JPH0351939Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0351939Y2 JPH0351939Y2 JP962088U JP962088U JPH0351939Y2 JP H0351939 Y2 JPH0351939 Y2 JP H0351939Y2 JP 962088 U JP962088 U JP 962088U JP 962088 U JP962088 U JP 962088U JP H0351939 Y2 JPH0351939 Y2 JP H0351939Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- cylindrical
- bobbin
- wound
- end side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 104
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 5
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 4
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この考案は内燃機関などで使用するエポキシ樹
脂等の絶縁樹脂を注型するモールド型点火コイル
の分割巻き型２次コイル用ボビンに関する。
脂等の絶縁樹脂を注型するモールド型点火コイル
の分割巻き型２次コイル用ボビンに関する。
〈従来の技術〉
モールド型点火コイルは本出願人が提案した例
えば実開昭59−95606号公報で公知である。
えば実開昭59−95606号公報で公知である。
点火コイル２の２次コイルの巻始めと巻終りの
各端部には高電圧がかゝるので、分担電圧を低く
するため２次巻線の巻数を少なくし、且つ注型し
た樹脂で良好に絶縁処理をして置く必要がある。
各端部には高電圧がかゝるので、分担電圧を低く
するため２次巻線の巻数を少なくし、且つ注型し
た樹脂で良好に絶縁処理をして置く必要がある。
〈考案が解決しようとする課題〉
従来の分割巻き型２次コイルは、２次ボビンの
外周に巻始め端から巻終り端まで第３図に示す様
に軸方向に間隔を保つた鍔で多数の巻線溝を形成
し、巻始め側と、巻終り側の鍔と鍔の間隔で形成
された夫々１つ或いは２，３の巻線溝は中間部の
巻線溝よりも溝幅を狭くしてその中に２次巻線を
少ない巻数で巻回している。
外周に巻始め端から巻終り端まで第３図に示す様
に軸方向に間隔を保つた鍔で多数の巻線溝を形成
し、巻始め側と、巻終り側の鍔と鍔の間隔で形成
された夫々１つ或いは２，３の巻線溝は中間部の
巻線溝よりも溝幅を狭くしてその中に２次巻線を
少ない巻数で巻回している。
このため注型の際に巻始め側と巻終り側の巻線
溝のなかには絶縁樹脂がスムースに入らないと共
に、入つたとしても気泡を生じ易く、耐絶縁性を
確保することがむづかしい。更に巻始め側と、巻
終り側の溝幅が狭い巻線溝内に巻線機の電線供給
ノズルが入らないため整列巻きをすることが困難
であると共に、その一つの溝に巻終つて隣の溝で
再び巻始めるときは鍔の切欠きに電線を正確に渡
すため、その都度巻線機の回転を停止する必要が
あり、巻線の高速化が阻害される。又、巻線中に
くず線を巻込んでもその発見が困難である。
溝のなかには絶縁樹脂がスムースに入らないと共
に、入つたとしても気泡を生じ易く、耐絶縁性を
確保することがむづかしい。更に巻始め側と、巻
終り側の溝幅が狭い巻線溝内に巻線機の電線供給
ノズルが入らないため整列巻きをすることが困難
であると共に、その一つの溝に巻終つて隣の溝で
再び巻始めるときは鍔の切欠きに電線を正確に渡
すため、その都度巻線機の回転を停止する必要が
あり、巻線の高速化が阻害される。又、巻線中に
くず線を巻込んでもその発見が困難である。
その上、鍔が多数あるのでこの２次ボビンを成
形する金型は複雑であり、その分、コストが嵩む
と共に、成形サイクルも長くなる。特に高圧が
かゝる巻始め側、巻終り側の巻線溝を区割する鍔
にバリ、欠損があると、電線の被覆がこれで傷付
けられ致命的な欠陥となる。
形する金型は複雑であり、その分、コストが嵩む
と共に、成形サイクルも長くなる。特に高圧が
かゝる巻始め側、巻終り側の巻線溝を区割する鍔
にバリ、欠損があると、電線の被覆がこれで傷付
けられ致命的な欠陥となる。
〈課題を解決するための手段〉
そこで本考案の点火コイルの２次コイル用ボビ
ンは、巻始め側と巻終り側の各端部に筒形巻回部
を設け、この筒形巻回部の外縁部に周囲方向の溝
を設けたことを特徴とする。
ンは、巻始め側と巻終り側の各端部に筒形巻回部
を設け、この筒形巻回部の外縁部に周囲方向の溝
を設けたことを特徴とする。
〈実施例〉
第１，２図は本考案の２次ボビンの一実施例を
示すもので、ボビンは適当なプラスチツクにより
一体に成形してある。
示すもので、ボビンは適当なプラスチツクにより
一体に成形してある。
その巻始め側の端部外周１には低段と中段の２
段からなる階段形断面形状の筒形巻回部２と３を
設け、又、巻終り側の端部外周４には低段、中
段、高段の３段からなる階段形断面形状の筒形巻
回部５，６，７が設けてあり、各筒形巻回部は外
縁部に円周方向ないし周囲方向に連続した溝８を
有する。
段からなる階段形断面形状の筒形巻回部２と３を
設け、又、巻終り側の端部外周４には低段、中
段、高段の３段からなる階段形断面形状の筒形巻
回部５，６，７が設けてあり、各筒形巻回部は外
縁部に円周方向ないし周囲方向に連続した溝８を
有する。
巻始め側の中段の筒形巻回部３は、低段の筒形
巻回部２の内側に位置し、又、巻終り側の中段の
巻回部６は、低段の巻回部５の内側、高段の巻回
部７は、中段の巻回部６の内側に夫々位置する。
そして、巻始め側の中段の巻回部３の内側と、巻
終り側の高段の巻回部７の内側との間には軸方向
に間隔を保つて多数の鍔９により従来通り中間部
の巻線溝９′を形成する。
巻回部２の内側に位置し、又、巻終り側の中段の
巻回部６は、低段の巻回部５の内側、高段の巻回
部７は、中段の巻回部６の内側に夫々位置する。
そして、巻始め側の中段の巻回部３の内側と、巻
終り側の高段の巻回部７の内側との間には軸方向
に間隔を保つて多数の鍔９により従来通り中間部
の巻線溝９′を形成する。
２次巻線１０は巻始め側の低段の筒形巻回部２
上に少ない巻数で、少なく積層して巻回し、その
後、中段の筒形巻回部３上に同様に少ない巻数
で、少なく積層して巻回する。それから鍔９の隣
接間隔の巻線溝９′内に巻始め側から巻終り側に
向かつて順番に多数回宛多く積層して巻回したの
ち、巻終り側の高段の筒形巻回部７、中段の筒形
巻回部６、低段の筒形巻回部５の順に夫々少ない
巻数で、且つ少ない積層数で巻回し、巻線作業を
終了する。
上に少ない巻数で、少なく積層して巻回し、その
後、中段の筒形巻回部３上に同様に少ない巻数
で、少なく積層して巻回する。それから鍔９の隣
接間隔の巻線溝９′内に巻始め側から巻終り側に
向かつて順番に多数回宛多く積層して巻回したの
ち、巻終り側の高段の筒形巻回部７、中段の筒形
巻回部６、低段の筒形巻回部５の順に夫々少ない
巻数で、且つ少ない積層数で巻回し、巻線作業を
終了する。
各筒形巻回部２，３…７に巻いた２次巻線の巻
回数は小で、積層数も少ないため、高い方の段の
筒形巻回部に巻いた巻線が隣りの低い段の筒形巻
回部にずれたり、低段の筒形巻回部に巻いた巻線
がボビンの端部から外にずれたりする巻崩れの虞
は殆どないが、仮に巻崩れが生じても巻線は各筒
形巻回部の外縁沿いに設けてある溝８のなかに落
ち込むため低い方の段の筒形巻回部にずれたり、
ボビンの端部から外にずれて出ることが防げる。
回数は小で、積層数も少ないため、高い方の段の
筒形巻回部に巻いた巻線が隣りの低い段の筒形巻
回部にずれたり、低段の筒形巻回部に巻いた巻線
がボビンの端部から外にずれたりする巻崩れの虞
は殆どないが、仮に巻崩れが生じても巻線は各筒
形巻回部の外縁沿いに設けてある溝８のなかに落
ち込むため低い方の段の筒形巻回部にずれたり、
ボビンの端部から外にずれて出ることが防げる。
この実施例では巻始め側の筒形巻回部が２段、
巻終り側の筒形巻回部が３段になつているが、こ
の段数は点火コイルの能力に応じて適当に定めれ
ばよく、例えば巻始め側を１段、巻終り側を２段
にしてもよい。
巻終り側の筒形巻回部が３段になつているが、こ
の段数は点火コイルの能力に応じて適当に定めれ
ばよく、例えば巻始め側を１段、巻終り側を２段
にしてもよい。
〈考案の効果〉
このように本考案の２次ボビンは２次巻線を少
ない回数巻く巻始め側と、巻終り側の各巻回部は
従来の狭い溝ではなく筒形になつていてオープン
であり、鍔がないため、巻線機の電線供給ノズル
を接近さて整列巻きができると共に、くず線の巻
き込みを発見して除くのが容易であり、隣の筒形
巻回部に移る場合に回転を停める必要がないので
巻線を高速に行える。
ない回数巻く巻始め側と、巻終り側の各巻回部は
従来の狭い溝ではなく筒形になつていてオープン
であり、鍔がないため、巻線機の電線供給ノズル
を接近さて整列巻きができると共に、くず線の巻
き込みを発見して除くのが容易であり、隣の筒形
巻回部に移る場合に回転を停める必要がないので
巻線を高速に行える。
更に、注型の際に絶縁樹脂はスムースに流れて
各筒形巻回部上に巻かれた２次巻線を樹脂中に埋
める。従つて耐絶縁性を完全に確保できる。そし
て、各筒形巻回部の巻線が崩れても隣の巻回部に
ずれたり、ボビンの端部から外に出ることが外縁
部の溝で防げると共に、この溝は沿面距離を増加
するのにも役立つ。
各筒形巻回部上に巻かれた２次巻線を樹脂中に埋
める。従つて耐絶縁性を完全に確保できる。そし
て、各筒形巻回部の巻線が崩れても隣の巻回部に
ずれたり、ボビンの端部から外に出ることが外縁
部の溝で防げると共に、この溝は沿面距離を増加
するのにも役立つ。
更に、鍔を有さない分、成形金型も複雑でなく
なり、成形サイクルも短絡して安いコストで提供
できる。
なり、成形サイクルも短絡して安いコストで提供
できる。
第１図は本考案の２次ボビンの一実施例の斜視
図、第２図は巻線を完了した状態での第１図の
−線に沿つた断面図、第３図は従来の２次ボビ
ンの断面図である。 図中、１は巻始め側端部、２と３はその巻回
部、４は巻終り側端部、５，６，７はその巻回
部、８は溝、１０は２次巻線を示す。
図、第２図は巻線を完了した状態での第１図の
−線に沿つた断面図、第３図は従来の２次ボビ
ンの断面図である。 図中、１は巻始め側端部、２と３はその巻回
部、４は巻終り側端部、５，６，７はその巻回
部、８は溝、１０は２次巻線を示す。
Claims (1)
- 外周に２次巻線を分割巻きする点火コイルの分
割巻き型２次コイル用ボビンにおいて、巻始め側
と巻終り側の各端部に筒形巻回部を設け、この筒
形巻回部の外縁部に周囲方向の溝を設けたことを
特徴とする点火コイルの２次コイル用ボビン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP962088U JPH0351939Y2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP962088U JPH0351939Y2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01115218U JPH01115218U (ja) | 1989-08-03 |
| JPH0351939Y2 true JPH0351939Y2 (ja) | 1991-11-08 |
Family
ID=31216520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP962088U Expired JPH0351939Y2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0351939Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-01-29 JP JP962088U patent/JPH0351939Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01115218U (ja) | 1989-08-03 |
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