JP2607633B2 - 離型シート仮止めフレキシブル回路の製法およびその離型シート仮止めフレキシブル回路 - Google Patents

離型シート仮止めフレキシブル回路の製法およびその離型シート仮止めフレキシブル回路

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JP2607633B2 JP63191068A JP19106888A JP2607633B2 JP 2607633 B2 JP2607633 B2 JP 2607633B2 JP 63191068 A JP63191068 A JP 63191068A JP 19106888 A JP19106888 A JP 19106888A JP 2607633 B2 JP2607633 B2 JP 2607633B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、薄くてフレキシビリテイの高い複数のフレ
キシブル回路を離型シートに仮止めした状態で製造する
方法およびその方法によつて得られた離型シート仮止め
フレキシブル回路に関するものである。
〔従来の技術〕 一般に、薄くてフレキシビリテイの高いフレキシブル
回路は、つぎのようにして製造されている。すなわち、
銅張りフレキシブル回路用基板の銅箔面に、露光,パタ
ーン形成,エツチング等を施し複数のフレキシブル回路
を配列形成する。つぎに、フレキシブル回路が形成され
た上記銅箔面に、部品実装または配線を可能とするよう
所望の位置に穴明けされかつ片側に接着剤がコーテイン
グされたポリイミド樹脂製のカバーレイフイルムをラミ
ネートする。そして、回路面に所定の表面処理を施した
のち、さらにポリエチレンテレフタレート製のフレキシ
ブルシートを4隅固定状態で重ねる。ついで、その状態
で各フレキシブル回路に沿つて刃を入れ切断してフレキ
シブル回路を打抜くということにより製造されている。
このようにして得られた各フレキシブル回路は、銅張り
フレキシブル回路用基板の打抜部に、打抜かれた状態の
ままで付着(フレキシブル回路の外周部と銅張りフレキ
シブル回路用基板の打抜部の内周部との接着摩擦により
付着している)しており、そのままの状態で検査を経て
需要者に供給される。
〔発明が解決しようとすう問題点〕
しかしながら、上記の状態で検査工程,運搬工程を経
由させる場合には、少しの衝撃で、フレキシブル回路が
銅張りフレキシブル回路用基板の上記打抜部から脱落す
るため取扱い性が極めて悪い。また、各フレキシブル回
路が、銅張りフレキシブル回路用基板の銅箔面にいわば
埋設された状態になつており、員数カウントに際し、銅
箔面の茶色と相俟つてカウントしにくいという問題も生
じている。そのうえ、フレキシブル回路の使用に際して
は、フレキシブル回路を銅張りフレキシブル回路用基板
の打抜き部から外すことが行われるが、使用に際してい
ちいちフレキシブル回路を打抜き部から取外すことは煩
雑である。またフレキシブル回路が取外された後の銅張
りフレキシブル回路用基板およびフレキシブルシートは
不要部として廃棄されるべきものであるが、使用に際し
てこの不要部の方が多くでるため需要者側からその改善
が要望されている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、取
扱い性および作業性に優れ、かつ使用に際して大量に不
要部を生じさせることのない離型シート仮止めフレキシ
ブル回路の製法およびその離型シート仮止めフレキシブ
ル回路の提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、金属箔張りフ
レキシブル回路用基板の金属箔面に複数のフレキシブル
回路を整列形成する工程と、上記回路形成後の金属箔面
にフイルム材を貼着する工程と、表面側の接着力よりも
裏面側の接着力が大きな両面弱接着テープを上記複数の
フレキシブル回路に対応する上記フイルム材の部分の上
に表面側をフイルム材に向けて位置させその状態で上記
フイルム材の全体に離型シートを重ね上記両面弱接着テ
ープの接着力の作用で接着する工程と、上記金属箔張り
フレキシブル回路用基板の金属箔面と反対側の面から各
フレキシブル回路に沿つて刃を入れ刃先を離型シート迄
到達させるフレキシブル回路打抜き工程と、打抜かれた
フレキシブル回路を上記離型シート上に残しそれ以外の
フレキシブル回路用基板の部分を上記離型シートから剥
離除去する除去工程を備えている離型シート仮止めフレ
キシブル回路の製法を第一の要旨とし、離型シート上
に、表面側の接着力よりも裏面側の接着力の大きな両面
弱接着テープが裏面を離型シート面に向けて貼着され、
複数のフレキシブル回路が上記両面弱接着テープ上にそ
の接着力を利用し仮止めされている離型シート仮止めフ
レキシブル回路を第二の要旨とする。
〔作用〕
すなわち、本発明によれば、製品となるフレキシブル
回路は、離型シート上に、両面弱接着テープによつて複
数込が配列状態で仮止めされている。したがつて、検
査,運搬に際して脱落せず取扱い性がよい。また、離型
シートのみの運搬でよいため運搬の効率もよい。そのう
え、フレキシブル回路は、銅張りフレキシブル回路用基
板から取外されそれ自体が独立して、離型シート上に配
列仮止めされているため、員数カウントが容易である。
さらに、使用に際して、離型シート上にいわば載置され
離型シートのシート面から盛上がつた状態になつている
フレキシブル回路を、盛上がつた部分を手がかりにして
離型シートから剥離すれば足りるため、従来のように打
抜き部からフレキシブル回路を取外すような煩雑な作業
が不要となる。また、不要部は離型シートのみとなるた
め需要者側で不要部が大量に生じるという不都合さも同
時に回避できるようになる。
つぎに、実施例について説明する。
〔実施例〕
第1図ないし第8図は本発明の一実施例を示してい
る。すなわち、第1図および第2図は銅張りフレキシブ
ル回路用基板9(基板はポリイミド製)の銅箔面3に従
来公知の方法で露光,パターン形成,エツチングを施し
て複数のフレキシブル回路2を形成したのち、その銅箔
面3にポリイミド製のカバーレイフイルム5を貼着した
回路板1を示している。本発明は、上記第1図の回路板
1のカバーレイフイルム5面に、第3図および第4図に
示すように、表面側の接着力よりも裏面側の接着力の大
きな両面弱接着透明テープ10を、表面を外側にした状態
で貼着したポリエチレンテレフタレート製透明離型シー
ト6を重ね、その状態で加圧し、フレキシブル回路2に
対応するカバーレイフイルム5の部分を上記両面弱接着
透明テープ10で離型シート6に弱く接着する。この場
合、カバーレイフイルム5に対する接着力は200g/cm以
下望ましくは100g/cm以下程度に設定することが、後工
程においてフレキシブル回路2を剥離するという点で好
適である。つぎに、離型シート6の仮接着された銅張り
フレキシブル回路用基板9を裏返し第5図に示すよう
に、フレキシブル回路2の全体形状と同一の形状のシー
ル刃7を有する金型を用いフレキシブル回路2を打抜
く。この際、上記シール刃7を、銅張りフレキシブル回
路用基板9を貫通させ、さらに離型シート6の厚みの半
分程度迄入り込ませそこで停止させるというハーフカツ
トを行う。このハーフカツトの結果、離型シート6上で
は、各フレキシブル回路2は、銅張りフレキシブル回路
用基板9の打抜き部と完全に切離され独立した状態で離
型シート6に仮止めされている。つぎに、第6図に示す
ように、銅張りフレキシブル回路用基板9を離型シート
6から両面弱接着透明テープ10の接着力に抗して剥離す
る。この場合、上記銅張りフレキシブル回路用基板9
は、全体が連続しているため、一端側から他端側に向け
て剥離するということにより全体が簡単に剥離する。し
かしフレキシブル回路2は、上記打抜きにより独立した
状態で離型シート6に、両面弱接着テープ10の接着力に
よつて仮止めされているため、上記剥離部とは別に離型
シート6上に残る。つぎに、そのフレキシブル回路2が
残つている離型シート6のシート面に第7図および第8
図に示すよう上記両面弱接着テープ10の表面露呈部(フ
レキシブル回路2が接着されていない部分)の接着力を
利用し透明のセパレータフイルム11を貼着し、積層可能
にする。そして、この状態で検査,運搬がなされる。こ
の場合、セパレータフイルム11が透明であるため、セパ
レータフイルム11を通してフレキシブル回路の検査を行
うことができる。
このようにして得られた離型シート仮止めフレキシブ
ル回路では、フレキシブル回路2が離型シート6上に配
列状態で仮止めされていて、使用に際してはセパレータ
フイルム11を除去し、両面弱接着透明テープ10の接着力
に抗してフレキシブル回路2を持上げるということが行
われる。この場合、上記両面弱接着透明テープ10の接着
力は表面側が弱いため、フレキシブル回路2は上記テー
プ10から容易に剥離する。
なお、上記の実施例では両面弱接着テープ10として表
裏の接着力が異なるものを用いているが、表裏の接着力
は同じであつても、表裏の接着する対象の材質を変える
ことにより相対的に接着力を異ならしめたり、表裏の接
着する対象のうち、裏面に接着するものに対して粗面加
工を施すこと等により相対的に接着力を異ならしめるよ
うにすることが行われる。すなわち、本発明において
は、表面側の接着力よりも裏面側の接着力の大きな両面
弱接着テープ10として、単純に表裏の接着力が異なるも
のの外、上記のように相対的に表裏の接着力を異ならし
めるようにしたものも含めるのである。また、上記の実
施例ではセパレータフイルム11を用いているが、場合に
よつてはこれを省いてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の製法によれば、離型シートの
仮止め,ハーフカツト,不要部の剥離という工程によ
り、離型シート上にフレキシブル回路が整列状態で仮止
めされた離型シート仮止めフレキシブル回路を能率よく
製造することができる。そして、得られたものでは、フ
レキシブル回路が離型シートに仮止めされているため、
取扱い性に優れ、かつフレキシブル回路の員数検査も容
易である。また、離型シートからの剥離も容易なため、
使用に際して自動実装に供することができ、しかも事前
に不要銅張りフレキシブル回路用基板が除かれており需
要者側で大量に不要部が生じることがない。また、不要
部の運搬が不要になり運搬効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に用いる回路板の斜視図、第
2図はそのA−A′断面図、第3図は第1の回路板に剥
離シートを重ねた状態の斜視図、第4図はそのB−B′
断面図、第5図はそれをハーフカツトする説明図、第6
図は離型シート上から不要部を剥離除去する説明図、第
7図は離型シートのシート面にセパレータフイルムを重
ねた状態の斜視図、第8図はその側面図である。 1……回路板、2……フレキシブル回路、5……カバー
レイフイルム、6……離型シート、7……シール刃、9
……銅張りフレキシブル回路用基板、10……両面弱接着
透明テープ、11……セパレータフイルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−9194(JP,A) 特開 昭60−52082(JP,A) 特開 昭60−31290(JP,A) 特開 昭62−117385(JP,A) 特開 昭55−67184(JP,A) 特開 昭62−86788(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属箔張りフレキシブル回路用基板の金属
    箔面に複数のフレキシブル回路を整列形成する工程と、
    上記回路形成後の金属箔面にフイルム材を貼着する工程
    と、表面側の接着力よりも裏面側の接着力が大きな両面
    弱接着テープを上記複数のフレキシブル回路に対応する
    上記フイルム材の部分の上に表面側フイルム材に向けて
    位置させその状態で上記フイルム材の全体に離型シート
    を重ね上記両面弱接着テープの接着力の作用で接着する
    工程と、上記金属箔張りフレキシブル回路用基板の金属
    箔面と反対側の面から各フレキシブル回路に沿つて刃を
    入れ刃先を離型シート迄到達させるフレキシブル回路打
    抜き工程と、打抜かれたフレキシブル回路を上記離型シ
    ート上に残しそれ以外のフレキシブル回路用基板の部分
    を上記離型シートから剥離除去する除去工程を備えてい
    ることを特徴とする離型シート仮止めフレキシブル回路
    の製法。
  2. 【請求項2】離型シート上に、表面側の接着力よりも裏
    面側の接着力の大きな両面弱接着テープが裏面を離型シ
    ート面に向けて貼着され、複数のフレキシブル回路が上
    記両面弱接着テープ上にその接着力を利用し仮止めされ
    ていることを特徴とする離型シート仮止めフレキシブル
    回路。
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