JPH034630Y2 - - Google Patents

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JPH034630Y2
JPH034630Y2 JP1983141173U JP14117383U JPH034630Y2 JP H034630 Y2 JPH034630 Y2 JP H034630Y2 JP 1983141173 U JP1983141173 U JP 1983141173U JP 14117383 U JP14117383 U JP 14117383U JP H034630 Y2 JPH034630 Y2 JP H034630Y2
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JP
Japan
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pipe
steering shaft
air intake
intake port
steering
Prior art date
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JP1983141173U
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JPS6047625U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車体フレームの前部左右と後部左右
に前車輪と後車輪を各二輪備え、車体フレームに
対してパイプ製のステアリングシヤフトを回転自
在に軸支するステアリングヘツド部後部から車体
フレーム後方に向けて車体フレームの略中央に縦
長にシートを載置し、前記ステアリングシヤフト
の上端に設けたパイプハンドルでステアリングシ
ヤフト下端とリンク結合された前車輪側のアーム
を介して前二輪を操舵するようにした不整地走行
車両に係り、特に、パイプハンドルに空気取入口
を形成してこの空気取入口から取入れられた空気
をエアクリーナに供給するように構成することに
よつて吸気系統への水等の侵入を効果的に防止し
得るようにした不整地走行車両に関する。
従来の自動二輪車等においては、座席の下方の
比較的低い高さ位置であつてエンジンの近傍にエ
アクリーナが配設され、このエアクリーナの吸気
口も同様に比較的低い高さ位置に配置されてい
た。このため、渡河時、水ぎわ或いは水たまりを
走行する時等において、上記吸気口から水がエア
クリーナ内に入り込み易く、これに起因してエン
ジン不調やエンジン損傷を来たすおそれがあつ
た。
本考案は上述の如き不都合を解消するために考
案されたものであつて、エアクリーナ内に水が入
り込み難い構成の不整地走行車両を提供すること
を目的とする。
本考案の特徴は、冒頭に述べた不整地走行車両
において、パイプハンドルの一部に空気取入口を
形成すると共に、ステアリングシヤフトに空気取
出口を形成し、ハンドル軸線付近の箇所でフレキ
シブルパイプの一端を前記ステアリングシヤフト
に取付けて前記空気取出口に連結し、かつ前記フ
レキシブルパイプの他端をエアクリーナの吸気口
に連結するようにしたことにある。
以下本考案を適用した不整地走行車両の一実施
例に付き図面を参照して説明する。
第1図〜第3図において、1は鞍乗型に構成さ
れたボデイであり、このボデイ1は第3図に示す
ように構成された車体フレーム2の前部左右と後
部左右に、前車輪3と後車輪4を各二輪設けて成
るものである。そしてこれらの車輪3,4には、
内部の圧力が低く、地面との接触面が広いタイヤ
(いわゆるバルーンタイヤ)5が配装されている。
また、上記前車輪3を操舵する操舵機構として第
3図に示すようなリンク機構6が用いられ、この
リンク機構6の操作手段としてパイプ製のステア
リングシヤフト23及び中空の棒状のパイプハン
ドル7が用いられている。すなわち、ステアリン
グシヤフト23の上端に設けられたパイプハンド
ル7でステアリングシヤフト23の下端とリンク
結合された前車輪側のアームを介して前二輪が操
舵されるようになつている。
上記車体フレーム2の上部フレーム9、前部フ
レーム10、下部フレーム11及び後部フレーム
12によつて囲まれた空間A(第3図参照)内に、
エンジン14、キヤブレータ15、エアクリーナ
16その他の各種部品が塔載されている。そし
て、エンジン14からの動力が図外の動力伝達機
構を介して前車輪3及び後車輪4に伝達されるよ
うに構成されている。また、車体フレーム2の上
部には、フロントカバー18及びリヤカバー19
が取付けられ、このリヤカバー19上に座席20
が配設されている。なお、この座席20は、車体
フレームに対してパイプ製のステアリングシヤフ
トを回転自在に軸支するステアリングヘツド部後
部から車体フレーム後方に向けて車体フレームの
略中央に縦長に載置されている。
一方、第2図及び第3図に示す如く、上述のパ
イプハンドル7の下面側の部分には例えば2つの
空気取入口22a,22bが形成され、これらの
空気取入口22a,22bがパイプハンドル7の
中空部7aに連通している。またパイプハンドル
7の中央部に連結されかつ前方斜め下方に延びる
ステアリングシヤフト23はパイプ状部材から成
り、その中空部23aはパイプハンドル7の中空
部7aに連通している。さらに、ステアリングシ
ヤフト23の下端部には、第4図に示すように空
気取出口30が形成されており、T字状の連結用
パイプ24の基体部24aがステアリングシヤフ
ト23の中空部23a内に同軸状に嵌合されると
共に、連結用パイプ24の屈曲部24bが前記空
気取出口30に嵌着されている。そして、このパ
イプ24の屈曲部24aに、縦横方向及び回転方
向に偏倚可能に構成されたフレキシブルパイプ2
5の一端がネジ止め等の手段により連結されてい
る。これによつて、フレキシブルパイプ25の一
端は、ステアリングシヤフト23の軸線すなわち
ハンドル軸線の付近に取付けられて空気取出口3
0に連結されている。一方、このフレキシブルパ
イプ25の他端はセンターパイプ26の一端に設
けられた分岐部27にネジ止め等の手段により連
結されており、さらにこのセンターパイプ26の
他端が第1図に示すようにエアクリーナ16の吸
気口16aに連結されている。なおセンターパイ
プ26の一端は閉塞されている。
しかして、パイプハンドル7の中空部7a、ス
テアリングシヤフト23の中空部23a、フレキ
シブルパイプ25の中空部25a、センターパイ
プ26の中空部26aがそれぞれ連通状態になさ
れ、これらによつて一連の空気導入通路28が形
成されている。
このように構成された不整地走行車両によれ
ば、パイプハンドル7に設けられた空気取入口2
2a,22bを通して空気が上記空気導入通路2
8内に取り入れられてエアクリーナ16に供給さ
れることになる。換言すれば、最も高い位置に配
されたパイプハンドル7の空気取入口22a,2
2bをエアクリーナ16の吸気口として利用する
ことになるため、渡河時、水際や水たまり走行時
等においてエアクリーナ16内への水の侵入を効
果的に防止でき、ひいてはエンジン不調やエンジ
ン損傷の発生を防止できる。特に、低圧タイヤ等
を用いた車両で水に浮くような車両にあつては、
水上走行時にエアクリーナ16内への水の侵入に
起因するエンジン不調、エンジン損傷の発生を未
然に防止できて非常に実用的である。またパイプ
ハンドル7を用いることにより、車両の軽量化に
も貢献し得る。
なお、本実施例においては、ステアリングシヤ
フト23とセンターパイプ26とを既述の如きフ
レキシブルパイプ25にて互いに連結するように
しているので、パイプハンドル7及びステアリン
グシヤフト23の縦横方向の微振動や回転動作に
応じてフレキシブルパイプ25が変形する。この
ため、パイプハンドル7による操舵操作に支障を
来たすことがない。また、空気取入口22a,2
2bをパイプハンドル7の下面部に設けるように
したので、雨天時、車体洗浄時等においても、水
が空気取入口22a,22bを介して空気導入通
路28内に入り込むおそれはない。さらに、フレ
キシブルパイプ25の取付部はハンドル軸線付近
なので、操舵時にステアリングシヤフト23が回
転してもフレキシブルパイプ25の変位(伸縮
量)は少なく、従つてハンドル回動操作が重くな
らないといいう利点もある。
以上、本考案の一実施例を説明したが、本考案
は、既述の実施例に限定されるものではなく、本
考案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が
可能である。
例えば、車体フレーム2のダウンチユーブ等と
ステアリングシヤフト23とをフレキシブルパイ
プ25にて互いに連結し、パイプハンドル7の空
気取入口22a,22bから取入れられた空気を
上述のダウンチユーブ等を介してエアクリーナ1
6に供給するようにしてもよい。また本実施例で
は不整地走行用の四輪車の場合を示したが、これ
に限らず、例えば自動二輪車、自動三輪車等にも
本考案を適用できることは言う迄もない。
以上の如く本考案によれば、パイプハンドルに
空気取入口を形成してこの空気取入口から取入れ
られた空気をエアクリーナに供給するようにした
ので、エアクリーナの吸気口が車体の最上部位置
に配設されたことになる。その結果、渡河時、水
ぎわ又は水たまり走行時等に、水が不測にエアク
リーナ内に入り込むことがなく、水の侵入に起因
するエンジン不調やエンジン損傷の発生を未然に
防止することができる。
さらに、連結部材としてフレキシブルパイプを
用い、かつ、このフレキシブルパイプのステアリ
ングシヤフトへの取付部をハンドル軸線付近とし
たことにより、車体の振動に充分に対応でき、し
かも、操舵時におけるフレキシブルパイプの変位
(伸縮量)が非常に少なく、そのためハンドルの
回動操作が重くならずに済む。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案を適用した不整地走行車両の一
実施例を示すものであつて、第1図は不整地走行
車両の側面図、第2図は同上の一部破断平面図、
第3図は同上の分解斜視図、第4図はステアリン
グシヤフト、フレキシブルパイプ及びセンターパ
イプの連結状態を示す要部拡大断面図である。 2……車体フレーム、7……パイプハンドル、
7a……中空部、16……エアクリーナ、16a
……吸気口、22a,22b……空気取入口、2
3……ステアリングシヤフト、23a……中空
部、25……フレキシブルパイプ、25a……中
空部、26……センターパイプ、26a……中空
部、28……空気導入通路、30……空気取出
口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体フレームの前部左右と後部左右に前車輪と
    後車輪を各二輪備え、車体フレームに対してパイ
    プ製のステアリングシヤフトを回転自在に軸支す
    るステアリングヘツド部後部から車体フレーム後
    方に向けて車体フレームの略中央に縦長にシート
    を載置し、前記ステアリングシヤフトの上端に設
    けたパイプハンドルでステアリングシヤフト下端
    とリンク結合された前車輪側のアームを介して前
    二輪を操舵するようにした不整地走行車両におい
    て、前記パイプハンドルの一部に空気取入口を形
    成すると共に、前記ステアリングシヤフトに空気
    取出口を形成し、ハンドル軸線付近の箇所でフレ
    キシブルパイプの一端を前記ステアリングシヤフ
    トに取付けて前記空気取出口に連結し、かつ、前
    記フレキシブルパイプの他端をエアクリーナの吸
    気口に連結するようにしたことを特徴とする不整
    地走行車両。
JP14117383U 1983-09-12 1983-09-12 不整地走行車両 Granted JPS6047625U (ja)

Priority Applications (1)

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JP14117383U JPS6047625U (ja) 1983-09-12 1983-09-12 不整地走行車両

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JP14117383U JPS6047625U (ja) 1983-09-12 1983-09-12 不整地走行車両

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Publication Number Publication Date
JPS6047625U JPS6047625U (ja) 1985-04-03
JPH034630Y2 true JPH034630Y2 (ja) 1991-02-06

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0213739Y2 (ja) * 1985-10-08 1990-04-16
JP2523681Y2 (ja) * 1988-03-23 1997-01-29 スズキ株式会社 自動二輪車の導風装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5828856U (ja) * 1981-08-18 1983-02-24 株式会社東芝 光学系の駆動装置

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JPS6338152Y2 (ja) * 1981-05-11 1988-10-07

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JPS5828856U (ja) * 1981-08-18 1983-02-24 株式会社東芝 光学系の駆動装置

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JPS6047625U (ja) 1985-04-03

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