JPH0344260A - 画像入力装置用原稿押さえローラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野　〕 本発明は、ファクシミリ装置等の画像入力装置に用いら
れるローラに関するもので、特にイメージセンサ等の入
力手段上に設けられる透明な原稿走行面に原稿を押し付
けて密着させるための原稿押さえローラに関するもので
ある。

〔従来の技術　〕

第３図は従来の原稿押さえローラを備えた画像入力装置
を示す斜視図で、図において１は原稿２の表面に記録さ
れた画像情報を読み取って入力する密着型のイメージセ
ンサ、３はイメージセンサ１上に透明な原稿走行面とし
て設けられたガラス面、４はイメージセンサ１の両側に
固定された支持部材であり、各々の支持部材４の一端に
設けられた支軸５を介してイメージセンサｌは図示しな
いサイドフレーム等に回動自在に取り付けられている。

６は白色ゴム等の弾性体により形成されたローラ本体６
ａと金属等により形成された中心軸６ｂから成る従来の
原稿押さえローラであり、この原稿押さえローラ６は原
稿２をガラス面３に押し付けて該原稿２の浮き上がりを
防止すると共に、原稿２の走行を案内する役割りを果た
すもので、前記中心軸６ｂが前記サイドフレーム等に回
転自在に支持され、図示しないモータを駆動源として矢
印で示すように回転するようになっている。

７は前記イメージセンサ１を原稿押さえローラ６側に付
勢する付勢手段としてのコイルバネで、所定の間隔を開
けて２個設けられており、このコイルバネ７によりイメ
ージセンサ１は原稿２を所定の押し付は力（例えば約１
ｋｇｆ）で原稿押さえローラ６に押し付けてガラス面３
に密着させる構造となっている。

上述した構成において画像情報の読み取りは以下のよう
に行われる。

まず、装置に挿入セットされた原稿２は図示しないフィ
ードローラにより搬送され、先端がイメージセンサ１の
ガラス面３と原稿押さえローラ６との間に送り込まれて
くる。

このとき原稿押さえローラ６は図示しない駆動源により
原稿２の送り速度と同期した周速で回転しており、その
ため原稿２は原稿押さえローラ６のローラ本体６ａによ
る押し付はポイントまでスムーズに進入してガラス面３
に密着し、これにより原稿２上の画像情報がピントボケ
せずにイメージセンサ１に結像する。

イメージセンサ１は前記押し付はポイントに送られてき
た原稿２上の画像情報を１ラインずつ順次読み取って行
き、それに同期して原稿２は矢印Ａ方向に搬送され、装
置外に排出されて行く。

以上のようにして原稿２上の画像情報の入力が実行され
る。

第４図は他の押し付は方式による画像入力装置を示す斜
視図で、この装置はＬ字形の支持部材８によりイメージ
センサ１を図示しないベースフレーム等に固定し、原稿
押さえローラ６の中心軸６ｂを図示しないサイドフレー
ム等に回転自在でかつ上下動自在に支持すると共に、ロ
ーラ本体６ａの両側において中心軸６ｂを付勢手段であ
る板バネ９によりイメージセンサ１側に付勢した構成と
したものであり、前記第３図の装置と同様に原稿２上の
画像情報の入力を行うことができる。

〔発明が解決しようとする課題　〕

しかしながら、上述した従来の原稿押さえローラでは、
ローラ自身で原稿に対する押し付は力を発生することが
できず、そのためイメージセンサあるいは原稿押さえロ
ーラの一方を可動としてコイルバネや板バネによる複数
の付勢手段により付勢しているが、これら付勢手段の製
造時におけるバネ定数のバラツキにより原稿押さえロー
ラの左右の圧力バランスが不均一になりやすく、これに
より原稿に対する原稿押さえローラの搬送力が左右で不
均一になって原稿の斜行を発生するという問題があった
。

また、複数個の付勢手段が必要であることから部品点数
が増え、これにより組立時においてイメージセンサのガ
ラス面とローラ本体との位置精度が出にくくなるため、
この点でも原稿の斜行を発生しやすくなるという問題が
あり、更にローラ本体がゴム等の比較的固い弾性体によ
り形成されているため、装置に振動や衝撃が加えられる
とローラ本体と圧接しているガラス面つまり原稿走行面
が割れることがある等の問題もあった。

本発明はこれらの問題を解決するためになされたもので
、圧力バランスの不均一や位置精度が出にくいことに起
因する原稿の斜行発生の確率を大幅に低下させることが
でき、かつ装置の部品点数の削減を図ることができると
共に、装置に振動や衝撃が加えられたときのイメージセ
ンサのガラス面の割れを防止できる画像入力装置用原稿
押さえローラを実現することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段　〕

この目的を達成するため、本発明は原稿上の画像情報を
人力手段により読み取って入力するために、該原稿を入
力手段上の原稿走行面に押し付ける画像入力装置用原稿
押さえローラにおいて、低硬度の弾性体によるローラ本
体の外周面を低摩擦層で被覆したものである。

〔作用〕

上述した構成を有する本発明は、ローラ本体が低硬度の
弾性体であるため、原稿押さえローラと入力手段の位置
を固定しておき、画像人力装置のフィードローラにより
送られてくる原稿をローラ本体の弾性を利用して入力手
段上の原稿走行面に押し付けると共に、ローラ本体の外
周面の低摩擦層により原稿との摩擦力を低くし、原稿に
対して前記フィードローラの搬送力を優先させる。

従ってこれによれば、入力手段と原稿押さえ口−ラの位
置を固定できるので、位置精度が出やすい構造になると
共に、ローラ本体が低硬度の弾性体であることから原稿
の押し付は力に左右アンバランスを生じない構造となり
、しかもローラ本体の外周面に設けた低摩擦層により原
稿に対する搬送力はフィードローラの搬送力を優先させ
ることができるので原稿押さえローラは主として押し付
は力を加えるものとなり、その結果原稿の斜行発生確率
を大幅に低下させることができる。

また、従来のようにバネによる付勢手段が不要になるこ
とから部品点数を削減でき、かつ装置に振動や衝撃が加
えられても、これらの振動や衝撃を低硬度の弾性体であ
るローラ本体により緩衝できるので原稿走行面であるガ
ラス面の割れを防止することが可能となる。

〔実施例］ 以下図面を参照して実施例を説明する。

第１図は本発明の一実施例による原稿押さえローラを備
えた画像入力装置を示す側断面図、第２図は第１図の装
置の斜視図である。

図において１は密着型のイメージセンサ、２は原稿、３
は前記イメージセンサ１のガラス面、８は支持部材で、
これらは第４図のものと同一の部品であり、従ってイメ
ージセンサ１は支持部材８により図示しないベースフレ
ーム等に固定されている。

１０は本実施例の原稿押さえローラで、金属製の中心軸
１０ａにネオブレンまたはウレタン等の低硬度スポンジ
（低硬度の弾性体）から成るローラ本体１０ｂを設け、
更にこのローラ本体１０ｂの外周面全体を例えば約０．
０４〜０．１ｏｎの厚さでかつ摩擦計数の低い硬質の白
色ポリエチレンフィルム等による低摩擦層１０ｃで被覆
することにより形成されている。

そしてこの原稿押さえローラ１０は、イメージセンサ１
のガラス面３上に位置するようにその中心軸１０ａを図
示しないサイドフレーム等に回転自在にかつ上下動しな
いように支持すると共に、ローラ本体１０ｂのガラス面
３に対する接触部がわずかに撓んで原稿２への押し付は
力が例えば約１ｋｇｆになるように設定している。

尚、この原稿押さえローラ１０が図示しないモータを駆
動源として矢印で示したように回転することは従来と同
じである。

以上の構成による原稿押さえローラ１０は、図示しない
フィードローラにより送られてくる原稿をローラ本体１
０ｂの弾性を利用してイメージセンサｌ上のガラス面３
に押し付けると共に、ローラ本体１０ｂの外周面に設け
た低摩擦層１０ｃにより原稿２との摩擦力を低くし、原
稿２に対して前記フィードローラの搬送力を優先させる
という作用を行うことになる。

次に画像情報の読み取り動作ついて説明する。

まず装置に挿入セットされた原稿２は図示しないフィー
ドローラにより搬送され、先端がイメージセンサ１のガ
ラス面３と原稿押さえローラ１０との間に送り込まれて
くる。

このとき原稿押さえローラ１０は図示しない駆動源によ
り原稿２の送り速度と同期した周速で回転しており、そ
のため原稿２は原稿押さえローラ１０のローラ本体１０
ｂによる押し付はポイン［・までスムーズに進入する。

ここで原稿押さえローラ１０は、前記したようにローラ
本体１０ｂのガラス面３に対する接触部がわずかに撓ん
で原稿２への押し付は力が例えば約１　ｋｇ　ｆになる
ように設定されているため、原稿２はガラス面３に密着
し、これにより原稿２上の画像情報がピントポケせずに
イメージセンサ１に結像する。

また、ローラ本体１０ｂの表面は白色のフィルムによる
低摩擦層１０ｃによって被覆しであるため、この低摩擦
層１０ｃが読み取り面のパックグランドとなり、かつこ
の低摩擦層１０ｃは原稿２に対する摩擦係数が低いため
、原稿２をセンサのガラス面に押し付ける力のみを発生
し、原稿２の裏面接触部での摩擦力は低く抑えられるこ
とにより前記図示しないフィードローラの駆動力が優先
する。

その結果、原稿２の斜行の発生確率が大幅に低下するこ
とになり、原稿２はイメージセンサ１のガラス面３に良
好に密着して走行するので、イメージセンサ１は前記押
し付はポイントに送られてきた原稿２上の画像情報を１
ラインずつ順次読み取って行き、それに同期して原稿２
は矢印Ａ方向に搬送され、装置外に排出されて行く。

以上のようにして原稿２上の画像情報の人力が実行され
る。

尚、上述した実施例ではローラ本体１０ｂをネオプレン
またはウレタン等の低硬度スポンジにより形成するもの
としたが、これに限られるものではなく、他の低硬度の
弾性体例えばロール状のブラシで形成するこも可能であ
る。

また、低摩擦層１０ｃは実施例のように白色が好ましい
が、必ずしも白色である必要はなく他の色としてもよい
。

更に、本発明はフアツジξす°装置だけでなく、イメー
ジセンサ等の入力手段（読み取り手段）により原稿から
画情報を入力する装置であれば実施可能である。

〔発明の効果　〕

以上説明したように本発明は、低硬度の弾性体によるロ
ーラ本体の外周面を低摩擦層で被覆した構成とし、画像
入力装置のフィードローラにより送られてくる原稿をロ
ーラ本体の弾性を利用して入力手段上の原稿走行面に押
し付けると共に、ローラ本体の外周面の低摩擦層により
原稿との摩擦力を低くして、原稿に対して前記フィード
ローラの搬送力を優先させるようにしている。従ってこ
れによれば、入力手段と原稿押さえローラの位置を固定
できるので、位置精度が出やすい構造になると共に、ロ
ーラ本体が低硬度の弾性体であることから原稿の押し付
は力に左右アンバランスを生じない構造となり、しかも
ローラ本体の外周面に設けた低摩擦層により原稿に対す
る搬送力はフィードローラの搬送力を優先させることが
できるので原稿押さえローラは主として押し付は力を加
えるものとなり、その結果原稿の斜行発生確率を大幅に
低下させることができるという効果が得られる。

また、従来のようにバネによる付勢手段が不要になるこ
とから部品点数を削減でき、かつ装置に振動や衝撃に加
えられても、これらの振動や衝撃を低硬度の弾性体であ
るローラ本体により緩衝できるので原稿走行面であるガ
ラス面の割れを防止することが可能になるという効果も
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による原稿押さえローラを備
えた画像入力装置を示す側断面図、第２図は第１図の装
置の斜視図、　第３図は従来の原稿押さえローラを備え
た画像入力装置を示す斜視図、第４図は従来の原稿押さ
えローラを備えた他の画像入力装置を示す斜視図である
。 ｌ：イメージセンサ　　２：原稿 ３ニガラス面　　　　１０：原稿押さえローラ１０ａ：
中心軸　　　　１０ｂ：ｏ−ラ本体１０ｃ：低摩擦層

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）原稿上の画像情報を入力手段により読み取って入
   力するために、該原稿を入力手段上の透明な原稿走行面
   に押し付ける画像入力装置用原稿押さえローラにおいて
   、 低硬度の弾性体によるローラ本体の外周面を低摩擦層で
   被覆したことを特徴とする画像入力装置用原稿押さえロ
   ーラ。