JPH034448Y2 - - Google Patents

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JPH034448Y2
JPH034448Y2 JP19358484U JP19358484U JPH034448Y2 JP H034448 Y2 JPH034448 Y2 JP H034448Y2 JP 19358484 U JP19358484 U JP 19358484U JP 19358484 U JP19358484 U JP 19358484U JP H034448 Y2 JPH034448 Y2 JP H034448Y2
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spot welding
jig
welding robot
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robot
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ロボツトによつてワークに対するス
ポツト溶接と共にワークの搬送を行わせるように
したスポツト溶接装置に関するものである。
(従来の技術) 最近、自動車の車体組立体等においては、多種
多用のロボツトが使用されるようになつてきてお
り、作業の自動化、省力化が図られている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、従来のロボツトはいずれも専用化が
なされ、例えば溶接ロボツトにあつては溶接作業
のみを行い、また搬送ロボツトにあつてはワーク
の搬送のみを行うだけになつている(実開昭53−
133384号公報等参照)。このため、1つの作業行
程においても、多くのロボツトを設置する必要が
あり、設備コストが高くつくともに、広い作業ス
ペースが必要になるという問題があつた。
そこで、本出願人は、先に、このような問題を
解決するために、1台のロボツトによつてワーク
に対するスポツト溶接と共にワークの搬送を行い
得るようにしたスポツト溶接装置を提案している
(特願昭58−222591号参照)。すなわち、この提案
のスポツト溶接装置は、アームの先端に溶接ガン
を有するスポツト溶接ロボツトと、該スポツト溶
接ロボツトのアーム先端部に連結可能なジヨイン
ト部を有するとともにワークを保持可能なクラン
プ機構を有し、スポツト溶接ロボツトのアームの
可動範囲内における該スポツト溶接ロボツトによ
る溶接作業時の作業エリア外の所定位置に配置さ
れるワーク保持用治具とを備え、ワークに対して
スポツト溶接をするときには、ワーク保持用治具
を装着していない状態でスポツト溶接ロボツトを
作動させながらその溶接ガンによりスポツト溶接
を行う一方、ワークを搬送するときには、スポツ
ト溶接ロボツトに予めワーク保持用治具を装着し
該ワーク保持用治具を介してワークを保持させ、
該ロボツトでワークを搬送するように構成したも
のである。
そして、上記ワーク保持用治具のクランプ機構
はその駆動手段として作動シリンダ等を備えてい
るので、ワーク保持用治具に対しては、この作動
シリンダに圧油等を供給するための治具ケーブル
が建屋の天井部から垂れさがつた状態で接続され
ることになる。しかし、この場合、スポツト溶接
ロボツトによる溶接作業時ワーク保持用治具自体
が該ロボツトの作業エリアの近傍に配置されるの
で、上記治具ケーブルがロボツトに巻付く恐れが
ある。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、特に上述の本出願人が先
に提案したスポツト溶接装置において、スポツト
溶接ロボツトによる溶接作業時治具ケーブルをロ
ボツトの作業エリア外にて保持するようにして、
治具ケーブルのロボツトへの巻付きを防止せんと
するものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、ワークに対するスポツト溶接と共にワークの
搬送を可能とするスポツト溶接装置として、アー
ムの先端に溶接ガンを有するスポツト溶接ロボツ
トと、ジヨイント部を有し上記スポツト溶接ロボ
ツトのアーム先端部に対して上記ジヨイント部を
介して連結可能とされるとともに、ワークを保持
可能なクランプ機構を有し、かつスポツト溶接ロ
ボツトによる溶接作業時該ロボツトのアームの可
動範囲内における、スポツト溶接ロボツトによる
溶接作業エリア外の所定位置に配置されるワーク
保持用治具と、該ワーク保持用治具の配置位置の
上方において上記スポツト溶接ロボツトのアーム
の回動方向と同一方向に水平揺動可能に支持さ
れ、先端部においてワーク保持用治具への治具ケ
ーブルがスポツト溶接ロボツトに接触しないよう
に該治具ケーブルの途中を支持する治具ケーブル
支持部材と、該治具ケーブル支持部材を上記スポ
ツト溶接ロボツトの溶接作業エリア外の待機位置
に回動付勢するスプリング等の付勢手段とを備え
る構成にしたものである。
(作用) 上記構成により、本考案のスポツト溶接装置で
は、スポツト溶接ロボツトによる溶接作業時に
は、治具ケーブルの途中を支持する治具ケーブル
支持部材は、付勢手段によつてスポツト溶接ロボ
ツトの作業エリア外の待機位置に回動付勢されて
その位置で待機することになり、これによつて治
具ケーブルもスポツト溶接ロボツトの作業エリア
外に位置し、該治具ケーブルがスポツト溶接ロボ
ツトに巻付くのを防止できることになる。
一方、スポツト溶接ロボツトがワーク保持用治
具を装着してワークを搬送するときには、上記治
具ケーブル支持部材は、治具ケーブルがスポツト
溶接ロボツトに接触しないように支持しながらス
ポツト溶接ロボツトのアームの回動に伴いその回
動方向と同一方向に水平揺動することになり、ス
ポツト溶接ロボツトによるワークの搬送が治具ケ
ーブル支持部材によつて支障をきたすことはな
い。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図は本考案の一実施例に係る
自動車の車体側面の溶接組立て用のスポツト溶接
装置を示し、1および2はワーク(車体のアウタ
パネル)Wを各々載置する第1および第2載置
台、3は上記載置台1,2の近傍に設置された回
動型のスポツト溶接ロボツトであつて、該スポツ
ト溶接ロボツト3は、第1載置台1上に載置され
たワークWに対し他のスポツト溶接ロボツト(図
示せず)と共働してスポツト溶接を行うととも
に、そのスポツト溶接が終了した後、ワークWを
ワーク保持用治具4を介して保持し、第1載置台
1から第2載置台2上に搬送するように構成され
ている。
すなわち、上記スポツト溶接ロボツト3は、回
動可能な回転基台5と、該回転基台5上に揺動可
能に立設された支柱6と、該支柱6の上部より水
平方向に延びるアーム7とを備えており、上記ア
ーム7は、その軸廻りに回転可能でかつ上下方向
に揺動可能に設けられている。また、上記アーム
7の先端には連結部材8を介して、ワークWに対
してスポツト溶接を行う溶接ガン9が取付けられ
ているとともに、上記連結部材8には上記ワーク
保持用治具4を装着するためのフツク部材10が
取付けられている。
一方、上記ワーク保持用治具4は、スポツト溶
接ロボツト3による溶接作業時には上記両載置台
1,2間の第2載置台2側の位置、つまりスポツ
ト溶接ロボツト3の回転基台5の回動に伴うアー
ム7の可動範囲内におけるスポツト溶接ロボツト
3の溶接作業エリア外の所定位置に治具受け台1
1により支持されて配置されている。また、該ワ
ーク保持用治具4は、ワークWの形状に応じて組
立てられた組み枠12を備え、該組み枠12に
は、スポツト溶接ロボツト3のフツク部材10に
連結可能なジヨイント部としてのチヤツク機構1
3が取付けられているとともに、ワークの所定部
分を各々保持可能な複数のクランプ機構14,1
4,……が設けられており、該各クランプ機構1
4は揺動部材15や作動シリンダ16等を備えて
なる。しかして、スポツト溶接ロボツト3による
ワーク搬送時には該スポツト溶接ロボツト3(フ
ツク部材10)にワーク保持用治具4が装着さ
れ、該ワーク保持用治具4のクランプ機構14,
14,……によりワークWを保持するように構成
されている。
さらに、17は上記ワーク保持用治具4の各ク
ランプ機構14の作動シリンダ16に圧油等を供
給するための治具ケーブルであつて、該治具ケー
ブル17の一端は、建屋の天井梁18に取付けら
れたジヨイントボツクス19に接続されている一
方、他端はワーク保持用治具4の組み枠12に取
り付けられたジヨイントボツクス20に接続され
ている。また、21は上記ワーク保持用治具4の
配置位置の上方に水平状態に設けられた治具ケー
ブル支持部材であつて、該治具ケーブル支持部材
21は、上記治具ケーブル17がスポツト溶接ロ
ボツト3に接触しないように該治具ケーブル17
の途中を支持するためのものである。
上記治具ケーブル支持部材21は、中空状の第
1アーム部材22と、該第1アーム部材22内に
摺動自在に嵌挿された棒状の第2アーム部材23
とを備え、上記第1アーム部材22の基端部は、
スポツト溶接ロボツト3の回転基台5ないし支柱
6寄りに位置しているとともに、建屋の天井梁1
8に取付けられた支柱材24の下端部に対し、第
3図にも示すように棒状部材25や円筒部材26
等を介して回動自在に連結支持されている。よつ
て、治具ケーブル支持部材21は、ワーク保持用
治具4の配置位置上方において上記支柱材24の
軸心廻りにスポツト溶接ロボツト3のアーム7の
回動方向と同一方向に水平揺動可能に設けられて
いるとともに、第1アーム部材22に対する第2
アーム部材23の摺動により長さが伸縮するよう
になつている。また、上記第2アーム部材23の
先端部には、上記治具ケーブル17の途中に介設
されたジヨイントボツクス27が取付けられてい
て、該ジヨイントボツクス27をもつて治具ケー
ブル17の途中が治具ケーブル支持部材21によ
り支持されている。
加えて、28は上記治具ケーブル支持部材21
をスポツト溶接ロボツト3の溶接作業時での作業
エリア外の待機位置(ワーク保持用治具4の配置
位置の真上)に回動付勢する付勢手段としてのコ
イルスプリングであつて、該コイルスプリング2
8の一端は、上記支柱材24に連設されかつ上記
待機位置に向つて水平に延びる連結棒29の先端
部に係合されている一方、他端は上記治具ケーブ
ル支持部材21の第1アーム部材22上面に固着
された補強板30に係合されている。
尚、上記治具ケーブル17は、治具ケーブル支
持部材21先端部のジヨイントボツクス27とワ
ーク保持用治具4側のジヨイントボツクス20と
の間の部分がコイル状に形成されていて、スポツ
ト溶接ロボツト3に装着されたワーク保持用治具
4が該ロボツト3の作動に伴つて上下方向に変位
移動するとき上記コイル状部分17aにおいて伸
縮するようになつている。また、31は支柱材2
4の下端部に設けられたストツパであつて、該ス
トツパ31は、治具ケーブル支持部材21側の補
強板30と協働して該治具ケーブル支持部材21
の回動を規制するものである。
したがつて、上記実施例においては、スポツト
溶接ロボツト3による溶接作業時には、治具ケー
ブル17の途中が治具ケーブル支持部材21によ
つて支持され、かつ該治具ケーブル支持部材21
は、コイルスプリング28によりスポツト溶接ロ
ボツト3の作業エリア外の待機位置に回動付勢さ
れてその位置で待機するようになるので、治具ケ
ーブル17もスポツト溶接ロボツト3の作業エリ
ア外に位置し、該治具ケーブル17がスポツト溶
接ロボツト3のアーム7等に巻付くことはない。
一方、スポツト溶接ロボツト3がワーク保持用
治具4を装着してワークWを第1載置台1から第
2載置台2上に搬送するときには、治具ケーブル
17の途中を支持する上記治具ケーブル支持部材
21は、スポツト溶接ロボツト3の回動に伴つて
その回動方向と同一方向に水平面上を回動すると
ともに、スポツト溶接ロボツト3のアーム7の上
下揺動等によりワーク保持用治具4が治具ケーブ
ル支持部材17の回動中心(支柱材24の軸心)
から半径方向に移動するに連れて伸縮動する。ま
た、上記治具ケーブル17自体も、そのコイル状
部分17aにおいてワーク保持用治具4の上下変
位に伴つて伸縮する。このため、治具ケーブル1
7がスポツト溶接ロボツト3に巻付くことがない
とともに、治具ケーブル支持部材21によつてス
ポツト溶接ロボツト3によるワークWの搬送に支
障をきたすことがなく、ワークWの搬送をスムー
ズに行うことができる。
(考案の効果) 以上の如く、本考案のスポツト溶接装置によれ
ば、治具ケーブルの途中が治具ケーブル支持部材
によつて支持され、特にスポツト溶接ロボツトに
よる溶接作業には上記治具ケーブル支持部材は付
勢手段によつてロボツトの作業エリア外に回動付
勢されて、治具ケーブルもその作業エリア外に位
置するので、治具ケーブルがロボツトに巻付くの
を確実に防止することができる。また、スポツト
溶接ロボツトによるワークの搬送が上記治具ケー
ブル支持部材によつて支障をきたすことはなく、
実用性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
スポツト溶接装置の全体構成を示す側面図、第2
図は同模式平面図、第3図は第1図の−線に
おける拡大断面図である。 3……スポツト溶接ロボツト、4……ワーク保
持用治具、7……アーム、9……溶接ガン、13
……チヤツク機構、14……クランプ機構、17
……治具ケーブル、21……治具ケーブル支持部
材、28……コイルスプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワークに対するスポツト溶接と共にワークの搬
    送を可能としたスポツト溶接装置であつて、 アームの先端に溶接ガンを有するスポツト溶接
    ロボツトと、 ジヨイント部を有し上記スポツト溶接ロボツト
    のアーム先端部に対して上記ジヨイント部を介し
    て連結可能とされるとともに、ワークを保持可能
    なクランプ機構を有し、かつ上記スポツト溶接ロ
    ボツトによる溶接作業時該ロボツトのアームの可
    動範囲内における、スポツト溶接ロボツトによる
    溶接作業エリア外の所定位置に配置されるワーク
    保持用治具と、 該ワーク保持用治具の配置位置の上方において
    上記スポツト溶接ロボツトのアームの回動方向と
    同一方向に水平揺動可能に支持され、先端部にお
    いてワーク保持用治具への治具ケーブルがスポツ
    ト溶接ロボツトに接触しないように該治具ケーブ
    ルの途中を支持する治具ケーブル支持部材と、 該治具ケーブル支持部材を上記スポツト溶接ロ
    ボツトの溶接作業エリア外の待機位置に回動付勢
    する付勢手段とを備えたことを特徴とするスポツ
    ト溶接装置。
JP19358484U 1984-12-19 1984-12-19 Expired JPH034448Y2 (ja)

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JP19358484U JPH034448Y2 (ja) 1984-12-19 1984-12-19

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JPS61107479U JPS61107479U (ja) 1986-07-08
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