JPH0221678Y2 - - Google Patents

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JPH0221678Y2
JPH0221678Y2 JP16356985U JP16356985U JPH0221678Y2 JP H0221678 Y2 JPH0221678 Y2 JP H0221678Y2 JP 16356985 U JP16356985 U JP 16356985U JP 16356985 U JP16356985 U JP 16356985U JP H0221678 Y2 JPH0221678 Y2 JP H0221678Y2
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retainer
electrically conductive
connecting tube
push ring
joint body
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JP16356985U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、地中に埋設される接続管の電気防食
を行うために接続管と継手本体とを電気的導通状
態で継合するための電気導通型管継手に関するも
のである。
(従来の技術) 地面下の埋設管には、土壌環境による化学的腐
食あるいは迷走電流やマクロセル等による電気的
腐食が発生する。これらの対策として防食被覆と
電気防食が使用されるが、電気防食の場合には、
継手部を含め管路全体が電気的に導通しているこ
とが必要である。しかし、埋設管の外周面に樹脂
等の防食被覆層が形成されている場合、この防食
被覆層を剥離して接続管と継手とを電気的に導通
させなければならず、工事能率を著しく低下させ
ていた。
そこで、防食被覆層を剥離することなく、押し
輪の継手本体へのねじ込み操作のみで防食被覆層
を貫通し良好な電気導通を得ることができる電気
導通型管継手が案出された。これは、第6図に示
すように、継手本体7に押し輪8を螺合させる
と、押し輪8のテーパ面8aがL形導通部材4の
軸方向片部4aを押圧し、L形導通部材4の半径
方向片部4bの先端が、接続管1の外周面の防食
被覆層1aを破つて接続管1の金属部に喰い込む
というものである。従つて、電流は接続管の金属
部からL形導通部材4さらに押し輪8を通つて継
手本体7に流れることとなり、電気的導通は確保
されるから、接続管1の防食被覆層1aの剥離作
業を格別行わなくても済むことになる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前記導通型管継手の場合、第7図に
示す如く、複数のL形導通部材4…(図例6個)
を、工場又は施工直前に球体5…間の保持バンド
6上に接着剤で貼着しておかなければならない。
そのため、工事現場への運搬途中あるいは接続工
事の時などに振動や衝撃その他何らかの原因でL
形導通部材4が脱落してしまうことがあり、この
結果確実な電気的導通が得られないという事態が
生じている。また、複数のL形導通部材4を保持
ベルト6に貼着しなければならないので、作業が
非常に面倒となり、しかもL形導通部材の部品点
数が多くなることとも相俟つて、製造単価が高く
なるという問題もある。
本考案は、前記従来の問題点に鑑みこれを解消
するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、押し輪の継手本体への螺合操作のみで電気
的導通を得ることができるようにすることは勿論
のこと、更に電気導通金具の装着作業の面倒を解
消すると共に、電気導通金具の脱落を絶無とし、
接続管と継手本体との確実な電気的接続を得るこ
とができるようにする安価な電気導通型管継手を
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記目的を達成するために、接続管
が挿入されて接続される継手本体の内面に、その
開口端側に向けて漸次大径となる第1テーパ面を
形成し、この第1テーパ面にリテーナを介してガ
スケツトを押圧させる電気導通性を有する押し輪
を前記継手本体に螺合して設け、この押し輪にお
ける前記リテーナ側の内面に、リテーナ側に向け
て漸次大径となる第2テーパ面を形成し、この第
2テーパ面と前記リテーナとの間には、リング状
の電気導通金具と前記接続管の抜け止め作用をす
る球体を保持した球体保持ベルトとを前記接続管
に外嵌し、前記電気導通金具の内周側の複数箇所
に切り起しによりそれぞれ形成されその切り起し
前状態において尖鋭状先端が前記接続管の金属部
の外径より僅かに小さい各喰込片を、前記リテー
ナ側に向けて前記接続管の外面に対向させ、押し
輪の継手本体への螺合操作により、リテーナと押
し輪とにより電気導通金具を両側から挾み付け、
喰込片を切り起し前状態に変形させて前記接続管
の金属部にその防食被覆層を突き破り喰い込ませ
る構成としたことを要旨とするものである。
(作用) 前記構成としたことにより、球体保持ベルトと
は別体に設けられた電気導通金具に、切り起しに
より喰込片が一体に形成されているから、部品点
数が従来に比し削減されているだけでなく、貼着
作業を必要としないので脱落することがなく、押
し輪の継手本体への螺合操作を行うのみで、電気
導通金具の喰込片がリテーナに沿つて切り起し前
状態に変形起立され、喰込片の尖鋭状先端が防食
被覆層を突き破つて接続管の金属部に喰い込み、
確実な電気的導通を得ることができる。又、球体
が第2テーパ面と接続管との間に挟まつて楔作用
をすることにより、接続管が抜け止めされる。更
に、押し輪により電気導通金具およびリテーナを
介してガスケツトが第1テーパ面に圧接され、完
全なシール効果を得る。
(実施例) 以下、本考案の好ましい一実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。
第1図および第2図はそれぞれ継合後および継
合前の状態における縦断面を示し、これらの図に
おいて、継手本体10の両端部(一端部のみ図
示)の奥部内面に、開口端側に向けて漸次大径と
なる第1テーパ面10aが形成されているととも
に、外周面にねじ溝10bが螺刻されている。こ
の継手本体10に挿入され接続される接続管11
には、開口端側から順次ガスケツト12、リテー
ナ13、電気導通金具14、球体15を保持した
球体保持ベルト16がそれぞれ外嵌されており、
又、継手本体10には、電気導通性を有する押し
輪17が螺合により設けられている。この押し輪
17の内面には、前述の継手本体10に螺合する
ねじ部17a、ねじ17aが刻設された方向と直
交した押圧面17b、開口端側に向つて漸次大径
となつた第2テーパ面17cが開口端側から順次
形成されていて、この押し輪17の継手本体10
への螺合操作により、押し輪17の押圧面17b
が電気導通金具14およびリテーナ13を介して
ガスケツト12を第1テーパ面10aに圧接させ
ているとともに、球体15が第2テーパ面17c
と接続管11との間に挟まつて、この楔作用によ
り接続管11が抜け止めされている。
電気導通金具14は、第3図乃至第5図に示す
ようにリング状の本体部14aの内周側の6箇所
に切り起しにより三角形状の喰込片14bが形成
された形状になつており、本体部14aは、接続
管11に外嵌できるように接続管11の外径Cよ
り若干大きな内径で、且つ押し輪17内に収容で
きるように形成されている。そして、喰込片14
bは、継合前においては第3図および第4図に示
すように各喰込片14bの尖鋭状先端を通る仮想
円の径Dが本体部14aの内径Bより大きくなる
よう切り起されている。即ち、各喰込片14bが
本体部14aの内周端面より内方に突出しないよ
うにして接続管11に外嵌させる時に支障が生じ
ないように配慮されている。又、これら喰込片1
4bの長さは、第5図に示すように切り起し前の
状態時において各喰込片14bの先端を通る仮想
円の径Aが本体部14aの内径Bより小さく、更
には接続管11の外径Cより僅かに小さくなるよ
うに設定されている。
次に、前記構成とした電気導通型管継手の作用
に付いて説明する。
第2図に示すように、接続管11に押し輪17
を挿通させるとともに奥側から順に球体保持バン
ド16、電気導通金具14、リテーナ13および
ガスケツト12を外嵌させた後、接続管11を継
手本体10に挿入して押し輪17を継手本体10
に螺合する。そして、この状態から押し輪17を
螺進させると、押し輪17は継手本体10側に移
動してその押圧面17bで電気導通金具14を押
圧する。この押圧によつて電気導通金具14の喰
込片14bがリテーナ13に押圧されて本体部1
4a側に起立されていき、その尖鋭状先端が接続
管11の外周面の防食被覆層11aに喰い込む。
喰込片14bが本体部14aと同一平面上に位置
して時、換言すれば第5図に示したように切り起
し前の状態になつた時には、前述のように喰込片
14bの先端を通る円の径Aが接続管11の外径
Cより小さくなるから、第1図に示すように喰込
片14bが接続管11の金属部に喰い込むことに
なる。この状態で接続管11が電気導通金具14
および押し輪17を介して継手本体10に電気的
に接続され、腐食電流が流れても継手部分で抵抗
なく流れ、また防食電流を流しても同様に抵抗な
く流れ、継手部分の腐食(電食)を確実に防止で
きる。
また、喰込片14bが起立されて電気導通金具
14がリテーナ13に接合されると、押し輪17
の締付力で電気導通金具14およびリテーナ13
を介してガスケツト12が第1テーパ面10aに
圧接され、接続管11と継手本体10との気密性
が保たれる。更に、球体15が第2テーパ面17
cにより接続管11の防食被覆層11aに喰い込
むことになり、接続管11の引抜き阻止力が確実
に生じる。この時、電気導通金具14の本体部1
4aの内径が球体保持バンド16の外径より小さ
いので、球体保持バンド16のバツクアツプ力は
電気導通金具14を通じて行われ、電気導通金具
14の厚みに関係なく従来のメカニカル継手と同
等の引抜き阻止力がある。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の電気導通型管継
手によると、電気導通金具をリング状としてこれ
に切り起しにより複数の喰込片を形成した一体物
としたので、従来のように複数のL形導通部材を
設けるものに比し部品点数を減少できるととも
に、これらを球体保持バンドに貼着しないので、
装着作業の面倒を解消でき、更に導通部材の球体
保持バンドからの脱落と云つたトラブルも絶無と
なり、接続管と継手本体とを確実に電気的導通さ
せることができる。しかも、押し輪のねじ込み操
作のみで電気導通金具の喰込片を接続管の防食被
覆層を突き破つて接続管の金属部に喰い込ませる
ことができ、作業性の極めて優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の電気導通型管継手
の一実施例を示し、第1図は継合状態の縦断面
図、第2図は継合前の状態の縦断面図、第3図お
よび第4図はそれぞれ電気導通金具の継合前の状
態の正面図および右側面図、第5図は電気導通金
具の継合状態時の縦断面図、第6図は従来の管継
手の縦断面図、第7図は第6図のL形導通部材を
貼着した球体保持バンドの正面図である。 10……継手本体、10a……第1テーパ面、
11……接続管、11a……防食被覆層、12…
…ガスケツト、13……リテーナ、14……電気
導通金具、14b……喰込片、15……球体、1
6……球体保持バンド、17……押し輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 接続管が挿入されて接続される継手本体の内面
    に、その開口端側に向けて漸次大径となる第1テ
    ーパ面を形成し、この第1テーパ面にリテーナを
    介してガスケツトを押圧させる電気導通性を有す
    る押し輪を前記継手本体に螺合して設け、この押
    し輪における前記リテーナ側の内面に、リテーナ
    側に向けて漸次大径となる第2テーパ面を形成
    し、この第2テーパ面と前記リテーナとの間に
    は、リング状の電気導通金具と前記接続管の抜け
    止め作用をする球体を保持した球体保持ベルトと
    を前記接続管に外嵌し、前記電気導通金具の内周
    側の複数箇所に切り起しによりそれぞれ形成され
    切り起し前状態において尖鋭状先端が前記接続管
    の金属部の外径より僅かに小さい各喰込片を、前
    記リテーナ側に向けて前記接続管の外面に対向さ
    せ、押し輪の継手本体への螺合操作により、リテ
    ーナと押し輪との間で電気導通金具を挾み付け、
    各喰込片を、切り起し前状態に変形させて前記接
    続管の金属部にその防食被覆層を突き破り喰い込
    ませるよう構成したことを特徴とする電気導通型
    管継手。
JP16356985U 1985-10-24 1985-10-24 Expired JPH0221678Y2 (ja)

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JP16356985U JPH0221678Y2 (ja) 1985-10-24 1985-10-24

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JPS6271489U JPS6271489U (ja) 1987-05-07
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