JPH0528605Y2 - - Google Patents

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JPH0528605Y2
JPH0528605Y2 JP1986136859U JP13685986U JPH0528605Y2 JP H0528605 Y2 JPH0528605 Y2 JP H0528605Y2 JP 1986136859 U JP1986136859 U JP 1986136859U JP 13685986 U JP13685986 U JP 13685986U JP H0528605 Y2 JPH0528605 Y2 JP H0528605Y2
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shutter
hard case
disk
guide
case
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は薄いジヤケツトの代りに一対の樹脂製
ハーフを上下に組み合わせて結合したハードケー
ス内に、デイスクを収納してなるデイスクカート
リツジ、特にそのシヤツターに関する。
従来の技術 従来、フロツピデイスクはカセツトテープやデ
イスクパツクと同じように、ドライブ(記録再生
装置)に取り付けたり、取り外して保管や移動し
たりできる交換可能形の情報記憶媒体として広く
用いられている。通常のフロツピデイスクは、8
インチ、5インチなどと呼ばれるフロツピデイス
クである。このようなフロツピデイスクには、薄
くて柔軟な塩化ビニルなどのジヤケツトがデイス
ク保護用のケースとして用いられている。しか
し、そのようなジヤケツトでは機械的強度が弱
く、デイスクの保護が十分でない。その上、ジヤ
ケツトにはヘツド挿入用窓、デイスク駆動用窓な
どが開けられており、そこからデイスクが外部に
露出している。そのため、更に塵埃の付着防止な
どの取扱い上の注意を必要としている。そこで、
厚くて変形しにくい強固なハードケースを採用
し、そのヘツド挿入用窓にはシヤツターを設け、
デイスク駆動用窓にはデイスクに備えたハブを臨
ませるなどしてそれらの欠点を解消し、そのハー
ドケース内面にライナシートを接着して、デイス
クを回転可能に収納したものがデイスクカートリ
ツジである。
第4図はそのようなデイスクカートリツジの外
観を示す斜視図、第5図はそのシヤツター設置個
所付近を示すX−X線拡大断面図である。第6図
はそのシヤツターを示す図であり、A図は底面
図、B図はA図に対する右側面図、C図はA図に
対する拡大部分正面図である。図中、10は上ハ
ードケース、12は下ハードケースである。それ
らの上下ケース10,12はいずれも大きさがほ
ぼ等しく正方形状の平板体である。下ケース12
上に上ケース10を重ね合せて一体化すると、デ
イスクカートリツジのハードケース14か作成さ
れ、その内部にはデイスク16の回転領域となる
空間18が形成される。20,22は上下ケース
10,12の対応個所に各々開けられた大きさが
等しく長方形状のヘツド挿入用窓である。これら
の窓20,22はいずれも各ケース10,12の
1辺寄り中央にあり、その長手方向中心線はデイ
スク16の半径方向に一致する。24はハードケ
ース14の上底面に亘るスライド領域26を各々
覆つて挟持しながらスライドし、ヘツド挿入用窓
20,22を開閉する断面コ字状の長方形状シヤ
ツターである。28はその上面部30に開けられ
たシヤツター窓であり、ヘツド挿入用窓20と相
似形状であるが、それより大きな開口となつてい
る。なお、シヤツター24の底面部32にも同様
なシヤツター窓34がある。又、シヤツター24
には他にいずれも内方に突出するスライド用のガ
イド突起36,38とばね受け突起40などがあ
る(第6図)。そのガイド突起36はシヤツター
窓34の側面部42寄り側方に、ガイド突起38
は底面部32の側面部42寄り下端隅部に、それ
ぞれ配設されており、いずれもスライド領域26
に設けられている底面にあるガイド溝に嵌入して
いる。
このようなデイスクカートリツジでは、そのシ
ヤツター24は通常ばね受け突起40にシヤツタ
ーばねの端部を当接し、該シヤツターばね(図示
なし)などから常に付勢力を受ける構成となつて
おり、不使用時にはヘツド挿入用窓20,22を
覆つて閉鎖している(第7A図)。何故なら、デ
イスク16はその表面に塵埃やフインガープリン
トと言われる指紋などを付けると、ドロツプアウ
トが発生し、誤記録、誤再生などを行なうように
なるため、塵埃の侵入などをできるだけ防止しな
ければならないからである。使用時には、ドライ
ブ側から突出し、移動するシヤツター開放用ピン
(図示なし)はシヤツターばねの付勢力などに抗
してシヤツター24を押し、シヤツター窓26と
ヘツド挿入用窓20とを一致させるなど、デイス
ク16の面を外部に露出させる(第7B図)。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、このようなデイスクカートリツ
ジは組立後、上下ケース10,12の接着前に、
デイスク16などの検査を行つている。その際、
デイスク16が不良品と判定されると、シヤツタ
ー24や上下ケース10,12などを含むカート
リツジ全体を廃棄処分しなければならない。しか
し、シヤツター24は通常ステンレスなどの金属
を加工成形して製造するため、特に高価なもので
ある。そこで、このような廃棄処分には問題があ
る。だが、ハードケース14に対するシヤツター
24の装着構造は組立は比較的容易であるが、カ
ートリツジの落下時における破損防止を考慮し
て、分解は困難なものになつている。何故なら、
ハードケース14のスライド領域26にあるガイ
ド溝とその領域にあるケース側面との間には隅部
を切り欠いた傾斜端面や側面中央溝が設けられて
いる。それらの傾斜端面などは組立時にはガイド
突起36,38に押されて比較的容易に変形する
が、一旦ガイド溝に嵌まると、それらは元の状態
に復帰するため、ガイド突起36,38に対する
抜け止め防止として作用するからである。
本考案はこのような従来の問題点に着目してな
されたものであり、シヤツターのガイド突起付近
の構造を改善することによつて、機械的強度が大
きくても、必要時には分解の容易な、シヤツター
などを再利用することのできるデイスクカートリ
ツジを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するための手段を、以下実施例
に対応する第1図及び第3図を用いて説明する。
このデイスクカートリツジはヘツド挿入用窓を
有し、内部にデイスクを回転可能に収納したハー
ドケース14と、そのハードケース14の上底面
に亘るスライド領域26を各々覆い、そこに設け
られているガイド溝66に複数個のガイド突起6
0,62を嵌入してスライドし、ヘツド挿入用窓
を開閉する上面部52と底面部54とをつなぐ側
面部56を有する断面コ字状のシヤツター50と
をそなえている。そして、そのシヤツター50の
各ガイド突起60,62の中央近傍の側面部56
寄り表面に、ハードケース14に達する貫通小孔
68,70をそれぞれ1箇所設ける。
作 用 上記手段は次のように作用する。
シヤツター50の各ガイド突起60,62の中
央近傍の側面部56寄り表面に、ハードケース1
4に達する貫通小孔68,70をそれぞれ1箇所
設けると、デイスクカートリツジの分解のため、
ハードケース14からシヤツター50を取外す際
に、外部から各小孔68,70にそれぞれ取外し
用ピンを差し込み、その先端でハードケース14
を押して撓ませることができる。すると、各ガイ
ド突起60,62が嵌入する箇所のスライド溝6
6とケース側面との間が変形して凹むため、ガイ
ド突起60,62に対する抜け止め作用が失わ
れ、ガイド突起60,62はスライド溝66から
外れ、ケース14を乗り超えて側面方向に移動可
能な状態となる。この結果、シヤツター50はハ
ードケース14から容易に外れ、デイスクカート
リツジを分解することができる。
実施例 以下、添付図面に基づいて、本考案の実施例を
説明する。
第1図は第2図及び第3図のシヤツターを示す
図であり、そのA図は底面図、B図はA図に対す
る右側面図、及びC図はA図に対する拡大部分正
面図である。第2図は本考案の一実施例によるデ
イスクカートリツジの一方のガイド突起付近の拡
大部分断面図、第3図はその他方のガイド突起付
近の底面側から見た拡大部分斜視図である。図
中、従来例と対応する同一部分には同一符号を付
し、それらに関する説明は従来例と同一であるた
め省略する。しかし、本実施例の特徴を説明する
のに必要なものは再度触れるものとする。始め
に、従来例と本実施例との相違点を示しておく。
従来例ではシヤツターの各ガイド突起の中央近傍
の側面部寄り表面に、通常何も設けないのに対
し、本実施例ではそこにハードケースに達する貫
通小孔をそれぞれ1箇所設けている。以下本実施
例の特徴を詳述する。50はハードケース14の
上底面に亘るスライド領域26を各々覆つて挟持
しながらスライドし、ヘツド挿入用窓20,22
を開閉する上面部52と底面部54とをつなぐ側
面部56を有する断面コ字状の長方形状シヤツタ
ーである。58はその底面部54に開けられたシ
ヤツター窓であり、ヘツド挿入用窓22と相似形
状であるが、それより大きな開口となつている。
なお、シヤツター50の上面部52にも同様なシ
ヤツター窓がある。60,62は底面部54から
内方に突出するスライド用のガイド突起、又、6
4は側面部56から内方に突出するシヤツターば
ね(図示なし)の端部を受けるばね受け突起であ
る。そのガイド突起60はシヤツター窓58の側
面部56寄り側方に、ガイド突起62は底面部5
4の側面部56寄り下端隅部にそれぞれ配設され
ており、いずれもハードケース14の底面にある
スライド領域26に設けられている1本のガイド
溝66に嵌入している。68,70は底面部54
の各ガイド突起60,62の中央近傍の側面部5
6寄り表面に、それぞれ1箇所穿設された下ケー
ス12に達する貫通小孔である。なお、72,7
4,76はいずれも突起60,62,64を打ち
抜く際に形成される打抜き穴である。78はハー
ドケース14(下ケース12)のスライド領域2
6にあるガイド溝66とその領域にあるケース側
面80との間に形成された隅部を一部切り欠いた
傾斜端面である(第2図)。82はその傾斜端面
78に沿つて設けられた側面80の幅中央にある
長さの短い溝である。又、84はばね受け突起6
4が嵌入し、シヤツターばねを収納する同様に側
面80の幅中央にある長さの長い溝である(第3
図)。なお、この長溝84側にもガイド突起62
に対応する傾斜面はある。
このようにして、シヤツター50の各ガイド突
起60,62の中央近傍の側面部56寄り表面
に、下ケース12に達する貫通小孔68,70を
それぞれ1箇所設けておくと、デイスクカートリ
ツジの分解のため、ハードケース14からシヤツ
ター50を取り外す際に、外部から第2図に示す
ように取外し用ピン86を小孔68,70に各々
差し込み、その先端で傾斜端面78などを押し、
側面短、長溝82,84をたわませることができ
る。すると、各ガイド突起60,62が嵌入する
箇所のスライド溝66とケース側面80との間が
変形して凹むため、ガイド突起60,62に対す
る抜け止め作用が失われ、ガイド突起60,62
はスライド溝66から外れ、ケース14を乗り超
えて側面方向に移動可能な状態となる。この結
果、シヤツター50はハードケース14から容易
に外れ、デイスクカートリツジを分解することが
できる。
なお、上記実施例ではシヤツターの底面部の所
定個所に2個のガイド突起をそれぞれ配設し、そ
れらの各ガイド突起の中央近傍の側面部寄り表面
に対応する貫通小孔を各々1箇所設けているが、
実施に当つてガイド突起の数や位置、形状、大き
さなどが変われば、貫通小孔は当然それに応ずる
ことになる。
考案の効果 以上説明した本考案によれば、シヤツターの各
ガイド突起の中央近傍の側面部寄り表面に、ハー
ドケースに達する貫通小孔をそれぞれ1箇所設け
るため、機械的強度が大きいにもかかわらず、必
要時には分解が容易で、シヤツターなどを再利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図及び第3図のシヤツターを示す
図であり、そのA図は底面図、B図はA図に対す
る右側面図、及びC図はA図に対する拡大部分正
面図である。第2図は本考案の一実施例によるデ
イスクカートリツジの一方のガイド突起付近の拡
大部分断面図、第3図は他方のガイド突起付近の
底面側から見た拡大部分斜視図である。第4図は
従来のデイスクカートリツジの外観を示す斜視
図、第5図はそのシヤツター設置個所付近を示す
X−X線拡大断面図である。第6図は第4図のシ
ヤツターを示す図であり、A図は底面図、B図は
A図に対する右側面図、C図はA図に対する拡大
部分正面図である。第7図は、第4図に示したデ
イスクカートリツジのシヤツターの開閉状態を示
す平面図であり、そのA図は閉鎖状態図、B図は
開放状態図である。 10,12……上下ケース、14……ハードケ
ース、16……デイスク、20,22……ヘツド
挿入用窓、26……スライド領域、50……シヤ
ツター、52,54……上底面部、58……シヤ
ツター窓、60,62……ガイド突起、64……
ばね受け突起、66……ガイド溝、68,70…
…貫通小孔、78……傾斜端面、80……ケース
側面、82,84……側面短、長溝、86……取
外し用ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘツド挿入用窓を有し、内部にデイスクを回転
    可能に収納したハードケースと、そのハードケー
    スの上底面に亘るスライド領域を各々覆い、そこ
    に設けられているガイド溝に複数個のガイド突起
    を嵌入してスライドし、ヘツド挿入用窓を開閉す
    る上面部と底面部とをつなぐ側面部を有する断面
    コ字状のシヤツターとを備えたデイスクカートリ
    ツジにおいて、上記シヤツターの各ガイド突起の
    中央近傍の側面部寄り表面に、ハードケースに達
    する貫通小孔をそれぞれ1箇所設けることを特徴
    とするデイスクカートリツジ。
JP1986136859U 1986-09-06 1986-09-06 Expired - Lifetime JPH0528605Y2 (ja)

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JPS6344281U JPS6344281U (ja) 1988-03-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60132674U (ja) * 1984-02-09 1985-09-04 ソニー株式会社 磁気デイスクカセツト

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JPS6344281U (ja) 1988-03-24

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