JP2007105199A - 骨壺 - Google Patents

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豊 石野
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【課題】遺骨を納めた骨壺が埋葬されたとき、生前を偲びたい期間は生分解せずに存続し、その間、短期間の内に骨壺から記念植物が発芽・成長・開花する骨壺を提供する。
【解決手段】壺本体1とその壺本体の開口部を覆う蓋2とからなり、土中で生分解する骨壺において、蓋2に種子及び土又は種子入り土塊4を収容できる上方に開口する凹部2aを設け、その凹部の開口部に土中で壺本体及び蓋が生分解するに要する期間よりも短い期間に生分解する小蓋3を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、生分解性骨壺、すなわち、土中で微生物などにより分解される骨壺、とくに犬猫などの愛玩動物(ペット)用骨壺として好適なものに関する。
ペットの遺骨は、骨壺に納めた状態で自家の庭又はペット用墓地の土中に埋葬されることが少なくない。そして、ペットの遺骨に限らず人の遺骨も、短期間に自然に土に還らせるため、生分解性骨壺を用いることが好まれており、これまでに種々の生分解性骨壺が開示されている(例えば、特許文献1〜6)。
第3044260号登録実用新案公報 特開平8−10294号公報 特開平10−16563号公報 特開2001−224640号公報 特開2003−220100号公報
従来の生分解性骨壺は、単に遺骨を収容する機能しか有しないので、骨壺が土中に埋葬されてしまうと、その骨壺が分解して地表面が落下するまでは、埋葬地点の地表面には何も痕跡も残らない。そのため、生前のペットを偲びたい場合は、その埋葬地点付近に蘇東坡を立設したり、記念の植物を植えたり、植物の種子を播いたりしている。
しかし、生前のペットを偲びたい期間は、ペット死亡後、数ヶ月ないし1周忌程度までが通例である。ところが、従来の生分解性骨壺の生分解速度は、長いものでは数年と長く、最も短いものでは2ヶ月程度で全て分解してしまうものが知られている。
生分解に数年かかるような生分解速度の遅い骨壺の場合は、蘇東坡や草花の更新に手間とコストがかかるばかりでなく、幼児などをペット死別の悲しみから早く解放させたいのに数年間は命日になる度に繰り返し思い出させられる不都合がある。また、生分解速度が2ヶ月程度と速い場合は、生前のペットに対する回顧・回想を断ち切られる思いがしたり、埋葬地点の付近に記念のために播いた種子又は植えた草花が成長する前に骨壺が分解して埋葬土が落下してしまい、骨壺の保存期間と記念植物の成長期間又は開花期間が一致しないことによる不満足感あるいは空虚感を禁じ得ない状況にあった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、ペットの遺骨を納めた骨壺が埋葬されたとき、ペットの生前を偲びたい期間は生分解せず、しかも、埋葬後、短期間の内にその骨壺から記念植物が成長し、あるいはさらに開花するようにした骨壺を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、壺本体とその壺本体の開口部を覆う蓋とからなり、土中で生分解する骨壺において、蓋に種子及び土又は種子入り土塊を収容できる上方に開口する凹部を設け、その凹部の開口部に土中で壺本体及び蓋が生分解するに要する期間よりも短い期間に生分解する小蓋を備えたことを特徴とする。
そして、本発明の骨壺は、壺本体及び蓋が数ヶ月から3年程度以内の設定された期間に生分解し、小蓋は1〜3ヶ月程度以内の設定された期間に生分解するようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ペットの遺骨を骨壺に納め、蓋の凹部に種子及び土又は種子入り土塊を収容し、小蓋を閉めて埋葬すると、ペットの生前を偲びたい期間は骨壺が生分解せずに土中に存続し、その間の短期間に小蓋が生分解して消滅する。そのため、蓋の凹部内の種子は水分を得て発芽、成長する。種子の種類によっては、発芽後、数週間で成長し、種類によってはさらには開花する。
請求項2の発明によれば、数ヶ月から3年程度以内の設定された期間は骨壺が生分解せずに土中に存続し、埋葬後1〜3ヶ月程度以内の設定された短期間に小蓋が生分解する。埋葬した骨壺から成長させたい植物の成長期間に応じた生分解速度を有する小蓋を備えた骨壺の提供が可能である。従って、骨壺はペットの生前を偲びたい期間は存続し、その間、埋葬地から記念植物が成長し、種類によっては開花するので、ペット愛護者の思慕・回顧欲望が満足される。しかも、適当な月日の経過とともに骨壺は生分解して消滅するので、後処理が不要であり、ペットの死を自然に忘却することができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を用いながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る骨壺の縦断面図、図2は同平面図である。
骨壺Aは、壺本体1と、その壺本体の開口部を覆う蓋2とからなっている。壺本体1及び蓋2はいずれも生分解性材料から射出成形により製造される。
生分解性材料としては、一例として、澱粉80重量%、天然素材20重量%を含む材料を用いることができる。この材料で成形された場合は、骨壺が100%生分解する利点がある。生分解速度を抑制して骨壺使用者の希望する土中存続期間に合わせるために、骨壺の表面にその生分解速度を抑制する生分解性膜を貼ることも有効である。
他の生分解性材料としては、例えば、特許文献1に記載されているように、ポリ乳酸をベースにポリヒドロキシブチート、エチレンテレフタレート、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂などのポリエステル系樹脂を補強剤として加えた混合物を用いることができる。その他、ポリヒドロキシブチートに4−ヒドロキシ酸又はプロピル酢酸の共重合体、ポリカプロラクサン、ビオノーレ、又は澱粉、セルロース、蟹の甲羅などに含まれるキチン、キトサン等の多糖類及びグルテン等のタンパク質などと汎用ポリマーを混合したものなど多種多様のものを用いることができる。
上記壺本体1及び蓋2を成形する樹脂材料のポリ乳酸とポリエステルの混合比率を70%対30%とした場合の生分解速度は、2〜3ヶ月程度であるので、本発明の骨壺は、目的とする数ヶ月から3年程度までの分解速度が得られるように、ポリ乳酸の混合比率を60%以下にし、また、骨壺の肉厚を例えば2〜3mm程度の範囲とし、混合比率を徐々に低くすることにより、あるいは骨壺の肉厚との組み合わせにより、分解速度を数ヶ月から3年程度までの間で任意に設定することが可能である。数ヶ月から3年程度までの分解速度を得る別の方法としては、ポリ乳酸とポリエステルの混合比率を70%対30%とした場合の成形品の表面に、例えば澱粉質塗料その他の生分解性塗料を塗布したり、生分解性フィルムを貼り付ける等して、生分解性膜を施して、その成形品の分解速度を遅延させる方法を用いることができる。
次に、本発明による骨壺においては、蓋2のほぼ中央に上面に開口する凹部2aが形成されている。この凹部2aは、ここに植物の種子と生育用土、又は植物の種子を包んだ土塊4を収容するためのものである。植物の種類はとくに限定されず、草木類のいずれでも良いが、ペットの種類に対して記念物とするに相応しいもの、骨壺の埋葬季節に適合するものが好まれるので、各種の種子が用意される。
前記凹部2aには、その開口部に小蓋3が着脱自在に備えられる。小蓋3の上面には、小蓋を例えば指先で挟持して開け閉めするためのピット3aが設けられている。開け閉めするための手段としては、ピットを成形することに代えて、紐などを結合しても良い。
この小蓋3も、生分解性材料で成形されている。しかし、小蓋の生分解速度は、材料の選択及び/又は混合比率の調整により、あるいは、壺本体1及び蓋2と同一材料で成形するが小蓋の肉厚を薄くするなどして、壺本体1及び蓋2の生分解速度よりも速い速度、例えば、1〜3ヶ月程度の範囲に設定される。小蓋の生分解速度をどの程度に設定するかは、購入者が死去したペットの遺骨埋葬後、どれ位の期間経過後に、蓋2に収容した種子の成長・開花を希望するかにより決定することができる。販売される全ての骨壺に一律に埋葬後、例えば2ヶ月程度で小蓋が生分解するようにしても良い。
上記構成により、本発明による骨壺は、販売時に購入者が希望する種類の植物の種子を蓋2の凹部2aに収容し、その凹部に小蓋3を嵌め込んで開口を覆って提供される。そして、壺本体1にペットの遺骨を収容し、蓋2をして埋葬すると、小蓋3が設定された上記期間の経過とともに土中の微生物などにより生分解されるため、蓋の凹部2aにその上側の湿った土及び水分が落下進入する。そのため、凹部2aに収容されていた種子が発芽し、一定期間後にはその骨壺の上側の地表面上に記念植物が成長し、植物の種類によっては、一定の時期に開花する。
この骨壺の上に植物が成長した有様は、遺骨を土の中に埋め、そこに花木を植えて墓標にする葬送方法として知られている樹木葬に喩えることができる。とくに埋葬後、適当な期間経過時に開花すると、生前ペットを愛した家族に大きな癒しと安らぎを与えることができる。
そして、埋葬から、生分解速度が最も速い場合は数ヶ月経過すると、すなわち、その植物の成長・開花が終わる頃、壺本体1及び蓋2が生分解して消滅し、遺骨も自然と土に還る。骨壺の生分解速度を1年以上3年程度に遅く設定した場合は、最初の記念植物を別の種子入り土塊と交換して、骨壺が分解されるまでの間、記念植物を観賞し、ペットを偲ぶことができる。
実施の形態においては、ペットの遺骨埋葬用骨壺に限定して説明したが、ペットの遺品,形見等の埋葬用にも利用することができる。また、本発明は生分解速度を遅くすることにより人間用骨壺にも適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る骨壺の縦断面図。 同じく平面図。
符号の説明
A 骨壺
1 壺本体
2 蓋
2a 凹部
3 小蓋
4 種入り土塊

Claims (3)

  1. 壺本体とその壺本体の開口部を覆う蓋とからなり、土中で生分解する骨壺において、前記蓋に種子及び土又は種子入り土塊を収容できる上方に開口する凹部を設け、その凹部の開口部に土中での壺本体及び蓋の生分解速度よりも速い生分解速度を有する小蓋を備えたことを特徴とする骨壺。
  2. 壺本体及び蓋の生分解速度は数ヶ月から3年程度以内に設定され、小蓋の生分解速度は1〜3ヶ月程度以内に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の骨壺。
  3. 壺本体、蓋及び小蓋は、澱粉を80重量%、天然素材を20重量%を含む材料で成形され、壺本体及び蓋の表面には生分解速度を抑制する生分解性膜が付加されていることを特徴とす請求項1又は2に記載の骨壺。
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