JP3002665U - 建築用仮り止め部材 - Google Patents
建築用仮り止め部材Info
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- JP3002665U JP3002665U JP1994003219U JP321994U JP3002665U JP 3002665 U JP3002665 U JP 3002665U JP 1994003219 U JP1994003219 U JP 1994003219U JP 321994 U JP321994 U JP 321994U JP 3002665 U JP3002665 U JP 3002665U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】耐久性に優れ、建築部材間を支持する補強強度
を増加させるとともに、軽量化を図り且つ廉価に製造す
ることが可能な建築用仮り止め部材を提供すること。 【構成】仮り止め部材10は、隣接する建築部材に係止
されるプレート12a、12bと、前記プレート12a
とプレート12bとを連結する長尺なパイプ14と、前
記プレート12a、12bの夫々に設けられ、建築部材
に係止された該プレート12a、12bを取り外すため
の突起部18、18が設けられた小板16a、16bと
を備える。前記プレート12a、12b、パイプ14お
よび小板16a、16bは金属製の材料で形成される。
を増加させるとともに、軽量化を図り且つ廉価に製造す
ることが可能な建築用仮り止め部材を提供すること。 【構成】仮り止め部材10は、隣接する建築部材に係止
されるプレート12a、12bと、前記プレート12a
とプレート12bとを連結する長尺なパイプ14と、前
記プレート12a、12bの夫々に設けられ、建築部材
に係止された該プレート12a、12bを取り外すため
の突起部18、18が設けられた小板16a、16bと
を備える。前記プレート12a、12b、パイプ14お
よび小板16a、16bは金属製の材料で形成される。
Description
【0001】
本考案は、建築物に用いられ、所定の建築部材間の結合状態を支持し、且つ補 強するために仮り止めし、作業が終了した後、前記所定の建築部材から取り外さ れる建築用仮り止め部材に関する。
【0002】
木造家屋等の建築物を建築する際、土台を構成する基礎の上に複数の柱を組み 付けて結合することにより、木造家屋の骨組みが形成される。ここで、例えば、 土台上に複数本の柱を建てて支持する際、立設する柱間の対角線方向に互いに板 材を傾斜させ、釘を打ちつけて前記板材を仮り止めすることにより、柱間におけ る結合状態を支持し、且つ補強することが行われている。前記仮り止め用の板材 は平板状で且つ長尺な木材で形成され、建築工程が進行して屋根等ができ、前記 柱間の結合状態が強固になった時、バール等を用い釘を引き抜いて取り外される 。
【0003】
ところで、前記従来技術に係る仮り止め用の板材を用いた場合、釘によって仮 り止めされた板材を柱から取り外す際に、該板材にひび割れ等の損傷を与えるこ とがあり、このため、再使用することが困難となり不経済であるという不都合が ある。
【0004】 また、前記板材の材料は木材であることから、再使用することができる期間が 短く、また、柱間の結合状態を支持し、且つ補強する強度もそれほど強くはない という不都合がある。
【0005】 本考案は、前記の不都合を克服するためになされたものであり、耐久性に優れ 、建築部材間を支持する補強強度を増加させるとともに、軽量化を図り且つ廉価 に製造することが可能な建築用仮り止め部材を提供することを目的とする。
【0006】
前記の目的を達成するために、本考案は、建築物に用いられ、所定の建築部材 間の結合状態を支持し、且つ補強するための仮り止め部材であって、 一方の建築部材に係止される第1プレートと、 他方の建築部材に係止される第2プレートと、 一端部に前記第1プレートが連結され、他端部に前記第2プレートが連結され る長尺なパイプと、 前記第1、第2プレートの夫々に設けられ、建築部材に係止された前記第1、 第2プレートを取り外す取り外し手段と、 を備え、少なくとも前記第1、第2プレート、およびパイプは金属製の材料で 形成されることを特徴とする。
【0007】
上記の本考案に係る建築用仮り止め部材では、例えば、一組の建築用仮り止め 部材を対向する建築部材間の対角線方向に相互に傾斜させ、第1と第2プレート を夫々の建築部材に係止する。従って、対向する一対の建築部材は、筋交状に配 設されたパイプによって支持される。
【0008】 また、前記のように支持された建築用仮り止め部材を建築部材から取り外す場 合には、例えば、バール等の先端部を突起部と建築部材との間に割り込ませて引 き起こすことにより、第1と第2プレートの建築部材に対する係止状態が解除さ れ、建築用仮り止め部材が建築部材から簡便に取り外される。
【0009】
次に、本考案に係る建築用仮り止め部材について好適な実施例を挙げ、添付の 図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0010】 図1は、本考案の実施例に係る仮り止め部材を示す斜視図である。
【0011】 この仮り止め部材10は、略長方形状に形成された一対のプレート12a、1 2bと、溶接等の手段によりプレート12a、12bの夫々の端部に固着された 長尺なパイプ14と、前記パイプ14の長手方向と略直交する方向に沿って夫々 のプレート12a、12bに固着された一対の小板16a、16bとから構成さ れる。各プレート12a、12bに固着された小板16a、16bは、該プレー ト12a、12bの長辺から外方に向かって所定の長さだけ突出する一対の突起 部18、18を有する。また、各プレート12a、12bには、所定間隔離間し て一対の略円形状の孔部20a、20bが画成される。前記孔部20a、20b は釘孔として機能するものである。
【0012】 前記一対のプレート12a、12b、パイプ14および一対の小板16a、1 6bは、例えば、鉄等の金属製の材料またはアルミニウム等の軽金属で形成され る。
【0013】 本考案の実施例に係る仮り止め部材10は、基本的には以上のように構成され るものであり、次にその作用並びに効果について説明する。
【0014】 例えば、木造家屋を建築する際、相互に対向して立設する一対の柱を仮り止め して保持するために使用する場合を例にして説明する。
【0015】 図2に示すように、相互に対向するように組み付けられた一方の柱22の上部 側にプレート12a(12b)に画成された孔部20a、20bを介して釘を打 ち込んで該プレート12a(12b)を係止し、同様にして、他方の柱24の下 部側にプレート12b(12a)を係止する。
【0016】 さらに、前記仮り止め部材10と略同一に構成された他の仮り止め部材10a のプレート12a(12b)を前記柱24の上部側に釘止めし、他方のプレート 12b(12a)を前記柱22の下部側に釘止めする。従って、前記一組の仮り 止め部材10、10aは互いに筋交状となるように柱22、24間に配設される 。
【0017】 従って、相互に対向して立設する一対の柱22、24は、一対の仮り止め部材 10、10aを介してその組み付け状態が支持される。この場合、前記仮り止め 部材10、10aは、金属等の強固な材料等で形成されるため、従来技術に係る 木製の板材と比較してその支持強度並びに補強強度が増大する。
【0018】 次に、前記柱22、24間に係止された仮り止め部材10、10aを取り外す 場合について説明する。
【0019】 図3に示されるように、バール26の先端部28を小板16a(16b)の突 起部18と柱22との間の間隙に割り込ませ、てこの原理にしたがってバール2 6を矢印に沿って変位させることにより、釘30によって係止された各プレート 12a(12b)を柱22から取り外すことができる。この場合、各小板16a (16b)の外方に突出する一対の突起部18、18は、パイプ14の軸線に直 交する方向に対向して設けられており、作業者はバール26を割り込ませる突起 部18(18)を選択して簡便に取り外すことができる。
【0020】 また、前記のように、取り外す際に、バール26の荷重が付加される小板16 a(16b)が金属製の材料で形成されているため、仮り止め部材10(10a )に損傷を与えることなく取り外すことができる。従って、本実施例に係る仮り 止め部材10(10a)は、従来技術に係る木製の板材と異なり、永年にわたっ て再使用することができ耐久性に優れる。
【0021】 さらに、本実施例に係る仮り止め部材10(10a)では、簡単な機構によっ て構成されることから、木製の板材と比較して軽量化を図ることができるととも に、廉価に製造することが可能である。
【0022】
本考案に係る建築用仮り止め部材によれば、以下の効果が得られる。
【0023】 すなわち、金属製の材料で形成することにより、耐久性に優れ、且つ建築部材 を支持する強度を増大させることができる。
【0024】 また、取り外し手段を設けることにより、建築部材に係止された仮り止め部材 を簡便に取り外すことができる。
【0025】 さらに、簡単な機構によって構成されることから、従来技術に係る木製の板材 と比較して軽量化を図ることができるとともに、廉価に製造することができる。
【図1】本考案の実施例に係る仮り止め部材を示す斜視
図である。
図である。
【図2】図1に示す仮り止め部材を用いて立設する柱を
支持する状態を示す斜視図である。
支持する状態を示す斜視図である。
【図3】柱に仮り止めされた仮り止め部材を取り外す状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
10、10a…仮り止め部材 12a、12b
…プレート 14…パイプ 16a、16b
…小板 18…突起部 20a、20b
…孔部 22、24…柱 26…バール
…プレート 14…パイプ 16a、16b
…小板 18…突起部 20a、20b
…孔部 22、24…柱 26…バール
Claims (2)
- 【請求項1】建築物に用いられ、所定の建築部材間の結
合状態を支持し、且つ補強するための仮り止め部材であ
って、 一方の建築部材に係止される第1プレートと、 他方の建築部材に係止される第2プレートと、 一端部に前記第1プレートが連結され、他端部に前記第
2プレートが連結される長尺なパイプと、 前記第1、第2プレートの夫々に設けられ、建築部材に
係止された前記第1、第2プレートを取り外す取り外し
手段と、 を備え、少なくとも前記第1、第2プレート、およびパ
イプは金属製の材料で形成されることを特徴とする建築
用仮り止め部材。 - 【請求項2】請求項1記載の建築用仮り止め部材におい
て、前記取り外し手段は、第1、第2プレートの平面部
に固着され、パイプの長手方向と略直交する方向に突出
する金属製の突起部であることを特徴とする建築用仮り
止め部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994003219U JP3002665U (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 建築用仮り止め部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994003219U JP3002665U (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 建築用仮り止め部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3002665U true JP3002665U (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=43138627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994003219U Expired - Lifetime JP3002665U (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 建築用仮り止め部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3002665U (ja) |
-
1994
- 1994-04-01 JP JP1994003219U patent/JP3002665U/ja not_active Expired - Lifetime
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