JPH034586A - フレキシブルプリント基板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、フレキシブルプリント基板の製造方法に関し
、特に薄く小さな形状のフレキシブルプリント基板に有
効な製造方法に関するものである。

（従来の技術及び発明が解決しようとする課題）フレキ
シブルプリント基板は、一般にポリイミドフィルム、ポ
リエステルフィルム等をベースフィルムとして、これに
銅箔を接着した、いわゆるフレキシブル銅張積層板をフ
レキシブル基材として、この基材に配線パターンを形成
して不要部分の銅箔をエツチング法等により除去し、金
型で所要の外形に打ち抜きして製造されている。

上記のようにフレキシブル基材から所要のプリント基板
を打ち抜いたら、更に、フレキシブル基材を送り出して
、この部分にプリント基板を打ち抜く連続作業が行われ
るが、プリント基板を打ち抜いた部分のフレキシブル基
材は不要部分のみ残り、この部分は腰がなくなるので、
送り作業における作業がやりづらい。また、フレキシブ
ルプリント基板は薄いフィルムでてきており形状が複雑
なうえ軟らかいので、組み立て工程や検査時や梱包時な
どにおける取扱中にしわや波うちを生じたり傷をつけた
りしやすく細心の注意を要するという問題がある。

また、例えば特開昭６０−３１２９０号の如くフレキシ
ブル基材の裏側の一部に粘着剤を設け、この上に離型シ
ートを貼着させてプリント基板を打ち抜く方法が提案さ
れているが、離型シートを貼着させる工程及び打抜工程
が共にそれぞれ２工程となり、工程が複雑化され、また
、プリント基板に粘着剤が残るため適用品種が限定され
る嫌いがある。

（課題を解決するための手段及び作用）本発明は、上記
の如き課題を解決するためになされたもので、製品とな
るべき所要のフレキシブルプリント基板を複数個整列し
て形成したフレキシブル基材の裏側に、上記プリント基
板の中央部をその配列方向に連結するよう適当な幅の両
面粘着テープを貼りつけ、この両面粘着テープを介して
フレキシブル基材の裏側全面に腰のある台紙を貼りつけ
、この状態で台紙は打ち抜かないでプリント基板のみを
その製品外形に沿って打ち抜き、台紙上に複数のプリン
ト基板が剥離可能に貼りつけられた状態となるよう構成
する製造方法を提供する。

なお、上記の両面粘着テープは、フレキシブル基材との
粘着力は弱く、台紙との粘着力は強いものが好ましく、
そのためにはテープに塗布されている粘着剤が表裏で異
なるものを用いることもできる。

上記の製造方法によればプリント基板が常に台紙上に貼
りつけられた状態にあるので、プリント基板がしわにな
ったり波うちしたりすることもなく取扱いが容易となり
、また、台紙のまま検査したり出荷したりすることがで
きる。

（実施例） 本発明のフレキシブルプリント基板の製造方法を説明す
ると、第１図に示す如く、フレキシブル基材１に、通常
の方法により製品となるべき複数のフレキシブルプリン
ト基板２の配線パターン３（電気めっきのために各配線
パターンを連結する導通パターンも含むが、この導通パ
ターンは図示せず）を整列して形成し、プリント基板２
の中央部を、その配列方向に連結するようにフレキシブ
ル基材１の裏側に適当な幅の両面粘着テープ４を貼りつ
け、この両面粘着テープ４を介してフレキシブル基材１
の裏側全面に腰のある台紙５を貼り合わせる。この状態
においてフレキシブル基材１から所要のプリント基板２
をハーフカット方式で打ち抜き、台紙５は打ち抜かない
ようにする。両面粘着テープ４は打ち抜いてもよいし打
ち抜かなくともよい。そしてフレキシブル基材１の不要
部分を取り除いて第２図に示す如く複数のフレキシブル
プリント基板２が台紙５上に貼付された状態となる。こ
のとき両面粘着テープ４はフレキシブル基材１との粘着
力が弱く、台紙５との粘着力が強いものを用いるとフレ
キシブルプリント基板２を台紙５から容易に剥ぎ取るこ
とができる。

なお、両面粘着テープ４はフレキシブル基材１との粘着
力が弱く台紙５との粘着力が強いので、上記の如くプリ
ント基板２の打ち抜きと同時に打ち抜かれても打ち抜か
れなくとも台紙５上に残るので、上記の如く台紙上に貼
付されたプリント基板を次工程に送ったり梱包したりす
るとき積み重ねる場合は間に離型シートを挟むようにす
る。

（発明の効果） 本発明の製造方法によれば、フレキシブル基材を腰のあ
る台紙に貼りつけた状態でプリント基板の打抜加工がで
き、プリント基板が台紙に貼りつけられた状態で検査で
きるのでプリント基板同士でからみ合ったり、しわを生
じたり、波うちしたりすることがなく、製品出荷時の梱
包作業においても、シートとして取扱えるので効率もよ
く損傷するおそれもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に従ってフレキシブル基材に台紙を貼り
つけた状態を示す斜視図、第２図は本発明に従って製造
したフレキシブルプリント基板が台紙上に剥離可能に貼
りつけられた状態を示す斜視図である。 １：フレキシブル基材、２：フレキシブルプリント基板
、３：配線パターン、４：両面粘着テープ、５：台紙。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．　製品となるべき所要のフレキシブルプリント基板
   を複数個整列して形成したフレキシブル基材の裏側全面
   に、適当な幅の両面粘着テープを上記プリント基板の中
   央部の配列方向に沿った位置に介して、腰のある台紙を
   貼りつけた状態で、上記プリント基板のみをその製品外
   形に沿って打ち抜き、上記台紙上にフレキシブルプリン
   ト基板を剥離可能に多数個配列するよう構成したフレキ
   シブルプリント基板の製造方法。