JPH0348194B2 - - Google Patents

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JPH0348194B2
JPH0348194B2 JP57168693A JP16869382A JPH0348194B2 JP H0348194 B2 JPH0348194 B2 JP H0348194B2 JP 57168693 A JP57168693 A JP 57168693A JP 16869382 A JP16869382 A JP 16869382A JP H0348194 B2 JPH0348194 B2 JP H0348194B2
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alkali metal
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Santai Tsuaba
Sabo Rayosu
Karausu Jorujii
Kureidoru Yanosu
Nemesu Andorasu
Fuarukasu Maria
Bisuki Jorujii
Chibura Rasuro
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RIHITAA GEDEON BEGIESUZECHI GIARU AARU TEII
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RIHITAA GEDEON BEGIESUZECHI GIARU AARU TEII
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D461/00Heterocyclic compounds containing indolo [3,2,1-d,e] pyrido [3,2,1,j] [1,5]-naphthyridine ring systems, e.g. vincamine

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Cephalosporin Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ピンカミン酸エステルの新規な製造
方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、 1 次式(): (式中、R1およびR2は独立に1ないし6個の炭
素原子を有するアルキル基を表わす) で表わされるラセミ体および光学活性なビンカミ
ン酸エステルおよびこれらの化合物の14−エピマ
ーの製造方法に関する。
本発明によれば 次式(): (式中、R1およびR2は式()で定義された意
味と同じ意味を有する) で表わされるオクタヒドロインドロ〔2,3−
a〕キノリヂン−オキシムエステルを、亜硫酸も
しくはその塩の水溶液と80℃〜110℃の温度で反
応させ、次いで得られた14−エピマー混合物をエ
ピメリ化するか又はそれ自身公知の方法で分離
し、更に所望によりラセミビンカミン酸エステル
を分割する。
R1及びR6の定義において「1〜6個の炭素原
子を有するアルキル」は、1ないし6個の炭素原
子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基を表
わす為に用いられ、好ましくは、メチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、第二ブチル
および第三ブチル等を表わす為に用いられる。
式()で表わされる化合物は公知であり、そ
して薬理活性を示す。特に、天然の(+)−ビン
カミン酸メチルエステルおよび(+)−ビンカミ
ンは強力な脳血管拡張剤である。
米国特許3770724によれば、式()で表わさ
れるラセミ化合物は、対応するラセミ体のオクタ
ヒドロインドロ〔2,3−a〕キノリジンエステ
ルから出発して4工程の合成により得られる。連
続した反応工程の収率は、それぞれ71%,61%,
21%および85%であり一方全収率は、わずかに
7.7%にとどまる。
式()で表わされる光学的に活性な化合物
は、Helv,Chim,60巻、1801(1977)に従つて
四工程の合成により製造できる。ここにおいて連
続反応工程は、次の収率によつて行なうことがで
きる:83%、68%および最後の二工程に対しては
34%。従つて全体の収率は19%である。
ハンガリー特許175656に開示された方法によれ
ば、後者の合成の最後の二工程の収率は、42%で
あることが証明され、従つて連続した四つの反応
工程に対して計算された全体の収率に24%に増加
した。しかし、反応中において、エステルの加水
分解、水の脱離等の様な副反応が生起する。
すべての上記方法は、それらが比較的多くの反
応工程からなり、これが比較的低い(せいぜい24
%)全収率をもたらす、という欠点がある。
本発明者は驚ろくべきことに前記式()で表
わされる化合物から出発すれば、式()で表わ
される化合物は一回の反応工程で好都合に製造で
きることを見出した。式()で表わされる化合
物が、ハンガリー特許出願1753/81に従つて、対
応するオクタヒドロインドロ〔2,3−a〕キノ
リジンエステルから製造されることを考慮すれ
ば、同じ出発物質に関し必要な反応工程が4から
2に減少する。一方、採用された反応条件の下で
は、好ましくない副反応、たとえば、エステル加
水分解および水の脱離等は有効に阻止され、これ
により収率の実質増加がもたらされる。
先に述べた様に式()で表わされる化合物
は、オクタヒドロインドロ〔2,3−a〕キノリ
ジンエステルから出発して、芳香族炭化水素溶剤
に溶解した第三亜硝酸プチルとの反応により、次
いで引き続きアルカリ金属第三アルコラート及び
所望により非プロトン性溶剤との反応により、収
率80%で製造する事が出来る。(ハンガリー特許
1753/81) 本発明にかかる方法において、反応体として用
いられる亜硫酸塩は、たとえば次の形態の一つで
反応混合物に添加できる:アルカリ金属亜硫酸塩
および水;アルカリ金属亜硫酸塩、水及び濃硫
酸;アルカリ金属亜硫酸塩および水、および酢
酸;アルカリ金属水酸化物、水および二酸化イオ
ウ;アルカリ金属塩、たとえば酢酸ナトリウム、
水及び二酸化イオウ;亜硫酸ナトリウム及び濃硫
酸の水溶液;アルカリ金属塩、たとえば酢酸ナト
リウム、濃硫酸及び二酸化イオウなど。上記内容
において、アルカリ金属としてたとえばナトリウ
ム又はカリウムが用いられる。
反応は、3.5及び7の間のPHで好ましく行なわ
れる。PH値は有機酸もしくは無機酸のいずれかに
より調整することが出来る。溶解性との関係を考
慮すると、硫酸及び酢酸が好ましい。
反応は80ないし110℃、好ましくは85ないし95
℃の温度で、大気圧の下、又は0.1ないし0.5気圧
の加圧の下で、行なわれる。
本発明にかかる方法は、それ自身公知の方法
で、アルカリ金属アルコラートによりエピメリ化
される14−エピマー混合物又は適当な溶剤で分離
出来るエピマーを与える。
式()で表わされる出発化合物において、1
−位にある基R2及び12b−水素原子は、たがいに
関してシス(α,α又はβ,β)又はトランス
(α,β又はβ,α)配置をとりうる。この配置
は、反応中は変化せず、従つて最終生成物におい
て同じ配置を位置する。
式()で表わされるラセミ化合物から出発し
て、式()で表わされる化合物が得られ、一方
光学的に活性な出発物質は、光学的に活性な目的
生成物をもたらす。所望により、ラセミ体の最終
生成物は、いずれかの公知の方法により分割でき
る。
本発明に係る新規な方法の主な利点は、必要な
反応工程の数を4から2(同じ出発物質に関する)
に減少できることにより、2.5ないし7.5倍の収率
増加を達成できる、という事実にある。その工業
的適用に関して別の利点は、もしも形成されたと
した場合の副生成物が対応する薬理的に活性なア
ポビンカミン酸エステルに変換できる、という事
である。
さらに本発明を、次の例により非制限的に説明
する。
参考例 (−)−1β〔(2′−メトキシカルボニル−2′−ヒ
ドロキシイミノ)−エチル〕−1α−エチル−1,
2,3,4,6,7,12,12bα−オクタヒドロ
−インドロ〔2,3−a〕キノリジン及びその塩
酸塩 (−)−1β−(2′−メトキシカルボニルエチル)
−1α−エチル−1,2,3,4,6,7,12,
12bα−オクタヒドロ−インドロ〔2,3−a〕
キノリジン34gに、無水トルエン20ml、亜硝酸第
3ブチル30mlの55ないし60%トルエン溶液及びカ
リウム第3−ブチラート17g(0.15モル)を添加
する。混合物を20分間25ないし30℃で撹拌し、無
水メタノール150mlをゆつくり添加し次いで混合
物を40℃で3時間撹拌する。次いで反応混合物を
20℃に冷却し、濃塩酸を用いてPHを1に酸性化
し、水50mlを添加し、次いで混合物を+5℃で2
時間撹拌する。沈澱物を濾過し、塩化カリウムを
水で洗いながし次いで沈澱物を乾燥する。表題化
合物の塩酸塩32.5g(80%)を融点265ないし272
℃(分解をともなう)にてうる。
〔α20 D〕=−57°(c=1,DMF) 得られた塩酸塩を、メタノール80mlに懸濁させ
次いで25%水酸化アンモニウム水溶液25mlおよび
水40mlの混合物を撹拌しながら滴下することによ
り、得られた塩酸塩から遊離塩基を調製する。1
時間撹拌後、10℃に冷却し、濾過し、水で洗浄
し、次いで乾燥し、表題化合物24ないし25gを融
点208ないし210℃でうる。
〔α20 D〕=−62°(c=1,DMF) 例 1 (+)−ビンカミン (−)−1α−エチル−1β−(2′−メトキシカルボ
ニル−2′−ヒドロキシミノエチル)−1,2,3,
4,6,7,12,12bα−オクタヒドロインドロ
〔2,3−a〕キノリジン(ハンガリー特許出願
1753/81)22g(0.06モル)、酢酸20ml、水100ml
及び亜硫酸ナトリウム12gの混合物を、90ないし
92℃で6時間撹拌する。反応混合物を放冷し次い
でそのPHを、濃水酸化アンモニウム水溶液により
9に調整する。アルカリ溶液を、ジクロロメタン
60mlで二回抽出する。ジクロロメタン溶液を蒸発
乾固し、次いで残留物を2%のメタノール性カリ
ウムメトキシド溶液50mlと共に2時間還流する。
次いで混合物を0℃で2時間放置し、次いで沈殿
した(+)−ビンカミン結晶を濾別し、メタノー
ル10mlずつ二回洗浄し次いで60℃で乾燥させ、表
題化合物13.7g(65%)をうる。
〔α〕20 D=+41°(c=1,ピリジン) 融点:234ないし235℃(クロロベンゼン) 例 2 (+)−ビンカミン (−)−1α−エチル−1β−(2′−メトキシカルボ
ニル−2′−ヒドロキシイミノエチル)−1,2,
3,4,6,7,12,12bαオクタヒドロインド
ロ〔2,3−a〕キノリジン(ハンガリー特許出
願1753/81)36.9g、酢酸16.8ml、水250ml、濃
硫酸5.8mlおよび亜硫酸ナトリウム75gの混合物
を90℃で7時間撹拌する。冷却後、混合物のPHを
濃水酸化アンモニウム溶液60mlを用いて9に調整
する。アルカリ性溶液をジクロロメタン200ml続
いて100mlで抽出する。いつしよにしたジクロロ
メタン抽出液からジクロロメタンを蒸留し、蒸留
残留物に2%のメタノール性カリウムメトキシド
溶液100mlを添加し、次いで混合物を4時間還流
する。反応混合物を冷却し、0℃で1時間放置
し、濾過し次いで固形物を30mlのメタノールで二
回洗浄し、引き続き60℃で乾燥し、表題化合物
26.6g(75)%)をうる。
〔α〕20 D=+41℃(c=1,ビリジン) 融点:234ないし235℃(クロロベンゼン) 濾液(エピメリ化の母液)を蒸発乾固し、残留
部にエタノール16ml、乾燥P−トルエン−スルホ
ン酸20gおよびトルエン120mlを添加する。混合
物を煮沸し、次いで溶剤80mlを蒸発除去する。次
いで混合物を2時間還流する。反応混合物を10℃
に冷却し、トルエン50mlおよび水50mlを添加し次
いでPHを濃水酸化アンモニウム水溶液を用いて9
に調整する。トルエン相を、分離し、次いで水相
をトルエン50mlで抽出する。いつしよにしたトル
エン溶液を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過
し次いで瀘液をブロツクマン(Brockmann)ア
ルミナ1gを用いて脱色する。次いで得られた溶
液を20mlに濃縮し、メタノール40mlに溶解したカ
リウム第3−ブチラートの溶液を、添加し次いで
混合物を1時間還流する。反応混合物を20mlに蒸
発し、10℃に冷却し、沈澱した結晶を濾別し、エ
タノール10mlずつ二回洗浄し、次いで乾燥する。
(+)−アポビンカミン酸エチルエステル3.5gを
融点145ないし147℃でうる。収率:出発物質に関
し10% 〔α〕20 D=141°(c=クロロホルム) 例 3 (+)−ビンカミン (+)−1α−エチル−1β−(2′−メトキシカルボ
ニル−2′−ヒドロキシイミノエチル)−1,2,
3,4,6,7,12,12bα−オクタヒドロイン
ドロ〔2,3−a〕キノリジン(ハンガリー特許
出願1753/81)36.9g(0.1モル)、酢酸16.8ml、
水250ml、濃硫酸15mlおよび亜硫酸ナトリウム
46.5gの混合物を90℃で6時間撹拌する。冷却
後、PHを濃水酸化アンモニウム水溶液60mlで9に
調整し次いでアルカリ溶液をジクロロメタン100
mlで二回抽出する。いつしよにしたジクロロメタ
ン抽出液からジクロロメタンを留去し、残留物に
2%のメタノール性カリウムメトキシド溶液110
mlを添加し、次いで混合物を4時間還流する。反
応混合物を0℃に冷却し、沈澱した結晶を濾別
し、メタノール30mlずつ二回洗浄し次いで60℃に
乾燥する。表題化合物20.8g(59%)をうる。融
点:234ないし235℃(クロロベンゼン) 例 4 (+)−ビンカミン エナメル塗装した2のオートクレープ内の、
(−)−1α−エチル−1β−(2′−メトキシカルボニ
ル−2′−ヒドロキシ−イミノエチル)−1,2,
3,4,6,7,12,12bα−オクタヒドロイン
ドロ〔2,3−a〕−キノリジン(ハンガリー特
許出願1753/81)50g、酢酸ナトリウム82g、水
700mlおよび濃硫酸15mlの混合物に、二酸化イオ
ウガス64gを導入し、次いで装置をシールし、
0.2ないし0.3気圧の加圧下で80ないし90℃で5時
間保持する。冷却後装置を開口し濃水酸化アンモ
ニウム水溶液130mlを反応混合物に添加し次いで
アルカリ溶液をジクロロメタン200mlずつを用い
て二回抽出する。いつしよにしたジクロロメタン
相を、蒸発乾固し次いで蒸発残留物を2%のメタ
ノール性カリウムメトキシド溶液150mlと共に4
時間還流する。混合物を冷却し、沈澱した結晶を
濾別し、メタノール30mlずつを用いて二回洗浄し
次いで60℃で乾燥する。表題化合物29g(60.5
%)をうる。
融点:234ないし235℃(クロロベンゼン) 〔α〕20 D=42°(c=1,ピリジン) 例 5 (+)−ビンカミン酸エチルエステル 出発物質として(−)−1α−エチル−1β−(2′−
エトキシカルボニル−2′−ヒドロキシイミノエチ
ル)−1,2,3,4,6,7,12,12bα−オク
タヒドロインドロ〔2,3−a〕キノリジン(ハ
ンガリー特許出願1753/81)38.3g(0.1モル)
を用いる他は例2に記載した手順をくり返す。エ
ピメリ化を、相当する量のエタノール性カリウム
メトキシド溶液を用いて行なう。表題化合物27.4
g(74%)をうる。
融点:238ないし240℃ エピメリ化の母液、乾燥P−トルエンスルホン
酸20gを添加し、次いで混合物を50mlになるまで
蒸発する。濃縮した溶液に、トルエン150mlを添
加し、しかる後溶剤75mlを蒸発させこの間内部温
度は110℃に上昇する。次いで反応混合物を、2
時間還流し、引き続き10℃に冷却し、トルエン50
mlおよび水50mlを添加し次いでPHを濃水酸化アン
モニウム水溶液を用いて9に調整する。トルエン
相を分離し、水相をトルエン50mlで抽出し、次い
でいつしよにしたトルエン抽出物を無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、濾過し次いで濾液をブロツクマ
ンアルミナ5gを用いて脱色する。
次いで濾液を20mlに蒸発させ、残留物にエタノ
ール50mlを添加し、その25mlを蒸発させる。濾液
を10℃に冷却する。沈殿した結晶を、濾別しエタ
ノール10mlずつを用いて二回洗浄し次いで乾燥す
る。(+)−アポビンカミン酸エチルエスエル3.9
g(出発物質に関し11%)をうる。
融点:142℃ 例 6 (+)−トランス−ビンカミン(3β,16β)お
よび(+)−トランス−14−エピビンカミン
(3β,16β) (−)−トランス−1α−エチル−1β−(2′−メト
キシカルボニル−2′−ヒドロイミノエチル)−1,
2,3,4,6,7,12,12bβ−オクタヒドロ
インドロ〔2,3−a〕キノリジン(ハンガー特
許出願1753/81)51g、水600ml、酢酸50ml、濃
硫酢7.5mlおよび亜硫酸ナトリウム塩20gの混合
物を、92℃で2時間撹拌する。さらに亜硫酸ナト
リウム塩10gを混合物に添加し次いで混合物を92
℃でさらに4時間撹拌する。溶液を20℃に冷却し
クロロホルム200mlを添加し、次いでPHを、20%
水酸化ナトリウム水溶液を用いて9に調整する。
一分間撹拌後、相は分離し次いで水相をクロロホ
ルム100mlで抽出する。クロロホルム溶液を、無
水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、次いで濾液
を減圧下で蒸発乾固する。蒸発残留物に、メタノ
ール50mlを添加し、混合物を2分間煮沸し次いで
0℃で1時間放置する。沈殿した結晶を濾別し、
メタノール20mlずつを用いて3回洗浄し次いで乾
燥する。無色の結晶性メタノール30gをうるがこ
れは(+)−トランス−ビンカミンおよび(+)−
トランス−14−エピビンカミンの混合物からな
る。
混合物をクロロホルム40mlと共に2分間還流し
次いで0℃で2時間放置する。沈殿物を濾別し次
いで0℃の温度を有するクロロホルム10mlずつを
用いて二回洗浄する。(+)−ビンカミンが豊富な
物質15gをうる。生成物をクロロホルム40ml中で
還流し、0℃で1時間放置し、沈殿した物質を濾
別し、冷クロロホルムで洗浄し、次いで乾燥す
る。
純粋な(+)−トランス−ビンカミン(3β,
16α)10g(19%)をうる。
融点:189ないし190℃ 〔α〕20 D=+89°(c=1,クロロホルム) クロロホルム濾液をいつしよにし、真空下で蒸
発乾固し、残留物をクロロホルム20mlに溶解し、
溶液をメタノール60mlで希釈し次いで0℃で2時
間放置する。沈殿した結晶を濾過し次いでメタノ
ール10mlずつを用いて二回洗浄する。(+)−トラ
ンス−14−エピビンカミンが豊富な物質12gをう
る。物質を熱クロロホルム20mlに溶解し、溶液を
メタノール50mlで希釈し次いで0℃で2時間放置
する。沈殿した結晶を濾別し、メタノール5mlず
つを用いて5回洗浄し次いで乾燥する。(+)−ト
ランス−14−エピビンカミン8g(15%)を融点
167ないし168℃でうる。
〔α〕20 D=+36.5゜(c=1,クロロホルム)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式(): (式中、R1およびR2は独立に1ないし6個の炭
    素原子を有するアルキル基を表わす) で表わされるラセミ体および光学活性なビンカミ
    ン酸エステルおよびそれらの14−エピマーの製造
    方法であつて、 次式(): 式中、R1およびR2は式()で定義された意味
    と同じ意味を有する) で表わされるオクタヒドロインドロ〔2,3−
    a〕キノリジン−オキシムエステルを、亜硫酸も
    しくはその塩の水溶液と80℃〜110℃の温度で反
    応させ、次いでエピメル化するか又はそれ自身公
    知の方法で得られた14−エピマー混合物を分割す
    ることを含んでなる、前記方法。 2 前記反応を、3.5および7の範囲のPHで行な
    う、特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 前記式(式中、R1およびR2は先に定義さ
    れた意味である)で表わされるオクタヒドロイン
    ドロ〔2,3−a〕キノリジン−オキシムエステ
    ルを、所望により有機酸又は無機酸の存在下、水
    に溶解したアルカリ金属亜硫酸塩と反応させる、
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載の方法。 4 前記式(式中、R1およびR2は先に定義さ
    れた意味である)で表わされるオクタヒドロイン
    ドロ〔2,3−a〕キノリジンオキシムエステル
    を、所望により有機酸又は無機酸の存在下、二酸
    化硫黄を導入しつつ、アルカリ金属水酸化物又は
    アルカリ金属塩と反応させる前記特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の方法。 5 前記式(式中、R1およびR2は先に定義さ
    れた意味である)で表わされるオクタヒドロイン
    ドロ〔2,3−a〕キノリジンオキシムエステル
    を、所望により有機酸又は無機酸の存在下、水に
    溶解した亜硫酸ナトリウムと反応させる、前記特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載の方法。 6 前記有機酸として酢酸を使用し、又は無機酸
    として硫酸を用いる、特許請求の範囲第1項から
    第5項までのいずれかに記載の方法。 7 前記アルカリ金属塩として、酢酸ナトリウム
    を用いる、特許請求の範囲第4項記載の方法。
JP57168693A 1981-09-30 1982-09-29 ビンカミン酸エステルの製造方法 Granted JPS58135884A (ja)

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