JPH1019184A - コンクリート壁内部の配管用鋼管の取り替え方法 - Google Patents

コンクリート壁内部の配管用鋼管の取り替え方法

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JPH1019184A
JPH1019184A JP21038296A JP21038296A JPH1019184A JP H1019184 A JPH1019184 A JP H1019184A JP 21038296 A JP21038296 A JP 21038296A JP 21038296 A JP21038296 A JP 21038296A JP H1019184 A JPH1019184 A JP H1019184A
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JP
Japan
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steel pipe
concrete wall
existing steel
cylindrical socket
existing
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JP21038296A
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English (en)
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Toru Katada
通 片田
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KATADA TEKKOSHO KK
Original Assignee
KATADA TEKKOSHO KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/18Appliances for use in repairing pipes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】既設鋼管の腐食が相当深部まで達している状態
においても、容易かつ短時間で腐食鋼管の取り替えを行
うことができると共に、高い漏水防止効果が得られるコ
ンクリート壁内部の配管用鋼管の取り替え方法を提供す
る。 【解決手段】既設鋼管2の端部から筒状ソケット3の一
端を挿入して嵌め込み、既設鋼管2の端部と筒状ソケッ
ト3の内周面3aとを溶接する。次いで、新設鋼管4を
コンクリート壁1の削(はつ)り部空所1cに挿入する
と共に、筒状ソケット3の他端に挿入して嵌め込み、筒
状ソケット3の端部と新設鋼管4の外周面4aとを溶接
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート壁内
部に配管した鋼管が腐食した際に、この腐食鋼管を新し
い鋼管と取り替える方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水力発電所では、コンクリート壁内部に
多数の導水用配管がなされているが、このコンクリート
壁内部に配管された鋼管類は、経年によりコンクリート
壁面との接合部分にコンクリート壁面を伝わって落ちて
くる水滴等が溜まるため、特に腐食が進行する。従来、
上記のような鋼管の腐食部からの水漏れを防ぐために
は、コンクリート壁面を深く削(はつ)って腐食鋼管を
コンクリート壁内部から抜き取り、そこに新しい鋼管を
配していた。また、鋼管の腐食部分を切断し、既設鋼管
と新たな鋼管とを直接溶接して繋ぐ方法も採られてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、コンクリート壁面に配管が集中している
ような個所では削(はつ)り用具が思うように使用でき
ず、例え使用できたとしてもコンクリートは厚く強固で
あるため、深く削(はつ)るのは非常に手間が係るし、
鋼管の周辺のみを削(はつ)ったにしても、鋼管を抜き
取るのは甚だ困難であった。また、腐食を生じている鋼
管と新たな鋼管とを直接溶接する方法では、この作業が
コンクリート壁に削(はつ)った空所内での作業となる
ので、既設鋼管の周囲を広範囲に削(はつ)らなければ
ならず、さらに溶接部の肉厚は薄く、錆も内部まで浸透
しているので、溶接作業は技術的にも高度になり、溶接
部の強度も鋼管の内圧に耐え得るものにすることができ
ないという欠点があった。さらに、これらの方法は、作
業が大掛りになり、長時間配管を閉鎖することのできな
い水力発電所等においては、短時間で処理できる鋼管の
取り替え方法が属望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本出願人は、先
に特願昭62−185893号(特許第1683315
号)をもってこの種の鋼管の取り替え方法を提案してい
る。この方法は、(イ)既設鋼管のうち、コンクリート
壁面から突出した部分の周囲を削(はつ)る工程、
(ロ)コンクリート壁内部に配管された既設鋼管のコン
クリート壁面の削(はつ)り部空所底面から突出した部
分を切断する工程、(ハ)コンクリート壁内部に配管さ
れた既設鋼管とは別体の新設鋼管の外周面上に接合板を
設け、この新設鋼管をコンクリート壁面に設けられた削
(はつ)り部空所に挿入する工程、(ニ)上記削(は
つ)り部空所に充填剤を充填する工程とから構成したも
のである。これは、コンクリート壁面の削(はつ)り部
空所における既設鋼管が腐食していて新設鋼管との当接
部の溶接が不可能である場合に有効な工法である。すな
わち、当接部を溶接しない代わりに新設鋼管の外周面上
に接合板を取り付け、予め削(はつ)り部空所に打設し
たアンカーボルトで締め付けて当接部を圧着することに
より密着状態を作り、且つ漏水を防止するために削(は
つ)り部空所へ充填剤を注入して当接部を被覆するよう
にしている。
【0005】前記接合板とアンカーボルトは、圧着した
新旧の鋼管に圧力や引張り力・振動・衝撃等が発生した
場合に、これを吸収緩和する役目をしており、当接部が
ずれたり、硬化した充填剤に亀裂や剥離が生じるのを防
止している。以上、説明したように、特許第16833
15号に係る工法は、高度な溶接技術を要することな
く、容易にしかも短時間で腐食鋼管の取り替えを行うこ
とができ、特に長時間配管を閉鎖することのできない水
力発電所等の工事には好適なものとなっている。
【0006】ところで、既設鋼管の腐食が相当深部まで
達している場合は、前記方法によっても壁を深く削(は
つ)る必要があり、作業性が低下する場合がある。本発
明は、このように既設鋼管の腐食が相当深部まで達して
いる状態においても、容易かつ短時間で腐食鋼管の取り
替えを行うことができると共に、更に高い漏水防止効果
を得ることができるコンクリート壁内部の配管用鋼管の
取り替え方法を提供することを目的とするものである。
【0007】このため本発明では、コンクリート壁内部
の配管用鋼管の取り替え方法を、(1)コンクリート壁
内部に配管された既設鋼管のコンクリート壁面から突出
した部分の周囲を削(はつ)る工程、(2)既設鋼管の
うち腐食部分を削除する工程、(3)腐食部分を削除し
た既設鋼管に筒状ソケットの一端を嵌合固着する工程、
(4)コンクリート壁内部に配管された既設鋼管とは別
体の新設鋼管をコンクリート壁面の削(はつ)り部空所
に挿入すると共に、筒状ソケットの他端に嵌合固着する
工程、(5)新設鋼管の外周面上に接合板を取付け、こ
の接合板で削(はつ)り部空所を閉蓋する工程、(6)
前記削(はつ)り部空所に充填剤を充填する工程より構
成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を次に
示す実施例により具体的に説明する。図1乃至図7は本
発明に係るコンクリート壁内部の配管用鋼管の取り替え
方法の工程を示し、そのうち図1は既設鋼管とコンクリ
ート壁の関係を示す断面図、図2は既設鋼管周囲壁面を
削(はつ)った状態を示す断面図、図3は既設鋼管を切
断した状態を示す断面図、図4は切断した既設鋼管に筒
状ソケットの一端を嵌合固着した状態を示す断面図、図
5は新設鋼管を筒状ソケットの他端に嵌合固着した状態
を示す断面図、図6は接合板で削(はつ)り部空所を閉
蓋した状態を示す断面図、図7は新設鋼管を設置し削
(はつ)り部空所に充填剤を充填した状態を示す断面
図、図8は他の実施例を示す断面図である。
【0008】
【実施例】図1において、1はコンクリート壁、2はコ
ンクリート壁内部に配管された既設鋼管を示す。図示す
るように、コンクリート壁面1aと既設鋼管2との接合
部2a周辺は、コンクリート壁面1aを伝わって落ちて
くる水が溜まり特に腐食し易い部分である。このような
腐食の生じた鋼管を取り替える際には、次のような工程
で行われる。
【0009】まず、既設鋼管2がコンクリート壁面1a
から突出した部分の周囲壁面1bを削り工具を用いて浅
く削り(はつ)り、このようにしてできたコンクリート
壁1の削(はつ)り部空所1cの底面1dから突出した
既設鋼管2を切断して腐食部分を削除する(図2、図
3)。次に、図4に示すように既設鋼管2の端部から筒
状のソケット3の一端を挿入して嵌め込み、既設鋼管2
の端部と筒状ソケット3の内周面3aとを溶接する。そ
の際、矢印に示すような方向から溶接すれば作業を楽に
行なうことができる。
【0010】次いで、図5に示すように、新設鋼管4を
コンクリート壁1の削(はつ)り部空所1cに挿入する
と共に、筒状ソケット3の他端に挿入して嵌め込み、筒
状ソケット3の端部と新設鋼管4の外周面4aとを溶接
する。このように、既設鋼管2と新設鋼管4とを筒状ソ
ケット3を介し、これにより被覆して接合するので、既
設鋼管2の腐食が相当深部まで達していて、その腐食部
分を削除した切断端部が削(はつ)り部空所1cの相当
深部になっても容易に接合できる。また漏水防止効果も
格段に向上する。
【0011】次いで、新設鋼管4の外周面4a上に接合
板5を取付け、この接合板5で削(はつ)り部空所1c
を閉蓋する(図6)。ここで、接合板5はコンクリート
壁1に予め打設したアンカーボルト6にナット締めされ
ると共に、新設鋼管4との接合面を溶接して固定され
る。その際、接合板5を半割りにしておけば、新設鋼管
4の端部に予めフランジを取付けた状態でも施工が可能
になり能率が良い。
【0012】最後に図7に示すように、削(はつ)り部
空所1cに充填剤7を充填して作業を終了するのである
が、図6に示すように、削(はつ)り部空所1cの上部
を更に削(はつ)って予め切欠き部8を設けておき、こ
の切欠き部8から充填剤7を流し込む。充填剤7にはコ
ンクリートや金属への付着性に優れ、引っ張りや衝撃力
に強く付着後は水の影響を受けず亀裂や剥離を起こさな
いものが適しており、ポリマーセメント系の充填剤や金
属粉配合エポキシ樹脂等の充填剤を使用する。削(は
つ)り部空所1c内に充填された充填剤7が硬化して水
密及び新設鋼管4の固定が同時になされることになる。
新設鋼管4の端部に長い鋼管を継ぐときには、溶接ある
いは両者の端部にフランジ9及び10を設けて連結す
る。以上、説明したように本発明方法によれば、既設鋼
管2の腐食が相当深部まで達している場合においても、
コンクリート壁1を深く削(はつ)ることなく、既設鋼
管2とコンクリート壁1との接合部周囲を狭い範囲で浅
く削(はつ)るだけで施工が充分可能となる。
【0013】鋼管に発生する圧力や外力の影響が比較的
弱い場合には接合板5の設置を省略することもできる。
また、壁面が垂直ではなく、図8に示すように床面から
突出したような鋼管の場合、充填剤が流出することはな
いので、蓋の役目としての接合板5も不要となる。他に
も下記のような場合、 (A).施工する鋼管に圧力や引張り力・振動・衝撃等
の外力が比較的弱い場合。 (B).鋼管が密集している場所で削(はつ)り工事は
できても接合板を取り付けることが不可能な場合。 (C).極短時間で取り替え工事を終えなければならな
い場合。 においても、削(はつ)り部空所1cに充填剤7を注入
するだけで目的を達成することができるので、アンカー
ボルト6や接合板5は不要になる。尚、上記(A).
(B).(C).においてコンクリート壁面が垂直で、
注入した充填剤が流出するような場合には、削(はつ)
り部空所1cに仮蓋を当接させておき、充填剤が硬化し
た後に取り外すようにすれば良い。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、以
下に述べる優れた効果がある。 (1).高度な溶接技術を要することなく、容易にしか
も短時間で腐食鋼管の取り替え作業を行うことができ
る。 (2).コンクリートの削(はつ)り部分が少なくて済
み、既設鋼管の腐食部分が相当深部まで達しているもの
でも、新設鋼管の設置を容易に行うことができる。 (3).既設鋼管と新設鋼管とをソケットにより被覆し
て接合するようにしたので、漏水防止効果が向上すると
共に、施工した鋼管に圧力や振動、衝撃が加った場合で
も充分な耐久性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】既設鋼管とコンクリート壁の関係を示す断面図
である。
【図2】既設鋼管周囲壁面を削(はつ)った状態を示す
断面図である。
【図3】既設鋼管を切断した状態を示す断面図である。
【図4】切断した既設鋼管に筒状ソケットの一端を嵌合
固着した状態を示す断面図である。
【図5】新設鋼管を筒状ソケットの他端に嵌合固着した
状態を示す断面図である。
【図6】接合板で削(はつ)り部空所を閉蓋した状態を
示す断面図である。
【図7】新設鋼管を設置し削(はつ)り部空所に充填剤
を充填した状態を示す断面図である。
【図8】本発明に係る他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート壁 1a コンクリート壁面 1b 周囲壁面 1c 削(はつ)り部空所 2 既設鋼管 2a コンクリート壁と既設鋼管との接合部 3 ソケット 3a ソケットの内周面 4 新設鋼管 4a 新設鋼管の外周面 5 接合板 6 アンカーボルト 7 充填剤(ポリマーセメントあるいは金属粉配合エ
ポキシ樹脂) 8 切欠き部 9 フランジ 10 フランジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の工程からなることを特徴とするコンク
    リート壁内部の配管用鋼管の取り替え方法。 (1)コンクリート壁内部に配管された既設鋼管のコン
    クリート壁面から突出した部分の周囲を削(はつ)る工
    程、(2)既設鋼管のうち腐食部分を削除する工程、
    (3)腐食部分を削除した既設鋼管に筒状ソケットの一
    端を嵌合固着する工程、(4)コンクリート壁内部に配
    管された既設鋼管とは別体の新設鋼管をコンクリート壁
    面の削(はつ)り部空所に挿入すると共に、筒状ソケッ
    トの他端に嵌合固着する工程、(5)前記削(はつ)り
    部空所に充填剤を充填する工程。
  2. 【請求項2】次の工程からなることを特徴とするコンク
    リート壁内部の配管用鋼管の取り替え方法。 (1)コンクリート壁内部に配管された既設鋼管のコン
    クリート壁面から突出した部分の周囲を削(はつ)る工
    程、(2)既設鋼管のうち腐食部分を削除する工程、
    (3)腐食部分を削除した既設鋼管に筒状ソケットの一
    端を嵌合固着する工程、(4)コンクリート壁内部に配
    管された既設鋼管とは別体の新設鋼管をコンクリート壁
    面の削(はつ)り部空所に挿入すると共に、筒状ソケッ
    トの他端に嵌合固着する工程、(5)新設鋼管の外周面
    上に接合板を取付け、この接合板で削(はつ)り部空所
    を閉蓋する工程、(6)前記削(はつ)り部空所に充填
    剤を充填する工程。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002089749A (ja) * 2000-07-13 2002-03-27 Toto Ltd 給水管接続方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6430987A (en) * 1987-07-24 1989-02-01 Katada Tekkosho Kk Method of exchanging steel pipe in piping in concrete

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