JPH0349935Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0349935Y2
JPH0349935Y2 JP15753884U JP15753884U JPH0349935Y2 JP H0349935 Y2 JPH0349935 Y2 JP H0349935Y2 JP 15753884 U JP15753884 U JP 15753884U JP 15753884 U JP15753884 U JP 15753884U JP H0349935 Y2 JPH0349935 Y2 JP H0349935Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
shaft
belt
pulley piece
continuously variable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15753884U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6171526U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15753884U priority Critical patent/JPH0349935Y2/ja
Publication of JPS6171526U publication Critical patent/JPS6171526U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0349935Y2 publication Critical patent/JPH0349935Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、駆動輪への動力伝動径路にベルトの
有効巻掛径を変更する割プーリを用いたベルト式
無段変速機構を設けたベルト式無段変速装置付運
搬車に関する。
(従来技術) 前記の無段変速装置付運搬車において、割プー
リの有効巻掛径を変更するベルト式無段変速機構
は、固定プーリ片に対して可動プーリ片を接近・
離間移動するようになつている。この可動プーリ
片の移動は、モーターや油圧シリンダの動力を利
用して行われるが、可動プーリ片を固定プーリ片
に接近させる場合と離間する場合の移動速度は一
定で、車速の増速時と減速時の速度変化率が同一
である。
(考案が解決しようとする課題) 運搬車においては、空荷のときと積荷が多い場
合では、駆動輪に加わる負荷が大きく変化する。
このため、運搬車の車速変化率は、積荷状態でも
車速変更による急激な負荷増大でエンジンストツ
プを起こさないよう低く設定されている。
又、ベルト式無段変速機構は、運搬車のスター
ト時に車速が最低速となるようにしておかなけれ
ば、トルク不足でスタートが困難となるため、停
止時に減速操作を行つておく必要がある。
このため、ベルト式無段変速装置付運搬車は増
減速時の速度変化率が低く、増速に時間がかかる
のみでなく停止までの減速にも時間がかかり、緊
急停止時に走行距離が伸びて危険な場合がある。
(課題を解決するための手段) そこで、本考案では、原動機11から駆動輪1
4への駆動力伝動径路に割プーリ3を用いたベル
ト式無段変速機構を設け、走行速度を変更すべく
割プーリ3の可動プーリ片3aを固定プーリ片3
bに対して接近・離間移動させる作用力を原動機
11の動力を用いた変速補助装置Aの出力で行う
ようにした構成において、可動プーリ片3aの移
動速度が走行速度の減速時に増速時よりも速くな
るように構成した。
(考案の作用及び効果) 可動プーリ片3aを固定プーリ片3bに対して
接近・離間する変速移動を原動機11の動力を用
いた変速補助装置Aの出力で行うため、原動機1
1が一定回転している場合には増減速時の変速速
度を変更することが出来ないが、可動プーリ片3
aの移動速度が走行速度の減速時に増速時よりも
速くなる機構を変速補助装置Aに設けているの
で、変速速度は、増速時に急激な負荷増大でエン
ジンストツプを起こさない程度のゆつくりとした
変速速度としながらも、減速時には、エンジンブ
レーキを利用しながら速く減速させて停止距離を
短くできる。
(実施例) 次に本考案の一実施例を図面を参照しながら説
明する。
第2図は、本考案に係るベルト式無段変速装置
を装備した運搬車を示している。ベルト式無段変
速装置は、原動機11からトランスミツシヨン1
2のホイルパイプ13に軸支された駆動輪14ま
での走行用動力伝達径路途中に設けている。
原動機11の出力軸15に固着したエンジンプ
ーリ16と該出力軸15に対して平行に設けたカ
ウンタ軸1に軸着したカウンタプーリ18との間
にVベルト19を巻き掛け、この間の動力伝動を
操向ハンドル20近傍に設ける走行クラツチレバ
ー(図示省略)に連係した走行テンシヨンクラツ
チ21の「入」「切」により行う。カウンタ軸1
とこのカウンタ軸1に平行して設けられるトラン
スミツシヨン12への入力軸2との間にはベルト
式無段変速装置を設け、この間の動力伝動は伝動
ベルト5により行う。従つて、原動機11で出力
された動力はVベルト19によりカウンタ軸1に
伝動され、次に、カウンタ軸1から無段変速装置
の伝動ベルト5によつてトランスミツシヨン12
への入力軸2に伝動され、その後、トランスミツ
シヨン12内で変速された動力が駆動輪14を駆
動して運搬車の走行が行われる。
次に無段変速装置について第1図を参照しなが
ら詳述する。
ベルト式無段変速装置はカウンタ軸1に設けた
割プーリ3と入力軸2に設けた割プーリ4と、こ
の間に張架した伝動ベルト5と、さらに割プーリ
3の有効巻掛径を変更操作する変速補助装置Aの
作動ケーシング8とから構成している。
割プーリ3は、ボルト23でカウンタ軸1に固
定された固定プーリ片3bと、この固定プーリ片
3bに対向して設けたカウンタ軸1の軸方向に摺
動自在な可動プーリ片3aとから成り、又、割プ
ーリ4はボルト24により入力軸2に固定した固
定プーリ片4bと、この固定プーリ片4bに対向
して設け常時は圧縮バネ25により固定プーリ片
4b側へ付勢される軸方向に摺動自在な可動プー
リ片4aとから構成している。これら両割プーリ
3,4間に巻き掛けた伝動ベルト5は常に前記圧
縮バネ25により側圧が付与され、又、該圧縮バ
ネ25の弾力による側圧は伝動ベルト5が運搬車
の走行動力を伝達し得るに足るだけの大きさに設
定している。
割プーリ3の有効巻掛径の変更操作を行う変速
補助装置Aは、割プーリ3を軸着するカウンタ軸
17の軸端部分に設け、作動ケーシング8の入力
軸26とカウンタ軸1端とをジヨイント27で連
結することにより作動ケーシング8内へ動力が入
力される。
該入力軸26には、回転方向には六角部26a
で規制を受けるが軸方向には摺動自在な両端面に
摩擦面7a,7aを形成したクラツチ7を設け、
このクラツチ7を挟んで左右には、常時は回転自
在であるが該クラツチ7の接触で回転動力を受け
て動力の伝達を行い得る状態となる摩擦ギヤー2
8,29を設けている。一方の摩擦ギヤー28は
出力軸6に固着した逆転出力ギヤー30と常時噛
み合っている。又、他方の摩擦ギヤー29は、中
間軸31に固着した大径中間ギヤー32と常時噛
み合い、該中間軸31に固着したもう一個の小径
中間ギヤー33が出力軸6に固着した正転出力ギ
ヤー34と噛み合っている。すなわち、クラツチ
7が摩擦ギヤー28に押圧接触すれば出力軸6の
回転方向は入力軸26とは逆回転となり、又、ク
ラツチ7が摩擦ギヤー29に押圧接触すれば回転
方向が入力軸26と同じとなる。ここで本実施例
においては、入力軸26に対して出力軸6が同じ
回転方向時(以下、正転時という。)には、作動
ケーシング8内での変速比が1:3.7であり、又、
入力軸26と逆方向の回転時(以下、逆転時とい
う。)には変速比が1:2.2としている。
出力軸6の端部には螺子部6aを形成し、この
螺子部6aに螺嵌して摺動軸9を設け、この摺動
軸9は出力軸6の回転による螺子部6aの作用に
より軸方向に往復摺動する。そして、出力軸6が
正転時には摺動軸9が図示矢印イ方向に、又、逆
転時には図示矢印ロ方向に摺動すべく該螺子部6
aの螺子方向を決定している。
出力軸6の軸端に設けた摺動軸9の端部には、
前記割プーリ3の可動プーリ片3aのボス部に設
けた環状溝にピン35で係合する作動アーム10
を連結し、この作動アーム10は支点36を中心
にして摺動軸9の摺動軸方向への進退移動でカウ
ンタ軸1の軸方向へ往復揺動する。よつて、該摺
動軸9のイ方向摺動により作動アーム10は可動
プーリ片3aを固定プーリ片3bに近づけるよう
に摺動して割プーリ3の有効巻掛径を大ならし
め、又、ロ方向摺動により固定プーリ片3bから
遠ざけるように摺動して割プーリ3の有効巻掛径
を小ならしめることになる。この割プーリ3の有
効巻掛径の増減とは逆に割プーリ4の有効巻掛径
も増減することになる。
そして、割プーリ3が割プーリ4に対して走行
伝達径路の伝達上手側に位置するため、摺動軸9
のイ方向により運搬車の車速は増速され、又、ロ
方向摺動により車速は減速される。又、前記の如
く摺動軸9のイ方向摺動すなわち出力軸9の正転
時の該作動ケーシング8の変速比が逆転時に較べ
て大きいことは、車速の増速時において摺動軸9
が減速時よりもゆつくりと作動することになり、
従つて可動プーリ片3aの摺動速度も増速時の方
が減速時よりも遅くなる。
37は前記クラツチ7を入力軸26方向へ摺動
する操作アームであり、この操作アーム37と操
向ハンドル20近傍に設けた車速設定用レバー3
8とがロツド39で連係している。又、40は可
動プーリ片3aを作動する作動アーム10とロツ
ド41で連係する速度表示針で、「高速域」「中速
域」「低速域」と仕切られた長穴42aを穿設し
た速度表示板42の該長穴42a内に位置するよ
うに設けている。
前記速度表示板42と前記車速設定用レバー3
8とは互いに接近して併設しており操縦者は該速
度表示板42の速度表示針40が指す車速域を見
ながら車速設定レバー38により運搬車の車速を
所望のものに設定することになる。
クラツチ7を操作して所望の車速になつたなら
ば、クラツチ9を切の状態にする。このとき、摺
動軸9には圧縮ばね25の押圧力により元の位置
に復帰させようとする力が発生するが、摺動軸9
と出力軸6を螺着しているため、回転抵抗が大き
くそのままの位置に保持される。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
一部を断面とした要部の拡大平断面図、第2図は
全体の平面図である。 3……割プーリ、3a……可動プーリ片、3b
……固定プーリ片、5……伝動ベルト、14……
駆動輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原動機11から駆動輪14への駆動力伝動径路
    に割プーリ3を用いたベルト式無段変速機構を設
    け、走行速度を変更すべく割プーリ3の可動プー
    リ片3aを固定プーリ片3bに対して接近・離間
    移動させる作用力を原動機11の動力を用いた変
    速補助装置Aの出力で行うようにした構成におい
    て、可動プーリ片3aの移動速度が走行速度の減
    速時に増速時よりも速くなる機構を前記変速補助
    装置Aに設けたことを特徴とするベルト式無段変
    速装置付運搬車。
JP15753884U 1984-10-17 1984-10-17 Expired JPH0349935Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15753884U JPH0349935Y2 (ja) 1984-10-17 1984-10-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15753884U JPH0349935Y2 (ja) 1984-10-17 1984-10-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6171526U JPS6171526U (ja) 1986-05-15
JPH0349935Y2 true JPH0349935Y2 (ja) 1991-10-24

Family

ID=30715530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15753884U Expired JPH0349935Y2 (ja) 1984-10-17 1984-10-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0349935Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612142B2 (ja) * 1986-10-16 1994-02-16 バンドー化学株式会社 可変プ−リ装置
JPS63115960A (ja) * 1986-10-30 1988-05-20 Bando Chem Ind Ltd 変速装置
JP2517422Y2 (ja) * 1987-06-10 1996-11-20 株式会社アテックス 畦間運搬車の伝動構成

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6171526U (ja) 1986-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103381817B (zh) 车辆用控制装置
JPH0349935Y2 (ja)
JPS59103067A (ja) 車輌用動力伝達装置の制御方法
JPH0133878Y2 (ja)
JP6167378B2 (ja) 車両用無段変速制御システム
JPS644953B2 (ja)
JPS6184454A (ja) 無段変速機
JPH04140573A (ja) 作業車
JP3505819B2 (ja) 作業車の操向操作装置
JP2896060B2 (ja) 作業車の走行伝動構造
JPH02256957A (ja) 作業車の変速装置
JPS59106750A (ja) 車輌の発進制御方法
JP2966717B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JP2758318B2 (ja) 作業車の走行伝動構造
JP2721084B2 (ja) 作業車の走行伝動構造
JPS6238041Y2 (ja)
JPH0774011B2 (ja) 操向制御装置
JP3572745B2 (ja) クローラ式移動農機における走行伝動装置
JP2721085B2 (ja) 作業車の走行伝動構造
JPS59103065A (ja) 車輌用動力伝達装置の制御方法
JPS6014045Y2 (ja) 車輌用自動変速装置
JPS6248111B2 (ja)
JP3096590B2 (ja) 作業車の変速装置
JPS6184422A (ja) 電磁粉クラッチを有するトロイダル型無段変速機の制御装置
JPH0612266U (ja) 作業車の走行伝動構造