JPH0345274B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0345274B2
JPH0345274B2 JP18589387A JP18589387A JPH0345274B2 JP H0345274 B2 JPH0345274 B2 JP H0345274B2 JP 18589387 A JP18589387 A JP 18589387A JP 18589387 A JP18589387 A JP 18589387A JP H0345274 B2 JPH0345274 B2 JP H0345274B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
concrete wall
concrete
cut
filler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18589387A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6430987A (en
Inventor
Tooru Katada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KATADA TETSUKOSHO JUGEN
Original Assignee
KATADA TETSUKOSHO JUGEN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KATADA TETSUKOSHO JUGEN filed Critical KATADA TETSUKOSHO JUGEN
Priority to JP18589387A priority Critical patent/JPS6430987A/ja
Publication of JPS6430987A publication Critical patent/JPS6430987A/ja
Publication of JPH0345274B2 publication Critical patent/JPH0345274B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コンクリート壁内部に配管した鋼管
が腐蝕した際に、この腐蝕鋼管を新しい鋼管と取
り替える方法に関するものである。
(従来技術) 水力発電所等では、コンクリート壁内部に多数
の導水用配管がなされているが、このコンクリー
ト壁内部に配管された鋼管類は、コンクリート壁
面との接合部分が相当年数たつとコンクリート壁
面を伝わつて落ちてくる水滴等が溜るため特に腐
蝕が進行する。
従来、上記のような鋼管の腐蝕部からの水漏れ
を防ぐためには、コンクリート壁面を深く削(は
つ)つて腐蝕鋼管をコンクリート壁内部から抜き
取り、そこに新しい鋼管を配管していた。また、
鋼管周辺のコンクリート壁面を削(はつ)り、鋼
管の腐蝕部分を切断し、既設鋼管と新たな鋼管と
をコンクリート壁内で溶接する方法もとられてい
た。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、このようなコンクリート内部の配管用
鋼管の取り替え方法では、コンクリート壁面に配
管が集中しているような個所では削(はつ)り用
具が思うように使用できず、例え使用できたとし
ても全般的にコンクリート部は厚く強固であるた
め鋼管部周辺を削(はつ)り、鋼管部のみを抜き
取るのは困難であるという欠点がある。また、腐
蝕を生じている既設鋼管と新たな鋼管とを溶接す
る方法では、この作業がコンクリート壁内の作業
となるので、既設鋼管の周囲を広範囲に削(は
つ)らねばならないため作業が困難であり、さら
に溶接部の肉厚は薄く、錆も内部まで浸透してい
るので、溶接作業は技術的にも高度な技術を要
し、溶接部の強度も鋼管内の内圧に耐えうるもの
にすることができないという欠点がある。さら
に、従来技術で示した方法は、大がかりな作業で
あり、長時間配管を閉鎖することのできない水力
発電所等においては、短時間で処理できる鋼管の
取り替え方法が望まれていた。
(本発明の目的) 本発明は、従来技術の上記のような欠点に鑑
み、高度な技術を要することなく容易にしかも短
時間で腐蝕鋼管の取り替えを行うことができるコ
ンクリート内部の配管用鋼管の取り替え方法を提
供することを目的とするものである。
(発明の構成) このため本発明では、既設鋼管のうちコンクリ
ート壁面から突出した部分の周囲壁面を削(は
つ)り、次いでコンクリート壁内部に配管された
既設鋼管のコンクリート壁面の削(はつ)り部空
所底面から突出した部分を切断し、コンクリート
壁内部に配管された既設鋼管とは別体の新設鋼管
の外周面上に接合板を設け、この新設鋼管をコン
クリート壁面に設けられた削(はつ)り部空所に
挿入し、前記削(はつ)り部空所に充填剤を充填
するようにしたものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明に係るコンクリート内部の配管
用鋼管の取り替え方法の工程を示し、そのうちa
は既設鋼管とコンクリート壁の関係を示す部分断
面図、bは既設鋼管周囲壁面を削つた状態を示す
部分断面図、cは既設鋼管を切断した状態を示す
部分断面図、dは新設鋼管を配置し削(はつ)り
部空所に充填剤を充填した状態を示す部分断面
図、第2図は新設鋼管の斜視図、第3図は削(は
つ)り部空所に充填剤を充填する方法を示した部
分拡大断面図、第4図は削(はつ)り部空所に充
填剤を充填する他の方法を示した部分拡大断面
図、第5図−aは第5図−bの−断面図であ
り、第5図−bは新設鋼管にガイドピースを取付
けた状態の側面図である。
第1図において、1はコンクリート壁部、2は
コンクリート壁部内部に配管された既設鋼管、3
は新設鋼管を示す。第1図−aに示すように、コ
ンクリート壁面1aと既設鋼管2の接合部2a周
辺は、コンクリート壁面を伝わつて落ちてくる水
が溜り特に腐蝕しやすい部分である。このような
腐蝕の生じた鋼管を取り替える際には、次のよう
な工程で行われる。
まず、前記既設鋼管2がコンクリート壁面1a
から突出した部分の周囲壁面1bを削り用具を用
いて浅く削(はつ)り、このようにしてできたコ
ンクリート壁部の削(はつ)り部空所1cの底面
1dから突出した既設鋼管2の腐蝕部分を切断す
る(第1図−b,c)。次に、第2図に示すよう
に既設鋼管2とは別体の短い新設鋼管3を用意
し、この新設鋼管3の外周面上に接合板3aを固
定する。この接合板3aに設けられた充填剤圧入
孔3b1,3b2は、新設鋼管3をコンクリート壁部
1に固定するために削(はつ)り部空所1c内に
充填剤4を圧入するための孔であり、アンカーボ
ルト挿入孔3eは新設鋼管3をコンクリート壁面
1aに固定するためにアンカーボルト5を挿入す
るための孔である。このように構成された新設鋼
管3を削(はつ)り部空所1c内に挿入し、既設
鋼管2の切断面と新設鋼管3の端部を当設させ、
ここで前記接合板3aのアンカーボルト挿入孔3
eからコンクリート壁部1aに設けた挿入孔1e
内にアンカーボルト5を挿入した後に、前記充填
剤圧入孔3b1から充填剤である金属粉配合エポキ
シ樹脂4を圧入し前記削(はつ)り部空所を埋め
る(第3図)。このとき、接合板3aの充填剤圧
入孔3b2からは削(はつ)り部空所1c内の空気
が排出される。削(はつ)り1c内に圧入された
金属粉配合エポキシ樹脂4は、既設鋼管2と新設
鋼管3との隙間に入り込み固まるので、水漏れを
防ぐことができ、またこれにより新設鋼管3の固
定も同時になされることになる。削(はつ)り空
所1cへの充填剤4の圧入が終了すると充填剤圧
入孔3b1,3b2には、リベツト止め等して栓をす
ればよい。このとき、新設鋼管3の端部に長い鋼
管を継ぐときには溶接してもよいし、両者端部に
フランジを設けて連結してもよい。尚、第3図に
示すように、接合板3aの内壁に設けられた段差
3cは、充填剤4による接合板3aとコンクリー
ト壁面1aの接着面積を広くすることにより、防
水、接着の効果を上げるために設けられている。
また、前述のように新設鋼管3を削(はつ)り部
空所1cに挿入するに際し、既設鋼管2の切断面
と新設鋼管3の端部がうまく当接しないときは、
新設鋼管3の端部外周にガイドピース3dを取り
付けることにより既設鋼管2との当接をより確実
なものにすることができる(第5図)。第4図は、
削(はつ)り部空所1cに充填剤4を充填する他
の方法を示したものであるが、このように削(は
つ)り部空所1c内の既設鋼管2の上方と新設鋼
管3の内壁部周辺に充填剤4を盛り、両者を接合
させる方法でもよい。
以上、説明したような腐蝕鋼管の取り替え方法
は、コンクリート壁面1aを狭い範囲で浅く削
(はつ)り目的を達成できるので、短時間で処理
を行うことができ、特に長時間配管を閉鎖するこ
とのできない水力発電所等の工事には最適の工法
である。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成したので、高度な技
術を要することなく、容易にしかも短時間で腐蝕
鋼管の取り替えを行うことができるというすぐれ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るコンクリート内部の配管
用鋼管の取り替え方法の工程を示し、そのうちa
は既設鋼管とコンクリート壁部の関係を示す部分
断面図、bは既設鋼管周囲壁面を削つた状態を示
す部分断面図、cは既設鋼管を切断した状態を示
す部分断面図、dは新設鋼管を設置し削(はつ)
り部空所に充填剤を充填した状態を示す部分断面
図、第2図は新設鋼管の斜視図、第3図は削(は
つ)り部空所に充填剤を充填する方法を示した部
分拡大断面図、第4図は削(はつ)り部空所に充
填剤を充填する他の方法を示した部分拡大断面
図、第5図−aは第5図−bの−断面図であ
り、第5図−bは新設鋼管にガイドピースを取付
けた状態の側面図である。 1……コンクリート壁部、1a……コンクリー
ト壁面、1b……周囲壁面、1c……削り部空
所、2……既設鋼管、3……新設鋼管、3a……
接合板、4……充填剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記工程から成ることを特徴とするコンクリ
    ート内部の配管用鋼管の取り替え方法。 (イ) 既設鋼管のうち、コンクリート壁面から突出
    した部分の周囲壁面を削(はつ)る工程、 (ロ) コンクリート壁内部に配管された既設鋼管の
    コンクリート壁面の削(はつ)り部空所底面か
    ら突出した部分を切断する工程、 (ハ) コンクリート壁内部に配管された既設鋼管と
    は別体の新設鋼管の外周面上に接合板を設け、
    この新設鋼管をコンクリート壁面に設けられた
    削(はつ)り部空所に挿入する工程、 (ニ) 上記削(はつ)り部空所に充填剤を充填する
    工程。
JP18589387A 1987-07-24 1987-07-24 Method of exchanging steel pipe in piping in concrete Granted JPS6430987A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18589387A JPS6430987A (en) 1987-07-24 1987-07-24 Method of exchanging steel pipe in piping in concrete

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18589387A JPS6430987A (en) 1987-07-24 1987-07-24 Method of exchanging steel pipe in piping in concrete

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6430987A JPS6430987A (en) 1989-02-01
JPH0345274B2 true JPH0345274B2 (ja) 1991-07-10

Family

ID=16178720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18589387A Granted JPS6430987A (en) 1987-07-24 1987-07-24 Method of exchanging steel pipe in piping in concrete

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6430987A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3419862B2 (ja) * 1993-11-30 2003-06-23 極東ゴム株式会社 配管のコンクリート貫通部における漏水防止方法及びその装置
JPH1019184A (ja) * 1996-07-04 1998-01-23 Katada Tekkosho:Kk コンクリート壁内部の配管用鋼管の取り替え方法
JP4700435B2 (ja) * 2005-08-09 2011-06-15 コスモ工機株式会社 制水体設置装置
JP2010071013A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Jfe Engineering Corp 既設管廻りのはつり方法
JP5408543B2 (ja) * 2009-11-19 2014-02-05 株式会社栗本鐵工所 管路更生方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6430987A (en) 1989-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0150041A2 (en) Corrosion resisting steel pipe and method of manufacturing same
JPH0345274B2 (ja)
JP3319509B2 (ja) 耐震用管継手端部の防食構造とその成形方法
KR20020016340A (ko) 배관 이음용 커플링
JPH1019184A (ja) コンクリート壁内部の配管用鋼管の取り替え方法
JP2003294189A (ja) 配管工事のテスト用プラグ
EP0741614B1 (en) Hollow titanium blade manufacturing
JPH084930B2 (ja) 管の接合方法
CN220540598U (zh) 一种供水钢管焊缝漏损修复结构
JPH0322335Y2 (ja)
JPS59226788A (ja) ステンレス鋼管用継手
JP2517208Y2 (ja) 二重管のシール構造
KR200220078Y1 (ko) 파이프의 연결플랜지 설치구조
CN210484903U (zh) 一种水泥管
JP3375015B2 (ja) 管の穿孔部保護スリーブ及びその装着方法
JP2000146082A (ja) 耐震用管継手端部の防食構造とその成形方法
JP3088959B2 (ja) コンクリートセグメントの継手部の製造方法
JPS62224420A (ja) 二重管の製造方法
JP2879603B2 (ja) 杭造成用中空管
JP3319503B2 (ja) 耐震用管継手端部の防食構造
JPS6357131B2 (ja)
RU2164638C2 (ru) Способ соединения металлических труб с внутренним покрытием
JPS6129723Y2 (ja)
JPH11315978A (ja) 離脱防止形管継手
JPS6325665Y2 (ja)