JPH0344949Y2 - - Google Patents
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- JPH0344949Y2 JPH0344949Y2 JP1985120568U JP12056885U JPH0344949Y2 JP H0344949 Y2 JPH0344949 Y2 JP H0344949Y2 JP 1985120568 U JP1985120568 U JP 1985120568U JP 12056885 U JP12056885 U JP 12056885U JP H0344949 Y2 JPH0344949 Y2 JP H0344949Y2
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Grates (AREA)
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、雨戸、扉、パーテイシヨンあるいは
いわゆるサンルーム用の採光用引戸等に用いる引
戸装置に関する。
いわゆるサンルーム用の採光用引戸等に用いる引
戸装置に関する。
(従来の技術)
戸体の上部に戸体幅方向に間隔を持たせて2個
の吊車を首振り自在に取付け、各吊車は戸体を案
内する2条の上レールにそれぞれ転動自在に載設
し、該2条の上レールは、戸体収容部の内部に位
置する部分において相互の間隔が拡大されてその
拡大部分は平行をなす引戸装置においては、戸体
の上部の左右に取付られる吊車は、戸体の左右の
側面から同一の位置に取付けられており、このた
め、全戸体を戸体収容部内に収容した時には、戸
体どうしがずれて収容され、このために戸体収容
部内のスペースが有効に利用できないという問題
点がある。
の吊車を首振り自在に取付け、各吊車は戸体を案
内する2条の上レールにそれぞれ転動自在に載設
し、該2条の上レールは、戸体収容部の内部に位
置する部分において相互の間隔が拡大されてその
拡大部分は平行をなす引戸装置においては、戸体
の上部の左右に取付られる吊車は、戸体の左右の
側面から同一の位置に取付けられており、このた
め、全戸体を戸体収容部内に収容した時には、戸
体どうしがずれて収容され、このために戸体収容
部内のスペースが有効に利用できないという問題
点がある。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案は、上記した問題点に鑑み、戸体収容部
を有効に利用しうる構成の引戸装置を提供するこ
とを目的とするものである。
を有効に利用しうる構成の引戸装置を提供するこ
とを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、戸体の上部に戸体幅方向に間隔を持
たせて2個の吊車を首振り自在に取付け、各吊車
は戸体を案内する2条の上レールにそれぞれ転動
自在に載設し、該2条の上レールは、戸体収容部
の内部に位置する部分において相互の間隔が拡大
されてその拡大部分は平行をなす引戸装置におい
て、戸体収容部に先に収容される戸体ほど、先に
収容される吊車と先に収容される戸体側面との距
離が小さく、かつ後に収容される吊車と後に収容
される戸体側面との距離が大きくなるように、各
戸体に取付ける吊車の取付け位置を異ならせたこ
とを特徴とするものであり、この吊車の取付け構
造により、戸体は戸体収容部への収容状態におい
て、側面部を揃えることができるので、戸体収容
部内を有効に利用することができるのである。
たせて2個の吊車を首振り自在に取付け、各吊車
は戸体を案内する2条の上レールにそれぞれ転動
自在に載設し、該2条の上レールは、戸体収容部
の内部に位置する部分において相互の間隔が拡大
されてその拡大部分は平行をなす引戸装置におい
て、戸体収容部に先に収容される戸体ほど、先に
収容される吊車と先に収容される戸体側面との距
離が小さく、かつ後に収容される吊車と後に収容
される戸体側面との距離が大きくなるように、各
戸体に取付ける吊車の取付け位置を異ならせたこ
とを特徴とするものであり、この吊車の取付け構
造により、戸体は戸体収容部への収容状態におい
て、側面部を揃えることができるので、戸体収容
部内を有効に利用することができるのである。
(実施例)
以下本考案の一実施例を図面により説明する。
第2図は本考案の一実施例を示す全体図であり、
第1図は第2図のA−A断面図、第3図は第2図
のB−B断面図であり、これらの図において、1
は複数枚(本例では3枚)の戸体5A〜5Cの走
行部Aおよび障子の装着部Bを有する戸枠であ
り、該戸枠1は室内外に並設する上レール2a,
2bを設ける上枠1a、下レール3を設ける下枠
1bおよび縦枠1cにより構成され、これらの枠
1a,1b,1cはいずれもアルミニユウム等の
型材により製作される。戸枠1の一端には戸体収
容部4が設けられている。第1図に示すように、
上レールの戸体収容部4の天井部に設けられる上
レールは、室外側レール2aにつながる部分2
a′が走行部の上レール2aに対して鈍角をなすよ
うになだらかに曲成され、室内側レール2bにつ
ながる部分が、該レール2bがそのまま延長され
た部分2b″と、該部分2b″から鈍角をなすように
なだらかに曲成され、前記レール2a′に対する間
隔が拡大されて該レール2a′に対して平行をなす
部分2b′とにより構成される。その結果、戸体収
容部前面4cに対して、レール2a′,2b′の戸体
収容部の奥部、すなわち戸体収容部4の前面側が
戸体出入口4b側の戸体側面4aから遠ざかるよ
うに傾斜している。このような構成をなしている
のは、後述の吊車6a〜6fを上レール2a,2
bに載設する関係上、あまり急激に曲成すると、
円滑な走行ができなくなるからである。なお、戸
体走行部Aの戸体収容部4から離れた戸枠1の部
分を曲成して建物開口部を立体的に形成する場合
もある。また、前記上レール2a′,2b′は全体と
して湾曲させる場合もある。また、障子収容部B
を第1図の反対側に設け、戸体収容部4の前面
(室外)側を後面(室内側)として構成する場合
もある。
第2図は本考案の一実施例を示す全体図であり、
第1図は第2図のA−A断面図、第3図は第2図
のB−B断面図であり、これらの図において、1
は複数枚(本例では3枚)の戸体5A〜5Cの走
行部Aおよび障子の装着部Bを有する戸枠であ
り、該戸枠1は室内外に並設する上レール2a,
2bを設ける上枠1a、下レール3を設ける下枠
1bおよび縦枠1cにより構成され、これらの枠
1a,1b,1cはいずれもアルミニユウム等の
型材により製作される。戸枠1の一端には戸体収
容部4が設けられている。第1図に示すように、
上レールの戸体収容部4の天井部に設けられる上
レールは、室外側レール2aにつながる部分2
a′が走行部の上レール2aに対して鈍角をなすよ
うになだらかに曲成され、室内側レール2bにつ
ながる部分が、該レール2bがそのまま延長され
た部分2b″と、該部分2b″から鈍角をなすように
なだらかに曲成され、前記レール2a′に対する間
隔が拡大されて該レール2a′に対して平行をなす
部分2b′とにより構成される。その結果、戸体収
容部前面4cに対して、レール2a′,2b′の戸体
収容部の奥部、すなわち戸体収容部4の前面側が
戸体出入口4b側の戸体側面4aから遠ざかるよ
うに傾斜している。このような構成をなしている
のは、後述の吊車6a〜6fを上レール2a,2
bに載設する関係上、あまり急激に曲成すると、
円滑な走行ができなくなるからである。なお、戸
体走行部Aの戸体収容部4から離れた戸枠1の部
分を曲成して建物開口部を立体的に形成する場合
もある。また、前記上レール2a′,2b′は全体と
して湾曲させる場合もある。また、障子収容部B
を第1図の反対側に設け、戸体収容部4の前面
(室外)側を後面(室内側)として構成する場合
もある。
前記上レール2a,2bは、第3図に示すよう
に、戸枠1の上枠1aの一部として一体に形成さ
れ、戸体収容部4内の部分はこれらのレール2
a,2bに連続するように別部材により形成され
る。
に、戸枠1の上枠1aの一部として一体に形成さ
れ、戸体収容部4内の部分はこれらのレール2
a,2bに連続するように別部材により形成され
る。
戸体5A〜5Cは、第3図に示すように、いず
れも型材でなる上下の横桟7と左右の縦桟8とを
図示しないねじで連結してなる枠内に、前後2枚
の薄板9を設け、その薄板9内に発泡材10を充
填したものを示しているが、この戸体の構造とし
てはこの例以外に、透明パネルを用いたもの、格
子を用いたもの等、用途に応じて種々のものが採
用される。
れも型材でなる上下の横桟7と左右の縦桟8とを
図示しないねじで連結してなる枠内に、前後2枚
の薄板9を設け、その薄板9内に発泡材10を充
填したものを示しているが、この戸体の構造とし
てはこの例以外に、透明パネルを用いたもの、格
子を用いたもの等、用途に応じて種々のものが採
用される。
各戸体5A〜5Cの上部には、戸体幅方向に間
隔を有して、第1図に示すように、それぞれ吊車
6a,6b,6c,6d,6e,6fを首振り自
在に取付ける。この吊車6a〜6fの取付け構造
を第3図により吊車6aに代表させて説明する
と、戸体5の上桟7の最上板部7aには戸体の幅
方向に長孔11(第1図参照)を設け、前記最上
板部7a上にブツシユ12を載せ、該ブツシユ1
2にボルト13を挿通すると共に、最上板部7a
の下面に当てたナツト14に螺合し、ボルト1
3、ナツト14を締付けることにより、ブツシユ
12を長孔11の任意の個所に固定し、該ブツシ
ユ12に吊車6aの取付け枠16の円筒部16a
を回動自在に嵌合し、該取付け枠16に外方に突
出するように横軸17を取付け、該横軸17に吊
車6aを回転自在に取付けてなる。本実施例にお
いては、このような吊車6a〜6fの取付け構造
とすることにより、全戸体5A〜5Cについての
取付け部(長孔11)の構造を画一化し、同一の
工程で製造できるようにしている。
隔を有して、第1図に示すように、それぞれ吊車
6a,6b,6c,6d,6e,6fを首振り自
在に取付ける。この吊車6a〜6fの取付け構造
を第3図により吊車6aに代表させて説明する
と、戸体5の上桟7の最上板部7aには戸体の幅
方向に長孔11(第1図参照)を設け、前記最上
板部7a上にブツシユ12を載せ、該ブツシユ1
2にボルト13を挿通すると共に、最上板部7a
の下面に当てたナツト14に螺合し、ボルト1
3、ナツト14を締付けることにより、ブツシユ
12を長孔11の任意の個所に固定し、該ブツシ
ユ12に吊車6aの取付け枠16の円筒部16a
を回動自在に嵌合し、該取付け枠16に外方に突
出するように横軸17を取付け、該横軸17に吊
車6aを回転自在に取付けてなる。本実施例にお
いては、このような吊車6a〜6fの取付け構造
とすることにより、全戸体5A〜5Cについての
取付け部(長孔11)の構造を画一化し、同一の
工程で製造できるようにしている。
このようにして戸体5A〜5Cに取付けられる
吊車6a〜6fは、戸体収容部に後に収容される
吊車6a,6c,6eが室外側のレール2aない
しはレール2a′上に転動自在に載設され、他方の
吊車6b,6d,6f、すなわち戸体収容部4に
先に収容される吊車は、室内側のレール2bない
しレール2b″,2b′に転動自在に載設する。な
お、18は前記取付け枠16の側面に横方向に回
転自在に取付けられ、上レール2a,2a′(また
は2b,2b″,2b′)の側面に転動自在に接触す
ることにより、戸体5A〜5Cの移動を円滑化す
るローラである。
吊車6a〜6fは、戸体収容部に後に収容される
吊車6a,6c,6eが室外側のレール2aない
しはレール2a′上に転動自在に載設され、他方の
吊車6b,6d,6f、すなわち戸体収容部4に
先に収容される吊車は、室内側のレール2bない
しレール2b″,2b′に転動自在に載設する。な
お、18は前記取付け枠16の側面に横方向に回
転自在に取付けられ、上レール2a,2a′(また
は2b,2b″,2b′)の側面に転動自在に接触す
ることにより、戸体5A〜5Cの移動を円滑化す
るローラである。
これらの吊車6a〜6fは、第1図および第5
図に示すように、全戸体5A〜5Cを収容したと
き、最奥部、すなわち最先に収容される戸体5A
の先に収容される吊車6bと先に収容される戸体
側面との距離a1は、次の戸体5Bの先に収容さ
れる吊車6dと先に収容される戸体側面との距離
a2より小さく、該距離a2は、最後に収容され
る戸体5Cの先に収容される吊車6fと先に収容
される戸体側面との距離a3より小さい(a1<
a2<a3)。
図に示すように、全戸体5A〜5Cを収容したと
き、最奥部、すなわち最先に収容される戸体5A
の先に収容される吊車6bと先に収容される戸体
側面との距離a1は、次の戸体5Bの先に収容さ
れる吊車6dと先に収容される戸体側面との距離
a2より小さく、該距離a2は、最後に収容され
る戸体5Cの先に収容される吊車6fと先に収容
される戸体側面との距離a3より小さい(a1<
a2<a3)。
また、最奥部、すなわち先に収容される戸体5
Aの後に収容される吊車6aと後に収容される戸
体側面との距離b1は、次の戸体5Bの後に収容
される吊車6cと後に収容される戸体側面との距
離b2よりも大きく、該距離b2は、最外部、す
なわち最後に収容される戸体5Cの後に収容され
る吊車6eと後に収容される戸体側面との距離b
3よりも大きい(b1>b2>b3)。
Aの後に収容される吊車6aと後に収容される戸
体側面との距離b1は、次の戸体5Bの後に収容
される吊車6cと後に収容される戸体側面との距
離b2よりも大きく、該距離b2は、最外部、す
なわち最後に収容される戸体5Cの後に収容され
る吊車6eと後に収容される戸体側面との距離b
3よりも大きい(b1>b2>b3)。
この引戸装置は、第2図のように全戸体5A〜
5Cが走行部A上にある状態から、戸体5A〜5
Cを、吊車6a〜6fをレール2a,2b上にて
転動させつつ移動させ、さらに吊車6a〜6fに
首振り動作をさせながら、戸体収容部4内のレー
ル2a′,2b′上を転動させて第1図に示すように
重ねた状態で収容できるが、前記寸法a1〜a
3、b1〜b3を適当に選択することにより、各
戸体5A〜5Cの端部を揃えることができ、戸体
収容部4の内面との間の余裕αを考慮しても、戸
体収容部4の幅W1をほぼ戸体5A〜5Cの幅L
+2αにおさえることができる。このように、全
体の幅を小さくすることができるので、戸体収容
部4内の有効利用が図れる。
5Cが走行部A上にある状態から、戸体5A〜5
Cを、吊車6a〜6fをレール2a,2b上にて
転動させつつ移動させ、さらに吊車6a〜6fに
首振り動作をさせながら、戸体収容部4内のレー
ル2a′,2b′上を転動させて第1図に示すように
重ねた状態で収容できるが、前記寸法a1〜a
3、b1〜b3を適当に選択することにより、各
戸体5A〜5Cの端部を揃えることができ、戸体
収容部4の内面との間の余裕αを考慮しても、戸
体収容部4の幅W1をほぼ戸体5A〜5Cの幅L
+2αにおさえることができる。このように、全
体の幅を小さくすることができるので、戸体収容
部4内の有効利用が図れる。
一方、従来の構造、すなわち、戸体側面から吊
車取付け位置が各戸体について同じである構造を
採用した場合には、第6図に示すように、各戸体
5A〜5Cについて側面の位置がずれてくるた
め、戸体収容部4の幅W2は、そのずれにより生
じた長さ、すなわちΔLが加わり、W2=L+ΔL
+2αとなり、その結果、戸体収容部内の余裕は
少なくなる。
車取付け位置が各戸体について同じである構造を
採用した場合には、第6図に示すように、各戸体
5A〜5Cについて側面の位置がずれてくるた
め、戸体収容部4の幅W2は、そのずれにより生
じた長さ、すなわちΔLが加わり、W2=L+ΔL
+2αとなり、その結果、戸体収容部内の余裕は
少なくなる。
なお、第3図において、19は下枠1bに設け
られる凹溝状の下レール3に回転自在に嵌合さ
れ、戸体5A〜5Cの移動を円滑化する下部ロー
ラであり、該下部ローラ19は各戸体5A〜5C
の下桟7の下面の左右2個所に取付けた軸20に
回転自在に取付けてある。
られる凹溝状の下レール3に回転自在に嵌合さ
れ、戸体5A〜5Cの移動を円滑化する下部ロー
ラであり、該下部ローラ19は各戸体5A〜5C
の下桟7の下面の左右2個所に取付けた軸20に
回転自在に取付けてある。
さらに本考案において、各戸体5A〜5Cはそ
れぞれ単独で動かすようにしてもよいが、連動さ
せるようにすることにより、開閉操作が容易とな
るので、戸体どうしを連動させる機構を設けてい
る。この連動機構について、第3図および第4図
により説明する。この実施例の連動機構24は、
移動連結子25と、固定連結子26と、連結リン
ク27とにより構成され、移動連結子25は、矩
形状をなす基板25aの上下面に複数個の転動子
25bをそれぞれ取付けると共に、その基板25
aに長孔25cを設けて形成されており、この移
動連結子25は、戸体5A〜5Cの上桟7および
下桟7にその全長にわたつて設けられたガイド2
1に沿つて移動自在に係合されている。なお、前
記転動子25bの代わりにスライダーを取付けて
もよい。固定連結子26はほぼL字形をなす金属
板であつて、戸体5Aのガイド21内を移動する
移動連結子25をリンク27を介して取付けた固
定連結子26はねじ28により戸体5Bに取付け
られ、また、戸体5Bのガイド21内を移動する
移動連結子25をリンク27を介して取付けた固
定連結子26は戸体5Cに取付けられる。しか
も、固定連結子26は、戸体5B,5Cの縦桟8
に設けた凹部8a、および縦桟8に取付けたコー
ナーピース31に設けた凹部31aにわたつて収
容されている。そして、連結リンク27は、その
一端部を固定連結子26の水平部に枢軸29を介
して回動自在に取付けると共に、他端部に取付け
た枢軸30を移動連結子25の長孔25cに移動
自在に係合させて設けられている。この連結リン
ク27は、前記コーナーピース31の溝31bに
出入自在であり、従つて以上の構成の連動機構2
4は、前記溝31b、凹部8aおよび31aによ
り、走行部Aにおいて、戸体5A〜5Cの厚み以
内に納められるようになつている。
れぞれ単独で動かすようにしてもよいが、連動さ
せるようにすることにより、開閉操作が容易とな
るので、戸体どうしを連動させる機構を設けてい
る。この連動機構について、第3図および第4図
により説明する。この実施例の連動機構24は、
移動連結子25と、固定連結子26と、連結リン
ク27とにより構成され、移動連結子25は、矩
形状をなす基板25aの上下面に複数個の転動子
25bをそれぞれ取付けると共に、その基板25
aに長孔25cを設けて形成されており、この移
動連結子25は、戸体5A〜5Cの上桟7および
下桟7にその全長にわたつて設けられたガイド2
1に沿つて移動自在に係合されている。なお、前
記転動子25bの代わりにスライダーを取付けて
もよい。固定連結子26はほぼL字形をなす金属
板であつて、戸体5Aのガイド21内を移動する
移動連結子25をリンク27を介して取付けた固
定連結子26はねじ28により戸体5Bに取付け
られ、また、戸体5Bのガイド21内を移動する
移動連結子25をリンク27を介して取付けた固
定連結子26は戸体5Cに取付けられる。しか
も、固定連結子26は、戸体5B,5Cの縦桟8
に設けた凹部8a、および縦桟8に取付けたコー
ナーピース31に設けた凹部31aにわたつて収
容されている。そして、連結リンク27は、その
一端部を固定連結子26の水平部に枢軸29を介
して回動自在に取付けると共に、他端部に取付け
た枢軸30を移動連結子25の長孔25cに移動
自在に係合させて設けられている。この連結リン
ク27は、前記コーナーピース31の溝31bに
出入自在であり、従つて以上の構成の連動機構2
4は、前記溝31b、凹部8aおよび31aによ
り、走行部Aにおいて、戸体5A〜5Cの厚み以
内に納められるようになつている。
この連動機構24の作用について説明すると、
第1図のように、戸体収容部4内に全戸体5A〜
5Cが収容された状態においては、連結リンク2
7は、第1図に示すように、先に収容される戸体
の先に収容される戸体側面側に位置し、それぞれ
戸体5C,5Bに取付けられた連結リンク27の
先端の転動子25bは、それぞれ戸体5B,5C
のガイド21の先に収容される側に収容されてい
る。ここでまず戸体5Cを矢印40に示すように
走行部A側に移動させると、戸体5Cに取付けら
れた連結リンク27の先端の転動子25bは、戸
体5Bのガイド21に沿つて転動し、戸体5Cの
みが移動する。そして、移動中の転動子25bが
戸体5Bのガイド21の端部に当接すると、戸体
5Bが連結リンク27を介して引張られ、戸体5
Bも戸体収容部4から引出され、走行部Aにおい
ては、第2図に示すように、戸体の表裏面に対し
て傾斜して形成されている戸体側面どうしが緩衝
兼シール部材42を介して当接した状態で移動す
る。同様に、最奥部の戸体5Aも引出されて移動
する。第2図のように、全戸体5A〜5Cが建物
開口部すなわち走行部Aにある状態から戸体収容
部4に収容する場合は、前記と逆の動作により戸
体5A〜5Cが戸体収容部4内にて重ねて収容さ
れる。
第1図のように、戸体収容部4内に全戸体5A〜
5Cが収容された状態においては、連結リンク2
7は、第1図に示すように、先に収容される戸体
の先に収容される戸体側面側に位置し、それぞれ
戸体5C,5Bに取付けられた連結リンク27の
先端の転動子25bは、それぞれ戸体5B,5C
のガイド21の先に収容される側に収容されてい
る。ここでまず戸体5Cを矢印40に示すように
走行部A側に移動させると、戸体5Cに取付けら
れた連結リンク27の先端の転動子25bは、戸
体5Bのガイド21に沿つて転動し、戸体5Cの
みが移動する。そして、移動中の転動子25bが
戸体5Bのガイド21の端部に当接すると、戸体
5Bが連結リンク27を介して引張られ、戸体5
Bも戸体収容部4から引出され、走行部Aにおい
ては、第2図に示すように、戸体の表裏面に対し
て傾斜して形成されている戸体側面どうしが緩衝
兼シール部材42を介して当接した状態で移動す
る。同様に、最奥部の戸体5Aも引出されて移動
する。第2図のように、全戸体5A〜5Cが建物
開口部すなわち走行部Aにある状態から戸体収容
部4に収容する場合は、前記と逆の動作により戸
体5A〜5Cが戸体収容部4内にて重ねて収容さ
れる。
第7図は本考案の他の実施例を示す戸体収容部
4内上レールの配置図であり、本実施例は、戸体
収容部4の内部の室外側レール2aにつながる上
レール2a′は上レール2aの延長上にあるように
構成し、室内側レール2bにつながる部分は、室
内側上レール2bに対して鈍角をなすように傾斜
した部分2b″と、その部分2b″の先端からさらに
鈍角をなすように曲成して前記延長部分2a′と平
行をなすように、かつ間隔を拡大して形成された
部分2b′とからなるものであり、その結果、前記
実施例と同様に、上レールは、戸体収容部の内部
に位置する部分において相互の間隔2a′,2b′が
拡大されてその拡大部分は平行をなすと共に、戸
体収容部前面4cに対して、レールの戸体収容部
奥部の部分が戸体出入口4b側の戸体側面4aか
ら遠ざかるように傾斜して設けられるので、前記
のように吊車の取付け位置を異ならせることによ
り、戸体収容部4の幅を小さくすることができ
る。
4内上レールの配置図であり、本実施例は、戸体
収容部4の内部の室外側レール2aにつながる上
レール2a′は上レール2aの延長上にあるように
構成し、室内側レール2bにつながる部分は、室
内側上レール2bに対して鈍角をなすように傾斜
した部分2b″と、その部分2b″の先端からさらに
鈍角をなすように曲成して前記延長部分2a′と平
行をなすように、かつ間隔を拡大して形成された
部分2b′とからなるものであり、その結果、前記
実施例と同様に、上レールは、戸体収容部の内部
に位置する部分において相互の間隔2a′,2b′が
拡大されてその拡大部分は平行をなすと共に、戸
体収容部前面4cに対して、レールの戸体収容部
奥部の部分が戸体出入口4b側の戸体側面4aか
ら遠ざかるように傾斜して設けられるので、前記
のように吊車の取付け位置を異ならせることによ
り、戸体収容部4の幅を小さくすることができ
る。
以上本考案を実施例により説明したが、本考案
を実施する場合、走行部Aの上レール2a,2b
は室内外方向に異なる位置に設ける必要はなく、
上下2段のレールとして構成することもできる。
また、前記連動機構24を設けた場合には、モー
タ等によつて自動的に開閉するような構成も採用
できる。
を実施する場合、走行部Aの上レール2a,2b
は室内外方向に異なる位置に設ける必要はなく、
上下2段のレールとして構成することもできる。
また、前記連動機構24を設けた場合には、モー
タ等によつて自動的に開閉するような構成も採用
できる。
(考案の効果)
以上述べたように、本考案においては、戸体収
容部に先に収容される戸体ほど、先に収容される
吊車と戸体の先に収容される側面との距離が小さ
く、かつ後に収容される吊車と戸体の後に収容さ
れる側面との距離が大きくなるように、各戸体に
取付ける吊車の取付け位置を異ならせたので、戸
体を戸体収容部に収容した状態においては、戸体
側面の位置を揃えることができ、戸体収容部を有
効に利用することができる。
容部に先に収容される戸体ほど、先に収容される
吊車と戸体の先に収容される側面との距離が小さ
く、かつ後に収容される吊車と戸体の後に収容さ
れる側面との距離が大きくなるように、各戸体に
取付ける吊車の取付け位置を異ならせたので、戸
体を戸体収容部に収容した状態においては、戸体
側面の位置を揃えることができ、戸体収容部を有
効に利用することができる。
第1図は本考案の一実施例を示す第2図A−A
断面相当の平面断面図、第2図は該実施例の斜視
図、第3図は第2図のB−B断面図、第4図は該
実施例における連動機構を示す分解斜視図、第5
図は該実施例の戸体収容部における戸体の上レー
ルへの装着位置関係を示す平面図、第6図は従来
の戸体収容部における戸体の上レールへの装着位
置関係を示す平面図、第7図は本考案の他の実施
例であり、戸体収容部内のレールの配置を示す平
面図である。
断面相当の平面断面図、第2図は該実施例の斜視
図、第3図は第2図のB−B断面図、第4図は該
実施例における連動機構を示す分解斜視図、第5
図は該実施例の戸体収容部における戸体の上レー
ルへの装着位置関係を示す平面図、第6図は従来
の戸体収容部における戸体の上レールへの装着位
置関係を示す平面図、第7図は本考案の他の実施
例であり、戸体収容部内のレールの配置を示す平
面図である。
Claims (1)
- 戸体の上部に戸体幅方向に間隔を持たせて2個
の吊車を首振り自在に取付け、各吊車は戸体を案
内する2条の上レールにそれぞれ転動自在に載設
し、該2条の上レールは、戸体収容部の内部に位
置する部分において相互の間隔が拡大されてその
拡大部分は平行をなす引戸装置において、戸体収
容部に先に収容される戸体ほど、先に収容される
吊車と先に収容される戸体側面との距離が小さ
く、かつ後に収容される吊車と後に収容される戸
体側面との距離が大きくなるように、各戸体に取
付ける吊車の取付け位置を異ならせたことを特徴
とする引戸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985120568U JPH0344949Y2 (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985120568U JPH0344949Y2 (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6227982U JPS6227982U (ja) | 1987-02-20 |
JPH0344949Y2 true JPH0344949Y2 (ja) | 1991-09-20 |
Family
ID=31009001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985120568U Expired JPH0344949Y2 (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0344949Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2559414Y2 (ja) * | 1992-04-15 | 1998-01-19 | ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 | 吊り戸の収納装置 |
JP6270806B2 (ja) * | 2015-12-28 | 2018-01-31 | 大建工業株式会社 | 戸袋構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4327355Y1 (ja) * | 1965-03-18 | 1968-11-12 |
-
1985
- 1985-08-06 JP JP1985120568U patent/JPH0344949Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4327355Y1 (ja) * | 1965-03-18 | 1968-11-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6227982U (ja) | 1987-02-20 |
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