JPH0352354B2 - - Google Patents
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- JPH0352354B2 JPH0352354B2 JP19766583A JP19766583A JPH0352354B2 JP H0352354 B2 JPH0352354 B2 JP H0352354B2 JP 19766583 A JP19766583 A JP 19766583A JP 19766583 A JP19766583 A JP 19766583A JP H0352354 B2 JPH0352354 B2 JP H0352354B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N1/00—Printing plates or foils; Materials therefor
- B41N1/24—Stencils; Stencil materials; Carriers therefor
- B41N1/241—Stencils; Stencil materials; Carriers therefor characterised by the adhesive means
Landscapes
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Description
本発明は赤外線照射等によつて、原稿の文字や
図形のとおりの字画を穿孔して、輪転機、騰写版
等孔版印刷用の原版を作成するための感熱性孔版
印刷用原紙の製造方法に関するものである。 所定の文字、図形等を書いた原稿を、フイルム
と紙等の支持体との積層で成る感熱性孔版印刷用
原紙に重ね合わせて、これに赤外線等を照射する
ならば、感熱性孔版印刷用原紙のうち、原稿の文
字、図形に合わさつた部分は、よく光を吸収し発
熱しやすく、したがつて、その部分のフイルムが
当該発熱によつて溶融穿孔される。この方法によ
つて、輪転機あるいは騰写版等孔版印刷用の原版
が作成されている。 ところで、フイルムと紙等支持体との積層で成
る感熱性孔版印刷用原紙のフイルム側に、熱によ
つて所望の文字、図形等と同じ字画の穿孔を施す
場合には、その穿孔字画の鮮明度、つまり字画ど
おりのシヤープな穿孔が現出されるかどうかが大
きな問題である。 すなわち、この穿孔文字あるいは穿孔図形等が
原稿の文字、図形のとおり鮮明に現われていなけ
れば、これを原版とした孔版印刷によつて得られ
る印刷文字、図形等は不鮮明となり、印刷物とし
ての価値がなくなる。 これら、穿孔字画の不良の原因の一つに感熱性
孔版印刷用原紙のフイルム面の平滑度が上げられ
る。すなわち、感熱性孔版印刷用原紙の使用にあ
つては、所定の文字、図形等を書いた原稿を感熱
性孔版印刷用原紙のフイルム面に重ね合わせて、
その支持体側から赤外線照射等を行つて、そのフ
イルムに原稿の字画と同じ穿孔を施すのである
が、この場合に感熱性孔版印刷用原紙のフイルム
面と原稿面との密着性の良し悪しが穿孔字画の鮮
明度に大きく影響することがすでに知られてい
る。このため、重ね合わされた原稿と感熱性孔版
印刷用原紙の上から押圧を加える方法が穿孔装置
において採用されている。この押圧は1Kg/cm2に
達するものもある。一方、この密着性は感熱性孔
版印刷用原紙を構成するフイルムの表面平滑度に
よつて左右されるものであり、このフイルム面の
平滑度は感熱性孔版印刷用原紙の製造工程、すな
わち支持体とフイルムとの貼り合わせの方法と条
件とによつて、その良否が決る場合が多い。 本発明者達は、支持体とフイルムとの貼り合わ
せの方法を改良することによつてフイルム面の平
滑度の優れた感熱性孔版印刷用原紙の提供に成功
したものである。 本発明は、加熱によつて穿孔するフイルムと、
該フイルムの穿孔加熱温度では実質的に変化せ
ず、インキ透過性に優れた支持体とを適当な接着
剤を用いて貼合するに際してフイルムと支持体と
の積層体をフイルム面を鏡面ロールに密着させな
がら移動せしめ、この間においてフイルムと支持
体との貼合ならびにフイルム面の平滑化を完了す
ることを特徴とする感熱性孔版印刷用原紙の製造
方法を提供するものである。 すなわち、本発明では支持体とフイルムとの貼
り合せに際して、フイルムを鏡面ロールに密着さ
せながら通過せしめ、該フイルムが鏡面ロールを
密着通過する時点において、フイルムに対し支持
体を供給して、そこで重ね合わせ、貼合するとい
う新規な方法によつてフイルム面の平滑度の高い
感熱性孔版印刷用原紙を製造することができるの
である。この場合、鏡面ロールを通過せしめるに
先立つて、フイルム片面に接着剤を塗布してお
き、非接着剤面を鏡面ロールに密着させ、接着剤
塗布面に対して支持体を供給するものである。 さらにまた本発明では、フイルムと支持体との
重ね合わせ時においては、これをロールで加圧す
る等の加圧方式はとらず、フイルムおよび支持体
にかかるテンシヨンの働きによつて貼合を完結せ
しめるものである。重ね合わせ時において、ロー
ルで加圧する等外圧を加えるならば、支持体の有
する粗面がフイルム面に転写され、鏡面ロールに
密着せしめたことによる鏡面効果が損われてしま
い、優れたフイルム平滑面を有する感熱性孔版印
刷用原紙は得られないのである。 本発明におけるテンシヨンは、フイルムおよび
支持体の物性(伸び、引つぱり等)に応じて、そ
の強弱を調整する必要があるが、云うまでもなく
これが過大であればカールや縦皺が発生する。 上述のごとく、加えるテンシヨンはフイルムお
よび支持体の物性に応じて設定されなければなら
ないが、一般的には0.5Kg〜12Kgのテンシヨン範
囲によつて良好な貼合とフイルム面の平滑化が可
能である。 本発明は、上述のとおり、無加圧下におけるテ
ンシヨン効果および鏡面ロールへの密着効果とに
より、フイルムと支持体との重合体が鏡面ロール
に密着移動中において、ハイスピードでしかも皺
(例えばフイルム面でのこまかい皺)を発生させ
ることなく、接着、乾燥、鏡面仕上を同時に完了
するものである。 したがつて、鏡面ロールは重要であつて、一般
的に直径0.5m以上で、クロームメツキ等の通常
行われている鏡面仕上げのされたものが好まし
い。 また、この鏡面ロールは、これを50〜100℃程
度に加熱することが好ましく、この加熱によつて
フイルム面の平滑化並びにフイルムと支持体との
接着を促進し、かつこれらを完壁なものとするの
である。 次に本発明の方法を実施する装置の一例を示し
た図面に従つて、本発明をさらに詳しく説明す
る。 図面は、本発明の感熱性孔版印刷用原紙の製造
工程を例示したものである。すなわち、送り出し
たフイルム1を、ガイドロールを経て接着剤溶液
8に浸漬しながら回転する接着剤塗工ロール3に
接触させて接着剤を塗工し、これをワイヤバー9
にて付着量を調整して当該フイルム1の接着剤非
塗工面の鏡面ロール4への接触を開始すると同時
に、支持体2を供給してフイルム1に重ね合わせ
両者を重ね合わせた状態で、テンシヨンをかけな
がら、熱風乾燥装置5から送られる熱風のもとで
鏡面ロール4に密着移動させてフイルム1と支持
体2との接着並びにフイルム1面の平滑化を皺、
カール等の発生なくハイスピードで完了し、次い
で、冷却ロール6を通して巻取り部7に巻取るの
である。 本発明の方法は、通常の感熱性孔版印刷用原紙
の構成素材として用いられている全てのフイルム
素材、および支持体素材を当然に対象とするもの
である。 フイルム素材としては、例えばポリエステル、
塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体フイルム、
プロピレン−エチレン共重合体フイルム、ポリプ
ロピレン樹脂フイルム等の熱可塑性フイルムが上
げられ、中でも熱収縮率比タテ/ヨコ1.3〜1.8、
厚さ2.0〜3.5μのものが良好な結果が得られる。
支持体素材としては、多孔性薄葉紙が好ましいの
であるが、フイルムの穿孔加熱温度では実質的に
変化せず、インキ透過性に優れたものであれば、
例えば不織布、編織布、メツシユ状紗等も使用可
能である。 また、フイルムへの接着剤塗工方法としては、
ワイヤーバーコーテイング、グラビアコーテイン
グ、キスコーテイング等通常の塗工方法が使用さ
れる。 以下実施例によつて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 厚さ2.5μ、巾500mmのポリエステルフイルムの
片面にエチレン−酢酸ビニル系接着剤溶液をワイ
ヤーバーを用いて付着量(dry)が1.5g/m2とな
るように塗布し、当該フイルムの接着剤非付着面
を80℃に加熱した直径1mの鏡面ロールに密着さ
せると同時に、多孔性薄葉紙をフイルムの接着剤
塗布面に供給し、鏡面ロール上でフイルムと多孔
性薄葉紙とを重ね合わせ、これをテンシヨン1.5
Kgで100℃の熱風下において鏡面ロールに密着さ
せながら通過させ、次いで冷却して感熱性孔版印
刷用原紙を得た。 比較例 実施例と同じポエステルフイルムと多孔性薄葉
紙とを、実施例と同じ接着剤を用い、加圧ロール
間を通して鏡面ロールを密着通過せしめることな
く、貼合した後、長さ10mのアーチ型ドライヤー
を用いて50℃で乾燥して、孔版印刷用原紙を得
た。 上記実施例と比較例とで得られた感熱性孔版印
刷用原紙を比較したところ次のような結果が得ら
れた。
図形のとおりの字画を穿孔して、輪転機、騰写版
等孔版印刷用の原版を作成するための感熱性孔版
印刷用原紙の製造方法に関するものである。 所定の文字、図形等を書いた原稿を、フイルム
と紙等の支持体との積層で成る感熱性孔版印刷用
原紙に重ね合わせて、これに赤外線等を照射する
ならば、感熱性孔版印刷用原紙のうち、原稿の文
字、図形に合わさつた部分は、よく光を吸収し発
熱しやすく、したがつて、その部分のフイルムが
当該発熱によつて溶融穿孔される。この方法によ
つて、輪転機あるいは騰写版等孔版印刷用の原版
が作成されている。 ところで、フイルムと紙等支持体との積層で成
る感熱性孔版印刷用原紙のフイルム側に、熱によ
つて所望の文字、図形等と同じ字画の穿孔を施す
場合には、その穿孔字画の鮮明度、つまり字画ど
おりのシヤープな穿孔が現出されるかどうかが大
きな問題である。 すなわち、この穿孔文字あるいは穿孔図形等が
原稿の文字、図形のとおり鮮明に現われていなけ
れば、これを原版とした孔版印刷によつて得られ
る印刷文字、図形等は不鮮明となり、印刷物とし
ての価値がなくなる。 これら、穿孔字画の不良の原因の一つに感熱性
孔版印刷用原紙のフイルム面の平滑度が上げられ
る。すなわち、感熱性孔版印刷用原紙の使用にあ
つては、所定の文字、図形等を書いた原稿を感熱
性孔版印刷用原紙のフイルム面に重ね合わせて、
その支持体側から赤外線照射等を行つて、そのフ
イルムに原稿の字画と同じ穿孔を施すのである
が、この場合に感熱性孔版印刷用原紙のフイルム
面と原稿面との密着性の良し悪しが穿孔字画の鮮
明度に大きく影響することがすでに知られてい
る。このため、重ね合わされた原稿と感熱性孔版
印刷用原紙の上から押圧を加える方法が穿孔装置
において採用されている。この押圧は1Kg/cm2に
達するものもある。一方、この密着性は感熱性孔
版印刷用原紙を構成するフイルムの表面平滑度に
よつて左右されるものであり、このフイルム面の
平滑度は感熱性孔版印刷用原紙の製造工程、すな
わち支持体とフイルムとの貼り合わせの方法と条
件とによつて、その良否が決る場合が多い。 本発明者達は、支持体とフイルムとの貼り合わ
せの方法を改良することによつてフイルム面の平
滑度の優れた感熱性孔版印刷用原紙の提供に成功
したものである。 本発明は、加熱によつて穿孔するフイルムと、
該フイルムの穿孔加熱温度では実質的に変化せ
ず、インキ透過性に優れた支持体とを適当な接着
剤を用いて貼合するに際してフイルムと支持体と
の積層体をフイルム面を鏡面ロールに密着させな
がら移動せしめ、この間においてフイルムと支持
体との貼合ならびにフイルム面の平滑化を完了す
ることを特徴とする感熱性孔版印刷用原紙の製造
方法を提供するものである。 すなわち、本発明では支持体とフイルムとの貼
り合せに際して、フイルムを鏡面ロールに密着さ
せながら通過せしめ、該フイルムが鏡面ロールを
密着通過する時点において、フイルムに対し支持
体を供給して、そこで重ね合わせ、貼合するとい
う新規な方法によつてフイルム面の平滑度の高い
感熱性孔版印刷用原紙を製造することができるの
である。この場合、鏡面ロールを通過せしめるに
先立つて、フイルム片面に接着剤を塗布してお
き、非接着剤面を鏡面ロールに密着させ、接着剤
塗布面に対して支持体を供給するものである。 さらにまた本発明では、フイルムと支持体との
重ね合わせ時においては、これをロールで加圧す
る等の加圧方式はとらず、フイルムおよび支持体
にかかるテンシヨンの働きによつて貼合を完結せ
しめるものである。重ね合わせ時において、ロー
ルで加圧する等外圧を加えるならば、支持体の有
する粗面がフイルム面に転写され、鏡面ロールに
密着せしめたことによる鏡面効果が損われてしま
い、優れたフイルム平滑面を有する感熱性孔版印
刷用原紙は得られないのである。 本発明におけるテンシヨンは、フイルムおよび
支持体の物性(伸び、引つぱり等)に応じて、そ
の強弱を調整する必要があるが、云うまでもなく
これが過大であればカールや縦皺が発生する。 上述のごとく、加えるテンシヨンはフイルムお
よび支持体の物性に応じて設定されなければなら
ないが、一般的には0.5Kg〜12Kgのテンシヨン範
囲によつて良好な貼合とフイルム面の平滑化が可
能である。 本発明は、上述のとおり、無加圧下におけるテ
ンシヨン効果および鏡面ロールへの密着効果とに
より、フイルムと支持体との重合体が鏡面ロール
に密着移動中において、ハイスピードでしかも皺
(例えばフイルム面でのこまかい皺)を発生させ
ることなく、接着、乾燥、鏡面仕上を同時に完了
するものである。 したがつて、鏡面ロールは重要であつて、一般
的に直径0.5m以上で、クロームメツキ等の通常
行われている鏡面仕上げのされたものが好まし
い。 また、この鏡面ロールは、これを50〜100℃程
度に加熱することが好ましく、この加熱によつて
フイルム面の平滑化並びにフイルムと支持体との
接着を促進し、かつこれらを完壁なものとするの
である。 次に本発明の方法を実施する装置の一例を示し
た図面に従つて、本発明をさらに詳しく説明す
る。 図面は、本発明の感熱性孔版印刷用原紙の製造
工程を例示したものである。すなわち、送り出し
たフイルム1を、ガイドロールを経て接着剤溶液
8に浸漬しながら回転する接着剤塗工ロール3に
接触させて接着剤を塗工し、これをワイヤバー9
にて付着量を調整して当該フイルム1の接着剤非
塗工面の鏡面ロール4への接触を開始すると同時
に、支持体2を供給してフイルム1に重ね合わせ
両者を重ね合わせた状態で、テンシヨンをかけな
がら、熱風乾燥装置5から送られる熱風のもとで
鏡面ロール4に密着移動させてフイルム1と支持
体2との接着並びにフイルム1面の平滑化を皺、
カール等の発生なくハイスピードで完了し、次い
で、冷却ロール6を通して巻取り部7に巻取るの
である。 本発明の方法は、通常の感熱性孔版印刷用原紙
の構成素材として用いられている全てのフイルム
素材、および支持体素材を当然に対象とするもの
である。 フイルム素材としては、例えばポリエステル、
塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体フイルム、
プロピレン−エチレン共重合体フイルム、ポリプ
ロピレン樹脂フイルム等の熱可塑性フイルムが上
げられ、中でも熱収縮率比タテ/ヨコ1.3〜1.8、
厚さ2.0〜3.5μのものが良好な結果が得られる。
支持体素材としては、多孔性薄葉紙が好ましいの
であるが、フイルムの穿孔加熱温度では実質的に
変化せず、インキ透過性に優れたものであれば、
例えば不織布、編織布、メツシユ状紗等も使用可
能である。 また、フイルムへの接着剤塗工方法としては、
ワイヤーバーコーテイング、グラビアコーテイン
グ、キスコーテイング等通常の塗工方法が使用さ
れる。 以下実施例によつて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 厚さ2.5μ、巾500mmのポリエステルフイルムの
片面にエチレン−酢酸ビニル系接着剤溶液をワイ
ヤーバーを用いて付着量(dry)が1.5g/m2とな
るように塗布し、当該フイルムの接着剤非付着面
を80℃に加熱した直径1mの鏡面ロールに密着さ
せると同時に、多孔性薄葉紙をフイルムの接着剤
塗布面に供給し、鏡面ロール上でフイルムと多孔
性薄葉紙とを重ね合わせ、これをテンシヨン1.5
Kgで100℃の熱風下において鏡面ロールに密着さ
せながら通過させ、次いで冷却して感熱性孔版印
刷用原紙を得た。 比較例 実施例と同じポエステルフイルムと多孔性薄葉
紙とを、実施例と同じ接着剤を用い、加圧ロール
間を通して鏡面ロールを密着通過せしめることな
く、貼合した後、長さ10mのアーチ型ドライヤー
を用いて50℃で乾燥して、孔版印刷用原紙を得
た。 上記実施例と比較例とで得られた感熱性孔版印
刷用原紙を比較したところ次のような結果が得ら
れた。
【表】
○注ベツク平滑度(JIS P8119による)
図面は本願発明の感熱性孔版印刷用原紙の製造
工程の一例を示す側面図である。 1……フイルム、2……支持体、3……接着剤
塗工ロール、4……鏡面ロール、5……熱風乾燥
装置、7……巻取り部、9……ワイヤーバー。
工程の一例を示す側面図である。 1……フイルム、2……支持体、3……接着剤
塗工ロール、4……鏡面ロール、5……熱風乾燥
装置、7……巻取り部、9……ワイヤーバー。
Claims (1)
- 1 加熱によつて穿孔するフイルムと、当該フイ
ルムの穿孔加熱温度では実質的に変化せず、イン
キ透過性に優れた支持体とを適当な接着剤を用い
て貼合するに際して、フイルムと支持体との積層
体をフイルム面を鏡面ロールに密着させながら移
動せしめ、その間においてフイルムと支持体との
貼合ならびにフイルム面の平滑化を完了すること
を特徴とする感熱性孔版印刷用原紙の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19766583A JPS6089396A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | 感熱性孔版印刷用原紙並びにその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19766583A JPS6089396A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | 感熱性孔版印刷用原紙並びにその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6089396A JPS6089396A (ja) | 1985-05-20 |
JPH0352354B2 true JPH0352354B2 (ja) | 1991-08-09 |
Family
ID=16378289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19766583A Granted JPS6089396A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | 感熱性孔版印刷用原紙並びにその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6089396A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH052925Y2 (ja) * | 1987-07-23 | 1993-01-25 | ||
JPH0296167U (ja) * | 1989-01-12 | 1990-07-31 | ||
JP2001018551A (ja) * | 1999-07-07 | 2001-01-23 | Riso Kagaku Corp | 感熱孔版原紙及びその製造方法 |
-
1983
- 1983-10-24 JP JP19766583A patent/JPS6089396A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6089396A (ja) | 1985-05-20 |
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