JPH0325387Y2 - - Google Patents

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JPH0325387Y2
JPH0325387Y2 JP19091481U JP19091481U JPH0325387Y2 JP H0325387 Y2 JPH0325387 Y2 JP H0325387Y2 JP 19091481 U JP19091481 U JP 19091481U JP 19091481 U JP19091481 U JP 19091481U JP H0325387 Y2 JPH0325387 Y2 JP H0325387Y2
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JP
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groove
outer periphery
collar
notch
windings
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JP19091481U
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  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案に二次コイルをボビン上に軸方向に離
して分割巻きした内燃機関用などの点火コイルに
おける隣接した分割巻線相互間と、各分割巻線と
これを相互につなぐ渡り線間を確実に絶縁する絶
縁装置に関する。
〈従来の技術〉 点火コイルの二次コイルを分割巻きするには、
ボビンの外周に、分割巻き線の数に応じ三枚以上
の鍔をボビンの軸方向に間〓を保つて設け、こう
して形成した相互に二矢宛の鍔の間〓のうちボビ
ンの一端のものゝなかに先ず所要の回数巻線し、
電線を連続させたまゝ隣りの間〓に再度所要回数
巻線してこれを他端の間隔に巻線する迄繰返すの
であり、各分割巻線は渡り線で相互に隣りのもの
とつながつている。
従来は第1,2図に示す如く、ボビン1の外周
に設けた鍔2には、両端用のものも、中間用のも
のも、外周から略々内周に達するV字形の切欠き
3を斜め放射状に設け、一つの分割巻線4を巻き
終えた電線をこの切欠き3に斜めに通して隣りの
間〓に導き、この間〓で次の分割巻き線を行う。
従つて、電線のうちこの切欠き3中を斜めに横切
る部分が渡り線5になる。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記切欠き3は鍔2の両面に開放しているの
で、鍔2を隔てゝ隣接した二つの分割巻線4,
4′の切欠き3に臨む部分は夫々切欠き3の中に
膨らみ出し(第2図参照)、両方の膨らみの間隔
tは鍔2の厚さTより短くなつて絶縁が低下す
る。そして、膨らみ出しを考慮し、その間隔tを
充分に保には鍔2を厚くする必要があり、点火コ
イル全体の軸方向長さが長くなる。
勿論、この切欠き3中には流動状態の注型樹脂
を流し込んで硬化させ、絶縁を行うが、注型樹脂
にボイド(気泡)が発生するなどして絶縁が不充
分になつた場合、隣接した分割巻線4,4′同志
の間、及び各巻線4,4′と切欠き中の渡り線5
との間で絶縁不良が発生する。
〈課題を解決するための手段〉 そこで、本考案は、鍔の両面に開放した従来の
切欠きを廃し、仮に注型樹脂を注入する際にボイ
ドが発生しても絶縁を確保できる様にするため、
ボビン上に軸方向の間隔を保つて三枚以上設けら
れ、その隣接間〓に分割巻線を巻く鍔の片面に、
外周から略々内周に達する溝と、この溝の少なく
とも一側縁から他側縁に向かつて途中まで張り出
す張出壁を設け、前記溝の底壁には、上記張出壁
で遮蔽された領域に、鍔の外周から分割巻線の外
周に達する切欠き部を設けたのである。
〈実施例〉 第3,4図は本考案の一実施例を示すもので、
各鍔2の片面bには外周からほヾ内周に達する溝
7を斜め放射状に設けるが、そのほかに溝7が開
放した鍔の面bに溝7の一側縁7′から他側縁
7″に向かつて途中まで張り出す張出壁9をも設
ける。そして溝7の底壁6には、上記張出壁9で
遮蔽される領域に鍔2の外周から分割巻線4,
4′の外周に達する切欠き部8を設け、張出壁9
と溝7の他側縁7″との間の面bの開放領域は底
壁6の外周縁部6′が鍔の他の片面aに対して遮
蔽する。例えば張出壁9が溝7の一側縁7′から
他側縁7″に向かつて張り出す量を溝7の幅の1/2
にすれば、底壁6に設けた切欠き部8の円周方向
の長さも溝7の幅1/2にする。
巻線4,4′の外径は巻線回数によつて既知な
ので、この切欠き部8は鍔をプラスチツクで成形
する際に同時に形成することができる。又、溝7
の深さは構内への分割巻線の膨らみ出しをなるべ
く防ぐため、溝幅が広ければ深くし、狭ければ浅
くしてもよいが、鍔厚が1〜1.5mmの場合、深さ
は厚さの50〜80%程度にする。
巻線を行うには溝7の底壁6の外周にある切欠
き部8から溝7に渡り線5を導いて溝内を斜めに
横切らせ、隣りの分割巻線を作るが、この場合、
溝7は張出壁9によつて鍔の面bに開放する幅を
制限されているので、この面bに接して巻かれた
巻線部4′が溝内へ膨らみ出す量は少なくなり、
両巻線部4,4′間の隣接間隔は拡がると共に、
渡り線5は鍔の面bに接して巻かれた次位の巻線
部4′から張出壁にによつて遮蔽されるので、電
位差が異なる次位の巻線部の巻終りと渡り線が接
触することは確実に防げる。そして、巻線後に注
型樹脂を切欠き部8、溝7に注入する際にはボイ
ドが発生しても、両巻線4,4′間は溝の底壁6
で隔てられているので絶縁は確保され、不良品に
ならない。
この実施例では張出壁9を溝の一側縁から他側
縁に向かつて張り出させたが、一側縁7′からだ
けでなく、他側縁7″からも例えば溝7の1/3宛張
り出させ、両張出壁の間に形成された1/3の〓間
を通じ渡り線5を導いてもよい。
更に、溝7はこの実施例ではV形であるが、勿
論、両側縁がほヾ平行な幅の狭い溝でもよい。
〈考案の効果〉 以上で明らかな様に本案によれば、従来最も絶
縁が困難とされた分割巻線の隣接部の絶縁を確実
に確保でき、不良品の発生率を激減させ、高性能
の分割巻き点火コイルを製造することができる画
期的な特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の点火コイルの分割巻き二次コ
イルの斜面図、第2図は同上の要部の拡大正面
図、第3図は本考案の一実施例の分割巻き二次コ
イルの斜面図、第4図は同上の要部の拡大正面図
で、 図中、1はボビン、2は鍔、4,4′は分割巻
線、5は渡り線、6は底壁、7は溝、8は切欠き
部、9は張出壁を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボビン1上に軸方向の間隔を保つて三枚以上設
    けられ、その隣接間〓に分割巻線4,4′を巻く
    鍔2の片面bに外周から略々内周に達する溝7
    と、この溝の少なくとも一側縁から他側縁に向か
    つて途中まで張り出す張出壁9を設け、前記溝7
    の底壁6には、上記張出壁9で遮蔽された領域
    に、鍔2の外周から分割巻線4,4′の外周に達
    する切欠き部8を設けたことを特徴とする分割巻
    き点火コイルの絶縁装置。
JP19091481U 1981-12-23 1981-12-23 分割巻き点火コイルの絶縁装置 Granted JPS5895620U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19091481U JPS5895620U (ja) 1981-12-23 1981-12-23 分割巻き点火コイルの絶縁装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19091481U JPS5895620U (ja) 1981-12-23 1981-12-23 分割巻き点火コイルの絶縁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5895620U JPS5895620U (ja) 1983-06-29
JPH0325387Y2 true JPH0325387Y2 (ja) 1991-06-03

Family

ID=30104404

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JP19091481U Granted JPS5895620U (ja) 1981-12-23 1981-12-23 分割巻き点火コイルの絶縁装置

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JPS5895620U (ja) 1983-06-29

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