JP2002050148A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

Info

Publication number
JP2002050148A
JP2002050148A JP2000230039A JP2000230039A JP2002050148A JP 2002050148 A JP2002050148 A JP 2002050148A JP 2000230039 A JP2000230039 A JP 2000230039A JP 2000230039 A JP2000230039 A JP 2000230039A JP 2002050148 A JP2002050148 A JP 2002050148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
opening
disk
shutter
middle shell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000230039A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002050148A5 (ja
JP4089140B2 (ja
Inventor
Naoki Inoue
直樹 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000230039A priority Critical patent/JP4089140B2/ja
Priority to CA002486876A priority patent/CA2486876C/en
Priority to CA002353256A priority patent/CA2353256C/en
Priority to CNB011232617A priority patent/CN1172311C/zh
Priority to US09/915,890 priority patent/US6590858B2/en
Publication of JP2002050148A publication Critical patent/JP2002050148A/ja
Priority to US10/443,912 priority patent/US6901602B2/en
Publication of JP2002050148A5 publication Critical patent/JP2002050148A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4089140B2 publication Critical patent/JP4089140B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/041Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs contained within cartridges
    • G11B17/043Direct insertion, i.e. without external loading means
    • G11B17/0436Direct insertion, i.e. without external loading means with opening mechanism of the cartridge shutter
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • G11B23/0301Details
    • G11B23/0308Shutters
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • G11B23/0301Details
    • G11B23/0313Container cases
    • G11B23/0316Constructional details, e.g. shape

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Packaging For Recording Disks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 デイスクカートリッジにおいて、一対のシャ
ッタ部材が完全に閉じた状態において、又は、不完全に
閉じた状態や完全に開いた状態においても記録再生装置
に装着することができ、装着時には開口部が確実に開く
ようにする。 【解決手段】 上シェル13、中シェル14及び下シェ
ル15を重ね合せることによって上シェル13及び中シ
ェル14内にディスク収納室が形成されると共に中シェ
ル14が上シェル13及び下シェル15によって回転自
在に支持されたカートリッジ筐体と、ディスク収納室内
に回転自在に収納されると共に中シェル14及び下シェ
ル15に設けられた開口部42,25から一部が露出さ
れる光ディスク11と、開口部42,25を開閉可能と
して中シェル14に取り付けられた一対のシャッタ部材
18a,18bと、を備え、上シェル13及び下シェル
15に中シェル14を回転させるための操作窓を設けた
ディスクカートリッジ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや光磁
気ディスク、磁気ディスク等のディスク状記録媒体がカ
ートリッジ筐体のディスク収納室内に回転自在に収納さ
れたディスクカートリッジに関し、特に、上シェル又は
下シェルとの間でディスク収納室を形成する中シェルを
回転させることにより一対のシャッタ部材を開閉動作さ
せて開口部を開閉し、その開放時に開口部からディスク
状記録媒体の一部を露出させるようにしたディスクカー
トリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、音声、映像或いはコンピ
ュータのデータ等の情報の記録及び/又は再生が可能な
ディスク状記録媒体がカートリッジ筐体内に回転自在に
収納されたディスクカートリッジとしては、例えば、図
42に示すような構成のものが知られている。このディ
スクカートリッジ1は、コンピュータのデータ等の情報
を使用者が後から記録書き込みできる追記形光磁気ディ
スク4を内蔵しているディスクカートリッジであり、図
42に示すような外観形状を有している。
【0003】このディスクカートリッジ1は、一対の上
シェル2a及び下シェル2bによって構成されるカート
リッジ筐体2と、このカートリッジ筐体2のディスク収
納室3内に回転自在に収納された光磁気ディスク4等を
備えている。カートリッジ筐体2の上下両面には、中央
部から一辺に向かって延びる上下の開口部5が設けられ
ている。この開口部5は、その一辺に沿ってスライド可
能とされたシャッタ部材6によって開閉可能とされてい
る。このシャッタ部材6は、図に現れないスプリングに
よって開口部5を閉じる方向へ常時付勢されている。6
aは、シャッタ部材6の先端部の抜け出しを防止するた
めの押え部材である。
【0004】また、光磁気ディスク4の中央部には、金
属によって円盤状に形成されたセンタハブ7が設けられ
ている。このセンタハブ7は、開口部5の内側端部に対
応された位置、即ち、カートリッジ筐体2の略中央部に
配置されている。このセンタハブ7には、情報記録再生
装置の本体側に設けられるターンテーブルが装着され、
そのターンテーブルによるチャッキングにより固定され
て光磁気ディスク4が所定速度(例えば、線速度一定)
で回転駆動される。この際、開口部5内にヘッド部が挿
入される光磁気ピックアップ装置の働きにより、光磁気
ディスク4に対する情報信号の記録又は再生が行われ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来のディスクカートリッジにおいて
は、開口部5を開閉するシャッタ部材6が断面コ字状を
なすように形成されており、このシャッタ部材6をカー
トリッジ筐体2の一辺に嵌め合わせ、その一辺に沿って
シャッタ部材6をスライドさせて開口部5を開閉する構
造となっていた。そのため、カートリッジ筐体2とシャ
ッタ部材6との間に大きな隙間ができてしまい、微小な
ゴミや埃等の侵入を防ぐことができないという課題があ
った。
【0006】近年、光ディスクの大容量化・高記録密度
化の流れの中、記録パターンの狭ピッチ化、線密度の増
大化が進んでいる。光ディスク或いは光磁気ディスク
は、記録面上にゴミや埃が侵入することによって読取り
或いは書込みビームが遮蔽されたり、情報記録面への傷
つけによって正常な情報の読み書きができなくなってし
まう場合がある。そのため、従来のディスクカートリッ
ジでは、図42に示すように、断面略コ字状に形成され
たシャッタ部材6をカートリッジ筐体2の一辺にスライ
ド可能に装着し、その一辺に沿って移動させることによ
り開口部5を開閉して、光ディスク等の情報記録面の保
護を図っている。
【0007】ところが、更なる大容量化・高記録密度化
により、従来では影響の少なかった微小なゴミや埃であ
ってもデータの読み書きに対する影響度が増加し、上述
したような略コ字状をなすシャッタ部材では、微小なサ
イズのゴミや埃の侵入を防ぐことができなかった。この
場合、カートリッジ筐体2内に侵入した微小なゴミが光
磁気ディスク4の情報記録面に付着すると、このゴミに
よって情報記録面が傷つけられ、正常な情報の読み書き
ができなくなってしまうという課題があった。
【0008】また、上述した従来のディスクカートリッ
ジ1においては、使用者の手に触れ易いところにシャッ
タ部材6があるため、使用者が誤ってシャッタ部材6を
スライドさせて開口部5を開けてしまうおそれがあっ
た。しかも、シャッタ部材6が図に現れないスプリング
によって開口部5を閉じる方向へ常時付勢されているた
め、構成部品としてのスプリングが必要とされるばかり
でなく、そのスプリングの組立作業に手間が掛かり、組
立性及び生産性が悪いという課題もあった。
【0009】本発明は、このような従来のディスクカー
トリッジの課題に鑑みてなされたものであり、スプリン
グを用いることなく上下シェルで中シェルを回転自在に
保持して中シェルの回転により一対のシャッタ部材を開
閉動作させると共に、一対のシャッタ部材が完全に閉じ
た状態においては勿論のこと、不完全に閉じた状態や完
全に開いた状態においても記録再生装置に装着すること
ができ、その装着時には開口部が確実に開き、また、記
録再生装置から排出する時には開口部が一対のシャッタ
部材によって確実に閉じられ、防塵性、気密性の高いデ
ィスクカートリッジを提供し、上述したような従来の課
題を解決することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述したような課題等を
解決し、上記目的を達成するために、本出願の請求項1
記載のディスクカートリッジは、上シェル、中シェル及
び下シェルを重ね合せることによって上シェル及び中シ
ェル内又は中シェル及び下シェル内にディスク収納室が
形成されると共に中シェルが上シェル及び下シェルによ
って回転自在に支持されたカートリッジ筐体と、ディス
ク収納室内に回転自在に収納されると共に中シェル及び
下シェル又は上シェルに設けられた開口部から一部が露
出されるディスク状記録媒体と、開口部を開閉可能とし
て中シェルに取り付けられた一対のシャッタ部材と、を
備えたディスクカートリッジにおいて、上シェル及び下
シェルの少なくとも一方には中シェルを回転させるため
の操作窓を設けると共に、この操作窓の外側を通過する
シャッタ開閉手段により係合されて中シェルを所定位置
まで回転動作させる被操作部を中シェルの外周面に設け
たことを特徴としている。
【0011】本出願の請求項2記載のディスクカートリ
ッジは、一対のシャッタ部材は2枚の同一形状の板体の
組み合わせからなり、この一対のシャッタ部材が開口部
を閉鎖するように中シェルの一面側に対称に配置され、
それぞれのシャッタ部材の一側部を中シェルに回転自在
に支持すると共に他側部を下シェル又は上シェルに摺動
可能に係合し、中シェルと下シェル又は上シェルとの相
対回転によって一対のシャッタ部材に開口部の開閉動作
を行わせるようにしたことを特徴としている。
【0012】本出願の請求項3記載のディスクカートリ
ッジは、シャッタ開閉手段は、操作窓の外側を往復移動
されるラック部と、このラック部の前後に配置された初
期動作用凸部及びストッパ用凸部とを有し、被操作部
は、ラック部に着脱可能に噛合されるギア部と、このギ
ア部の円周方向両側に配置された初シャッタ開閉手段の
ラック部と初期動作用凸部及びストッパ用凸部との間に
は上記ギア部との噛み合わせが解除される空振り部を設
けると共に、これら空振り部に対応させて上記被操作部
には、相対的に滑りを生じさせる滑り部を設けたことを
特徴としている。
【0013】本出願の請求項4記載のディスクカートリ
ッジは、回動連結部は、一対のシャッタ部材及び中シェ
ルの一方に設けられた軸部と他方に設けられた嵌合孔と
の組み合わせからなり、移動連結部は、一対のシャッタ
部材及び下シェル又は上シェルの一方に設けられたガイ
ド溝と他方に設けられた操作凸部との組み合わせからな
り、中シェルの回転に基づき操作凸部に沿ってガイド溝
を移動させることにより一対のシャッタ部材に開閉動作
を行わせるようにしたことを特徴としている。
【0014】本出願の請求項5記載のディスクカートリ
ッジは、ラック部の高さよりもストッパ用凸部の高さを
大きく形成すると共に、ギア部の歯底円にセット位置用
凹部を設けたことを特徴としている。
【0015】上述のように構成したことにより、本出願
の請求項1記載のディスクカートリッジでは、ディスク
収納室を有するカートリッジ筐体とディスク状記録媒体
と一対のシャッタ部材とを備えたディスクカートリッジ
において、上シェル及び下シェルの少なくとも一方に設
けられた操作窓には中シェルの外周面に設けられた被操
作部が臨み、この操作窓の外側をシャッタ開閉手段が通
過することにより、このシャッタ開閉手段に被操作部が
係合されて中シェルが所定位置まで回転される。そのた
め、一対のシャッタ部材とカートリッジ筐体間の隙間を
小さくして微小なゴミや埃等がディスク収納室内に入り
難くすることができ、カートリッジ筐体の防塵効果を高
めることができると共に、一対のシャッタ部材による開
口部の開閉状態のいかんに関係なく、記録再生装置に装
着する時には開口部が確実に開放され、また、記録再生
装置から排出する時には開口部が確実に閉鎖された状態
で排出されるディスクカートリッジを提供することがで
きる。
【0016】本出願の請求項2記載のディスクカートリ
ッジでは、2枚の同一形状の板体を開口部を閉鎖するよ
うに配置し、その一側部を中シェルに回転自在に支持し
且つ他側部を下シェル又は上シェルに摺動可能に係合し
て、中シェルと下シェル又は上シェルとの相対回転によ
って一対のシャッタ部材を開閉動作させる構成とするこ
とにより、シャッタ部材の面積を小さくしつつ広い範囲
の開口部を開閉することができ、開口部の開閉効率を高
めながらディスクカートリッジ全体の小型化、薄型化を
図ることができると共に、一対のシャッタ部材をスムー
ス且つ確実に開閉動作させることができる。
【0017】本出願の請求項3記載のディスクカートリ
ッジでは、シャッタ開閉手段がラック部と初期動作用凸
部とストッパ用凸部とを有し、中シェルの被操作部がギ
ア部と初期動作用凹部とセット位置用凹部とを有するこ
とにより、シャッタ開閉手段を操作窓の外側に通過させ
ると、初期動作用凸部又はラック部が初期動作用凹部又
はギア部に係合されて中シェルを所定位置まで回転させ
る。そのため、中シェルを所定位置まで確実に回転動作
させることができると共に、その中シェルの回転により
一対のシャッタ部材がスムースに開閉動作され、開口部
を確実に開閉させることができる。
【0018】本出願の請求項4記載のディスクカートリ
ッジでは、ラック部と初期動作用凸部及びストッパ用凸
部との間に空振り部を設け、これに対応させて被操作部
には滑り部を設けることにより、ラック部とギア部を同
期させて中シェルを所定位置まで確実に回転動作させる
ことができ、一対のシャッタ部材の開閉動作を確実なも
のとして開口部の開閉操作を確実に行うことができる。
【0019】本出願の請求項5記載のディスクカートリ
ッジでは、ストッパ用凸部の高さがラック部の高さより
も高いため、このストッパ用凸部がセット位置用凹部に
係合することにより、中シェルを所定位置においてロッ
クさせたように固定することができ、振動等によって中
シェルが回転されるのを確実に防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1〜図41は、本発明のデ
ィスクカートリッジの実施の例を示すものである。即
ち、図1はディスクカートリッジの第1の実施例を下シ
ェル側から見た分解斜視図、図2は同じく下シェル側か
ら見たシャッタ閉状態の斜視図、図3は同じくシャッタ
開状態の斜視図、図4は上シェルの底面図、図5は中シ
ェルの底面図、図6は下シェルの平面図、図7は中シェ
ルと一対のシャッタ部材の開状態の斜視図、図8は図7
の一対のシャッタ部材の閉状態の斜視図、図9は下シェ
ルと一対のシャッタ部材の開状態の斜視図、図10は図
9の一対のシャッタ部材の閉状態の斜視図、図11は同
じく図10の平面図、図12は中央部を断面した説明
図、図13A〜Cは中シェルの回転と昇降動作との関係
をそれぞれ示す説明図、図14A及びBは中シェルの回
転による昇降動作に基づくシャッタ部材の密着・開放状
態をそれぞれ示す説明図である。
【0021】図15はディスクカートリッジの第2の実
施例を下シェル側から見た分解斜視図、図16は同じく
下シェル側から見たシャッタ閉状態の斜視図、図17は
同じくシャッタ開状態の斜視図、図18は本発明のディ
スクカートリッジを使用可能な情報ディスク記録再生装
置の回路構成の一実施例を示すブロック説明図、図19
はディスク記録再生装置に対する本発明のディスクカー
トリッジの挿入前の状態を示す斜視図、図20は図19
に示すシャッタ開閉手段の斜視図、図21はディスク記
録再生装置に対するディスクカートリッジの挿入中の状
態を示す斜視図である。
【0022】更に、図22〜図41は、シャッタ開閉手
段の進退動作と中シェルの被操作部の回動との動作関係
を、シャッタの開閉状態に応じてそれぞれ示す動作説明
図である。即ち、図22〜図26はシャッタが完全に閉
じた状態におけるシャッタ開閉手段と被操作部との係合
状態を示す動作説明図、図27〜図31はシャッタが不
完全に閉じた状態におけるシャッタ開閉手段と被操作部
との係合状態を示す動作説明図、図32〜図36はシャ
ッタが完全に開いた状態におけるシャッタ開閉手段と被
操作部との係合状態を示す動作説明図、図37〜図41
はディスクカートリッジの排出時の状態を示す動作説明
図である。
【0023】第1の実施例として示すディスクカートリ
ッジ10は、ディスク状記録媒体として、オーディオ情
報としての音楽信号やビデオ情報としての映像及び音楽
信号等の各種の情報信号が予め記録された再生専用型の
光ディスク、或いはオーディオ情報やビデオ情報等の情
報信号が1度だけ記録可能(追記型)若しくは何度でも
繰り返して記録可能(書換え型)とされた記録可能型の
光ディスク11を収納したものである。しかしながら、
ディスク状記録媒体としては、これに限定されるもので
はなく、薄い円盤の表面に磁性薄膜層を形成して特定位
置の磁化状態により情報を記憶するようにした磁気ディ
スク、同様に形成した磁性薄膜層に光ヘッドと磁気ヘッ
ドを使用して情報を書き込み又は読み出すようにした光
磁気ディスクその他のディスク状をなす記憶媒体を適用
することができるものである。
【0024】このディスクカートリッジ10は、図1〜
図3に示すように、一対の上シェル13、中シェル14
及び下シェル15を重ね合せることによって形成される
カートリッジ筐体12と、このカートリッジ筐体12内
に形成されたディスク収納室16内に回転自在に収納さ
れる光ディスク11と、中シェル14及び下シェル15
に形成された開口部25,42を開閉する一対のシャッ
タ部材18a,18b等を備えて構成されている。この
ディスクカートリッジ10は、光ディスク11を水平に
して使用する場合には、通常上シェル13が上側に配さ
れるが、図1においては説明上の便宜のために上下が逆
とされており、上シェル13を下側にした状態で書き表
されている。
【0025】上シェル13は、図1及び図4に示すよう
に、正面側が円弧形状とされた略四角形をなす薄い皿状
の部材からなる。この上シェル13の下面(図1におい
て表面として現れている面)の中央部には、中シェル1
4の厚み方向の略上半分が回動可能に嵌合される円形の
上側凹陥部19aが設けられている。この上側凹陥部1
9aを設けることによって上シェル13の外周縁には、
前縁部13aと左右の側縁部13b,13cと後縁部1
3dとが設けられている。この上シェル13の前縁部1
3a及び後縁部13dの略中央部には、下シェル15と
の位置合わせを行うための位置決め用凹部21a及び2
1bが設けられている。
【0026】また、上シェル13の上側凹陥部19aの
外周縁には、周方向に所定長さで連続する円弧状のカム
溝22が等間隔に3箇所に設けられている。そして、カ
ム溝22を3箇所に設けることにより、隣り合うカム溝
22,22間の3箇所に所定長さのリフトアップ部23
(図4において格子縞状にハッチングした部分)が設け
られている。この3箇所のカム溝22には、中シェル1
4に設けられたカム部46が摺動可能に嵌合される。
【0027】この上シェル13の下面に下シェル15が
重ね合わされる。下シェル15は、図1及び図6に示す
ように、その外観形状は上シェル13のそれと略同様と
されており、正面側が円弧形状とされた略四角形をなす
薄い皿状の部材からなる。この下シェル15の平面(図
1において裏面として隠れている面)の中央部には、中
シェル14の厚み方向の略下半分が回動可能に嵌合され
る円形の下側凹陥部19bが設けられている。この下側
凹陥部19bを設けることによって下シェル15の外周
縁には、前縁部15aと左右の側縁部15b,15cと
後縁部15dとが設けられている。この下シェル15の
前縁部15a及び後縁部15dの略中央部には、上シェ
ル13との位置合わせを行うための位置決め用凸部24
a及び24bが設けられている。
【0028】この下シェル15の凸部24a,24bを
上シェル13の凹部21a,21bにそれぞれ係合させ
ることにより、上下シェル13,15が互いに位置合わ
せされて所定の状態で重ね合わされる。この上下シェル
13,15内に形成された上下の凹陥部19a,19b
からなる円形の空間部内に中シェル14が回転自在に収
納されている。この下シェル15の中央部には、前後方
向に延在された開口部25が設けられている。この開口
部25は、ディスク回転駆動装置のターンテーブルと光
学ピックアップ装置の光学ヘッドを光ディスク11に臨
ませるためのもので、これらが自由に出入りできる広さ
に設定されている。
【0029】即ち、下シェル15の開口部25は、ター
ンテーブルが出し入れされる中央部に設定されたテーブ
ル用開口部25aと、このテーブル用開口部25aの前
後方向両側に延在されたヘッド用開口部25bとを有し
ている。この開口部25の形状は、例えば、ヘッド用開
口部25bにおけるテーブル用開口部25aの両側に1
個ずつ合計2個の光学ヘッドを同時に出し入れできるよ
うにするために考え出されたものである。ヘッド用開口
部25bの前後方向両端の内面には、後述するシャッタ
部材18a,18bとの間の隙間を塞ぐための遮蔽部2
6a,26bがそれぞれ設けられている。更に、下側凹
陥部19b内には、テーブル用開口部25aを中心に対
称となるよう一対の操作凸部27a,27bが設けられ
ている。
【0030】このような構成を有する上シェル13と下
シェル15とによって形成される上下の凹陥部19a,
19b内に中シェル14が収納され、この中シェル14
と上シェル13とによって円形の空間部からなるディス
ク収納室16が形成されている。このディスク収納室1
6内に、光ディスク11が半径方向外側及び厚み方向に
所定の隙間を持たせて収納されている。この光ディスク
11は、中央部にセンタ穴11aが設けられた厚みの薄
い円板状の記録部材からなる。
【0031】この光ディスク11の中央部の一面には、
センタ穴11aを覆うようにセンタハブ28が接着剤等
の固着手段によって固定されている。このセンタハブ2
8は、マグネットによって吸着される鉄板等の磁性材料
によって形成されている。このセンタハブ28にはディ
スク記録再生装置に内蔵されるディスク回転駆動装置の
ターンテーブルがセンタ穴11aを介して嵌合される。
このターンテーブルに設けられたマグネットの磁力によ
ってセンタハブ28が吸着される。これにより、光ディ
スク11がターンテーブルにチャッキングされて回転方
向に一体化され、このターンテーブルが取り付けられる
スピンドルモータの駆動により、所定速度(例えば、線
速度一定)で回転される。
【0032】この光ディスク11の一面には、ディスク
記録再生装置に内蔵される光学ピックアップ装置の光学
ヘッドが対向される情報記録の可能な情報記録領域29
aと、情報記録の不可能な非記録領域29bとが設けら
れている。非記録領域29bは、光ディスク11の内側
であるセンタハブ28の外側に所定幅で設けられた内側
非記録領域29bと、光ディスク11の外周縁に所定幅
で設けられた外側非記録領域29bとからなる。この内
外の非記録領域29b,29b間に情報記録領域29a
が設けられている。この光ディスク11の基板の材質と
しては、例えば、ポリカーボネート(PC)やポリオレ
フィン等の合成樹脂が好適であるが、他の合成樹脂を用
いることができることは勿論のこと、合成樹脂以外であ
っても情報記録媒体として用いられるガラス材やアルミ
ニウム合金等の各種の材料を用いることができる。
【0033】また、上下シェル13,15の一方の側縁
部13b,15bの略中央部には、中シェル14の外周
面の一部を露出させるための開口窓30が設けられてい
る。この開口窓30は、上シェル13の接合部に設けた
上側切欠き部30aと、下シェル15の接合部に設けた
下側切欠き部30bとによって形成されている。更に、
上下シェル13,15の一方の側縁部13b,15bに
は、その接合面に沿って前後方向に延びるガイド溝31
が設けられている。このガイド溝31は、後述するシャ
ッタ開閉手段が挿入されるもので、ディスクカートリッ
ジ10をディスク記録再生装置に装着する際の誤挿入防
止等の役割を併せ持つものである。このガイド溝31に
は開口窓30が連通されている。
【0034】更に、上下シェル13,15の一方の側縁
部13b,15bの前隅部には、ロック部材32が回動
可能に収納されるロック収納部33が設けられている。
このロック収納部33は凹陥部19a,19bに連通さ
れていると共に、一方の側縁部13b,15bに設けら
れた開口穴34を介してガイド溝31に連通されてい
る。更に、上シェル13のロック収納部33には、ロッ
ク部材32を回動自在に支持する支持軸35が、下シェ
ル15側へ突出するように設けられている。
【0035】このロック部材32は、図1に示すよう
に、支持軸35に回動自在に嵌合されて平面方向へ揺動
可能とされたレバー状の部材によって形成されている。
このロック部材32の長手方向の一端には突起状のスト
ッパ部36が設けられ、長手方向の他端には同じく突起
状の入力部37が設けられている。更に、ロック部材3
2には、ストッパ部36と対向するよう同方向に突出さ
れたバネ片38が一体に設けられている。
【0036】このような構成を有するロック部材32
は、ストッパ部36を凹陥部19a,19b側に向けた
状態で支持軸35に嵌合され、バネ片38が前縁部13
a,15aの内面に当接される。このバネ片38のバネ
力によってストッパ部36が凹陥部19a,19b側に
付勢され、これの反作用として入力部37が開口穴34
を内側から貫通してガイド溝31内に突出される。その
結果、ストッパ部36が中シェル14の後述する被操作
部43のうち、後滑り部43bに設けられるセット位置
用凹部44bに係合される。これにより、中シェル14
がロック部材32によりロックされ、その回転が防止さ
れる。
【0037】このような上シェル13及び下シェル15
の上下凹陥部19a,19b内に回転可能に嵌合される
中シェル14は、図1及び図5等に示すような構成を備
えている。この中シェル14は、円盤状の薄い板材から
なる平面部40と、この平面部40の外周縁に連続して
設けられたリング部41とを有している。中シェル14
の平面部40は、略半円形に形成された一対の半円片4
0a,40aからなり、両半円片40a,40aの弦辺
間に隙間をあけることによって開口部42が形成されて
いる。この開口部42は、下シェル15の開口部25と
形状及び大きさが略等しく形成されている。
【0038】即ち、開口部42も開口部25と同様に、
平面部40の中央部に設定され且つターンテーブルが出
し入れされるテーブル用開口部42aと、このテーブル
用開口部42aの直径方向両側に設定され且つ光学ヘッ
ドが1個ずつ対向されるヘッド用開口部42b,42b
とを有している。そして、テーブル用開口部42aの周
囲を囲む平面部40の内周縁には、自由状態において光
ディスク11の内側非記録領域29bを下方から支える
支持縁部40bが設けられている。
【0039】また、中シェル14のリング部41の外周
面の一部には、シャッタ開閉手段により係合されてその
往復動作により中シェル14を所定の角度範囲内におい
て回動させる被操作部43が設けられている。この被操
作部43は、図5及び図8等に示すように、周方向の所
定範囲(略30°程度)に渡って多数の歯が設けられた
ギア部41aと、このギア部41aの一側に連続して設
けられた前滑り部43aと、ギア部41aの他側に連続
して設けられた後滑り部43bとを有している。
【0040】被操作部43の前滑り部43aの外周面は
ギア部41aの歯先円と略同じ高さに設定され、また、
後滑り部43bの外周面はギア部41aの歯底円と略同
じ高さに設定されている。そして、前滑り部43aの周
方向の略中央部には断面円弧状の切欠きからなる初期動
作用凹部44aが設けられ、後滑り部43bの周方向の
略中央部には断面台形状の切欠きからなるセット位置用
凹部44bが設けられている。この被操作部43のギア
部41a及び前後の滑り部43a,43bがリング部4
1の外周面から外側へ突出するように設けられているた
め、上シェル13及び下シェル15の対応する部分に
は、各滑り部43a,43bとの接触を回避してその通
過を許容するための逃げ溝45a,45bがそれぞれ設
けられている。
【0041】更に、下シェル15の逃げ溝45bの両端
部には、各滑り部43a,43bの移動軌跡上に突出さ
れた前後の停止部45c,45dが設けられている。こ
の前停止部45cに後滑り部43bの後端縁が当接する
ことにより、中シェル14が下シェル15に対して最大
角度回転変位して開口部25と開口部42とが最も大き
くずれた状態となる。一方、後停止部45dに前滑り部
43aの前端縁が当接することにより、中シェル14が
初期位置に戻り、開口部25と開口部42とが重なり合
って大きく開かれた状態となる。
【0042】また、中シェル14のリング部41の一方
の端面には、周方向の3箇所において所定の長さで連続
する円弧状のカム部46(図5において多数の点にて表
した部分)が設けられている。これらのカム部46は、
中シェル14を上シェル13に組み立てた状態におい
て、上シェル13の3箇所のカム溝22にそれぞれ係合
される。この中シェル14が所定角度回転することによ
り、各カム部46が3箇所のリフトアップ部23にそれ
ぞれ乗り上げられる。
【0043】この中シェル14のリング部41の他方の
端面には、カム部46と反対側に突出する円弧状の突条
部47が2箇所に設けられている。これらの突条部4
7,47は、一対のシャッタ部材18a,18bの半径
方向外側への移動を制限するものである。更に、中シェ
ル14の平面部40には、一対のシャッタ部材18a,
18bを平面方向へ回動自在に支持するための一対の支
持孔49,49が設けられている。この一対の支持孔4
9,49は、テーブル用開口部42aを中心にしてヘッ
ド用開口部42b,42bの一方の縁部分に点対称とな
るよう1個ずつ設けられている。
【0044】このような構成を有する中シェル14は、
図22等に示すように、下シェル15及び上シェル13
に対して所定の位置関係を持って組み立てられる。即
ち、カートリッジ筐体12の組立時、下シェル15の開
口部25に中シェル14の開口部42を一致させるよう
に重ね合わせる。このとき、カートリッジ筐体12の開
口窓30には、中シェル14の被操作部43のうち、ギ
ア部41aの一側に連続するように設けられた前滑り部
43aが配置される。従って、開口窓30の略中央部に
初期動作用凹部44aが設置される。
【0045】この状態から、中シェル14が所定角度回
転することにより開口部25に対して開口部42が最大
に傾いた状態となり、一対のシャッタ部材18a,18
bによって開口部42が完全に閉じられたとき、ギア部
41aの他側に連続するように設けられた後滑り部43
bが開口窓30まで移動する。これにより、開口窓30
の略中央部にセット位置用凹部44bが設置される。
【0046】この中シェル14に一対の支持孔49,4
9を介して取り付けられるシャッタ機構18は、同一の
形状及び大きさとされた2枚で一対のシャッタ部材18
a,18bによって構成されている。一対のシャッタ部
材18a,18bは、図7及び図8に示すような形状及
び構造を有している。即ち、一対のシャッタ部材18
a,18bは、略半円形をなす薄い板体によって形成さ
れている。各シャッタ部材18a,18bの弦側辺の略
中央部には、弦線と直交する方向に所定の長さで形成さ
れた段部50が設けられており、この段部50によって
その両側に凸側接合部50aと凹側接合部50bとが形
成されている。
【0047】更に、シャッタ部材18a,18bの各接
合部50a,50bには、弦の延在方向と直交する方向
に庇状に突出する庇部51a,51bがそれぞれ設けら
れている。かくして、一対のシャッタ部材18a,18
bにおいて、互いの凸側接合部50aの端面と凹側接合
部50bの端面とがそれぞれ対向され、凸側接合部50
aの庇部51aが凹側接合部50bの庇部51bにそれ
ぞれ重なり合わされる。このシャッタ部材18a,18
bの弦側辺の凸側接合部50a側の端部である軸取付部
50cには、庇部51a,51b側に突出する軸部52
がそれぞれ設けられている。
【0048】この軸部52を平面部40の支持孔49に
嵌合させることにより、各シャッタ部材18a,18b
が中シェル14にそれぞれ回動自在に取り付けられる。
この際、一対のシャッタ部材18a,18bは、互いの
弦側辺を対向させて取り付けるようにする。その結果、
図7に示すように、一対のシャッタ部材18a,18b
をそれぞれ外側へ離反させるように回動させたとき、各
シャッタ部材18a,18bは半円片40a上に隠れる
ように載置される。一方、一対のシャッタ部材18a,
18bをそれぞれ内側へ回動させて互いの接合部50
a,50bをそれぞれ当接させることにより、図8に示
すように、略円形とされた一対のシャッタ部材18a,
18bによって開口部42の中央部が遮蔽される。
【0049】更に、シャッタ部材18a,18bの凹側
接合部50b側には、このシャッタ部材18a,18b
を開閉動作させるための開閉溝53がそれぞれ設けられ
ている。各開閉溝53は、それが設けられているシャッ
タ部材18a,18bの軸部52を中心に放射方向へ延
びるように形成されている。この開閉溝53には、下シ
ェル15の操作凸部27a,27bが摺動可能に係合さ
れる。更に、各開閉溝53の外側の端部には、周囲に切
り込みを入れることによって形成された弾性片54と、
操作凸部27a,27bを逃がすための凹部53aとが
設けられている。
【0050】また、シャッタ部材18a,18bの円弧
側辺には閉鎖片55が設けられている。この閉鎖片55
は、シャッタの閉じ状態において軸部52が移動するこ
とによってその跡に形成された隙間を塞ぐもので、図9
に示すシャッタ開放状態から図10及び図11に示すシ
ャッタ閉鎖状態にように移動して隙間を塞ぎ、塵や埃等
がカートリッジ筐体12内に入り込むのを防止する。
【0051】上述したような構成を有する上シェル1
3、中シェル14、下シェル15及びシャッタ部材18
a,18bの材質としては、例えば、ABS樹脂(アク
リロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)やHIPS
(高衝撃性ポリスチレン)等の合成樹脂が好適である。
しかしながら、その他のエンジニアリングプラスチック
を適用できることは勿論のこと、アルミニウム合金、ス
テンレス鋼その他の金属材料を用いることもできる。
【0052】尚、図示しないが、ディスクカートリッジ
10について、例えば、カートリッジ筐体12の後部隅
部等に、光ディスク等の記録媒体に記録された情報の誤
消去を防止するための誤消去防止機構を設ける構成とす
ることもできる。このような誤消去防止機構としては、
例えば、カートリッジ筐体12の背面に開口する操作窓
と、この操作窓を開閉可能に装着される誤消去防止片等
によって構成することができる。
【0053】上述したような構成を有するディスクカー
トリッジ10は、例えば、次のようにして簡単に組み立
てることができる。このディスクカートリッジ10の組
立作業は、図1に示すように、上シェル13を下に配置
した状態で行われる。まず、上シェル13の上側凹陥部
19a内に光ディスク11を載置する。このとき、光デ
ィスク11は、センタハブ28のある面を下にして上側
凹陥部19a内に入れ込む。
【0054】次に、光ディスク11を覆うように中シェ
ル14の開口側を上側凹陥部19aに嵌合させる。これ
により、中シェル14と上シェル13とで形成されるデ
ィスク収納室16内に光ディスク11が回転自在に収納
される。このとき、中シェル14の開口部42が延在す
る方向を上シェル13の前後方向に一致させ、被操作部
43の前滑り部43aを開口窓30に臨ませる。
【0055】次に、シャッタ機構18を中シェル14に
組み立てる。これは、一対のシャッタ部材18a,18
bの互いの弦側を対向させ、この状態で軸部52を平面
部40の支持孔49にそれぞれ嵌合させる。そして、各
シャッタ部材18a,18bを互いに離反させ、中シェ
ル14の各半円片40a上にそれぞれ重なり合うように
する。
【0056】これと同時に、又は前後して、ロック収納
部33の支持軸35にロック部材32を取り付ける。こ
の際、ロック部材32のバネ片38を上シェル13の前
縁部13aの内面に当接させ、このバネ片38のバネ力
によって入力部37を開口穴34からガイド溝31内に
突出させる。
【0057】次に、シャッタ機構18を含む中シェル1
4の上に下シェル15を被せ、この下シェル15を上シ
ェル13に重ね合わせる。このとき、下シェル15の位
置決め用凸部24a,24bを上シェル13の同じく位
置決め用凹部21a,21bに嵌め込む。これにより、
下シェル15が上シェル13に対して自動的に位置決め
される。この際、一対のシャッタ部材18a,18bを
上述した位置に配置しておくことにより、下シェル15
の下側凹陥部19b内に設けた一対の操作凸部27a,
27bを一対の開閉溝53にそれぞれ対向させることが
できる。そのため、一対の開閉溝53の位置を気に掛け
ることなく、下シェル15を上シェル13に重ね合わせ
るだけで一対の操作凸部27a,27bを一対の開閉溝
53に係合させることができる。
【0058】その後、複数本の固定ネジを用いて下シェ
ル15を上シェル13に締め付け固定する。これによ
り、図12に示すような断面構成を有するディスクカー
トリッジ10の組立作業が完了する。この場合、固定ネ
ジ等の別部材からなる固着手段を用いることなく、例え
ば、接着剤等を用いて上シェル13と下シェル15の接
合面を直に接合する構成とすることもできる。このよう
に、本実施例に係るディスクカートリッジ10によれ
ば、使用される構成部品の数が少なく、しかも、極めて
簡単に組立作業を行うことができる。
【0059】図15〜図17は、本願発明の第2の実施
例を示すものである。この実施例に示すディスクカート
リッジ80は、光学ヘッドが1個のディスク記録再生装
置に使用するようにした1ヘッドタイプのものである。
このディスクカートリッジ80は、図15から明らかな
ように、図1等に示したディスクカートリッジ10と異
なるところは、中シェル84の開口部86及び下シェル
85の開口部87の形状のみであり、その他の形状及び
構成は同一である。そのため、図1と同一部分には同一
符号を付してその説明を省略し、構成の異なる開口部8
6,87について説明する。
【0060】中シェル84の開口部86は、上述した中
シェル14の開口部42から一方のヘッド用開口部42
bを廃止しただけのものである。即ち、開口部86は、
中央部に設けられた円形のテーブル用開口部86aと、
このテーブル用開口部86aから半径方向外側に延在さ
れて外周縁まで達する略長方形をなすヘッド用開口部8
6bとから構成されている。また、下シェル85の開口
部87も中シェル84の開口部86と同様に、上述した
下シェル15の開口部25から一方のヘッド用開口部2
5bを廃止しただけのものである。即ち、開口部87
は、中央部に設けられた円形のテーブル用開口部87a
と、このテーブル用開口部87aから前側に延在されて
前端縁まで達する略長方形をなすヘッド用開口部86b
とから構成されている。
【0061】このように、2ヘッド用の中シェル14及
び下シェル15を1ヘッド用の中シェル84及び下シェ
ル85に代えて使用することにより、カートリッジ筐体
12の剛性を高めると共に防塵性を向上させることがで
きる。しかも、中シェル84及び下シェル85を1ヘッ
ド用のものと2ヘッド用のものとで交換するだけで、デ
ィスクカートリッジの製造を1ヘッド用と2ヘッド用に
簡単に対応することができ、製造組立ラインの共通化が
可能であって、需要者のニーズに適切に対応することが
できる。
【0062】上述したような構成を有するディスクカー
トリッジ10,80がディスク記録再生装置に装着され
る前には、図2及び図16に示すような状態になってい
る。即ち、シャッタ機構18の一対のシャッタ部材18
a,18bは、中シェル14,84がロック部材32に
よりロックされて初期位置に固定されているため、下シ
ェル15,85の開口部25,87及び中シェル14,
84の開口部42,86が完全に閉じた状態に保持され
る。更に、中シェル14,84の3箇所のカム部46
が、上シェル13の3箇所のカム溝22から飛び出して
リフトアップ部23に乗り上げた状態にある。そのた
め、一対のシャッタ部材18a,18bは、図14Aに
示すように、中シェル14と下シェル15とによって両
側から挟持された状態となっている。
【0063】その結果、一対のシャッタ部材18a,1
8bは、カムの昇降動作による挟持機構とロック部材3
2のロック機構とによって二重にロックされた状態とな
っている。従って、シャッタ機構18による下シェル1
5,85の開口部25,87及び中シェル14,84の
開口部42,86の閉鎖状態を確実に保持することがで
き、振動等に起因してシャッタ機構18が誤って開かれ
るのを確実に防止することができる。
【0064】このような状態のディスクカートリッジ1
0,80を、図19及び図21に示すように、ディスク
記録再生装置60に挿入することにより、このディスク
記録再生装置60に設けられているシャッタ開閉手段に
よってロック部材32のロック状態が解除される。その
後、このシャッタ開閉手段によってシャッタ機構18が
開放され、開口部25,42(又は86,87)が開か
れる。このシャッタ機構18の開閉動作は、後に詳細に
説明する。
【0065】次に、ディスク記録再生装置60について
説明する。このディスク記録再生装置60は、図19及
び図21に示すように、中空の筐体からなる外装ケース
61と、この外装ケース61内に収納された記録再生装
置本体62等を備えて構成されている。外装ケース61
は、上面及び前面に開口されたケース本体63と、この
ケース本体63の上面を閉じるように上部に着脱可能に
取り付けられたケース蓋体64と、ケース本体63及び
ケース蓋体64の前面を閉じるように前部に着脱可能に
取り付けられた前部パネル65等を備えている。
【0066】ケース本体63の4箇所には、下方に突出
する脚体63aが設けられている。これらの脚体63a
によってディスク記録再生装置60が支えられ、適宜位
置に取り付けられる。前部パネル65は、横長とされた
板状部材からなり、その上部には横長のカートリッジ出
入口66が設けられている。カートリッジ出入口66
は、ディスクカートリッジ10,80の正面側の大きさ
と略同程度の大きさに形成されている。このカートリッ
ジ出入口66は、その内側に配置された開閉扉67によ
って常時は閉じられている。
【0067】この開閉扉67をディスクカートリッジ1
0の前部で押圧し、図21に示すように、所定の位置ま
で差し込む。これにより、図示しないローディング機構
によってディスクカートリッジ10,80が自動的に取
り込まれる。そして、ローディング機構で搬送されたデ
ィスクカートリッジ10,80は、ディスク記録再生装
置60内の所定位置で位置決めされて固定される。これ
と同時に又は前後して、ディスク記録再生装置60に設
けられているシャッタ開閉手段によってシャッタ機構1
8が開放動作され、開口部25,42が開放される。
【0068】このシャッタ開閉手段の一具体例を示すラ
ック棒70を、図20に示している。このラック棒70
は、中シェル14,84の被操作部43のギア部41a
に噛合されるラック部71と、このラック部71の先端
側に設けられた初期動作用凸部72と、ラック部71の
基端側に設けられたストッパ用凸部73等を備えてい
る。ラック棒70のラック部71は真っ直ぐな棒材の中
途部において一面側に突出するように形成されており、
ギア部41aと略同数の歯を有している。
【0069】このラック部71の先端側に、ラック棒7
0と同方向に延びる適宜な弾性を有する前弾性片72a
が設けられている。この前弾性片72aの先端部に、ラ
ック部71の歯と同方向に突出する初期動作用凸部72
が設けられている。また、ラック部71の基端側に、同
じくラック棒70と同方向に延びる適宜な弾性を有する
後弾性片73aが設けられている。この後弾性片73a
の先端部に、ラック部71の歯と同方向に突出するスト
ッパ用凸部73が設けられている。このストッパ用凸部
73と初期動作用凸部72とラック部71とは、同一直
線上に設定されている。上述した前弾性片72aによっ
て前側の空振り部が形成され、後弾性片73aによって
後側の空振り部が形成されている。
【0070】更に、初期動作用凸部72は、断面形状は
円弧状とされているが、その大きさ及び高さはラック部
71の歯と略同程度に形成されている。一方、ストッパ
用凸部73は、断面形状はラック部71の歯と同様に山
形とされているが、その大きさ及び高さはやや大きめに
形成されている。そして、前後の弾性片72a,73a
に適度な大きさを弾性を付与することにより、初期動作
用凸部72及びストッパ用凸部73に対して後退動作が
弾性的に行われるようにしている。図20において、符
号74は、ラック棒70の補強を兼ねたガイド部であ
る。このガイド部74は、ディスクカートリッジ10,
80のガイド溝31に係合される。
【0071】このような構成を有するラック棒70の作
用による中シェル14,84の回動、及びシャッタ機構
18の開閉動作は、後に詳細に説明する。
【0072】図12に示すように、ラック棒70の作用
によって開口部25,42(又は86,87)が開放さ
れると、その開口部25,42(又は86,87)内に
ディスク回転駆動装置68のターンテーブル68aと光
学ピックアップ装置69の光学ヘッド69aとが入り込
む。そして、ターンテーブル68aが光ディスク11の
センタ孔11aに係合し、ターンテーブル68aに内蔵
されているマグネットによってセンタハブ28を吸着し
て保持する。これと同時に又は前後して、光学ヘッド6
9aが光ディスク11の情報記録領域29aに所定位置
まで接近する。これにより、ディスク記録再生装置60
による光ディスク11に対する情報信号の記録及び再生
操作が可能となる。
【0073】このディスク記録再生装置60の記録再生
装置本体62は、例えば、図18に示すような構成要素
を備えて構成されている。即ち、記録再生装置本体62
は、システムコントローラS1とメモリーコントローラ
S5とドライブコントローラD1との3つの制御装置を
備えている。システムコントローラS1とメモリーコン
トローラS5とは直に接続されていて、その接続ライン
には読取り専用記憶装置(ROM)S2と読取り書込み
記憶装置(RAM)S3とが接続されている。更に、メ
モリーコントローラS5には、メモリーS4とMPEG
2(3M〜40Mbps に対応した既存のテレビ放送、H
DTV、広帯域ISDNなどに応用される動画圧縮方
式)用のエンコーダーS6及びデコーダーS7とが接続
されている。更に、システムコントローラS1には、コ
ントロールパネルS8とリモコン受信部S9とが接続さ
れている。
【0074】また、ドライブコントローラD1にはEC
CD4が接続されていて、その接続ラインには記憶装置
(ROM)D2及び記憶装置(RAM)D3と、サーボ
回路D6及びアドレスデコーダーD7とが接続されてい
る。更に、ドライブコントローラD1には記録時のエラ
ーを判断する記録時エラー判断回路D8が接続されてい
る。このドライブコントローラD1は、コマンド用イン
タフェースを介してシステムコントローラS1に接続さ
れている。また、ECCD4、データ用インタフェース
を介してメモリーコントローラS5に接続されていると
共に、変復調回路D5にも接続されている。そして、変
復調回路D5は、光学ピックアップ装置69の光学ヘッ
ド69aに接続されている。
【0075】また、サーボ回路D6は、ディスク回転駆
動装置であるスピンドルモータ68と、光学ピックアッ
プ装置69と、記録時エラー判断回路D8とに接続され
ている。更に、光学ピックアップ装置69はアドレスデ
コーダーD7に接続され、このアドレスデコーダーD7
は記録時エラー判断回路D8にも接続されている。
【0076】次に、上述したような構成を有するディス
ク記録再生装置60のカートリッジ出入口66からディ
スクカートリッジ80を挿入する場合に、ラック棒70
によるシャッタ機構18の開閉作用を、中シェル84の
位置の変化によるシャッタ機構18の開閉状態との関係
において説明する。
【0077】その1は、シャッタ機構18が完全に閉じ
られたディスクカートリッジ80を挿入する場合(A)
であり、これを図22〜図26に示す。その2は、シャ
ッタ機構18が不完全に閉じられたディスクカートリッ
ジ80を挿入する場合(B)であって、これを図27〜
図31に示す。その3は、シャッタ機構18が完全に開
いたディスクカートリッジ80を挿入する場合(C)で
あり、これを図32〜図36に示す。その4は、ディス
クカートリッジ80を排出する場合(D)であって、こ
れを図37〜図41に示す。
【0078】まず、一対のシャッタ部材18a,18b
が完全に閉じられたディスクカートリッジ80を挿入す
る場合(A)について説明する。図21に示すように、
ディスクカートリッジ80をディスク記録再生装置60
のカートリッジ出入口66に所定量挿入すると、ディス
ク記録再生装置60に内蔵されたラック棒70の初期動
作用凸部72が、ディスクカートリッジ80の一方の側
面部に設けたガイド溝31内に入り込む。これにより、
図示しないが、初期動作用凸部72がガイド溝31内に
突出されているロック部材32の入力部37を、バネ片
38の付勢力に抗してロック収納部33内に押し込め
る。これにより、ロック部材32が支持軸35を中心に
回動してストッパ部36がセット位置用凹部44bから
抜け出す。その結果、中シェル84のロックが解除さ
れ、その回動が自由となる。
【0079】更に、図22に示すように、カートリッジ
挿入方向Fにディスクカートリッジ80を挿入し、ラッ
ク棒70に対してディスクカートリッジ80が相対的に
前進することにより、初期動作用凸部72が中シェル1
4の被操作部43の前滑り部43aに当接し、この前滑
り部43aを高い方に乗り上げる。このとき、前弾性片
72aが適当な強さの弾性を有するため、前弾性片72
aの撓みによって初期動作用凸部72が後方に撓み移動
し、前滑り部43aの最高部を乗り越える。その結果、
図23に示すように、初期動作用凸部72が初期動作用
凹部44a内に入り込む。この凸部72が凹部44aに
係合することにより、ラック棒70からの反力によって
中シェル14が、同図において反時計方向Nに回動され
る。
【0080】その結果、図24に示すように、ラック棒
70との間の相対的な移動量に応じて中シェル14が所
定角度回転することにより、凸部72が凹部44aから
離れる前にラック部71が被操作部43のギア部41a
に噛み合う。これにより、動力伝達経路が強固になり、
ラック棒70からの反力が確実に伝達されて、中シェル
14が所定角度回転する。そして、図25に示すよう
に、直線的に前進するラック部71と曲線的に前進する
ギア部41aとの噛み合いが解除される前に、ストッパ
用凸部73が被操作部43の後滑り部43bに設けたセ
ット位置用凹部44bに係合される。そして、図26に
示すように、ストッパ用凸部73がセット位置用凹部4
4bにしっかりと噛み合ったところで、ラック部71と
ギア部41aとの噛み合いが解除される。
【0081】これと同時に、ディスクカートリッジ80
の挿入動作が終了し、ディスクカートリッジ80が所定
位置にセットされる。このセット状態では、ストッパ用
凸部73がセット位置用凹部44bにしっかりと噛み合
っているため、中シェル14が回動するおそれもない。
【0082】このとき、中シェル14が回動を開始する
初期状態では、図13C及び図14Aに示すように、中
シェル14のカム部46がリフトアップ部23に乗り上
げる。そのため、中シェル14と上シェル13との間で
一対のシャッタ部材18a,18bを挟持した状態とな
ることから、中シェル14の回転動作には比較的大きな
力が必要とされる。このカム部46の乗り上げによる大
きさ摩擦力に抗して中シェル14を回転させることによ
り、図13B及び図14Bに示すように、カム部46が
リフトアップ部23を通過してカム溝22内に入り込
む。その結果、カム部46の摩擦力が消滅するため、こ
れ以後の中シェル14の回転動作は、極めて軽く且つス
ムースに行うことができようになる。
【0083】また、一対のシャッタ部材18a,18b
の各軸部52が、中シェル14の回動によって同様に回
動される一方、他端側に設けた開閉溝53には下シェル
15の操作凸部27a,27bがそれぞれ摺動可能に係
合されている。この一対の操作凸部27a,27bは下
シェル15に設けられていて、この操作凸部27a,2
7bは移動することがない。その一方、一対のシャッタ
部材18a,18bの各開閉溝53は、操作凸部27
a,27bとの間に相対移動が可能なように軸部52と
操作凸部27b(又は27a)とを結ぶ方向に延在され
ている。
【0084】そのため、シャッタ部材18a,18bの
回動量に応じて操作凸部27b(又は27a)が開閉溝
53内を軸部52側に移動する。これにより、各シャッ
タ部材18a,18bにおいて軸部52が対応する操作
凸部27b(又は27a)側に移動する。その結果、各
シャッタ部材18a,18bが、図22の状態から、図
23、図24及び図25の状態を経て、図26に示すよ
うに、開口部86,87を挟んで左右に対向する位置に
移動する。これにより、中シェル84の開口部86と下
シェル85の開口部87とが完全に開放される。そのた
め、ディスク収納室16内に収納されている光ディスク
11の一部が開口部86,87から露出される。
【0085】その結果、開口部86,87に対するター
ンテーブル68a及び光学ヘッド69aの挿入が可能と
なる。そこで、ターンテーブル68a等をディスクカー
トリッジ80側へ移動するか又はディスクカートリッジ
80をターンテーブル68a側へ移動することにより、
ターンテーブル68aが中央部のテーブル用開口部87
a内に入り込み、光学ヘッド69aがサイドのヘッド用
開口部87b内に入り込む。その結果、ターンテーブル
68aに光ディスク11が装着されてチャッキングされ
ると共に、光学ヘッド69aが所定の間隔を保持して光
ディスク11の情報記録領域29aに対面される。これ
により、ディスク記録再生装置60による光ディスク1
1の情報記録領域29aに対する情報信号の再生又は記
録が可能となる。
【0086】そこで、記録再生装置本体62を動作さ
せ、スピンドルモータ68の駆動によりターンテーブル
68aを介して光ディスク11を回転させると共に、光
学ピックアップ装置69の駆動により光学ヘッド69a
からレーザ光を出射して情報記録領域29aに予め記録
されている情報信号を読み出し、又はその情報記録領域
29aに対して新たな情報信号を書き込むことができ
る。これにより、記録再生装置本体62による情報信号
の再生又は記録が実行される。
【0087】次に、一対のシャッタ部材18a,18b
が不完全に閉じられたディスクカートリッジ80を挿入
する場合(B)について説明する。このような状態は、
使用者が故意に中シェル84を回転させる等の原因によ
って生じるもので、例えば、図27に示すように、中シ
ェル84の回転変位によってシャッタ機構18が少し開
かれた状態にある。このとき、開口窓30には、初期動
作用凹部44aの他に、ギア部41aの一部が露出され
ている。
【0088】このディスクカートリッジ80をディスク
記録再生装置60のカートリッジ出入口66に所定量挿
入すると、ラック棒70の初期動作用凸部72が、ディ
スクカートリッジ80のガイド溝31内に入り込み、ロ
ック部材32の入力部37をロック収納部33内に押し
込めた後、図27の状態から図28の状態に変化して、
被操作部43のギア部41aに当接する。その結果、初
期動作用凸部72が被操作部43のギア部41aに係合
され、この係合状態によって中シェル84が反時計方向
Nに回動される。
【0089】その結果、図29に示すように、ラック棒
70との間の相対的な移動量に応じて中シェル14が所
定角度回転することにより、凸部72がギア部41aか
ら離れる前にラック部71がギア部41aに噛み合う。
これにより、ラック棒70からの反力がラック部71か
らギア部41aに確実に伝達され、中シェル84が所定
角度回転する。そして、図30に示すように、ラック部
71からギア部41aが離れた後、中シェル14とラッ
ク棒70との間に滑りが生じ、ストッパ用凸部73が被
操作部43の後滑り部43bに設けたセット位置用凹部
44bに係合される。
【0090】その後、図31に示すように、ストッパ用
凸部73がセット位置用凹部44bにしっかりと噛み合
ったところで、ディスクカートリッジ80の挿入動作が
終了し、ディスクカートリッジ80が所定位置にセット
される。このセット状態では、中シェル84の開口部8
6と下シェル85の開口部87とが完全に開放され、デ
ィスク収納室16内に収納されている光ディスク11の
一部が開口部86,87から露出される。従って、シャ
ッタ機構18が不完全に閉じられたディスクカートリッ
ジ80を挿入した場合においても、何ら支障を生ずるこ
となく、そのディスクカートリッジ80を使用して、情
報信号の記録及び再生に寄与することができる。
【0091】次に、一対のシャッタ部材18a,18b
が完全に開いたディスクカートリッジ80を挿入する場
合(C)について説明する。このような状態は、使用者
が故意に中シェル84を回転させる等の原因によって生
じるもので、図32に示すように、中シェル84が最大
に回転変位してシャッタ機構18が完全に開かれた状態
にある。このとき、開口窓30には、後滑り部43bが
露出されている。
【0092】このディスクカートリッジ80をディスク
記録再生装置60のカートリッジ出入口66に所定量挿
入すると、ラック棒70の初期動作用凸部72が、ディ
スクカートリッジ80のガイド溝31内に入り込み、ロ
ック部材32の入力部37をロック収納部33内に押し
込めた後、図32の状態から図33の状態に変化して、
初期動作用凸部72が後滑り部43bのセット位置用凹
部44bの上方を通過する。更に、図34の状態から図
35の状態に変化して、ラック部71もセット位置用凹
部44bの上方を通過する。
【0093】その後、ストッパ用凸部73が後滑り部4
3bに当接する。このとき、後弾性片73aが適当な強
さの弾性を有するため、後弾性片73aの撓みによって
ストッパ用凸部73が後方に撓み移動し、後滑り部43
bの最高部を乗り越える。そして、ストッパ用凸部73
がセット位置用凹部44bに係合される。その後、図3
6に示すように、ストッパ用凸部73がセット位置用凹
部44bにしっかりと噛み合ったところで、ディスクカ
ートリッジ80の挿入動作が終了し、ディスクカートリ
ッジ80が所定位置にセットされる。
【0094】このセット状態では、中シェル84の開口
部86と下シェル85の開口部87とが完全に開放さ
れ、ディスク収納室16内に収納されている光ディスク
11の一部が開口部86,87から露出される。従っ
て、シャッタ機構18が完全に開いた状態のディスクカ
ートリッジ80を挿入した場合においても、何ら支障を
生ずることなく、そのディスクカートリッジ80を使用
して、情報信号の記録及び再生を実行することができ
る。
【0095】最後に、ディスクカートリッジ80を排出
する場合(D)について説明する。上述したようにして
行われる情報信号の再生又は記録の後、例えば、ディス
ク記録再生装置60に設けられるカートリッジ排出ボタ
ン(図示せず)を操作することにより、ローディング機
構の作動を介してディスクカートリッジ80がディスク
記録再生装置60から排出される。即ち、ローディング
機構の排出動作によってディスクカートリッジ80がカ
ートリッジ排出方向Rに移動すると、相対的にラック棒
70が後退動作される。
【0096】このラック棒70に対するディスクカート
リッジ80の後退動作により、図37に示すように、セ
ット位置用凹部44bに係合されているストッパ用凸部
73によって中シェル84が時計方向Mに回動される。
そして、図38に示すように、凸部73が凹部44bか
ら離れる前にラック部71がギア部41aに噛合し、こ
の噛み合いによって中シェル84が引き続き回動され
る。
【0097】このとき、ストッパ用凸部73の先端が開
口窓30内に入り込んでいるため、その凸部73が開口
窓30の縁に当接するが、その凸部73と一体の後弾性
片73aが適度な大きさの弾性を有するため、この後弾
性片73aの撓み変形によって凸部73が外側へ変位
し、開口窓30の縁を乗り越えてガイド溝31に乗り上
げる。そのため、凸部73の高さがラック部71の歯の
高さより高いにも係わらず、凹部44bから離れた凸部
73が開口窓30から容易に抜け出すことができ、従っ
て、その後の中シェル84の回動を確保することができ
る。
【0098】この中シェル84が時計方向Mに所定角度
回転すると、図39に示すように、開口窓30内におい
て、ラック部71がギア部41aから離れる前に初期動
作用凸部72が初期動作用凹部44aに係合される。こ
の凸部72と凹部44aとの係合によって中シェル84
の回動が継続され、図40に示すように、中シェル84
が最初の位置まで回動される。中シェル84が最初の位
置まで戻されると、被操作部43の後滑り部43bの端
面が下シェル85の停止部45cに当接されるため、以
後の中シェル84の回動が阻止される。
【0099】これに対して、ディスクカートリッジ80
とラック棒70との間には相対移動が引き続き生じてい
るため、凹部44aに係合されている凸部72の移動力
によって中シェル84には回転力が付与される。この回
転力の反力が凸部72に付与され、この反力を受けて前
弾性片72aが撓み変形し、凸部72が外側へ移動して
凹部44aとの係合が解除される。その後、ラック棒7
0の凸部72が開口穴34を通過することにより、ロッ
ク部材32の入力部37が開口穴34からガイド溝31
内に突出される。これと同時に、ストッパ部36が内側
に移動して中シェル84の被操作部43bのセット位置
用凹部44bに噛み合わされる。その結果、ロック部材
32によって中シェル84がロックされ、その回動が停
止される。
【0100】この際、一対のシャッタ部材18a,18
bは、上述した挿入時とは逆の動作を実行し、開口部8
6,87を完全に閉じる。即ち、図37に示す一対のシ
ャッタ部材18a,18bが完全に開いた状態から、中
シェル84及び一対のシャッタ部材18a,18bが時
計方向Mに回動し、図38、図39及び図40の状態を
経て、図41の状態に変化する。この図38〜図41の
状態では、中シェル84のカム部46はカム溝22内に
あるため、中シェル84を軽い力で回転させることがで
きる。
【0101】次に、中シェル84が図39の状態から図
40の状態に変化する際に、カム部46がリフトアップ
部23に当接した後、このリフトアップ部23上に乗り
上げるため、これ以後、中シェル84の回動には上述し
た摩擦力が加えられる。そして、図40の閉じ状態に至
る直前において、操作凸部27b(又は27a)が開閉
溝53を最外側部まで移動し、弾性片54に接触してこ
れを押圧する。これにより、操作凸部27b(又は27
a)の押圧力によって弾性片54にバネ力が発生する。
この弾性片54のバネ力によって中央の段部50には、
他方のシャッタ部材18a(又は18b)に作用する圧
接力が発生する。
【0102】この圧接力は、一対のシャッタ部材18
a,18bの両者に発生するため、互いの圧接力によっ
て一対のシャッタ部材18a,18bの密閉性が更に高
められる。従って、一対のシャッタ部材18a,18b
の接合部における防塵性を向上させることができ、その
結果、チリや埃等がディスク収納室16内に侵入するの
をより効果的に防止することができる。このようにし
て、一対のシャッタ部材18a,18bによって開口部
86,87の全体が完全に閉じられ、その閉じ状態でデ
ィスクカートリッジ80が排出される。これにより、デ
ィスクカートリッジ80の排出動作が完了する。
【0103】以上説明したが、本発明は上述した実施の
例に限定されるものではなく、例えば、上記実施例にお
いては、情報記録媒体として光ディスクを用いた例につ
いて説明したが、光磁気ディスク、フロッピー(登録商
標)ディスク等の磁気ディスク、その他各種のディスク
状記録媒体に適用することができる。更に、上記実施例
では、情報記録再生装置として記録再生兼用のディスク
記録再生装置に適用した例について説明したが、記録又
は再生の一方のみが可能なディスク記録装置又はディス
ク再生装置に適用できることは勿論である。
【0104】また、上記実施例においては、カートリッ
ジ筐体12の中シェル14,84及び下シェル15,8
5に開口部42,25及び86,87を設けた例につい
て説明したが、例えば、上シェル13にも開口部を設
け、カートリッジ筐体12の上下から同時にアクセスで
きる構造とすることもできる。更に、中シェルと下シェ
ルとでディスク収納室を形成し、このディスク収納室内
にディスク状記録媒体を収納すると共に上シェルに開口
部を設ける構成とすることもできる。このように、本発
明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるもの
である。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の請求項1
記載のディスクカートリッジによれば、ディスク収納室
を有するカートリッジ筐体とディスク状記録媒体と一対
のシャッタ部材とを備えたディスクカートリッジにおい
て、上シェル及び下シェルの少なくとも一方に設けられ
た操作窓に中シェルの外周面に設けた被操作部を臨ま
せ、この操作窓の外側をシャッタ開閉手段を通過させる
構成としたため、シャッタ開閉手段に被操作部を係合さ
せて中シェルを所定位置まで回転させることができる。
そのため、一対のシャッタ部材とカートリッジ筐体間の
隙間を小さくして微小なゴミや埃等がディスク収納室内
に入り難くすることができ、カートリッジ筐体の防塵効
果を高めることができると共に、一対のシャッタ部材に
よる開口部の開閉状態のいかんに関係なく、記録再生装
置に装着する時には開口部が確実に開放され、また、記
録再生装置から排出する時には開口部が確実に閉鎖され
た状態で排出されるディスクカートリッジを提供するこ
とができる。
【0106】本出願の請求項2記載のディスクカートリ
ッジによれば、2枚の同一形状の板体を開口部を閉鎖す
るように配置し、その一側部を中シェルに回転自在に支
持し且つ他側部を下シェル又は上シェルに摺動可能に係
合して、中シェルと下シェル又は上シェルとの相対回転
によって一対のシャッタ部材を開閉動作させる構成とし
たため、シャッタ部材の面積を小さくしつつ広い範囲の
開口部を開閉することができ、開口部の開閉効率を高め
ながらディスクカートリッジ全体の小型化、薄型化を図
ることができると共に、一対のシャッタ部材をスムース
且つ確実に開閉動作させることができるという効果が得
られる。
【0107】本出願の請求項3記載のディスクカートリ
ッジによれば、シャッタ開閉手段がラック部と初期動作
用凸部とストッパ用凸部とを有し、中シェルの被操作部
がギア部と初期動作用凹部とセット位置用凹部とを有す
る構成としたため、シャッタ開閉手段を操作窓の外側に
通過させることにより、初期動作用凸部又はラック部が
初期動作用凹部又はギア部に係合されて中シェルを所定
位置まで回転させることができる。そのため、中シェル
を所定位置まで確実に回転動作させることができると共
に、その中シェルの回転により一対のシャッタ部材がス
ムースに開閉動作され、開口部を確実に開閉させること
ができるという効果が得られる。
【0108】本出願の請求項4記載のディスクカートリ
ッジによれば、ラック部と初期動作用凸部及びストッパ
用凸部との間に空振り部を設け、これに対応させて被操
作部には滑り部を設ける構成としたため、ラック部とギ
ア部を同期させて中シェルを所定位置まで確実に回転動
作させることができ、一対のシャッタ部材の開閉動作を
確実なものとして開口部の開閉操作を確実に行うことが
できるという効果が得られる。
【0109】本出願の請求項5記載のディスクカートリ
ッジによれば、ストッパ用凸部の高さがラック部の高さ
よりも高いため、このストッパ用凸部がセット位置用凹
部に係合する構成としたため、中シェルを所定位置にお
いてロックさせたように固定することができ、振動等に
よって中シェルが回転されるのを確実に防止することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクカートリッジの第1の実施例
を示すもので、下面側から見た状態の分解斜視図であ
る。
【図2】図1に示すディスクカートリッジを下面側から
見たもので、シャッタ機構を閉じて開口部を閉じた状態
を示す斜視図である。
【図3】図1に示すディスクカートリッジを下面側から
見たもので、シャッタ機構を開いて開口部を開いた状態
を示す斜視図である。
【図4】図1に示すディスクカートリッジの上シェルの
下面を示す平面図である。
【図5】図1に示すディスクカートリッジの中シェルの
下面を示す平面図である。
【図6】図1に示すディスクカートリッジの下シェルの
上面を示す平面図である。
【図7】図1に示すディスクカートリッジの中シェルに
取り付けられた一対のシャッタ部材を開いて開口部を開
けた状態を示す斜視図である。
【図8】図1に示すディスクカートリッジの中シェルに
取り付けられた一対のシャッタ部材を閉じて開口部を閉
じた状態を示す斜視図である。
【図9】図1に示すディスクカートリッジの下シェルに
シャッタ機構を配し、その一対のシャッタ部材を開いて
開口部を開けた状態を示す斜視図である。
【図10】図1に示すディスクカートリッジの下シェル
にシャッタ機構を配し、その一対のシャッタ部材を閉じ
て開口部を閉じた状態を示す斜視図である。
【図11】同10を上方から見た平面図である。
【図12】図1に示すディスクカートリッジの中央部を
縦方向に断面したもので、ターンテーブルとの関係を示
す説明図である。
【図13】図1に示すディスクカートリッジの開閉時に
おける上シェルに対する中シェルの昇降動作を説明する
もので、同図Aは分解斜視図、同図Bは降下時の斜視
図、同図Cは上昇時の斜視図である。
【図14】図13に示すディスクカートリッジの開閉時
における中シェルの昇降状態を説明するもので、同図A
は中シェルのカム部が上シェルのリフトアップ部に乗り
上げた状態を示す断面図、同図Bは中シェルのカム部が
上シェルのカム溝内に入った状態を示す断面図である。
【図15】本発明のディスクカートリッジの第2の実施
例を示すもので、下面側から見た状態の分解斜視図であ
る。
【図16】図15に示すディスクカートリッジを下面側
から見たもので、シャッタ機構を閉じて開口部を閉じた
状態を示す斜視図である。
【図17】図15に示すディスクカートリッジを下面側
から見たもので、シャッタ機構を開いて開口部を開いた
状態を示す斜視図である。
【図18】本発明のディスクカートリッジが使用される
ディスク記録再生装置の回路構成の一実施例を示すブロ
ック説明図である。
【図19】本発明のディスクカートリッジが使用される
ディスク記録再生装置に図1又は図15に示すディスク
カートリッジを挿入する前の状態を示す斜視図である。
【図20】図19に示すディスク記録再生装置のシャッ
タ開閉手段の一実施例を示す斜視図である。
【図21】本発明のディスクカートリッジが使用される
ディスク記録再生装置に図1又は図15に示すディスク
カートリッジを挿入している状態を示す斜視図である。
【図22】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が完全に閉じた状態におけるシャッタ開閉手段の
作用を示すもので、初期動作用凸部が開口窓に至る前の
状態を示す説明図である。
【図23】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が完全に閉じた状態におけるシャッタ開閉手段の
作用を示すもので、初期動作用凸部が初期動作用凹部に
係合した状態を示す説明図である。
【図24】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が完全に閉じた状態におけるシャッタ開閉手段の
作用を示すもので、ラック部とギア部とが噛み合う初期
状態を示す説明図である。
【図25】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が完全に閉じた状態におけるシャッタ開閉手段の
作用を示すもので、ラック部とギア部とが噛み合う終期
状態を示す説明図である。
【図26】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が完全に閉じた状態におけるシャッタ開閉手段の
作用を示すもので、ストッパ用凸部がセット位置用凹部
に係合した状態を示す説明図である。
【図27】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が不完全に閉じた状態におけるシャッタ開閉手段
の作用を示すもので、初期動作用凸部が開口窓に至る前
の状態を示す説明図である。
【図28】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が完全に閉じた状態におけるシャッタ開閉手段の
作用を示すもので、初期動作用凸部がギア部に係合した
状態を示す説明図である。
【図29】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が完全に閉じた状態におけるシャッタ開閉手段の
作用を示すもので、ラック部とギア部との噛み合い状態
を示す説明図である。
【図30】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が完全に閉じた状態におけるシャッタ開閉手段の
作用を示すもので、ストッパ用凸部がセット位置用凹部
に係合する前の状態を示す説明図である。
【図31】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が完全に閉じた状態におけるシャッタ開閉手段の
作用を示すもので、ストッパ用凸部がセット位置用凹部
に係合した状態を示す説明図である。
【図32】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が完全に開いた状態におけるシャッタ開閉手段の
作用を示すもので、初期動作用凸部が開口窓に至る前の
状態を示す説明図である。
【図33】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が完全に開いた状態におけるシャッタ開閉手段の
作用を示すもので、初期動作用凸部がセット位置用凹部
を通過する状態を示す説明図である。
【図34】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が完全に開いた状態におけるシャッタ開閉手段の
作用を示すもので、ラック部がセット位置用凹部を通過
する状態を示す説明図である。
【図35】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が完全に開いた状態におけるシャッタ開閉手段の
作用を示すもので、ストッパ用凸部がセット位置用凹部
に係合する前の状態を示す説明図である。
【図36】図15に示すディスクカートリッジのシャッ
タ機構が完全に開いた状態におけるシャッタ開閉手段の
作用を示すもので、ストッパ用凸部がセット位置用凹部
に係合した状態を示す説明図である。
【図37】図15に示すディスクカートリッジの排出時
におけるシャッタ開閉手段の作用を示すもので、ストッ
パ用凸部がセット位置用凹部に係合した状態を示す説明
図である。
【図38】図15に示すディスクカートリッジの排出時
におけるシャッタ開閉手段の作用を示すもので、ラック
部とギア部とが噛み合う初期状態を示す説明図である。
【図39】図15に示すディスクカートリッジの排出時
におけるシャッタ開閉手段の作用を示すもので、ラック
部とギア部とが噛み合う終期状態を示す説明図である。
【図40】図15に示すディスクカートリッジの排出時
におけるシャッタ開閉手段の作用を示すもので、初期動
作用凸部が初期動作用凹部に係合した状態を示す説明図
である。
【図41】図15に示すディスクカートリッジの排出時
におけるシャッタ開閉手段の作用を示すもので、初期動
作用凸部が初期動作用凹部から外れた状態を示す説明図
である。
【図42】従来のディスクカートリッジを示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10,80 ディスクカートリッジ、 11 光ディス
ク(ディスク状記録媒体)、 12 カートリッジ筐
体、 13 上シェル、 14,84 中シェル、 1
5,85 下シェル、 16 ディスク収納室、 18
シャッタ機構、18a,18b シャッタ部材、 2
5,42,86,87 開口部、 27a,27b 操
作凸部、 30 開口窓、 31 ガイド溝、 32
ロック部材、 36 ストッパ部、 37 入力部、
41a ギア部、 43 被操作部、 44a,44b
凹部、 60 ディスク記録再生装置、 68 ディ
スク回転駆動装置、 69 光学ピックアップ装置、
70 ラック棒(シャッタ開閉手段)、 71 ラック
部、 72,73 凸部、 72a,73a 弾性片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上シェル、中シェル及び下シェルを重ね
    合せることによって上シェル及び中シェル内又は中シェ
    ル及び下シェル内にディスク収納室が形成されると共に
    上記中シェルが上記上シェル及び下シェルによって回転
    自在に支持されたカートリッジ筐体と、 上記ディスク収納室内に回転自在に収納されると共に上
    記中シェル及び上記下シェル又は上シェルに設けられた
    開口部から一部が露出されるディスク状記録媒体と、 上記開口部を開閉可能として上記中シェルに取り付けら
    れた一対のシャッタ部材と、を備えたディスクカートリ
    ッジにおいて、 上記上シェル及び下シェルの少なくとも一方には上記中
    シェルを回転させるための操作窓を設けると共に、当該
    操作窓の外側を通過するシャッタ開閉手段により係合さ
    れて当該中シェルを所定位置まで回転動作させる被操作
    部を当該中シェルの外周面に設けたことを特徴とするデ
    ィスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 上記一対のシャッタ部材は2枚の同一形
    状の板体の組み合わせからなり、この一対のシャッタ部
    材が上記開口部を閉鎖するように上記中シェルの一面側
    に対称に配置され、それぞれのシャッタ部材の一側部を
    上記中シェルに回転自在に支持すると共に他側部を上記
    下シェル又は上シェルに摺動可能に係合し、中シェルと
    下シェル又は上シェルとの相対回転によって一対のシャ
    ッタ部材に上記開口部の開閉動作を行わせるようにした
    ことを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 上記シャッタ開閉手段は、上記操作窓の
    外側を往復移動されるラック部と、このラック部の前後
    に配置された初期動作用凸部及びストッパ用凸部とを有
    し、上記被操作部は、上記ラック部に着脱可能に噛合さ
    れるギア部と、このギア部の円周方向両側に配置された
    初期動作用凹部及びセット位置用凹部とを有し、上記初
    期動作用凸部又はラック部を上記初期動作用凹部又はギ
    ア部と係合させることにより上記中シェルを所定位置ま
    で回転させるようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 上記シャッタ開閉手段のラック部と初期
    動作用凸部及びストッパ用凸部との間には上記ギア部と
    の噛み合わせが解除される空振り部を設けると共に、こ
    れら空振り部に対応させて上記被操作部には、相対的に
    滑りを生じさせる滑り部を設けたことを特徴とする請求
    項3記載のディスクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 上記ラック部の高さよりも上記ストッパ
    用凸部の高さを大きく形成すると共に、上記ギア部の歯
    底円に上記セット位置用凹部を設けたことを特徴とする
    請求項4記載のディスクカートリッジ。
JP2000230039A 2000-07-28 2000-07-28 ディスクカートリッジ Expired - Fee Related JP4089140B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000230039A JP4089140B2 (ja) 2000-07-28 2000-07-28 ディスクカートリッジ
CA002486876A CA2486876C (en) 2000-07-28 2001-07-18 Disc cartridge
CA002353256A CA2353256C (en) 2000-07-28 2001-07-18 Disc cartridge
CNB011232617A CN1172311C (zh) 2000-07-28 2001-07-25 盒式盘
US09/915,890 US6590858B2 (en) 2000-07-28 2001-07-26 Disc cartridge
US10/443,912 US6901602B2 (en) 2000-07-28 2003-05-21 Disk cartridge

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000230039A JP4089140B2 (ja) 2000-07-28 2000-07-28 ディスクカートリッジ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002050148A true JP2002050148A (ja) 2002-02-15
JP2002050148A5 JP2002050148A5 (ja) 2007-05-10
JP4089140B2 JP4089140B2 (ja) 2008-05-28

Family

ID=18723057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000230039A Expired - Fee Related JP4089140B2 (ja) 2000-07-28 2000-07-28 ディスクカートリッジ

Country Status (4)

Country Link
US (2) US6590858B2 (ja)
JP (1) JP4089140B2 (ja)
CN (1) CN1172311C (ja)
CA (1) CA2353256C (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004012189A1 (ja) * 2002-07-26 2004-02-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ディスク装置
WO2004040569A1 (ja) * 2002-11-01 2004-05-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ディスクドライブ装置
WO2004044914A1 (ja) * 2002-11-13 2004-05-27 Sony Corporation 情報記録媒体カートリッジ
WO2005057571A1 (ja) * 2003-12-12 2005-06-23 Pioneer Corporation シャッタ開閉装置、情報再生装置
CN100395837C (zh) * 2002-11-01 2008-06-18 松下电器产业株式会社 盘驱动装置

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002279751A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Fuji Photo Film Co Ltd ディスクカートリッジ
DE60226439D1 (de) * 2001-06-29 2008-06-19 Sony Corp Plattenkassette, bildungsglied für die plattenkassette und verfahren zur herstellung einer inneren schale
JP2003022639A (ja) * 2001-07-04 2003-01-24 Tdk Corp ディスクカートリッジ
US6910219B2 (en) * 2001-07-06 2005-06-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disc cartridge
JP2003085910A (ja) * 2001-09-11 2003-03-20 Sony Corp ディスクカートリッジ、ディスク記録媒体装置及びディスク記録再生装置
JP2003100046A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Pioneer Electronic Corp ディスクカートリッジ、ディスク装置およびシャッタ開閉機構
TW569193B (en) * 2001-09-21 2004-01-01 Sony Corp Disk cartridge, disk recording medium apparatus, and disk recording and/or reproducing apparatus
JP3991642B2 (ja) * 2001-09-27 2007-10-17 ソニー株式会社 ディスクカートリッジ、ディスク記録媒体装置及びディスク記録再生装置
JP2003115153A (ja) * 2001-10-01 2003-04-18 Sony Corp ディスクドライブ装置
JP3948235B2 (ja) * 2001-10-01 2007-07-25 ソニー株式会社 ディスクドライブ装置
WO2003041076A1 (en) * 2001-11-09 2003-05-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disc cartridge
KR100888588B1 (ko) * 2002-02-01 2009-03-16 삼성전자주식회사 디스크 카트리지
JP2003242740A (ja) * 2002-02-15 2003-08-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスクカートリッジ
TWI244072B (en) * 2002-03-20 2005-11-21 Samsung Electronics Co Ltd Disc cartridge
JP2003303629A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Sony Corp 色素増感太陽電池
US20050224112A1 (en) * 2002-07-02 2005-10-13 Yuichi Tokita Coloring matter sensitization type photoelectric conversion device
US20040018006A1 (en) * 2002-07-25 2004-01-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Disc cartridge and disc drive apparatus using the same
AU2003281733A1 (en) * 2002-07-30 2004-02-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disc cartridge
JP3900272B2 (ja) * 2002-08-15 2007-04-04 ソニー株式会社 ディスクカートリッジおよび記録媒体ドライブ装置
JP4085421B2 (ja) * 2002-08-23 2008-05-14 ソニー株式会社 色素増感型光電変換装置及びその製造方法
JP2004103146A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Sony Corp ディスクカートリッジ
JP3892028B2 (ja) * 2002-10-10 2007-03-14 松下電器産業株式会社 ディスクカートリッジ
CN1329260C (zh) * 2002-10-31 2007-08-01 松下电器产业株式会社 盒子以及打开收纳在其中的片盒的闸门的方法
JP2004207012A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Sony Corp 色素増感型光電変換装置およびその製造方法
AU2003284514A1 (en) * 2002-12-26 2004-07-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disc device
JP4470370B2 (ja) * 2003-01-08 2010-06-02 ソニー株式会社 光電変換素子の製造方法
JP4674435B2 (ja) * 2003-01-15 2011-04-20 ソニー株式会社 光電変換素子
JP2004234988A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Sony Corp 光電変換素子およびその製造方法ならびに電子装置およびその製造方法ならびに半導体層およびその製造方法
JP2004310829A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Sony Corp ディスクカートリッジ
JP2004310892A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Sony Corp シャッタ開閉機構及びディスクドライブ装置
DE602004021801D1 (de) * 2003-04-09 2009-08-13 Panasonic Corp Datenträgerkassette
KR20040089569A (ko) * 2003-04-11 2004-10-21 소니 가부시끼 가이샤 광전변환소자 제조방법, 광전변환소자, 전자장치제조방법, 전자장치, 금속막 형성방법 및 층구조, 및반도체 미립자층 및 층구조
JP2004318930A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Sony Corp ディスクカートリッジ
JP3969349B2 (ja) * 2003-04-18 2007-09-05 ソニー株式会社 ディスクセンターリング装置
EP1750265B1 (en) * 2003-06-23 2009-07-29 Sony Corporation Recording medium cartridge
JP4113060B2 (ja) * 2003-07-30 2008-07-02 オリオン電機株式会社 ディスク装置のトレイ搬入開始機構
WO2005022533A1 (ja) * 2003-08-28 2005-03-10 Sony Corporation ディスクカートリッジ
JP4089561B2 (ja) * 2003-08-28 2008-05-28 ソニー株式会社 ディスクカートリッジ
JP4089559B2 (ja) * 2003-08-28 2008-05-28 ソニー株式会社 ディスクカートリッジ
JP2005078674A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Sony Corp ディスクカートリッジ
KR101006604B1 (ko) * 2003-09-15 2011-01-07 엘지전자 주식회사 광디스크 카트리지
JP2005243129A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Hitachi Maxell Ltd ディスクカートリッジ
JP2005322386A (ja) * 2004-04-05 2005-11-17 Sony Corp ディスクカートリッジ
JP2008004252A (ja) * 2006-05-26 2008-01-10 Tdk Corp 情報媒体用基板および情報媒体

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6094326A (en) * 1996-08-20 2000-07-25 Tdk Corporation Disc cartridge with improved shutter mechanism
JPH1064237A (ja) * 1996-08-20 1998-03-06 Toshiba Corp 情報記憶媒体のカートリッジ装置
US6023398A (en) * 1997-10-31 2000-02-08 Iomega Corporation Disk cartridge with rotatable cartridge door
US5951890A (en) * 1997-11-12 1999-09-14 Iomega Corporation Laser weld disk cartridge

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004012189A1 (ja) * 2002-07-26 2004-02-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ディスク装置
WO2004040569A1 (ja) * 2002-11-01 2004-05-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ディスクドライブ装置
CN100395837C (zh) * 2002-11-01 2008-06-18 松下电器产业株式会社 盘驱动装置
WO2004044914A1 (ja) * 2002-11-13 2004-05-27 Sony Corporation 情報記録媒体カートリッジ
US7103902B2 (en) 2002-11-13 2006-09-05 Sony Corporation Information recording medium cartridge having a pair of movable shutter members
CN100359593C (zh) * 2002-11-13 2008-01-02 索尼株式会社 信息记录媒体片盒
WO2005057571A1 (ja) * 2003-12-12 2005-06-23 Pioneer Corporation シャッタ開閉装置、情報再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
CA2353256C (en) 2007-12-04
CN1338748A (zh) 2002-03-06
JP4089140B2 (ja) 2008-05-28
US6590858B2 (en) 2003-07-08
CN1172311C (zh) 2004-10-20
CA2353256A1 (en) 2002-01-28
US20040027985A1 (en) 2004-02-12
US6901602B2 (en) 2005-05-31
US20020031080A1 (en) 2002-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4089140B2 (ja) ディスクカートリッジ
KR100775712B1 (ko) 디스크 카트리지
JP2001283556A (ja) ディスクカートリッジ
JP3991553B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3991559B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP4296683B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3991560B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3968497B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP4093087B2 (ja) 記録媒体カートリッジ
JP4269486B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP4089130B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3601480B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2003085910A (ja) ディスクカートリッジ、ディスク記録媒体装置及びディスク記録再生装置
JP4172134B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP4508231B2 (ja) ディスク記録及び/又は再生装置
JP4089196B2 (ja) ディスクカートリッジ及びディスク記録媒体装置
JP4120492B2 (ja) 記録媒体カートリッジ
JP4131145B2 (ja) ディスクカートリッジ、ディスク記録媒体装置及びディスク記録及び/又は再生装置
JP4172292B2 (ja) 記録媒体カートリッジ
JP2001283557A (ja) ディスクカートリッジ
JP2001283555A (ja) ディスクカートリッジ
CA2486876C (en) Disc cartridge
JP4172529B2 (ja) 記録媒体カートリッジ
JP4570849B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2002050143A (ja) ディスクカートリッジ用ケース

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140307

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees