JPH0659941B2 - 連続式シツピング・アンロ−デイング装置 - Google Patents

連続式シツピング・アンロ−デイング装置

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JPH0659941B2
JPH0659941B2 JP62136083A JP13608387A JPH0659941B2 JP H0659941 B2 JPH0659941 B2 JP H0659941B2 JP 62136083 A JP62136083 A JP 62136083A JP 13608387 A JP13608387 A JP 13608387A JP H0659941 B2 JPH0659941 B2 JP H0659941B2
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善蔵 野々村
雄吾 中上
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Kawasaki Jukogyo KK
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、バラ物(石灰、セメント等の粉粒状物)を
船倉(ホールド)に搬入(シッピング)あるいは船倉か
ら搬出(アンロード)する連続式のシッピング・アンロ
ーディング装置に関する。
(従来技術及び発明が解決しようとする問題点) 一般に、バラ物を、陸側から船倉内へ搬入する場合に
は、シップローダが使用され、逆に船倉内から陸側へ搬
出する場合にはアンローダが使用される。これらのシッ
プローダあるいはアンローダは、大別して非連続式(バ
ッチ式)のものと連続式のものがあり、前者の代表的な
ものとして、走行クレーンの先端にバケットを配設した
形式のものがあり、後者の代表的なものとして、コンベ
ヤを利用した形式のものがある。
ところで、上記コンベヤを利用した形式の連続式のシッ
プローダあるいはアンローダは、通常、ブーム部分の先
端(船倉側)に該ブーム部分に対して旋回自在に配設さ
れた垂直搬送部と、ブーム部分に沿って配設されたブー
ム内搬送部と、ブーム部分の陸上側に配設された垂直搬
送部と、これらの間の乗継部分と、及び上記陸上側の垂
直搬送部から陸上部の搬送設備との間の乗継部より構成
されている。このように、連続式のシップローダあるい
はアンローダは、複数のコンベヤを接続し搬送物を乗継
がせて搬送するため、上記非連続式のものにはない乗継
部分が存在し、この乗継部分でスムーズにバラ物を乗継
ぎさせるのは高度な技術を必要とする。また、連続式の
シップローダは、上述のように船倉内へ搬入する装置で
あることに起因して、その船倉側の先端には、船倉内の
隅々までバラ物を均等に撒くことができる散布装置が必
要となる。
一方、連続式のアンローダは、船倉内から陸側へ搬出す
る装置であることに起因して、その船倉側の先端(搬送
方向では基端)には、該船倉内に積載されたバラ物を掻
き取って後方のコンベヤに送るレーキ装置等の集荷装置
が必要となる。
従って、上記各装置の乗継部分の構造が難しく専ら一方
の搬送方向における円滑な乗継部分を提供することに終
始しているのが現状であり、また船倉側の先端に装備す
る装置が異なるため等により、上記シップローダあるい
はアンローダは、専ら各専用装置として製造使用されて
いた。
しかしながら、上述のように、シップローダとアンロー
ダを各々別の装置(各専用装置)とする場合には、設備
費、維持費等が嵩み、且つこれらの各専用装置が岸壁に
設けられた同一軌道上を走行するため、各専用装置相互
間の位置的配慮が必要となる。
本発明はこのような状況に鑑み行われたもので、シップ
ローダとしての機能も兼備した連続式のアンローダを提
供することを目的とする。
(問題を解決するための手段) 本発明にかかる連続式シッピング・アンローディング装
置は、陸上の機台部分に支持された船倉上から陸上に至
る長さを有するブーム部分と、該ブーム部分の船倉側の
端部に該ブーム部分に対して旋回自在に配設され且つ中
間部分で屈曲自在に構成され周囲をケーシングで被装さ
れた垂直搬送部と、この垂直搬送部の上端部に接続して
上記ブーム部分内を長手方向に搬送するブーム内搬送部
と、そのブーム内搬送部の陸上側の端部に接続あるいは
一体的に形成され周囲をケーシングで被装された垂直搬
送部を有する連続式シッピング・アンローディング装置
であって、 上記船倉側の垂直搬送部と上記ブーム内搬送部を別体
に、必要に応じて上記ブーム内搬送部と陸上側の垂直搬
送部を別体に構成し、上記ブーム内搬送部と別体に構成
した垂直搬送部を、その上端がブーム内搬送部の搬送面
より高位になるよう配設するとともに、この垂直搬送部
のケーシングの上記ブーム内搬送部の搬送面より低位の
位置に開口を設け、 上記垂直搬送部の上端とブーム内搬送部間の該垂直搬送
部側に、アンローディング時の乗継部として機能させる
ため、 上記垂直搬送部側と一体的に旋回し上端が該垂直搬送部
先端を囲み下端がテーブルフィーダのテーブル面に向か
って開口されたホッパーを配設するとともに、 上記ホッパーとシュートの間に、アンローディングに際
し回転動作をおこなうテーブルフィーダと該テーブルフ
ィーダのテーブル面上で静止したスクレーパーとを配設
し、 且つブーム内搬送部側に、基端が上記スクレーパの先端
近傍に位置し先端が上記ブーム内搬送部の搬送面近傍に
位置したシュートを一体的に配設し、 上記垂直搬送部のケーシングの開口と上記ブーム内搬送
部の搬送部位端部間の垂直搬送部側に、シッピング時の
乗継部として機能させるため、 上記垂直搬送部側と一体的に旋回し下端が垂直搬送部の
搬送部位に接続され上端がシュート下端に接続したホッ
パーを配設するとともに、 ブーム内搬送部側に、上端が上記ブーム内搬送部の搬送
部位端部下方に位置するシュートを一体的に配設した、 ことを特徴とする。
(作用) しかして、上述のように構成された本発明にかかる連続
式シッピング・アンローディング装置によれば、別体に
構成された垂直搬送部からブーム内搬送部へ搬送する際
には、上記アンローディング用に形成された乗継部によ
って、該垂直搬送部の上端からブーム内搬送部へホッパ
ーを介してテーブルフィーダのテーブル面に重力落下さ
せ、次にテーブルフィーダの回転とスクレーパによりテ
ーブル面からシュートを介してブーム内搬送部の搬送面
に乗継ぎを行わせる。また、ブーム内搬送部から垂直搬
送部へ搬送する際には、シッピング用に形成された乗継
部によって、該ブーム内搬送部の搬送面端部からシュー
トとホッパーを介して垂直搬送部のケーシングの開口へ
重力落下させることにより乗継を行わせることができ
る。
そして、上記乗継のうち、ブーム内搬送部に対し旋回自
在に配設されている船倉側の垂直搬送部での乗継は、上
記構成された上記アンローディング及びシッピングのた
めの乗継部を介して、旋回動にかかわらず常に乗継を行
わせることができる。このため、正逆方向の搬送が可能
となり、同一の装置を、必要に応じてシップローダある
いはアンローダとして使用することができる。
さらに、船倉側の垂直搬送部が中間部分で屈曲自在な構
成を有し、且つ旋回自在な構成を有するため、垂直搬送
部の下端側を任意の方向に旋回あるいは屈曲させて位置
させることができ、この結果、シッピングの際には船倉
の各隅部等にバラ物を均等に散布する(バラ撒く)こと
ができ、またアンローディングの際には船倉の各隅部等
のバラ物を搬出することができることは言うまでもな
い。
(実施例) 以下、本発明の二つの実施例を図面を参照しながら説明
する。
第1図は第1実施例にかかるシッピング・アンローディ
ング装置の側面図、第2図は同平面図、第3図は第1図
のI−I矢視図。
図において、1は第1実施例にかかるシッピング・アン
ローディング装置のブーム部分で、このブーム部分1
は、陸上の岸壁Aに走行自在に配設された機台(走行
体)2上に、水平軸3を中心に上下に揺動自在に、また
垂直軸4を中心に水平方向で旋回自在に支持されてい
る。このブーム部分1は、一端が船舶の船倉8上から他
端が陸上の搬送設備(コンベヤ)7上に至る全長を有す
る。そして、このブーム部分1の内部には、本実施例の
場合には第7図に図示するような横桟5bと耳桟5cを備え
たフレックス型のベルト5aを用いたベルトコンベヤ(ベ
ルト5aを破線で示す)5が配設されている。また、本実
施例の場合、このベルトコンベヤ5は、陸上側の上記搬
送設備7に接続する垂直部分5Aを有し、ブーム内の搬送
と陸上側の垂直搬送を、後述する屈曲部分(中心部分6
a)と基本的に同様のベルト屈曲構造を有する屈曲部分5
fを介して、一本のコンベヤで行うよう構成されてい
る。そして、このコンベヤ5は、上述の搬送設備7と後
述する垂直搬送コンベヤ6との接続部分(乗継部分)を
除いて、搬送による粉塵が周囲に飛散することのないよ
う、ケーシング9で囲まれている。また、本実施例にお
いては、全ての接続部分(乗継部分)は、周囲を覆うホ
ッパー,シュート等あるいはテーブルフィーダの上面を
覆うカバー等により粉塵が周囲に飛散することのないよ
う配慮されている。
上記ベルトコンベヤ5の垂直部分5Aは、旋回軸4に沿っ
て上下方向に旋回側のフレームに配設され、下端部5gで
水平方向に屈曲するよう構成されている。従って、この
下端部5gの該水平方向に屈曲した部分は、上記機台2の
フレームで囲まれた空間内で、水平面内を旋回する。
上記ベルトコンベヤ5の屈曲した部分が旋回する水平面
内の上方及び下方には、テーブルフィーダ16,17が配設
されている。このテーブルフィーダ16,17は、第8図に
図示するように、一定速度で回転するスクレーパー18
と、上記機台2側に固着されあるいは上記ベルトコンベ
ヤ5とともに旋回し一部に開口部19aが形成されたテー
ブル面19とを有する。
そして、上記開口部19aからベルトコンベヤ5へあるい
はコンベヤ7Aの搬送面上へは第1図に示すようにシュー
ト35、あるいはシュート33によって接続されている。ま
た、上記コンベヤ7Bからテーブルフィーダ16、あるいは
ベルトコンベヤ5からテーブルフィーダ17へは、シュー
ト20あるいはシュート34によって接続されている。即
ち、上記シュート20は、コンベヤ5と機台2に対して固
定されているテーブルフィーダ16のカバー(図示せず)
間に取着され、またシュート35は、ベルトコンベヤ5と
該ベルトコンベヤ5とともに旋回するテーブルフィーダ
16のテーブル面との間に取着され、さらに上記シュート
34は、ベルトコンベヤ5と該ベルトコンベヤ5とともに
旋回するテーブルフィーダ17のカバー(図示せず)との
間に取着され、また上記シュート33は、機台2に対して
固定されているテーブルフィーダ17のテーブル面とコン
ベヤ7Aとの間に取着されている。
上記ブーム部分1の船舶(船倉8)側の先端には、第1
図に図示するように、軸線14を中心に旋回自在な、垂直
搬送コンベヤ6が配設されている。この垂直搬送コンベ
ヤ6は、所謂バケット式、スクリュー式、あるいは平ベ
ルトで搬送物を挟み込むサンドイッチ式のコンベヤを用
いてもよいが、本実施例の場合には、上記ベルトコンベ
ヤ5と同様のフレックス型のベルト(第7図参照)を用
いたベルトコンベヤが使用されている。そして、この垂
直搬送コンベヤ6は、中心部分6aで屈曲自在に構成さ
れ、また上述のコンベヤ5との接続部分(乗継部分)及
び下方の端面6fを除いて、搬送による粉塵が周囲に飛び
散ることのないよう、ケーシング10で囲まれている。
上記中心部分6aの屈曲自在構造は、第10図に図示するよ
うに、コンベヤベルト6dの屈曲部分に、キャリヤ側には
両端部(コンベヤベルトの耳部)で、その裏面側では裏
面全部を支持するようベルトの両面に長さの異なるロー
ラ11a,11bをそれぞれ配設し、またケーシング10は屈曲
側を屈曲自在にピン12で接続しその他の部分は弾性シー
ト材でジャバラ構造13にすることにより形成されてい
る。
ところで、第1図、第4図、第6図に図示するように、
上記垂直搬送コンベヤ6は、位置的には、その上端6b
が、ブーム内搬送用のベルトコンベヤ5の搬送面5dより
上位に位置するよう配設され、上記上端部分6bには旋回
軸14より一側方に張出すよう屈曲した構造になってい
る。
そして、上記垂直搬送コンベヤ6からブーム内搬送用の
ベルトコンベヤ5への乗継部分(シッピングのための乗
継部分)は、同じく第1図、第4図、第6図に示すよう
に、上記垂直搬送コンベヤ6の上端6bの上面、側周、お
よびその下方側周面を覆い下部に開口20を有するホッパ
ー31を形成するケーシング10及びガイド板21、上記開口
20の下方に回転するテーブル面22が位置し且つ上記ブー
ム部分に固設されている平面23上を一定速度で回転する
テーブルフィーダ24、そのテーブル面上のバラ物を外周
縁側に導くよう該テーブル面22に上下に密接して固定側
に配設されるスクレーパー25(第9図参照)、排出口26
が上記スクレーパー25先端の上記テーブル面の外周壁に
設けられ下端が上記ベルトコンベヤ5の搬送面5d上方に
位置するシュート15により構成されている。
一方、上記ブーム内搬送用のベルトコンベヤ5から垂直
搬送コンベヤ6への乗継部分(アンローディングのため
の乗継部分)は、第1図、第4図、第6図に図示するよ
うに、ブーム内搬送用のベルトコンベヤ5の船倉側端の
搬送面下方に設けれた下方に開放状のホッパー26、この
ホッパー26の下端の開口26aと上端の開口27aが旋回(回
動)自在に接合し下端で一方向に集積するよう傾斜板27
bが上記ケーシング10の周囲に設けられたホッパー27、
このホッパー27の下端内側面側のケーシング10に設けら
れた開口部10a(第11図参照)より構成されている。
また、第1図に示すように、上記垂直搬送コンベヤ6
は、下端部6cでも上記中心部分6aと同様の構成によって
屈曲自在に構成され、搬送面が下端で真下からやや斜め
上方までの範囲で任意に屈曲できるようになっている。
さらに、第1図,第3図に図示するように、上記垂直搬
送コンベヤ6の下端部には、該垂直搬送コンベヤ6の搬
送方向に直交する方向に搬送し先端に所謂レーキ装置28
Aを具備した集荷装置28が、軸29(第3図参照)を中心
に揺動自在に取着されている。そして、この集荷装置28
の上端には、下端で上記垂直搬送コンベヤ6の下端部と
接続されているシュート30(第3図参照)が配設されて
いる。
しかして、上記構成を有する本シッピング・アンローデ
ィング装置は以下のように作用する。即ち、アンローダ
として使用する場合には、ブーム部分1の旋回と揺動、
垂直搬送コンベヤ6の中間部分での屈曲と該垂直搬送コ
ンベヤ6の旋回の何れかの動作あるいはそれらの複合動
作により、その下端を船倉内の任意の位置に位置せし
め、積載されたバラ物を上記集荷装置28により集荷して
垂直搬送コンベヤ6の下端部に上記シュート30を介して
供給する。
そして、垂直搬送コンベヤ6は、第4図に図示するよう
に、このバラ物を上方に搬送し、その上端からホッパー
31を介して、その下方に位置するテーブルフィーダ24の
テーブル面22に落下せしめ、このテーブルフィーダの回
転とスクレーパー25(第9図参照)の作用により、スク
レーパ25先端に位置する排出口26からシュート15を介し
て、ブーム内に配設されたベルトコンベヤ5の搬送面5d
に供給する。
そして、上記ベルトコンベヤ5により、そのコンベヤベ
ルト5aの凹部5e(第7図参照)に収納されて、ブーム部
分の船倉側の端部から陸上側の端部まで搬送される。
ここで、その下方に位置するテーブルフィーダ17にシュ
ート34を介して供給され、該テーブルフィーダ17はその
テーブル面に形成された開口部19a(第8図参照)から
下方の陸上側のベルトコンベヤ7Aにシュート33を介して
供給する。
一方、シップローダとして使用する場合には、以下のよ
うに作用する。即ち、第1図に図示するように、陸上側
のベルトコンベヤ7Bから供給されたバラ物は、シュート
20を介して、第8図に示すテーブルフィーダ16のテーブ
ル面19に供給され、スクレーパー18の回転動によりこの
テーブル面19に形成された開口部19aから下方のベルト
コンベヤ5の搬送面にシュート35を介して供給される。
そして、ベルトコンベヤ5によりバラ物はブーム部分を
船倉側の端部まで搬送され、ここで、該ベルトコンベヤ
5の端部より落下しホッパー26,27により下方に位置す
る垂直搬送コンベヤ6のケーシング10に開口部10a(第1
1図参照)に導かれる。尚、かかる際、ホッパー26はブ
ーム部分側に固着され、ホッパー27は垂直搬送コンベヤ
6側に固着され且つ両者は旋回(回動)自在に接続され
ているため、垂直搬送コンベヤ6の旋回動にかかわらず
常にホッパー26からホッパー27に供給することが可能と
なる。
上記開口部10aから垂直搬送コンベヤ6のケーシング10
内に供給されて、このコンベヤベルト6dの凹部6e(正確
には、凹部とケーシング内壁)に収納され下端に搬送さ
れる(第11図参照)。そして、この垂直搬送コンベヤ6
の下端部6cの屈曲自在になった端面6fから、搬送速度を
利用して、前方あるいは下方に散布される。かかる際、
垂直搬送コンベヤ6の下端部の端面6fを所望の方向に向
けておけば、その方向に散布されることとなる。
このように本シッピング・アンローディング装置によれ
ば、一つの垂直搬送部、ブーム部分を用いてシッピング
あるいはアンローディングすることができる。
次ぎに、第2の実施例について第12図〜第14図を参照し
ながら説明する。
このシッピング・アンローディング装置は、上述の第1
実施例と異なり、船倉側の垂直搬送コンベヤがブーム上
を長手方向に移動するよう構成されている。
即ち、第12図に示すように、ブーム部分1′には、後述
する船倉側の垂直搬送コンベヤ(図示せず)の移動に追
随して全長即ち該船倉側の端部が変化する、シャトル式
のブーム内搬送コンベヤ5′が配設されている。このブ
ーム内搬送コンベヤ5′は、上記全長の変化を、該コン
ベヤ5′の下部に設けられた二つのプーリ37,38のブー
ム長手方向の移動によって行うよう構成されている。
そして、上記ブーム内搬送コンベヤ5′の船倉側の端部
には、図示されていないが、上記第1実施例と同様の構
成を有する船倉側の垂直搬送コンベヤが、ブーム部分上
をその長手方向に走行自在に配設され、上記ブーム内搬
送コンベヤ5′の伸縮動(全長の変化)によって、第12
図〜第14図に示される定位値で旋回する陸上側の垂直搬
送コンベヤ5″(第1実施例の垂直搬送部5Aに相当)と
常に接続可能に構成されている。この陸上側の乗継部分
は、基本的には、上記第1実施例の船倉側の垂直コンベ
ヤ6とブーム内搬送コンベヤ5間の乗継部分(第4図参
照)と同じであるが、上記第1実施例が旋回自在なホッ
パー26,27を介してブーム内搬送コンベヤ5から垂直搬
送コンベヤ6に乗継を行っているのに代えて、本実施例
では、上記第1実施例の第9図に示すテーブルフィーダ
24と同様の構成のテーブルフィーダ39を用いて行ってい
る。
また、その他の本実施例の構成は、第1実施例の場合と
略同様の構成を有する。
しかして、このように構成されたシッピング・アンロー
ディング装置は、所定位置に船倉側の垂直搬送コンベヤ
(図示せず)を位置せしめる場合、岸壁に沿った機台の
移動と平面的にこれと直交する上記船倉側の垂直搬送コ
ンベヤのブーム上の移動及びブーム部分の機台に対する
旋回動により行うことができる。即ち、X方向、Y方向
及び旋回(Z方向)の動きが可能な三つの手段により移
動させることができる。このため、第1実施例より短時
間であるいは容易に、平面的に任意の位置に移動させる
ことができる。そして、上下方向には、第1実施例と同
様に、ブーム部分1′を機台側2′に対して揺動させる
ことにより行うことができる。このように、船倉側の垂
直搬送コンベヤを船倉内の任意の位置に移動させて、上
記第1実施例の場合と同様にバラ物を搬送する。
尚、上述の第1実施例において、コンベヤ間の旋回自在
な乗継部分は、構成の多少異なる二種のテーブルフィー
ダ(第8図、第9図参照)のいずれかを用いている場合
と、相対的に旋回可能な二つのホッパー(第4図参照)
を接合して形成している場合があるが、これらは適宜選
択により行われればよい。また、上記第2実施例におい
て、ブーム部分を機台に対して旋回可能にしているが、
この旋回機能は本実施例では必須ではなく、移動時間を
多少犠牲にすることが許容される場合には、ブーム部分
を機台に対して平面的に直交させた状態に固定しても、
機台の走行とこれと直角方向の船舶側の垂直搬送コンベ
ヤの走行により、船舶側の垂直搬送コンベヤを平面的に
任意の位置に移動させることができる。
また、ブーム内搬送用のコンベヤ(ブーム内搬送部)と
陸上側の垂直搬送用コンベヤ(垂直搬送部)を、第1実
施例の場合のように一本のコンベヤで構成しても、第2
実施例の場合のように各別体のコンベヤで構成してもよ
い。
上記各実施例にかかるシッピング・アンローディング装
置は、上述のような構成を有することより、後述する本
発明特有の効果の他に、以下のような効果を有する。即
ち、上記構成のシッピング・アンローディング装置を使
用すれば陸上側のコンベヤのトリッパの揚程が低くなる
ため、該陸上側のコンベヤの仕様を下げることが可能と
なる。また、シッピングに際し、従来のシップローダの
ように船倉側の先端にトリンマ,スプーン等の専用の装
置を装備することなく、船倉の隅々まで均等にローディ
ングすることができる。さらに、従来のシップローダあ
るいはアンローダのように、テレスコシュートのような
特別の発塵防止設備を施さなくても、発塵をおさえるこ
とができる。
(発明の効果) 上述のような構成を有する本発明のシッピング・アンロ
ーディング装置は、一つの装置、即ち、一つのブーム部
分、一系統の搬送手段、機台等を用いて、シッピング作
業とアンローディング作業を従来の各専用機と同様に行
うことができる。このため、設備費用、維持費が大幅に
節減できる。
また、岸壁に設けられた軌道上を異なる専用機を走行さ
せることがなくなるため、各専用装置相互間の接触等の
配慮を行う必要がない。
また、搬送部分および乗継部分をケーシング等で覆って
いるため、シッピングあるいはアンローディングに際し
外部に塵芥等が飛散することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例にかかるシッピング・アン
ローディング装置の側面図、第2図は同平面図、第3図
は第1図のI−I矢視図、第4図は第1図に示すベルト
コンベヤと船倉側の垂直搬送コンベヤの乗継部分の構造
を示す拡大側面図、第5図は同平面図、第6図は第4図
のII−II矢視図、第7図はコンベヤベルトの構造を示す
斜視図、第8図、第9図はテーブルフィーダの構造を示
すカバーを外した状態での平面図、第10図はベルトコン
ベヤの屈曲部分の構造を示すケーシングを外した状態で
の拡大側面図、第11図は垂直搬送コンベヤの乗継を示す
ケーシングの開口部分の拡大側断面図、第12図は本発明
の第2実施例にかかるシャトル式コンベヤの構造および
該コンベヤと陸上側の垂直搬送コンベヤの乗継部分の構
造を示す拡大側面図、第13図は第12図のIII−III矢視
図、第14図は第12図の平面図である。 1…ブーム部分、2…機台、5…ベルトコンベヤ(ブー
ム内搬送部および陸上側垂直搬送部)、5′…(ブーム
内搬送部)、5″…垂直搬送コンベヤ(陸上側垂直搬送
部)、5d…搬送面、6…垂直搬送コンベヤ(船倉側垂直
搬送部)、6a…中間部分、6b…上端、8…船倉、9…ケ
ーシング、10…ケーシング、10a…開口、16,17,24…テ
ーブルフィーダ(乗継部)、26,27…ホッパー(乗継
部)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陸上の機台部分に支持され船倉上から陸上
    に至る長さを有するブーム部分と、該ブーム部分の船倉
    側の端部に該ブーム部分に対して旋回自在に配設され且
    つ中間部分で屈曲自在に構成され周囲をケーシングで被
    装された垂直搬送部と、この垂直搬送部の上端部に接続
    して上記ブーム部分内を長手方向に搬送するブーム内搬
    送部と、そのブーム内搬送部の陸上側の端部に接続ある
    いは一体的に形成され周囲をケーシングで被装された垂
    直搬送部を有する連続式シッピング・アンローディング
    装置であって、 上記船倉側の垂直搬送部と上記ブーム内搬送部を別体
    に、必要に応じて上記ブーム内搬送部と陸上側の垂直搬
    送部を別体に構成し、上記ブーム内搬送部と別体に構成
    した垂直搬送部を、その上端がブーム内搬送部の搬送面
    より高位になるよう配設するとともに、この垂直搬送部
    のケーシングの上記ブーム内搬送部の搬送面より低位の
    位置に開口を設け、 上記垂直搬送部の上端とブーム内搬送部間の該垂直搬送
    部側に、アンローディング時の乗継部として機能させる
    ため、 上記垂直搬送部側と一体的に旋回し上端が該垂直搬送部
    先端を囲み下端がテーブルフィーダのテーブル面に向か
    って開口されたホッパーを配設するとともに、 上記ホッパーとシュートの間に、アンローディングに際
    し回転動作をおこなうテーブルフィーダと該テーブルフ
    ィーダのテーブル面上で静止したスクレーパーとを配設
    し、 且つブーム内搬送部側に、基端が上記スクレーパの先端
    近傍に位置し先端が上記ブーム内搬送部の搬送面近傍に
    位置したシュートを一体的に配設し、 上記垂直搬送部のケーシングの開口と上記ブーム内搬送
    部の搬送部位端部間の垂直搬送部側に、シッピング時の
    乗継部として機能させるため、 上記垂直搬送部側と一体的に旋回し下端が垂直搬送部の
    搬送部位に接続され上端がシュート下端に接続したホッ
    パーを配設するとともに、 ブーム内搬送部側に、上端が上記ブーム内搬送部の搬送
    部位端部下方に位置するシュートを一体的に配設した、 ことを特徴とする連続式シッピング・アンローディング
    装置。
  2. 【請求項2】前記ブーム部分が、機台に対し旋回可能に
    配設されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の連続式シッピング・アンローディング装置。
  3. 【請求項3】前記ブーム部分が、機台に対し上下に揺動
    自在に配設されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項あるいは第2項記載の連続式シッピング・アンロ
    ーディング装置。
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