JPH03504009A - アプロチニン同族体およびその製造方法 - Google Patents

アプロチニン同族体およびその製造方法

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JPH03504009A JP1505101A JP50510189A JPH03504009A JP H03504009 A JPH03504009 A JP H03504009A JP 1505101 A JP1505101 A JP 1505101A JP 50510189 A JP50510189 A JP 50510189A JP H03504009 A JPH03504009 A JP H03504009A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アプロチニン同族体およびその製造方法発明の分野 発明の背景 本明細書中、語句天然のアミノ酸(もしくはアミノ酸残基)は、個々のアミノ酸 残基を示すために用いられる記号と共に以下に掲げられるα−アミノ酸の一種を 言うものとする:Asp  アスパラギン酸   11e  イソロイシンTh r  )レオニン     Leu  ロイシンSer  セリン        Tyr  チロシンGlu  グルタミン酸    Phe  フェニルアラ ニンPro  プロリン      His  ヒスチジンcty  グリシン       Lys  リシンAla  アラニン      Arg  アル ギニンCys  システィン      Trp  )リプトファンVal   バリン        Gin  グルタミンNet  メチオニン      Asn  アスパラギンアプロチニン(ウシの膵臓トリプシン阻害剤、BPTI )は、幾つかのウシの器官および組織例えば、リンパ節、膵臓、肺、耳下腺、牌 および肝内に存するポリペプチドである。
これは、次の配列: において3個のジスルフィド橋によって架橋された58個のアミノ酸残基から成 る単鎖ポリペプチドである。
3個のジスルフィド橋は、Cys (5) −Cys (55)間、Cys ( 14)−Cys (38)間およびCys (30) −Cys (51)間の それぞれに位置する。
アプロチニンは、種々のセリンプロテアーゼ、例えばトリプシン、キモトリプシ ン、プラスミンおよびカリクレインを阻害し、更に急性膵炎ショック症状の種々 の状態、過線維素溶解性出血および心筋梗塞症の治療用に用いられる。アプロチ ニンを高用量で投与すると、心臓の手術に関連して出血の損失を著るしく減少さ せる。
アプロチニンは、種々のウシの器官又は組織、例えば肺、膵臓および耳下腺から 抽出される。動物組織からの抽出は、やっかいなプロセスでありかつ多量のウシ の器官もしくは組織を必要とする。アプロチニンは又、アプロチニンをコードす る遺伝子を適当な微生物(これは適当な栄養培地中で培養すると目的生産物を与 える)に挿入する組換えDNA技術によっても得ることができる。
E、コリー(coli)内でのアプロチニン同族体の生産は、ヨーロッパ公開特 許出願第238.993号に記載されており、さらにアプロチニンの酵母内での 生産は、デンマーク特許出願第4501/87に記載されている。
ある種のアプロチニン同族体および誘導体は、例えばジエリングH6およびH, ティジエンチェH6によるEur、J、Bio−chen+、 61 (197 6)、 453〜456頁に記載されており、これはLys (15)をArg  Phe又はTrpで置換することを記載しており、あるいは又、アプロチニン 同族体を記載する米国特許4.595,674に記載されており、該同族体にお いて、アプロチニンの活性中心の15位のりシン残基はGly、 Ala、 V al、 Leu。
11e+ Met、 Arg+  L  a−アミノ酪酸、L−ノルバリン、L −ノルロイシン、デヒドロアラニンもしくはL−ホモセリンによって置換されて いる。また、上記ヨーロッパ特許238.993は、 Arg、 Val、   Ile、 Leu、 Phe、 G1y+ Ser、 Trp、 Tyrもしく はAlaによって置換されたLys (15)および/又はにlu、 LeLI +Val、 ThrもしくはSetによって置換されたnet(52)を有する アプロチニン同族体を記載する。
公知のアプロチニン同族体が、異なるプロテアーゼに対して変性された効果およ び有効性を有するため権利請求されている。例えば、アプロチニン(15Val )は、顆粒球エラスターゼに対する高選択性並びにコラゲナーゼに対する抑制効 果を有し、アプロチニン(1,5A1a)はエラスターゼに対し極めて弱い抑制 効果を有しさらにアプロチニン(15GIy)は顕著なアンチトリプシン活性を 有し、更に驚くべきことにカリクレインを阻害する。
発明の要約 本発明の目的は、ある種のセリンプロテアーゼ、例エバエステラーゼ、カリクレ イン、t−PA、ウロキナーゼおよび凝固因子、例えばトロンビンに対しより特 異的抑制効果を有する新規アプロチニン同族体を提供することにある。
本発明は以下の知見に基づく。すなわち、アプロチニン(3−58; 42Se r)の17位のArgをAlaで置換するか、又は17位のArgをAlaで置 換し更にアプロチニン(358; 42Ser)の19位のIleをGluで置 換するとヒト血漿カリクレインの抑制を実質的に増加させる。このことは、アプ ロチニン(3−58; 42Ser)内の15位のLysをArgで更に17位 のArgをAlaで置換するとより明白である。
従って、本発明は16〜19位のアミノ酸残基の内の少なくとも1個が別の天然 に認められるアミノ残基により置換されているアプロチニン同族体に関する。
上記のデンマーク特許出願第4501/87においてはある種のアミノ酸残基の 置換および/又は欠失したアプロチニン同族体が開示されている。これらのアミ ノ酸残基の置換および/又は欠失の目的は、酵母内でのアプロチニン同族体の生 産中において幾つかの塩基性アミノ酸残基での蛋白質分解を避けることにある。
特に、アミノ酸残基の1位および2位は欠失し得さらに二塩基性配列41−42 位で塩基性アミノ酸残基の一方は、別のアミノ酸残基により置換され得る。この ようなアプロチニン同族体は酵母内に産生されかつ天然アプロチニンと同じ特性 を示すことが明らかにされている。
酵母内での高生産を確保するため、本発明のアプロチニン同族体は、同様の方法 で更に修飾できる。従って、16位のアミノ酸から19位のアミノ酸までの配列 において修飾された本発明のアプロチニン同族体は、またそれぞれ配列1〜2位 および41〜42位で修飾されることができる:但し、そのような更なる修飾が 本発明の目的に対し不都合な効果を与えないことを条件とする。
本発明のアプロチニン同族体は、天然のアミノ酸残基による公知の置換を含めて 別の天然アミノ酸残基を15位で挿入することによりこの位置で更に修飾され得 る。
天然のアプロチニンは、Cys (14)とCys (1B)間にジスルフィド 橋を有し、これはLys (15)での活性部位付近において三次元的構造を強 くもたらしている。このジスルフィド結合は、還元剤によって開裂しうる。分子 内でのこの位置で、ジスルフィド橋の形成を避けるためのより好都合な方法は、 システィン残基を他の残基で置換するか又は単にこれらの残基を欠失することで あろう。従って本発明のアプロチニン同族体は更に修飾でき、その結果該同族体 は、Cys (14)とCys (38)間にジスルフィド結合を有しない。こ のことは更に分子に興味ある特性を付与する。
12位および13位での最終的修飾が考慮される。
従って、最も広い意味において、本発明は12位から19位のアミノ酸残基の配 列において修飾されたアプロチニン同族体に関する:但し、もしもLys (1 5)が別のアミノ酸で置換されている場合、該配列において少なくとも更に1種 のアミノ酸残基は置換されているか、又は欠失している。本発明のアプロチニン 同族体は更に上述のように公知方法で配列1〜2位および41〜42位で修飾さ れうる。
本発明の更に別の面によれば、上記アプロチニン同族体の製法が提供されこの方 法はアプロチニン同族体をコードする遺伝子を含有する複製能を有する発現ベク ターを有する酵母菌株を適当な栄養培地中で培養し、次いで培地より目的産物を 回収することを含んでなる。
図面の簡単な説明 本発明は更に以下の添付図面によって明らかにされるであろう: 第1図はアプロチニン(3−58; 42Ser)をコードする合成遺伝子を示 し; 第2図は、プラスミドpKFN306の構築を示し;第3図はプラスミドpKF N504の構築を示し、第4図はプラスミドpMT636の構築を示し;第5A 図は、天然アプロチニン、アプロチニン同族体KFN396およびKFN399 による血漿カリクレインの抑制を示し;更に 第5B図は、天然アプロチニン、アプロチニン同族体KFN396、 KFN1 12およびXFN773による血漿カリクレインの抑制を示す。
現在好ましい態様についての詳細な記載本発明のアプロチニン同族体は次の一般 式Iによって表わすことができる: X 、 −Asp−Phe−Cys−Leu−Gl u−Pro−Pro−Ty r−Thr−Xt−X3−Xs−Xs −X、−X?−Xs−X 9−Arg− Tyr−Phe−Tyr−Asn−A 1a−Lys−A 1a−Gly−Le u−Cys−Gl n−Thr−Phe−Va 1−Tyr−Gl y−G 1  y−X r o−Arg−A la−χl1−XI2−A5n−Asn−Ph e−Lys−5er−A l a−Glu−Asp−Cys −Met−Arg −Thr−Cys −Gly−Gly−Ala                    (1)前記式中、X、はArg−Pro、 Proもしくは水素好まし くはArg −Proもしくは水素、最も好ましくは水素を意味し;X2は天然 のアミノ酸残基;好ましくはGuyであり;x3は天然のアミノ酸残基、好まし くはProであり;X4およびXIoは各々天然のアミノ酸残基、好ましくは、 双方ともCysであるか又は双方ともAlaであり、最も好ましくは双方ともC ysであり、X、はLys、 Arg、 Val、 Thr、 Ile、 Le u+ Phe+ G1y+Ser、 Met+ Trp+ Tyr or Al a 、好ましくは、Lys又はArgであり(但し、X、がLysと異なる場合 、X2〜X4およびX6〜X、の少なくとも一種は天然のアプロチニンにおいて 対応する位置のアミノ酸残基とは異なる);XhはAlaもしくはG131好ま しくはAlaであり;X7は天然のアミノ酸残基好ましくはAlaもしくはcl yであり+XIはIle、 Leu、 Met、 ValもしくはPhe 、好 ましくはIleであり;X9は天然のアミノ酸残基好ましくはIleもしくはG luであり;Xl、は天然のアミノ酸残基好ましくはLysもしくはArgであ り;X、2はLys 。
Arg 、もしくはSetであり、アミノ酸残基X2〜X9、好ましくはX、〜 X、より好ましくはX6〜X9の少なくとも一種は天然のアプロチニンにおける 対応するアミノ酸残基とは異なる。
より狭い面によれば本発明の天然のアプロチニン同族体は、次式■によって示さ れる: X 、 −Asp−Phe−Cys−Leu−G I u−Pro−Pro−T yr−Thr−G Iy−Pro−Cys−χs−X6−X7−Xs−Xw−A rg−5−X6−Xs−Xs−Xへ5n−Ala−Lys−Ala−Gly−L eu−Cys −Gln−Thr−Phe−Va 1− Tyr−Gly−Gl y−Cys−Arg−A la−X + + −X l 2− Asn−Asn −Phe−Lys−5er−A Ia−G lu−Asp−Cys−Me t− Arg−Thr−Cys−Gly−Gly−Ala                  (U )式中、XllX5IX&1X?1XIIX91XI+およびX I□は式Iに対して先に定義した意味であり、アミノ酸残基X、〜X7、好まし くはX b ”” X 9の少なくとも1種は天然のアプロチニンにおける対応 するアミノ酸残基とは異なる。
より狭い面によれば本発明の天然のアプロチニン同族体は、次式■によって示さ れる: X I−Asp−Phe−Cys−Leu−G 1u−Pro−Pro−Tyr −Thr−G 1 y−Pro−Cys−Lys−Xb−Xt−Xq−Xq−A rg−Tyr−Phe−Tyr−八5n−Ala−Lys−Ala−Gly−L eu−Cys−G In−Thr−Phe−Va 1− Tyr−Gl y−G  l y−Cys−Arg−A la−X r + −X + z−Asn−A sn−Phe−Lys−5er−A 1a−Gl u−Asp−Cys−Met −Arg−Thr−Cys−Gly−Gly−Ala                  (m )式中、X1lX61X71XllX91XI!およびX、2 は式Iに対して先に定義した意味であり、アミノ酸残基X6〜X9の少なくとも 1種は天然のアプロチニンにおける対応するアミノ酸残基とは異なる。
本発明による好ましいアプロチニン同族体の例は、アプロチニン(3−58;   17AIa+42Ser)であり、これは天然のアプロチニンの最初の2個の アミノ酸残基を欠きかつ17位のArgに対して置換されたAlaを有し更に4 2位のArgに対して置換されたSerを有し;またアプロチニン(3−58i   17八Ia+19Glu +42Ser)であり、これは天然のアプロチニ ンの最初の2個のアミノ酸残基を欠きかつ17位のArgに対し置換されたAl a 、19位のIleに対し置換されたGluおよび42位のArgに対し置換 されたSetを有しており;更にアプロチニン(3−58;  15Arg+  17Ala+42Set)であり、これは15位のLysに対して置換されたA rg 、17位のArgに対し置換されたAla 、42位のArgに対し置換 されたSetをそれぞれを有する。
本発明に係るアプロチニン同族体の別の例は次の如くである: アプロチニン(3−58; 17AIa)アプロチニン(3−58; 17Al a+19GIu)アプロチニン(3−58; 15Arg+17A1a)アプロ チニン(17AIa+42Ser)アプロチニン(15Arg +17AIa  + 42Ser)アプロチニン(17A]a) アプロチニン(17A1a+19G1u)アプロチニン(15Arg + 17 Ala)分泌目的に対し、好ましいアプロチニン同族体をコードするDNA−配 列を、シグナルおよびリーダーペプチド配列をコードするDNA−配列に融合さ せる。シグナルおよびリーダーペプチドは、細胞からの発現蛋白質生産物の分泌 中に形質転換された微細物より開裂され、目的生産物のより簡易な単離手順が確 保される。酵母に対して良好に適合したリーダーペプチド系は、酵母MFIy1  リーダー配列もしくはその一部である(Kurjan、 J、 and He rskoeiitz、 r、l Ce1l 30 (1982)933〜943 )。しかし、酵母内で分泌を与えるシグナル−もしくはリーダー配列を用いるこ とができかつ本発明は特定の分泌系に限定されるものではない。
発現の目的に対し、プロモーター配列は目的蛋白質生産物に対してのDNA−配 列の上流に位置する。好ましくは、酵母宿主器官に固有の遺伝子からのプロモー ター、例えばTPI−(トリロースホスフェートイソメラーゼ)のプロモーター が用いられる。目的生産物に対してのDNA−配列は次いで転写終結配列、好ま しくは宿主酵母器官に固有の遺伝子からのターミネータ−1例えばTPI−遺伝 子もしくはMFly1遺伝子のターミネータ−に続くであろう。
適当なプロモーター、シグナル、リーダーおよびターミネータ−配列に融合され る目的アプロチニン同族体をコードするDNA−配列を、酵母内でアプロチニン 同族体の発現用の発現ベクターに挿入する。
発現ベクターは、酵母内で独立に複製可能であるか又は酵母染色体に組込み可能 なプラスミドである。該プラスミドは、生存もしくは宿主細胞の正常増殖に対し て必須である遺伝子、例えば細胞分裂、細胞壁生合成、蛋白質合成等のコードす る遺伝子の取込みにより宿主微生物によるプラスミド欠失に対して好ましく安定 化される。
実施例1 アプロチニン(3−58; 17A1a+42Set) (KFN396)アプ ロチニン(3−58; 42Ser)をコードする配列を多数のオリゴヌクレオ チドを結合して構築した。
オリゴヌクレオチドを、制御された孔のグラス支持具上でホスホラミダイト化学 を用い自動DNA合成器で合成した(S、L、Beaucage and M、 H+Caruthers (1981) TetrahedronLetter s 22.1859−1869)。
次の10個のオリゴヌクレオチドを合成した:5個の二重鎖A−Eを第1図およ び第2図に示すように上記10個のオリゴヌクレオチドから形成した。
各々20pmoleの二重鎖A−Eを5′−ホスホリル化オリゴヌクレオチドI −Xの対応対から、90°Cで5分間加熱し次いで75分にわたって室温に冷却 することにより形成した。5個の二重鎖を混合し、T4リガーゼで処理した。合 成した配列を、2%ゲル上で連結反応混合物を電気泳動後176bpバンドとし て単離した。
合成した配列をMF、1 シグナルおよびリーダー配列(1−85)をコードす るプラスミドpKFN9からの330bp−EcoRI −Hga Iに連結し 次いでpUc19からの大きなEcoRI−Xba Iに連結した。MP、1  リーダー配列・直後のHga Iサイトを含有するpKFN9の構成は、ヨーロ ッパ特許出願第0214826に記載されている。連結結合混合物を、アンピシ リン耐性に対して選択された受容能E、コリー菌株Cr−1m” )を形質転換 するために用いた。” P −Xba I −EcoRIフラグメント(Max am、  八 and  G11bert、  M、(1980)  Meth ods  Enzymo!、  65゜499−560)の配列は、生成コロニ ーからのプラスミドがアプロチニン(358; 42Ser)に対し正しいDN A−配列を有していることを示した。
更に使用するため1個のプラスミドpD’1N306を選択した。
プラスミドpKFN306の構築を第2図に示す。
17位にAlaを導入するため、次のオリゴヌクレオチドを次のように合成した : ATPとT4−キナーゼで処理することにより、オリゴヌクレオチドを5′−〇 −リン酸化した。
5′−リン酸化オリゴヌクレオチドIaおよびUaをアニールすることによって 形成した二重鎖を352bp −EcoRI−PflM Iフラグメントおよび 3 kbp EcoRI −Sty Iフラグメントに連結したがそれらの双方 はpKFN306から得られる。pXFN306は、合成アプロチニン(3−5 8; 42Ser)遺伝子に融合した、S、セレビシェ(S、cerevisi ae)接合性因子αlシグナル−リーダー(1−85)をコードする。
連結混合物を用い、アンピシリン耐性に対して選択した適応能のあるE、 co li菌株(r−、m” )を形質転換した。
” P −Xba I −EcoRIフラグメントの配列決定(Maxam、  A andGilbert、 M、(1980) Methods Enzy+ no1.65.499−560)は、構成コロニーからのプラスミドがアプロチ ニン(358; 17A1a+ 42Set)に対し正しいDNA−配列を含有 することを示した。
1個のプラスミド、pKFN501を選び更に使用した。プラスミドpKFN5 01の構築を第3図に示す。
pKFN501をEcoRIおよびXba Iで切断し次いで0.5kbフラグ メントをpMT636からの9.5kb Nco I −Xba Iフラグメン トおよびpMT636からの1.4 kb Nco I −EcoRIフラグメ ントに連結し、プラスミドpKFN504を得た(第3図参照)。プラスミドp MT636を、LEU−2の欠失後pMT608からおよびpMT479から構 築した(第4図参照)。pM7608はヨーロッパ特許出願第195691号に 記載されている。pMT479はヨーロッパ特許出願第163529に記載され ている。pMT479は、5chizo、  匹頻狙TPI遺伝子(POT)  、S、セレビシェ(S、cerevisiae) )リオホスフェートイソメラ ーゼブロモーターおよびターミネータ−を有する(Alber、 T、 and  Kaeyasaki、 G、(1982) J、Mo1.Appl、Gen、  1゜419−434)。プラスミドpKFN504は、次の配列を有する:T P1.−MFtxl −I7−ダー(1−85)−アプロチニン(3−58;1 7Ala+42Set) −TPItここで、MF、、IはS、cerevis iae接合性因子αIコード配列であり(Kurjan、 J、 and Me rskowitz+ 1.(1982) Ce1l 30+ 933−943) 、シグナル−リーダー(1−85)は、MP、1 シグナル−リーダー配列の最 初の85個のアミノ酸残基を有することを意味し、更にアプロチニン(358;   17Ala+42Ser)は、N末端で最初の2個のアミノ酸残基を欠失し さらにそれぞれAlaおよびSetによって置換されたアミノ酸17位あるいは 42位を有するアプロチニン誘導体をコードする合成配列である。
S、cerevisiae菌株MT663(E2−7BXEll −36a/  ct、 ΔtpiΔtpi、 pep 4−3/pep 4−3)をYPGaL (1%バクト酵母エキス、2%バクトペプトン、2%ガラクトース、1%ラクト ース)上で増殖させ600nmで光学密度0.6を得た。
100dの培養物を遠心分離によって得、100dの水で洗い、再遠心分離し次 いで1od(1,2Mのソルビトール、25mMのNaJDTA 、 pH=  8.0 、 6.7■/dジチオトレイトール)に懸濁させた。懸濁液を30℃ で15分間インキュベートし、遠心し次いで細胞をLoRl(1,2Mのソルビ トール、10mMのN a 2 E D T A +0.1Mのクエン酸ナトリ ウム、pH=5.8.2■のノボザイム■234)に再懸濁させた。懸濁液を3 0℃で30分間インキュベートし、細胞を遠心して集め、10威の゛1.2Mソ ルビトールおよび10dのCAS (1,2Mソルビトール、10mM CaC 1z、 10mM TrisHCI  (Tris−トリス (ヒドロキシメチ ル)−アミノメタン)pH7,5)で洗い次いで2IdのCAS中に再懸濁させ た。形質転換するため、0. I Jl!1+のCAS−再懸濁細胞を、約1■ のプラスミドpKFN504と混合し、次いで室温で15分間放置した。
1m(20%ポリエチレング!、/ −7JLt4000. IQtaM Ca C1z、 10mMTris HCl2 、 pH= 7.5 )を加え、混合 物を更に30分間室温で放置した。混合物を遠心し次いでベレットを0. I  Jllll!の5O5(1,2Mのソルビトール、33%v/vのYPD、 6 .7n+MのCaCE z 、 ’14trg / trdlのロイシン)に再 懸濁させ次いで30”Cで2時間インキュベートした。懸濁液を遠心し、ペレッ トを0.5 mの1.2Mソルビトールに再懸濁させた。6rI11のtop寒 天(1,、2Mのソルビトール+2.5%寒天を有するシカルマン等(Meth ods 1nYeast Genetics+ Co1d Spring Ha rbor Laboratory+ 1981)のSC培地)を52°Cで加え 、次いで同一の寒天で固化したソルビトール含有培地を存するプレートの頂部に 懸濁液を注いだ。
形質転換細胞コロニーを30゛cで3日後集め、再分離し次いで液体培養を開始 するため用いた。1個のこのような形質転換細胞KFN396を更に特性化する ために選択した。
酵母菌株KFN396をYPD培地(1%酵母エキス、2%ペプトン(ディツユ ラボラトリ−市販)および2%グルコース)上で増殖させる。1j2の菌株培養 物を600nmで光学密度13まで30°Cで振とうした。遠心後、上澄みをF PLCイオン交換クロマトグラフィーで精製した。酵母上澄みを0.221M1 llex[F]Gシフイルター装置で口過し、次いでll111を20mMビシ ン(pH8,7)で平衡化したMonoSカチオン交換カラム(0,5X5cm )に通用した。平衡緩衝液で洗浄後、カラムを平衡緩衝液中線状NaCEグレデ エント(0〜1M)で溶出した。トリプシン阻害活性を、溶出分画中、分光学的 分析により更にEz:Oアブロチン−8,3から280nmでの吸収量を統合す ることにより測定した。
収率は約4.3■/!のアプロチニン(3−58;  17A1a+42Set )であった。
アミノ酸分析に対し、酵母上澄み(7−)を0.IM NaOHでp)18.7 に調節し、口過した(0.22.co) 、 20mMビシン(pH8,7)で 平衡化したQ−セファロースアニオン交換カラム(1×4cm)からの溶出物を 、MonoSカチオン交換カラム(0,5X5cm)に適用した。カチオン交換 クロマトグラフィー処理を上記のように行った。勾配溶出アプロチニン(3−5 8)の濃縮をMonoSでの再クロマトグラフィー処理並びに急勾配のNaC1 =勾配による溶出によって行った。集めた分画を更に減圧遠心により約100J 11に濃縮し次いでRP −HPLCカラム(Vydac C4゜4、6 X2 50 mm)に適用した。集めた分画を減圧遠心により約アミノ酸分析は次表1 から明らかである。この表より、生産物は期待したアミノ酸組成を有することが 分かる。
Asx         5        4.90Met          1        0.991ie         2        2 .00Arg      3     3.211合計 56  55.60 例2 アプロチニン 3 58 ; 17A]a+19Glu+42Set) (KF N399)アプロチニン(3−58;  17^1a+ 19G1u+42Se t)をコードする合成遺伝子を例1に記載のように構築した。次のオリゴヌクレ オチドIbおよびnbを、IaおよびIIaの代りに用pUc19由来のプラス ミドpKFN503を、pKFN501と同様に構築した。
例1の手順に従い、次の構成を有するプラスミドpKFN507を得た: TPb  MF、 1−シグナル−リーダー(1−85)−アプロチニン(35 8;  17Ala+ 19GIu+42Set)   TPIt。
ここでアプロチニン(358;  17A1a+ 19Glu+42Ser)は 、N末端で最初の2個のアミノ酸残基を欠失しかつそれぞれアラニン、グルタミ ン酸およびセリン残基で置換された天然アプロチニンの残基17 、19および 42を有するアプロチニン誘導体をコードする合成遺伝子である。
プラスミドpKFN507を前記のように酵母菌株MT663内で形質転換し次 いで形質転換された菌株KFN399を培養し、約10mg/Ilのアプロチニ ン(3−58;  17A1a+19Glu+42Set)を得た。
アミノ酸分析結果を第2表に示すが、この表より期待されるアミノ酸組成が確認 される。
Met      1     0.86Phe      4     3. 89L y s      4     4.07A r g      3      3.06合計  56  54.36 アブロチニン(3−58;  15Arg+ 17Ala+42Ser)をコー ドする合成遺伝子を例1で記載した如く構築した。
IaおよびllaO代りに次のオリゴヌクレオチドIcおよびUcを用いた: pUc19由来のプラスミドρKFN707を、pKFN501と同様に構築し た。
例1の手順に従い、次の構成を有するプラスミドpKFN807を得た: TPIP  MFlyl−シグナル−リーダー(1−85)−アプロチニン(3 −58i  15^rg+ 17A1a+42Ser) −TPIP。
ここでアプロチニン(3−58;  15Arg+ 17A1a+42Ser) は、N末端で最初の2個のアミノ酸残基を欠失しかつそれぞれアルギニン、アラ ニン、およびセリン残基で置換された天然アプロチニンの残基15 、17、お よび42を有するアプロチニン誘導体をコードする合成遺伝子である。
プラスミドpKFN807を前記のように酵母菌株MT663内で形質転換し次 いで形質転換された菌株KFN773を培養し、約8.5rtrg/j2のアプ ロチニン(3−58;  15Arg+ 17Ala+42Set)を得た。
アミノ酸分析結果を第3表に示すが、この表より期待されるアミノ酸組成が確認 される。
芽ユ」L−表 合計  56  53.91 理論値と比較してわずかに低い含量のlieは、l1e(18)−1ie(19 )の不完全加水分解におそらく最も寄与している。このことは当業者に周知であ る。
例4 アプロチニン(3−58;  17A1a+42Ser) (KFN396)お よびアプロチニン(3−58;  17Ala+ 19G1u+42Ser)( KFN399)、アプロチニン(3−58;  15Arg+42Ser) ( KFN772)およびアプロチニン(3−58;  15^rg+ 17八la  + 42Set) (KFN773)によるプラスミドからのセリンプロテア ーゼの アプロチニン(3−58;  17A1a+42Set) (KFN396)、 アプロチニン(3−58;  17Ala+19G1u+42Ser)(KFN 399)およびアプロチニン(3−58;  15Arg+ 17Ala+42 Ser)(KFN773)を上記のように精製した。天然のものとして、ノボ社 (バズグバエルト、デンマーク国)市販のウシの膵臓アプロチニン(1−58) バッチB 5029−65を用いた。E 280 n11= 8−3およびMr =650’Oを用いて濃度を計算した。ヒト血漿カリクレインをシグマ社(セン トルイス、 ?lO)から得、ウシ因子XaをH,Nobu−kazu等(J、 Biochen+1ca1.97 (1985) 1347−1355)に従っ て精製した。ヒト因子11a(スロンビン)は−ルawson教授にューヨーク ステートデパートメントオブヘルス、アルバニー、ニューヨーク)から得た。m 換え体ヒト因子■aは、ノボ社(バズグバエルト、デンマーク国)から得、組換 え体ヒト蛋白質CaはZymo Genetics社(シアトル、 WA)から 得た。
基質52302 (H−D −Pro −Phe −Arg −p −ニトロア ニリド)基質52238 (H−D −Phe −Pip   Arg −p  −ニトロアニリド)および基質52366(Glu −Pro −Arg−p   ニートロアニリド)は、カビ社(ストックホルム、スウェーデン国)から得た 。基1iFXa−HメトキシカルボニルDCI(−Gly−Arg−p−ニトロ アニリド)は、NycoMed社(オスロ、ノルウェー国)カラ得り。実験は、 100mM NaCl1 、50mM トリフ、−HC/!0、O1%トウィー ン80 pH7,4中、25℃で行った。
ヒト血漿カリクレイン(3nM)をミクロ−タイターウェルリン発生速度をグイ ナテックラボラトリー社市販のELISA@オートリーダーMR580を用い4 05nmで測定した。速度は、遊離酵素の濃度に比例している。天然のアプロチ ニンおよび4個の同族体KFN396. KFN399. KFN772および KFN773による血漿カリクレインの抑制を第5A図および第5B図に示す。
天然のアプロチニンについては適度の抑制が観察された。同族体KFN396お よび17位にAlaを有する同族体KFN399によって抑制は強く増加された 。
更に抑制の増加は、15位のArg (KFN772)について得られ;更に最 も強い抑制が、17位(Ala)と15位(Arg)の双方で置換した同族体( KFN773)について観察された(第5B図)。同族体をまた、セリンプロテ アーゼ:ウシ因子Xa、ヒト因子11a、ヒト組換え体因子■aおよびヒト組換 え体タンパク質Caのアミド分解活性に対して試験した。実験は、血漿カリクレ インに対して記載したと同様に行い、適当な基質のみを用いた。最後に、同族体 を2種の凝固試験を用いたヒト血漿の凝固因子に対する効果について分析した。
これらの試験、プロトロンビン時間(PTT)および活性化トロンボプラスチン 時間(APTT)を、製造者によって示された指示に従いオルグノン社(ダーハ ム、 NC)市販のGeneral Diagnostics■試剤を用いて行 った。抑制実験の結果を第4表に示すが、この表は4種のアプロチニン同族体に よる抑制傾向を示している。
KFN773は、ヒト血漿カリクレインの法外に強い抑制により特徴づけられて おり、これはArg同族体(KFN772)のそれよりも10倍強い。逆の効果 が活性化蛋白質、Cについて認められる。
この場合、Lys15をArgに置換することによって得られる、比較的に強い 抑制は、Arg17を^1aに更に置換することによって弱められる。
L4u  アプロチニン同族体の抑制傾向−・・・1.0茹のアプロチニン同族 体で抑制なし十・・・1.0団のアプロチニン同族体で凝固時間延長率)・・・ ジキソンのグラフ的方法(M、 ジキソン、 Bioche…1cal。
J1月現(1972) 197−202)によって算定された抑制定数9・・・ 基質:血漿カリクレイン; 52302 ; F II a ; 52238  ; FVIra :基質FXa  I;FXa:基質FXa−1; Prot、 Ca : 52366AspPheCysLeuG1uP roP roTyr ThrG lyP roCy 5LysA1 aAr g工1ePf1M工 20         衿        3035工l eArgTyr P  heTyrAs nA l aLys Al aG 1 yLeuCy sG  l nThrP heVa lsy rG 1y GlycysArgA1aLysSerAsnAsnPheLysSerAla GluAspcysMeセArqThr5tI CysGlyGlyAlaStop FIG。1 FIG、 2 ThrGlyProCysLysAlaAlaZ leI 1eArgτyr? heTyrAsnAla図−丁            C1o IFIG、5 A              けプo+>:z ] (nM IFIG、5B             [77°0+二刈(ni1国際調査報告 1m5m5+e++alAD書Heaha内−、、PCT/DK8910009 7゜

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.次式: 【配列があります】 (式中、X1はArg−Pro,Proもしくは水素を意味し、X4およびX1 0は双方ともCysであるか又は双方ともAlaであるか又は双方とも別の天然 のアミノ酸残基であり、X2およびX3は独立に天然のアミノ酸残基であり;X 5はLys,Arg,Val,Thr,Ile,Leu,Phe,Gly,Se r,Met,TrP,TyrまたはAlaであり(但し、X5がLysと異なる 場合、X2〜X4およびX6〜X9の少なくとも一種は天然のアプロチニンにお いて対応する位置のアミノ酸残基とは異なる);X6はAIaもしくはGlyで あり;X7は天然のアミノ酸残基であり;X8はIle,Leu,Met,Va lもしくはPheであり;X9は天然のアミノ酸残基であり;X11は天然のア ミノ酸残基であり;X12はLys,Arg、もしくはSerであり、アミノ酸 残基X2〜X9の少なくとも一種は天然のアプロチニンにおける対応するアミノ 酸残基とは異なる) を有するアプロチニン同族体。
  2. 2.X1がArg−Proもしくは水素、好ましくはArg−Proもしくは水 素、最も好ましくは水素である、請求の範囲第1項記載のアプロチニン同族体。
  3. 3.X2がGlyである、請求の範囲第1又は第2項記載のアプロチニン同族体 。
  4. 4.X3がProである、請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載のアプロチニ ン同族体。
  5. 5.X4およびX10がCysである、請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載 のアプロチニン同族体。
  6. 6.X5がLys,Arg,Val,Thr,Ile,Leu,Phe,Gly ,Ser,Met,Trp,TyrorAIa、好ましくはLys又はArgで ある(但し、X5がLysと異なる場合、X2〜X4およびX6〜X9、好まし くはX6〜X9の少なくとも一種は天然のアプロチニンにおいて対応する位置の アミノ酸残基とは異なる)請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載のアプロチニ ン同族体。
  7. 7.X6がAlaもしくはGly、好ましくはAlaである、請求の範囲第1〜 6項のいずれかに記載のアプロチニン同族体。
  8. 8.X7がAlaもしくはGly、好ましくはAIaである、請求の範囲第1〜 7項のいずれかに記載のアプロチニン同族体。
  9. 9.X8がIle,Leu,Met,Val、もしくはPhe、好ましくはIl eである、請求の範囲第1〜8項のいずれかに記載のアプロチニン同族体。
  10. 10.X9がIleもしくはGlu、好ましくはIleである、請求項第1〜9 項のいずれかに記載のアプロチニン同族体。
  11. 11.X11がLysもしくはArg、好ましくはLysである、請求の範囲第 1〜10項のいずれかに記載のアプロチニン同族体。
  12. 12.X1がLys,Arg、もしくはSer、好ましくはArgもしくはSe rである、請求の範囲第1〜11項のいずれかに記載のアプロチニン同族体。
  13. 13.次の構造: 【配列があります】 を有する、請求の範囲第1項記載のアプロチニン同族体。
  14. 14.次の構造: 【配列があります】 を有する、請求の範囲第1項記載のアプロチニン同族体。
  15. 15.次の構造: 【配列があります】 を有する、請求の範囲第1項記載のアプロチニン同族体。
  16. 16.次の構造: 【配列があります】 を有する、請求の範囲第1項記載のアプロチニン同族体。
  17. 17.次の構造: 【配列があります】 を有する、請求の範囲第1項記載のアプロチニン同族体。
  18. 18.次の構造: 【配列があります】 を有する、請求の範囲第1項記載のアプロチニン同族体。
  19. 19.次の構造: 【配列があります】 を有する、請求の範囲第1項記載のアプロチニン同族体。
  20. 20.次の構造: 【配列があります】 を有する、請求の範囲第1項記載のアプロチニン同族体。
  21. 21.次の構造: 【配列があります】 を有する、請求の範囲第1項記載のアプロチニン同族体。
  22. 22.次の構造: 【配列があります】 を有する、請求の範囲第1項記載のアプロチニン同族体。
  23. 23.次の一般式I: 【配列があります】 (式中、X1はArg−Pro,Proもしくは水素を意味し;X2は天然のア ミノ酸残基、好ましくはGIyであり;X3は天然のアミノ酸残基、好ましくは Proであり;X4およびX10は天然のアミノ酸残基、好ましくは、双方とも Cysであるか又は双方ともAlaであり、X5はLys,Arg,Val,T hr,Ile,Leu,Phe,Gly,Ser,Met,Trp,Tyror AIa好ましくは、Lys又はArgであり(但し、X5がLysと異なる場合 、X2〜X4およびX6〜X9の少なくとも一種は天然のアプロチニンにおいて 対応する位置のアミノ酸残基とは異なる);X6はAIaもしくはGly好まし くはAIaであり;X7は天然のアミノ酸残基好ましくはAIaもしくはGly であり;X8はIle,Leu,Met,ValもしくはPhe、好ましくはI leであり;X9は天然のアミノ酸残基好ましくはIleもしくはGluであり ;X11は天然のアミノ酸残基好ましくはLysもしくはArgであり;X12 はLys,Arg、もしくはSer好ましくはArgもしくはSerであり、ア ミノ酸残基X2〜X9、好ましくはX5〜X9より好ましくはX6〜X9の少な くとも一種は天然のアプロチニンにおける対応するアミノ酸残基とは異なる)を 有するアプロチニン同族体の製造方法であって、複製能を有する発現ベクター( このベクターはアプロチニン同族体をコードする遺伝子並びにアプロチニン同族 体を発現せしめるDNA配列を含んでなる)を有する酵母菌株を適当な栄養培地 中で培養し、次いで発現されたアプロチニン同族体を回収することを含んでなる 、前記方法。
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