JPH0345639B2 - - Google Patents

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JPH0345639B2
JPH0345639B2 JP57151452A JP15145282A JPH0345639B2 JP H0345639 B2 JPH0345639 B2 JP H0345639B2 JP 57151452 A JP57151452 A JP 57151452A JP 15145282 A JP15145282 A JP 15145282A JP H0345639 B2 JPH0345639 B2 JP H0345639B2
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resistor
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Hiroshi Nakatani
Hisashi Kuroda
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Denyo Co Ltd
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Denyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5941200A publication Critical patent/JPS5941200A/ja
Publication of JPH0345639B2 publication Critical patent/JPH0345639B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P9/00Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output
    • H02P9/04Control effected upon non-electric prime mover and dependent upon electric output value of the generator

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エンジン駆動型発電機の自動緩速装
置に関する。
従来、エンジン駆動型溶接機を含むエンジン駆
動型発電機は、騒音公害の防止、熱費の節減、装
置寿命の延長などの見地から、発電機から負荷へ
の通電が休止すると自動緩速装置が作動して、エ
ンジンの回転速度を自動的に低下させることがで
きるようになつている。一方、この種の自動緩速
装置は例えば、第1図に示すように、通電電流A
の通電状態を検出する手段が通電休止を検出した
のちの所定時間TL(たとえば10秒)の間は、前記
エンジンが高速回転を継続し、その後に当該エン
ジンを低速回転に切換えるようになつている。
この様に通電休止後直ちに低速回転とせずに遅
延させるのは、溶接機の場合、アークスタートを
容易にするためや、発電機内部の冷却フアンによ
つて充分冷却したり、溶接棒取換にともなうアー
クの消弧があつても(第1図のA0参照)、爾後の
再アークスタートを容易に行うためである。一
方、発電機にあつては、ドリルやグラインダの断
続作業の伴なう負荷に安定して電力を供給するた
め、あるいは低速・高速・低速のひんぱんな切換
えによるエンジン回転速度切換装置のモーター及
びソレノイドないしはその付属装置の寿命の延長
を意図したものであり、通常、これらを考慮して
前記10秒程度の遅延時間が設定されている。
しかしながら溶接作業にあつては、線状に連続
溶接する場合(第1図のSEN参照)と点状に点
付溶接する場合(第1図のTEN参照)があり、
点付溶接は、連続溶接に先立つて被溶接母材の仮
付けであつて爾後の連続溶接で完全に溶接される
ものであり、これらの作業は混合して行なわれ
る。
このことから、従来より設けられている遅延時
間では作業能率の向上に重大な欠陥を生ずる。即
ち、点付溶接は、通常3乃至5秒で行なわれる。
更に、仮付作業は、所定の間隔で固定するもの
であるから、3乃至5秒の溶接後に15乃至20秒で
移動して再び溶接される。このことから、従来の
遅延時間(10秒)では、仮付作業位置の移動中に
エンジンが低速回転になつてしまい次の仮付作業
の開始に際しては、母材と溶接棒を短絡して短絡
電流を流し、該電流を検出して、エンジン回転数
が高速となり、その後の短絡、開放にてアークが
発生して点付がなされる。このことは、点付溶接
時間が短時間であるので、該作業に対するアーク
発生に要する時間の比率が非常に大きく、作業能
率が低下するばかりか溶接に欠陥すら生ずる場合
がある。
他方、発電機にあつては、穴あけ加工を例えば
15秒間隔をおいて連続的に行なう場合、遅延時間
が10秒程度では、ドリルの起動・停止と共に頻繁
に高速・低速を繰り返し、エンジン回転速度切換
装置が短命となつてしまう。
このことから、作業者は自動緩速装置の作動を
停止させて常時高速回転として使用するため、燃
費、騒音の低減ができず、エンジン等の寿命も短
かくなる欠点がある。
本発明は、かかる従来技術の欠点を除去するこ
とを目的とし、該目的達成のために、溶接作業内
容やドリルによる穴あけ作業の内容に応じて、通
電停止から自動的に変化する遅延時間を経て、発
電機駆動エンジンを高速回転から低速回転に切換
え、これによつて、現場作業の作業能率の向上、
回転速度切換え装置寿命の延長、騒音発生時間の
短縮および燃費の軽減等に寄与するエンジン駆動
型発電機の自動緩速装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成すべくなされたもの
で、負荷への給電の有無を検出する通電検知手段
16と、コンデンサ51及び該コンデンサ51の
放電時間を設定する時定数用抵抗53とから成る
主計時部50と、負荷への給電停止後主計時部5
0のコンデンサ51及び時定数用抵抗53とで設
定された時定数だけ遅延して発電機駆動用エンジ
ンの回転速度を低速に切り換える駆動部30とを
備えたエンジン駆動型発電機の自動緩速装置にお
いて、抵抗83及びコンデンサ81を有して上記
負荷への給電に伴つて抵抗83及びコンデンサ8
1で設定される時定数に従い充電される副計時部
80と、該副計時部80のコンデンサ81の充電
電圧が設定値に達すると上記主計時部50の時定
数を減少させるべく抵抗94を該主計時部50の
時定数用抵抗53に並列に挿入させる副検出部9
0と、上記副計時部80のコンデンサ81の充電
電圧が設定値に達すると副検出部90からの信号
を受けて副計時部80のコンデンサ81の放電路
を遮断する計時制御部70と、上記駆動部30が
低速に切り換え動作した時にこの切り換え動作に
よりオンして上記副計時部80のコンデンサ81
を放電させるダイオード85とから成るエンジン
駆動型発電機の自動緩速装置を特徴とするもので
ある。
以下、本発明の一実施例を、第2図ないし第4
図に基づきエンジン駆動溶接機に設置した場合に
ついて説明する。
第2図において、10は収納ケース本体を示
し、11は溶接用発電機を示し、12は前記溶接
用発電機11を回転駆動するためのエンジンを示
す。前記溶接用発電機11は、出力端子13,1
3を有し、一方の出力端子13が溶接棒14に接
続され他方の出力端子13が溶接母材15に接続
されている。16は前記溶接棒14および溶接母
材15からなる溶接回路の通電状態(電流の有
無)を検出する通電検出手段を示す。また、17
は制御手段であつて、前記エンジン12に連結装
備されるエンジン回転速度切換え手段18の動作
を制御することができるようになつている。
前記エンジン回転速度切換え手段18は、第3
図に示すような構成となつている。これを更に具
体的に説明すると、 この第3図において、21はキヤブレタ(図示
せず)の弁開度を増減せしめる連接棒を示し、2
2はエンジンの回転速度を定速制御するためのガ
バナ(図示せず)に連結されたガバナーレバーを
示す。このガバナーレバー22の第3図における
下端部には、ガバナ軸22Sが連結され、このガ
バナ軸22Sの軸心が、前記ガバナーレバー22
が図のH又はL方向へ回動するための回動支点2
2Aとなつている。前記ガバナーレバー22の中
央部には、当該ガバナーレバー22を図のH方向
へ回動せしめるリターンスプリング23が装備さ
れ、一方、ガバナーレバー22の上端部22Bに
は、前記リターンスプリングに抗してガバナーレ
バー22を図のL方向に回動せしめるためのソレ
ノイド機構24が装備されている。このソレノイ
ド機構24は、空芯円筒ソレノイド25と、この
ソレノイド25の動作時に当該ソレノイド25の
空芯部内に吸引されるように装備されたプランジ
ヤ25Aと、このプランジヤ25Aを前記ガバナ
ーレバー22の上端部22Bへ連結するためのリ
ンク桿26とにより構成されている。このリンク
桿26の両端の連結部は、前記ガバナーレバー2
2の回動を円滑に行わせるために、各々比較的ゆ
るやかに連結されており、また、前記プランジヤ
25Aも、その摺動動作の円滑化を図るために周
囲のギヤツプが約0.2mm程度に設定されている。
そして、前述した制御手段17の出力によつて前
記ソレノイド機構24が作動し、エンジン12の
回転を後述する如く高速又は低速に切換えること
ができるようになつている。
次に、前記制御手段17の詳細な回路を第4図
に示す。
制御手段17は、波形整形部40、主計時部5
0、主検出部60、計時制御部70、副計時部8
0、副検出部90、駆動部30及び所定の電源E
とを有しており、これらの回路の動作によつて回
転速度切換え手段18の動作を制御する機能を有
している。
まず、波形整形部40は、コンパレータ41を
有し、その+入力端子QPには前述した通電検知
手段16の検知信号Pが入力されており、他方−
入力端子には電源電圧を抵抗42,43で分圧し
た所定の基準電圧V4が入力されている。また出
力端子にはバイアス用の抵抗44が接続されてい
る。第1図に示した検知信号Pが入力された場合
の出力は、第5図イの如くであり、検知信号Pが
基準電圧V4より小のときは、出力はアースと同
電位であり、逆にPがV4より大のときは、電源
電圧が抵抗44を介して表われるように構成され
ている。換言すれば、コンパレータ41は、その
出力端子が例えばトランジスタのコレクタ端子に
接続され(いわゆるオープンコレクタ)、検知信
号Pと基準電圧V4との大小に応じて、該トラン
ジスタが「OFF」、「ON」の動作を行うと同様の
機能を有すると考えることができる。以下のコン
パレータについても同様である。
上記波形整形部40の出力V0は、主計時部5
0、計時制御部70及び副計時部80に入力され
ている。まず、主計時部50は、その一端に波形
整形部40の出力電圧が印加され、他端が電源E
のマイナス側ないしはアースに接続されているコ
ンデンサ51と、このコンデンサ51の前記出力
電圧にる充電路を形成し且つ放電路を制限するダ
イオード52と、コンデンサ51の両端に接続さ
れて放電路を形成する抵抗53とから成つてい
る。この主計時部50の動作を説明すると、まず
充電の際の時定数は、抵抗44及びコンデンサ5
1の容量で定められ、比較的短時間でコンデンサ
51を充電できるようになつている。次に、放電
の際の時定数は抵抗53及びコンデンサ51の容
量で定められ、放電には充電時より比較的長時間
を要するようになつている。主計時部50は、以
上の如くの時定数に従つて波形整形部40の出力
状態に応じてコンデンサ51の充放電を行うこと
によつて計時動作を行う機能を有している。更
に、主検出部60は、コンパレータ61を有し、
その+入力端子には、電源電圧を抵抗62,63
で分圧した所定の基準電圧V6が入力されており、
他方−入力端子には、前記主計時部50の出力信
号が入力されている。また出力端子には波形整形
部40と同様にして抵抗64が接続されている。
この主検出部60の動作を説明すると、例えば第
5図ロ,トに示すように、主計時部50の出力が
基準電圧V6以下となつた場合に、波形整形部4
0と同様に出力端子がアースから開放され、電源
電圧が抵抗64を介して駆動部30に入力される
ようになつている。この駆動部30は、トランジ
スタ31とバイアス用抵抗32とから成つてお
り、トランジスタ31のコレクターエミツタ間に
は前記回転速度切換手段18のソレノイド25を
介して電源Eが接続されている。前記ソレノイド
25への通電の有無は第3図で示したようにエン
ジンの回転速度変化に対応しており、通電があつ
たときは低速・通電がないときは高速となるよう
に設定されている。このソレノイド25への通電
を前記主検出部60の出力に基づいて行うのが駆
動部30である。
次に、計時制御部70は、副計時部80の計時
動作を制御する機能を有している。まず、副計時
部80は、コンデンサ81を有しており、この充
電のために前記波形整形部40の出力がダイオー
ド82及び抵抗83を介して印加されており、他
方、放電ために抵抗84を介して計時制御部70
のコンパレータ71及びダイオード85が接続さ
れている。なおダイオード85は駆動部30にお
けるトランジスタ31のコレクタに接談されてい
る。すなわち、充電の際の時定数は、抵抗44,
83及びコンデンサ81の容量によつて定めら
れ、比較的長時間で充電されるようになつてい
る。また、放電の際の時定数は、概略抵抗84及
びコンデンサ81の容量によつて定められ、上記
充電時より比較的短時間で放電されるようになつ
ている。副計時部80は以上の如くの時定数に従
つて例えば第5図ホに示す如く波形整形部40、
計時制御部70及び駆動部30の出力状態に応じ
てコンデンサ81の充放電を行うことにより計時
動作を行う機能を有している。更に、計時制御部
70はコンパレータ71を有しており、その+入
力端子には電源電圧を抵抗74,75で分圧した
電圧(例えば10V)とともに波形整形部40の出
力V0が抵抗76を介して印加されており、他方、
−入力端子には電源電圧を抵抗72,73で分圧
した電圧(例えば7V)とともにダイオード77
を介して後述する副検出部90のコンパレータ9
1の出力電圧が印加されるようになつている。こ
の計時制御部70は、例えば第5図ハ,ニに示す
如く波形整形部40及び副検出部90の出力状態
に応じて副計時部80のコンデンサ81を放電す
る機能を有している。
更に、副検出部90は、コンパレータ91を有
し、その+入力端子には電源電圧を抵抗92,9
3で分圧した所定の基準電圧V9が入力されてお
り、他方−入力端子には、前記副計時部80の出
力信号が入力されている。また出力端子は、抵抗
94及びダイオード95を介してコンデンサ51
の一端に接続されている。この副検出部90の動
作を説明すると、例えば第5図ヘに示すように、
副計時部80の出力が基準電圧V9以上となつた
場合に出力端がアースとなり、抵抗94がアース
に接続されるようになつて、コンデンサ51の放
電路が形成されるようになつている。この放電路
の時定数は、抵抗94及びコンデンサ51の容量
によつて定められ、他の抵抗53による放電路に
対し、並列となるように構成されている。
次に第5図を参照しながら、上記実施例の全体
的動作を説明する。なお、第5図のタイムチヤー
トにおいて時刻T10乃至T50は点付溶接の場合を
示し、時刻T50以後は連続溶接の場合を示す。第
1図に示した場合と同様である。
まず、時刻T10乃至T11において最初の点付溶
接を行う以前は、溶接電流が流れないため、通電
検知手段16の検知信号Pはなく、波形整形部4
0の出力V0は「O」である。従つて、コンデン
サ51,81は何ら充電されず、主検出部の出力
は「H」レベルとなる。このため駆動部30が動
作し、ソレノイド25に通電されてエンジン12
は低速回転の状態となつている。他方、副検出部
90は副計時部80の入力が「O」のため、その
出力が「H」レベルとなり、抵抗94による放電
路は形成されていない。また、計時制御部70の
コンパレータ71における+入力電圧V7は、電
源電圧を抵抗74と抵抗75及び76の並列接続
とによつて分圧した電圧(例えば3V)となつて
おり、他方、−入力電圧V8は副検出部90の出力
が「H」レベルであるから電源電圧を抵抗72,
73で分圧した値(例えば7V)となつている。
従つて計時制御部70の出力は「O」であり、コ
ンデンサ81には抵抗84による放電路が形成さ
れている。なお、駆動部30も動作しているので
ダイオード85を介して抵抗84による放電路が
形成されている。
次に、時刻T10において点付溶接を開始する
と、溶接電流が流れ、更にこれが検知されて波形
整形部40の出力V0は第5図イの如く「H」レ
ベルとなる。このためコンデンサ51に充電が開
始されるとともに、主検出部60の出力が反転し
駆動部30が動作を停止してソレノイド25への
通電も停止しエンジン12は高速回転の状態とな
る(第5図ト,チ参照)。更にコンデンサ81は、
ダイオード85による放電路が閉ざされるととも
に、波形整形部40の出力V0によつて計時制御
部70の出力が第5図ニの如く反転するため、コ
ンパレータ71による放電路も閉ざされることと
なる。従つてコンデンサ81に対しても波形整形
部40の出力V0によつて充電が開始されること
となる。しかし、この充電の時定数は叙上の如く
であるから、コンパレータ91の−入力電圧は
除々に上昇することとなる(第5図ホ参照)。
次に、時刻T11において溶接作業が終了する
と、波形整形部40の出力V0が「O」となるた
め、主計時部50のコンデンサ51は第5図ロの
如く放電を開始する。この時刻T11においては、
副計時部80の出力が基準電圧V9以上となつて
いないため副検出部90の出力は変化せずコンデ
ンサ51の放電路は抵抗53のみである。他方、
副検出部90の出力に変化がないので、計時制御
部70のコンパレータ71の−入力電圧V8は変
化しないが、+入力電圧V7が波形整形部40の出
力V0の変化に伴つて変化するため、計時制御部
70の出力が第5図ニの如く反転しコンデンサ8
1の放電路が抵抗84及びコンパレータ71によ
つて形成される。この放電の時定数は叙上の如く
であるから、瞬時に放電が行われる(第5図ホ参
照)。
時刻T12において再び点付溶接が開始される
と、時刻T10と同様にして各部が動作する。しか
し、時刻T12における主計時部50の出力は、基
準電圧V6以下とならないため、主検出部60の
出力が変化することはなく、時刻T10以後エンジ
ン12の回転は高速の状態に保持されている(第
5図チ参照)。時刻T14乃至T15においても同様で
ある。
時刻T15において点付溶接作業がすべて終了し
たとすると、上述したように、コンデンサ51,
81が放電し、主計時部50の出力は除々に低下
する(第5図ロ参照)。この出力が時刻T16にお
いて基準電圧V6以下となると、主検出部60の
出力が反転しエンジン12は低速回転となる(第
5図ト,チ参照)。なお、この動作によつてコン
デンサ81には、ダイオード85による放電路が
形成されるがすでに時刻T15においてコンパレー
タ71による放電路が形成されているため特に意
味はない。
以上のように点付溶接時は、副検出部90が動
作しないため、主計時部50は通常の計時動作を
行い、更に主検出部60の出力に従つて緩速制御
が行なわれる。この主検出部60の基準電圧V6
あるいはコンデンサ51の放電時定数を適当に定
めることにより時間T15乃至T16を適当に定める
ことができ、この間に次の点付溶接を行うように
すれば良好に作業を行うことができる。
次に連続溶接の場合について説明する。時刻
T50において溶接作業を開始すると、前記T10
同様にして各部が動作しコンデンサ51,81に
対して充電が開始され、エンジン12は高速回転
の状態となる(第5図チ参照)。連続溶接である
から副計時部80の出力は除々に上昇し、波形整
形部40の出力電圧V0までコンデンサ81が充
電されて時刻T51には副計時部80の出力が基準
電圧V9より大となる(第5図ホ参照)。これが副
検出部90によつて検出され、出力が反転する
(第5図ヘ参照)。この動作によつて、まず抵抗5
3と並列に抵抗94が接続された形となり、コン
デンサ51が抵抗53,94の並列回路を通じて
放電され、主計時部50の出力は電源電圧を抵抗
44と、前記抵抗53,94の並列回路とで分圧
した電圧となり、第5図ロに示すようにΔVだけ
低下することとなる。また、計時制御部70の−
入力端子がコンパレータ91を介してアースに接
続されるため、−入力電圧V8は「O」となる(第
5図ハ参照)。
次に時刻T52において一度消弧したとすると、
コンデンサ51は抵抗53,94を介して放電を
開始するが、コンデンサ81は放電路が形成され
ないため充電されたままである。すなわち波形整
形部の出力V0が「O」となるため、コンパレー
タ71の+入力電圧V7が低下するものの−入力
電圧V8が「O」となつているため計時制御部7
0の出力は変化せずコンパレータ71による放電
路が形成されない。またダイオード85による放
電路も形成されない。従つて副検出部90の出力
も変化しない。
主計時部50の出力は除々に低下するが、時刻
T53において再び溶接作業が開始されるまでに基
準電圧V6以下とならないので主検出部60の出
力も変化せずエンジン12の回転数も高速のまま
である。
次に、時刻T53において再び作業が開始される
と、コンデンサ51が充電されるが、副検出部9
0が動作しているので抵抗44と、抵抗53,9
4とによつて電源電圧が分圧された電圧すなわち
ΔV低下した電圧まで充電されることとなる(第
5図ロ参照)。
時刻T54に至つて作業が終了すると、時刻T52
と同様にコンデンサ51のみが放電を開始する。
前述したように、副検出部90の出力は、この出
力自身によつて計時制御部70の出力が変化しな
いようになつているため、何ら変化せず、コンデ
ンサ51の放電時定数は抵抗53,94及びコン
デンサ51の容量によつて定められている。この
時定数に従い且つ前記ΔV低下した電圧を基準と
して時刻T52と同様にコンデンサ51は放電を開
始するのである。またこの放電時定数は、抵抗5
3,94が並列に接続されているため抵抗53の
みの場合よりも小さくなつている。従つて、主計
時部50の出力は、時刻T15乃至T16よりもより
短時間で基準電圧V6以下となる(第5図ロ参
照)。
時刻T55において主計時部50の出力が基準電
圧V6以下となると、これが主検出部60によつ
て検出されその出力が反転し、駆動部30のトラ
ンジスタ31が「OFF」から「ON」となつてソ
レノイド25に通電されエンジン12が低速回転
の状態となるとともに、ダイオード85によつて
コンデンサ81の放電路が形成される。この放電
は瞬時に行われるため副計時部80の出力も
「O」となり、副検出部90の出力も反転する
(第5図ホ,ヘ参照)。このため、計時制御部70
の−入力電圧V8が第5図ハの如く元の状態に復
帰し計時制御部70の出力も反転する(第5図ニ
参照)。他方、コンデンサ51は抵抗94による
放電路が閉ざされるので、時刻T55以降は抵抗5
3のみによつて放電が行われることとなる(第5
図ロ参照)。
すなわち、連続溶接時は、副計時部80計時動
作により連続作業であることが副検出部90によ
つて判断され、これに基づいて主計時部50の計
時動作がΔVのオフセツトがかけられた状態から
異なる増加した計時速度で進行することとなる。
このため主検出部60は、点付溶接時よりも短い
時間で低速切換を駆動部30に対して指令するこ
ととなり、不要な高速回転状態を避けることがで
きる。なお、計時制御部70は、前記副検出部9
0の動作が良好に行われるように、副計時部80
の動作を前述した如く制御している。
以上の動作を第1図に対応して示すと第6図の
如くとなる。すなわち点付溶接の場合には、比較
的長時間TLxの間、溶接終了後もエンジン12
が高速回転に維持されることとなり、連続溶接の
場合には比較的短時間TLの間、高速回転に維持
される。従つて、前記時間TLxを適当に設定す
れば点付溶接を良好に行うことができる。
なお、上記時間TLx,TLは、制御部17の回
路定数等を適当に設定することにより変更するこ
とができ、作業者の個人差、作業内容によつて適
宜設定されるものである。またスイツチ手段等に
よつて適宜に定められるようにしてもよい。更
に、溶接の終了に当つて、作業者が意識的に副検
出部90が動作する程度の溶接(例えばクレータ
処理)を行えば、終了後短時間でエンジン12を
低速回転とすることができ、あるいは副検出部9
0と並列にコンデンサ51の他の放電路を設け、
これをスイツチ手段によつて動作させることによ
り、作業者が任意にエンジン12を低速回転とで
きるようにしてもよい。また、回路全体をデイジ
タル化する等他の構成としてもよく、本発明は何
ら上記実施例に限定されるものではない。ここ
で、前記クレータ処理とは、例えば溶接を休止す
ると休止した点のビード部にクレータ(くぼみ)
が生じるが、このくぼみを充填するために再度短
時間(2秒程度)アークを発生させる処理方法を
いう。この場合にあつても前述したように副計時
部80のコンデンサ81が放電されないため、ク
レータ処理後は短かい時間高速回転したのち低速
となるので、燃費、騒音の低減に有効なものであ
る。
更に、上記実施例における波形整形部40は、
以下の各部の動作が安定、確実に行われるように
するためのものであるから必ず必要とされる構成
部分ではない。しかし一定の計時制御を行うため
には挿入することが好ましい。
以上の如く、本発明に係るエンジン駆動型発電
機の自動緩速装置によれば、点付溶接等溶接作業
内容やドリルによる穴あけ作業など負荷への発電
機出力の給電時間が、作業箇所の移動による休止
時間に比して短い時に、その給電停止からエンジ
ンが低速運転に移行するまでの遅延時間を延長さ
せて、エンジンの高速運転を持続させたままで時
間的余裕を持つて作業箇所を移動し得て、点付溶
接時にはアークの発生が良好で溶接欠陥も生じ難
く、又ドリルによる穴あけ作業にあつては一連の
ドリルの起動・停止を繰り返して作業を行つても
安定な加工をし得る。又、負荷へ長時間給電した
後においては、給電停止からエンジンが低速運転
されるまでの遅延時間を、上記負荷の起動・停止
を繰り返す場合に比して短い時間に自動的に切り
換わるので、騒音及び燃費の低減化、更に装置寿
命の延命化を図ることでき、使用する上で頗る便
利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術の動作説明図、第2図は本発
明の一実施例を示すブロツク図、第3図はエンジ
ンの回転速度切換手段の一例を示す斜視図、第4
図は制御部の一例を示す回路図、第5図は動作例
を示すタイムチヤート、第6図は本実施例の動作
説明図である。 11……溶接用発電機、12……エンジン、1
6……通電検知手段、17……制御手段、18…
…回転速度切換手段、30……駆動部、40……
波形整形部、50……主計時部、60……主検出
部、70……計時制御部、80……副計時部、9
0……副計時部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶接回路等の通電状態の有無を検出する通電
    検知手段16と、コンデンサ51およびコンデン
    サ51の放電時間を設定する時定数用抵抗53と
    からなり、ダイオード52を介して入力される主
    計時部50と、溶接回路等への給電停止後主計時
    部の前記コンデンサ51および時定数用抵抗53
    とで設定された時定数だけ遅延して発電機駆動用
    エンジンの回転速度を低速に切換える駆動部30
    とを備えたエンジン駆動型発電機の自動緩速装置
    において、 基準電圧が負荷され、前記通電検知手段からの
    検知信号をコンパレータ41に入力し、この出力
    を主計時部50、計時制御部70および副計時部
    80に接続した波形整形部40と、 このコンパレータ41の出力により、抵抗83
    を経由して充電されるコンデンサ81を有し、他
    方前記波形整形部40の出力を計時制御部70の
    コンパレータ71に入力し、このコンパレータ7
    1における信号による出力を抵抗84介して充電
    回路に接続した副計時部80と、 この副計時部80の前記コンデンサ81の充電
    電圧が設定値に達すると上記主計時部50の時定
    数を減少させるべく抵抗94を前記主計時部50
    の時定数用抵抗53に並列に挿入させる副検出部
    90と、 前記副計時部80のコンデンサ81の充電電圧
    が設定値に達すると前記副検出部90からの信号
    を受けて副計時部80のコンデンサ81の放電路
    を遮断する計時制御部70と、 前記主計時部50の出力をコンパレータ61に
    よつて前記駆動部30と接続されて点付溶接作業
    の時の制御が行われ、前記計時制御部70のコン
    パレータ71およびダイオード85に接続した放
    電のための抵抗84とコンデンサ81により副計
    時部80によつて連続溶接の制御が行われ、 主検出部60の出力に接続した抵抗32、トラ
    ンジスタ31とからなる前記駆動部30が低速に
    切換え動作した時にこの切換え動作によりオンし
    てトランジスタ31のコレクター側に接続せる前
    記副計時部80のダイオード85によりコンデン
    サ81を放電させることを特徴とするエンジン駆
    動型発電機の自動緩速装置。
JP57151452A 1982-08-31 1982-08-31 エンジン駆動型発電機の自動緩速装置 Granted JPS5941200A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63138809A (ja) * 1986-12-01 1988-06-10 Pioneer Electronic Corp 信号処理回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52147849A (en) * 1976-06-02 1977-12-08 Kawasaki Heavy Ind Ltd Follow-up control device for two hydraulic winches
JPS5361848A (en) * 1976-11-12 1978-06-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Device for controlling width of twin crane

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JPS5361848A (en) * 1976-11-12 1978-06-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Device for controlling width of twin crane

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