JPH0345867Y2 - - Google Patents

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JPH0345867Y2
JPH0345867Y2 JP13205486U JP13205486U JPH0345867Y2 JP H0345867 Y2 JPH0345867 Y2 JP H0345867Y2 JP 13205486 U JP13205486 U JP 13205486U JP 13205486 U JP13205486 U JP 13205486U JP H0345867 Y2 JPH0345867 Y2 JP H0345867Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車などの車両用灯具に関し、
特に、灯具とバンパとの間の空間に化粧部材を配
設してなる車両に適用される車両用灯具に関する
ものである。
〔従来の技術〕
自動車などの車両の前面部と後面部には、他の
車両や物体と接触した場合に、車両本体、ランプ
類などの機能部品を保護することを主目的として
バンパが備えられている。また、このバンパで保
護される灯具や後尾灯などにおけるランプ類の車
両用灯具は、夜間などに前方の障害物を確認する
目的および後続車両に自己車両の存在と制動状態
などを認識させることを目的とし、バンパの上方
において車体に取り付けられている。
そこで、車両の設計にあつては、バンパの目的
と灯具との目的とが異なることから、バンパの配
置と灯具の配置とが車体の高さ方向で密着されず
に、ある程度ずれた位置にそれぞれ設けなければ
ならないような場合も生ずる。このような場合、
車両の前面および後面側にあつては、バンパと灯
具の間から装飾機能が施されていないボデイの一
部が見えて体裁を悪くすることがある。
この不都合点を解決するために、従来において
は、例えば第3図に示すように、バンパ1と灯具
2との空間を埋める目的でその空間に化粧部材3
が配設される。
この化粧部材3は全体が細長く形成され、車体
4の前面両側位置にそれぞれ配設された一対の灯
具2の外端から外端に渡り、バンパ1の上方に沿
つて設けられている。
また、これは車体4の前面側においても同様
で、一対の灯具の外端から外端に渡り設けられ
る。
第4図は、車体4の後面側において、この化粧
部材3と灯具2とが、それぞれ車体4に取り付け
られている従来の構造を示した縦断面図である。
第4図で詳細に示されるように、従来の構造に
おける化粧部材3は、灯具2と独立して構成さ
れ、これらの灯具2、化粧部材3は、車体4に対
して個々に組み込まれるようになつている。
そして、灯具2は、樹脂製のハウジング105
と、このハウジング105の前面開口を覆つて取
り付けられるアウタレンズ106と、ハウジング
105の後部開口を覆つて取り付けられる樹脂製
のバツクカバー107と、アウタレンズ106の
内側でハウジング105に取り付けられるインナ
レンズ108などで構成されている。
バツクカバー107には、ハウジング105内
に配設された光源バルブ109がソケツト(不図
示)を介して取り付けられており、また、このバ
ツクカバー107はビス(不図示)を介してハウ
ジング105に脱着可能に取り付けられている。
アウタレンズ106は前面にレンズ部106A
を形成しており、このレンズ部106Aから後方
へ突出された連続囲い状の脚壁106Bの端面
を、ハウジング105の前面に同じく連続囲い状
に形成された取付座壁105Aの端面に当接さ
せ、その端面同志を超音波溶着してハウジング1
05に固定されている。
また、ハウジング105の上下端には、後面に
開口を有した凹部105Bがそれぞれ形成されて
おり、この凹部105Bにはボルト110の頭部
が圧入固定されている。
そして、このように構成されている灯具2は、
車体4の取付位置において、ボルト110を車体
4に設けられた孔に挿入させ、車体4の裏面側か
らボルト110に取り付けられるナツト111で
締め付けられ車体4に固定されている。尚、符号
112はゴムパツキンで、符号113は座金であ
る。
また、化粧部材3は、断面略コ字状の前側化粧
部材114と同じく断面略コ字状の後側化粧部材
115とからなる。この両化粧部材114,11
5は、前側化粧部材114の開口端部内に後側化
粧部材115の開口端部の一部を差し込んだ状態
でスポツト溶接され固定されている。また、後側
化粧部材115の奥壁115Aには、バンパ1に
沿うその長手方向の複数の位置に孔が点在形成さ
れており、この孔と対応する位置に、この孔をね
じ部が貫通してそれぞれ後方へ伸びるボルト11
6をスポツト溶接している。
そして、このように構成されている化粧部材3
は、灯具2が取り付けられた下側で、かつ、バン
パ1の上部となる車体4の取付位置において、車
体4側に設けられた孔にボルト116を挿入さ
せ、この車体4の裏面側からボルト116に座金
117を配設したのち取り付けられるナツト11
8で締め付けられ車体4に固定されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
すなわち、従来の化粧部材3にあつては、灯具
2およびバンパ1とはそれぞれ独立して車体4に
組み込まれる構造となつている。このため、 (1) 車両の組立ラインでの作業工数が増えてコス
トアツプとなり、部品管理も面倒になるという
問題、 (2) 灯具2の取り付けとは別に、この化粧部材3
を取り付けるための孔などを複数設ける必要が
あり、これらの取付孔における防錆手段をそれ
ぞれ施さなければならないので加工が面倒でコ
ストアツプになるという問題、 (3) 灯具2の取り付け孔と化粧部材3の取り付け
孔とをそれぞれ設けるとその両者間で生ずる製
造誤差などにより、灯具2と化粧部材3間との
取付位置にずれが生じ易く、第4図で示す灯具
2と化粧部材3との隙間Lおよび化粧部材3と
バンパ1との隙間lが車両4の横幅方向全体に
渡つて均一にならず外観を阻害する問題、など
がある。
この考案は、以上の点に鑑みなされたもので、
特に、灯具とバンパとの間の空間に化粧部材を配
設してなる車両用灯具として適し、車両に対して
灯具と化粧部材とを個々に組み付ける必要がな
く、車両への灯具と化粧部材の組み付けが容易で
コストダウンで図れると同時に、化粧部材と灯具
間の隙間および化粧部材とバンパ間の隙間がほぼ
均一に得られて外観も向上し、また、車体側に化
粧部材を取り付けるための特別な取付加工手段を
施す必要のない車両用灯具を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的を達成するために、この考案は、バ
ンパと灯具との空間に化粧部材を配設してなる車
両に取り付ける車両用灯具であつて、前方へ突出
したピンとバカ穴とを有した取付部を前記灯具の
ハウジングから一体的に前記バンパ側へ突出し、
前記ピンに対応した係合孔と前記バカ穴に対応し
たねじ孔とを有した前記化粧部材を、前記化粧部
材の前記ピン係合孔に前記取付部のピンを挿入係
合させるとともに前記バカ穴を通つて前記ねじ孔
に挿入したビスにより固定して前記化粧部材を一
体に設けたことを特徴としている。
〔作用〕
この考案によれば、灯具のハウジングから一体
的にバンパ側へ突設した取付部に前方へ突出した
ピンとバカ穴とを設け、また、この取付部に取り
付けられる化粧部材に取付部のピンに対応した係
合孔とバカ穴に対応したねじ孔とを設けている。
そして、化粧部材のピン係合孔に取付部のピンを
挿入係合させるとともにバカ穴を通つてねじ孔に
挿入したビスで灯具と化粧部材とを互いに固定し
て一体化を図つている。したがつて、車両の組立
ライン上では、車両に対して化粧部材と灯具とを
個々に組み込まなくても良い。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
第1図は、この考案に係る車両用灯具をリヤコ
ンビネーシヨンランプに適用した一例を示した縦
断面図である。そして、この車両用灯具は、車体
に取り付けられた状態では、第3図で示した外観
と同じ外観を呈するものである。したがつて、第
3図に対応するバンパ1、灯具2、化粧部材3お
よび車体4は同じ符号を符して説明する。
そこで、この考案に係る灯具2について説明す
ると、灯具2は、樹脂製のハウジング5と、この
ハウジング5の前面開口を覆つて取り付けられる
アウタレンズ6と、ハウジング5の内側でハウジ
ング5に取り付けられるインナレンズ8およびハ
ウジング5の下部に取り付けられる化粧部材3な
どで構成されている。
バツクカバー7には、ハウジング5内に配設さ
れた光源バルブ9がソケツト(不図示)を介して
取り付けられており、また、このバツクカバー7
はビス(不図示)を介してハウジング5に脱着可
能に取り付けられている。
アウタレンズ6は、前面にレンズ部6Aが設け
られ、このレンズ部6Aから後方へ突出された連
続囲い状の脚壁6Bの端面を、前面に同じく連続
囲い状に形成された取付座壁5Aの端面に当接さ
せ、その端面同志を超音波溶着してハウジング5
に固定されている。
また、ハウジング5の上下端には、後面に開口
を有した凹部5Bが形成されていて、この凹部5
Bにはボルト10の頭部が圧入固定されている。
そして、ハウジング5の下面には、灯具2とバン
パ1との間に形成された空間内、すなわち、バン
パ1側へ突出する取付部14が灯具2の横幅方向
へ伸びて一体に設けられている。また、この取付
部14の裏面側は、同じくハウジング5の下面か
ら突き出た形で取付部14とともに一体成形され
ている補強壁15で補強された構造となつてい
る。そして、この取付部14には、上下で離間し
た位置にそれぞれ前方へ突出している一対のピン
16と、この一対のピン16の間に位置するバカ
穴17とが設けられている。
また、取付部14に固定される化粧部材3は、
薄板状鉄板をプレス成形した断面略コ字状の前側
化粧部材18と同じく薄板状鉄板をプレス成形し
た断面略コ字状の後側化粧部材19とからなる。
この両化粧部材18,19は、前側化粧部材18
の開口端部内に後側化粧部材19の開口端部を差
し込んだ状態でスポツト溶接され互いに固定され
ている。また、後側化粧部材19の奥壁19Aに
は、取付部14の一対のピン16にそれぞれ対応
したピン係合孔20とバカ穴17に対向したネジ
孔21とが設けられている。
このように構成されている化粧部材3は、取付
14のピン16をピン係合孔20に挿入係合させ
た状態で、取付部14の裏面側からバカ穴17を
通つて後側化粧部材19のねじ孔21にねじ込ま
れるビス22で取付部14に固定される。すなわ
ち、化粧部材3が灯具2と一体化される。
そして、上記取付部14とこの取付部14に化
粧部材3を固定するための上記各部材は、灯具2
に対して少なくとも一箇所、または、必要に応じ
て複数箇所に設けられる。また、この化粧部材3
は、車体4の後面両側位置にそれぞれ配設される
一対の灯具2,2と一体に取り付けられる構成、
または、例えば化粧部材3を二つに分割し、この
分割された化粧部材3をそれぞれ個々の灯具2に
組み付けた後で、この分割された化粧部材間を互
いに固定し一体化しても良いものである。
そして、このように化粧部材3が一体に組み込
まれている灯具2は、車体4の取付位置に設けら
れている孔に、ハウジング5と車体4との間に介
在されるゴムパツキン12を配設したボルト10
に座金13を配設した後、ナツト11を締め付け
て車体4に固定される。したがつて、このように
して車体4に取り付けられた灯具2は、この灯具
2に取り付けられている化粧部材3でバンパ1と
の隙間を埋めることができる。そして、灯具2が
取り付けられる車体4側には、灯具2を取り付け
る手段とバンパを取り付ける手段のみを設ければ
よいので、車体4側に形成される取り付け手段間
の誤差が少なくなりまた組付工数も低減する。
また、上記実施例では、リヤコンビネーシヨン
ランプを例として説明したが、この考案は車体前
面側の前照灯などにも適用できるものである。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、この考案によれば、バンパ
との間に形成される空間を埋めるための化粧部材
を一体に有しているので、車両の組立ライン上で
は、灯具と化粧部材とをそれぞれ個々に組み付け
る必要がない。したがつて、作業工数が低減し部
品管理も容易になる。また、車体側に形成するこ
れらの部品を取り付けるための孔も少なくなるの
で、その分だけ防錆加工が少なくなりコストダウ
ンを図ることができるとともに、取り付け部分の
製造誤差も少なくなり、各部材間の取り付け位置
が定まつて外観が向上するなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る車両用灯具の一例を示
す縦断面図、第2図は第1図のA−A線矢視断面
図、第3図は灯具とバンパとの間に化粧部材を設
けている一般的な車両の外観を示した斜視図、第
4図は従来の車両用灯具とバンパとの構造を示し
た縦断面図である。 1……バンパ、2……灯具、3……化粧部材、
4……車体、5……ハウジング、14……取付
部、16……ピン、17……バカ穴、20……ピ
ン係合孔、21……ねじ穴、22……ビス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バンパと灯具との空間に化粧部材を配設してな
    る車両に取り付ける車両用灯具であつて、前方へ
    突出したピンとバカ穴とを有した取付部を前記灯
    具のハウジングから一体的に前記バンパ側へ突設
    し、前記ピンに対応した係合孔と前記バカ穴に対
    応したねじ孔とを有した前記化粧部材を、前記化
    粧部材の前記ピン係合孔に前記取付部のピンを挿
    入係合させるとともに前記バカ穴を通つて前記ね
    じ孔に挿入したビスにより固定して前記化粧部材
    を一体に設けたことを特徴とする車両用灯具。
JP13205486U 1986-08-30 1986-08-30 Expired JPH0345867Y2 (ja)

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JPS6339061U JPS6339061U (ja) 1988-03-14
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