JPH10172679A - 同軸ケーブル用コネクタ - Google Patents

同軸ケーブル用コネクタ

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Publication number
JPH10172679A
JPH10172679A JP8323853A JP32385396A JPH10172679A JP H10172679 A JPH10172679 A JP H10172679A JP 8323853 A JP8323853 A JP 8323853A JP 32385396 A JP32385396 A JP 32385396A JP H10172679 A JPH10172679 A JP H10172679A
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JP
Japan
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peripheral surface
coaxial cable
conductor
connector
contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP8323853A
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English (en)
Inventor
Nobuyoshi Matsuda
信義 松田
Takayoshi Kanda
隆義 神田
Akio Kusui
昭男 楠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部導体と中心コンタクトとの結合の確実化
を図り、コネクタの電気特性の改善を図る。加えて、部
品点数の大幅な低減化により電気的接続点の減少による
コネクタの電気特性の改善をより一層図る。 【解決手段】 コネクタ本体2を同軸ケーブル100の
端部に外嵌し、続いて第1挟み込みリング4を外部導体
102に外嵌して、外部導体の周端縁102aを第1挟
み込みリングの先端面から外周面にかけて折り曲げる。
第2挟み込みリング5を外嵌して周端縁を挟み込み、イ
ンシュレータ7を外嵌した中心コンタクト6の雄ねじ部
61を内部導体103の雌ねじ部103aに捩じ込んで
内部導体の端面をつば部62に突き当てる。この中心コ
ンタクトに外周コンタクト3を被せ内ねじ部34をコネ
クタ本体の外ねじ部に捩じ込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部導体と外部導
体とからなる同軸ケーブルの端部に取付けられるコネク
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の同軸ケーブル用コネ
クタとしては、その同軸ケーブルの設置者側により定め
られた統一仕様のものが用いられている。このものの構
成と取付け手順とを図4に示すコネクタaを例に説明す
ると、まず、同軸ケーブル100の外周囲に対し第1保
持筒体b及びガスケットcを外挿し、この第1保持筒体
bの内周面と同軸ケーブル100の被覆層101の外周
面との間に第2保持筒体dを嵌め込む。次に、リング状
の当て金eを外部導体102の外周面に外挿して外部導
体102の周端縁を外周側に折り曲げ上記当て金eの外
周面に沿わせた状態にする。そして、中心コンタクトf
の基端部材gの筒状の基端部がケーブル軸X方向に延び
る複数の割り溝hにより複数片に分割されて形成された
各分割片iを内部導体103の先端開口から内部に圧入
気味に押し込む。これにより、この各分割片iの弾性復
元力に基づく周面摩擦力により基端部材gを内部導体1
03に結合させると同時に、上記基端部材gに外嵌させ
たインシュレータjにより支持されたコンタクトカラー
kの基端面を上記周端縁102aに押し付ける。最後に
筒状の外周コンタクトmの内外周面を第2保持筒体dの
外周面及び第1保持筒体bの内周面に対し捩じ込むこと
により、上記コンタクトカラーkを周端縁102aに圧
接させると同時に、上記外周コンタクトmの内部にセッ
トされた中心コンタクトfの先端部材nを凹凸嵌合によ
り結合させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の同
軸ケーブル用コネクタにおいては、以下に示すような不
都合がある。
【0004】第1に、内部導体103と中心コンタクト
fとの結合が不十分になり易く、その結果、電気的接続
が不十分になるおそれがある。すなわち、内部導体10
3と中心コンタクトfとの結合が周面摩擦抵抗力に基づ
くものであるため、その結合力が取付け工事における作
業者の押し込み作業の如何により左右され、内部導体1
03から中心コンタクトfが抜け方向にずれ易いものと
なるおそれがある。その結果、上記内部導体103と中
心コンタクトfとの電気的接続が不十分になるおそれが
ある。
【0005】第2に、部品点数がかなり多く、構造もか
なり複雑なものとなっている。特に地下街や地下駐車場
等の遮蔽された内部空間に敷設される防災無線システム
用の漏えい同軸ケーブルのコネクタにおいては、外部空
間に敷設される場合のものと比較して、雨水等からの水
分の侵入防止のためのガスケットcや種々のシールリン
グ等は不要であるにも拘らず、外部空間で用いられるも
のと同じコネクタが用いられており、上記の如き部品点
数の増大化、構造の複雑化による不都合は大きいものと
なっている。
【0006】第3に、上記の部品点数の増大化に伴い、
コネクタにより接続する一対の同軸ケーブル間に存在す
る電気的接続点の数が増大することになる。その結果、
電気的接続点数が多い程、接触抵抗の増大による電気特
性の低下を招く傾向になる上、信頼性の低下を招く傾向
となる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、内部導体と中
心コンタクトとの結合の確実化を図り、コネクタの電気
特性の改善を図ることにあり、加えて、部品点数の大幅
な低減化により電気的接続点の減少によるコネクタの電
気特性の改善をより一層図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、小径管状の内部導体と、こ
の内部導体を絶縁状態で囲む大径管状の外部導体とから
なる同軸ケーブルの端部に取付けられる同軸ケーブル用
コネクタを対象として、基端側が同軸ケーブルの端部か
らケーブル軸方向に外嵌されることによりその同軸ケー
ブルの端部に対し保持される筒状のコネクタ本体と、基
端部が上記内部導体端部の内周面にねじ込まれて内部導
体の端面と密着状態で電気的に接続される一方、先端部
が上記同軸ケーブルの端部からケーブル軸方向外方に突
出する棒状の中心コンタクトとを備えるものとする、加
えて、この中心コンタクトを絶縁状態で囲み基端側の内
周面が上記コネクタ本体の先端側の外周面にねじ込まれ
ることにより上記コネクタ本体に対し締結される筒状の
外周コンタクトと、この外周コンタクトと上記コネクタ
本体とが互いに締結されることにより、上記コネクタ本
体の先端面と外周コンタクトの基端側開口の内端面との
間に挟み込まれて互いに圧着される側に押圧される一対
の挟み込みリングとを備える。そして、上記一対の挟み
込みリングを、内周面が外部導体の外周面に沿って外挿
される第1挟み込みリングと、内周面がこの第1挟み込
みリングの外周面に沿って外挿されるとともに、ケーブ
ル軸方向先端側から径方向内方に突出して上記第1挟み
込みリングの先端面に相対向する内方フランジ部を有す
る第2挟み込みリングとから構成し、この第2挟み込み
リングの内方フランジ部と第1挟み込みリングの先端面
との間から上記第2挟み込みリングの内周面と第1挟み
込みリングの外周面との間にかけて上記外部導体の周端
縁を圧接状態で挟み込むように構成するものである。
【0009】上記の構成の場合、中心コンタクトが内部
導体の内周面に捩じ込まれて内部導体の端面と密着状態
で結合されるため、内部導体と中心コンタクトとをケー
ブル軸方向にずれが生じるおそれをなくして強固かつ確
実に電気的に接続させることが可能になる。しかも、第
1及び第2リングからなる一対の挟み込みリングの間に
外部導体の周端縁が挟み込まれ、これらがコネクタ本体
の先端面と外周コンタクト内端面とに挟まれて互いに近
付く側に押圧力を受けるため、上記外部導体の周端縁と
の電気的接続が強固かつ確実なものにすることが可能に
なる。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、内部導体の端部の内周面に雌ねじ部
を形成し、中心コンタクトの基端部の外周面に上記雌ね
じ部にねじ込まれる雄ねじ部を形成し、上記雌ねじ部と
雄ねじ部とをそれぞれ台形ねじにより構成するものであ
る。
【0011】上記の構成の場合、内部導体の内周面の雌
ねじ部と、中心コンタクトの外周面の雄ねじ部とがそれ
ぞれ台形ねじにより構成されているため、上記雌ねじ部
が彫りの浅い谷部となり、そのような谷部のタップ切り
が一回のタップ切り作業により行うことができ、その作
業が容易になる上、タップ切りによる内部導体の損傷の
発生を確実に防止することが可能になる。加えて、通常
のV形ねじの谷部と比べタップ切り作業による内部導体
の肉厚の低減分が少なく、これにより、内部導体の機械
的強度の向上、及び、中心コンタクトとの結合状態にお
ける引張強度の向上を図り得る。
【0012】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明におけるコネクタ本体と、外周コンタクト
と、中心コンタクトとを、それぞれ単一部材により一体
に形成する構成とするものである。
【0013】上記の構成の場合、コネクタを構成する部
品数の大幅な低減化、及び、その低減化に伴う電気的接
続点の低減化が図られ、これにより、電気特性の向上及
び取付け作業の容易化が図られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0015】図1及び図2は、本発明を漏えい同軸ケー
ブル100の端部を接続するコネクタに適用した実施形
態を示し、2は同軸ケーブル100の端部に外嵌されて
保持される筒状コネクタ本体、3はそのコネクタ本体1
に対し螺合により結合される外周コンタクト、4,5は
この外周コンタクト3に内嵌されて外部導体102の周
端縁102aを圧接状態で挟み込む第1及び第2で一対
の挟み込みリング、6は内部導体に結合される中心コン
タクト、7は環状絶縁体としてのインシュレータであ
る。
【0016】なお、上記漏えい同軸ケーブル100は、
管状の内部導体(銅パイプもしくはアルミパイプ)10
3と、この内部導体103を囲む筒状絶縁体(絶縁チュ
ーブ)104と、この絶縁チューブ104の外周面を覆
うように巻かれたスロット付きの外部導体(波付アルミ
テープもしくは波付銅テープ)102と、この外部導体
102を覆覆層101と、上記内部導体103の外周囲
に螺旋状に巻き付けられて導体絶縁チューブ104と内
部導体103との間隔を保持する絶縁体(コルデル)1
05とから形成されたものである。そして、上記の漏え
い同軸ケーブル100は、外部導体102に切れ目(ス
ロット)を一定ピッチで設け、電磁波の伝送と輻射との
機能を持たせたものであり、特に地下街や地下駐車場等
における防災無線システム用の漏えい導波線として用い
られる。
【0017】以下、上記のコネクタを構成する各要素に
ついて詳細に説明する。
【0018】上記コネクタ本体2は、同軸ケーブル10
0の被覆層101の外周囲に対し外嵌される内周面21
を有しており、ケーブル軸X方向先端側(図1の左端
側)の外周面に外ねじ部22を、基端側(図1の右端
側)の外周面に六角部23をそれぞれ有している。この
六角部23は外周コンタクト3との締め付け作業を行う
際にレンチ等を外嵌させるためのものである。
【0019】上記外周コンタクト3は、両端が開口し、
大径部31と、中径部32と、小径部33とを有してい
る。大径部31の外周面には断面形状が六角形状となる
ような六角部30が形成され、内周面には上記外ねじ部
22に螺合する内ねじ部34が形成されている。上記六
角部30は上記と同様にレンチ等を外嵌させるためのも
のである。そして、上記大径部31と中径部32との境
界部の内部には後述の第2挟み込みリング5が突き当た
る内端面35が凹段部として形成されている。また、中
径部32の内周面には後述のインシュレータ7が内嵌す
る凹段部36が形成されている。さらに、小径部33は
非接続対象である他の同軸ケーブルのコネクタと接続す
るためのものであり、その外周面に接続用のねじ部37
が形成されている。
【0020】上記第1挟み込みリング4は、内周面が外
部導体102の外周面に沿って外挿され、ケーブル軸X
方向基端側位置から外周側に突出するつば部41が形成
されて、このつば部41の基端面42がコネクタ本体2
の先端面と当接するように構成されている。また、第2
挟み込みリング5は、内周面の内径が上記第1挟み込み
リング4の外周面の外径よりも外部導体102の肉厚に
対応して僅かに大きく設定されて上記第1挟み込みリン
グ4の外周面に沿って外挿されるようになっている。加
えて、上記第2挟み込みリング5には、ケーブル軸X方
向先端側位置から径方向内方に突出して上記第1挟み込
みリング4の先端面に相対向する内方フランジ部51が
一体に形成されている。そして、上記第2挟み込みリン
グ5の内方フランジ部51と第1挟み込みリング4の先
端面との間に外部導体102の周端縁102aを挟み込
み、かつ、上記第2挟み込みリング5の内周面と第1挟
み込みリング4の外周面との間に上記周端縁102aを
折り曲げて挟み込んだ状態で、第2挟み込みリング5が
第1挟み込みリング4に対し密に外嵌されるようになっ
ている。
【0021】そして、上記の間に周端縁102aを挟み
込んだ状態の一対の挟み込みリング4,5は、外周コン
タクト3とコネクタ本体2とが捩じ込まれて互いに近付
く側に締結されることにより、上記第2挟み込みリング
5の内方フランジ部51が内端面35に突き当たるとと
もに、第1挟み込みリング4のつば部41の基端面42
がコネクタ本体2の先端面に突き当たり、これら内端面
35とコネクタ本体2のの先端面との間に挟み込まれて
互いに圧着される側に押圧されて外部導体102の周端
縁102aを圧着状態にするようになっている。
【0022】上記中心コンタクト6は、外表面が銀メッ
キ等からなる電気通路形成用メッキ層により覆われ、ケ
ーブル軸X方向基端部の外周面には台形ねじにより構成
された雄ねじ部61が形成され、その雄ねじ部61のケ
ーブル軸X方向先端側に隣接してつば部62が形成さ
れ、中間部の外周囲にはインシュレータ7が外嵌する凹
部63が形成されている。上記雄ねじ部61は、内部導
体103の端部内周面にタップ切りにより予め形成され
た台形状谷部よりなる雌ねじ部103aに対し、内部導
体103の先端面が上記つば部62に突き当たるまで捩
じ込まれるようになっている。そして、上記中心コンタ
クト6の先端部はかなり小径の小径棒部65がケーブル
軸Xに沿って先端側に延びている。この小径棒部65の
先端部には割り溝64a(図1にのみ示す)が形成さ
れ、非接続対象の他のコネクタの同様構成の小径棒部と
接続するための図示省略のアンカーコネクタ等に圧入気
味に嵌入されるようになっている。なお、図1及び図2
中65は貫通孔であり、この貫通孔に例えば小径のドラ
イバーの軸部を挿入して回転させることにより上記雄ね
じ部61の雌ねじ部103aへの締め付けが行われるよ
うになっている。
【0023】上記雄ねじ部61は図3に詳細を示すよう
に断面台形状のねじ山61aを有する一方、上記雌ねじ
部103aは上記ねじ山61aに対応する断面台形状の
谷部103bを有する台形ねじにより構成されている。
これにより、上記ねじ山61a及び谷部103aの高さ
HをV形ねじの場合よりも低くして、雌ねじ部103a
による内部導体103の肉厚の低減分を小さくして内部
導体の機械的強度を高めようになっている。なお、ねじ
山61aの角度Rは例えば30度に設定するのが好まし
い。
【0024】また、上記インシュレータ7は、ポリエチ
レンもしくはフッ素樹脂等により形成されており、直径
方向に2分割とされた一対の半割り部材71,71によ
り円板状に構成され、外周面にはゴムバンド8が嵌入す
る嵌合溝72が全周にわたり形成されている。そして、
両半割り部材71,71は中心コンタクト6の凹部63
に径方向から外嵌された状態で上記ゴムバンド8が嵌合
溝72に嵌め込まれることにより一体化されるようにな
っている。この一体化されたインシュレータ7の外周面
が外周コンタクト3の凹段部36に内嵌されて、外周コ
ンタクト3の側と中心コンタクト6の側とが互いに絶縁
状態に保たれるようになっている。
【0025】なお、中心コンタクト6の外周面と、外周
コンタクト3の内周面との間の間隔は、上記中心コンタ
クト6の各外径をD1 ,外周コンタクト3の各内径をD
2 としたとき、次式で表される特性インピーダンスZ0
が所定の値(例えば50Ω)になるように上記D1 及び
D2 の各値が定められ、この設定された各径D1,D2に
基づき上記の径方向間隔が定められている。
【0026】 Z0 =(138.1/√ε)log10(D2 /D1 ) 但し、εは実効誘電率であり、空間(空気)の部分は
1.0、フッ素樹脂製インシュレータ7の部分は2.1
となる。
【0027】次に、上記構成のコネクタを同軸ケーブル
100の端部に取付ける手順を説明しつつ、上記コネク
タによる作用効果について説明する。
【0028】まず、コネクタ本体2を上記同軸ケーブル
100の端部に外嵌させ、続いて、第1挟み込みリング
4を外部導体102に外嵌させる。この状態で、外部導
体102の周端縁102aに適当な間隔で切れ目を入れ
て第1挟み込みリング4の先端面に沿って折り曲げ、さ
らに、外周面側に沿うように折り曲げておく。
【0029】次に、第2挟み込みリング5を上記の折り
曲げた周端縁102aの上から第1挟み込みリング4に
密に外嵌して、第1及び第2挟み込みリング4,5の両
者間に上記外部導体102の周端縁102aを挟み込ん
だ状態にする。この際、上記周端縁102aの第1及び
第2の両挟み込みリング4,5間への挟み付けが外部か
ら見える状態で行われるため、容易かつ確実にその挟み
付け作業を行うことができる。
【0030】そして、中心コンタクト6の凹部63に一
対の半割り部材71,71を外嵌し、その外周囲にゴム
バンド8を嵌めて一体化されたインシュレータ7とし、
この状態で中心コンタクト6の雄ねじ部61を内部導体
103の雌ねじ部103aに捩じ込んでいく。この捩じ
込みは、貫通孔65にドライバー等を差し込んで回すこ
とにより、内部導体103の先端面がつば部62の基端
側の面に圧接するまで締め付ける。これにより、上記中
心コンタクト6と内部導体103とがケーブル軸X方向
にずれや緩みを生じることなく確実にケーブル軸Xに直
交する端面同士で圧接される上、インシュレータ7の基
端側の端面が上記第2挟み込みリング5の内方フランジ
部51に突き当たり、この内方フランジ部51に対し押
付け力を作用させる。この結果、第1及び第2の両挟み
こみリング4,5が間に外部導体102の周端縁102
aを挟み突けた状態で共にコネクタ本体2側に押し付け
られて、上記周端縁102aが圧接状態に保持される。
【0031】最後に、外周コンタクト3を中心コンタク
ト6に被せながらコネクタ本体2に固定する。この固定
は、外周コンタクト3の六角部30及びコネクタ本体2
の六角部23にそれぞれレンチ等を外嵌させて上記外周
コンタクト3の内ねじ部34をコネクタ本体2の外ねじ
部22に捩じ込んで締め付ける。この締め付けにより、
外周コンタクト3の内端面35が上記第2挟み込みリン
グ5の内方フランジ部51に突き当てられて、コネクタ
本体2の側に強く押し付けられるため、上記周端縁10
2aが確実に圧接状態に維持されることになる。
【0032】上記の如く、内部導体103が中心コンタ
クト6に対し、また、外部導体102が外周コンタクト
3に対しそれぞれ強固に圧接状態で接続されるため、振
動等の作用や押し込み前の如何によりゆるみや抜け方向
へずれるおそれのある従来のコネクタa(図4参照)の
場合と比べ、同軸ケーブル100の接続部位での電気特
性の向上を図ることができる。その上、上記従来のコネ
クタaの場合と比べ大幅な部品点数の低減化により電気
的接触点数の低減化が図られて上記電気特性のより一層
の向上が図られるばかりでなく、取付け作業工数の大幅
な低減化により取付け作業の容易化を図ることができ
る。
【0033】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
雄ねじ部61及び雌ねじ部103aを台形ねじにより構
成しているが、中心コンタクト6と内部導体103とを
ねじ込みにより固定し得るものであれば、通常のV形ね
じにより構成してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における同軸ケーブル用コネクタによれば、中心コン
タクトが内部導体の内周面に捩じ込まれて内部導体の端
面と密着状態で結合されるため、内部導体と中心コンタ
クトとをケーブル軸方向にずれが生じるおそれをなくし
て強固かつ確実に電気的に接続させることができる。し
かも、第1及び第2リングからなる一対の挟み込みリン
グの間に外部導体の周端縁が挟み込まれ、これらがコネ
クタ本体の先端面と外周コンタクト内端面とに挟まれて
互いに近付く側に押圧力を受けるため、上記外部導体の
周端縁との電気的接続を強固かつ確実なものにすること
ができる。これらにより、コネクタ部位における電気特
性の向上を図ることができる。
【0035】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明による効果に加え、内部導体の内周面の
雌ねじ部と、中心コンタクトの外周面の雄ねじ部とがそ
れぞれ台形ねじにより構成されているため、上記雌ねじ
部が彫りの浅い谷部となり、そのような谷部のタップ切
りが一回のタップ切り作業により行うことができ、その
作業が容易になる上、タップ切りによる内部導体の損傷
の発生を確実に防止することができるようになる。加え
て、通常のV形ねじの谷部と比べタップ切り作業による
内部導体の肉厚の低減分が少なく、これにより、内部導
体の機械的強度の向上、及び、中心コンタクトとの結合
状態における引張強度の向上を図ることができる。
【0036】さらに、請求項3記載の発明によれば、請
求項1記載の発明による効果に加え、コネクタを構成す
る部品数の大幅な低減化、及び、その低減化に伴う電気
的接続点の低減化を図ることができ、これにより、電気
特性の向上及び取付け作業の容易化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す縦断面図である。
【図2】図1の実施形態の分解斜視図である。
【図3】内部導体の雌ねじ部と中心コンタクトの雄ねじ
部とが螺合した状態の部分拡大断面図である。
【図4】従来のコネクタを示す図1相当図である。
【符号の説明】 2 コネクタ本体 3 外周コンタクト 4 第1挟み込みリング 5 第2挟み込みリング 6 中心コンタクト 35 外周コンタクトの内端面 61 雄ねじ部 100 同軸ケーブル 102 外部導体 102a 周端縁 103 内部導体 103a 雌ねじ部 X ケーブル軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小径管状の内部導体と、この内部導体を
    絶縁状態で囲む大径管状の外部導体とからなる同軸ケー
    ブルの端部に取付けられる同軸ケーブル用コネクタにお
    いて、 基端側が同軸ケーブルの端部からケーブル軸方向に外嵌
    されることによりその同軸ケーブルの端部に対し保持さ
    れる筒状のコネクタ本体と、 基端部が上記内部導体端部の内周面にねじ込まれて内部
    導体の端面と密着状態で電気的に接続される一方、先端
    部が上記同軸ケーブルの端部からケーブル軸方向外方に
    突出する棒状の中心コンタクトとこの中心コンタクトを
    絶縁状態で囲み基端側の内周面が上記コネクタ本体の先
    端側の外周面にねじ込まれることにより上記コネクタ本
    体に対し締結される筒状の外周コンタクトと、 この外周コンタクトと上記コネクタ本体とが互いに締結
    されることにより、上記コネクタ本体の先端面と外周コ
    ンタクトの基端側開口の内端面との間に挟み込まれて互
    いに圧着される側に押圧される一対の挟み込みリングと
    を備えており、 上記一対の挟み込みリングは、内周面が外部導体の外周
    面に沿って外挿される第1挟み込みリングと、内周面が
    この第1挟み込みリングの外周面に沿って外挿されると
    ともに、ケーブル軸方向先端側から径方向内方に突出し
    て上記第1挟み込みリングの先端面に相対向する内方フ
    ランジ部を有する第2挟み込みリングとから構成され、
    この第2挟み込みリングの内方フランジ部と第1挟み込
    みリングの先端面との間から上記第2挟み込みリングの
    内周面と第1挟み込みリングの外周面との間にかけて上
    記外部導体の周端縁を圧接状態で挟み込むように構成さ
    れていることを特徴とする同軸ケーブル用コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 内部導体の端部の内周面には雌ねじ部が形成され、中心
    コンタクトの基端部の外周面には上記雌ねじ部にねじ込
    まれる雄ねじ部が形成され、 上記雌ねじ部と雄ねじ部とはそれぞれ台形ねじにより構
    成されていることを特徴とする同軸ケーブル用コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 コネクタ本体と、外周コンタクトと、中心コンタクトと
    は、それぞれ単一部材により一体に形成されていること
    を特徴とする同軸ケーブル用コネクタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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