JPH0345407Y2 - - Google Patents

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JPH0345407Y2
JPH0345407Y2 JP1982041266U JP4126682U JPH0345407Y2 JP H0345407 Y2 JPH0345407 Y2 JP H0345407Y2 JP 1982041266 U JP1982041266 U JP 1982041266U JP 4126682 U JP4126682 U JP 4126682U JP H0345407 Y2 JPH0345407 Y2 JP H0345407Y2
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JP
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coil
shaped
winding
thick
yoke
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JP1982041266U
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JPS58144736U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の技術分野 本考案は電磁継電器、特に収納される電磁石の
小形化構造に関する。
(b) 技術の背景 コイルと磁気回路と接点ばね組み等からなる電
磁継電器には、主にプリント板に実装して使用さ
れるため薄形でかつ小形であり、周囲壁に固定接
点ばね端子及び可動接点ばね端子を挿着した箱形
の絶縁きよう体内に、鉄心部と継鉄部とが一体化
されてU字形をした鉄心を有する電磁石等が収納
されて構成されたものがある。
(c) 従来技術と問題点 第1図は従来構成になる前記電磁継器用電磁石
の構造例を示した斜視図であり、図示しないきよ
う体に収納される電磁石1は棒状鉄心部2とL字
形継鉄部3とを一体化したU字形鉄心4、コイル
5が隠れて見えない筒状コイル巻回部(第2図の
11)に巻装されその両端部にフランジ6及び7
を一体化してモールド形成したコイルボビン8に
なる。そして、コイルボビン8を鉄心部2に嵌挿
したのちコイル5の巻き始め端部5′は、第2図
にフランジ7の当該部を拡大して示す如くフラン
ジ7の内面に形成した溝9及び一方のフランジ側
端面に形成した溝10を通して導出され、巻き終
り端部5″とともに前記きよう体等に挿着された
コイル端子(図示せず)の所定部にそれぞれ接続
される。
従つて、ボビンフランジ7の厚さtは溝10の
幅bと溝10の縁部厚さt1及びt2を加えた値にな
るが、厚さt1とt2はボビン8形成時における樹脂
の流れ性等を考慮し0.2mm程度が最小限度である。
従つて、小型電磁継電器にあつて図示の如き構造
のコイルボビンを有する電磁石は、その小型化を
制限する、又はコイルの巻数を減らさざるを得な
いことによりコイルの消費電力が大きくなる等の
欠点があつた。
なお、これらの欠点を除去する手段としてボビ
ンフランジに前述した如き溝を形成せず、コイル
の巻き始め端部に絶縁テープ等を貼付する方法も
あるが、該方法はコイル巻装の自動化が困難にな
るため実用的でない。
(d) 考案の目的 本考案の目的は、上記欠点を除去した電磁継電
器の構造を提供することである。
(e) 考案の構成 上記目的は、コイルが巻装されて、筒状コイル
巻回部の両端部それぞれにフランジを一体化形成
したコイルボビンと、該コイル巻回部に挿入され
る棒状鉄心部と該コイルボビンの一方のフランジ
の外面に沿って上方へ延び巻回部の上側に沿って
曲折されたL字形継鉄部とが一体化されたU字形
鉄心とからなる電磁石とを備えた電磁継電器であ
り、前記コイルボビンの一方のフランジは、鉄心
挿入開口より下側部分が厚肉で、上側部分が該厚
肉部に対し前記L字形継鉄の厚さ分だけ薄い薄肉
とされることにより、その断面が外側に段差を有
する形状に形成されており、前記薄肉部の外側に
は、前記L字形継鉄部の一端が位置され、前記厚
肉部にはコイルの巻回端接続部と外部へ導出され
るリード部とを異方向に有するL字形端子の折曲
部が該リード部を下方へ突出するように挿着され
ると共に、その内側面にコイル端を案内するため
の案内溝を備え、前記L字形端子の巻回端接続部
は、前記巻装コイルに沿って折曲げることにより
全体外形から突出しないように構成されているこ
とを特徴とした電磁継電器により達成される。
(f) 考案の実施例 以下、本考案の実施例に係わる図面を用いて本
考案を説明する。
第3図は本考案の一実施例になる電磁継電器の
カバーを取除いた斜視図、第4図は前記継電器に
収容された電磁石の側面図イと後面図ロ、第5図
は前記電磁石を構成するコイルボビンのコイル端
子挿着フランジの斜視図、第6図は本考案の他の
一実施例になるコイル端子の拡大斜視図である。
第3図及び第4図において、電磁継電器21は
有底箱形絶縁きよう体22の中に、棒状鉄心部2
3とL字形継鉄部24とを一体化したU字形鉄心
25、筒状部26にコイル27が巻装され1対の
フランジ28及び29を有するコイルボビン3
0、一方の先端部に絶縁カード31が固着された
L字形接極子32等が収納されている。ただし、
接極子32はその折曲部内側コーナが鉄心継鉄部
24の先端縁に、押えばね33にて押圧されて揺
動可能であり、きよう体22の底部34は枠体3
5と別途に作成し、鉄心25等を枠体35に収容
したのち枠体35の下端面に接着されている。
なお、きよう体22の周囲壁には1対の可動接
点ばね端子36及び36′、並びに固定接点ばね
端子37及び37′の中間部が挿着され、端子3
6と36′の折曲げた上面にはほぼW字形をした
可動接点ばね38の両端部がそれぞれ固着され、
後述する1対のコイル端子39のリード部は各端
子36と36′及び37と37′のリード部ととも
に、きよう体22の下方へ突出されている。
第4図及び第5図において、フランジ29は薄
肉部40と厚肉部41にてなり、厚肉部41の上
面43は鉄心部23挿入開口44の下辺と同一面
に形成されている。一方、厚肉部41に折曲コー
ナ部を挿着(インサート)されたL字形コイル端
子39は、きよう体22外へ導出するリード部4
5が下方へ突出する反面、コイル端46又は47
が接続される接続部48はフランジ29の側方
(図の左方及び右方)へ突出するようになつてい
る。そして、1対の接続部48はコイル端46又
は47が接続されたのち、コイル27に沿つて折
曲げることによりきよう体22内へ無駄な空間を
作ることなく収納される。
第5図と同等部分には同一符号を用いた第6図
において、フランジ29の厚肉部41に折曲コー
ナ部を挿着したL字形コイル端子51は、前記コ
イル端子39とほぼ同様形状であり、リード部5
2と接続部53を有する。しかし、接続部53の
先端にはほぼ直角方向、即ちリード部52とほぼ
同じ方向の突起54を有する。そして、コイル端
46又は47を突起54に接続したのち、接続部
53はコイル27に沿つて折曲げられるようにな
る。
従つて、第4図及び第5図に示すコイル端子3
9は接続部48をコイルに沿つて折曲げたとき、
該折曲げるための負荷力が誤つてコイル端に加え
られる恐れがある反面、第6図に示すコイル端子
51はコイル端接続個所が接続部53の側方にず
れているため、前記恐れが極めて小さくなる利点
を有する。なお、第5図及び第6図においてコイ
ル巻き始め端部は、フランジ厚肉部41の内面に
設けた溝42を通つてコイル端子39又は51に
接続し、コイル巻装時に擦られることを防止する
絶縁テープ等が不要である。
(g) 考案の効果 以上、説明した如く本考案によれば、継鉄に接
するコイルボビンのフランジを薄肉部と厚肉部と
の2段構成としその厚肉部が継鉄から外れて形成
され、かつ、コイル巻き始め端部は厚肉部に設け
られた溝に沿つて導かれ該厚肉部に挿着したコイ
ル端子に接続されるため、フランジ側面に従来形
成されていたコイル端ガイド溝をなくしてその分
ボビンのコイル巻装スペースが拡大し、コイルと
コイル端子との接続が容易化された。その結果、
コイル巻装等の自動化が損なわれたり消費電力増
を伴うことなく、小形電磁継電器がさらに小形化
される実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来構成になる電磁継電器用電磁石の
構造例を示した斜視図、第2図は前記電磁石用コ
イルボビンのコイル巻き始め端導出溝の拡大斜視
図、第3図は本考案の一実施例になる電磁継電器
のカバーを取除いた斜視図、第4図は第3図に示
した継電器に収納された電磁石の側面図イと後面
図ロ、第5図は第4図に示した電磁石を構成する
コイルボビンのコイル端子挿着フランジの拡大斜
視図、第6図は本考案の他の一実施例になるコイ
ル端子の拡大斜視図である。 なお、図中において1は電磁石、2,23は鉄
心部、3,24はL字形継鉄部、4,25はU字
形鉄心、5,27はコイル、5′,5″,46,4
7はコイル端部、6,7,28,29はフラン
ジ、8,30はコイルボビン、9,10はコイル
端部挿入溝、11,26はコイル巻装部、21は
電磁継電器、22はきよう体、39,51はコイ
ル端子、40はフランジ29の薄肉部、41はフ
ランジ29の厚肉部、42は厚肉部40の溝、4
3は厚肉部41の上方端面、44はフランジ29
の鉄心部挿入開口、45,52はコイル端子リー
ド部、48,53はコイル端接続部、54はコイ
ル端接続部53の突起を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コイルが巻装されて、筒状コイル巻回部の両端
    部それぞれにフランジを一体化形成したコイルボ
    ビンと、該コイル巻回部に挿入される棒状鉄心部
    と該コイルボビンの一方のフランジの外面に沿つ
    て上方へ延び巻回部の上側に沿つて曲折されたL
    字形継鉄部とが一体化されたU字形鉄心とからな
    る電磁石とを備えた電磁継電器であり、 前記コイルボビンの一方のフランジは、鉄心挿
    入開口より下側部分が厚肉で、上側部分が該厚肉
    部に対し前記L字形継鉄の厚さ分だけ薄い薄肉と
    されることにより、その断面が外側に段差を有す
    る形状に形成されており、 前記薄肉部の外側には、前記L字形継鉄部の一端
    が位置され、 前記厚肉部にはコイルの巻回端接続部と外部へ
    導出されるリード部とを異方向に有するL字形端
    子の折曲部が該リード部を下方へ突出するように
    挿着されると共に、その内側面にコイル端を案内
    するための案内溝を備え、 前記L字形端子の巻回端接続部は、前記巻装コ
    イルに沿つて折曲げることにより全体外形から突
    出しないように構成されていることを特徴とした
    電磁継電器。
JP4126682U 1982-03-24 1982-03-24 電磁継電器 Granted JPS58144736U (ja)

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JP4126682U JPS58144736U (ja) 1982-03-24 1982-03-24 電磁継電器

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JP4126682U JPS58144736U (ja) 1982-03-24 1982-03-24 電磁継電器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58144736U JPS58144736U (ja) 1983-09-29
JPH0345407Y2 true JPH0345407Y2 (ja) 1991-09-25

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ID=30052452

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JP4126682U Granted JPS58144736U (ja) 1982-03-24 1982-03-24 電磁継電器

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JP (1) JPS58144736U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5485335U (ja) * 1977-11-30 1979-06-16

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JPS58144736U (ja) 1983-09-29

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