JPH0348900Y2 - - Google Patents

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JPH0348900Y2
JPH0348900Y2 JP1823486U JP1823486U JPH0348900Y2 JP H0348900 Y2 JPH0348900 Y2 JP H0348900Y2 JP 1823486 U JP1823486 U JP 1823486U JP 1823486 U JP1823486 U JP 1823486U JP H0348900 Y2 JPH0348900 Y2 JP H0348900Y2
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stay
shaft
mirror
screw
base
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JP1823486U
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用の可倒式ドアミラーに係り、
特に、ミラーを含むミラー支持構造体が、外力を
受けた場合、車体に固定されたベースに回転可能
に配設された軸と共に回転して外力の方向に傾倒
するようなタイプのドアミラーに関する。
〔従来の技術〕
このようなタイプの可倒式ドアミラーは、本願
の出願人によりすでに出願されており、第6図は
ドアミラー装置の概略的な平面図である。符号1
0は可倒式ドアミラーの全体を示しており、ミラ
ー12が固定されたミラーハウジング14と、ミ
ラーハウジング14をピボツト20により支持す
るステー16と、車体に固定されかつステー16
が回転可能に取付けられているベース18とから
構成されている。ミラー装置10は、ミラーハウ
ジング14あるいはステー16が受ける外力の方
向に応じて矢印x方向あるいはy方向に傾倒する
ようになつている。
このような従来の可倒式ドアミラーにおいて
は、ミラーハウジング14を支持するステー16
が、ベース18に回転可能に取付けられた軸22
に対してスクリユーにより結合されている。回転
軸22の上端24と下端26は第7図に示すよう
にそれぞれ軸の周面の一部をカツトした2つの平
面と2つの曲面とから形成され、ステー16の対
応する上端28と下端30には軸の周面(曲面の
一部と1つの平面)が嵌合する嵌合面32,34
が形成されていて、軸22とステー16とが嵌合
した状態で矢印A方向からスクリユーにより締め
付けられている。符号36,38はスクリユーが
挿通する孔を示している。このような回転軸の嵌
合方式は第8図に示すようにスクリユーの締め付
け方向に垂直な平面、即ちスクリユー面圧面に平
行な平面を軸22の一部に形成し、かつステー1
6にはそのカツト面に密着するような平面を形成
して、スクリユーを締め付けることによつて平面
当てをなし、ステー16に外部から加わる力を軸
22に伝達するようなタイプである。このタイプ
の他に第9図および第10図に示すような嵌合方
式もある。第9図においては、軸22の周面の一
部をスクリユー面圧面に対して若干傾いた平面に
形成し、かつステー16にはそのカツト面に密着
するような平面を形成して、スクリユーを矢印A
方向から締め付けることによつて平面当てと曲面
当てをなすように構成されている。また第10図
においては、ステー16に軸22の周面をそのま
ま密着させるような曲面を形成してスクリユーを
矢印A方向から締め付けることによつて曲面当て
をなすように構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述したような従来の可倒式ドアミラーにおけ
る回転軸嵌合方式では曲面(円柱面)当てもしく
は一平面当てによつてステーから軸への力の伝達
がなされるので、回転軸にかかる力に耐えきれず
に、密着すべき嵌合面が離れてがたついたり、ま
た曲面の摩擦力が充分に働かない等により力の伝
達が満足になされないという問題があり、またそ
のような場合を、繰り返すと締め付けスクリユー
1本の負荷がかかるため、スクリユーの破損を招
くこともある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の可倒式ドアミラーは、ベースに回転可
能に配設された軸の一部を軸方向に垂直な方向の
断面が台形であるようなくさび形状に形成し、そ
の軸の一部に嵌合されるステーの嵌合面を前記く
さび形状に対応して密着するような形状に形成
し、そのような状態で軸はステーに対してスクリ
ユーにより締め付けられる構成であり、軸ステー
とは二平面当てによつて嵌合されていることを特
徴としている。
〔作用〕
軸の一部とステーとの嵌合が二平面当てによつ
てなされているのでスクリユーの締め付け量に比
例して面圧が大きくなり、ステーは軸の一部にし
つかりと固定され、ステーにかかる力が効率良く
軸に伝達される。
〔実施例〕
以下、本考案の可倒式ドアミラーの一実施例に
ついて、第1図ないし第5図を参照にして説明す
る。図において、従来の可倒式ドアミラーを説明
するための図面に用いた符号と同一符号のものは
同一の部分あるいはそれらに相当する部分を示し
ている。
第1図において、符号10は本考案の可倒式ド
アミラーの全体を示していて、ミラーハウジング
14が省略されている。第2図はドアミラー10
の正面図であり、車体の右側に配置されるべきも
のであり、ステー16が受ける外力の方向に応じ
て紙面に垂直な方向に傾倒するようになつてい
る。図に示された位置は、運転者が最適な後方お
よび側方視界を得るような基準位置を示してお
り、ミラーハウジング14は最適視界を得るよう
に、あらかじめステー16のピボツト20に対し
て固定されている。ステー16あるいはミラーハ
ウジング14が外力を受けた場合に、軸22と共
にベース18に対して回転して傾倒位置をしめる
ように構成されている。
ベース18はパツキン19を介して車体に固定
されていて、車体側から外側へ膨らんでいる中空
部分を有している。ベース18には上下の位置に
2つの開口40,42が設けられ、軸22が開口
40と42の間に挿入されている。軸22の上端
部24と下端部26はそれぞれ開口40と42の
外側に突出し、スクリユー44,46によりステ
ー16の上端部28と下端部30にそれぞれ固定
されている。スクリユー44,46はステー16
の上端部28と下端部30にそれぞれ固定される
べきカバー48,50に設けた孔を介して移動す
るように構成され、各スクリユー44.46は軸
22の上端部24と下端部26にそれぞれ形成し
た孔36,38を挿通してステー16にねじ込ま
れている。ステー16の上端部28と下端部30
には軸22の上端部24と下端部26が嵌合され
るような嵌合面32,34がそれぞれ形成されて
いて、嵌合状態においてスクリユー44,46が
締め付けられている。
ベース18の開口40近傍には断面V字形の溝
60が4個所設けられ、軸22にはこれらの溝6
0に嵌合する断面V字形の突出部62が設けられ
ている。更に第4図に示されるように軸22には
ピン64がほぼ水平に貫通し、ピン64の突出部
分にはばね受けとしてのワツシヤ66が係止され
ている。そしてワツシヤ66とベース18の上部
内壁との間には圧縮コイルスプリング68が介設
されていて、軸22に対して下向きの力を与えて
いる。これによつて、軸22の断面V字形の突出
部62がベース18に設けた断面V字溝60に押
圧されている。4つの溝60のうち対向する位置
にある2つの溝、それぞれミラーの基準位置と傾
倒位置とに対応して設けられている。
このようなタイプの可倒式ミラーにおいては、
ミラーハウジング12あるいはステー16に外力
を受けた場合、たとえば外部の障害物が接触した
り、車庫入れの際運転者が車外へ出てあらかじめ
障害物に接触しないようにステー16に力を与え
た場合にはステー16は軸22と共に回転し、軸
22の突出部62がベース18の溝60の斜面に
接触しながら移動し、いつたん、溝60の外側に
脱離した後、隣接する他の溝60に嵌合するよう
になつている。これによつて傾倒位置に保持され
るようになつている。基準位置へもどす場合には
前述の力の方向と反対方向に力を加えてやれば、
軸22の突出部44は基準位置に対応する位置に
形成された溝42に嵌合するまでベース18の開
口26近傍に接触しながら移動するように構成さ
れている。
本考案の可倒式ドアミラーにおいては、ステー
16に嵌合する軸22の上端部24と下端部26
の形状はそれぞれ軸方向に垂直な方向の断面が台
形であるようなくさび形状に形成されている。こ
の角柱部分は第5図aに示されるように、スクリ
ユーの締め付け方向に対して交差するような2つ
の平面24a,24bと、スクリユーの締め付け
方向と垂直な2つの平面24c,24dとから構
成されている。一方、軸22の前述した角柱部分
が嵌合する嵌合面32,34はそれぞれ軸22の
平面24a,24b、および24cがぴつたりと
密着するように形成されており、第5図bに示さ
れるように嵌合される。この嵌合状態において、
スクリユー44と46がそれぞれ締め付けられて
いて、ステー16は軸22にぴつたり嵌合し、か
つ固定されている。ステー16と軸22との結合
は、両者が互いに交差するような方向に形成され
た二平面による二面当てにより嵌合されかつスク
リユーにより締め付けられることによりなされる
ので、スクリユーの締め込み量に比例して面圧が
大きくなる。また外部から力を受けた際に、嵌合
部のうち第5図bのイで示される個所には最も大
きな負荷がかかるが、この個所における面角度が
力の方向に対してより90度に近いために、ステー
16から軸22への力の伝達は効率よくなされる
ことが理解される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の可倒式ドアミラ
ーによればステーと回転軸とが互いにぴつたりと
密着する断面くさび形の嵌合部を介してスクリユ
ーにより締め付けられるので、両者は二平面当て
によつてしつかりと固定され、かつステーから軸
への外力の伝達が効率良くなされるのでドアミラ
ーの傾倒回数が多くなつても、がたつきが生じた
り、スクリユーの破損が生じることを阻止するこ
とができ、ドアミラーの信頼性をより向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の可倒式ドアミラ
ーの一実施例を示し、第1図はミラーハウジング
を省略した分解斜視図、第2図は正面図、第3図
はステーと回転軸との嵌合状態を説明するための
説明図、第4図は回転軸のベースに対する取付け
状態を示す断面図、第5図aは軸とステーの嵌合
部の形状を説明するための説明図、第5図bは軸
とステーの嵌合状態を説明するための説明図であ
る。第6図は可倒式ドアミラーの動作を説明する
ための平面図、第7図は従来の可倒式ドアミラー
におけるステーと回転軸との嵌合状態を説明する
ための説明図、第8図ないし第10図は従来の可
倒式ドアミラーにおける回転軸とステーの嵌合状
態を説明するための説明図である。 12……ミラー、14……ミラーハウジング、
16……ステー、18……ベース、19……パツ
キン、22……軸、24……軸上端の取付部、2
6……軸下端の取付部、32,34……ステーの
嵌合面、40,42……ベース開口、44,46
……スクリユー、48,50……カバー、60…
…ベースのV字形溝、62……V字形突出部、6
4……ピン、66……ばね受け、68……コイル
スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車の車体に固定されるべきベースと、ベー
    スに対して回転可能に配設された軸の一部に嵌合
    される嵌合面を有するステーと、前記軸の一部を
    前記嵌合面に対して圧接させるべく配設されたス
    クリユーと、前記ステーにピボツトを介して固定
    されているミラーとを備え、更に前記ステーを基
    準位置と傾倒位置とに保持するための保持機構を
    備えて成る可倒式ドアミラーにおいて、前記軸の
    一部は、軸方向に垂直な方向の断面が台形である
    ようなくさび形状に形成され、前記嵌合面は前記
    くさび形状に対応して密着するような形状に形成
    されていることを特徴とする可倒式ドアミラー。
JP1823486U 1986-02-13 1986-02-13 Expired JPH0348900Y2 (ja)

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JP1823486U JPH0348900Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13

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JP1823486U JPH0348900Y2 (ja) 1986-02-13 1986-02-13

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Publication Number Publication Date
JPS62130951U JPS62130951U (ja) 1987-08-18
JPH0348900Y2 true JPH0348900Y2 (ja) 1991-10-18

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