JPH0351889Y2 - - Google Patents

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JPH0351889Y2
JPH0351889Y2 JP116285U JP116285U JPH0351889Y2 JP H0351889 Y2 JPH0351889 Y2 JP H0351889Y2 JP 116285 U JP116285 U JP 116285U JP 116285 U JP116285 U JP 116285U JP H0351889 Y2 JPH0351889 Y2 JP H0351889Y2
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JP
Japan
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liquid
spout
lid
battery
liquid spout
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JP116285U
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JPS61117460U (ja
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    • Y02E60/12

Landscapes

  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Filling, Topping-Up Batteries (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、鉛蓄電池のふた、特に液口部の形状
に関するものである。
従来の技術 近年、自動車のエンジンルームのコンパクト化
に伴ない、始動用電源としての鉛蓄電池の小型化
が要望されている。従来のように突出した液口部
と液口せんを持つバツテリーではこれを自動車に
固定する際使用する金具(以下これをバツテリー
締付キヤリアという)の位置・大きさの制約が大
きい。そこで、第2図の様に、液口せん2をふた
上面に埋め込み上面を平坦な構造とした、いわゆ
るトツプフラツト構造が採用された。このトツプ
フラツト構造は、バツテリーに要望されていた、
もう一つの特長である補水などの手間のいらない
メンテナンスフリー化の実現の時期と相まつて、
メンテナンスフリー電池(以下MF電池という)
のトツプフラツト構造のイメージを消費者に定着
させた。
考案が解決しようとする問題点 ところが、トツプフラツト構造は液口せんがふ
た上面に埋め込む構造となつているため、電解液
液面よりの距離が短く、耐溢液性に劣る欠点を有
していた。そこで、第3図の様に、液口部3をふ
た上面より高くしておき、複数の液口せんの周囲
に連続した凸部4を有する、いわゆるマウント構
造と呼ばれる構造が採用された。このマウント構
造はMF電池を連想するトツプフラツト構造と類
似した形状でありながら、耐溢液性を向上させて
いる。ところがマウント構造は液口せんの周囲に
凸部を有するため、バツテリー締付キヤリアの位
置・形状の制約が大きい欠点を有している。第3
図におけるA−A′方向にバツテリー締付キヤリ
アを用い、バツテリーを締付けることが最も一般
的であるが、左右の凸部の間は著しく狭い。また
軽自動車においては、一部で液口部をはさんで締
付ける構造のキヤリアがあり、その場合、マウン
ト構造では取付けられぬトラブルもあつた。また
トツプフラツト構造とマウント構造のどちらかに
おいても、液口部が周囲よりも低いものであつ
た。このため液口部に溜まつた硫酸は排出されず
自動車搭載後、硫酸が溢液し上部に貼つてあるラ
ベルを腐蝕させ、解読不能となる問題もあつた。
本考案は、上記従来の欠点を解消するもので、
耐溢液性に優れ、液口せんが外力より保護されて
おり、MF電池を連想するトツプフラツト構造と
類似した構造でありながら、多様なバツテリー締
付キヤリアに対応でき、かつ液口部に溜つた硫酸
を容易に除去でき、硫酸の溢液によるラベルの腐
蝕を防止できる鉛蓄電池を提供するものである。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するため、本考案の鉛蓄電池は
液口せんが装着される液口部をふたの上面より突
出して設け、液口せんおよび液口部の周囲に液口
せんとほぼ同一高さ・同一幅の凸部をふたと一体
に設け、かつ各液口部をとり囲む凸部には少なく
とも一カ所の切欠きを設けたものである。
作 用 この構成によつて、液口せんがふた上面より突
出しているため耐溢液性に優れ、かつ液口せんは
ふたの凸部で囲まれており、外部からの衝撃等の
力から保護されるとともに、MF電池を連想させ
るトツプフラツト構造と類似した形状となつてい
る。また凸部の幅・長さは極力小さくしているの
で、多様な締付キヤリアに対応できる。また液口
部周囲の切欠きより残留硫酸を除去することがで
き、残留硫酸の溢液によるラベルの腐蝕を防止で
きる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面をもとに説明す
る。第1図において、1は鉛蓄電池のふた、2は
液口せん、3は液口部、4はふたに設けた凸部、
5は切欠きである。ふたの凸部4は液口部は勿論
ふた1上面よりも高く設けられ、液口せん2を締
付けた際、同一高さになるように形成されてい
る。従つて液口せん2がふた上面より突出してお
り、電解液よりの距離が十分にとれ、耐溢液性に
優れるものにできる。また、液口せんの周囲の凸
部が外部からの衝撃等の力を受けることにより液
口せんを保護できる。
従来のように突出した液口部と液口せんを持つ
バツテリーでは、液口部がセル室ごとに設けられ
るため複数の凸部を有し、全体として凹凸の多い
形状となつているのに対し、液口せん等の凹凸が
少なく、MF電池を連想するトツプフラツト構造
と類似した形状となつている。また、凸部は液口
せんの幅とほぼ同一の幅であり、長さも左右3個
ずつの液口せんを結ぶ長さとほぼ同一である。さ
らにこの凸部はマウント構造の凸部より幅、長さ
とも小さく締付キヤリアは第3図のA−A′方向
またはこれと直角方向の締付のいずれにおいても
十分な余裕がとれる。
ここで、各液口部は切欠きにより開口した構造
となつている。このため、電槽化成時もしくは電
解液面調整時に、電解液を注液する際、液口部に
電解液である硫酸が付着しても、切欠きの一方よ
りエアー吹き付け等の手段で容易に硫酸を切欠き
の他方より流出させることができる。従つて液口
部には硫酸分が残らず、残留硫酸のしみ出し、あ
るいは溢液によるラベル等の腐蝕もない。本実施
例では、切欠きが対向して一対設けられた例を示
したが、切欠きは一方のみであつても硫酸が切欠
きから流出され有効である。
考案の効果 以上のように、本考案の鉛蓄電池はふた上面よ
り突出した液口せんと、液口せんと同一高さ・同
一幅の凸部をふたと一体に設けているため、耐溢
液性に優れ、液口せんが外力より保護されてお
り、MF電池を連想するトツプフラツト構造と類
似した形状でありながら多様なバツテリー締付キ
ヤリアに対応できる。また、ふた凸部は各液口部
ごとに切欠きを有しているので、液口部に残留し
た硫酸を容易に除去でき、硫酸の溢液によるラベ
ルの腐蝕を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における鉛蓄電池の要
部を示す斜視図、第2図および第3図は従来の鉛
蓄電池の主要部形状を示す斜視図である。 1……ふた、2……液口せん、3……液口部、
4……ふたの凸部、5……切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液口せん2が装着される液口部3をふた1の上
    面より突出して設け、液口せんおよび液口部の周
    囲に液口せんとほぼ同一高さ・同一幅の凸部4を
    ふたと一体に設け、かつ各液口部をとり囲む凸部
    4には少なくとも一カ所の切欠き5を設けたこと
    を特徴とする鉛蓄電池。
JP116285U 1985-01-09 1985-01-09 Expired JPH0351889Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP116285U JPH0351889Y2 (ja) 1985-01-09 1985-01-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP116285U JPH0351889Y2 (ja) 1985-01-09 1985-01-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61117460U JPS61117460U (ja) 1986-07-24
JPH0351889Y2 true JPH0351889Y2 (ja) 1991-11-08

Family

ID=30473658

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JPS61117460U (ja) 1986-07-24

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