JP2008068995A - シート搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読取装置等において、搬送されるシートの速度変動を低減しつつ搬送ローラ対のニップ部における紙粉の発生を防止することができるシート搬送装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置1は、原稿束Dから分離された原稿D1の上面及び下面の画像情報を読取る読取ユニット61,62と、読取ユニット61,62の上流側に配置され原稿D1を搬送するべく対になって設けられた搬送ローラ対5とを備える。搬送ローラ対5は、不図示の駆動手段により駆動する駆動ローラ5aと、駆動ローラ5aに対向して設けられた従動ローラ5bとで構成される。従動ローラ5bは、駆動ローラ5aの硬度よりも低い硬度を有する材料から成る従動側ローラ部材63と、搬送される原稿D1と接触するニップ部Bに設けられた潤滑面64aとを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置及び画像読取装置等に用いられるシート搬送装置に関する。
複写機やファクシミリ等の画像形成装置、またドキュメントスキャナ等の画像読取装置は、原稿としてのシートの表面の画像を読取る読取部と、この読取部にシートを搬送するシート搬送装置とを備える。この種の自動原稿搬送装置においては、良好な読取画像を得るために、画像読み取り中に原稿を一定の搬送速度で搬送することが要求される。
しかしながら、様々な要因により搬送速度の変動が生じるのが実情であり、特に搬送されるシートが厚い場合、読取部の前後に設けられた搬送ローラ対にシート先端が突入する際や搬送ローラ対からシート後端が抜ける際に搬送速度の大きな変動が発生し、読取画像が部分的に伸びたり縮んだりするという問題がある。この問題を解決するために、特許文献1では、読取部前後に配されシートを搬送する搬送ローラ対において、従動ローラの表面の硬度を、駆動ローラの表面の硬度よりも低くして、シートの搬送速度の変動を少なくする技術が開示されている。
特開2005−179058号公報
しかしながら、特許文献1において最も好ましい従動ローラの表面硬度をISO07619、ショア硬度Hsが30度以下としているように、シートの速度変動を小さくするには、耐久性に支障のない範囲で従動ローラ表面の硬度を可能な限り低くする必要がある。そのため、図3に示すように、搬送ローラ対100における従動ローラ100bは駆動ローラ100aに向かって押し付けられる力によってニップ部Aが大きく変形する。その結果、ニップ部Aにおける従動ローラ110bの表面では僅かながらも周速差が生じ、搬送されるシートとの間で滑りが発生する。滑った部分では従動ローラがシートを擦るためシート表面から紙粉が発生し、その紙粉が読取部に付着すると読取画像にスジとなって現れてしまうという問題がある。
本発明の目的は、画像読取装置等において、搬送されるシートの速度変動を低減しつつ搬送ローラ対のニップ部における紙粉の発生を防止することができるシート搬送装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載のシート搬送装置は、駆動ローラと該駆動ローラに対向して配される従動ローラとで構成され前記駆動ローラ及び前記従動ローラ間でシートを挟持しながら搬送する搬送ローラ対を備え、前記搬送ローラ対により搬送されるシートを読取る画像読取部を有する装置に用いられるシート搬送装置において、前記従動ローラは、前記駆動ローラの硬度よりも低い硬度を有する材料から成るローラ部材と、搬送されるシートと接触する接触部に設けられた潤滑面とを有することを特徴とする。
本発明によれば、従動ローラは、駆動ローラの硬度よりも低い硬度を有する材料から成るローラ部材と、搬送されるシートと接触する接触部に設けられた潤滑面とを有するので、従動ローラの弾性変形によりシートが駆動ローラと従動ローラとの間の接触部に突入する際及び接触部から抜ける際にも搬送速度が安定し、また、接触部に潤滑面が設けられていることにより、従動ローラとシートとの間で滑りが発生した場合であっても紙粉が発生せず、もって搬送されるシートの速度変動を低減しつつ搬送ローラ対のニップ部における紙粉の発生を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明に係るシート搬送装置を備える画像読取装置1を示す断面図である。尚、図1に示す画像読取装置の構成は概略的であり、本構成に限るものではない。
図1に示すように、画像読取装置1は、上部フレーム81及び下部フレーム82で構成され、上部フレーム81が回転軸81aを中心に回動可能であり、搬送された原稿の紙詰まり等が発生した際に画像読取装置1内に滞留した原稿を取り除くため、手動での上部フレーム81の開閉が可能な構成となっている。
また、画像読取装置1は、原稿束Dをピックアップするピックアップローラ2と、ピックアップローラ2によりピックアップされた原稿束Dを装置内に給送する給送ローラ3と、ピックアップされた原稿束Dを1枚ずつに分離する分離ローラ4と、原稿束Dから分離された原稿D1(シート)の上面の画像情報を読取る読取ユニット61(画像読取部)と、原稿D1の下面の画像情報を読取る読取ユニット62(画像読取部)と、読取ユニット61,62の上流側に配置され原稿D1を搬送するべく対になって設けられた搬送ローラ対5と、読取ユニット61,62の下流側に配置され対になって設けられた搬送ローラ対7とを備える。
下部フレーム82には読取ユニット62が固定されている。また、上部フレーム81には、読取ユニット61が揺動アーム9によって揺動可能に支持され、読取ユニット61が上下方向に平行移動可能である。これにより、厚い原稿の搬送を円滑に行うことができる。揺動アーム9は、揺動アーム9の一端が上部フレーム81に軸支され、他端が読取ユニット61に軸支される。
次に、原稿D1に形成された画像の読取時における画像読取装置1の動作を説明する。
まず、読取ユニット61,62は、夫々色基準部材を不図示のラインイメージセンサにより読取り、シェーディング補正用のデータを画素毎に記憶する。
その後、原稿束Dをピックアップローラ2と給送ローラ3によって画像読取装置1内に取り込み、分離ローラ4によって1枚ずつに分離する。分離された原稿D1は、搬送ローラ対5のニップ部Bにおいて搬送ローラ対5の各ローラと接触し、搬送ローラ対5により挟持されながら副走査方向に沿って搬送され、読取ユニット61,62にて原稿D1の両面(表裏)に形成されている画像が主走査方向(原稿搬送方向と直交する方向)に沿って読取られる。画像が読取られた後、原稿D1は搬送ローラ対7により挟持されながら搬送され、装置外部へ排出される。
図2は、図1における搬送ローラ対5を示す断面図である。
図2において、搬送ローラ対5は、不図示の駆動手段により駆動されて回転する駆動ローラ5aと、駆動ローラ5aに対向して設けられた従動ローラ5bとで構成される。駆動ローラ5aは、駆動軸51の外周面に設けられた駆動側ローラ部材52を有する。従動ローラ5bは、金属製支持軸61の外周面に設けられた樹脂製コア部材62と、コア部材62の外周面に設けられた従動側ローラ部材63と、従動側ローラ部材63の外周面に設けられたフッ素系被覆層64とを有する。従動ローラ5bは、金属製支持軸61に回転可能に支持されると共に、不図示の加圧手段により一定の圧力で駆動ローラ5aに向けて加圧されており、駆動ローラ5aと協働して原稿D1を狭持し、原稿D1を画像読取ユニット61,62に搬送する。
従動側ローラ部材63は、駆動側ローラ部材52より硬度の低い軟質材料、例えば軟質ゴムから成る。従動ローラ5bは加圧力により軟質ゴムが弾性変形を起こしているため、原稿D1が厚い場合であっても、原稿D1が駆動ローラ5aと従動ローラ5bとの間のニップ部Bから抜ける際に急激に抜け出ることがなく搬送速度が安定する。これにより、読取画像が部分的に縮むことがなく、均一な画像を得ることができる。
また、被覆層64は、搬送される原稿D1と接触するニップ部B(接触部)に設けられた潤滑面64aを有する。被覆層64は、例えばフッ素系の固体潤滑被膜から成る。この場合、潤滑面64aはフッ素系の固体潤滑被膜の表面である。弾性変形により従動ローラ5bの表面にはわずかながら周速差が生じるため、従動ローラ5bの外周面と搬送される原稿との間で滑りが発生するが、ニップ部Bに潤滑面64aが設けられているため、従動ローラ5bが原稿を擦ることによる原稿表面からの紙粉の発生を防止することができる。
本実施の形態によれば、従動ローラ5bは、駆動ローラ5aの硬度よりも低い硬度を有する材料から成る従動側ローラ部材63と、搬送される原稿D1と接触するニップ部Bに設けられた潤滑面64aとを有する。そのため、従動ローラ5bが弾性変形することにより原稿D1が駆動ローラ5aと従動ローラ5bとの間のニップ部Bから抜ける際にも搬送速度が安定しており、また、ニップ部Bに潤滑面64aが設けられていることにより、従動ローラ5bと原稿D1との間で発生する滑りで紙粉が発生せず、もって搬送される原稿D1の速度変動を低減しつつ搬送ローラ対のニップ部における紙粉の発生を防止することができる。
なお、本実施の形態では、被覆層64はフッ素系の個体潤滑被膜から成るが、これに限るものではなく、従動側ローラ部材63の外周面を被覆するフッ素系樹脂のチューブで構成されてもよい。また、従動ローラ5bの弾性を有する全ての部分又は少なくともその表面付近を、フッ素系材料等の潤滑物質を含有したシリコンゴム等の弾性材料で形成してもよい。
また、本実施の形態では、潤滑面64aは、搬送される原稿D1と接触する従動ローラ5bの外周面の全部に設けられているが、これに限るものではなく、外周面の一部分に設けられてもよい。また、本実施の形態では、潤滑面64aは搬送ローラ対5の従動ローラ5bに設けられるが、これに限るものではなく、搬送ローラ対5の従動ローラ5b及び搬送ローラ対7の従動ローラの両方に設けることがより好ましい。また、これと共に搬送ローラ対7の従動ローラの硬度を従動ローラ5bと同様に低くすることがより好ましい。これにより搬送ローラ対7のニップ部に厚い原稿が突入する際の搬送速度の変動も防止できる。
本発明に係るシート搬送装置を備える画像読取装置を示す断面図である。 図1における搬送ローラ対を示す断面図である。 従来のシート処理装置に設けられた搬送ローラ対を示す断面図である。
符号の説明
1 画像読取装置
2 ピックアップローラ
3 給送ローラ
4 分離ローラ
5 搬送ローラ対
5a 駆動ローラ
5b 従動ローラ
7 搬送ローラ対
61,62 読取ユニット
63 従動側ローラ部材
64a 潤滑面

Claims (7)

  1. 駆動ローラと該駆動ローラに対向して配される従動ローラとで構成され前記駆動ローラ及び前記従動ローラ間でシートを挟持しながら搬送する搬送ローラ対を備え、前記搬送ローラ対により搬送されるシートを読取る画像読取部を有する装置に用いられるシート搬送装置において、
    前記従動ローラは、前記駆動ローラの硬度よりも低い硬度を有する材料から成るローラ部材と、搬送されるシートと接触する接触部に設けられた潤滑面とを有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記従動ローラは前記ローラ部材の外周面に設けられた固体潤滑被膜を有し、前記潤滑面は前記固体潤滑被膜の外周面に形成されることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記従動ローラは、前記ローラ部材の外周面に設けられ且つ低摩擦材料から成るチューブ部材を有し、前記潤滑面は前記チューブ部材の外周面に形成されることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  4. 前記従動ローラは潤滑物質を含有する弾性部材で構成され、前記潤滑面は前記弾性部材の外周面に形成されることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  5. 前記固体潤滑被膜、前記チューブ部材及び前記弾性部材はフッ素系材料から成り、前記潤滑面は前記フッ素系材料の表面であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記潤滑面を有する前記従動ローラは、シートの搬送方向に関して前記画像読取部の上流側に配置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記潤滑面を有する前記従動ローラは、シートの搬送方向に関して前記画像読取部の上流側及び下流側に配置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012250798A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Nippon Tokan Package Kk シート状物の送り出し装置

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