JPS6325665Y2 - - Google Patents

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JPS6325665Y2
JPS6325665Y2 JP1981037388U JP3738881U JPS6325665Y2 JP S6325665 Y2 JPS6325665 Y2 JP S6325665Y2 JP 1981037388 U JP1981037388 U JP 1981037388U JP 3738881 U JP3738881 U JP 3738881U JP S6325665 Y2 JPS6325665 Y2 JP S6325665Y2
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electrode
lead wire
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coupling piece
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  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、外部電源方式または流電陽極方式
による電気防食法によつて屋外タンクの底板ある
いは地中、水中に埋設した鉄鋼構造物等を防食す
る際に使用する電気防食用電極に関するものであ
る。
第1図に一例に示したように、屋外タンク1の
底板1Aを電気防食する場合、リード線2に接続
した電極3を、底板1Aから所定距離をおいて環
状基礎4の内側の基礎砂5中に埋設しておき、直
流電源6の極と屋外タンク1の側板1Bとを
側リード線2aによつて接続しておくと、極に
接続したリード線2b付き電極3から防食電流が
基礎砂5を介して底板1Aに流れ、底板1Aの外
面が効率よく防食される。
この場合、電極3は底板1Aの半径が大きい場
合、その大きさに対応して複数個をリード線2に
より直列に接続しておく。
第2図には従来の電極3とリード線2の結合状
態を拡大縦断側面図で示してある。
図示したように、電極3は内径dの管体であ
り、リード線2を予め接続した結合片7を、内径
面3aに固定することによつてリード線と結合す
る。
結合片7は、第3図に正面図で、また、第4図
に平面図で示すよう、正面形状斜方形の平行六面
体であり、斜方形面a,a間の距離、即ち厚みを
t、長軸をm、短軸をnとして、mをdに等しい
か僅かに大きい寸法とし、nをdよりも小さい寸
法とする一方、tの寸法をdを超えない寸法とし
てある。
さらに、前記結合片7には上下に貫通するリー
ド線接続用の孔8,8を設けてあり、直列に接続
した電極3のうち、その中間に位置する電極3に
固定する結合片の場合は、前記孔8,8にそれぞ
れ上下反対方向からリード線2,2を挿入し、半
田付等により固着するが、リード線の先端に設け
る電極に固定する結合片の場合は、一方の孔にの
みリード線2を挿入し、半田付等によつて固着す
る。
前記のようにしてリード線2を固着した結合片
7は、第5図に電極3への固定前における挿入状
態を、また第6図に固定後の状態を、それぞれ正
面から見た説明図で示し、第7図に同じく平面図
で示してあるよう、電極3内に斜めにして挿入し
たのち、第6図中に示すように上下方からパイプ
等の工具9,9を電極3内に挿入して長軸mが電
極3の軸線と直交するように押し回わすと、長軸
m上における斜方形面a,aの両端b,bが電極
3の内周面3aに喰込むようになつて固定され
る。
このようにして電極3に固定した結合片7は、
電極3内に両開口端から注入する樹脂(図示しな
い)により、絶縁を兼ねて止め固定される。
前記の結合構造とした従来の電極3とリード線
2は、電極3の内部でパイプ等の工具9,9を使
用して押し回わす作業を必要とし、長さが50〜60
cmある電極となると、その作業は著しく難しい作
業となつて、正確に結合片7を電極3の内周面3
aに直交接触させにくく、接触はしても、接触面
積が微小で導体抵抗が大きく電流が流れにくい状
態となり発熱することも多い。
特に、狭い管内をのぞき込み乍らの作業では、
電極の長さ方向における結合片7の固定位置を一
定できず、リード線を必要以上に長くしておかな
いと、所定位置に埋設できない電極となつてしま
うこともあるため、多量の電極となるとリード線
の無駄は莫大な量となる。
この考案は、上述の観点に基き、電極内の所定
位置に、正確に、かつ、極めて大きな接触面積で
結合片が固定され、リード線と電極の結合を安定
したものとする電気防食用電極を提供するもの
で、管状とした電極の内部所定位置に小径直孔部
を設け、かつ、この小径直孔部の軸線方向におけ
る両側部を、管開口端方向に大径となるテーパ孔
部に形成する電気防食用電極を特徴とする。
ついで、この考案の電気防食用電極の結合構造
を実施例により図面を参照しながら説明する。
第8図にはこの考案の結合構造の第1実施例を
縦断面図で示してある。図面に示すよう、管状と
した電極3′には内部中央位置に小径直孔部10
を設けてある。
小径直孔部10の軸線方向における両側部は、
管開口端方向に大径となるテーパ孔部11,11
に形成してある。
一方、絶縁被覆したリード線2は、芯線2Aを
所定長さ露出するとともにその端部に第9図に拡
大縦断面図で示したように、銅製等の抜け止め用
駒12を嵌合わせたのち、バインド銅線13を2
回巻きしておき、これに鉛製の結合片14を鋳ぐ
るんである。
結合片14は、前記小径直孔部10よりも僅か
に大径で、ほぼ小径直孔部10と等長とし、かつ
先端を大きく面取りした円胴部14Aと、テーパ
孔部11に密接自在のテーパ部14Bとを有して
なる。
上述の構成としたこの考案の電気防食用電極
は、結合片14を抜け止め固着したリード線2
を、結合片14を取付けていない端部から電極
3′に挿通するか、あるいは結合片未装着のリー
ド線を電極3′に挿通しておき、電極3′を通り抜
けたリード線の先端の絶縁被覆を所定長さ剥離し
たのち、芯線2Aが露出したリード線2に結合片
14を抜け止め固着し、結合片14を取付けてい
ない側にリード線2を引くと、結合片14の円胴
部14Aの先端が電極3′の小径直孔部10の入
口に当接する。
ここで、結合片14を適宜工具の使用によつて
叩打し、円胴部14Aを小径直孔部10内に打込
むと、円胴部14Aは変形しながら密に小径直孔
部10内に圧入されることになる。
完全に円胴部14Aが打込み嵌合されると、テ
ーパ部14Bがテーパ孔部11に密接し、結合片
14は、円胴部14Aとテーパ部14Bとが非常
に大きな面積で電極3′側に接触することになる。
第10図に縦断面図で示した第2実施例は、結
合片14′を、第1実施例における円胴部14A
よりも長い円胴部14′Aを有するものとしてお
き、小径直孔部10に打込み嵌合させたとき、円
胴部14′Aが、反対側のテーパ孔部11に突出
するようにした点において第1実施例と異り、テ
ーパ孔部11内に突出した円胴部14′Aとテー
パ孔部11とが形成する環状空隙内に、外周の一
部をテーパ部15Aとした環くさび15を打込
み、さらに接触面積を増大して抜け止めを図つた
一例であつて、主として、リード線2の中間部に
取付ける電極3′との結合に効果を発揮する。
この場合は、リード線2の中間所定箇所におい
て芯線2Aを露出し、これにバインド銅線13を
巻付けておき、鉛製の結合片14′を鋳ぐるんで
おく。
なお、結合片14′の鋳ぐるみに先立ち、所要
数の電極3′および環くさび15を所定の順序で
組込んでおくことは当然である。また、前記実施
例では電極を外部電源電極としたが、これを流電
陽極としてもよいことは当然である。
以上の説明から明らかなように、この考案の電
気防食用電極は、結合片を極めて容易、かつ確実
に電極内に固着でき、固着した結合片が電極と円
胴部およびテーパ部において非常に大きな面積で
接続されるなど優れた利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は電気防食する物体の一例としての屋外
タンクにおける電極取付状態を示す略示縦断面
図、第2図は従来の結合片によるリード線と電極
の結合構造を示す拡大縦断面図、第3図は従来の
結合片の拡大正面図、第4図は同平面図、第5図
は従来の結合片を電極内に固定する直前の状態で
示した説明図、第6図は同じく電極内に固定した
状態を示す説明図、第7図は同じく平面図、第8
図はこの考案の電気防食用電極の結合構造の第1
実施例を示す縦断面図、第9図は抜け止め用駒の
取付けを示す拡大正面図、第10図は第2実施例
を示す縦断面図である。 図面において、1……屋外タンク、1A……底
板、2……リード線、2A……芯線、2a……
側リード線、2b……側リード線、3,3′…
…電極、6……直流電源、10……小径直孔部、
11……テーパ孔部、12……駒、13……バイ
ンド銅線、14,14′……結合片、14A,1
4′A……円胴部、14B,14′B……テーパ
部、15……環くさび。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管状とした電極の内部の所定位置に小径直孔部
    を設け、かつ、この小径直孔部の軸線方向におけ
    る両側部を、管開口端方向に大径となるテーパ孔
    部に形成することを特徴とする電気防食用電極。
JP1981037388U 1981-03-17 1981-03-17 Expired JPS6325665Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981037388U JPS6325665Y2 (ja) 1981-03-17 1981-03-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981037388U JPS6325665Y2 (ja) 1981-03-17 1981-03-17

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Publication Number Publication Date
JPS57150472U JPS57150472U (ja) 1982-09-21
JPS6325665Y2 true JPS6325665Y2 (ja) 1988-07-13

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ID=29834582

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6372736B2 (ja) * 2014-02-03 2018-08-15 住友大阪セメント株式会社 電気防食工法および陽極部材

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4522426Y1 (ja) * 1967-01-28 1970-09-05

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JPS4522426Y1 (ja) * 1967-01-28 1970-09-05

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