JPH0345102B2 - - Google Patents

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JPH0345102B2
JPH0345102B2 JP63330191A JP33019188A JPH0345102B2 JP H0345102 B2 JPH0345102 B2 JP H0345102B2 JP 63330191 A JP63330191 A JP 63330191A JP 33019188 A JP33019188 A JP 33019188A JP H0345102 B2 JPH0345102 B2 JP H0345102B2
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JP
Japan
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group
composition
fluororubber
roll
formula
Prior art date
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Application number
JP63330191A
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English (en)
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JPH02173145A (ja
Inventor
Hiroki Konno
Yasushi Yamamoto
Hiroshi Takei
Ryuichi Handa
Shigehisa Sonegawa
Noboru Shimamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication of JPH02173145A publication Critical patent/JPH02173145A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、フツ素ゴム組成物に関する。 〔従来の技術〕 従来、フツ素ゴム組成物として、フツ素ゴム等
にポリアミン系加硫剤を配合してなるものがあ
る。このフツ素ゴム組成物に配合されるポリアミ
ン系加硫剤として、種々のジアミン及びその誘導
体が提案されており、例えば、下記式: で表されるN,N′−ジシンナミリデン−1,6
−ヘキサメチレンジアミンが知られている。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、上記のN,N′−ジシンナミリデン−
1,6−ヘキサメチレンジアミンを加硫剤として
含むフツ素ゴム組成物は、ロール加工性に劣り、
また硬化物の機械的強度が劣るという欠点があ
る。 そこで本発明の目的は、ロール加工性及び硬化
物の機械的強度に優れたフツ素ゴム組成物を提供
することにある。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、上記課題を解決するものとして、 (A) フツ素ゴム (B) 一般式(I): 〔式中、複数のR1は同一でも異なつてもよく、
水素原子、炭素原子数2〜15の置換もしくは非
置換の1価の炭化水素基を示し、あるいは同一
の炭素原子に結合した2つのR1は結合して
式: −(CH2−)L (ここで、lは4〜7の整数である) で表される2価の炭化水素基を示し、複数の
R2は同一でも異なつてもよく、水素原子、置
換もしくは非置換の1価の炭化水素基又はその
加水分解性基であり、nは0〜10の整数であ
る〕 で表される有機ケイ素化合物からなる加硫剤を含
むフツ素ゴム組成物を提供するものである。 本発明の組成物(A)成分であるフツ素ゴムは、例
えば、フツ化ビニリデン又は四フツ化エチレンの
単独重合体;フツ化ビニリデン及び四フツ化エチ
レンから選ばれる少なくとも1種と六フツ化プロ
ピレンとからなる共重合体;.フツ化ビニリデ
ン、四フツ化エチレン及び六フツ化プロピレンか
ら選ばれる少なくとも1種とこれらと共重合可能
な単量体との共重合体等であつて、ポリアミン加
硫に供することができるものである。前記のフツ
化ビニリデン等と共重合可能な単量体としては、
例えば、トリフルオロエチレントリフルオロメチ
エーテル等の側鎖にエーテル結合を持つオレフイ
ン類;エチレン、プロピレン、イソブチレン等の
オレフイン類、トリフルオロエチレン、モノクロ
ルトリフルオロエチレン等のハロゲン化オレフイ
ン類;パーフルオロブチルエチレン(C4F9CH2
=CH2)、パーフルオロヘキサエチレン
(C6F13CH=CH2)、パーフルオロオクタエチレン
(C8F17CH=CH2)等のフツ化アルキル基を有す
るオレフイン類;パーフルオロパーフルオロビニ
ルエーテル、アルキルーフルオロビニルエーテル
等のハロゲン化エーテル類;エチレンビニルエー
テル等のエーテル類などが挙げられる。市販され
ているものとしては、(A)成分のフツ素ゴムの具体
例としては、デユ・ポン社製のVITON Aタイ
プ、Bタイプ及びGタイプ;3M社製のフローレ
ルFC−2145、FC−2230、FC−2260、FLS−
2690;ダイキン工業社製のダイエルG−201、G
−501、G−801、G−901、G−902、G−912、、
G−1001;旭硝子社製のアフラス200シリーズ、
150シリーズ、100シリーズ等が挙げられる。 本発明の組成物の(B)成分である加硫剤は、前記
一般式()で表される有機ケイ素化合物であ
る。式中、複数のR1は同一でも異なつてもよく、
水素原子、炭素原子数1〜15の置換もしくは非置
換の1価の炭化水素基、例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ヘプチル基、フエニル基、フ
エニルビニル基等を表し;あるいは同一の炭素原
子に結合した2つのR1は結合式: −(CH2−)L (ここで、lは4〜7の整数である) で表される2価の炭化水素基、例えば、ペンタメ
チレン基、ヘキサメチレン基等が挙げられる。こ
れらの中でも、同一の炭素原子に結合した2つの
R1の一方が水素原子で他方がフエニルビニル基
であると、ゴム組成物としての加工温度である50
〜200℃において適度の反応速度が得られるので、
特に好ましい。 複数のR2は同一でも異なつてもよく、水素原
子、置換もしくは非置換の1価の炭化水素基、例
えば、メチル基、エチル基、フエニル基、3,
3,3−トリフルオロプロピル基、パーフルオロ
ブチルエチレン基(CH2CH2C4F9)等が挙げら
れ、又はこれらの加水分解性基、例えば、メトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等
のアルコキシ基;アセトキシ基;プロピオノキシ
基等のアシロキシ基;オキシム基;アルキルアミ
ノ基、アリールアミノ基等の置換アミノ基などが
挙げられる。フツ素ゴムとの相溶性を向上させる
ためには、ハロゲン化炭化水素基であるのが好ま
しく、特に上記に例示のごときフルオロ炭化水素
基が好ましい。またnは0〜10の整数、好ましく
は0〜5の整数である。nが10を越える有機ケイ
素化合物を使用すると、硬化後、使用に耐え得る
ゴム特性を得るために(B)成分の使用量を増加させ
なければならず、得られる組成物の特性を損なう
おそれがある。 本発明の組成物の(B)成分としては、前記一般式
()で表される有機ケイ素化合物からなる加硫
剤を1種単独でも2種以上でも用いることができ
る。 本発明の組成物中における(B)成分の加硫剤の使
用量は、通常、(A)成分であるフツ素ゴム100重量
部に対して0.1〜20重量部、好ましくは0.1〜10重
量部である。 また、本発明の組成物においては、(B)成分の有
機ケイ素化合物の他にフツ素ゴムの加硫剤として
従来用いられているアミン化合物、例えば、N,
N′−ジシンナミリデン−1,6−ヘキサメチレ
ンジアミン(デユポン社製、商品名:Diak No.
3等)、ヘキサメチレンジアミンカルバミン酸塩
(デユ・ポン社製、商品名:Diak No.1等)等を
併用することもできる。加硫剤としてこのアミン
化合物を併用する場合、(B)成分の一般式()で
表される有機ケイ素化合物からなる加硫剤が全加
硫剤の総量の60%以上とすることが、本発明の組
成物の有する特性を発揮する上で好ましい。 本発明の組成物には、含フツ素ゴムの加硫に常
用される脱酸剤を配合することができる。この脱
酸剤としては、例えば、酸化マグネシウム、酸化
鉛等の金属酸化物;水酸化カルシウム等の金属水
酸化物;エポキシ化合物;有機スズ化合物;アル
カリ土類金属塩等が挙げられ、低活性である点で
酸化マグネシウムが好ましい。 この脱酸剤の使用量は、通常、(A)成分であるフ
ツ素ゴム100重量部に対して30重量部以下、好ま
しくは10〜20重量部である。 本発明の組成物の製造は、まず前記(A)フツ素ゴ
ムと、(B)の有機ケイ素化合物からなる加硫剤及び
必要に応じてその他の加硫剤とを、例えば、ゴム
混練用ロール、加圧ニーダー等の混合機を用いて
十分に混合する。次いで、必要に応じて脱酸剤
を、通常、30〜100℃、好ましくは30〜60℃で添
加、混合することにより、行うことができる。有
機ケイ素化合物の添加時の温度が低すぎると均一
な混合が困難であり、温度が高すぎると混合中に
組成物の硬化が始まり、十分な混合が困難となる
おそれがある。 以上のようにして得られる本発明の組成物に
は、必要に応じて種々の添加剤、例えば、カーボ
ンブラツク、シリカ、クレー、けい藻土、タルク
等の充填剤;比較的低分子量のフツ素ゴム、フツ
素変性シリコーンオイル等の可塑剤;各種加工助
剤;ステアリン酸等の脂肪酸、ステアリン酸カル
シウム等の脂肪酸金属塩などの滑剤;その他フツ
素ゴムに添加される各種の添加剤を添加すること
もできる。これらの添加剤の添加は、(B)の加硫剤
の添加前もしくは加硫剤の添加と同時に行えばよ
い。 本発明の組成物は、例えば、圧縮成形、トラン
スフアー成形、射出成形、押出成形、カレンダー
成形等の各種の成形方法によつて成形することが
できる。これらの成形における成形温度は、通
常、50〜250℃である。 本発明の組成物は、成形後、加熱処理すること
によつて引張強度、伸び、引き裂き強度等の物性
をさらに向上させることができる。この加熱処理
は、通常、200℃で10〜48時間加熱することにり
行うことができる。 〔実施例〕 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を詳細
に説明する。なお、以下の説明において「部」は
「重量部」を表す。 参考例 フツ素ゴム(デユ・ポン社製、VITON B−
50)300gに、MTカーボン60g、酸化マグネシ
ウム45g及び下記式: (n=268である) で表されるシリコーンオイル(信越化学工業
(株)製、KF−96、粘度:1000cst)30gを順次
加えながら、二本ロールで混練し、組成物を得
た。 得られた組成物を200℃で30分間プレス加硫し
たが、硬化物は得られなかつた。 実施例1〜9、比較例1 それぞれ、有機ケイ素化合物として下記A〜F
で表される化合物を使用し、表1に示す配合処方
にしたがつて、各成分を順次加えながら2本ロー
ルを用いて十分に混練し、組成物を得た。このと
き、ロールで混練する際のロール加工性を、下記
の方法にしたがつて評価した。 また、得られた組成物を表−2に示す加硫条件
にしたがつて、プレス機で加圧成形しながら加硫
させた後、加熱炉中で加熱加硫させて加硫ゴムか
らなるシートを得た。この時、プレス作業時のプ
レス加工性を下記の基準にしたがつて評価した。 さらに、得られたシートについて、JIS K6310
にしたがつて、基本物性として100%引張応力、
引張強さ、伸び、引裂き強さ及び硬さを測定し
た。結果を表−2に示す。 ロール加工性 ロール間隔:3mm、ロール時間:20分/バツチ
で加工中のロールの切り返し操作を何回できるか
測定し、またその時の充填剤の混合状態及びゴム
のロール表面への付着性を観察して、下記の基準
で評価した。 A……40回以上切返しできた。混合状態良好、ロ
ールへの付着1回もなし B……25〜40回切返しできる。 混合状態:表面に充填剤の層が認められる。 加工中、ロール表面に付着する傾向を示し、ロ
ール剥離性が悪い C……切返し操作を25回以下しかできない。 混合状態:表面に充填剤の厚い層が認めら
れる。 加工中にロール表面に付着し、ロール作業
中にロールを停止し、ロール表面を冷却しな
ければならなかつた。 さらに、混練後のロール表面の汚れの度合い
を、ロール表面に付着した充填剤を除去する場合
の充填剤の取れ具合から下記の基準で評価した。 A……紙ガーゼで拭くだけですぐ取れる。 B……力を入れてふけば取れる。 C……研磨剤を用いないと取れない。 プレス加工性 プレス加工時の加工性を下記の基準にしたがつ
て評価した。 A……計量し易く、成形し易い形に整え易く、金
型離型性が良い。 B……なんとか計量出来て、成形し易い形になん
とか整えられて、なんとか金型から離型する。 C……計量及び成形し易い形に整えるのが難し
く、金型離型性が非常に悪い。
【表】
【表】
【表】
〔発明の効果〕
本発明のフツ素ゴム組成物は、ロール加工性及
び硬化物の機械的強度に優れたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) フツ素ゴム、及び (B) 一般式(I): 〔式中、複数のR1は同一でも異なつてもよく、
    水素原子、炭素原子数2〜15の置換もしくは非
    置換の1価の炭化水素基を示し、あるいは同一
    の炭素原子に結合した2つのR1は結合して
    式: −(CH2−)L (ここで、lは4〜7の整数である) で表される2価の炭化水素基を示し、複数の
    R2は同一でも異なつてもよく、水素原子、置
    換もしくは非置換の1価の炭化水素基又はその
    加水分解性基であり、nは0〜10の整数であ
    る〕 で表される有機ケイ素化合物からなる加硫剤を含
    むフツ素ゴム組成物。
JP63330191A 1988-12-27 1988-12-27 フッ素ゴム組成物 Granted JPH02173145A (ja)

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US5037572A (en) * 1990-10-03 1991-08-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Ternary azeotropic compositions of n-perfluorobutylethylene and trans-1,2-dichloroethylene with methanol or ethanol or isopropanol
US5037573A (en) * 1990-10-03 1991-08-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Binary azeotropic compositions of 1,1-dichloro-1-fluoroethane and n-perfluorobutylethylene
US5039445A (en) * 1990-10-03 1991-08-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Ternary azeotropic compositions of N-perfluorobutylethylene and cis-1,2-dichloroethylene with methanol or ethanol or isopropanol
CN113651843A (zh) * 2021-08-20 2021-11-16 福建师范大学 一种含刚-柔结构的生物基增韧剂及其制备方法

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JPH02173145A (ja) 1990-07-04

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