JPH0312011B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は石炭や鉱石などのばら物を搬送したり
搬送後所定の場所へ積付けたりする搬送積付装置
に関するものである。

〔従来技術〕

石炭や鉱石などのばら物を搬送し、搬送終端部
においてこれを排出して地面などへ山積みする装
置としてのスタツカ、およびこれに積込装置を付
設したスタツクリクレーマが知られている。そし
てこの種の搬送積付装置は、例えば船から岸壁へ
陸揚げされた石炭を発電設備近くの集積場へ搬送
したり、あるいは岸壁と集積場との間の貯蔵場へ
いつたん積付けたりする仕分け用としてしばしば
用いられる。したがつてこのような場合には、ス
タツカなどに貯蔵場への積付け用コンベアと集積
場への直送用コンベアとを設けるとともに、受入
側コンベアの搬送径路をこれら両コンベアのいず
れかへ選択的に引継がせるように切替える切替装
置が必要となる。

第１図は従来におけるスタツクリクレーマの搬
送径路切替装置近傍を示す概要側面図であつてこ
れを同図に基いて説明すると、スタツクリクレー
マ１は搬送方向へ向つて高くなるように傾斜する
スタツカフレーム２と、その終端部下方を始端部
として前方へ傾斜状に延びるトリツパフレーム３
とを備えており、トリツパフレーム３の始端部下
端に起立倒状自在に支持されたシリンダフレーム
４には、油圧シリンダ５が回動自在に枢支されて
いる。また、スタツカフレーム２はレール６上を
転動する車輪７によつて後端部を支持されている
とともに、中央部に油圧シリンダ５のピストンロ
ツド８が枢着されている。９は図に矢印Ａで示す
方向に走行して石炭を搬送する直送用コンベアで
あつて、受入側のローラ１０と集積側のローラ１
１との間に無端状に張架されており、このコンベ
ア９の中間部は、スタツカフレーム２とトリツパ
フレーム３とにそれぞれ支持された変向ローラ１
２，１３に添接されている。こうすることによ
り、スタツクリクレーマ１全体がレール６に沿つ
て前後進しても、変向ローラ１２，１３に対する
コンベア９の添接位置が移動するだけであつてコ
ンベア９の全長が変化せずスタツクリクレーマ１
の移動が可能である。一方、トリツパフレーム３
の始端部に設けたローラ１４と、終端部に設けた
図示しないローラとの間には、中継用のコンベア
１５が張架されており、図に矢印Ｂで示す方向に
走行して直送コンベア９の搬送終端部から落下す
る石炭を搬送するように構成されている。１６は
後方と下方とへ開口する箱状に形成されたシユー
トである。さらにトリツパフレーム３の前方に
は、正逆回転自在なコンベアと積込用のリクレー
マを備えたリクレーマフレーム（図示せず）が首
振自在に設けられている。

このように構成されていることにより、図に実
線で示すようにシリンダフレーム４を起立させピ
ストンロツド８を前進させたのちリクレーマフレ
ームを首振らせ、コンベア９，１５およびリクレ
ーマコンベアを走行させると、受入側から搬送さ
れてきた石炭は、コンベア９の搬送終端部である
ローラ１２の位置で搬送から解放され、シユート
１６で案内されながらコンベア１５の始端部上に
落下して搬送されたのちさらにリクレーマコンベ
アで搬送される。搬送された石炭は、直送用コン
ベア９の搬送径路から外れた貯蔵場へ排出されて
山積みされる。したがつて石炭は集積側のローラ
１１方向へは全く搬送されない。

次に図に鎖線で示すように、シリンダフレーム
４を倒伏させ、ピストンロツド８を後退させる
と、スタツカフレーム２が水平姿勢となつたのち
搬送方向へ移動し、変向ローラ１２は図に鎖線１
２Ａで示す位置を占めるので、直送用のコンベア
９の走行面が水平状態になる。したがつてコンベ
ア９を走行させると、石炭は貯蔵場を通過して集
積場へ直送される。

ところで、一般に石炭の受入能力すなわち岸壁
でのコンベア９への供給量は、集積場の払出設備
によるコンベア９からの払出量よりも単位時間当
りにおいて大きいので、これをカバーするために
上記コンベア１５とリクレーマコンベアおよび切
替装置を設けたものであつて、こうすることによ
り供給量と払出量との差分を貯蔵場へ積付けるこ
とができ、岸壁での受入設備をフル運転すること
ができるとともに、船の積荷をなくして早期に出
港させることができる。

しかしながら、上記のような従来の切替装置に
おいては、コンベア１５による積付時には集積場
への直送が停止されて集積場での払出設備が連続
運転せず作業性が低下するばかりでなく、払出設
備が供給過剰とならないように切替装置をタイミ
ングよく切替えることがきわめてむつかしいとい
う欠点があつた。

〔発明の概要〕

本発明は以上のような点に鑑みなされたもので
直送用コンベアに設けた側面視コ字状の搬送径路
に対し積付コンベアの搬送始端部を進退自在に係
入させてこの係入部の上方に直送コンベアよりも
小幅のグンパを回動自在に設け、このグンパを一
方へ回動させるときには被搬送物の全量を積付コ
ンベアへ導き、他方へ回動させるときは直送コン
ベアと積付コンベアとへ分けて導くように構成す
ることにより、被搬送物の受入、払出設備を効率
的で安定した状態で運転することを可能にした搬
送積付装置を提供するものである。以下、本発明
の実施例を図面に基いて詳細に説明する。

〔実施例〕

第２図ないし第５図は本発明に係る搬送積付装
置を石炭荷役用のスタツクリクレーマに適用した
実施例を示し、第２図はスタツクリクレーマの概
要側面図、第３図は同じく搬送径路切替装置近傍
の拡大側面図、第４図は第３図のCC断面図、第
５図は２基のスタツクリクレーマを備えた受入、
払出設備間搬送径路の平面図である。図において
岸壁２１には石炭を搭載した船２２が接岸されて
おり、この船２２には石炭を陸揚げする受入設備
の一例として示す２基のアンローダ２３が設けら
れている。また陸上には岸壁２１と平行する４条
の直送コンベア２４Ａ〜２４Ｄと、これと直交す
る２条の直送コンベア２５Ａ，２５Ｂとが搬送引
継装置２６でそれぞれ接続されて張架されてお
り、アンローダ２３で陸揚げされた石炭を、搬送
引継装置２６の切替えにより直送コンベア２４Ａ
−２５Ａ−２４Ｂ−２５Ｂ−２４Ｄの搬送径路、
あるいは直送コンベア２４Ａ−２５Ａ−２４Ｃ−
２５Ｂ−２４Ｄの搬送径路のいずれかを経て搬送
するように構成されている。２７，２８は発電設
備２９，３０にそれぞれ近接して直送コンベア２
４Ｄの搬送終端部下方に設けられた石炭集積場と
してのコールバンカであつて、これには直送コン
ベア２４Ｄで搬送された石炭を排出させる払出設
備が付設されている。そして、直送コンベア２４
Ｂ，２４Ｃの搬送径路内には、全体を符号３１で
示す同構成のスタツクリクレーマがそれぞれ配設
されており、以下直送コンベア２４Ｂの搬送径路
内に設けられたスタツクリクレーマ３１を第２図
ないし第４図に基いて説明する。

第２図において符号３２，３３で示すものは前
記両端の搬送引継装置２６に設けられたローラで
あつて、直送コンベア２４Ｂはこれらのローラ３
２，３３間に張架されて第２図に矢印Ｄで示す方
向に走行しており、その上側走行部はスタツクリ
クレーマ３１に設けた後述するローラ６１，６
２，６３に添接されている。スタツクリクレーマ
３１には、レール３４上を転動する複数個の車輪
３５を備えた運転台車３６が設けられており、そ
の後方には、車輪３７，３８を有しステー３９で
連結された脚４０と台車４１とからなるトリツパ
用台車４２が、連結ロツド４３によつて連結され
ている。前記運転台車３６上には、運転室４４を
備えた運転台４５が水平方向へ回動自在に設けら
れており、その前部には、リクレーマフレーム４
６が垂直方向へ回動自在に枢支されている。また
リクレーマフレーム４６はバランスウエートを備
えた回動自在なステー４７によつて運転台４５に
支持されている。４８は後述するトリツパコンベ
ア８０とともに積付用コンベアを構成するリクレ
ーマコンベアであつて、前後のローラ４９，５０
およびローラ５１，５２の間に張架されており、
駆動装置５３で駆動されて正逆方向へ選択的に走
行するように構成されている。また、リクレーマ
フレーム４６の先端部には、外周部に複数個のバ
ケツト５４を備え図に矢印Ｅで示す方向に回転す
るリクレーマ５５が軸支されており、回転により
地上の石炭をすくつてリクレーマコンベア４８上
へ積込むように構成されている。

一方、前記台車４１にはレール３４上で転動す
る車輪５６，５７を備え後方へ向つて低くなるよ
うに傾斜するスタツカフレーム５８が、ステー５
９によつて連結されており、その先端部と脚６０
の近傍とにはローラ６１，６２，６３が軸架され
ている。そして前記直送コンベア２４Ｂは、この
ローラ６１，６２，６３に側面視コ字状をなして
添接されており、スタツカフレーム５８に沿つて
石炭を搬送するように構成されている。なお、直
送コンベア２４Ｂは、スタツクリクレーマ３１全
体が移動してもローラ６１，６２，６３に対する
添接箇所が移動するだけであつて長さが変化せず
たるんだりすることがない。さらに運転台４５と
スタツカフレーム５８との間には、前端を運転台
４５の上方へ臨ませるように傾斜するトリツパフ
レーム６４が、脚４０から突出するステー６５と
台車４１前端部の支持部材６６とで前後両端部を
支持されて延設されており、その後端部と台車４
１後端の支持部材６７との間は、断面コ字状に形
成された左右一対のガイド６８で連結されてい
る。６９はガイド６８で前後方向へ進退自在に支
持された左右一対のスライドフレームであつてこ
れには、コンベア２４Ｂよりもやや広幅の長方形
筒状に形成されたスカート７０ａと左右の側板７
０ｂとからなる直送シユート７０が複数個の支持
片７１を介して一体形成されており、支持部材６
７に枢支されたスライドシリンダ７２のピストン
ロツドを進退させることによりスライドフレーム
６９と直送シユート７０とが一体的にガイド６８
に沿つて進退するように構成されている。この場
合、直送シユート７０が第３図に鎖線で示すよう
に前進したときには、スカート７０ａがローラ６
１の前端周面下方に対応し、後退したときには、
ローラ６１よりも後方へ退避するように位置が設
定されている。さらに左右のスライドフレーム６
９間には前後一対のローラ７３，７４が回動自在
に軸架されており、また台車４１上に固定された
左右のメタル７５間と７６間とにはローラ７７，
７８がそれぞれ回動自在に軸架されている。こう
することによりスライドフレーム６９が進退する
とローラ７３，７４が第３図に実線と鎖線とで示
すように進退し、ローラ７７，７８は静止してい
る。そしてこれらのローラ７３，７４，７７，７
８と、トリツパフレーム６４先端部に軸架された
ローラ７９との間には、トリツパコンベア８０が
３個の変向ローラ８１，８２，８３で変向されて
張架されており、前記ステー６５に支持された駆
動装置８４に駆動されて走行するように構成され
ている。そしてこのトリツパコンベア８０の搬送
始端部は、前記ローラ７３，７４の進退により直
送コンベア２４Ｂのコ字状部に対して進退し、後
退したときには直送コンベア２４Ｂの終端とトリ
ツパコンベア８０の始端とが前後に同位相とな
り、前進したときには両者の間にスカート７０ａ
による石炭の落下経路が形成される。８５は上下
へ開口する箱状に形成されて台車４１に固定され
た下部シユートであつて上端開口部にはスカート
７０ａの下端が係入されており、また下端開口部
は直送コンベア２４Ｂの走行面に対接している。
さらに前記スタツカフレーム５８の前端部には、
平面視コ字状に形成された上部シユート８６が固
定されており、その内部には、直送コンベア２４
Ｂよりも小幅の断面コ字状に形成されたダンパ８
７が回動自在に枢支されている。このダンパ８７
は上部シユート８６の上端部に枢支されたダンパ
シリンダ８８のピストンロツドに固定されてお
り、ピストンロツドを進退させることによりロー
ラ６１に近接する垂直姿勢と、ローラ６１から退
避する傾斜姿勢との両姿勢となるように構成され
ている。そしてダンパ８７が傾斜姿勢になると、
直送コンベア２４Ｂの搬送から解放される石炭の
全量がトリツパコンベア８０上へ放出され、ダン
パ８７が垂直姿勢になると第４図に示すようにダ
ンパ８７に当接した一部の石炭８９は下方を走行
する直送コンベア２４Ｂ上に落下し、ダンパ８７
から外れた残りの石炭８９はトリツパコンベア８
０上へ放出されるように構成されている。一方、
トリツパコンベア８０の搬送終端部とリクレーマ
コンベア４８の搬送始端部との間には落下する石
炭８９を案内するホツパ８９が運転台４５に固定
されて設けられている。

以上のように構成されたスタツクリクレーマ３
１を第５図に示すように直送コンベア２４Ｂの搬
送径路上に設け直送コンベア２５Ａ，２５Ｂと直
送コンベア２４Ｂとを搬送引継装置２６によつて
接続したのちリクレーマフレーム４６を第５図の
時計方向へ首振りさせる。そしてダンパシリンダ
８８のピストンロツドを後退させてダンパ８７を
傾斜させ、またスライドシリンダ７２のピストン
ロツドを後退させてスライドガイド６９とこれに
支持されたローラ７３，７４を後退させるととも
に、直送シユート７０のスカート７０ａをローラ
６１の下方よりも後方へ退避させる。こうしたの
ち直送コンベア２４Ｂ、トリツパコンベア８０、
リクレーマコンベア４８および搬送径路の直送コ
ンベア２４Ａ，２５Ａを走行させると、アンロー
ダ２３で船２２から陸揚げされて直送コンベア２
４Ａに供給された石炭は、直送コンベア２４Ａ，
２５Ａ，２４Ｂによつてローラ６１の位置まで搬
送される。ローラ６１において搬送から解放され
た石炭は搬送による慣性によりトリツパコンベア
８０上へ放出される。この場合ダンパ８７が退避
しており、ローラ７３，７４が後退していること
により、石炭は下方へ落下することなく全量がト
リツパコンベア８０上へ放出される。放出された
石炭は、トリツパコンベア８０で搬送され搬送終
端部においてホツパ８９内へ排出されてリクレー
マコンベア４８の始端部上に落下する。落下した
石炭はリクレーマコンベア４８で搬送されたのち
貯蔵上へ排出されて積付けされる。このようにし
て積付けを行ないながらスタツクリクレーマ３１
が前進することにより地上にはパイル９０ができ
る。リクレーマフレーム４６を首振りさせたり搬
送径路を切替えたりして２台のスタツクリクレー
マ３１を前進させながら積付けを行なうことによ
り、パイル９１，９２，９３ができる。

次に、ダンパシリンダ８８のピストンロツドを
前進させてダンパ８７を垂直姿勢にし、またスラ
イドシリンダ７２のピストンロツドを前進させて
ローラ７３，７４を第３図の鎖線位置まで前進さ
せるとともに、直送シユート７０のスカート７０
ａをローラ６１の下方に位置させる。そして各コ
ンベア２４Ａ，２５Ａ，２４Ｂ，２５Ｂ，２４
Ｄ，８０，４８を走行させると、ローラ６１の位
置まで搬送され、搬送から解放された石炭は搬送
の慣性によつて円弧状の軌跡で放擲されるが、そ
こにはコンベア２４Ｂよりも小幅のダンパ８７が
あるので、石炭８９の一部がこれに当接して下方
へ向かい、スカート７０ａ、下部シユート８５を
経て下方を走行中の直送コンベア２４Ｂ上に落下
する。またダンパ８７に当接せずに左右両側へ外
された石炭８９は円弧状を描いてトリツパコンベ
ア８０上へ放出される。このようにして両コンベ
ア２４Ｂ，８０上に分けられた石炭８９のうち直
送コンベア２４Ｂ上の石炭８９は、直送コンベア
２５Ｂ，２４Ｄに引継がれて搬送されたのち、払
出設備によりコールバンカ２７，２８内へ排出さ
れる。またトリツパコンベア８０上へ排出された
石炭８９は、トリツパコンベア８０からリクレー
マコンベア４８へ引継がれて搬送されたのち、地
上へ排出されて積付けられる。このように直送と
積付とが同時に行なわれるので、第４図において
ダンパ８７の幅を、アンローダ２３の能力とコー
ルバンカ２７，２８における払出設備の能力との
比率にしたがつて設定すれば、アンローダ２３を
停止させることなくまた払出設備が過剰供給とな
ることなく直送、積付作業を連続して行なうこと
ができ、したがつて船２２の積荷を無くして早期
に出港させることができる。パイル９０〜９３の
石炭は船２２の出港後、必要に応じてコールバン
カ２７，２８へ搬送すればよい。この場合にはリ
クレーマ５５を回転させてリクレーマコンベア４
８を逆方向に走行させれば、パイル９０〜９３の
石炭はバケツト５４ですくい上げられてコンベア
４８で搬送され、搬送終端部で直送コンベア２４
Ｂ上へ落下して搬送される。

なお、本実施例では本発明をスタツクリクレー
マに適用した例を示したので、積付用のコンベア
がトリツパコンベア８０とリクレーマコンベア４
８とで構成されているが、スタツカにも同様に適
用することができ、この場合には積付用のコンベ
アがトリツパコンベアのみとなることがある。ま
た、被搬送物は石炭に限らず、例えば鉱石やセメ
ントなどいかなるばら物でもよい。さらにダンパ
８７の幅を調節可能に形成することはきわめて容
易であり、こうすることにより、被搬送物の直送
量と積付量との比率を任意に設定することができ
効果的である。

〔発明の効果〕

以上の説明により明らかなように、本発明によ
れば搬送積付装置において、直送用コンベアに設
けた側面視コ字状の搬送径路に対し積付コンベア
の搬送始端部を進退自在に係入させてこの係入部
上方に直送コンベアよりも小幅のダンパを回動自
在に設け、ダンパの回動と積付コンベア始端部の
進退とで、被搬送物の全量を積付コンベアへ導い
たり、所定の比率で直送コンベアと積付コンベア
とへ分けて導いたりするように構成することによ
り、一般に受入設備能力が払出設備能力よりも大
きい場合に用いられるこの種の搬送積付装置にお
いて、受入設備を、能力を下げたり係止させたり
することなくフル操業させることができるので、
受入設備の運転時間を短縮することができてきわ
めて効率的であるとともに、動力損失が減少す
る。また、払出設備に対し被搬送物が供給過剰と
なることがなく、払出設備を設備能力に適合した
きわめて安定した状態で運転することができる。

また、前記ダンパを係入部の上方ローラと対向
する位置に設けたから、被搬送物が分散される以
前に分離することができので積付・直送両コンベ
アへの分配が確実になる。さらに、積付コンベア
の搬送始端部を直送コンベアのコ字状部に進退自
在に係入させるスライドフレームに、上方で放出
された被搬送物を前記積付コンベア上と直送コン
ベア上とのいずれか一方に選択的に導く直送シユ
ートを設けたから、両コンベアに対する分離が円
滑かつ的確になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来におけるスタツクリクレーマの搬
送径路切替装置近傍を示す概要側面図、第２図な
いし第５図は本発明に係る搬送積付装置の実施例
を示し、第２図はこれを適用したスタツクリクレ
ーマの概要側面図、第３図は同じく搬送径路切替
装置近傍の拡大側面図、第４図は第３図のCC断
面図、第５図は２基のスタツクリクレーマを備え
た受入・払出設備間搬送径路の平面図である。 ２３……アンローダ、２４Ａ，２４Ｂ，２４
Ｃ，２４Ｄ，２５Ａ，２５Ｂ……直送コンベア、
２７，２８……コイルバンカ、３１……スタツク
リクレーマ、４８……リクレーマコンベア、８０
……トリツプコンベア、８７……ダンパ、８８…
…ダンパシリンダ、８９……石炭、９０，９１，
９２，９３……パイル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 受入設備から供給された被搬送物を集積場へ
   搬送する直送コンベア２４Ｂと、この直送コンベ
   アで搬送される被搬送物を搬送途中で受入れて貯
   蔵場へ搬送する積付コンベア８０とを備えた搬送
   積付装置において、前記直送コンベア２４Ｂの搬
   送径路の一部をスタツカフレーム５８に設けた変
   向用ローラ６１，６２，６３によつて側面視コ字
   状に形成し、このコ字状部へ前記積付コンベア８
   ０の搬送始端部をスライドフレーム６９およびこ
   れに設けられたコンベアローラ７３，７４を介し
   て進退自在に係入させ、この係入部の上方ローラ
   ６１に対して対向する位置と退避する位置との２
   位置に選択的に回動するように枢支され被搬送物
   の一部が当接するように前記直送コンベア２４Ｂ
   よりも小幅に形成されたダンパ８７を設けるとと
   もに、前記スライドフレーム６９に、上方で放出
   された被搬送物を前記積付コンベア８０上と直送
   コンベア２４Ｂ上とのいずれか一方に選択的に導
   びく直送シユート７０を設けたことを特徴とする
   搬送積付装置。