JPH0351823Y2 - - Google Patents
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- JPH0351823Y2 JPH0351823Y2 JP1984184867U JP18486784U JPH0351823Y2 JP H0351823 Y2 JPH0351823 Y2 JP H0351823Y2 JP 1984184867 U JP1984184867 U JP 1984184867U JP 18486784 U JP18486784 U JP 18486784U JP H0351823 Y2 JPH0351823 Y2 JP H0351823Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- shutter
- side wall
- cases
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/03—Containers for flat record carriers
- G11B23/033—Containers for flat record carriers for flexible discs
- G11B23/0332—Containers for flat record carriers for flexible discs for single discs, e.g. envelopes
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、デイスクをハードケースに収容した
デイスクカートリツジ、特にそのシヤツター開放
用ピン係合部に関する。
デイスクカートリツジ、特にそのシヤツター開放
用ピン係合部に関する。
(従来の技術)
従来、フロツピデイスクは、カセツトテープや
デイスクパツクと同じように、ドライブ(磁気記
録再生装置)に取り付けたり、取りはずして保管
や移動したりできる交換可能形の情報記憶媒体と
して、広く用いられている。通常のフロツピデイ
スクは、8インチと呼ばれるフロツピデイスクで
ある。それより小型のものは安価なため、パーソ
ナルコンピユータ用などに普及している。このよ
うなフロツピイデイスクには、薄くて柔軟な塩化
ビニールなどのジヤケツトがデイスク保護用のケ
ースとして用いられている。しかし、そのような
ジヤケツトでは、デイスクの保護が十分でないた
め、厚くて変形しにくい強固なハードケースを採
用し、そのハードケース内部に、デイスクを回転
可能に収容したものがデイスクカートリツジであ
る。
デイスクパツクと同じように、ドライブ(磁気記
録再生装置)に取り付けたり、取りはずして保管
や移動したりできる交換可能形の情報記憶媒体と
して、広く用いられている。通常のフロツピデイ
スクは、8インチと呼ばれるフロツピデイスクで
ある。それより小型のものは安価なため、パーソ
ナルコンピユータ用などに普及している。このよ
うなフロツピイデイスクには、薄くて柔軟な塩化
ビニールなどのジヤケツトがデイスク保護用のケ
ースとして用いられている。しかし、そのような
ジヤケツトでは、デイスクの保護が十分でないた
め、厚くて変形しにくい強固なハードケースを採
用し、そのハードケース内部に、デイスクを回転
可能に収容したものがデイスクカートリツジであ
る。
第2図は、そのようなデイスクカートリツジの
分解斜視図であり、上下ハードケース、シヤツタ
ーを示している。図中、10は上ハードケース、
12はその上面板、14はその上面板12の周囲
に直立したほぼ高さ一定の周囲側壁である。16
は下ハードケース、18はその底面板、20はそ
の底面板18の周囲に直立したほぼ高さ一定の周
囲側壁であり、上ケース10の周囲側壁14とそ
の高さはほぼ等しい。22,22a,22bは下
ケース16内におけるデイスク(図示なし)の回
転領域を区切る弧状壁である。上ケース10にも
同様の弧状壁が設けられている。24は下ケース
16の中央にあるデイスクのハブ駆動軸挿通穴で
ある。26,26a,26bは上下ケース10,
16の上底面板12,18に開けた正面側中央部
にあるヘツド用開口である。それらのヘツド用開
口26にはドライブ側から読取り、書込みヘツド
(図示なし)が近接して望む。27は上下ケース
10,16の正面左方寄り合せ目に設けられたシ
ヤツター開放用ピン係合部である。このシヤツタ
ー開放用ピン係合部27は、上下ケース10,1
6の合せ目の切り欠き28,28a,28bとし
て構成されており、ドライブ側から突出するシヤ
ツター開放用ピンが最終的に係合する部分であ
る。30は上下ケース10,16の正面側を上底
面板12,18に亘つて挟持して覆うシヤツター
であり、シヤツター開口32を有する。なお、3
4はそのシヤツター30に覆われる上ケース上面
板12のスライド領域である。
分解斜視図であり、上下ハードケース、シヤツタ
ーを示している。図中、10は上ハードケース、
12はその上面板、14はその上面板12の周囲
に直立したほぼ高さ一定の周囲側壁である。16
は下ハードケース、18はその底面板、20はそ
の底面板18の周囲に直立したほぼ高さ一定の周
囲側壁であり、上ケース10の周囲側壁14とそ
の高さはほぼ等しい。22,22a,22bは下
ケース16内におけるデイスク(図示なし)の回
転領域を区切る弧状壁である。上ケース10にも
同様の弧状壁が設けられている。24は下ケース
16の中央にあるデイスクのハブ駆動軸挿通穴で
ある。26,26a,26bは上下ケース10,
16の上底面板12,18に開けた正面側中央部
にあるヘツド用開口である。それらのヘツド用開
口26にはドライブ側から読取り、書込みヘツド
(図示なし)が近接して望む。27は上下ケース
10,16の正面左方寄り合せ目に設けられたシ
ヤツター開放用ピン係合部である。このシヤツタ
ー開放用ピン係合部27は、上下ケース10,1
6の合せ目の切り欠き28,28a,28bとし
て構成されており、ドライブ側から突出するシヤ
ツター開放用ピンが最終的に係合する部分であ
る。30は上下ケース10,16の正面側を上底
面板12,18に亘つて挟持して覆うシヤツター
であり、シヤツター開口32を有する。なお、3
4はそのシヤツター30に覆われる上ケース上面
板12のスライド領域である。
第3図は、シヤツターの開閉状態を示す平面図
であり、そのA図は閉鎖状態、B図は開放状態を
それぞれ示している。第4図は、シヤツターの開
放過程を示す部分拡大平面図であり、そのA図は
開放開始状態図、B図は開放途中状態図、C図は
開放終了状態図である。各図から明らかなよう
に、通常、シヤツター30は常にシヤツターバネ
(図示なし)などの付勢力を受けており、不使用
時にはヘツド用開口26とシヤツター開放用ピン
係合部27とを閉鎖している。しかし、使用時に
はシヤツター開口32とヘツド用開口26とが一
致し、デイスク面が外部に露出すると共に、シヤ
ツター開放用ピン係合部27も外部に出る。即
ち、使用時におけるシヤツター30の開放過程で
は、まず、ドライブ側から突出し、移動するシヤ
ツター開放用ピン36の先端が、上下ケース1
0,16の合せ目の切り欠きに左方より入り、第
1の浅い切り欠き段38を経て、第2のさらに深
い切り欠き段40の最初の位置に至る(第4A
図)。このときピン36はシヤツター30の左側
面の正面側隅部付近に係止する。そのまま、ピン
36はシヤツターバネの付勢力などに抗して右方
にシヤツター30を押して移動し(第4B図)、
最終的な第3の最深の切り欠き28(シヤツター
開放用ピン係合部)に嵌まり、その位置でその先
端を一段と下方に突出させ、下ケース16の切り
欠き28bをも通過して所定の位置を占め、シヤ
ツター30の開放を終了する。
であり、そのA図は閉鎖状態、B図は開放状態を
それぞれ示している。第4図は、シヤツターの開
放過程を示す部分拡大平面図であり、そのA図は
開放開始状態図、B図は開放途中状態図、C図は
開放終了状態図である。各図から明らかなよう
に、通常、シヤツター30は常にシヤツターバネ
(図示なし)などの付勢力を受けており、不使用
時にはヘツド用開口26とシヤツター開放用ピン
係合部27とを閉鎖している。しかし、使用時に
はシヤツター開口32とヘツド用開口26とが一
致し、デイスク面が外部に露出すると共に、シヤ
ツター開放用ピン係合部27も外部に出る。即
ち、使用時におけるシヤツター30の開放過程で
は、まず、ドライブ側から突出し、移動するシヤ
ツター開放用ピン36の先端が、上下ケース1
0,16の合せ目の切り欠きに左方より入り、第
1の浅い切り欠き段38を経て、第2のさらに深
い切り欠き段40の最初の位置に至る(第4A
図)。このときピン36はシヤツター30の左側
面の正面側隅部付近に係止する。そのまま、ピン
36はシヤツターバネの付勢力などに抗して右方
にシヤツター30を押して移動し(第4B図)、
最終的な第3の最深の切り欠き28(シヤツター
開放用ピン係合部)に嵌まり、その位置でその先
端を一段と下方に突出させ、下ケース16の切り
欠き28bをも通過して所定の位置を占め、シヤ
ツター30の開放を終了する。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、シヤツター開放用ピン36の先
端がそのようなシヤツター開放用ピン係合部27
で、下ケース16の切り欠き28bに引つ掛か
り、ピンを押し下げようとしても、どうしてもそ
れ以下に落ちないことがある。これは上下ケース
10,16の合せ目(パーテイングライン)のず
れによる下ケース16の出つ張りに起因するもの
である。第5図は、シヤツター開放用ピン係合部
付近を示す部分拡大正面図であり、そのA図はシ
ヤツター開放用ピンを除いた図、B図はシヤツタ
ー開放用ピンが円滑に下ケースまで通過した正常
な状態を示す図、C図はシヤツター開放用ピンの
先端が下ケースの切り欠きの出つ張りに引つ掛か
つた異常な状態を示す図である。なお、42はシ
ヤツター開放用ピンアームである。第6図は、シ
ヤツター開放用ピン係合部付近を示す部分拡大平
面図であり、シヤツター開放用ピン係合部を構成
する下ケースの切り欠きの出つ張りを示す図であ
る。
端がそのようなシヤツター開放用ピン係合部27
で、下ケース16の切り欠き28bに引つ掛か
り、ピンを押し下げようとしても、どうしてもそ
れ以下に落ちないことがある。これは上下ケース
10,16の合せ目(パーテイングライン)のず
れによる下ケース16の出つ張りに起因するもの
である。第5図は、シヤツター開放用ピン係合部
付近を示す部分拡大正面図であり、そのA図はシ
ヤツター開放用ピンを除いた図、B図はシヤツタ
ー開放用ピンが円滑に下ケースまで通過した正常
な状態を示す図、C図はシヤツター開放用ピンの
先端が下ケースの切り欠きの出つ張りに引つ掛か
つた異常な状態を示す図である。なお、42はシ
ヤツター開放用ピンアームである。第6図は、シ
ヤツター開放用ピン係合部付近を示す部分拡大平
面図であり、シヤツター開放用ピン係合部を構成
する下ケースの切り欠きの出つ張りを示す図であ
る。
このような下ケース16の出つ張りは、バリの
可能性もあるが、ほとんど組立時の上下ケース1
0,16の重ね接着などの不手際による合せずれ
である。この下ケース16の切り欠き28bの出
つ張りに、シヤツター開放用ピン36の先端が引
つ掛かると、本来なら下ケース16の切り欠き2
8bを通過しなければならないのに、その先端は
合せ目で停止してしまうことになる。ところが、
シヤツター開放用ピンアーム42からピン36を
下に絶えず押す力が働いているため、下ケース1
6は押されてそりなどの変形を発生する。その結
果、上下ケース10,16内に収容されたデイス
ク(図示なし)は曲がつた形で回転進行するよう
になり、ヘツド(図示なし)との位置関係が悪く
なる。極端な場合には出力が出なくなり、製品と
して致命的な欠陥を露呈する。
可能性もあるが、ほとんど組立時の上下ケース1
0,16の重ね接着などの不手際による合せずれ
である。この下ケース16の切り欠き28bの出
つ張りに、シヤツター開放用ピン36の先端が引
つ掛かると、本来なら下ケース16の切り欠き2
8bを通過しなければならないのに、その先端は
合せ目で停止してしまうことになる。ところが、
シヤツター開放用ピンアーム42からピン36を
下に絶えず押す力が働いているため、下ケース1
6は押されてそりなどの変形を発生する。その結
果、上下ケース10,16内に収容されたデイス
ク(図示なし)は曲がつた形で回転進行するよう
になり、ヘツド(図示なし)との位置関係が悪く
なる。極端な場合には出力が出なくなり、製品と
して致命的な欠陥を露呈する。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたものであり、上下ハードケースの合せ目
に設けたシヤツター開放用ピン係合部を改善する
ことによつて、ハードケースにそりなどの変形を
発生させることなく、ヘツドタツチの優れた良好
な出力の得られるデイスクカートリツジを提供す
ることを目的とする。
なされたものであり、上下ハードケースの合せ目
に設けたシヤツター開放用ピン係合部を改善する
ことによつて、ハードケースにそりなどの変形を
発生させることなく、ヘツドタツチの優れた良好
な出力の得られるデイスクカートリツジを提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本考案では、シヤ
ツター開放用ピン係合部44を上下ハードケース
10,16の合せ目に設け、その係合部44では
ケース側壁を一体に構成し、上下ハードケース1
0,16の合せ目を無くするものとする。そのた
めに、例えば係合部44となるケース側壁を上ハ
ードケース10,16から係合突起46を突出さ
せることによつて下ハードケース分まで一体に構
成し、この係合突起46に覆われる下ハードケー
スの側壁20をその突起分だけ少なくとも後退さ
せる。また、逆に下ハードケース16から係合突
起を突出させて、係合部となるケース側壁を一体
に構成することもできる。
ツター開放用ピン係合部44を上下ハードケース
10,16の合せ目に設け、その係合部44では
ケース側壁を一体に構成し、上下ハードケース1
0,16の合せ目を無くするものとする。そのた
めに、例えば係合部44となるケース側壁を上ハ
ードケース10,16から係合突起46を突出さ
せることによつて下ハードケース分まで一体に構
成し、この係合突起46に覆われる下ハードケー
スの側壁20をその突起分だけ少なくとも後退さ
せる。また、逆に下ハードケース16から係合突
起を突出させて、係合部となるケース側壁を一体
に構成することもできる。
(作用)
上記手段は次のように作用する。
シヤツター開放用ピン係合部44を上下ハード
ケース10,16の合せ目に設け、その係合部4
4ではケース側壁を一体に構成し、上下ハードケ
ース10,16の合せ目を無くすると組立時の上
下ケース10,16の重ね接着などに不手際があ
り、若干合せ目にずれがあつても、係合部44で
はケース側壁が一体に構成されているため出つ張
りはありえず、本来的にシヤツター開放用ピン3
6が下ケース16に引つ掛かるようなこともな
い。ピン36の先端は円滑にシヤツター開放用ピ
ン係合部44を通過し、所定の位置を占める。
ケース10,16の合せ目に設け、その係合部4
4ではケース側壁を一体に構成し、上下ハードケ
ース10,16の合せ目を無くすると組立時の上
下ケース10,16の重ね接着などに不手際があ
り、若干合せ目にずれがあつても、係合部44で
はケース側壁が一体に構成されているため出つ張
りはありえず、本来的にシヤツター開放用ピン3
6が下ケース16に引つ掛かるようなこともな
い。ピン36の先端は円滑にシヤツター開放用ピ
ン係合部44を通過し、所定の位置を占める。
(実施例)
以下、本考案の実施例を説明する。
第1図は、本考案の一実施例の要部を示すハー
ドケースの内面図であり、そのA図は上ハードケ
ース、B図は下ハードケースである。第7図は、
本実施例のシヤツター開放用ピン係合部付近を示
す部分拡大正面図であり、そのA図は上ハードケ
ース、B図は下ハードケース、C図は両者を組み
合せた図である。本実施例と従来例とを比較する
と、両者は上下ハードケースの合せ目に設けたシ
ヤツター開放用ピン係合部の構造が異なるのみで
あり、他の対応部分はほぼ同一である。したがつ
て、それらの対応部分には同一符号を付し、説明
は従来例を援用することによつて省略する。た
だ、本実施例の要部を説明する範囲で触れるもの
とする。図中、44は上下ハードケース10,1
6の合せ目に設けたシヤツター開放用ピン係合部
であり、その部分ではケース側壁を一体に構成
し、上下ケース10,16の合せ目を無くしてい
る。そのために、上ケース側壁14に設けた係合
部44となる最深の切欠きを囲んで、鉤状に曲が
つた薄い板状係合突起46を上面板12に垂直と
なるように下方に突出させ、下ケース側壁の20
の従来ならシヤツター開放用ピン係合部に該当す
る分まで一体とする。この結果、下ケース16で
は当然この係合突起46を逃げなければならず、
係合突起46に正面側を覆われる下ケース側壁2
0の最深の切り欠き逃げ部48をその係合突起4
6の厚さ分だけ少なくとも後退させる。逆に、下
ケース側壁20から係合突起を突出させて、シヤ
ツター開放用ピン係合部となるケース側壁を一体
に構成することもできる。このようにすると、組
立時の上下ケース10,16の重ね接着などに不
手際があり、若干合せ目にずれが生じても、係合
部44ではケース側壁が一体に構成されているた
め出つ張りはありえず、本来的にシヤツター開放
用ピン36が下ケース16に引つ掛かるようなこ
ともない。ピン36の先端は円滑にシヤツター開
放用ピン係合部44を通過し、所定の位置を占め
る。なお、49は弾性片(リフタ)、50はその
弾性片を受ける弾性片受け突起であり、両者共上
下ケース10,16の回転領域にそれぞれ設置さ
れている上下ライナシート(図示なし)を、デイ
スクに対して押し出す働きをするものである。
ドケースの内面図であり、そのA図は上ハードケ
ース、B図は下ハードケースである。第7図は、
本実施例のシヤツター開放用ピン係合部付近を示
す部分拡大正面図であり、そのA図は上ハードケ
ース、B図は下ハードケース、C図は両者を組み
合せた図である。本実施例と従来例とを比較する
と、両者は上下ハードケースの合せ目に設けたシ
ヤツター開放用ピン係合部の構造が異なるのみで
あり、他の対応部分はほぼ同一である。したがつ
て、それらの対応部分には同一符号を付し、説明
は従来例を援用することによつて省略する。た
だ、本実施例の要部を説明する範囲で触れるもの
とする。図中、44は上下ハードケース10,1
6の合せ目に設けたシヤツター開放用ピン係合部
であり、その部分ではケース側壁を一体に構成
し、上下ケース10,16の合せ目を無くしてい
る。そのために、上ケース側壁14に設けた係合
部44となる最深の切欠きを囲んで、鉤状に曲が
つた薄い板状係合突起46を上面板12に垂直と
なるように下方に突出させ、下ケース側壁の20
の従来ならシヤツター開放用ピン係合部に該当す
る分まで一体とする。この結果、下ケース16で
は当然この係合突起46を逃げなければならず、
係合突起46に正面側を覆われる下ケース側壁2
0の最深の切り欠き逃げ部48をその係合突起4
6の厚さ分だけ少なくとも後退させる。逆に、下
ケース側壁20から係合突起を突出させて、シヤ
ツター開放用ピン係合部となるケース側壁を一体
に構成することもできる。このようにすると、組
立時の上下ケース10,16の重ね接着などに不
手際があり、若干合せ目にずれが生じても、係合
部44ではケース側壁が一体に構成されているた
め出つ張りはありえず、本来的にシヤツター開放
用ピン36が下ケース16に引つ掛かるようなこ
ともない。ピン36の先端は円滑にシヤツター開
放用ピン係合部44を通過し、所定の位置を占め
る。なお、49は弾性片(リフタ)、50はその
弾性片を受ける弾性片受け突起であり、両者共上
下ケース10,16の回転領域にそれぞれ設置さ
れている上下ライナシート(図示なし)を、デイ
スクに対して押し出す働きをするものである。
(考案の効果)
以上説明した本考案によれば、シヤツター開放
用ピン係合部を上下ハードケースの合せ目に設
け、その係合部ではケース側壁を一体に構成し、
上下ハードケースの合せ目を無くするため、シヤ
ツター開放用ピンが下ケースに引つ掛かることも
なく、ケースにそりなどの変形も発生せず、優れ
たヘツドタツチに基づく良好な出力を得ることが
できる。
用ピン係合部を上下ハードケースの合せ目に設
け、その係合部ではケース側壁を一体に構成し、
上下ハードケースの合せ目を無くするため、シヤ
ツター開放用ピンが下ケースに引つ掛かることも
なく、ケースにそりなどの変形も発生せず、優れ
たヘツドタツチに基づく良好な出力を得ることが
できる。
第1図は、本考案の一実施例の要部を示すハー
ドケースの内面図であり、そのA図は上ハードケ
ース、B図は下ハードケースである。第2図は、
従来例を示すデイスクカートリツジの分解斜視図
であり、上下ハードケース、シヤツターを占して
いる。第3図は、従来例を示すデイスクカートリ
ツジのシヤツター開閉状態を示す平面図である。
第4図は、第3図のシヤツター開放過程を示す部
分拡大平面図である。第5図は、従来例を示すデ
イスクカートリツジのシヤツター開放用ピン係合
部付近を示す部分拡大正面図である。第6図は、
従来例を示すデイスクカートリツジのシヤツター
開放用ピン係合部付近を示す部分拡大平面図であ
る。第7図は、本実施例のシヤツター開放用ピン
係合部付近を示す部分拡大正面図である。 10……上ハードケース、12……その上面
板、14……その周囲側壁、16……下ケース、
18……その底面板、20……その周囲側壁、2
4……ハブ駆動軸挿通穴、26……ヘツド用開
口、30……シヤツター、32……シヤツター開
口、34……シヤツタースライド領域、36……
シヤツター開放用ピン、38……第1の切り欠き
段、40……第2の切り欠き段、42……シヤツ
ター開放用ピンアーム、44……シヤツター開放
用ピン係合部、46……係合突起、48……最深
の切り欠き逃げ部。
ドケースの内面図であり、そのA図は上ハードケ
ース、B図は下ハードケースである。第2図は、
従来例を示すデイスクカートリツジの分解斜視図
であり、上下ハードケース、シヤツターを占して
いる。第3図は、従来例を示すデイスクカートリ
ツジのシヤツター開閉状態を示す平面図である。
第4図は、第3図のシヤツター開放過程を示す部
分拡大平面図である。第5図は、従来例を示すデ
イスクカートリツジのシヤツター開放用ピン係合
部付近を示す部分拡大正面図である。第6図は、
従来例を示すデイスクカートリツジのシヤツター
開放用ピン係合部付近を示す部分拡大平面図であ
る。第7図は、本実施例のシヤツター開放用ピン
係合部付近を示す部分拡大正面図である。 10……上ハードケース、12……その上面
板、14……その周囲側壁、16……下ケース、
18……その底面板、20……その周囲側壁、2
4……ハブ駆動軸挿通穴、26……ヘツド用開
口、30……シヤツター、32……シヤツター開
口、34……シヤツタースライド領域、36……
シヤツター開放用ピン、38……第1の切り欠き
段、40……第2の切り欠き段、42……シヤツ
ター開放用ピンアーム、44……シヤツター開放
用ピン係合部、46……係合突起、48……最深
の切り欠き逃げ部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ヘツド用開口を有し、内部にデイスクを回転
可能に収容した上下ハードケースと、そのヘツ
ド用開口を開閉するシヤツターとを備え、その
上下ハードケースの合せ目にシヤツター開放用
ピン係合部を設けたデイスクカートリツジにお
いて、上記係合部では上下ハードケースの合せ
目を無くし、ケース側壁を一体に構成すること
を特徴とするデイスクカートリツジ。 (2) 前記ケース側壁を上ハードケースから突出し
た係合突起によつて構成することを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載のデイスク
カートリツジ。 (3) 前記ケース側壁を下ハードケースから突出し
た係合突起によつて構成することを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載のデイスク
カートリツジ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984184867U JPH0351823Y2 (ja) | 1984-12-05 | 1984-12-05 | |
US06/803,205 US4710839A (en) | 1984-12-05 | 1985-11-27 | Magnetic disc cartridge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984184867U JPH0351823Y2 (ja) | 1984-12-05 | 1984-12-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61101871U JPS61101871U (ja) | 1986-06-28 |
JPH0351823Y2 true JPH0351823Y2 (ja) | 1991-11-07 |
Family
ID=16160697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984184867U Expired JPH0351823Y2 (ja) | 1984-12-05 | 1984-12-05 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4710839A (ja) |
JP (1) | JPH0351823Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0240626Y2 (ja) * | 1984-10-26 | 1990-10-30 | ||
EP0653756B1 (en) * | 1988-06-29 | 2001-09-26 | Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha | Disc cartridge |
US5021913A (en) * | 1989-04-24 | 1991-06-04 | Overland Bolling Company | Shutter for covering a window opening in a case that contains a flexible disk |
JPH075589Y2 (ja) * | 1989-08-08 | 1995-02-08 | ティーディーケイ株式会社 | ディスクカートリッジ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4208117A (en) * | 1978-10-04 | 1980-06-17 | Eastman Kodak Company | Film packet |
JPS5897166A (ja) * | 1981-12-03 | 1983-06-09 | Sony Corp | フロツピ−デイスクカセツト |
US4482929A (en) * | 1982-06-22 | 1984-11-13 | International Business Machines Corporation | Magnetic recording disk cartridge |
-
1984
- 1984-12-05 JP JP1984184867U patent/JPH0351823Y2/ja not_active Expired
-
1985
- 1985-11-27 US US06/803,205 patent/US4710839A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4710839A (en) | 1987-12-01 |
JPS61101871U (ja) | 1986-06-28 |
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