JPH0348096B2 - - Google Patents

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JPH0348096B2
JPH0348096B2 JP60062599A JP6259985A JPH0348096B2 JP H0348096 B2 JPH0348096 B2 JP H0348096B2 JP 60062599 A JP60062599 A JP 60062599A JP 6259985 A JP6259985 A JP 6259985A JP H0348096 B2 JPH0348096 B2 JP H0348096B2
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JP
Japan
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rake
bucket elevator
load
conveyance means
casing
Prior art date
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JP60062599A
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English (en)
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JPS61221018A (ja
Inventor
Yasuo Nozaki
Tomohiro Torii
Hirokichi Iwata
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JFE Steel Corp
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Priority to DE8686302279T priority patent/DE3661258D1/de
Priority to EP86302279A priority patent/EP0209212B1/en
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば船舶の船倉内にばら積みさ
れた積荷の荷役作業に好適に用いられ、積荷を掘
削、搬送して揚貨する装置に関する。
背景技術 従来では、船倉にばら積みされているたとえ
ば、石灰、鉄鉱石などの積荷は、その船舶が係留
されている埠頭などに設置されている、たとえば
グラブバケツト装置などの荷役設備によつて揚貨
されていた。グラブバケツト装置を船倉に出し入
れするとき、当該船倉のハツチを介して鉛直上下
方向に沿つて行なわれる。したがつて揚貨される
積荷は、ハツチ直下に限られていた。したがつて
この船倉内でトリミングブルドーザなどを用い
て、ハツチ直下以外の部分の積荷を、ハツチ直下
部分に掻き集めていた。
このような先行技術では、トリミングブルドー
ザがトリミング作業時においてハツチ直下部分に
現れ、グラブバケツト装置の荷役作業範囲に入つ
てしまうことが多い。したがつて両者の衝突の可
能性が高く、きわめて危険であつた。
このような先行技術の問題点を解決する他の先
行技術として、公告公報(特公昭59−48225)で
開示されているような揚貨装置が考えられた。こ
の揚貨装置は、埠頭から船舶方向に延びて、船倉
内の積荷を埠頭に搬送するコンベアと、このコン
ベアの船舶側の端部に結合される上下方向コンベ
アと、上下方向コンベアの下端部付近に結合さ
れ、斜め方向に延びる供給コンベアと、供給コン
ベアの端部に結合され、供給コンベアの軸線方向
とは垂直方向に延びる集荷装置とを含む。このよ
うな先行技術の揚貨装置においては、トリミング
ブルドーザを用いる必要がないので、前述のグラ
ブバケツト装置を用いた先行技術における問題点
は解消される。
この揚貨装置の集荷装置および搬送装置の移動
方向は、搬送装置の前記軸線に沿う方向とされて
いる。したがつてこの揚貨装置の移動方向は、前
述したように搬送装置の軸線方向に沿う方向のみ
である。
発明が解決しようとする問題点 したがつてこのような先行技術の揚貨装置で
は、ばら積みされた積荷を船倉のすみずみから効
率的に掻き取ることが困難であり、したがつて作
業能率が低下してしまうという問題点があつた。
本発明は上述の問題点を解決し、希望する作業
態様に従つて掘削集荷動作を行なうことができる
とともに、作業能率が格段に改善された掘削揚貨
装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、鉛直軸線まわりに角変位可能である
細長いベルトコンベア17と、 ベルトコンベア17の一端部を鉛直軸線まわり
に旋回自在に回転する旋回駆動手段10と、 ベルトコンベア17の前記一端部を水平軸線ま
わりに揺動変位するリンク機構12〜14と、 上部がベルトコンベア17の他端部に鉛直軸線
まわりに回転自在に取付けられ、荷を上昇運搬し
てベルトコンベア17の前記他端部に運ぶための
バケツトエレベータ19と、 バケツトエレベータ19を上下に延びる軸線ま
わりに回転駆動する手段28と、 バケツトエレベータ19の下部に上端部が取付
けられ、下方になるにつれてバケツトエレベータ
19から遠去かる方向に傾斜する支持体59,6
0と、 支持体59,60の上下の端部に対を成してそ
れぞれ設けられ、水平軸線を有する一対の巻掛け
輪49,50;51,52と、 上下の対を成す巻掛け輪49,50;51,5
2に無端状に巻掛けられている一対の索条54,
55と、 索条54,55の長手方向に沿つて相互に間隔
をあけて、一対の索条54,55間にわたつて取
付けられ、外向きに突き出している複数のレーキ
56と、 支持体59,60に固定され、索条54,55
の下張架部分に固定されているレーキ56の先端
付近に沿つて斜めに傾斜して延び、バケツトエレ
ベータ19から遠去かるにつれて下方に傾斜し、
レーキ56によつてかき上げられた荷を案内する
ためのケーシング38と、 巻掛け輪49,51;50,52の軸線に垂直
な軸線を有するピン44のまわりに角変位可能
に、ケーシング38の下端部に設けられる板状の
スクレーパ45と、 下の巻き掛け輪50,52の同軸上で、軸線方
向外方に固定され、レーキ56が移動してケーシ
ング38に案内されて荷が上昇するときの回転方
向で、外側方からの荷をレーキ56寄りに移動す
るためのブレード67を有し、細長く外側方に延
びるスクリユ式掘削搬送手段27と、 スクリユ式掘削搬送手段27に、ブレード67
よりも軸線方向外方に固定され、半径方向に一直
線上に延びている刃が大略的に十字状に組合わさ
れて構成されるサイドカツタ73,74と、 支持体59,60の前記傾斜の傾斜角を変化さ
せる油圧シリンダ36とを含むことを特徴とする
掘削揚貨装置である。
作 用 本発明に従えば、たとえば船倉にばら積みされ
ている石炭や鉄鋼石などの荷を、サイドカツタで
切崩して、スクリユ式掘削搬送手段でレーキ寄り
に集める。索条の下張架部分に固定してあるレー
キは、ケーシングによつて案内されて荷を上昇さ
せる。上昇させた荷は、バケツトエレベータに移
動される。バケツトエレベータは荷を上昇させ、
ベルトコンベアの他端部に移動させる。ベルトコ
ンベアは、他端部から一端部に荷を移動する。
ベルトコンベアの前記一端部は水平軸線まわり
に揺動変位され鉛直軸線まわりに角変位可能であ
るので、船の船倉内にバケツトエレベータの下部
をもたらすことができる。船倉の底が水平である
ときは、荷をサイドカツタによつて切崩し、スク
リユ式搬送手段によつてレーキ寄りへかき寄せる
ことができる。このような作用は、船倉の底が傾
斜しているとき、下の巻掛け輪、スクリユ式掘削
搬送手段およびサイドカツタの軸線は水平である
ので、不充分になるけれども、スクレーパが前記
軸線に垂直な軸線まわりにピンによつて角変位可
能であるので、底に残つている荷はすべてスクレ
ーパによつて掘削し、レーキによつてケーシング
に沿つて運搬し、バケツトエレベータに移動する
ことができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例の掘削揚貨装置1の
正面図であり、第2図は、第1図の掘削揚貨装置
1の平面図である。第1図および第2図を参照し
て掘削揚貨装置1の構成を説明する。船舶2が係
留されている埠頭3には一対のレール4,5が設
けられる。
このレール4,5に沿つて矢符A1,A2方向
に自在に変位できる門型の枠体6が設置される。
枠体6は、レール4,5上に乗載される脚部7,
8と、けた部材9とを含む。
けた部材9上には旋回駆動手段10が設けら
れ、この旋回駆動手段10に連結されて、船舶2
方向に延びるブーム11と、ブーム11とリンク
機構を構成するリンク12,13,14と、支持
部材15と、重錘16とが設けられる。
ブーム11には、ブーム11の延びる方向に沿
つてベルトコンベア17が設けられる。ブーム1
1の船舶2側の端部付近に、操作室18が配置さ
れる。ブーム11の操作室18より更に船舶2側
の端部には、搬送手段であるバケツトエレベータ
19が、鉛直方向に延びる軸線に沿つて設けられ
る。
バケツトエレベータ19の上方端部には、ヘツ
ドフレーム20がブーム11とピン結合される。
ヘツドフレーム20の他端部には、ブーム11に
沿つて延びる連結棒22の一端部が連結される。
連結棒22の他端部は旋回駆動手段10の連結棒
23にピン結合される。
バケツトエレベータ19のブーム11と連結さ
れている部分には、バケツトエレベータ19の周
方向に沿つて、バケツトエレベータ19の鉛直方
向回転軸線と同心の回転テーブル24が設けられ
る。この回転テーブル24は、旋回手段であるテ
ーブル旋回装置25によつて旋回駆動される。バ
ケツトエレベータ19の下方端部には、レーキ式
掘削搬送手段26が設けられる。レーキ式掘削搬
送手段26のバケツトエレベータ19とは反対側
の端部には、レーキ式掘削搬送手段26の軸線方
向とは垂直に延びる軸線を有するスクリユ式掘削
搬送手段27が設けられる。
第3図はバケツトエレベータ19付近の拡大側
面図である。第3図を参照して、バケツトエレベ
ータ19に関連する構成をさらに詳しく説明す
る。バケツトエレベータ19の上方部分には、回
転駆動手段28が設けられる。バケツトエレベー
タ19、レーキ式掘削搬送手段26およびスクリ
ユ式掘削搬送手段27は、バケツトエレベータ1
9の軸線まわりに回転駆動される。またバケツト
エレベータ19の上方部分には、回転テーブル2
4(第2図参照)上に、バケツトエレベータ19
によつて上昇された材料である積荷を排出する排
出ダクト29が設けられる。
ここで第2図を参照して、排出ダクト29から
回転テーブル24上に排出された積荷は、回転テ
ーブル24の回転移動に従つて矢符B方向に搬送
され、案内ブレード30によつてベルトコンベア
17上に移動するように案内される。
ふたたび第3図を参照して、バケツトエレベー
タ19のケーシング31にはブラケツト32が設
けられ、このブラケツト32とレーキ式掘削搬送
手段26とが、回転軸33によつて結合される。
またバケツトエレベータ19のブラケツト32よ
りさらに下方には、ブラケツト34とピン35に
よつてピン結合された油圧シリンダ36が設けら
れる。
油圧シリンダ36のロツド37は、レーキ式掘
削搬送手段26のケーシング38に設けられたブ
ラケツト39と、ピン40によつてピン結合され
る。したがつてスクリユ式掘削搬送手段27およ
びレーキ式掘削搬送手段26に作用することのあ
る衝撃力が緩和される。またレーキ式掘削搬送手
段26の軸線は、バケツトエレベータ19の軸線
に関して、斜めになるように設けられる。
第4図はレーキ式掘削搬送手段26付近の断面
図であり、第5図はレーキ式掘削搬送手段26付
近の簡略化した斜視図である。バケツトエレベー
タ19のケーシング31の下方には、レーキ式掘
削搬送手段26によつて搬送されてきた積荷が、
バケツトエレベータ19に投入される投入口41
が設けられる。投入口41の下端部から斜め上方
に延びる案内部材42が形成される。
レーキ式掘削搬送手段26のケーシング38の
上方端部は、案内部材42と対応する形状に、レ
ーキ式掘削搬送手段26の軸線と交差する方向に
屈曲されて、案内部材43が形成される。案内部
材43は、案内部材42の上方に配置される。ケ
ーシング38の下端部には、ピン44でピン結合
された板状のスクレーパ45が取付けられる。
バケツトエレベータ19のケーシング31の内
部には、水平方向の軸線を有するコンベヤプーリ
46に巻回されたコンベヤベルト47が設けられ
る。このコンベヤベルト47には、一定間隔でバ
ケツト48が取付けられる。コンベヤプーリ46
は矢符B1方向に回転駆動され、バケツト48は
矢符B2およびB3方向に移動される。このよう
にして投入口41から投入される材料をバケツト
48で上昇することができる。
レーキ式掘削搬送手段26のケーシング38内
には、スプロケツトホイール49,50,51,
52が設けられる。スプロケツトホイール49,
51は、水平軸線を有する駆動軸33によつて回
転駆動される。またスプロケツトホイール50,
52は、駆動軸33の軸線と平行な軸線を有する
回転軸53に、共通に結合される。
スプロケツトホイール49,50;51,52
には、それぞれ無端状チエーン54,55がそれ
ぞれ巻掛けられる。この無端状チエーン54,5
5には複数のレーキ56が外向きに延びて、かつ
駆動軸33の軸線と平行に、相互に間隔をあけて
取付けられる。回転軸33およびスプロケツトホ
イール49,51の矢符C1方向への回転駆動に
伴つて、無端状チエーン54,55は矢符C2,
C3方向に移動する。したがつてレーキ式掘削搬
送手段26の前方の積荷57は、レーキ56によ
つて掻き取られ、矢符C3方向に搬送される。こ
こで床板58とレーキ56の最下端部との間に
は、δの長さの間隙が設けられ、レーキ56が床
板58と接触することのないようにされる。また
前述したスクレーパ45は、床板58に接触する
ように設けられる。
駆動軸33および回転軸53間は、一対の支持
板59,60によつて支持される。これら支持板
59,60は、駆動軸33および回転軸53の軸
線方向に関して、各スプロケツトホイール49〜
52の外方に設けられる。また支持板59は、レ
ーキ掘削搬送手段26のケーシング38に、支持
部材61,62,63,64によつて支持され
る。
回転軸53は、支持板59,60より更に軸線
方向外方に延びて、ドラム65,66が同軸に設
けられる。このドラム65,66に、後述される
ような形状のブレード67が複数個それぞれ設け
られる。
第6図はスクリユ式掘削搬送手段27付近の簡
略化した正面図である。レーキ式掘削搬送手段2
6のケーシング38は、側板68,69および底
板70とからなる。この側板68,69の内部
に、前述した支持板59,60が配置される。支
持板59,60の下方端部には、回転軸53を回
転自在に支持する軸受71,72が固定される。
回転軸53のドラム65,66より軸線方向外方
には、それぞれ4枚ずつのサイドカツタ73,7
4が設けられる。これらのサイドカツタ73,7
4は、回転軸53の相互に直交する2直径線の延
びる方向に沿つて、それぞれ設けられる。サイド
カツタ73,74によつて積荷57を掘削する方
向に、スクリユ式掘削搬送手段27を移動すると
き、サイドカツタ73,74によつて掘削された
積荷57が、レーキ式掘削搬送手段26方向に移
動されるように、サイドカツタ73,74は回転
軸53に取付けられる。
第7図はレーキ式掘削搬送手段26のケーシン
グ38に関連する構成を示す斜視図である。ケー
シング38の側板68,69の下端部には、側板
68,69の延びる方向とは垂直方向に突出した
突出部68a,68b;69a,69bが設けら
れる。この突出部68a,68b;69a,69
bと軸受71,72とは、ボルト(図示せず)な
どでそれぞれ固定される。
ケーシング38の底板70の下端部には、ブラ
ケツト75が形成され、このブラケツト75とス
クレーパ45とが、前述したようにピン結合され
る。このようにスクレーパ45をピン結合するこ
とによつて、第4図を参照して説明したように、
船舶2がたとえばローリングやピツチングなどの
変位を行なつても、スクレーパ45がその動きに
追従し、床板58に接触しているスクレーパ45
に不必要な力が作用しないようにできる。
以上のような構成を有する掘削揚貨装置1の作
動状態を説明する。第1図および第2図を参照し
て、埠頭3に船舶2が係留されると、掘削揚貨装
置1はリンク12〜14などからなるリンク機構
によつて、第1図の仮想線で示される状態に変位
して、バケツトエレベータ19などを上方に持上
げる。このときヘツドフレーム20および連結棒
22〜23から成る機構によつて、バケツトエレ
ベータ19の軸線は鉛直方向と平行であるように
維持される。
このようにして上昇されたバケツトエレベータ
19などが船舶2のハツチ82から船倉83内に
降下される。こうしてスクリユ式掘削搬送手段2
7が、船倉83内のばら積みされた積荷57上に
降ろされる。
第4図を参照して、掘削揚貨装置1のスクリユ
式掘削搬送手段27を、前方(第4図の右方)に
移動させて掘削搬送作業を行なう場合を説明す
る。リンク12〜14(第1図参照)などからな
る前述のリンク機構などによつて、バケツトエレ
ベータ19を矢符A1方向に移動させる。このと
きスクリユ式掘削搬送手段27の前方の範囲W
1,W2部分(第5図参照)の積荷57は、ブレ
ード67の矢符C1方向への回転に伴い、ブレー
ド67の回転方向C1側の端面などによつて掘削
される。
第6図を参照して、掘削されて小片に分断され
た積荷57には、ブレード67の一方表面77に
よる矢符D1方向の力が作用し、矢符D1方向に
次第に移動する。ドラム65に固定されたブレー
ド67によつても同様に掘削、搬送が行なわれ、
ブレード67によつて積荷57は、矢符D2方向
に移動される。このようにして積荷57は、スク
リユ式掘削搬送手段27によつて掘削され、矢符
D1,D2方向すなわちレーキ式掘削搬送手段2
6側に掻き寄せられる。
一方、第5図においてレーキ式掘削搬送手段2
6の前方の部分W3の積荷57は、第4図を参照
して説明したレーキ56によつて掘削され、ケー
シング38に沿つて、レーキ56の進行方向の端
面84によつて矢符C3方向に搬送される。一
方、スクリユ式掘削搬送手段27によつて、矢符
D1,D2方向に掻き寄せられた積荷57も、同
様にして矢符C3方向に搬送される。
このように搬送された積荷57は、案内部材4
3,42に沿つて落下し、バケツトエレベータ1
9の投入口41からケーシング31内に投入され
る。ケーシング31内に投入された積荷57は、
バケツト48によつて上方に搬送される。
第1図〜第3図を参照して、バケツトエレベー
タ19によつて上方に搬送された積荷は、排出ダ
クト29を介して回転テーブル24上に落下され
る。回転テーブル24上の積荷57は、前述した
ように案内ブレード30によつて、ベルトコンベ
ア17に移動するように案内される。このベルト
コンベア17によつて積荷57は、埠頭3側に搬
出される。
旋回駆動手段10によつてブーム11などは、
矢符E1,E2方向に自在に変位できる。また回
転駆動手段28(第3図参照)によつて、バケツ
トエレベータ19、レーキ式掘削搬送手段26お
よびスクリユ式掘削搬送手段27は、バケツトエ
レベータ19の軸線まわりに任意に回転駆動され
る。このような回転移動によつて、スクリユ式掘
削搬送手段27が回転軸53の軸線方向に移動さ
れる場合について説明する。第6図を参照して、
スクリユ式掘削搬送手段27が矢符F1方向に変
位されたとき、F1方向の積荷57は、回転駆動
されるサイドカツタ73の回転駆動によつて掘削
される。掘削された小片に分断された積荷57
は、ブレード67によつて矢符D2方向に、前述
したように搬送される。搬送された積荷57を埠
頭3に搬送する過程は、前述の説明と同様であ
る。
前述したようにバケツトエレベータ19、レー
キ式掘削搬送手段26およびスクリユ式掘削搬送
手段27は、第3図の矢符A1,A2方向に移動
されることができ、また旋回駆動手段10によつ
て旋回駆動手段10の上下方向の軸線まわりに回
転移動されることができ、また回転駆動手段28
によつてバケツトエレベータ19の軸線まわりに
回転移動されることができる。したがつてこのよ
うな移動操作を選択的に組合わせて行なうことに
より、スクリユ式掘削搬送手段27を、たとえば
第2図示の状態でバケツトエレベータ19の上記
軸線まわりに回転しないように固定し、かつ矢符
G1,G2方向に移動するようにできる。またス
クリユ式掘削搬送手段27をバケツトエレベータ
19の軸線まわりに回転しつつ、ブーム11を矢
符E1,E2方向に角変位するなどの動作も可能
になる。
また前述の実施例において、スクリユ式掘削搬
送手段27に取付けられたスクレーパ45が、床
板58に接触して薄い層(たとえば1m未満)の
積荷57を掘削する場合に関連して説明した。一
方、本実施例における掘削揚貨装置1では、バケ
ツトエレベータ19のケーシング31と、レーキ
式掘削搬送手段26のケーシング38とは、油圧
シリンダ36を介して結合されている。したがつ
てスクレーパ45が床板58に接触しないような
厚い層の積荷57をも掘削できる。すなわち油圧
シリンダ36によつて、レーキ式掘削搬送手段2
6の軸線の方向が、バケツトエレベータ19の軸
線の方向と予め定める角度を維持するように結合
される。したがつてスクレーパ45およびケーシ
ング38などに、床板58による鉛直下方からの
力が作用しない状態であつても、レーキ式掘削搬
送手段26の軸線が、鉛直上下方向に近接するよ
うに変位することなく、掘削を続行することがで
きる。
上記実施例では、埠頭3上に一対のレール4,
5が設けられた構成を示したが、これらの設備は
船倉およびプール式倉庫等の上方を跨ぎ、かつ船
倉および倉庫等の長手方向に走行するガントレー
上に取付けてもよい。
効 果 以上のように本発明によれば、たとえば船倉な
どにばら積みされている石炭や鉄鋼石などの荷
を、バケツトエレベータの下部に設けられるサイ
ドカツタ、スクリユ式掘削搬送手段およびレーキ
によつて掘削することができる。掘削された荷
は、ケーシングによつて案内され、バケツトエレ
ベータによつて上昇され、ベルトコンベアによつ
て移動される。ベルトコンベアの一端部は、水平
軸線まわりに揺動変位され、鉛直軸線まわりに角
変位される。このような変位によつて、ベルトコ
ンベアの他端部に上部が取付けられているバケツ
トエレベータの下部を、船倉内の所望位置に容易
に移動させることができる。さらに、荷を掘削す
る部分は、バケツトエレベータの下部に傾斜して
取付けられる支持体の下端部に設けられる。この
傾斜角は油圧シリンダによつて変化させられ、バ
ケツトエレベータは鉛直軸線まわりに回転自在で
ある。したがつて、これらの変化、回転などを適
宜組合せることによつて、掘削、搬送動作を希望
する態様で行うことができる。
また本発明によれば、支持体の下端部の巻掛け
輪と同軸でかつ巻掛け輪の外側方にスクリユ式掘
削搬送手段が設けられる。スクリユ式掘削搬送手
段は、レーキが移動してケーシングに案内されて
荷が上昇するときの回転方向で、外側方からの荷
をレーキ寄りに移動させることができるので、レ
ーキの幅よりも広い幅で荷の掘削を行うことがで
き、作業能率を改善することができる。
さらに、サイドカツタは十字状に組合されて構
成されているので、刃の間の空間が大きくなり、
荷をスクリユ式掘削搬送手段へ容易に移動するこ
とができる。またこのような単純な構造のサイド
カツタを装備することによつて、スクリユ式掘削
搬送手段の軸線方向外方への掘削も効率良く行う
ことができる。
さらにまた、掘削された荷を、ケーシングによ
つて案内してレーキが上昇させることができるの
で、荷こぼれがなく、効率良い搬送を行うことが
できる。スクレーパは、スクリユ式掘削搬送手段
によつて掘削搬送される荷を、レーキ寄りに案内
することができるので、さらに搬送の効率を良く
することができる。スクレーパは、ケーシングの
下端部に、ピンのまわりに角変位可能に取付けら
れるので、船のローリングやピンチングなどの変
位があつても、その動きに容易に追従することが
できる。したがつて、不必要な力が装置に作用す
ることはなく、また、船倉の底面付近の薄い荷の
層も掘削することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の掘削揚貨装置1の
構成を示す正面図、第2図は掘削揚貨装置1の平
面図、第3図は掘削揚貨装置1のバケツトエレベ
ータ19付近の側面図、第4図はレーキ式掘削搬
送手段26付近の断面図、第5図はレーキ式掘削
搬送手段26およびスクリユ式掘削搬送手段27
の簡略化した斜視図、第6図はスクリユ式掘削搬
送手段27の簡略化した正面図、第7図はレーキ
式掘削搬送手段26のケーシング38の斜視図で
ある。 1……掘削揚貨装置、19……バケツトエレベ
ータ、24……回転テーブル、25……テーブル
旋回装置、26……レーキ式掘削搬送手段、27
……スクリユ式掘削搬送手段、28……回転駆動
手段、45……スクレーパ、57……積荷、67
……ブレード、81……刃、83……船倉。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鉛直軸線まわりに角変位可能である細長いベ
    ルトコンベア17と、 ベルトコンベア17の一端部を鉛直軸線まわり
    に旋回自在に回転する旋回駆動手段10と、 ベルトコンベア17の前記一端部を水平軸線ま
    わりに揺動変位するリンク機構12〜14と、 上部がベルトコンベア17の他端部に鉛直軸線
    まわりに回転自在に取付けられ、荷を上昇運搬し
    てベルトコンベア17の前記他端部に運ぶための
    バケツトエレベータ19と、 バケツトエレベータ19を上下に延びる軸線ま
    わりに回転駆動する手段28と、 バケツトエレベータ19の下部に上端部が取付
    けられ、下方になるにつれてバケツトエレベータ
    19から遠去かる方向に傾斜する支持体59,6
    0と、 支持体59,60の上下の端部に対を成してそ
    れぞれ設けられ、水平軸線を有する一対の巻掛け
    輪49,50;51,52と、 上下の対を成す巻掛け輪49,50;51,5
    2に無端状に巻掛けられている一対の索条54,
    55と、 索条54,55の長手方向に沿つて相互に間隔
    をあけて、一対の索条54,55間にわたつて取
    付けられ、外向きに突き出している複数のレーキ
    56と、 支持体59,60に固定され、索条54,55
    の下張架部分に固定されているレーキ56の先端
    付近に沿つて斜めに傾斜して延び、バケツトエレ
    ベータ19から遠去かるにつれて下方に傾斜し、
    レーキ56によつてかき上げられた荷を案内する
    ためのケーシング38と、 巻掛け輪49,51;50,52の軸線に垂直
    な軸線を有するピン44のまわりに角変位可能
    に、ケーシング38の下端部に設けられる板状の
    スクレーパ45と、 下の巻き掛け輪50,52の同軸上で、軸線方
    向外方に固定され、レーキ56が移動してケーシ
    ング38に案内されて荷が上昇するときの回転方
    向で、外側方からの荷をレーキ56寄りに移動す
    るためのブレード67を有し、細長く外側方に延
    びるスクリユ式掘削搬送手段27と、 スクリユ式掘削搬送手段27に、ブレード67
    よりも軸線方向外方に固定され、半径方向に一直
    線上に延びている刃が大略的に十字状に組合わさ
    れて構成されるサイドカツタ73,74と、 支持体59,60の前記傾斜の傾斜角を変化さ
    せる油圧シリンダ36とを含むことを特徴とする
    掘削揚貨装置。
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