JP3176862B2 - 同軸ケーブル用コネクタ - Google Patents
同軸ケーブル用コネクタInfo
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- contact
- connector
- coaxial cable
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R24/00—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
- H01R24/38—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts
- H01R24/40—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency
- H01R24/56—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency specially adapted to a specific shape of cables, e.g. corrugated cables, twisted pair cables, cables with two screens or hollow cables
- H01R24/564—Corrugated cables
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R9/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
- H01R9/03—Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections
- H01R9/05—Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables
- H01R9/0524—Connection to outer conductor by action of a clamping member, e.g. screw fastening means
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R2103/00—Two poles
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部導体と、波付
管により構成された外部導体とからなる同軸ケーブルの
端部に取付けられるコネクタに関する。
管により構成された外部導体とからなる同軸ケーブルの
端部に取付けられるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の同軸ケーブル用コネ
クタとして、本出願人が特開平8−78105号公報に
より開示したものが知られている。このものを図6に示
すコネクタa,a′を例に説明すると、同軸ケーブル1
00の外周囲に外嵌される第1接続筒体bと、内部導体
101の端部に接続された管状の中心コンタクトcと、
この中心コンタクトcと同軸に配置され上記第1接続筒
体bの先端部に直列に連結されて同軸ケーブル100の
端部から突出する第2接続筒体dとを有し、この第2接
続筒体dの内部に上記中心コンタクトcが非接触状態で
収容される一方、外部導体102の端部が上記第2接続
筒体dに対し圧接状態で接続されるようになっている。
そして、このようなコネクタaが同軸ケーブル100の
端部に装着される一方、その同軸ケーブル100の端部
の被接続対象としての他の同軸ケーブル100の端部等
にも上記と同様のコネクタa′が装着され、これら両コ
ネクタa,a′間に、これらとは別体に形成され両端に
接続部e,eを有する棒状のアンカーコネクタfを介装
させて上記一対のコネクタa,a′を互いに接続するよ
うになっている。すなわち、一対のコネクタa,a′の
両第2接続筒体d,dのフランジ部g,g同士を圧接す
ることにより外部導体102,102同士の接続を、上
記一対のコネクタa,a′の両中心コンタクトc,c同
士をアンカーコネクタfを介して連結することにより内
部導体101,101同士の接続をそれぞれ行うように
なっている。
クタとして、本出願人が特開平8−78105号公報に
より開示したものが知られている。このものを図6に示
すコネクタa,a′を例に説明すると、同軸ケーブル1
00の外周囲に外嵌される第1接続筒体bと、内部導体
101の端部に接続された管状の中心コンタクトcと、
この中心コンタクトcと同軸に配置され上記第1接続筒
体bの先端部に直列に連結されて同軸ケーブル100の
端部から突出する第2接続筒体dとを有し、この第2接
続筒体dの内部に上記中心コンタクトcが非接触状態で
収容される一方、外部導体102の端部が上記第2接続
筒体dに対し圧接状態で接続されるようになっている。
そして、このようなコネクタaが同軸ケーブル100の
端部に装着される一方、その同軸ケーブル100の端部
の被接続対象としての他の同軸ケーブル100の端部等
にも上記と同様のコネクタa′が装着され、これら両コ
ネクタa,a′間に、これらとは別体に形成され両端に
接続部e,eを有する棒状のアンカーコネクタfを介装
させて上記一対のコネクタa,a′を互いに接続するよ
うになっている。すなわち、一対のコネクタa,a′の
両第2接続筒体d,dのフランジ部g,g同士を圧接す
ることにより外部導体102,102同士の接続を、上
記一対のコネクタa,a′の両中心コンタクトc,c同
士をアンカーコネクタfを介して連結することにより内
部導体101,101同士の接続をそれぞれ行うように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
コネクタにおいては、アンカーコネクタfを介して一対
のコネクタa,a′を接続するようになっているため、
その一対のコネクタa,a′には、そのアンカーコネク
タfの各端部が嵌入するための管状の中心コンタクトc
をそれぞれ備える必要があるばかりでなく、その中心コ
ンタクトcの突出長さ分を覆いかつフランジ部g,g同
士が圧接可能なだけ各第2接続筒体dを軸方向に長いも
のにする必要が生じ、コネクタa全体が軸方向に長いも
のになり、その分、重量が重くなり取扱いや保管上不便
なものになる上、製造コストの増大要因ともなる。さら
に、内部導体101,101同士の接続が一方のコネク
タaの中心コンタクトcと、アンカーコネクタfと、他
方のコネクタa′の中心コンタクトcとの各接続点を介
して行われるようになり、電気的接続点の数に比例して
導通抵抗が増大するものとなる。
コネクタにおいては、アンカーコネクタfを介して一対
のコネクタa,a′を接続するようになっているため、
その一対のコネクタa,a′には、そのアンカーコネク
タfの各端部が嵌入するための管状の中心コンタクトc
をそれぞれ備える必要があるばかりでなく、その中心コ
ンタクトcの突出長さ分を覆いかつフランジ部g,g同
士が圧接可能なだけ各第2接続筒体dを軸方向に長いも
のにする必要が生じ、コネクタa全体が軸方向に長いも
のになり、その分、重量が重くなり取扱いや保管上不便
なものになる上、製造コストの増大要因ともなる。さら
に、内部導体101,101同士の接続が一方のコネク
タaの中心コンタクトcと、アンカーコネクタfと、他
方のコネクタa′の中心コンタクトcとの各接続点を介
して行われるようになり、電気的接続点の数に比例して
導通抵抗が増大するものとなる。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、小型化,軽量
化により取扱いや保管の容易化及びコストの低減化を図
り、さらに、電気的接続点の減少を図ることにある。
たものであり、その目的とするところは、小型化,軽量
化により取扱いや保管の容易化及びコストの低減化を図
り、さらに、電気的接続点の減少を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、内部導体と、波付管により
構成された外部導体とからなる同軸ケーブルの端部に取
付けられる同軸ケーブル用コネクタを前提とし、基端側
が同軸ケーブルの端部からケーブル軸方向に外嵌される
ことによりその同軸ケーブルの端部に対し保持される筒
状コネクタ本体と、上記コネクタ本体の先端開口よりも
小径の内孔を有し、上記コネクタ本体の先端開口側の端
面に対し押付けられた状態で結合されることにより、上
記外部導体の端縁に圧着されて外部導体と電気的に接続
されるドーナッツ板状のコンタクトスペーサと、基端部
が上記コンタクトスペーサの内孔に対し絶縁状態で貫通
して上記内部導体に電気的に接続される一方、先端部が
上記コンタクトスペーサからケーブル軸方向外方に突出
する棒状の中心コンタクトとを備える構成とするもので
ある。
に、請求項1記載の発明は、内部導体と、波付管により
構成された外部導体とからなる同軸ケーブルの端部に取
付けられる同軸ケーブル用コネクタを前提とし、基端側
が同軸ケーブルの端部からケーブル軸方向に外嵌される
ことによりその同軸ケーブルの端部に対し保持される筒
状コネクタ本体と、上記コネクタ本体の先端開口よりも
小径の内孔を有し、上記コネクタ本体の先端開口側の端
面に対し押付けられた状態で結合されることにより、上
記外部導体の端縁に圧着されて外部導体と電気的に接続
されるドーナッツ板状のコンタクトスペーサと、基端部
が上記コンタクトスペーサの内孔に対し絶縁状態で貫通
して上記内部導体に電気的に接続される一方、先端部が
上記コンタクトスペーサからケーブル軸方向外方に突出
する棒状の中心コンタクトとを備える構成とするもので
ある。
【0006】上記の構成の場合、コネクタ本体が同軸ケ
ーブルの端部に保持され、このコネクタ本体の先端開口
側端面に対しコンタクトスペーサが結合され、これによ
り、このコンタクトスペーサと同軸ケーブルの外部導体
とが電気的に接続される。一方、棒状の中心コンタクト
の基端部が上記コンタクトスペーサの内孔を貫通して同
軸ケーブルの内部導体に対し電気的に接続され、その中
心コンタクトの先端部がコンタクトスペーサから軸方向
外方に対し突出した状態となる。そして、被接続対象で
ある他の同軸ケーブルの端部に取付けられた他のコネク
タに設けられている例えば管状の中心コンタクトに対し
上記棒状の中心コンタクトが嵌入されて接続されること
になる。このように、上記棒状の中心コンタクトによ
り、従来のアンカーコネクタと、これを嵌入により接続
させる管状中心コンタクトとが一体のものとされ、同軸
ケーブルの端部から管状中心コンタクトを突出させる必
要がないため、コネクタ全体の軸方向長さが大幅に短縮
され、大幅な小型化,軽量化が図られる。この結果、コ
ストの低減化の一方、取扱い及び保管の容易化が図られ
る。さらに、上記従来のアンカーコネクタと、これを嵌
入させる管状中心コンタクトとの電気的接続点がなくな
る分、両内部導体間の電気的接続点の数が減少し、コネ
クタ接続部位における導通性能の向上が図られる。
ーブルの端部に保持され、このコネクタ本体の先端開口
側端面に対しコンタクトスペーサが結合され、これによ
り、このコンタクトスペーサと同軸ケーブルの外部導体
とが電気的に接続される。一方、棒状の中心コンタクト
の基端部が上記コンタクトスペーサの内孔を貫通して同
軸ケーブルの内部導体に対し電気的に接続され、その中
心コンタクトの先端部がコンタクトスペーサから軸方向
外方に対し突出した状態となる。そして、被接続対象で
ある他の同軸ケーブルの端部に取付けられた他のコネク
タに設けられている例えば管状の中心コンタクトに対し
上記棒状の中心コンタクトが嵌入されて接続されること
になる。このように、上記棒状の中心コンタクトによ
り、従来のアンカーコネクタと、これを嵌入により接続
させる管状中心コンタクトとが一体のものとされ、同軸
ケーブルの端部から管状中心コンタクトを突出させる必
要がないため、コネクタ全体の軸方向長さが大幅に短縮
され、大幅な小型化,軽量化が図られる。この結果、コ
ストの低減化の一方、取扱い及び保管の容易化が図られ
る。さらに、上記従来のアンカーコネクタと、これを嵌
入させる管状中心コンタクトとの電気的接続点がなくな
る分、両内部導体間の電気的接続点の数が減少し、コネ
クタ接続部位における導通性能の向上が図られる。
【0007】請求項2記載の発明は、内部導体と、波付
管により構成された外部導体とからなる同軸ケーブルの
端部に取付けられる同軸ケーブル用コネクタを前提とす
る。そして、先端開口側の内周縁に沿って凹段部が形成
され、基端側が同軸ケーブルの端部からケーブル軸方向
に外嵌される筒状コネクタ本体と、円弧状に分割された
リング状部材から構成され、上記外部導体の端縁が外周
側に拡開されることにより形成されるフレア部に対して
隣接するように外部導体端部の外周囲に装着され、か
つ、上記コネクタ本体の凹段部に収容されることにより
上記コネクタ本体の先端開口から奥方への相対移動が阻
止された状態に保持される割クランプとを備える。加え
て、上記コネクタ本体の先端開口側の端面に対し押付け
られた状態で結合されることにより、上記フレア部が割
クランプとの間で圧着されて外部導体と電気的に接続さ
れるドーナッツ板状のコンタクトスペーサと、基端部が
上記コンタクトスペーサの内孔を貫通した状態で上記内
部導体に電気的に接続される一方、先端部が上記コンタ
クトスペーサからケーブル軸方向外方に突出する棒状の
中心コンタクトと、この中心コンタクトの外周面と上記
コンタクトスペーサの内周面との間に介装されて上記中
心コンタクトとコンタクトスペーサとの間を絶縁する環
状絶縁体とを備える構成とするものである。
管により構成された外部導体とからなる同軸ケーブルの
端部に取付けられる同軸ケーブル用コネクタを前提とす
る。そして、先端開口側の内周縁に沿って凹段部が形成
され、基端側が同軸ケーブルの端部からケーブル軸方向
に外嵌される筒状コネクタ本体と、円弧状に分割された
リング状部材から構成され、上記外部導体の端縁が外周
側に拡開されることにより形成されるフレア部に対して
隣接するように外部導体端部の外周囲に装着され、か
つ、上記コネクタ本体の凹段部に収容されることにより
上記コネクタ本体の先端開口から奥方への相対移動が阻
止された状態に保持される割クランプとを備える。加え
て、上記コネクタ本体の先端開口側の端面に対し押付け
られた状態で結合されることにより、上記フレア部が割
クランプとの間で圧着されて外部導体と電気的に接続さ
れるドーナッツ板状のコンタクトスペーサと、基端部が
上記コンタクトスペーサの内孔を貫通した状態で上記内
部導体に電気的に接続される一方、先端部が上記コンタ
クトスペーサからケーブル軸方向外方に突出する棒状の
中心コンタクトと、この中心コンタクトの外周面と上記
コンタクトスペーサの内周面との間に介装されて上記中
心コンタクトとコンタクトスペーサとの間を絶縁する環
状絶縁体とを備える構成とするものである。
【0008】上記の構成の場合、コネクタ本体が同軸ケ
ーブルの端部に保持され、外部導体のフレア部背後の外
周囲に割クランプが装着され、そして、このコネクタ本
体の先端開口側端面に対しコンタクトスペーサが押付け
られた状態で結合される。これにより、上記割クランプ
がコネクタ本体の先端開口側の収容孔に収容されて軸方
向奥方への移動が阻止されるため、この割クランプとコ
ンタクトスペーサとの間に上記フレア部が挟み込まれて
互いに圧着され、同軸ケーブルの外部導体とコンタクト
スペーサとが確実に電気的に接続される。一方、棒状の
中心コンタクトの基端部が上記コンタクトスペーサの内
孔を貫通して同軸ケーブルの内部導体に対し電気的に接
続され、その中心コンタクトの先端部がコンタクトスペ
ーサから軸方向外方に対し突出した状態となる。この
際、上記コンタクトスペーサの内孔と、これを貫通する
中心コンタクトの外周面との間に環状絶縁体が介装さ
れ、この絶縁体により外部導体側のコンタクトスペーサ
と、内部導体側の中心コンタクトの間が確実に絶縁され
た状態になる。そして、被接続対象である他の同軸ケー
ブルの端部に取付けられた他のコネクタに設けられてい
る例えば管状の中心コンタクトに対し上記棒状の中心コ
ンタクトが嵌入されて接続されることになる。このよう
に、請求項1記載の発明と同様に、上記棒状の中心コン
タクトにより、従来のアンカーコネクタと、これを嵌入
させる管状中心コンタクトとが一体のものとされ、同軸
ケーブルの端部から管状中心コンタクトを突出させる必
要がないため、コネクタ全体の軸方向長さが大幅に短縮
され、大幅な小型化,軽量化が図られる。この結果、コ
ストの低減化の一方、取扱い及び保管の容易化が図られ
る。さらに、上記従来のアンカーコネクタと、これを嵌
入させる管状中心コンタクトとの電気的接続点がなくな
る分、両内部導体間の電気的接続点の数が減少し、コネ
クタ接続部位における導通性能の向上が図られる。
ーブルの端部に保持され、外部導体のフレア部背後の外
周囲に割クランプが装着され、そして、このコネクタ本
体の先端開口側端面に対しコンタクトスペーサが押付け
られた状態で結合される。これにより、上記割クランプ
がコネクタ本体の先端開口側の収容孔に収容されて軸方
向奥方への移動が阻止されるため、この割クランプとコ
ンタクトスペーサとの間に上記フレア部が挟み込まれて
互いに圧着され、同軸ケーブルの外部導体とコンタクト
スペーサとが確実に電気的に接続される。一方、棒状の
中心コンタクトの基端部が上記コンタクトスペーサの内
孔を貫通して同軸ケーブルの内部導体に対し電気的に接
続され、その中心コンタクトの先端部がコンタクトスペ
ーサから軸方向外方に対し突出した状態となる。この
際、上記コンタクトスペーサの内孔と、これを貫通する
中心コンタクトの外周面との間に環状絶縁体が介装さ
れ、この絶縁体により外部導体側のコンタクトスペーサ
と、内部導体側の中心コンタクトの間が確実に絶縁され
た状態になる。そして、被接続対象である他の同軸ケー
ブルの端部に取付けられた他のコネクタに設けられてい
る例えば管状の中心コンタクトに対し上記棒状の中心コ
ンタクトが嵌入されて接続されることになる。このよう
に、請求項1記載の発明と同様に、上記棒状の中心コン
タクトにより、従来のアンカーコネクタと、これを嵌入
させる管状中心コンタクトとが一体のものとされ、同軸
ケーブルの端部から管状中心コンタクトを突出させる必
要がないため、コネクタ全体の軸方向長さが大幅に短縮
され、大幅な小型化,軽量化が図られる。この結果、コ
ストの低減化の一方、取扱い及び保管の容易化が図られ
る。さらに、上記従来のアンカーコネクタと、これを嵌
入させる管状中心コンタクトとの電気的接続点がなくな
る分、両内部導体間の電気的接続点の数が減少し、コネ
クタ接続部位における導通性能の向上が図られる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明における中心コンタクトとして、棒状
本体に対し、その基端部側に設けられ内部導体に対し螺
合により連結される連結部と、上記棒状本体の先端部側
に設けられ被接続対象に対しケーブル軸方向への嵌合に
より接続される接続部とを一体に形成して構成するもの
である。
求項2記載の発明における中心コンタクトとして、棒状
本体に対し、その基端部側に設けられ内部導体に対し螺
合により連結される連結部と、上記棒状本体の先端部側
に設けられ被接続対象に対しケーブル軸方向への嵌合に
より接続される接続部とを一体に形成して構成するもの
である。
【0010】上記の構成の場合、中心コンタクトが棒状
本体の基端部側に連結部を、先端部側に被接続対象の内
部導体側との接続部を一体に形成されたものとされてい
るため、上記請求項1または請求項2記載の発明におけ
るアンカーコネクタと、これを嵌入させる管状中心コン
タクトとの一体化による作用・効果が確実に得られるも
のとなる。
本体の基端部側に連結部を、先端部側に被接続対象の内
部導体側との接続部を一体に形成されたものとされてい
るため、上記請求項1または請求項2記載の発明におけ
るアンカーコネクタと、これを嵌入させる管状中心コン
タクトとの一体化による作用・効果が確実に得られるも
のとなる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、内部導体にケーブル端面位
置で開口する雌ねじ孔を形成し、中心コンタクトの基端
部に上記雌ねじ孔内にねじ込まれる雄ねじ部を形成する
ものである。
求項2記載の発明において、内部導体にケーブル端面位
置で開口する雌ねじ孔を形成し、中心コンタクトの基端
部に上記雌ねじ孔内にねじ込まれる雄ねじ部を形成する
ものである。
【0012】上記の構成の場合、中心コンタクトの連結
部であるねじ部が内部導体の端部に開口するねじ孔にね
じ込まれるようになっているため、中心コンタクトと内
部導体との接続が確実に行われる。
部であるねじ部が内部導体の端部に開口するねじ孔にね
じ込まれるようになっているため、中心コンタクトと内
部導体との接続が確実に行われる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明における中心コンタクトの先端部を、
被接続対象の内部導体側に対し嵌入することによりその
被接続対象の内部導体と接続されるように構成するもの
である。
求項2記載の発明における中心コンタクトの先端部を、
被接続対象の内部導体側に対し嵌入することによりその
被接続対象の内部導体と接続されるように構成するもの
である。
【0014】上記の構成の場合、中心コンタクトの接続
部が被接続対象の内部導体側に嵌入により接続されるよ
うになっているため、接続の容易化が図られる。
部が被接続対象の内部導体側に嵌入により接続されるよ
うになっているため、接続の容易化が図られる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、コネクタ本体の先端開口側
に外周側に拡径された取付け用フランジ部を形成し、こ
のフランジ部に対しコンタクトスペーサの外周部が締め
付けられて結合されるものとする。加えて、コネクタ本
体及びコンタクトスペーサのケーブル軸方向に相対向す
る両端面の内の一方の外周縁位置に相対向する側に突出
する円弧状凸部を形成し、他方の外周縁位置にその凸部
が内嵌されて上記コネクタ本体及びコンタクトスペーサ
のケーブル軸方向に直交する方向に対する相対位置を位
置決めする嵌合凹部を形成するものである。
求項2記載の発明において、コネクタ本体の先端開口側
に外周側に拡径された取付け用フランジ部を形成し、こ
のフランジ部に対しコンタクトスペーサの外周部が締め
付けられて結合されるものとする。加えて、コネクタ本
体及びコンタクトスペーサのケーブル軸方向に相対向す
る両端面の内の一方の外周縁位置に相対向する側に突出
する円弧状凸部を形成し、他方の外周縁位置にその凸部
が内嵌されて上記コネクタ本体及びコンタクトスペーサ
のケーブル軸方向に直交する方向に対する相対位置を位
置決めする嵌合凹部を形成するものである。
【0016】上記の構成の場合、コネクタ本体とコンタ
クトスペーサとの接続が、コネクタ本体から外周側に突
出したフランジ部とコンタクトスペーサの外周部とが互
いに締め付けられて行われるため、その接続作業が容易
になる上、フレア部とコンタクトスペーサとの圧着によ
る電気的接続が確実になる。しかも、コネクタ本体とコ
ンタクトスペーサとの結合が、円弧状凸部と、嵌合凹部
とが互いに嵌合された状態で行われるため、その結合に
際する位置決めが容易になる上、コネクタ本体とコンタ
クトスペーサとを確実に所定の位置に結合させることが
可能になる。
クトスペーサとの接続が、コネクタ本体から外周側に突
出したフランジ部とコンタクトスペーサの外周部とが互
いに締め付けられて行われるため、その接続作業が容易
になる上、フレア部とコンタクトスペーサとの圧着によ
る電気的接続が確実になる。しかも、コネクタ本体とコ
ンタクトスペーサとの結合が、円弧状凸部と、嵌合凹部
とが互いに嵌合された状態で行われるため、その結合に
際する位置決めが容易になる上、コネクタ本体とコンタ
クトスペーサとを確実に所定の位置に結合させることが
可能になる。
【0017】また、請求項7記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明において、コンタクトスペーサ
をコネクタ本体の先端開口側の端面に対し押し付けた状
態で上記コンタクトスペーサとコネクタ本体とを独立し
て締結することにより互いに一体化させる締結手段を備
える構成とするものである。
たは請求項2記載の発明において、コンタクトスペーサ
をコネクタ本体の先端開口側の端面に対し押し付けた状
態で上記コンタクトスペーサとコネクタ本体とを独立し
て締結することにより互いに一体化させる締結手段を備
える構成とするものである。
【0018】上記の構成の場合、コネクタ本体とコンタ
クトスペーサとが締結手段により強固に一体化され、従
って、外部導体の端縁もしくはフレア部がコンタクトス
ペーサに対し確実に圧着した状態になる。このため、コ
ネクタを同軸ケーブルの端部に対しその同軸ケーブルと
確実に一体化した状態で組み付けることが可能になり、
製品の搬送段階で振動を受けても、コネクタ全体の一体
性を確実に保持して内部導体と中心コンタクトとの電気
的接続、及び、外部導体とコンタクトスペーサとの電気
的接続を確実に維持することが可能になる。これによ
り、製品としての信頼性が向上する上、他のコネクタに
接続する作業においても、本コネクタの側は既に一体化
されているため、確実に一定品質の接続を実現させるこ
とが可能になる。
クトスペーサとが締結手段により強固に一体化され、従
って、外部導体の端縁もしくはフレア部がコンタクトス
ペーサに対し確実に圧着した状態になる。このため、コ
ネクタを同軸ケーブルの端部に対しその同軸ケーブルと
確実に一体化した状態で組み付けることが可能になり、
製品の搬送段階で振動を受けても、コネクタ全体の一体
性を確実に保持して内部導体と中心コンタクトとの電気
的接続、及び、外部導体とコンタクトスペーサとの電気
的接続を確実に維持することが可能になる。これによ
り、製品としての信頼性が向上する上、他のコネクタに
接続する作業においても、本コネクタの側は既に一体化
されているため、確実に一定品質の接続を実現させるこ
とが可能になる。
【0019】さらに、請求項8記載の発明は、請求項1
または請求項2記載の発明において、コンタクトスペー
サをコネクタ本体の先端開口側の端面に対し押し付ける
よう上記コンタクトスペーサとコネクタ本体とを互いに
締め付けることにより、外部導体の端縁を外周側に拡開
させかつその拡開されたフレア部を上記コンタクトスペ
ーサに圧着させる締結手段を備える構成とするものであ
る。
または請求項2記載の発明において、コンタクトスペー
サをコネクタ本体の先端開口側の端面に対し押し付ける
よう上記コンタクトスペーサとコネクタ本体とを互いに
締め付けることにより、外部導体の端縁を外周側に拡開
させかつその拡開されたフレア部を上記コンタクトスペ
ーサに圧着させる締結手段を備える構成とするものであ
る。
【0020】上記の構成の場合、締結手段によりコンタ
クトスペーサとコネクタ本体とを互いに締め付けると、
その締め付けにより、コンタクトスペーサとコネクタ本
体との一体化に加え、フレア部の形成及びそのフレア部
の圧着が同時に行われる。このため、同軸ケーブルの端
部の処理作業においてフレア部の形成作業を省略するこ
とが可能になり、同軸ケーブルに対するコネクタの組み
付け作業の省力化が図られる。
クトスペーサとコネクタ本体とを互いに締め付けると、
その締め付けにより、コンタクトスペーサとコネクタ本
体との一体化に加え、フレア部の形成及びそのフレア部
の圧着が同時に行われる。このため、同軸ケーブルの端
部の処理作業においてフレア部の形成作業を省略するこ
とが可能になり、同軸ケーブルに対するコネクタの組み
付け作業の省力化が図られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
基いて説明する。
【0022】<第1実施形態>図1及び図2は、本発明
の第1実施形態に係る同軸ケーブル用コネクタを示し、
1は同軸ケーブル100の端部に外嵌されて保持される
筒状コネクタ本体、2はその同軸ケーブルのリング状波
付管により構成された外部導体102の外周囲に装着さ
れる割クランプ、3は上記コネクタ本体1の先端面に結
合されるコンタクトスペーサ、4は上記同軸ケーブルの
管状の内部導体101に接続されて上記コンタクトスペ
ーサ3の内孔からケーブル軸方向Xの先端側(図1の左
側)に突出する棒状の中心コンタクト、5はこの中心コ
ンタクト4とコンタクトスペーサ3との間を絶縁する環
状絶縁体としてのインシュレータである。なお、上記同
軸ケーブル100は、ケーブル軸Xに沿って延びる管状
の内部導体101と、これを囲む絶縁体103により所
定距離を隔てられて同軸に配置されたリング状波付管に
より構成された外部導体102と、この外部導体102
の外表面を覆う被覆層104とから形成されたものであ
る。以下、各要素について詳細に説明する。
の第1実施形態に係る同軸ケーブル用コネクタを示し、
1は同軸ケーブル100の端部に外嵌されて保持される
筒状コネクタ本体、2はその同軸ケーブルのリング状波
付管により構成された外部導体102の外周囲に装着さ
れる割クランプ、3は上記コネクタ本体1の先端面に結
合されるコンタクトスペーサ、4は上記同軸ケーブルの
管状の内部導体101に接続されて上記コンタクトスペ
ーサ3の内孔からケーブル軸方向Xの先端側(図1の左
側)に突出する棒状の中心コンタクト、5はこの中心コ
ンタクト4とコンタクトスペーサ3との間を絶縁する環
状絶縁体としてのインシュレータである。なお、上記同
軸ケーブル100は、ケーブル軸Xに沿って延びる管状
の内部導体101と、これを囲む絶縁体103により所
定距離を隔てられて同軸に配置されたリング状波付管に
より構成された外部導体102と、この外部導体102
の外表面を覆う被覆層104とから形成されたものであ
る。以下、各要素について詳細に説明する。
【0023】上記コネクタ本体1はケーブル軸X方向先
端側に、外周方向に突出する取付け用フランジ部11
と、先端開口の全内周縁に沿った凹段部12とが形成さ
れている。上記フランジ11には周方向に複数(図例で
は3つ)の連結孔111,111,…が貫通形成される
一方、外周縁の全周にわたり嵌合凹部112が形成され
ている。また、上記凹段部12は先端側開口の内周面が
上記割クランプ2のケーブル軸X方向幅の範囲だけ拡径
されて、内奥にはケーブル軸Xに直交する方向に拡がる
段面121が形成されている。なお、61はコネクタ本
体1の基端側開口の内周面に嵌め込まれたOリングであ
り、このOリングはコネクタ本体1の基端側開口と、同
軸ケーブル100の被覆層104との間をシールするよ
うになっている。
端側に、外周方向に突出する取付け用フランジ部11
と、先端開口の全内周縁に沿った凹段部12とが形成さ
れている。上記フランジ11には周方向に複数(図例で
は3つ)の連結孔111,111,…が貫通形成される
一方、外周縁の全周にわたり嵌合凹部112が形成され
ている。また、上記凹段部12は先端側開口の内周面が
上記割クランプ2のケーブル軸X方向幅の範囲だけ拡径
されて、内奥にはケーブル軸Xに直交する方向に拡がる
段面121が形成されている。なお、61はコネクタ本
体1の基端側開口の内周面に嵌め込まれたOリングであ
り、このOリングはコネクタ本体1の基端側開口と、同
軸ケーブル100の被覆層104との間をシールするよ
うになっている。
【0024】上記割クランプ2は、半割り形状に分割さ
れた一対のリング状部材21,21を備えており、この
一対のリング状部材21,21の各一端同士が粘着テー
プ22(図2にのみ示す)により連結されて構成されて
いる。この割クランプ2の内周面には、外部導体102
のフレア部102aの背後の谷部と、これに隣接する他
の谷部との各谷部形状に合致する2つの内鍔部23,2
3が全内周にわたり上記谷部の外径位置まで径方向内周
側に突出して形成されている。そして、ケーブル軸X方
向に対し先端面24と基端面25とがそれぞれケーブル
軸Xに直交する方向に拡がる面とされており、上記各内
鍔部23が外部導体102の各谷部に内嵌した状態で割
クランプ2が上記凹段部12内に収容され、上記基端面
25が上記段面121に当接する一方、先端面24がフ
レア部102aの背面に当接するようになっている。つ
まり、上記外部導体102のフレア部102aが割クラ
ンプ2を介して上記段面121によりケーブル軸X方向
奥方(図1の右方)に相対移動しないように阻止される
ようになっている。なお、26は上記粘着テープ22の
肉厚に相当する深さの凹部であり、この凹部26は割ク
ランプ2の全外周にわたり形成されている。
れた一対のリング状部材21,21を備えており、この
一対のリング状部材21,21の各一端同士が粘着テー
プ22(図2にのみ示す)により連結されて構成されて
いる。この割クランプ2の内周面には、外部導体102
のフレア部102aの背後の谷部と、これに隣接する他
の谷部との各谷部形状に合致する2つの内鍔部23,2
3が全内周にわたり上記谷部の外径位置まで径方向内周
側に突出して形成されている。そして、ケーブル軸X方
向に対し先端面24と基端面25とがそれぞれケーブル
軸Xに直交する方向に拡がる面とされており、上記各内
鍔部23が外部導体102の各谷部に内嵌した状態で割
クランプ2が上記凹段部12内に収容され、上記基端面
25が上記段面121に当接する一方、先端面24がフ
レア部102aの背面に当接するようになっている。つ
まり、上記外部導体102のフレア部102aが割クラ
ンプ2を介して上記段面121によりケーブル軸X方向
奥方(図1の右方)に相対移動しないように阻止される
ようになっている。なお、26は上記粘着テープ22の
肉厚に相当する深さの凹部であり、この凹部26は割ク
ランプ2の全外周にわたり形成されている。
【0025】上記コンタクトスペーサ3は上記コネクタ
本体1のフランジ部11と同じ外径を有する比較的薄肉
のドーナッツ板状に形成されており、その外周側には、
全外周縁がフランジ部11側に突出されて上記嵌合凹部
112に内嵌する円弧状凸部31が形成される一方、上
記フランジ部11の各連結孔111と対応する各位置に
連結孔32,32,…が貫通形成されている。そして、
この各連結孔32と上記各連結孔111とに通されて被
接続対象の他の種類のコネクタのフランジ部g(図6参
照)を貫通させた図示省略のボルトとナットとにより、
上記コンタクトスペーサ3がコネクタ本体1に対し押付
けられた状態で締め付けられている。
本体1のフランジ部11と同じ外径を有する比較的薄肉
のドーナッツ板状に形成されており、その外周側には、
全外周縁がフランジ部11側に突出されて上記嵌合凹部
112に内嵌する円弧状凸部31が形成される一方、上
記フランジ部11の各連結孔111と対応する各位置に
連結孔32,32,…が貫通形成されている。そして、
この各連結孔32と上記各連結孔111とに通されて被
接続対象の他の種類のコネクタのフランジ部g(図6参
照)を貫通させた図示省略のボルトとナットとにより、
上記コンタクトスペーサ3がコネクタ本体1に対し押付
けられた状態で締め付けられている。
【0026】また、上記コンタクトスペーサ3の内孔3
3はインシュレータ5の外径とほぼ合致する内径に形成
され、この内孔33にはケーブル軸X方向に対し所定の
内奥位置には径方向内方に突出して上記インシュレータ
5の奥方への移動を阻止する当止部331が形成されて
いる。そして、コネクタ本体1の先端側に露出するフレ
ア部102aと相対向する上記コンタクトスペーサ3の
基端面34がケーブル軸Xに直交する方向に拡がり、こ
の基端面34に対し上記フレア部102aの正面が上記
締め付けによる押付け力により圧着されるようになって
いる。このコンタクトスペーサ3の外表面には例えばニ
ッケルメッキからなる耐食メッキ層がまず形成され、そ
の耐食メッキ層の外表面を覆うように銀メッキからなる
電気通路形成用メッキ層がさらに形成されている。な
お、62はコネクタ本体1とコンタクトスペーサ3との
間をシールするOリング、63は先端面35に厚みの半
分近くが嵌め込まれて被接続対象としての他の種類のコ
ネクタとの間をシールするOリングである。
3はインシュレータ5の外径とほぼ合致する内径に形成
され、この内孔33にはケーブル軸X方向に対し所定の
内奥位置には径方向内方に突出して上記インシュレータ
5の奥方への移動を阻止する当止部331が形成されて
いる。そして、コネクタ本体1の先端側に露出するフレ
ア部102aと相対向する上記コンタクトスペーサ3の
基端面34がケーブル軸Xに直交する方向に拡がり、こ
の基端面34に対し上記フレア部102aの正面が上記
締め付けによる押付け力により圧着されるようになって
いる。このコンタクトスペーサ3の外表面には例えばニ
ッケルメッキからなる耐食メッキ層がまず形成され、そ
の耐食メッキ層の外表面を覆うように銀メッキからなる
電気通路形成用メッキ層がさらに形成されている。な
お、62はコネクタ本体1とコンタクトスペーサ3との
間をシールするOリング、63は先端面35に厚みの半
分近くが嵌め込まれて被接続対象としての他の種類のコ
ネクタとの間をシールするOリングである。
【0027】上記中心コンタクト4は、内部導体101
と略同径の略円柱の棒状本体40を有し、その外表面が
上記の銀メッキからなる電気通路形成用メッキ層により
覆われている。上記棒状本体40のケーブル軸X方向に
対し基端部には連結部として横断面形状が略台形の雄ね
じ部41と鍔部45とが形成され、この雄ねじ部41が
上記コンタクトスペーサ3の内孔33を貫通して内部導
体101の先端開口側に形成された雌ねじ孔101aに
ねじ込まれるとともに、鍔部45に上記内部導体101
の先端面が突き当てられて結合されている。また、上記
棒状本体40のケーブル軸Xの基端側の中間部位にはイ
ンシュレータ5が外嵌される縮径部42が形成され、ケ
ーブル軸X方向全長の略半分の長さを有する先端部の部
分には複数の割溝431,431,…が十文字形に入れ
られて接続部としてのアンカー部43が形成されてい
る。なお、図中44はピン孔であり、このピン孔44は
これにピンを挿入して中心コンタクト4をケーブル軸X
回りに回転させて雄ねじ部41を雌ねじ孔101aにね
じ込むようになっている。
と略同径の略円柱の棒状本体40を有し、その外表面が
上記の銀メッキからなる電気通路形成用メッキ層により
覆われている。上記棒状本体40のケーブル軸X方向に
対し基端部には連結部として横断面形状が略台形の雄ね
じ部41と鍔部45とが形成され、この雄ねじ部41が
上記コンタクトスペーサ3の内孔33を貫通して内部導
体101の先端開口側に形成された雌ねじ孔101aに
ねじ込まれるとともに、鍔部45に上記内部導体101
の先端面が突き当てられて結合されている。また、上記
棒状本体40のケーブル軸Xの基端側の中間部位にはイ
ンシュレータ5が外嵌される縮径部42が形成され、ケ
ーブル軸X方向全長の略半分の長さを有する先端部の部
分には複数の割溝431,431,…が十文字形に入れ
られて接続部としてのアンカー部43が形成されてい
る。なお、図中44はピン孔であり、このピン孔44は
これにピンを挿入して中心コンタクト4をケーブル軸X
回りに回転させて雄ねじ部41を雌ねじ孔101aにね
じ込むようになっている。
【0028】上記インシュレータ5は、例えばポリスチ
レン等により形成され、直径方向に2分割とされた一対
の半割り部材により円板状に構成され、各半割り部材の
相対向面52の中心部に上記縮径部42の外径と同内径
の嵌合孔51が形成されている。上記インシュレータ5
は上記相対向面52間に中心コンタクト4の縮径部42
を配置して上記嵌合孔51を上記縮径部42に対し外嵌
させ、この状態の一対の半割り部材がその外周囲に嵌め
たゴムバンド53により仮保持されるようになってい
る。そして、上記インシュレータ5がコンタクトスペー
サ3の内孔33の内周面に内嵌されて当止部331に当
て止めされることにより、中心コンタクト4とコンタク
トスペーサ3とが互いに絶縁される一方、そのケーブル
軸X方向幅の半分がコンタクトスペーサ3の先端面35
から外方に突出するようになっている。
レン等により形成され、直径方向に2分割とされた一対
の半割り部材により円板状に構成され、各半割り部材の
相対向面52の中心部に上記縮径部42の外径と同内径
の嵌合孔51が形成されている。上記インシュレータ5
は上記相対向面52間に中心コンタクト4の縮径部42
を配置して上記嵌合孔51を上記縮径部42に対し外嵌
させ、この状態の一対の半割り部材がその外周囲に嵌め
たゴムバンド53により仮保持されるようになってい
る。そして、上記インシュレータ5がコンタクトスペー
サ3の内孔33の内周面に内嵌されて当止部331に当
て止めされることにより、中心コンタクト4とコンタク
トスペーサ3とが互いに絶縁される一方、そのケーブル
軸X方向幅の半分がコンタクトスペーサ3の先端面35
から外方に突出するようになっている。
【0029】次に、上記構成のコネクタを同軸ケーブル
100の端部に取付ける方法について概説する。
100の端部に取付ける方法について概説する。
【0030】まず、同軸ケーブル100の側の処理とし
て、端部から所定長さの被覆層104の切除と、内部導
体101の先端開口の内周面に雌ねじ孔101a用の雌
ねじ溝のねじ切りと、絶縁体103の端面整形と、外部
導体102の所定位置での切断とを行う。この外部導体
102の切断は、図3に示すように、上記内部導体10
1の先端よりも外方位置の外部導体102であって、そ
の外部導体102の山部頂点位置で切断する。
て、端部から所定長さの被覆層104の切除と、内部導
体101の先端開口の内周面に雌ねじ孔101a用の雌
ねじ溝のねじ切りと、絶縁体103の端面整形と、外部
導体102の所定位置での切断とを行う。この外部導体
102の切断は、図3に示すように、上記内部導体10
1の先端よりも外方位置の外部導体102であって、そ
の外部導体102の山部頂点位置で切断する。
【0031】次に、上記の同軸ケーブル100の端部に
対しケーブル軸X方向外方から奥方に向けてコネクタ本
体1を外嵌させて、同軸ケーブル100の端部がコネク
タ本体1の先端開口から所定寸法以上突出した状態にす
る(図2参照)。この状態で、外部導体102の端縁を
ケーブル軸X方向に拡がるように外周側に折り返してフ
レア部102aを形成し、このフレア部102aの背後
直近に割クランプ2を嵌め込んだ後、コネクタ本体1を
同軸ケーブル100の先端側に引き寄せて上記割クラン
プ2の基端面25を凹段部12の段面121に突き当て
て上記フレア部102aをコネクタ本体1の先端開口か
らそのフレア部102aの肉厚分だけ突出させた状態に
する。
対しケーブル軸X方向外方から奥方に向けてコネクタ本
体1を外嵌させて、同軸ケーブル100の端部がコネク
タ本体1の先端開口から所定寸法以上突出した状態にす
る(図2参照)。この状態で、外部導体102の端縁を
ケーブル軸X方向に拡がるように外周側に折り返してフ
レア部102aを形成し、このフレア部102aの背後
直近に割クランプ2を嵌め込んだ後、コネクタ本体1を
同軸ケーブル100の先端側に引き寄せて上記割クラン
プ2の基端面25を凹段部12の段面121に突き当て
て上記フレア部102aをコネクタ本体1の先端開口か
らそのフレア部102aの肉厚分だけ突出させた状態に
する。
【0032】そして、中心コンタクト4の縮径部42に
インシュレータ5を外嵌させ、この中心コンタクト4の
雄ねじ部41をコンタクトスペーサ3の内孔33に挿通
させて上記インシュレータ5の外周面を上記内孔33の
内周面に外嵌した状態にする。この状態で上記雄ねじ部
41を内部導体101の雌ねじ孔101aに根元までね
じ込むことにより、上記フレア部102aをコンタクト
スペーサ3の基端面34と割クランプ2の先端面24と
の間に挟み込んで上記基端面34に当接させた状態に仮
付けする。この際、コンタクトスペーサ3の円弧状凸部
31をコネクタ本体1の嵌合凹部112に対し外嵌させ
ることにより、コンタクトスペーサ3とコネクタ本体1
とのケーブル軸Xに直交する方向での相対位置合わせが
自動的に行うことができる。また、コンタクトスペーサ
3を回転位置調整してコネクタ本体1とコンタクトスペ
ーサ3との両連結孔111,32とが周方向に互いに合
致するようにしておく。
インシュレータ5を外嵌させ、この中心コンタクト4の
雄ねじ部41をコンタクトスペーサ3の内孔33に挿通
させて上記インシュレータ5の外周面を上記内孔33の
内周面に外嵌した状態にする。この状態で上記雄ねじ部
41を内部導体101の雌ねじ孔101aに根元までね
じ込むことにより、上記フレア部102aをコンタクト
スペーサ3の基端面34と割クランプ2の先端面24と
の間に挟み込んで上記基端面34に当接させた状態に仮
付けする。この際、コンタクトスペーサ3の円弧状凸部
31をコネクタ本体1の嵌合凹部112に対し外嵌させ
ることにより、コンタクトスペーサ3とコネクタ本体1
とのケーブル軸Xに直交する方向での相対位置合わせが
自動的に行うことができる。また、コンタクトスペーサ
3を回転位置調整してコネクタ本体1とコンタクトスペ
ーサ3との両連結孔111,32とが周方向に互いに合
致するようにしておく。
【0033】以上で同軸ケーブル100の端部へのコネ
クタの取付けが完了する。そして、このコネクタの中心
コンタクト4のアンカー部43を被接続対象としての他
の種類のコネクタa′(図6参照)の管状中心コンタク
トcに嵌入させる一方、そのフランジ部gとコンタクト
スペーサ3の先端面35とをOリング63を介して接合
して上記両連結孔111,32に通した図示省略の連結
ボルトを上記フランジ部gの連結孔に挿通してナットで
三者を締め付ける。この締め付けにより、上記フレア部
102aが割クランプ2とコンタクトスペーサ3との間
で圧着されるとともに、コンタクトスペーサ3と上記他
のコネクタa′のフランジ部gとが密着される。
クタの取付けが完了する。そして、このコネクタの中心
コンタクト4のアンカー部43を被接続対象としての他
の種類のコネクタa′(図6参照)の管状中心コンタク
トcに嵌入させる一方、そのフランジ部gとコンタクト
スペーサ3の先端面35とをOリング63を介して接合
して上記両連結孔111,32に通した図示省略の連結
ボルトを上記フランジ部gの連結孔に挿通してナットで
三者を締め付ける。この締め付けにより、上記フレア部
102aが割クランプ2とコンタクトスペーサ3との間
で圧着されるとともに、コンタクトスペーサ3と上記他
のコネクタa′のフランジ部gとが密着される。
【0034】以上で両同軸ケーブル100,100の端
部同士が接続される。すなわち、両内部導体101,1
01が中心コンタクト4と中心コンタクトcとを介して
電気的に接続される一方、両外部導体102,102が
コンタクトスペーサ3と第2接続筒体dとを介して電気
的に接続されることになる。
部同士が接続される。すなわち、両内部導体101,1
01が中心コンタクト4と中心コンタクトcとを介して
電気的に接続される一方、両外部導体102,102が
コンタクトスペーサ3と第2接続筒体dとを介して電気
的に接続されることになる。
【0035】このような本第1実施形態のコネクタの場
合、従来のコネクタa(図6参照)と比べ、中心コンタ
クト4により、従来のアンカーコネクタfと、これを嵌
入させる管状中心コンタクトcとを一体のものとしてい
るため、コネクタ全体のケーブル軸X方向長さを大幅に
短縮することができ、大幅な小型化,軽量化を図ること
ができる。この結果、コストの低減化の一方、取扱い及
び保管の容易化を図ることができる。さらに、上記従来
のアンカーコネクタfの省略の分、両内部導体101,
101間の電気的接続点の数を減少させることができ、
コネクタ接続部位における導通性能の向上を図ることが
できる。
合、従来のコネクタa(図6参照)と比べ、中心コンタ
クト4により、従来のアンカーコネクタfと、これを嵌
入させる管状中心コンタクトcとを一体のものとしてい
るため、コネクタ全体のケーブル軸X方向長さを大幅に
短縮することができ、大幅な小型化,軽量化を図ること
ができる。この結果、コストの低減化の一方、取扱い及
び保管の容易化を図ることができる。さらに、上記従来
のアンカーコネクタfの省略の分、両内部導体101,
101間の電気的接続点の数を減少させることができ、
コネクタ接続部位における導通性能の向上を図ることが
できる。
【0036】また、ケーブル軸Xに直交する方向に拡が
るフレア部102aを、同じくケーブル軸Xに直交する
方向にそれぞれ拡がる割クランプ2の先端面24とコン
タクトスペーサ3の基端面34とでケーブル軸X方向両
側から挟み込むことにより、コンタクトスペーサ3に対
し圧着させるようにしているため、コネクタ本体1と同
軸ケーブル100との相対位置関係がケーブル軸Xに対
しわずかに偏心していたり、わずかに傾斜していたりし
ても、上記フレア部102aをコンタクトスペーサ3に
対し確実に圧着させることができ、外部導体102との
電気的接続を確実に行うことができる。
るフレア部102aを、同じくケーブル軸Xに直交する
方向にそれぞれ拡がる割クランプ2の先端面24とコン
タクトスペーサ3の基端面34とでケーブル軸X方向両
側から挟み込むことにより、コンタクトスペーサ3に対
し圧着させるようにしているため、コネクタ本体1と同
軸ケーブル100との相対位置関係がケーブル軸Xに対
しわずかに偏心していたり、わずかに傾斜していたりし
ても、上記フレア部102aをコンタクトスペーサ3に
対し確実に圧着させることができ、外部導体102との
電気的接続を確実に行うことができる。
【0037】さらに、中心コンタクト4の雄ねじ部41
のねじ山を横断面形状が台形形状になるようにしている
ため、内部導体101に対する雌ねじ孔101a用の雌
ねじ溝を比較的浅いものにすることができ、そのねじ切
り作業の容易化を図ることができるとともに、内部導体
101の破損のおそれを解消することができる。
のねじ山を横断面形状が台形形状になるようにしている
ため、内部導体101に対する雌ねじ孔101a用の雌
ねじ溝を比較的浅いものにすることができ、そのねじ切
り作業の容易化を図ることができるとともに、内部導体
101の破損のおそれを解消することができる。
【0038】<第2実施形態>図4及び図5は第2実施
形態を示す。この第2実施形態は、第1実施形態に対
し、コネクタ本体1のフランジ部11とコンタクトスペ
ーサ3とを互いに連結して一体化させる締結手段として
の複数(図例では3つ)の六角穴付きボルト7,7,7
を追加したものであり、他の構成は第1実施形態と同じ
ものである。
形態を示す。この第2実施形態は、第1実施形態に対
し、コネクタ本体1のフランジ部11とコンタクトスペ
ーサ3とを互いに連結して一体化させる締結手段として
の複数(図例では3つ)の六角穴付きボルト7,7,7
を追加したものであり、他の構成は第1実施形態と同じ
ものである。
【0039】上記フランジ部11には、例えばステンレ
ス鋼製の上記各六角穴付きボルト7がねじ込まれる3つ
の取付孔113,113,113が形成されている。こ
の各取付孔113は、連結孔111,111,111と
は異なる周方向位置に少なくともコンタクトスペーサ3
の側の面に開口し、かつ、内周面には上記六角穴付きボ
ルト7と螺合する雌ねじが形成されている。
ス鋼製の上記各六角穴付きボルト7がねじ込まれる3つ
の取付孔113,113,113が形成されている。こ
の各取付孔113は、連結孔111,111,111と
は異なる周方向位置に少なくともコンタクトスペーサ3
の側の面に開口し、かつ、内周面には上記六角穴付きボ
ルト7と螺合する雌ねじが形成されている。
【0040】また、上記コンタクトスペーサ3には、周
方向に互いに離れた所定位置にケーブル軸X方向に貫通
する3つの貫通孔36,36,36が形成されている。
この各貫通孔36は、フランジ部11の連結孔111と
コンタクトスペーサ3の連結孔32とをケーブル軸X方
向に連通させた状態で上記各取付孔113と対応するこ
とになる各位置に形成されている。この各貫通孔36は
上記各六角穴付きボルト7の頭部の全体が内部に入り込
むようにコンタクトスペーサ3の先端面35の側が拡径
され、この拡径された部分に上記各六角穴付きボルト7
の頭部が入り込んだ状態(図4参照)で、その頭部の端
面と上記先端面35とが面一になるようにされている。
方向に互いに離れた所定位置にケーブル軸X方向に貫通
する3つの貫通孔36,36,36が形成されている。
この各貫通孔36は、フランジ部11の連結孔111と
コンタクトスペーサ3の連結孔32とをケーブル軸X方
向に連通させた状態で上記各取付孔113と対応するこ
とになる各位置に形成されている。この各貫通孔36は
上記各六角穴付きボルト7の頭部の全体が内部に入り込
むようにコンタクトスペーサ3の先端面35の側が拡径
され、この拡径された部分に上記各六角穴付きボルト7
の頭部が入り込んだ状態(図4参照)で、その頭部の端
面と上記先端面35とが面一になるようにされている。
【0041】この第2実施形態のコネクタを同軸ケーブ
ル100の端部に取付ける方法について概説すると、ま
ず、同軸ケーブル100の側の処理から、処理後の同軸
ケーブル100の端部に対しケーブル軸X方向外方から
奥方に向けてコネクタ本体1を外嵌させて、同軸ケーブ
ル100の端部がコネクタ本体1の先端開口から所定寸
法以上突出した状態にする(図2参照)までを第1実施
形態と同様に行なう。すなわち、上記同軸ケーブル10
0の側の処理として、端部から所定長さの被覆層104
の切除と、内部導体101の先端開口の内周面に雌ねじ
孔101a用の雌ねじ溝のねじ切りと、絶縁体103の
端面整形と、外部導体102の所定位置での切断とを行
う。この外部導体102の切断位置は、第1実施形態と
同様に、上記内部導体101の先端よりも外方位置の外
部導体102であってその外部導体102の山部頂点位
置とする(図3参照)。
ル100の端部に取付ける方法について概説すると、ま
ず、同軸ケーブル100の側の処理から、処理後の同軸
ケーブル100の端部に対しケーブル軸X方向外方から
奥方に向けてコネクタ本体1を外嵌させて、同軸ケーブ
ル100の端部がコネクタ本体1の先端開口から所定寸
法以上突出した状態にする(図2参照)までを第1実施
形態と同様に行なう。すなわち、上記同軸ケーブル10
0の側の処理として、端部から所定長さの被覆層104
の切除と、内部導体101の先端開口の内周面に雌ねじ
孔101a用の雌ねじ溝のねじ切りと、絶縁体103の
端面整形と、外部導体102の所定位置での切断とを行
う。この外部導体102の切断位置は、第1実施形態と
同様に、上記内部導体101の先端よりも外方位置の外
部導体102であってその外部導体102の山部頂点位
置とする(図3参照)。
【0042】次に、第1実施形態では外部導体102の
端縁102bを折り返すことによりフレア部102a
(図2参照)の形成を行なっているが、本第2実施形態
ではそのフレア部102aの形成を行なわずに、上記の
山部頂点位置で切断した端縁102bの外周囲に対し割
クランプ2を嵌め込む。この後、コネクタ本体1を同軸
ケーブル100の先端側に引き寄せて上記割クランプ2
の基端面25を凹段部12の段面121に突き当てて上
記端縁102bをコネクタ本体1の先端開口(割クラン
プ2の先端面24)から突出させた状態にする。
端縁102bを折り返すことによりフレア部102a
(図2参照)の形成を行なっているが、本第2実施形態
ではそのフレア部102aの形成を行なわずに、上記の
山部頂点位置で切断した端縁102bの外周囲に対し割
クランプ2を嵌め込む。この後、コネクタ本体1を同軸
ケーブル100の先端側に引き寄せて上記割クランプ2
の基端面25を凹段部12の段面121に突き当てて上
記端縁102bをコネクタ本体1の先端開口(割クラン
プ2の先端面24)から突出させた状態にする。
【0043】そして、コンタクトスペーサ3の基端面3
4を上記コネクタ本体1に相対向させて外部導体102
の端縁102bが割クランプ2の先端面24と、上記コ
ンタクトスペーサ3の基端面34との間に挟み付けられ
た状態で、3本の六角穴付きボルト7をそれぞれ貫通孔
36に挿通させて上記コネクタ本体1の取付孔113に
ねじ込んでいく。このねじ込みに伴い、上記外部導体1
02の端縁102bが、上記各ボルト7のねじ込み力に
よる押圧力を受けて上記割クランプ2の先端面24に沿
って外周側に折り返され、最終的には第1実施形態と同
様なフレア部102aが形成されかつそのフレア部10
2aがコンタクトスペーサ3の基端面34と割クランプ
2の先端面24との間に挟み込まれて上記基端面34に
圧着した状態になる。併せて、上記の各ボルト7のねじ
込みにより、コネクタ本体1とコンタクトスペーサ3と
が強固に一体化されることになるとともに、コネクタ本
体1とコンタクトスペーサ3との両連結孔111,32
とがケーブル軸X方向に一直線状に連通した状態にな
る。なお、上記のねじ込みの際に、コンタクトスペーサ
3の円弧状凸部31をコネクタ本体1の嵌合凹部112
に対し外嵌させることにより、コンタクトスペーサ3と
コネクタ本体1とのケーブル軸Xに直交する方向での相
対位置合わせが自動的に行うことができる。
4を上記コネクタ本体1に相対向させて外部導体102
の端縁102bが割クランプ2の先端面24と、上記コ
ンタクトスペーサ3の基端面34との間に挟み付けられ
た状態で、3本の六角穴付きボルト7をそれぞれ貫通孔
36に挿通させて上記コネクタ本体1の取付孔113に
ねじ込んでいく。このねじ込みに伴い、上記外部導体1
02の端縁102bが、上記各ボルト7のねじ込み力に
よる押圧力を受けて上記割クランプ2の先端面24に沿
って外周側に折り返され、最終的には第1実施形態と同
様なフレア部102aが形成されかつそのフレア部10
2aがコンタクトスペーサ3の基端面34と割クランプ
2の先端面24との間に挟み込まれて上記基端面34に
圧着した状態になる。併せて、上記の各ボルト7のねじ
込みにより、コネクタ本体1とコンタクトスペーサ3と
が強固に一体化されることになるとともに、コネクタ本
体1とコンタクトスペーサ3との両連結孔111,32
とがケーブル軸X方向に一直線状に連通した状態にな
る。なお、上記のねじ込みの際に、コンタクトスペーサ
3の円弧状凸部31をコネクタ本体1の嵌合凹部112
に対し外嵌させることにより、コンタクトスペーサ3と
コネクタ本体1とのケーブル軸Xに直交する方向での相
対位置合わせが自動的に行うことができる。
【0044】最後に、中心コンタクト4の内部導体10
1への取付けを行なう。この取付けは、まず、中心コン
タクト4の縮径部42にインシュレータ5を外嵌させ、
この中心コンタクト4の雄ねじ部41をコンタクトスペ
ーサ3の内孔33に挿通させて上記インシュレータ5の
外周面を上記内孔33の内周面に外嵌した状態にする。
次に、この状態で上記雄ねじ部41を内部導体101の
雌ねじ孔101aに根元までねじ込むことにより終了す
る。
1への取付けを行なう。この取付けは、まず、中心コン
タクト4の縮径部42にインシュレータ5を外嵌させ、
この中心コンタクト4の雄ねじ部41をコンタクトスペ
ーサ3の内孔33に挿通させて上記インシュレータ5の
外周面を上記内孔33の内周面に外嵌した状態にする。
次に、この状態で上記雄ねじ部41を内部導体101の
雌ねじ孔101aに根元までねじ込むことにより終了す
る。
【0045】以上で同軸ケーブル100の端部へのコネ
クタの取付けが完了する。そして、このコネクタと、被
接続対象としての他の種類のコネクタa′(図6参照)
とを第1実施形態の場合と同様にして連結することによ
り、両コネクタの両同軸ケーブル100,100の端部
同士を接続することができる。すなわち、両内部導体1
01,101が中心コンタクト4と中心コンタクトcと
を介して電気的に接続される一方、両外部導体102,
102がコンタクトスペーサ3と第2接続筒体dとを介
して電気的に接続されることになる。
クタの取付けが完了する。そして、このコネクタと、被
接続対象としての他の種類のコネクタa′(図6参照)
とを第1実施形態の場合と同様にして連結することによ
り、両コネクタの両同軸ケーブル100,100の端部
同士を接続することができる。すなわち、両内部導体1
01,101が中心コンタクト4と中心コンタクトcと
を介して電気的に接続される一方、両外部導体102,
102がコンタクトスペーサ3と第2接続筒体dとを介
して電気的に接続されることになる。
【0046】このような第2実施形態のコネクタの場
合、第1実施形態の場合と同じ作用効果を得ることがで
きる上、さらに、以下の作用効果を得ることができる。
すなわち、上記の第2実施形態のコネクタと他のコネク
タとを両連結孔111,32に挿通した図示省略の連結
ボルトにより連結する前の段階において、第1実施形態
の場合にはコネクタ本体1とコンタクトスペーサ3とが
中心コンタクト4の内部導体101へのねじ込みにより
仮止めされ、従って、外部導体102のフレア部102
aがコンタクトスペーサ3の基端面34に対し当接状態
に仮付けされた状態であるのに対し、第2実施形態の場
合には上記コネクタ本体1とコンタクトスペーサ3とが
各六角穴付きボルト7のねじ込みにより強固に一体化さ
れ、従って、上記フレア部102aがコンタクトスペー
サ3の基端面34に対し確実に圧着した状態になる。こ
のため、第2実施形態では、コネクタを同軸ケーブル1
00の端部に対しその同軸ケーブル100と確実に一体
化した状態で組み付けることができ、このように組み付
けた状態で製品として出荷することができる。そして、
出荷されて現場で他のコネクタと接続されるまでの間の
搬送段階で振動を受けても、コネクタ全体の一体性を確
実に保持して内部導体101と中心コンタクト4との電
気的接続、及び、外部導体102とコンタクトスペーサ
3との電気的接続を確実に維持することができ、製品と
しての信頼性を向上させることができる。
合、第1実施形態の場合と同じ作用効果を得ることがで
きる上、さらに、以下の作用効果を得ることができる。
すなわち、上記の第2実施形態のコネクタと他のコネク
タとを両連結孔111,32に挿通した図示省略の連結
ボルトにより連結する前の段階において、第1実施形態
の場合にはコネクタ本体1とコンタクトスペーサ3とが
中心コンタクト4の内部導体101へのねじ込みにより
仮止めされ、従って、外部導体102のフレア部102
aがコンタクトスペーサ3の基端面34に対し当接状態
に仮付けされた状態であるのに対し、第2実施形態の場
合には上記コネクタ本体1とコンタクトスペーサ3とが
各六角穴付きボルト7のねじ込みにより強固に一体化さ
れ、従って、上記フレア部102aがコンタクトスペー
サ3の基端面34に対し確実に圧着した状態になる。こ
のため、第2実施形態では、コネクタを同軸ケーブル1
00の端部に対しその同軸ケーブル100と確実に一体
化した状態で組み付けることができ、このように組み付
けた状態で製品として出荷することができる。そして、
出荷されて現場で他のコネクタと接続されるまでの間の
搬送段階で振動を受けても、コネクタ全体の一体性を確
実に保持して内部導体101と中心コンタクト4との電
気的接続、及び、外部導体102とコンタクトスペーサ
3との電気的接続を確実に維持することができ、製品と
しての信頼性を向上させることができる。
【0047】しかも、コネクタと同軸ケーブル100の
端部との連結作業において、各六角穴付きボルト7のね
じ込みにより、コンタクトスペーサ3とコネクタ本体1
との一体化に加え、フレア部102aの形成をも同時に
行うことができ、同軸ケーブル100の端部の処理作業
においてフレア部102aの形成作業を省略することが
できる。その上、本コネクタを他のコネクタに接続する
作業においても、本コネクタの側は既に一体化されてい
るため、中心コンタクト4の増し締め等の作業を省略す
ることができ、確実に一定品質の接続を実現することが
できる。
端部との連結作業において、各六角穴付きボルト7のね
じ込みにより、コンタクトスペーサ3とコネクタ本体1
との一体化に加え、フレア部102aの形成をも同時に
行うことができ、同軸ケーブル100の端部の処理作業
においてフレア部102aの形成作業を省略することが
できる。その上、本コネクタを他のコネクタに接続する
作業においても、本コネクタの側は既に一体化されてい
るため、中心コンタクト4の増し締め等の作業を省略す
ることができ、確実に一定品質の接続を実現することが
できる。
【0048】<他の実施形態>なお、本発明は上記第1
及び第2実施形態に限定されるものではなく、その他種
々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第
1及び第2実施形態では、割クランプ2を用いてフレア
部102aをコンタクトスペーサ3に対し圧着させてい
るが、これに限らず、例えばコネクタ本体1の先端開口
縁側の端面をフレア部102aの背面に当接させてコン
タクトスペーサ3に対し圧着させるようにしてもよい。
及び第2実施形態に限定されるものではなく、その他種
々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第
1及び第2実施形態では、割クランプ2を用いてフレア
部102aをコンタクトスペーサ3に対し圧着させてい
るが、これに限らず、例えばコネクタ本体1の先端開口
縁側の端面をフレア部102aの背面に当接させてコン
タクトスペーサ3に対し圧着させるようにしてもよい。
【0049】上記第1及び第2実施形態では、管状の内
部導体101を用いた同軸ケーブル100を対象として
いるが、これに限らず、中実のロッド状の内部導体を用
いた同軸ケーブルを対象とすることもできる。この場合
には、そのロッド状の内部導体の先端部に雄ねじ部を形
成し、中心コンタクト4の連結部をその雄ねじ部に螺合
する雌ねじ孔とすればよい。
部導体101を用いた同軸ケーブル100を対象として
いるが、これに限らず、中実のロッド状の内部導体を用
いた同軸ケーブルを対象とすることもできる。この場合
には、そのロッド状の内部導体の先端部に雄ねじ部を形
成し、中心コンタクト4の連結部をその雄ねじ部に螺合
する雌ねじ孔とすればよい。
【0050】上記第1及び第2実施形態では、円弧状凸
部31をコンタクトスペーサ3の側に、嵌合凹部112
をコネクタ本体1の側にそれぞれ形成しているが、これ
に限らず、逆に、円弧状凸部をコネクタ本体1の側に、
嵌合凹部をコンタクトスペーサ3の側にそれぞれ形成し
てもよい。また、上記円弧状凸部31と嵌合凹部112
との組み合わせを周方向全周ではなく、周方向の一部に
形成するようにしてもよく、さらに、それら円弧状凸部
と嵌合凹部との組み合わせを外周縁の位置ではなく、コ
ンタクトスペーサ3とコネクタ本体1との相対向面の径
方向中間位置に形成するようにしてもよい。
部31をコンタクトスペーサ3の側に、嵌合凹部112
をコネクタ本体1の側にそれぞれ形成しているが、これ
に限らず、逆に、円弧状凸部をコネクタ本体1の側に、
嵌合凹部をコンタクトスペーサ3の側にそれぞれ形成し
てもよい。また、上記円弧状凸部31と嵌合凹部112
との組み合わせを周方向全周ではなく、周方向の一部に
形成するようにしてもよく、さらに、それら円弧状凸部
と嵌合凹部との組み合わせを外周縁の位置ではなく、コ
ンタクトスペーサ3とコネクタ本体1との相対向面の径
方向中間位置に形成するようにしてもよい。
【0051】また、上記第2実施形態では、各六角穴付
きボルト7をコンタクトスペーサ3の側からコネクタ本
体1に対しねじ込むようにしているが、これに限らず、
例えば、逆に上記ボルト7をコネクタ本体1の側からコ
ンタクトスペーサ3に対しねじ込むようにしてもよい。
また、上記第2実施形態ではコネクタ本体1のフランジ
部11にねじ溝を有する取付孔113を形成している
が、これに限らず、ボルト7を貫通させてナットを用い
て締結するようにしてもよい。さらに、上記第2実施形
態では締結手段として3本の六角穴付きボルト7,7,
7を用いているが、コンタクトスペーサ3とコネクタ本
体1とを一体化してフレア部102aの形成を行ない得
るものであれば、ボルト7の本数は2本もしくは4本以
上であってもよく、用いるボルトは六角穴付きボルトで
なくても通常の六角ボルトを用いてもよく、さらには、
ボルト以外の手段を用いてもよい。
きボルト7をコンタクトスペーサ3の側からコネクタ本
体1に対しねじ込むようにしているが、これに限らず、
例えば、逆に上記ボルト7をコネクタ本体1の側からコ
ンタクトスペーサ3に対しねじ込むようにしてもよい。
また、上記第2実施形態ではコネクタ本体1のフランジ
部11にねじ溝を有する取付孔113を形成している
が、これに限らず、ボルト7を貫通させてナットを用い
て締結するようにしてもよい。さらに、上記第2実施形
態では締結手段として3本の六角穴付きボルト7,7,
7を用いているが、コンタクトスペーサ3とコネクタ本
体1とを一体化してフレア部102aの形成を行ない得
るものであれば、ボルト7の本数は2本もしくは4本以
上であってもよく、用いるボルトは六角穴付きボルトで
なくても通常の六角ボルトを用いてもよく、さらには、
ボルト以外の手段を用いてもよい。
【0052】さらに、上記第2実施形態では、各六角穴
付きボルト7をコンタクトスペーサ3の側からコネクタ
本体1に対しねじ込むことにより、コンタクトスペーサ
3とコネクタ本体1との一体化に加えフレア部102a
の形成をも行ない得るようにしているが、これに限ら
ず、本第2実施形態においても、第1実施形態と同様に
上記フレア部102aを同軸ケーブル100の端部処理
の際に予め形成しておくようにしてもよい。
付きボルト7をコンタクトスペーサ3の側からコネクタ
本体1に対しねじ込むことにより、コンタクトスペーサ
3とコネクタ本体1との一体化に加えフレア部102a
の形成をも行ない得るようにしているが、これに限ら
ず、本第2実施形態においても、第1実施形態と同様に
上記フレア部102aを同軸ケーブル100の端部処理
の際に予め形成しておくようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明におけるコネクタによれば、コネクタ全体の軸方向長
さを従来のよりも大幅に短縮することができ、大幅な小
型化,軽量化を図ることができる。この結果、従来のも
のよりもコストの低減化を図ることができる一方、取扱
い及び保管の容易化を図ることができる。さらに、上記
従来のものよりも、両内部導体間の電気的接続点の数を
減少させることができ、コネクタ接続部位における導通
性能の向上を図ることができる。
明におけるコネクタによれば、コネクタ全体の軸方向長
さを従来のよりも大幅に短縮することができ、大幅な小
型化,軽量化を図ることができる。この結果、従来のも
のよりもコストの低減化を図ることができる一方、取扱
い及び保管の容易化を図ることができる。さらに、上記
従来のものよりも、両内部導体間の電気的接続点の数を
減少させることができ、コネクタ接続部位における導通
性能の向上を図ることができる。
【0054】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の場合と同様に、コネクタ全体の軸方向長さを
従来のものよりも大幅に短縮することができ、大幅な小
型化,軽量化を図ることができる。この結果、従来のも
のよりもコストの低減化を図ることができる一方、取扱
い及び保管の容易化を図ることができる。さらに、上記
従来のものよりも、両内部導体間の電気的接続点の数を
減少させることができ、コネクタ接続部位における導通
性能の向上を図ることができる。また、割クランプの介
装により同軸ケーブルの外部導体とコンタクトスペーサ
とを確実に電気的に接続させることができる一方、環状
絶縁体の介装により中心コンタクトを確実に支持した状
態で、外部導体側のコンタクトスペーサと、内部導体側
の中心コンタクトの間を確実に絶縁させることができ
る。
載の発明の場合と同様に、コネクタ全体の軸方向長さを
従来のものよりも大幅に短縮することができ、大幅な小
型化,軽量化を図ることができる。この結果、従来のも
のよりもコストの低減化を図ることができる一方、取扱
い及び保管の容易化を図ることができる。さらに、上記
従来のものよりも、両内部導体間の電気的接続点の数を
減少させることができ、コネクタ接続部位における導通
性能の向上を図ることができる。また、割クランプの介
装により同軸ケーブルの外部導体とコンタクトスペーサ
とを確実に電気的に接続させることができる一方、環状
絶縁体の介装により中心コンタクトを確実に支持した状
態で、外部導体側のコンタクトスペーサと、内部導体側
の中心コンタクトの間を確実に絶縁させることができ
る。
【0055】請求項3記載の発明によれば、コネクタを
取り付ける側の内部導体に対する連結部と、被接続対象
の内部導体に対する接続部とを一体形成した中心コンタ
クトを特定することができ、上記請求項1または請求項
2記載の発明における効果を確実に得ることができる。
取り付ける側の内部導体に対する連結部と、被接続対象
の内部導体に対する接続部とを一体形成した中心コンタ
クトを特定することができ、上記請求項1または請求項
2記載の発明における効果を確実に得ることができる。
【0056】請求項4記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載の発明による効果に加え、ねじ込みに
より、中心コンタクトと内部導体との電気的接続を確実
に行うことができる。
たは請求項2記載の発明による効果に加え、ねじ込みに
より、中心コンタクトと内部導体との電気的接続を確実
に行うことができる。
【0057】請求項5記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載の発明による効果に加え、中心コンタ
クトの先端部を被接続対象の内部導体に対し容易に接続
することができる。
たは請求項2記載の発明による効果に加え、中心コンタ
クトの先端部を被接続対象の内部導体に対し容易に接続
することができる。
【0058】請求項6記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載の発明による効果に加え、コネクタ本
体とコンタクトスペーサとの相対位置を自動的にかつ確
実に所定位置に位置決めさせることができ、接続作業の
容易化,確実化を図ることができる。
たは請求項2記載の発明による効果に加え、コネクタ本
体とコンタクトスペーサとの相対位置を自動的にかつ確
実に所定位置に位置決めさせることができ、接続作業の
容易化,確実化を図ることができる。
【0059】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項1または請求項2記載の発明による効果に加え、コネ
クタ本体とコンタクトスペーサとを締結手段により強固
に一体化することができ、従って、外部導体の端縁もし
くはフレア部をコンタクトスペーサに対し確実に圧着し
た状態にさせることができる。このため、コネクタを同
軸ケーブルと確実に一体化した状態で組み付けることが
でき、製品の搬送段階で振動を受けても、コネクタ全体
の一体性を確実に保持して内部導体と中心コンタクトと
の電気的接続、及び、外部導体とコンタクトスペーサと
の電気的接続を確実に維持することができる。これによ
り、製品としての信頼性の向上、及び、確実に一定品質
の接続を実現させることができる。
項1または請求項2記載の発明による効果に加え、コネ
クタ本体とコンタクトスペーサとを締結手段により強固
に一体化することができ、従って、外部導体の端縁もし
くはフレア部をコンタクトスペーサに対し確実に圧着し
た状態にさせることができる。このため、コネクタを同
軸ケーブルと確実に一体化した状態で組み付けることが
でき、製品の搬送段階で振動を受けても、コネクタ全体
の一体性を確実に保持して内部導体と中心コンタクトと
の電気的接続、及び、外部導体とコンタクトスペーサと
の電気的接続を確実に維持することができる。これによ
り、製品としての信頼性の向上、及び、確実に一定品質
の接続を実現させることができる。
【0060】さらに、請求項8記載の発明によれば、請
求項1または請求項2記載の発明による効果に加え、コ
ンタクトスペーサとコネクタ本体とを締結手段により互
いに締め付けることにより、コンタクトスペーサとコネ
クタ本体との一体化に加え、フレア部の形成及びそのフ
レア部の圧着を同時に行うことができる。このため、同
軸ケーブルの端部の処理作業においてフレア部の形成作
業を省略することができ、これにより、同軸ケーブルに
対するコネクタの組み付け作業の省力化を図ることがで
きる。
求項1または請求項2記載の発明による効果に加え、コ
ンタクトスペーサとコネクタ本体とを締結手段により互
いに締め付けることにより、コンタクトスペーサとコネ
クタ本体との一体化に加え、フレア部の形成及びそのフ
レア部の圧着を同時に行うことができる。このため、同
軸ケーブルの端部の処理作業においてフレア部の形成作
業を省略することができ、これにより、同軸ケーブルに
対するコネクタの組み付け作業の省力化を図ることがで
きる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す一部を切り欠いた
正面図である。
正面図である。
【図2】図1のものの分解斜視図である。
【図3】図1のもののフレア部の形成方法を示す断面説
明図である。
明図である。
【図4】第2実施形態を示す一部を切り欠いた正面図で
ある。
ある。
【図5】図4のものの分解斜視図である。
【図6】従来のコネクタ及びそのコネクタを用いた接続
を分解状態で示す一部切欠き正面図である。
を分解状態で示す一部切欠き正面図である。
1 コネクタ本体 2 割クランプ 3 コンタクトスペーサ 4 中心コンタクト 5 インシュレータ(環状絶縁体) 7 六角穴付きボルト(締結手段) 11 フランジ部 12 凹段部 21 リング状部材 31 円弧状凸部 33 内孔 40 棒状本体 41 雄ねじ部(基端部,連結部) 43 アンカー部(先端部,接続部) 100 同軸ケーブル 101 内部導体 101a 雌ねじ孔 102 外部導体 102a フレア部 112 嵌合凹部 X ケーブル軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−78105(JP,A) 特開 平1−100880(JP,A) 特開 昭59−211976(JP,A) 特開 平5−275144(JP,A) 特開 平7−14649(JP,A) 実開 昭64−55586(JP,U) 実開 昭58−95137(JP,U) 実開 平5−90861(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 24/02 - 24/12
Claims (6)
- 【請求項1】 内部導体と、波付管により構成された外
部導体とを備える同軸ケーブルの端部に取付けられる同
軸ケーブル用コネクタであって、 第1孔を有する筒体を備え、前記第1孔の内に前記同軸
ケーブルの一端を保持し、前記同軸ケーブルの前記外部
導体と電気的に接続されているコネクタ本体と、 前記第1孔より直径の小さい第2孔を有するドーナッツ
板状のコンタクトスペーサであって、前記同軸ケーブル
の前記一端において前記外部導体と接触し、前記外部導
体と電気的に接続されているコンタクトスペーサと、 棒状本体を備える中央コンタクトであって、前記コネク
タ本体および前記コンタクトスペーサから絶縁されてお
り、前記棒状本体の一端は前記同軸ケーブルの軸方向に
前記コンタクトスペーサの前記第2孔から外側に突出し
ており、前記棒状本体の他端は前記同軸ケーブルの前記
一端において前記内部導体にねじ込まれており、前記内
部導体と電気的に接続されている中央コンタクトと、前記コネクタ本体の前記第1孔内の前記同軸ケーブルの
前記一端の周辺に設けられた割クランプと、 前記中央コンタクトと前記コンタクトスペーサとの間に
設けられ、前記中央コンタクトを前記コンタクトスペー
サから絶縁する前記環状絶縁体と、を有し、 前記割クランプは、前記第1孔の中心に向かって内部に
突出し、且つ、前記同軸ケーブルの前記一端において前
記外部導体との電気的な接続を行う2つの内鍔部を有す
る内面と、前記同軸ケーブルの軸方向に実質的に直交す
る基端面および先端面を含む外面であって、前記基端面
は前記コネクタ本体の内面と接触し、前記先端面は前記
外部導体のフレア部と接触する外面とを有し、前記フレ
ア部は前記割クランプの前記先端面と前記コンタクトス
ペーサの間に介装されている、 同軸ケーブル用コネク
タ。 - 【請求項2】 前記中央コンタクトの前記棒状本体は縮
径部を有し、前記環状絶縁体は前記縮径部に外嵌され、 前記コンタクトスペーサは前記第2孔内に突き出た当止
部を有し、前記環状絶縁体は、前記コンタクトスペーサ
の前記第2孔内に収容され、前記当止部に当接 し、 前記環状絶縁体および前記コンタクトスペーサは、前記
内部導体にねじ込まれた前記中央コンタクトの前記棒状
本体によって、前記コネクタ本体側に押さえられてい
る、請求項1に記載の同軸ケーブル用コネクタ。 - 【請求項3】 前記コネクタ本体は、前記同軸ケーブル
の軸方向に直交する方向に突出したフランジをさらに有
し、 前記フランジおよび前記コンタクトスペーサは、第1接
触面および第2接触面を有し、前記第1接触面および第
2接触面は、それぞれ、凹部および凸部、又は凸部およ
び凹部を有し、且つ、 前記コネクタ本体と前記コンタクトスペーサとは、前記
第1および第2接触面の前記凹部および凸部が互いに嵌
合され、前記同軸ケーブルの軸方向に対して直交する方
向において、前記コンタクトスペーサと前記コネクタ本
体とを相対的に位置決めするように、前記第1および第
2接触面で互いに接触している、請求項1また2に記載
の同軸ケーブル用コネクタ。 - 【請求項4】 前記コネクタ本体の前記フランジと前記
コンタクトスペーサとを互いに接合するための接続手段
をさらに有する、請求項3に記載の同軸ケーブル用コネ
クタ。 - 【請求項5】 前記コネクタ本体は前記フランジに第1
連結孔を有し、且つ、前記コンタクトスペーサは第2連
結孔を有し、前記コンタクトスペーサと前記コネクタ本
体とは、前記第1連結孔および前記第2連結孔を介して
ボルトおよびナットによって互いに固定されている、請
求項3に記載の同軸ケーブル用コネクタ。 - 【請求項6】 前記コネクタ本体は前記フランジに第1
連結孔を有し、且つ、前記コンタクトスペーサは第2連
結孔を有し、前記第1および第2連結孔は合わせて雌ね
じ孔を形成し、前記コネクタ本体と前記コンタクトスペ
ーサとは、前記雌ねじ孔に螺合された雄ねじよって互い
に固定されている、請求項3に記載の同軸ケーブル用コ
ネクタ。
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