JPH0347028Y2 - - Google Patents

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JPH0347028Y2
JPH0347028Y2 JP1985083085U JP8308585U JPH0347028Y2 JP H0347028 Y2 JPH0347028 Y2 JP H0347028Y2 JP 1985083085 U JP1985083085 U JP 1985083085U JP 8308585 U JP8308585 U JP 8308585U JP H0347028 Y2 JPH0347028 Y2 JP H0347028Y2
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fender
panel
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apron
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば自動車等のフロントフエン
ダ部とカウル部とで構成される車体前部構造に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車等のフロントフエンダ部とカウル
部とで構成される車体前部構造は、例えば第5図
乃至第7図に示すように、フロントフエンダ部の
剛性向上のためフエンダインナリインホース1と
フエンダアウタリインホース2が設けられるとと
もに、このフエンダインナリインホース1の一方
のフランジ部1aとフエンダアウタリインホース
2の一方のフランジ部2aが衝合接合され、かつ
フエンダインナリインホース1の他方のフランジ
部1bとフエンダアウタリインホース2の他方の
フランジ部2bはそれぞれフエンダエプロン3に
接合されて閉じ断面Cのアツパメンバ4を構成し
ている。
また、このアツパメンバ4を覆うようにフエン
ダパネル5の一端5aが前記フエンダインナリイ
ンホース1に締結部材10等により結合され、こ
のフエンダパネル5の他端5bが前記フエンダエ
プロン3の端部3bに締結部材11等により結合
されている。
さらに、第5図及び第7図に示すように、前記
アツパメンバ4を構成するフエンダインナリイン
ホース1、フエンダアウタリインホース2、及び
フエンダエプロン3は、それぞれメインボデー側
のカウル部6のダツシユパネル7に締結部材12
等を介して結合されるとともに、第5図に示すよ
うに、前記フエンダエプロン3の下端部3aはメ
インボデー側のダツシユロアメンバ8に締結部材
13等により結合されている。
尚、このような従来技術を示すものとして、例
えば実開昭57−9683号公開公報(実願昭55−
85559号)がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第5図乃至第7図に示す車体前部構造
の場合、アツパメンバ4はフエンダインナリイン
ホース1、フエンダアウタリインホース2、及び
フエンダエプロン3により閉じ断面Cが形成され
るため、このアツパメンバ4自体の剛性は向上す
ることになるが、このアツパメンバ4とメインボ
デー側との結合は、第5図及び第7図に示すよう
に、カウル部6のダツシユパネル7に締結部材1
2等を介して結合され、かつ第5図に示すよう
に、フエンダエプロン3の下端部3aがダツシユ
ロアメンバ8に締結部材13等を介して結合され
ているのみである。
従つて、この構成ではアツパメンバ4とメイン
ボデー側のダツシユパネル7び及ダツシユロアメ
ンバ8との結合強度が十分でなく、結合剛性が低
下することになるため、車体前部の振動による車
室内の振動及び騒音(一般にこもり音と称する)
発生という不具合が生じるものである。
そこでこの考案の目的は、アツパメンバとメイ
ンボデー側のダツシユパネル及びダツシユロアメ
ンバとの結合強度の増加による結合剛性の向上、
及びダツシユパネルの面剛性の向上により、車体
前部の振動による車室内の振動及び騒音(こもり
音)発生を防止することである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのためこの考案は上述の問題点を、アツパメ
ンバとダツシユロアメンバを補強部材を介して結
合し、かつこの補強部材の途中部位をダツシユパ
ネルに結合したことにより解決しようとするもの
である。
さらに詳しくは第1図及び第2図の符号を付し
て説明すると、フエンダインナリインホース1と
フエンダアウタリインホース2のそれぞれの一方
のフランジ部1a,2aが衝合接合され、それぞ
れの他方のフランジ部1b,2bはフエンダエプ
ロン3に接合されて閉じ断面Cのアツパメンバ4
を構成し、かつこのアツパメンバ4を覆うように
フエンダパネル5が固着されるとともに、前記ア
ツパメンバ4を構成するフエンダインナリインホ
ース1、フエンダアウタリインホース2及びフエ
ンダエプロン3がそれぞれカウル部6のダツシユ
パネル7に結合され、さらにフエンダエプロン3
の下端部3aがダツシユロアメンバ8に結合され
た車体前部構造において、前記アツパメンバ4の
閉じ断面Cを構成するフエンダインナリインホー
ス1とフエンダアウタリインホース2に、車体上
下方向に延びる補強部材9を架設して接合すると
ともに、この補強部材9の上端部9aを前記アツ
パメンバ4に接合し、下端部9cを前記ダツシユ
ロアメンバ8に結合し、さらに補強部材9の車体
上下方向の途中部位を、前記フエンダエプロンと
共に前記ダツシユパネル7に結合することによ
り、前記ダツシユパネル7に結合された補強部材
9を介して、前記アツパメンバ4とダツシユロア
メンバ8を結合したものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、補強部材9を介してアツ
パメンバ4とメインボデー側のダツシユロアメン
バ8の剛体同志を直結し、かつこの補強部材9の
車体上下方向の途中部位を、フエンダエプロン3
と共にダツシユパネル7にも結合することによ
り、アツパメンバ4とメインボデー側のダツシユ
ロアメンバ8及びダツシユパネル7との各結合部
位の結合強度を増加することができ、その結合剛
性を大幅に向上することができるとともに、ダツ
シユパネル7自体の面剛性を向上することがで
き、その面振動を抑制することができる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて、この考案の実施例
を説明する。
第1図から第4図までの図面はこの考案の一実
施例を示しており、第1図乃至第3図に示すよう
に、フロントフエンダ部の剛性向上のために設け
られるフエンダインナリインホース1の一方のフ
ランジ部1aとフエンダアウタリインホース2の
一方のフランジ部2aが衝合接合され、かつフエ
ンダインナリインホース1の他方のフランジ部1
bとフエンダアウタリインホース2の他方のフラ
ンジ部2bはそれぞれフエンダエプロン3に接合
されて閉じ断面Cのアツパメンバ4が構成されて
いる。
また、第2図に示すように、このアツパメンバ
4を覆うようにフエンダパネル5の一端5aがフ
エンダインナリインホース1に、フエンダパネル
5の他端5bがフエンダエプロン3の端部3bに
それぞれ締結部材10,11等により固着されて
いる。
さらに、第1図及び第3図に示すように、前記
アツパメンバ4を構成するフエンダインナリイン
ホース1、フエンダアウタリインホース2、及び
フエンダエプロン3はそれぞれメインボデー側の
カウル部6のダツシユパネル7に締結部材12等
により結合されるとともに、第1図に示すよう
に、前記フエンダエプロン3の下端部3aはメイ
ンボデー側のダツシユロアメンバ8に締結部材1
3等により結合されている。
このように構成された車体前部構造であつて、
この考案は第1図及び第4図に示すように、アツ
パメンバ4とダツシユロアメンバ8を結合するよ
う車体上下方向に延びる補強部材9を設け、かつ
この補強部材9の車体上下方向の途中部位を、ダ
ツシユパネル7に結合したものである。
この構成を詳述すると、第1図乃至第4図に示
すように、補強部材9の上端部9aを、アツパメ
ンバ4の閉じ断面C内に結合する。具体的には、
アツパメンバ4を構成するフエンダインナリイン
ホース1に接合される。
この補強部材9は第4図に示すように断面略コ
字状を成し、第2図に示すように、その上方部分
は前記アツパメンバ4の閉じ断面Cを構成するフ
エンダインナリインホース1とフエンダアウタリ
インホース2との間に架設して、このフエンダイ
ンナリインホース1とフエンダアウタリインホー
ス2とに接合されている。
また、前記アツパメンバ4を構成するフエンダ
インナリインホース1とフエンダアウタリインホ
ース2は、第1図に示すように、車体上方部位に
配設されており、前記補強部材9におけるこの配
設部位より下方部位である、前記フエンダインナ
リインホース1及びフエンダアウタリインホース
2が設けられていない車体上下方向中間から下方
のダツシユロアメンバ8に至るまでの部位では、
第4図に示す補強部材9の断面略コ字状の両開口
縁から折曲形成された各フランジ部9bが、第3
図に示すように、フエンダエプロン3に接合され
る。
そして、この部位にて、前記補強部材9は、そ
の車体上下方向の途中部位(この実施例では、車
体上下方向の略中央部位)が、第3図に示すよう
に、前記フエンダエプロン3と共に、締結部材1
2によりメインボデー側のカウル部6のダツシユ
パネル7に、共締めで結合されている。
さらに、補強部材9における前記部位から下端
部9cに至る部位も、その両端の各フランジ9b
が、第3図に示すように、フエンダエプロン3に
接合されるとともに、この補強部材の下端部9c
は、第1図に示すように前記フエンダエプロン3
の下端部3aと共に、メインボデー側の剛体であ
るダツシユロアメンバ8に締結部材13により結
合されている。
而して、車体上下方向に延びる補強部材9を設
け、かつこの補強部材9によつて、フエンダイン
ナリインホース1、フエンダアウタリインホース
2、及びフエンダエプロン3から構成されるアツ
パメンバ4の閉じ断面Cと、メインボデー側のカ
ウル部6の剛体であるダツシユロアメンバ8とを
結合することができる。即ち、前記補強部材9に
よつて、アツパメンバ4とダツシユロアメンバ8
の剛体同志を直結することができる。
これにより、前記アツパメンバ4とメインボデ
ー側のダツシユロアメンバ8との結合強度を大幅
に増加することができる。
また、前記補強部材9の車体上下方向の途中部
位である略中央部位は、前記フエンダエプロン3
と共に、締結部材12によつてメインボデー側の
ダツシユパネル7に結合される。即ち、第3図に
示すように、前記フエンダエプロン3とダツシユ
パネル7との結合部位にも、前記補強部材9が介
在結合される。
これにより、このアツパメンバ4を構成するフ
エンダエプロン3とダツシユパネル7との結合部
位の結合強度をも増加することができる。
従つて、このような結合強度の増加により、ア
ツパメンバ4とメインボデー側のダツシユロアメ
ンバ8及びダツシユパネル7との結合剛性を大幅
に向上することができるため、車体前部の振動を
抑えることができ、車室内の振動及び騒音(こも
り音)の発生を大幅に低減することができる。
一方、前述したようにメインボデー側のダツシ
ユパネル7には、前記フエンダエプロン3と共
に、前記補強部材9の車体上下方向の途中部位で
ある略中央部位が、締結部材12によつて結合さ
れるため、このダツシユパネル7の面剛性を向上
することができる。
従つて、このダツシユパネル7の面振動を抑制
することができるため、前述した車室内の振動及
び騒音(こもり音)の発生を、さらに大幅に低減
することができる。
さらに、第2図に示すように、前記補強部材9
は断面略コ字状を成し、フエンダインナリインホ
ース1、フエンダアウタリインホース2及びフエ
ンダエプロン3で構成されるアツパメンバ4の閉
じ断面C内に架設して接合されるため、この補強
部材9によりアツパメンバ4自体の剛性も、より
向上させることができる。
従つて、前述した車体前部の振動による車室内
の振動及び騒音(こもり音)の発生を、より一層
大幅に低減することができる。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、アツパメンバとメイ
ンボデー側のダツシユロアメンバとの剛体同志
を、補強部材を介して結合するとともに、この補
強部材の車体上下方向の途中部位をフエンダエプ
ロンと共にダツシユパネルにも結合することによ
り、アツパメンバとメインボデー側のダツシユロ
アメンバ及びダツシユパネルとの結合強度を大幅
に増加することができ、その結合剛性を大幅に向
上することができるとともに、ダツシユパネル自
体の面剛性を向上することができ、その面振動を
抑制することができるため、車体前部の振動を抑
えることができ、車室内の振動及び騒音(こもり
音)の発生を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までの図面はこの考案の実施
例を示しており、第1図はフエンダパネルが固定
されていない車体前部の概略側面図、第2図は第
1図の−線断面図、第3図は第1図の−
線断面図、第4図は補強部材の単品斜視図、第5
図から第7図までの図面は従来例を示しており、
第5図は第1図相当側面図、第6図は第2図相当
断面図、第7図は第3図相当断面図である。 1……フエンダインナリインホース、2……フ
エンダアウタリインホース、3……フエンダエプ
ロン、4……アツパメンバ、6……カウル部、7
……ダツシユパネル、8……ダツシユロアメン
バ、9……補強部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フエンダインナリインホースとフエンダアウタ
    リインホースのそれぞれの一方のフランジ部が衝
    合接合され、それぞれの他方のフランジ部はフエ
    ンダエプロンに接合されて閉じ断面のアツパメン
    バを構成し、かつこのアツパメンバを覆うように
    フエンダパネルが固着されるとともに、前記アツ
    パメンバを構成するフエンダインナリインホー
    ス、フエンダアウタリインホースおよびフエンダ
    エプロンがそれぞれカウル部のダツシユパネルに
    結合され、さらにフエンダエプロンの下端部がダ
    ツシユロアメンバに結合された車体前部構造にお
    いて、前記アツパメンバの閉じ断面を構成するフ
    エンダインナリインホースとフエンダアウタリイ
    ンホースに、車体上下方向に延びる補強部材を架
    設して接合するとともに、この補強部材の上端部
    を前記アツパメンバに接合し、下端部を前記ダツ
    シユロアメンバに結合し、さらに補強部材の車体
    上下方向の途中部位を、前記フエンダエプロンと
    共に前記ダツシユパネルに結合することにより、
    前記ダツシユパネルに結合した補強部材を介し
    て、前記アツパメンバとダツシユロアメンバを結
    合したことを特徴とする車体前部構造。
JP1985083085U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0347028Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822861U (ja) * 1981-07-31 1983-02-12 マブチモ−タ−株式会社 小型モ−タの整流子装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58163356U (ja) * 1982-04-26 1983-10-31 本田技研工業株式会社 自動車の車体

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JPS5822861U (ja) * 1981-07-31 1983-02-12 マブチモ−タ−株式会社 小型モ−タの整流子装置

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