JPH0336737B2 - - Google Patents

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JPH0336737B2
JPH0336737B2 JP60195160A JP19516085A JPH0336737B2 JP H0336737 B2 JPH0336737 B2 JP H0336737B2 JP 60195160 A JP60195160 A JP 60195160A JP 19516085 A JP19516085 A JP 19516085A JP H0336737 B2 JPH0336737 B2 JP H0336737B2
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JP
Japan
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conveyance means
excavation
rake
screw
blade
Prior art date
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JP60195160A
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English (en)
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JPS6256218A (ja
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Hiroaki Ishikawa
Shinichiro Yamana
Katsuhiro Matsunaga
Keiichi Akimoto
Masahiko Hirakawa
Yasuo Nozaki
Tomohiro Torii
Hirokichi Iwata
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JFE Steel Corp
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK, Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP19516085A priority Critical patent/JPS6256218A/ja
Publication of JPS6256218A publication Critical patent/JPS6256218A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はたとえば石炭、鉄鉱石などのいわゆる
ばら物を掘削集荷する装置に関する。
背景技術 本発明の典型的な先行技術は、スクリユコンベ
アである。このスクリユコンベアは、回転軸の外
周に螺旋状の羽根が固定され、回転軸と羽根とは
筒状のケーシング内に収納される。このような構
造を有するスクリユコンベアでは、軸線方向に被
搬送物を搬送することはできるけれども、たとえ
ば船倉にばら積みされている石炭、鉄鉱石などの
積荷を掘削する機能は有していない。
発明が解決しようとする問題点 他の従来例として実開昭60−30124号が挙げら
れる。この従来例では、コンベアアームの先端部
に軸支されたリフトアームを介して、リフトアー
ムの先端に掻込みカツタを設ける構成が開示され
ている。このような構成では部品点数が多く、ま
たコンベアアームに軸支される前記リフトアーム
を用いる構成であり、可動部が多く機械的強度が
低いという課題を有している。
またこの従来例では、掻込みカツタとコンベア
アームとは、リフトアームを介して分離された構
成であり、掻込みカツタで掻込まれたばら物質が
リフトアームに装着されているフレキシブルコン
ベアに乗載されるに先立つて部分的に下方に脱落
し搬送効率が低いという課題を有している。
またこの従来例における掻寄せスクリユは、金
属板を屈曲した形状の部材によつて構成されてお
り、製造に手間を要する。更に、この掻寄せスク
リユが、使用に伴つて摩耗、変形あるいは折損す
るなどした場合、このような故障箇所を生じた掻
寄せスクリユのみを取り外し、新規の掻寄せスク
リユと交換することは不可能であり、掘削集荷装
置としての寿命が短いという課題を有している。
また積荷を掘削して集荷する作業を行うにあた
り、積荷が減少して、積荷が積載されている床面
に沿つて掘削集荷作業を行う場合が生ずるが、こ
のような場合、前記従来例では床面に沿う集荷作
業が困難であるという課題を有している。
本発明は、上述の技術的課題を解消し、効率的
に集荷作業を行うことができ、更に積荷が積載さ
れている床面に沿う積荷を集荷でき、かつ構成が
簡略化される掘削集荷装置を提供することを目的
とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、レーキ式掘削搬送手段とスクリユ式
掘削搬送手段とが一体に構成された掘削集荷装置
であつて、 レーキ式掘削搬送手段は、 相互に平行な軸線を有する一対の回転部材と、
前記一対の回転部材間に張架される無端状動力伝
達部材と、 無端状動力伝達部材に長手方向に沿つて配置さ
れる複数のレーキとを備え、 スクリユ式掘削搬送手段は、 前記一対の回転部材中の一方回転部材に、レー
キ配置範囲よりも軸線方向に沿う外方寄りに設け
られ、それぞれ軸線方向と傾斜する平板状であつ
て周方向に分断され、かつ軸線方向に順次的にず
れた位置に着脱自在に配設される複数の羽根と、 前記一方回転部材の前記複数の羽根の配設範囲
よりも軸線方向に沿う外方の各遊端部にそれぞれ
設けられる複数のカツタとを備え、 前記スクリユ式掘削搬送手段の背後側に設けら
れて羽根の外周を部分的に被覆し、前記羽根の最
下端位置よりも下方に延びる被覆部材が設けられ
ることを特徴とする掘削集荷装置である。
作 用 本発明に従えば、レーキ式掘削搬送手段とスク
リユ式掘削搬送手段とは、レーキ式掘削搬送手段
を構成する前記一方回転部材に、スクリユ式掘削
搬送手段を構成する前記複数の羽根とカツタとが
設けられていることにより、一体に構成される。
また、集荷された石炭などのばら物である積荷を
搬送するレーキが、この積荷を直接掘削する構成
であり、搬送効率が格段に向上される。
本発明の羽根は、回転部材の軸線方向と傾斜
し、かつ軸線方向に順次的にずれた位置に配置さ
れている。これによりスクリユとしての機能が達
成され、一方回転部材の遊端部に設けられている
複数のカツタおよび前記レーキと共に、スクリユ
式掘削搬送手段の前方、すなわち一方回転部材の
軸線方向と直交する方向にスクリユ式掘削搬送手
段を移動することにより、該方向の積荷を効率的
に掘削し、レーキ側に掻寄せる機能を達成する。
この点において、積荷の掘削集荷作業が効率的に
行われる。さらにスクリユ式掘削搬送手段の一方
回転部材の軸線方向延長上の積荷は、スクリユ式
掘削搬送手段を一方回転部材の軸線方向に移動す
ることにより、複数のカツタで掘削され、前記羽
根のスクリユとしての作用によりレーキ側に掻寄
せられレーキにより搬送される。
したがつて本発明の掘削集荷装置は、前記スク
リユ式掘削搬送手段の前方への移動と、一方回転
部材の軸線方向への移動とを組み合わせた任意の
方向への移動によつて、効率的に集荷作業を行う
ことができる。
上記掘削作業と掻寄せ作業とを行う本発明の複
数の羽根は、平板状であつて回転部材に着脱自在
に配設されている。したがつて、製造が容易であ
るという効果を有する。さらに本発明の羽根が使
用に伴つて摩耗、変形あるいは折損するなどした
場合、このような故障箇所を生じた羽根のみを取
り外し、新規の羽根と交換することができる。し
たがつて積荷を掘削すると共に、掘削された積荷
をレーキ側に掻き寄せるスクリユとしての作用を
平板状の羽根により達成する。さらに各羽根を交
換可能に構成し、掘削集荷装置としての長寿命化
を図ることができる。
さらに本発明は、スクリユ式掘削搬送手段に関
して、前記前方側と反対側の羽根の背後側に、羽
根最下端位置よりも下方に延び、羽根の外周を部
分的に被覆する被覆部材を設けている。したがつ
て掘削集荷装置が、積荷を掘削して集荷する作業
を行うにあたり、積荷が減少して積荷が積載され
ている床面に沿つて掘削集荷作業を行う場合が生
ずるが、このような場合、前記被覆部材は羽根の
最下端位置よりも下方に延びており、したがつて
被覆部材の先端を前記床面に接触させた状態で掘
削集荷作業を行うことができる。
このような場合、前記羽根は床面から間隔をあ
けており、羽根が床面に接触して床面および羽根
が過度に摩耗、損傷されあるいは折損される事態
が回避される。さらに床面上に比較的薄い層を成
して残る積荷であつても、被覆部材がこれをすく
い集め、すくい集められた積荷がレーキにより搬
送され、また前記羽根によつてレーキ側に掻寄せ
られてレーキにより搬送される。したがつて積荷
の掘削集荷作業を、羽根などを前述したように損
傷することなく安全に、かつレーキや羽根のみで
は集荷が困難な床面上に薄く残つた積荷をも確実
に集荷し搬送できるという顕著の効果を奏するも
のである。
実施例 第1図は本発明の一実施例の掘削揚荷装置1の
正面図である。掘削揚荷装置1はブーム2、連結
棒3およびヘツドフレーム4を含む。鉛直方向に
沿つて上下に延びる軸線を有するバケツトエレベ
ータ5は、前記ブーム2などに連結され、駆動装
置(図示せず)によつて第1図の上下方向に駆動
されることができる。なおブーム2には、バケツ
トエレベータ5によつて搬送された積荷を移動す
るためのベルトコンベア(図示せず)が設けられ
る。
バケツトエレベータ5は、バケツトエレベータ
5の上方部分に設けられた回転駆動手段6によつ
て、軸線まわりに回転させることができる。また
バケツトエレベータ5の下方端部付近には、レー
キ式掘削搬送手段7が設けられる。レーキ式掘削
搬送手段7のバケツトエレベータ5とは反対側の
端部には、レーキ式掘削搬送手段7の軸線方向と
は垂直で、レーキ式掘削搬送手段7の両側に延び
る軸線を有する掘削集荷装置であるスクリユ式掘
削搬送手段8が設けられる。
バケツトエレベータ5の上方端部付近には、バ
ケツトエレベータ5によつて上昇された積荷を、
バケツトエレベータ5から排出する排出ダクト9
が設けられる。一方、バケツトエレベータ5のケ
ーシング10の下方部分には、ブラケツト11が
設けられ、このブラケツト11とレーキ式掘削搬
送手段7とは、回転軸12によつて結合される。
またバケツトエレベータ5のブラケツト11より
さらに下方には、レーキ式掘削搬送手段7をバケ
ツトエレベータ5から離間した状態でかつ回転軸
12を中心に角変位可能であるように支持し、た
とえば油圧シリンダなどからなる支持手段13が
設けられる。したがつてレーキ式掘削搬送手段7
の軸線は、バケツトエレベータ5の軸線に関して
斜めになるように設けられる。
第2図はレーキ式掘削搬送手段7付近の断面図
である。バケツトエレベータ5のケーシング10
の下方には、レーキ式掘削搬送手段7によつて搬
送されてきた積荷が、バケツトエレベータ5内に
投入される投入口14が設けられる。投入口14
の下端部から、斜め上方に延びる案内部材15が
形成される。
レーキ式掘削搬送手段7のケーシング16の上
方端部は、案内部材15と対応する形状に、斜め
下方に屈曲されて、案内部材17が形成される。
案内部材17は、案内部材15を上方から被覆す
るように配置される。ケーシング16の下端部に
は、ピン18でピン結合された被覆部材である板
状のスクレーパ19が取付けられる。
バケツトエレベータ5のケーシング10の内部
には、水平方向の軸線を有するコンベアプーリ2
0に巻回されたコンベアベルト21が備えられ
る。このコンベアベルト21には、一定間隔でバ
ケツト22が取付けられる。コンベアプーリ20
は矢符B1方向に回転駆動され、バケツト22は
矢符B2,B3方向に移動される。このようにし
て投入口14から投入される掘削された積荷28
を、バケツト22で上昇することができる。
レーキ式掘削搬送手段7のケーシング16内に
は、スプロケツトホイール23,24が設けられ
る。スプロケツトホイール23は、水平軸線を有
し、駆動源(図示せず)に結合された回転軸12
によつて回転駆動される。またスプロケツトホイ
ール24は、回転軸12の軸線と平行な軸線を有
する回転軸25に結合される。
スプロケツトホイール23,24には、無端状
チエン26が巻掛けられる。この無端状チエン2
6には、複数のレーキ27が外向きに延びて、回
転軸12の軸線と垂直に相互に間隔をあけて取付
けられる。回転軸12およびスプロケツトホイー
ル23の矢符C1方向への回転駆動に伴つて、無
端状チエン26は矢符C2,C3方向に移動す
る。したがつてレーキ式掘削搬送手段7の前方の
積荷28は、レーキ27によつて掘削され矢符C
3方向に搬送される。ここで積荷28が堆積して
いる床板29とレーキ27の最下端部との間に
は、δの長さの間隙が設けられ、レーキ27が床
板29と接触することのないようにされる。また
前述のスクレーパ19は、床板29に接触するよ
うに設けられる。
第3図はスクリユ式掘削搬送手段8の一部分の
斜視図であり、第4図は第3図の切断面線−
から見た断面図である。第3図および第4図を参
照して、スクリユ式掘削搬送手段8の構成を説明
する。回転軸25の外周面30に、回転軸25の
軸線31と垂直な軸線を有する取付部材32a〜
32l(総称する参照符を32とする)が、回転
軸25の周方向に亘つて、後述されるように軸線
方向に相互にずれた位置に固定される。
取付部材32aは、たとえば円柱形状の連結棒
33aと、連結棒33aの軸線と垂直な平板状の
取付板34aとから成る。この取付板34aに
は、複数の取付孔(図示せず)が形成される。残
余の取付部材32b〜32lも、取付部材32a
と同様の構成を有し、必要な場合にはそれぞれ添
字b〜lを付して示す。
この取付板34aには、羽根35aの回転軸2
5側に固定される取付板36aが、取付板34a
の取付孔と対応する位置に形成された取付板36
aの取付孔を介して、たとえばボルト(図示せ
ず)によつて、相互に固定される。このようにし
て羽根35aは、取付部材32aに固定されるこ
とができる。残余の取付部材32b〜32lに
も、同様に羽根35b〜35lが固定される。
羽根35aはたとえば平板状であり、取付板3
6aに下記のようにして取付けられる。すなわち
軸線31と垂直な仮想平面l1と、羽根35を含
む仮想平面とは、予め定めるθ1の角度をなすよ
うにして構成される。回転軸25が、矢符C1方
向に回転駆動されたとき、羽根35aの矢符C1
方向下流側の端面37aおよび35aの外周部に
よつて積荷28は掘削され、この積荷28を羽根
35aの矢符C1方向下流側に臨む表面38aに
よつて、矢符D1で示される予め定められる方向
(第4図において紙面に垂直手前側方向)に、最
も効率的に搬送されるように、前記角度θ1が設
定される。上述した羽根35aの構成は、残余の
羽根35b〜35lに関しても同様である。
第5図は回転軸25の簡略化した周方向展開図
である。第4図および第5図を参照して、羽根3
5の回転軸25への取付状態をさらに詳しく説明
する。取付部材32は、回転軸25にたとえば溶
接などによつて固定される。第4図に示すように
取付部材32a,32b,32cおよび羽根35
a,35b,35cの各軸線39a,39b,3
9cは、それぞれ回転軸25に対してθ2の角度
をなすように構成される。また第5図に示すよう
に取付部材32a,32b,32cは、軸線31
の延びる方向に相互に距離Dをあけて設けられ
る。このような羽根35a,35b,35cを回
転軸25に取付けたとき、これを回転軸25の軸
線方向から見ると、第4図に示すように各羽根3
5の相互に臨む端面が密着して見える状態に配置
する。
このような羽根35a,35b,35cの回転
軸25への取付状態は、残余の羽根35d〜35
lに関しても同様である。
第6図は第3図に示す回転軸25に関連する構
成の右側面図である。回転軸25の前述した羽根
35が、取付けられている領域よりもさらに遊端
部側に、相互にたとえば90度の間隔をあけて、4
枚のカツタ40a,40b,40c,40d(必
要な場合には総称する参照符40で示す)が固定
される。第3図を参照して、これらのカツタ40
は、回転軸25の軸線31と垂直な仮想平面l1
と、それぞれθ3の角度をなすように配置され
る。この角度θ3は、カツタ40が積荷28を掘
削して、羽根35方向に積荷28を搬送するよう
に設定される。
またこれらの羽根35a〜35cの回転方向下
流側の羽根35aの前記回転方向下流側の端部3
7aおよび羽根35の外周部は、高硬度の金属材
料から成る超硬刃物を採用する場合もある。この
場合羽根35の残余の部分は前記超硬刃物を形成
する材料ほど硬度を有しない金属材料から形成さ
れてもよい。このような羽根35とカツタ40の
周方向の取付位置は、相互に無関係に設定されて
よい。
第3図および第4図を参照して、以上のような
構成を有するスクリユ式掘削搬送手段8を積荷2
8に、羽根35および取付部材32の半径方向の
途中位置まで食い込ませる。このときスクリユ式
掘削搬送手段8が、矢符C1方向に回転駆動され
ることによつて、積荷28が掘削される。すなわ
ちスクリユ式掘削搬送手段8が、その軸線31と
垂直な方向すなわち矢符A1方向に移動すると
き、この移動方向前方の積荷は、羽根35および
カツタ40によつて掘削され、矢符D1方向すな
わちレーキ式掘削搬送手段7(第2図参照)の方
向に搬送される。
また、スクリユ式掘削搬送手段8を、回転軸2
5の軸線31方向に移動するとき、この移動方向
すなわち矢符A2方向の積荷28は、カツタ40
によつて掘削されカツタ40および羽根35によ
つてやはり矢符D1方向に搬送される。
一方、前述したようにスクリユ式掘削搬送手段
8は、第2図に示すレーキ式掘削搬送手段7の両
側に延びて設けられる。したがつてレーキ式掘削
搬送手段7に関して、第3図示のスクリユ式掘削
搬送手段8の反対側のスクリユ式掘削搬送手段
は、対称な構成を有し、掘削された積荷をレーキ
式掘削搬送手段7側に搬送する。
第2図を参照して、このようにして搬送された
積荷28は、レーキ式掘削搬送手段7のレーキ2
7によつて、ケーシング16に沿つて矢符C3方
向に搬送される。積荷28は、案内部材15に沿
つてバケツトエレベータ5の投入口14からバケ
ツトエレベータ5内に投入される。投入された積
荷28は、バケツト22によつて矢符B3方向に
上昇される。
第1図を参照して、バケツトエレベータ5内を
上昇した積荷28は、バケツトエレベータ5の上
端部付近に設けられた排出ダクト9によつて排出
され、ブーム2に設けられたベルトコンベアによ
つて搬送される。
第2図を参照して、前述したようにスクリユ式
掘削搬送手段8を、矢符A1方向に移動すると
き、床板29上の積荷28の厚みが薄い場合であ
つても、ケーシング16に設けたスクレーパ19
が床板29に当接し、床板29上の積荷28を掻
き集めることができる。したがつて本実施例にお
いて、掘削される積荷28の厚みが厚い場合であ
つても薄い場合であつても、効率的に積荷28を
掘削搬送して揚荷できる。
またこの掘削作業においては、スクリユ式掘削
搬送手段8を、その軸線31と垂直方向に移動し
ても、また軸線31と平行な方向に移動しても、
積荷28の掘削動作を行なうことができる。した
がつてこれらの相互に垂直な方向の移動を組合せ
ることによつて、任意の方向と態様の掘削作業を
行なうことができる。
以上のように、積荷を掘削集荷する平板状の羽
根35は周方向に分断され、相互に臨む端面同士
が密着するように回転軸25に取付けた。したが
つて掘削された積荷を搬送する機能を低下させる
ことはない。また保守作業においても、回転軸2
5の回転方向下流側の羽根35を、もつぱら交換
すればよいので、保守作業が容易になる。また羽
根35を平板状に形成するので、その製造が容易
である。
前述の実施例において、スクリユ式掘削搬送手
段8は、レーキ式掘削搬送手段7の両側に延びて
設けられた。したがつてスクリユ式掘削搬送手段
8によつて掘削された積荷28は、スクリユ式掘
削搬送手段8の中央部分に集荷されるが、本発明
はこのような搬送態様に限らず、たとえば一方の
スクリユ式掘削搬送手段8側に集荷するようにし
てもよい。
また前述の実施例において、平板状の羽根35
を第7図に示すようにこの歯状にしてもよい。そ
の他の構造については前述の実施例と同様であ
る。それにより掘削機能をさらに向上させること
ができる。
以上のように本実施例では、レーキ式掘削搬送
手段7とスクリユ式掘削搬送手段8とは、レーキ
式掘削搬送手段7を構成する回転軸25に、スク
リユ式掘削搬送手段8を構成する複数の羽根35
とカツタ40とが設けられていることにより、一
体に構成される。また、集荷された石炭などのば
ら物である積荷28を搬送するレーキ27が、こ
の積荷28を直接掘削する構成であり、搬送効率
が格段に向上される。
本実施例の羽根35は、回転軸25の軸線方向
と角度(90°−θ1)傾斜し、かつ軸線方向に間隔
Dをあけて順次的にずれた位置に配置されてい
る。これによりスクリユとしての機能が達成さ
れ、回転軸25の遊端部に設けられている複数の
カツタ40および前記レーキ27と共に、スクリ
ユ式掘削搬送手段8の前方、すなわち回転軸25
の軸線方向と直交する方向に、スクリユ式掘削搬
送手段8を移動することにより、該方向の積荷2
8を効率的に掘削しレーキ27側に掻寄せる機能
を達成する。この点において、積荷28の掘削集
荷作業が効率的に行われる。さらにスクリユ式掘
削搬送手段8の回転軸25の軸線方向延長上の積
荷28は、スクリユ式掘削搬送手段8を回転軸2
5の軸線方向に移動することにより、複数のカツ
タ40で掘削され、前記羽根35のスクリユとし
ての作用によりレーキ27側に掻寄せられ、レー
キ27により搬送される。
したがつて本実施例の掘削揚荷装置1は、前記
スクリユ式掘削搬送手段8の前方への移動と、回
転軸25の軸線方向への移動とを組み合わせた任
意の方向への移動によつて効率的に集荷作業を行
うことができる。
上記掘削作業と掻寄せ作業とを行う本実施例の
複数の羽根35は、平板状であつて回転軸25に
着脱自在に配設されている。したがつて、製造が
容易であるという効果を有する。さらに本実施例
の羽根35が使用に伴つて摩耗、変形あるいは折
損するなどした場合、このような故障箇所を生じ
た羽根35のみを取り外し、新規の羽根35と交
換することができる。したがつて積荷28を掘削
すると共に、掘削された積荷28をレーキ27側
に掻寄せるスクリユとしての作用を、平板状の羽
根35により達成する。さらに各羽根35を交換
可能に構成し、掘削揚荷装置1としての長寿命化
を図ることができる。
さらに本実施例は、スクリユ式掘削搬送手段8
の羽根35側に羽根35の最下端位置よりも下方
に延び、羽根35の外周を部分的に被覆するスク
レーパ19を設けている。したがつて掘削揚荷装
置1が、積荷28を掘削して集荷する作業を行う
にあたり、積荷28が減少して、積荷28が積載
されている床板29に沿つて掘削集荷作業を行う
場合が生ずる。このような場合、前記スクレーパ
19は羽根35の最下端位置よりも下方に延びて
おり、したがつてスクレーパ19の先端を前記床
板29に接触させた状態で掘削集荷作業を行うこ
とができる。
このような場合、前記羽根35は床板29から
間隔δをあけており、羽根35が床板29に接触
して、床板29および羽根35が過度に摩耗、損
傷されあるいは折損される事態が回避される。さ
らに床板29上に比較的薄い層を成して残る積荷
28であつてもスクレーパ19がこれをすくい集
め、すくい集められた積荷28がレーキ27によ
り搬送され、また前記羽根35によつてレーキ2
7側に掻寄せられてレーキ27により搬送され
る。したがつて積荷28の掘削集荷作業を、羽根
35などを前述したように損傷することなく安全
に、かつレーキ27や羽根35のみでは集荷が困
難な床板29上に薄く残つた集荷29をも確実に
集荷し搬送できるという顕著な効果を奏するもの
である。
効 果 以上のように本発明に従えば、レーキ式掘削搬
送手段とスクリユ式掘削搬送手段とは、レーキ式
掘削搬送手段を構成する前記一方回転部材に、ス
クリユ式掘削搬送手段を構成する前記複数の羽根
とカツタとが設けられていることにより、一体に
構成される。また、集荷された石炭などのばら物
である積荷を搬送するレーキが、この積荷を直接
掘削する構成であり、搬送効率が格段に向上され
る。
本発明の羽根は、回転部材の軸線方向と傾斜
し、かつ軸線方向に順次的にずれた位置に配置さ
れている。これによりスクリユとしての機能が達
成され、一方回転部材の遊端部に設けられている
複数のカツタおよび前記レーキと共に、スクリユ
式掘削搬送手段の前方、すなわち一方回転部材の
軸線方向と直交する方向にスクリユ式掘削搬送手
段を移動することにより、該方向の積荷を効率的
に掘削し、レーキ側に掻寄せる機能を達成する。
この点において、積荷の掘削集荷作業が効率的に
行われる。さらにスクリユ式掘削搬送手段の一方
回転部材の軸線方向延長上の積荷は、スクリユ式
掘削搬送手段を一方回転部材の軸線方向に移動す
ることにより、複数のカツタで掘削され、前記羽
根のスクリユとしての作用によりレーキ側に掻寄
せられレーキにより搬送される。
したがつて本発明の掘削集荷装置は、前記スク
リユ式掘削搬送手段の前方への移動と、一方回転
部材の軸線方向への移動とを組み合わせた任意の
方向への移動によつて、効率的に集荷作業を行う
ことができる。
上記掘削作業と掻寄せ作業とを行う本発明の複
数の羽根は、平板状であつて回転部材に着脱自在
に配設されている。したがつて、製造が容易であ
るという効果を有する。さらに本発明の羽根が使
用に伴つて摩耗、変形あるいは折損するなどした
場合、このような故障箇所を生じた羽根のみを取
り外し、新規の羽根と交換することができる。し
たがつて積荷を掘削すると共に、掘削された積荷
をレーキ側に掻き寄せるスクリユとしての作用を
平板状の羽根により達成する。さらに各羽根を交
換可能に構成し、掘削集荷装置としての長寿命化
を図ることができる。
さらに本発明は、スクリユ式掘削搬送手段に関
して、前記前方側と反対側の羽根の背後側に、羽
根最下端位置よりも下方に延び、羽根の外周を部
分的に被覆する被覆部材を設けている。したがつ
て掘削集荷装置が、積荷を掘削して集荷する作業
を行うあたり、積荷が減少して積荷が積載されて
いる床面に沿つて掘削集荷作業を行う場合が生ず
るが、このような場合、前記被覆部材は羽根の最
下端位置よりも下方に延びており、したがつて被
覆部材の先端を前記床面に接触させた状態で掘削
集荷作業を行うことができる。
このような場合、前記羽根は床面から間隔をあ
けており、羽根が床面に接触して床面および羽根
が過度に摩耗、損傷されあるいは折損される事態
が回避される。さらに床面上に比較的薄い層を成
して残る積荷であつても、被覆部材がこれをすく
い集め、すくい集められた積荷がレーキにより搬
送され、また前記羽根によつてレーキ側に掻寄せ
られてレーキにより搬送される。したがつて積荷
の掘削集荷作業を、羽根などを前述したように損
傷することなく安全に、かつレーキや羽根のみで
は集荷が困難な床面上に薄く残つた積荷をも確実
に集荷し搬送できるという顕著の効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の掘削揚荷装置1の
側面図、第2図は掘削揚荷装置1のバケツトエレ
ベータ5付近の簡略化した断面図、第3図はスク
リユ式掘削搬送手段8の一部分の斜視図、第4図
は第3図の切断面線−から見た断面図、第5
図は回転軸25に関する構成の周方向展開図、第
6図は第3図の右側面図、第7図は第4図に対応
する別の実施例の断面図である。 8……スクリユ式掘削搬送手段、19……スク
レーパ、25……回転軸、28……積荷、29…
…床板、32……取付部材、35……羽根、40
……カツタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 レーキ式掘削搬送手段とスクリユ式掘削搬送
    手段とが一体に構成された掘削集荷装置であつ
    て、 レーキ式掘削搬送手段は、 相互に平行な軸線を有する一対の回転部材と、 前記一対の回転部材間に張架される無端状動力
    伝達部材と、 無端状動力伝達部材に長手方向に沿つて配置さ
    れる複数のレーキとを備え、 スクリユ式掘削搬送手段は、 前記一対の回転部材中の一方回転部材に、レー
    キ配置範囲よりも軸線方向に沿う外方寄りに設け
    られ、それぞれ軸線方向と傾斜する平板状であつ
    て周方向に分断され、かつ軸線方向に順次的にず
    れた位置に着脱自在に配設される複数の羽根と、 前記一方回転部材の前記複数の羽根の配設範囲
    よりも軸線方向に沿う外方の各遊端部にそれぞれ
    設けられる複数のカツタとを備え、 前記スクリユ式掘削搬送手段の背後側に設けら
    れて羽根の外周を部分的に被覆し、前記羽根の最
    下端位置よりも下方に延びる被覆部材が設けられ
    ることを特徴とする掘削集荷装置。
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