレツト積み
重ね時において上側パレツトのロアデツキに有す
る嵌合孔に嵌合させるようになつているため、そ
の枠体の高さが自ずと制限され、極めて低位に形
成されている。したがつて、フオークリフトが急
発進、急回転等をした場合には、積荷が枠体を簡
単に乗り越えて落下する虞れがある。しかも、枠
体に上側のパレツトの嵌合孔を嵌合する構成で
は、積み重ね時の位置決め作業が煩雑になるばか
りか該嵌合孔を有さない他の合成樹脂製あるいは
木製パレツトとの安定した積み重ねが極めて困難
になる。
また、他の従来例として、実開昭49−140850号
公報に記載されたパレツトのように、アツパデツ
キの上面外周側に突起を設けるものも提供されて
はいるが、この突起は単に荷物の横ずれを防止す
るだけのものにすぎず、積み重ねられた上側のパ
レツトの安定化支持を全く得られず、不用意に突
起上を摺つて落下してしまう惧れがある。
課題を解決するための手段 本考案は、上記従来の合成樹脂製パレツトの実
情に鑑みて案出されたもので、とりわけ、アツパ
デツキの上面の外周縁全体に水平方向に突出する
突出部を設けると共に、該突出部の外周側上端に
前記枠体を立設し、かつ該枠体の上端長手方向に
複数の凸部を一体に設けると共に、該凸部と凸部
が設けられた枠体の連続した各内面上下方向に補
強リブを突設し、さらに前記枠体のコーナー部に
切欠部を設けたことを特徴としている。
作 用 上記構成の本考案によれば、アツパデツキ上面
に積載された荷物がフオークリフトの急発進、急
停止等でアツパデツキ上面上を滑り移動しても、
枠体及び凸部によつて確実に受け止められるた
め、パレツトからの不用意な落下等が防止され
る。しかも、突出部の外周側上端に枠体を立設し
たことにより、下側のパレツト上に別異のパレツ
トを積み重ねた際には、該枠体によつて上側のパ
レツトのロアデツキ外周面を外側から保持するた
め、下側パレツトに対する位置決めが容易かつ確
実になり、また積み重ね時の横方向のずれが防止
される。また、補強リブによつて枠体の剛性が高
められるため荷物が滑り移動して該枠体に衝突し
ても、枠体の破損等が防止されると共に、コーナ
ー部の切欠部によつて枠体のコーナー部に対する
集中応力が回避され、これによつても枠体の破損
が効果的に防止される。さらに、突出部により、
パレツトの起立姿勢が維持できず引き摺り移動を
抑制することが可能になる。また、たとえ引き摺
り移動させたとしても突出部の外側面が摺られる
だけで、パレツトの側面が地面に摺られることが
ないので、側面の摺り傷や側面に貼られた表示ラ
ベル等の破断が防止される。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
すなわち、本考案に係る合成樹脂製パレツト
は、第1〜第5図に示すように一般の規格木製パ
レツトと同一の面積を有する正方形のロアデツキ
1と、該ロアデツキ1の上部の4隅及びその4辺
と対角線上の各中央位置に立設された9本の中空
状支柱2a〜2iと、該支柱2a〜2iの上部に
設けられ、上面4が平坦に形成された正方形のア
ツパデツキ3とを備えており、上記支柱2a〜2
iは、上下に分割された略中央個所が溶着により
一体に結合されていると共に、互いに隣接する支
柱2a〜2h間にフオークリフトの各一対のフオ
ーク差込口5,5,6,6……が4方に形成され
ている。
上記ロアデツキ1は、第2図に示すように各支
柱2a〜2i間を連結する枠状の連結部位7A〜
Fと、該各連結部位7A〜Fに包囲された4つの
正方形空間部8……とからなり、上記連結部位7
A〜Fは、格子状を呈し、各縦横梁部材7a,7
b間に複数の矩形孔7c……が形成されている。
また、上記連結部位7A〜F中、第2図中横方向
中央の支柱2g,2i,2bを挾んだ図中横方向
の並行な三連の連結部位7A,7B,7Cは、パ
レツト移動用手押し台車の出し入れを容易にする
ために外側面をテーパ状に形成して上縁全体が略
台形に形成されている。更に、連結部位7A〜F
の所定個所には、パレツトと接地面あるいは積み
重ね時における下側パレツトとのすべりを防止す
る複数のゴム製グメロツト9……が嵌着されてい
る。更にまた、ロアデツキ1の図中縦方向の連結
部位7A〜F下面つまり図中左右の差込口6,
6,6,6が位置する連結部位7D,7D,7
F,7F及び縦方向中央の連結部位7E,7E下
面には、第4図に示すように細長い両側一対の切
欠溝10,10が形成されている。この切欠溝1
0,10は、積荷をアツパデツキ3上面に固定す
る固定用バンドを通して、該固定用バンドの接地
面との摩擦による切断を防止し、また自動倉庫で
の斯かるパレツト使用時における位置検出用に供
されるものである。
上記各支柱2a〜2iは、横断面略円形状を呈
しているが、各両端側の支柱2a,2c,2f,
2hは内周面がフオークの挿入案内性を良好にす
るために曲率半径を部分的に小さく設定して内方
へ僅かに膨出形成されており、また外側に位置す
る8本の各支柱2a〜2hの外側面は表示ラベル
等を貼付するため、あるいは文字等を刻印するた
めに平坦状に形成されている。尚、隣接する各支
柱2a〜2iの間隔巾は、第2図中縦方向側より
も横方向側の方が若干大きく設定され、したがつ
て差込口5,6……の開口面積が縦方向側6,6
よりも横方向側5,5の方が僅かに大きく形成さ
れている。
上記アツパデツキ3は、第1図、第5図に示す
ように上面4の上記ロアデツキ連結部位7A〜F
と対応する位置に同様な連結部位11が形成され
ており、この連結部位11は、縦横部材11a,
11bを有すると共に、矩形孔7c……と連通す
る複数の矩形状通孔11c……が上下に貫通形成
されている。また、上面4の外周縁全体には、第
1図〜第4図にも示すように各周辺長さをロアデ
ツキ1の各周辺長さよりも僅かに長く設定して上
面4の面積を拡大する突出部12が水平方向の沿
つて形成されている。そして、この突出部12
は、下面に複数の略三角形補強リブ13……が長
手方向へ等間隔に設けられていると共に、各コー
ナー部12aが円弧状に形成され、さらに上端周
方向に細長い板状の4つの枠体14……が垂直に
立設されている。この各枠体14……は、上端の
所定等間隔位置に夫々4つの凸部15……が一体
に形成されていると共に、上記コーナー部12a
……付近に切欠部14a……がコーナー部12a
に沿つて夫々形成されている。上記凸部15……
は、夫々略台形状に形成されて各枠体14……の
長手方向に沿つて延設されている。更に、上記枠
体14と凸部15の連続する内面には、第5図に
示すように複数の補強リブ17……が複数形成さ
れている。
尚、アツパデツキ3の所定位置には、上下端が
デツキボードを貫通した複数のすべり止め用のゴ
ム製グロメツト16……が設けられている。
したがつて、この実施例によれば、アツパデツ
キ3の上面4に載置された荷物の下端外周縁が枠
体14……によつて保持されるため、該荷物を安
定して支持することができ、アツパデツキ上面4
からの不用意な落下等が確実に防止される。ま
た、アツパデツキ3の上面4から水平に突出した
突出部12の外周側上端に枠体14を立設したた
め、パレツトの不使用時において各パレツトを積
み重ねて収納する際には、枠体14……によつて
同一形状の上側の合成樹脂製パレツトのロアデツ
キ1外周面が規制されて下側のパレツトに対する
位置決めが容易かつ確実に行われ、また積み重ね
時の横方向のずれが防止されるため安定した積み
重ねが可能となる。また、切欠部14a……によ
つて上側パレツトのロアデツキコーナー部1a…
…を吸収することができるので、コーナー部1a
……の直角な木製パレツトでも積み重ねが可能と
なる。また上側パレツトのロアデツキコーナー部
1a……が枠体14……の切欠部14a……端縁
に支持されるため、上記枠体14……による支持
と相俟つて積み重ね状態の安定化が一層向上す
る。
更に、枠体14……に凸部15……を形成した
ため、例えば荷物がアツパデツキ上面4を滑り移
動しても凸部15に衝突して受け止められるので
不用意な落下が確実に防止される。しかも、補強
リブ17……により枠体14……の剛性が向上
し、さらに上記切欠部14a……によつて荷物の
衝突による枠体14……コーナー部への集中応力
が回避されるため、該枠体14……の破損等が確
実に防止される。
また、突出部12のコーナー部12aを円弧状
に形成したため、パレツト同志の衝突時などにお
いて、コーナー部12aや相手パレツトに対する
集中的な衝撃力が緩和され両方のパレツトの亀裂
や破損等が防止される。
ところで、パレツト自体を他所へ移動する場
合、フオークリフトなどを利用せずに該パレツト
を立ててそのまま引き摺つて移動させることがあ
るが、この場合はパレツトの接地側側面に多くの
摺り傷が付いたり、コーナー部等が破損するばか
りか表示ラベル等が破断されてしまうといつた問
題がある。しかし、本実施例の合成樹脂製パレツ
トには、突出部12が形成されているため、パレ
ツトの起立姿勢が維持できず、引き摺り移動が困
難になり、またたとえ引き摺り移動を行つても、
突出部12によつてパレツト側面の地面との接触
が回避されるため、摺り傷や表示ラベル等の破断
等を確実に防止できる。
尚、アツパデツキ3の通孔11c……やロアデ
ツキ1の矩形孔7c……によつてアツパデツキ上
面4等に付着した雨水等をパレツト外部へ効果的
に排出できることは勿論のこと、縦横部材7a,
7b,11a,11bが下向きになつているため
排水効果を向上させることができる。また、上記
切欠部14aによつても上面4上の雨水等を速や
かに排出できる。
更に、各支柱2a〜2iを溶着によつて結合し
たため、嵌合による結合に比較してパレツト全体
の剛性が向上する。この結果差込口5,6……の
スパンを可及的に拡大することが可能となり、フ
オークリフトの両フオークリフトを大きく拡げる
ことができパレツトの安定した運搬作用が得ら
れ、また両フオークの拡縮操作が不要になる。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、本考案に係る合
成樹脂製パレツトによれば、枠体の凸部によつて
ロアデツキ上面の積載荷物の不用意な落下が確実
に防止できる。しかも、アツパデツキの上面から
水平に突出した突出部の外周側上端に枠体を立設
したことにより、パレツトの積み重ね時には、該
枠体によつて上側パレツトのロアデツキの外周面
を外側から保持するので、下側パレツトに対する
位置決めが容易かつ確実になり、またフオークリ
フトの急回転時などにも上側パレツトの安定化支
持が得られ、横方向のずれを防止できる。
また、コーナー部の切欠部によつて上側パレツ
トのロアデツキのコーナー部を吸収できるので、
コーナー部の直角な木製パレツトでも積み重ねが
可能になる。さらに、上側パレツトのロアデツキ
コーナー部が切欠部の対向端縁に支持されるの
で、上側パレツトの安定化支持が一層助長され
る。
更に、補強リブによる枠体及び凸部の剛性の向
上と共に、切欠部によつて枠体に対する荷物衝突
時のコーナー部への応力集中が回避されるため、
枠体や凸部の荷物の衝突時の破損等が効果的に防
止される。
また、突出部によつてパレツトの起立姿勢での
引き摺り移動を抑制できると共に、たとえ引き摺
り移動が行われても、パレツト側面の摺り傷の発
生や表示ラベルの破損等が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る合成樹脂製パレツトの一
実施例を示す平面図、第2図は同実施例の底面
図、第3図は第1図のX矢視図、第4図は第1図
のY矢視図、第5図は第1図の−線断面図で
ある。 1……ロアデツキ、2a〜2i……支柱、3…
…アツパデツキ、4……上面、12……突出部、
12a……コーナー部、14……枠体、14a…
…切欠部、15……凸部、17……補強リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロアデツキと、該ロアデツキの上部に支柱を介
    して設けられた荷物載置支持用のアツパデツキ
    と、該アツパデツキの上部に立設された枠体とを
    備えた合成樹脂製パレツトであつて、前記アツパ
    デツキの上面の外周縁全体に水平方向に突出する
    突出部を設けると共に、該突出部の外周側上端に
    前記枠体を立設し、かつ該枠体の上端長手方向に
    複数の凸部を一体に設けると共に、該凸部と凸部
    が設けられた枠体の連続した各内面上下方向に補
    強リブを突設し、さらに前記枠体のコーナー部に
    切欠部を設けたことを特徴とする合成樹脂製パレ
    ツト。
JP1988128921U 1988-09-30 1988-09-30 Expired - Lifetime JPH0544282Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6199179B2 (ja) * 2013-12-25 2017-09-20 三甲株式会社 パレット

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5239532A (en) * 1975-09-25 1977-03-26 Nippon Steel Corp Device for disposing of slag

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JPS5325335Y2 (ja) * 1973-04-05 1978-06-28

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JPS5239532A (en) * 1975-09-25 1977-03-26 Nippon Steel Corp Device for disposing of slag

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JPH0248541U (ja) 1990-04-04

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