JPH0346443B2 - - Google Patents

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JPH0346443B2
JPH0346443B2 JP13099085A JP13099085A JPH0346443B2 JP H0346443 B2 JPH0346443 B2 JP H0346443B2 JP 13099085 A JP13099085 A JP 13099085A JP 13099085 A JP13099085 A JP 13099085A JP H0346443 B2 JPH0346443 B2 JP H0346443B2
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ether
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、化粧料に関する。更に詳しくは、安
定性、撥水性、使用性に優れた油状ゲル状の化粧
料を提供するものである。 [従来の技術] 従来、油性ゲル状の化粧料に関しては、低分子
ポリエチレンを用いたもの、モクロウを用いたも
の、デキストリン脂肪酸エステルを用いたものな
どが良く知られている。 しかしながら、低分子ポリエチレンやデキスト
リン脂肪酸エステルを用いたものは、高温側での
安定性が悪く(離油、硬度低下等の現象)又、使
用出来る油分が非極性油に限定されてしまうた
め、使用性(べたつきやなめらかさ等)の調整が
困難であつた。又、モクロウを用いたものは高温
側での安定性が悪く(離油、硬化低下等の現象)
加えてモクロウが経時で劣化するため匂いが悪く
なるといつた欠点があつた。 こういつた欠点を改良するものとして幾つかの
方法が提案されている。例えば、特公昭59−
50193号公報では水膨潤性粘土鉱物と非イオン性
界面活性剤(HLB 5〜18)と油を、高シエア下
で分散させて得られるゲル組成物が開示されてい
る。又、特公昭59−48659号公報や特公昭59−
48660号公報等には、流動パラフインと、モンモ
リロナイト系粘土鉱物あるいは、第4級アンモニ
ウム塩変性モンモリロナイトと、活性剤と水の組
み合わせによるゲル組成物が示されている。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このようにして得たゲル組成物
でも、極性油を使用した場合の安定性(離油、硬
度低下等の現象)は改良されておらず、加えて、
水に対するぬれが良いため撥水性が失なわれ、化
粧料として使用した場合、水に触れると疑似乳化
を生じ白くなるという欠点を有していた。 [問題を解決するための手段] 本発明者らは、このような事情をかんがみ、鋭
意研究を重ねた結果、特定の粘土鉱物を組み合わ
せ使用すると、非極性油から極性油まで安定に配
合でき、安定性、使用性、撥水性に優れた油性ゲ
ル状の化粧料が得られることを見出し、この知見
にもとずいて本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、 a 非イオン性界面活性剤で処理された粘土鉱物
[以下(A)と略す。]と、 b 陽イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性
剤とで処理された粘土鉱物[以下(B)と略す。]
と、 c 油分 とを含有することを特徴とする化粧料を提供する
ものである。 以下、本発明の構造について述べる。 本発明に用いる粘土鉱物は水膨潤性の粘土鉱物
で三層構造を有するコロイド性含水ケイ酸アルミ
ニウムの一種で、一般に下記一般式 (X,Y)23(Si,Al)4O10(OH)2Z ・nH2O 但し、X=Al,Fe,Mn,Cr Y=Mg,Fe,Ni,Zn,Li Z=K,Na,Ca で表され、具体的にはモンモリロナイト、サポナ
イト、及びヘクトライト等の天然又は合成{この
場合、式中の(OH)基がフツ素で置換されたも
の}のモンモリロナイト群(市販品ではビーガ
ム、クニピア、ラポナイト等がある。)およびナ
トリウムシリシツクマイカやナトリウム又はリチ
ウムテニオライトの名で知られる合成雲母(市販
品ではダイモナイト;トピー工業(株)等がある)等
である。 本発明に用いる非イオン性界面活性剤はHLB
値(註1)が2〜16の範囲に存し、3〜12のもの
がさらに好適である。例示すればポリオキシエチ
レン2〜30モル付加{以下、POE(2〜30)と略
す。}オレイルエーテル、POE(2〜35)ステア
リルエーテル、POE(2〜20)ラウリルエーテ
ル、POE(1〜20)アルキルフエニルエーテル、
POE(5〜30)コレステリルエーテル、POE(6
〜18)ベヘニルエーテル、POE(5〜25)2−デ
シルペンタデシルエーテル、POE(3〜20)2−
デシルテトラデシルエーテル、POE(8〜16)2
−オクチルデシルエーテル等のエーテル型活性
剤、及び、POE(4〜60)硬化ヒマシ油、POE
(3〜14)脂肪酸モノエステル、POE(6〜30)
脂肪酸ジエステル、POE(5〜20)ソルビタン脂
肪酸エステル等のエステル型活性剤、更にPOE
(2〜30)グリセリルモノイソステアレート、
POE(10〜60)グリセリルトリイソステアレー
ト、POE(7〜50)硬化ヒマシ油モノイソステア
レート、POE(12〜60)硬化ヒマシ油トリイソス
テアレート等のエーテルエステル型活性剤等のエ
チレンオキシド付加型界面活性剤、及びデカグリ
セリルテトラオレート、ヘキサグリセリルトリイ
ソステアレート、テトラグリセリルジイソステア
レート、ジグリセリルジイソステアレート等のポ
リグリセリン脂肪酸エステル、グリセリルモノス
テアレート、グリセリルモノオレート等のグリセ
リン脂肪酸エステル、等の多価アルコール脂肪酸
エステル型界面活性剤があげられる。これらの中
でデカグリセリルテトラオレート、ヘキサグリセ
リルトリイソステアレート、テトラグリセリルジ
イソステアレート等のトリグリセリン以上のポリ
グリセリン脂肪酸エステル、POE(2〜12)オレ
イルエーテル、POE(3〜12)ステアリルエーテ
ル、POE(2〜10)ラウリルエーテル、POE(2
〜10)ノニルフエニルエーテル、POE(5〜15)
コレステリルエーテル、POE(6〜15)ベヘニル
エーテル、POE(5〜20)2−デシルペンタデシ
ルエーテル、POE(5〜17)2−デシルテトラデ
シルエーテル、POE(8〜16)2−オクチルデシ
ルエーテル等のPOE付加エーテル型活性剤、及
び、POE(10〜20)硬化ヒマシ油、POE(5〜14)
オレイン酸モノエステル、POE(6〜20)オレイ
ン酸ジエステル、POE(5〜10)ソルビタンオレ
イン酸エステル等のPOE付加エステル型活性剤、
POE(3〜15)グリセリルモノイソステアレー
ト、POE(10〜40)グリセリルトリイソステアレ
ート等のPOE付加エーテルエステル型活性剤等
のエチレンオキシド付加型界面活性剤が特に好ま
しい。 本発明においては、これらの中から一種又は二
種以上が適宜選択され用いられる。 (註1)ノニオン活性剤のHLBは、下式の川上
式により算出される。 HLB=7+11.7LogMw/Mo ここで、Mwは親水基部の分子量 Moは、親油基部の分子量を表す。 本発明に用いる陽イオン性界面活性剤は下記一
般式 (式中、Rは炭素数10〜22のアルキル基又はベ
ンジル基、Rはメチル基又は炭素数10〜22のアル
キル基、RとRは炭素数1〜3のアルキル基又は
ヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子または
メチルサルフエート残基を表す。)で表される第
四級アンモニウム塩型界面活性剤である。例えば
ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ミリ
スチルトリメチルアンモニウムクロリド、セチル
トリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルト
リメチルアンモニウムクロリド、アラキルトリメ
チルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチル
アンモニウムクロリド、ミリスチルジメチルエチ
ルアンモニウムクロリド、セチルジメチルエチル
アンモニウムクロリド、ステアリルジメチルエチ
ルアンモニウムクロリド、アラキルジメチルエチ
ルアンモニウムクロリド、ベヘニルジメチルエチ
ルアンモニウムクロリド、ミリスチルジエチルメ
チルアンモニウムクロリド、セチルジエチルメチ
ルアンモニウムクロリド、ステアリルジエチルメ
チルアンモニウムクロリド、アラキルジエチルメ
チルアンモニウムクロリド、ベヘニルジエチルメ
チルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルミ
リスチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチ
ルセチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチ
ルステアリルアンモニウムクロリド、ベンジルジ
メチルベヘニルアンモニウムクロリド、ベンジル
メチルエチルセチルアンモニウムクロリド、ベン
ジルメチルエチルステアリルアンモニウムクロリ
ド、ジベヘニルジヒドロキシエチルアンモニウム
クロリド、および相当するブロミド等、さらにジ
パルミチルプロピルエチルアンモニウムメチルサ
ルフエート等があげられる。 本発明の実施にあたつては、これらのうち一種
または二種以上が任意に選択される。 本発明に用いる(A)を得るには例えば、水、アセ
トンあるいは低級アルコール等の低沸点溶剤中で
水膨潤性粘土鉱物と非イオン性界面活性剤とを分
散撹拌処理し、次いで低沸点溶剤を除去すること
により得られる。 本発明に用いる(B)を得るには例えば、水、アセ
トンあるいは低級アルコール等の低沸点溶剤中で
水膨潤性粘土鉱物と陽イオン性界面活性剤および
非イオン性界面活性剤とを分散撹拌処理するか、
または予め水膨潤性粘土鉱物と陽イオン性界面活
性剤とを低沸点溶剤中で処理してカチオン変性粘
土鉱物を得てから非イオン性界面活性剤で処理し
た後、低沸点溶剤を除去することによつて得られ
る。後者の方法で用いられるカチオン変性粘土鉱
物は市販品(ベントン−27,38等;米国ナシヨナ
ルレツド社製)を用いることもできる。 また、水膨潤性粘土鉱物と前記カチオン変性粘
土鉱物および非イオン性界面活性剤とを水、アセ
トンあるいは低級アルコール等の低沸点溶剤中で
分散撹拌処理した後、低沸点溶剤を除去すること
によつて(A)および(B)が混合物の形で得られる。 (A)および(B)は、陽イオン性界面活性剤や非イオ
ン性界面活性剤が水膨潤性粘土鉱物の層間に入り
込むことにより層間隔は広がつた状態になるの
で、X線回折で長面間隔を測定することにより陽
イオン性界面活性剤や非イオン性界面活性剤の吸
着の有無を確認できる。 また(A)および(B)をクロロホルム、エーテル等を
用いてソツクスレー抽出すれば層間の界面活性剤
は洗い流されてくるので、該抽出液をガスクロマ
トグラフイー分析、熱分解温度測定あるいは熱分
解量測定(DTA−TG測定)等にかけて界面活性
剤の存在を確かめることができる。 本発明に用いる(A)および(B)中の非イオン性界面
活性剤の含有量は、水膨潤性粘土鉱物100gに対
して5〜200gが好ましく、さらに好ましくは15
〜170gである。また(B)中の陽イオン性界面活性
剤の含有量は水膨潤性粘土鉱物100gに対して60
〜140ミリ当量(以下meqと略す。)であることが
好ましい。 本発明に係る化粧料に配合される(A)の配合量は
0.25〜40重量%程度であり1〜20重量%がより好
ましく、(B)の配合量は0.5〜50重量%程度であり
さらに好ましくは1〜40重量%である。 本発明に係る化粧料中の(A)と(B)の配合比は10:
1〜1:10であり、さらにこのましくは8:2〜
1:9である。 本発明に用いる油分は化粧料に用いられる一般
的な油分は全て使用でき、その範囲も極性油から
非極性油まで幅広く用いることができる。油分を
例示すれば、流動パラフイン、スクワラン、イソ
パラフイン、分岐鎖状軽パラフイン等の炭化水素
油、イソプロピルミリステート、セチルイソオク
タノエート、グリセリルトリオクタノエート、セ
チル−2−エチルヘキサノエート、ポリアルキレ
ングリコールポリエーテル及びそのカルボン酸オ
リゴエステル等の極性油、デカメチルペンタシロ
キサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフエニ
ルポリシロキサン等のシリコーン油等があげられ
る。またワセリン、マイクロクリスタリンワツク
ス、ラノリン、ビースワツクス、セレシン等のワ
ツクス類、高級アルコール、高級脂肪酸等も本発
明の効果を損なわない範囲で配合可能である。こ
れら油分の配合量は化粧料全量中5〜97重量%程
度であり、10〜80重量%が好ましい。 本発明に係る化粧料を製造するにあたつては、
油分に(A)および(B)を単独でまたは混合物の形で添
加し、デイスパー、ホモミキサー、コロイドミ
ル、ローラー、超音波等で撹拌することによつて
得られるが、もつとも簡単には油分に水膨潤性粘
土鉱物、カチオン変性粘土鉱物および非イオン性
界面活性剤を加え、撹拌する方法で製造できる。
撹拌の際には、高シエアを掛ける方が望ましい。 更に、本発明の化粧料には上記必須構成成分に
加えて目的に応じて、本発明の効果を損なわない
量的、質的範囲内で、種々の物質を添加できる。
例えば、グリセリン、ポリエチレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、ソルビトール等の
多価アルコール、カオリン、タルク、酸化チタ
ン、マイカ、マイカ−チタン系複合粉体等の粉
末、ビタミン類等の薬剤、顔料、ラメ剤、紫外線
吸収剤、香料、防腐剤、水等があげられる。 なかでも、1〜5重量%程度の水の添加は、本
発明に係る化粧料の透明性を上げる点で好まし
い。 [発明の効果] 本発明による油性の化粧料は、従来の油性の化
粧料に比較し、安全性、安定性、匂い、撥水性に
も優れており、水に触れても白色化することがな
い。 次に本発明の一層の理解のために、(A)および(B)
の製造例をあげて更に詳細に説明する。本発明は
これによつて限定されるものではない。 製造例 1 モノオレイン酸POE(5)ソルビタン15gをベン
ゼン70gに溶解し、次いでこの溶液にモンモリロ
ナイト15gを添加し、約30分間デイスパーにて十
分に分散し混合する。 次いで濾過器によりベンゼンを除去後、約一昼
夜乾燥して目的の有機変性粘土鉱物(A)を得た。モ
ノオレイン酸POE(5)ソルビタンの吸着の有無は、
X線回折および、DTA−TG法による界面活性剤
の熱分解量を測定し、水膨潤性粘土鉱物(モンモ
リロナイト)と比較することにより判定した。 結果を表1に示す。
【表】 表す。
表1から明らかなように、製造例1で得た有機
変性粘土鉱物(A)は、処理前の水膨潤性粘土鉱物よ
り層間隔が著しく広がつている。これはDTA−
TG測定の結果からも明らかなように、ベンジル
ジメチルステアリルアンモニウムクロリドとモノ
オレイン酸POE(5)ソルビタンの結合によつても
たらされていることが判る。 製造例 2 ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロ
リド45g(約100meqに相当)とPOE(6)ラウリル
エーテル30gを50℃で溶解した水溶液500mlに水
膨潤性粘土鉱物であるビーガム(米国バンダービ
ルト社の商品名)100gを添加し、約30分間デイ
スパーにて十分に分散し混合する。 次いで濾過器により水を除去後、約一昼夜乾燥
して目的の有機変成粘土鉱物(B)を得た。 ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロ
ライド{(α)と略す。}とPOE(6)ラウリルエー
テル{(β)と略す。}の吸着の有無は、X線回折
および、DTA−TG法による界面活性剤の熱分解
量を測定し、水膨潤性粘土鉱物(ビーガム)と比
較することにより判定した。 結果を表2に示す。
【表】 あらわす。
表2から明らかなように、製造例2で得た有機
変成粘土鉱物(B)は、処理前の水膨潤性粘土鉱物よ
り層間隔が著しく広がつている。これはDTA−
TG測定の結果からも明らかなように、ベンジル
ジメチルステアリルアンモニウムクロリドと
POE(6)ラウリルエーテルの結合によつてもたら
されていることが判る。 製造例 3 POE(16)2−オクチルデシルエーテル{以下
(γ)と略す。}20gを溶解したエタノール500ml
に有機変性粘土鉱物であるベントン−38[モンモ
リロナイト100gを100meqのジステアリルジメチ
ルアンモニウムクロライド{以下(δ)と略す。}
で処理した有機変性粘土鉱物で米国ナシヨナルレ
ツド社製の商品名]100gをラボホモジナイザー
で十分に分散し混合する。 次いでエバポレーターでエタノールを除去した
のち、50℃で約1昼夜乾燥して目的の有機変性粘
土鉱物(B)を得た。 製造例2と同様に、表面改質の有無をX線回折
およびクロロホルムによるソツクスレー抽出液中
の界面活性剤の量から評価した。 結果を表3に示す。
【表】
【表】 * 表2と同様に表示。
表3から明らかなように、あらかじめ(δ)の
第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で処
理された有機変性粘土鉱物(ベントン−38)を用
いても、(γ)の非イオン性界面活性剤で処理す
ることによつて層間隔が更に広がることが判る。
これは製造例2と同様、非イオン性界面活性剤の
結合によつて生じていると考えられる。尚、ソツ
クスレー抽出で抽出された第四級アンモニウム塩
型カチオン界面活性剤量は、カチオン交換反応に
より有機変性化せしめた有機変性粘土鉱物(ベン
トン−38)中の物理的に吸着されている第四級ア
ンモニウム塩型カチオン界面活性剤の量(化学的
に吸着しているものは抽出されない)であり
DTA−TG法によれば全ての第四級アンモニウム
塩型カチオン界面活性剤量も定量可能であること
は製造例3に示した通りである。 [実施例] 以下、実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。本発明はこれらによつて限定されるものでは
ない。 なお実施例中、%とあるのは全て重量%であ
る。 実施例 1 1 製造例1で得た(A) 15.0 2 製造例2で得た(B) 8.0 3 流動パラフイン 10.0 4 色素 適量 5 香料 適量 6 ポリオキシプロピレン(40モル)ブタノール
エーテル 残余 1〜6をデイスパーで撹拌混合してゲル状組成
物を得た。 実施例 2 実施例1の(B)を製造例3で得た(B)に変えた以外
は実施例1と同様にしてゲル状組成物を得た。 実施例 3 (%) 1 ベントナイト 4.0 2 ジメチルジステアリルアンモニウムクロリド
変性モンモリロナイト 7.0 3 ポリオキシエチレン(16モル)2−オクチル
ドデシルエーテル 8.0 4 流動パラフイン 40.0 5 色素 適量 6 香料 適量 7 ポリオキシプロピレン(40モル)ブタノール
残余 実施例1と同様にしてゲル状組成物を得た。 比較例 1 実施例1から製造例1で得た(A)を除いた以外は
実施例1と同様にして製造しゲル状組成物を得
た。 比較例 2 実施例1から製造例2で得た(B)を除いた以外は
実施例1と同様にして製造しゲル状組成物を得
た。 実施例1〜3および比較例1,2で得たゲル状
組成物の0℃、25℃、50℃における粘度および系
の安定性試験結果、撥水性試験結果を表4に示
す。なお粘度はコンプレート型粘度系の
1700sec-1のズリ速度における値で表し、安定性
試験は2週間放置後の外観を下記の評価基準で判
定した。 ◎;分離が全くみられない △;液相(油相又は水相)の分離が生じた ×;著しい液相の分離が認められた また撥水性は実施例1〜3および比較例1,2
で得たゲル状組成物をポマードとして用い、使用
後の頭髪に水分を霧吹で吹き掛けた時の白化度で
表した。 ◎:変化がなく自然な状態 △:べつたり濡れた状態 ×:頭髪全体が白く粉をふいたような状態
【表】 表4から明らかなように、本発明の化粧料は、
粘度の温度変化も少なく、優れた温度安定性を有
するゲル状組成物であり、ポマードとして用いた
場合の撥水性にも優れたものであつた。 実施例 4 (%) 1 モンモリロナイト 5.0 2 ベンジルジメチルステアリルアンモニウムク
ロリド変性モンモリロナイト 20.0 3 ポリオキシエチレン(15モル)グリセロール
モノイソステアレート 10.0 4 ワセリン 5.0 5 酸化チタン 5.0 6 酸化鉄 適量 7 香料 適量 8 流動パラフイン 残余 1〜8を混合しローラーで混練してゲル状組成
物(サンスクリーン)を得た。得られたサンスク
リーンは、従来のサンスクリーンと比べ、使用性
に優れ、匂いも良好であり、撥水性にも富んだも
のであつた。 実施例 5 (%) 1 ラポナイト 2.0 2 ジメチルジステアリルアンモニウムクロリド
変性モンモリロナイト 1.0 3 ポリオキシエチレン(10モル)硬化ヒマシ油
3.0 4 イオン交換水 15.0 5 グリセリン 5.0 6 dl−α−トコフエロール 0.1 7 ワセリン 5.0 8 マイクロクリスタリンワツクス 3.0 9 香料 適量 10 スクワラン 残余 1〜10の原料を混合し、超音波にて撹拌混練し
てクリームを得た。このクリームは、従来のクリ
ームと比べ、安定性が良く使用性、撥水性の良好
なものであつた。 実施例 6 (%) 1 ダイモナイト 8.0 2 ジメチルジステアリルアンモニウムクロリド
変性モンモリロナイト 25.0 3 モノオレイン酸POE(8)モノソルビタン 20.0 4 ベンガラ処理雲母チタン 10.0 5 酸化鉄 3.0 6 紺青 5.0 7二酸化チタン 2.0 8 流動パラフイン 残余 1〜8を混合し擂潰機で混練してゲル状組成物
(アイシヤドー)を得た。得られたアイシヤドー
は、従来のアイシヤドーに比べ、使用性、撥水性
に優れたものであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 a 非イオン性界面活性剤で処理された粘土
    鉱物と、 b 陽イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性
    剤とで処理された粘土鉱物と、 c 油分 とを含有することを特徴とする化粧料。
JP13099085A 1985-06-17 1985-06-17 化粧料 Granted JPS61289014A (ja)

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