JP2004165891A - 原稿搬送装置 - Google Patents

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Kenji Takayama
健司 高山
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Abstract

【課題】読取センサを分割して配設することができ、しかも、原稿詰まりが防止されるとともに、出力画像に歪みが出ないようにすることができる原稿搬送装置および画像読取装置を提供すること。
【解決手段】原稿挿入口から挿入された原稿を読取位置へと搬送する搬送ローラ111と、搬送ローラ111により搬送された原稿の部分を読み取る第1読取手段161と、第1読取手段161より下流に配設されて第1読取手段161で読み取られなかった原稿の部分を読み取る第2読取手段162と、第1読取手段161および第2読取手段162に対向する圧板120とを具備し、圧板120において第1読取手段161の読取位置101と第2読取手段162の読取位置101との間に切り欠き121を設け、切り欠き121に押圧ローラ131を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像が読み取られる原稿を搬送する原稿搬送装置、および、原稿の画像を読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10に示す従来の画像読取装置1000は、原稿台1101の上で挿入された原稿10が第1原稿検知センサ1113によって検知されると、第1搬送ローラ1111によって原稿10が圧板1120とコンタクトガラス1166との間を搬送されるとともに、第2原稿検知センサ1114の原稿検知状態によって画像読取タイミングがとられ、照明1165から所定光量の光が読取位置の原稿10の画像面に照射され、画像パターンに対応する反射光がセルフォックレンズ1163を介して読取センサ1161において等倍で結像され、第2搬送ローラ1112によって画像読取装置1000の外へ原稿10が排出されるようになっていた。なお、読取センサ1161からのアナログ出力は、デジタルに変換された後、画像データとして蓄積される(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
また、図11に示す従来の画像読取装置1100は、圧板の代わりにローラ2131を回転させて用いていた(例えば、特許文献2を参照)。
【0004】
なお、原稿の画像を読み取る読取センサにはいくつか種類があり、図12(a)に示す第1種類の読取センサ1161は、原稿の最大幅を賄う長さを有し、等倍で画像を読み取るものであり、図12(b)に示す第2種類の読取センサ1261は、原稿の幅方向に複数に分割して配置し、等倍で画像を読み取り、読み取られた画像が合成されるものであり、図12(c)に示す第3の種類の読取センサ1361は、縮小レンズ1363を介して、コンタクトガラス1366に接触した原稿の画像を縮小して読み取り、読み取られた画像が合成されるものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−82929号公報(図1、第3−4頁)
【0006】
【特許文献2】
特開平9−247391号公報(図2、第3−4頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図12(b)に示す第2種類の読取センサ1261のように、読み取りセンサを原稿の幅方向に複数に分割して配置すれば、図12(a)に示す第1種類の読取センサ1161と比較して、長さが短い読取センサ1261を用いることができ、このような長さが短い読取センサ1261は、一般に、コストが低く、歩留まりも良い。しかしながら、第2種類の読取センサ1261を用いると圧板(図10の1120)の搬送方向の長さが長くなり、また、圧板1120が配設された搬送路の隙間は、読取センサの焦点深度により0.3〜0.6mm程度必要であり、薄い原稿は、先端がカールしていると、第1搬送ローラ1111から第2搬送ローラ1112まで原稿10が搬送される間に、図13に示すように、搬送路との摩擦抵抗で原稿10の先端1301が搬送路の隙間において引っ掛かり、挫屈して、原稿詰まりが発生するという課題があった。
【0008】
また、厚く折れた原稿や、シワで凹凸の原稿が挿入された場合、このような原稿は、圧板1120を押し上げて搬送するが、そうすると原稿が本来の読取位置より浮いてしまい、歪み、ボケのある画像が出力されてしまう。
【0009】
また、搬送路の摩擦抵抗により原稿の送りムラが発生して画像出力時の等倍性が損なわれてしまう。
【0010】
また、挫屈に到らなくても、原稿と搬送路との摩擦抵抗により、搬送スピードにムラが生じると、図12(a)に示す1本の読取センサ1161では若干の画像の伸び縮みは人間の目には目立たず、問題とはならなかったが、図14に示すように、千鳥状に配置された読取センサ1261a、1261b、1263cを用いた場合、数%の伸び縮みでも、正常な画像1401と比較して人間の目に目立つズレのある画像1402が出力されてしまう。
【0011】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、読取センサを分割して配設しても、原稿詰まりを防止することができるとともに、出力画像に歪みが出ないようにすることができる原稿搬送装置および画像読取装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の原稿搬送装置は、原稿挿入口から挿入された原稿を読取位置へと搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラにより搬送された前記原稿の部分が読み取られる第1読取位置および前記第1読取位置より下流であって前記第1読取位置で読み取られなかった前記原稿の部分が読み取られる第2読取位置の両読取位置を含んで前記原稿を案内する圧板とを具備し、前記圧板の前記第1読取位置と前記第2読取位置との間に切り欠きを設け、前記切り欠きに押圧ローラを設けた構成を有している。
【0013】
この構成により、押圧ローラの回転により原稿の搬送力が増えるとともに、2つの読取位置の間で原稿が押さえられるので、薄い原稿であっても原稿詰まりを防止することができるとともに、出力画像に歪みが出ないようにすることができる。
【0014】
本発明の原稿搬送装置は、原稿挿入口から挿入された原稿を読取位置へと搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラにより搬送された前記原稿の部分が読み取られる第1読取位置および前記第1読取位置より下流であって前記第1読取位置で読み取られなかった前記原稿の部分が読み取られる第2読取位置の両読取位置を含んで前記原稿を案内する圧板とを具備し、前記圧板の前記第1読取位置の主走査線上および前記第2読取位置の主走査線上にそれぞれ切り欠きを設け、前記切り欠きのそれぞれに押圧ローラを設けた構成を有している。
【0015】
この構成により、読取位置の2列に押圧ローラを設けているので、折れた原稿等の浮きがあっても読取位置の2列で押されて搬送されることになり、厚い折れ原稿の出力画像の等倍不良やボケの発生を防止することができる。
【0016】
本発明の画像読取装置は、原稿挿入口から挿入された原稿を読取位置へと搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラにより搬送された前記原稿の部分を読み取る第1読取手段と、前記第1読取手段より下流に配設されて前記第1読取手段で読み取られなかった前記原稿の部分を読み取る第2読取手段と、前記第1読取手段および前記第2読取手段に対向する圧板とを具備し、前記圧板の前記第1読取手段の読取位置と前記第2読取手段の読取位置との間に切り欠きを設け、前記切り欠きに押圧ローラを設けた構成を有している。
【0017】
この構成により、押圧ローラの回転により原稿の搬送力が増えるとともに、2つの読取位置の間で原稿が押さえられるので、薄い原稿であっても原稿詰まりを防止することができるとともに、出力画像に歪みが出ないようにすることができる。
【0018】
本発明の画像読取装置は、原稿挿入口から挿入された原稿を読取位置へと搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラにより搬送された前記原稿の部分を読み取る第1読取手段と、前記第1読取手段より下流に配設されて前記第1読取手段で読み取られなかった前記原稿の部分を読み取る第2読取手段と、前記第1読取手段および前記第2読取手段に対向する圧板とを具備し、前記圧板の前記第1読取手段による読取位置の主走査線上および前記第2読取手段による読取位置の主走査線上にそれぞれ切り欠きを設け、前記切り欠きのそれぞれに押圧ローラを設けた構成を有している。
【0019】
この構成により、読取位置の2列に押圧ローラを設けているので、折れた原稿等の浮きがあっても読取位置の2列で押されて搬送されることになり、厚い折れ原稿の出力画像の等倍不良やボケの発生を防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0021】
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態の画像読取装置100を示す図である。
【0022】
第1搬送ローラ111は、原稿挿入口から挿入された原稿10を、原稿10の画像を読み取るための読取位置101、102へと搬送する。第1搬送ローラ111は、後述の駆動モータ(図3の141)によって駆動される下ローラ111bと、下ローラ111bに従動する上ローラ111aとからなる。第2搬送ローラ112は、読み取りが終了した原稿10を原稿挿入口とは反対の方向に所定の速度で導き搬送する。第2搬送ローラ112も、後述の駆動モータ(図3の141)によって駆動される下ローラ121bと、下ローラ121bに従動する上ローラ121aとからなる。
【0023】
なお、第1搬送ローラ111の下ローラ111bと第2搬送ローラ112の下ローラ112bとは、互いに同期して回転駆動されるようになっている。また、第1搬送ローラ111の上ローラ111aと第2搬送ローラ112の上ローラ112aとは、原稿10の厚さに応じて上下方向に変位可能であって、回転自在に支持されているとともに、ばね等の付勢手段によって下方に付勢されている。
【0024】
第1原稿検知センサ113は、原稿挿入口の近傍であって第1搬送ローラ111の手前に配置され、原稿挿入口に挿入された原稿10を検知する。第2原稿検知センサ114は、第1原稿検知センサ113の下流であって第1搬送ローラ111の背後に配置され、第1搬送ローラ111によって搬送されている原稿10を検知する。
【0025】
第1読取センサ161および第2読取センサ162は、第1搬送ローラ111により搬送された原稿10の画像を読み取る。第1読取センサ161と第2読取センサ162とは千鳥状に配置されており、第2読取センサ162は第1読取センサ161の下流に配置されている。第1読取センサ161では原稿10上の画像の所定の部分を読み取り、第2読取センサ162では第1読取センサ161で読み取られなかった原稿10上の画像の部分を読み取るようになっている。
【0026】
照明165は、第1読取位置101および第2読取位置102の原稿10の画像面に、所定光量の光を照射する。第1セルフォックレンズ163は、第1読取位置101の原稿10の画像パターンに対応する反射光を、第1読取センサ161において所定倍率(例えば等倍)で結像させる。第2セルフォックレンズ164は、第2読取位置102の原稿10の画像パターンに対応する反射光を、第2読取センサ162において所定倍率(例えば等倍)で結像させる。
【0027】
なお、第1読取センサ161は第1セルフォックレンズ163とともに本発明の第1読取手段を構成する。また、第2読取センサ162は第2セルフォックレンズ164とともに本発明の第2読取手段を構成する。
【0028】
コンタクトガラス166は、第1読取手段(第1読取センサ161および第1セルフォックレンズ163)と第2読取手段(第2読取センサ162と第2セルフォックレンズ164)との上方に配置され、搬送される原稿10と接するようになっている。
【0029】
圧板120は、コンタクトガラス166を挟んで第1読取手段(第1読取センサ161および第1セルフォックレンズ163)および第2読取手段(第2読取センサ162と第2セルフォックレンズ164)と対向するように配置されている。また、圧板120は、押圧ばねまたは自重によりコンタクトガラス166に向けて押圧されるように設けられている。なお、圧板120には、原稿10の通過領域外の位置に複数の突起120aが設けられ、これらの突起120aがコンタクトガラス166と当接することにより、コンタクトガラス166と圧板120との間隔を一定に保つようになっている。
【0030】
また、圧板120には、図2に示すように、複数の切り欠き121が設けられている。複数の切り欠き121は、第1読取センサ161によって原稿10を読み取る第1読取位置101と第2読取センサ162によって原稿10を読み取る第2読取位置102との間の中央に一列で設けられている。
【0031】
また、複数の押圧ローラ131が、切り欠き121にそれぞれ設けられている。すなわち、押圧ローラ131は、第1読取センサ161によって原稿10を読み取る第1読取位置101と第2読取センサ162によって原稿10を読み取る第2読取位置102との間の中央に設けられ、第1搬送ローラ111と第2搬送ローラ112との間で原稿10を押圧して搬送する。
【0032】
なお、押圧ローラ131の材質は、ゴム、スポンジ等の弾性部材でもよいし、樹脂あるいは金属でもよい。本実施形態では、金属棒からなる軸135にウレタンスポンジローラを取り付け、対向する部材に0.5mmの食い込みをもって当接するようにして押圧ローラ131を構成している。
【0033】
また、押圧ローラ131は、図3に示すように、第1搬送ローラ111および第2搬送ローラ112を駆動する駆動モータ141によって、第1搬送ローラ111および第2搬送ローラ112と同期して駆動され、連動するようになっている。
【0034】
具体的には、駆動モータ141の軸が回転すると、駆動モータ141の軸に取り付けられた第1プーリ142が回転して環状の第1タイミングベルト143が循環し、第2プーリ144を介して第1搬送ローラ111が回転するとともに、第3プーリ145を介して第2搬送ローラ112が第1搬送ローラ111と同期して回転し、原稿が搬送される。このような原稿搬送と同期して、第1ギヤ146、第1ギヤ146と噛み合う第2ギヤ147、および、第2ギヤ147と同軸の第4プーリ148が回転して環状の第2タイミングベルト149が循環し、第5プーリ151を介して、押圧ローラ131が第1搬送ローラ111および第2搬送ローラ112と同期して回転する。
【0035】
また、押圧ローラ131の軸135には、図7に示すように、原稿10の通過領域701の外に位置させて、間隔保持部材135aが設けられており、間隔保持部材135aがコンタクトガラス166に当接することにより、コンタクトガラス166と押圧ローラ131の軸との間に一定の間隔を保つようになっている。したがって、押圧ローラ131が、ウレタンスポンジなどの柔らかな材質である場合には、押圧ローラ131のコンタクトガラス166への食い込みの程度が一定に保たれる。
【0036】
図8のブロック図は、本実施形態の画像読取装置100における原稿搬送制御に関する要部を示す。図8において、CPU(Central Processing Unit)190は、第1原稿検知センサ113と第2原稿検知センサ114とからそれぞれ出力された原稿検知信号に基づいて、駆動モータ141による第1搬送ローラ111および第2搬送ローラ112の駆動と停止とを行なうことにより、原稿の搬送を制御する。
【0037】
図9のフローチャートは、本実施形態の画像読取装置100におけるCPU190が行なう原稿搬送制御処理を示す。図9において、まず、第1原稿検知センサ113がオンになるまで待機し(S1)、原稿が挿入口に挿入されて第1原稿検知センサ113がオンになったとき、駆動モータ141によって第1搬送ローラ111および第2搬送ローラ112の駆動を開始し(S2)、N秒経過を待って(S3)、駆動モータ141による第1搬送ローラ111および第2搬送ローラ112の駆動を停止し(S4)、T秒経過を待って(S5)、駆動モータ141によって第1搬送ローラ111および第2搬送ローラ112の駆動を開始し(S6)、第2原稿検知センサ114がオンになるのを待つ(S7)。ここで、第2原稿検知センサ114がオンにならなければ、図示を省略した表示部によってジャム表示をする(S8)。第2原稿検知センサ114がオンになったときには、第2原稿検知センサ114がオフになるのを待ち(S9)、S秒経過を待って(S10)、駆動モータ141による第1搬送ローラ111および第2搬送ローラ112の駆動を停止する。
【0038】
なお、図1の第1読取センサ113から出力された画像データ、および、第2読取センサ114から出力された画像データは、図示しないA/D変換器によってアナログからデジタルに変換された後、図示しない画像処理用のマイクロプロセッサ(合成手段)によって合成され、外部に出力される。
【0039】
以上説明したように、本実施形態の画像読取装置100は、搬送ローラ111、112により搬送された原稿10の所定の部分が読み取られる第1読取位置101および第1読取位置101より下流であって第1読取位置101で読み取られなかった原稿10の部分が読み取られる第2読取位置102の両読取位置を含んで原稿10を案内する圧板120を具備し、圧板120の第1読取位置101と第2読取位置102との間の中央に複数の切り欠き121を設け、複数の切り欠き121のそれぞれに押圧ローラ131を設けたので、圧板120によって原稿10の搬送路が規制された位置であって、第1読取位置101と第2読取位置102の中央で、押圧ローラ131によって原稿10が押圧されて搬送されることになり、薄い原稿であっても原稿詰まりを防止することができるとともに、合成された出力画像に歪が出ないようにすることができる。
【0040】
(第2実施形態)
図4に本発明の第2実施形態の画像読取装置200を示す。なお、図1に示す第1実施形態の画像読取装置100と同じ構成要素は、同じ符号にしてある。
【0041】
図4および図5に示すように、圧板220には、複数の切り欠き221、222が設けられ、それぞれの切り欠き221、222に押圧ローラ231、232が設けられている。
【0042】
具体的には、第1読取センサ161による読取位置(第1読取位置)101の主走査線上であって、第1読取センサ161および第1セルフォックレンズ163の上部を避けた圧板220の中央部に複数の切り欠き221と複数の押圧ローラ231とが設けられている。また、第2読取センサ162による読取位置(第2読取位置)102の主走査線上であって、第2読取センサ162および第2セルフォックレンズ164の上部を避けた圧板220の両端部に複数の切り欠き222と複数の押圧ローラ232とが設けられている。
【0043】
また、図6に示すように、第1押圧ローラ231と第2押圧ローラ232とは、共に、第1搬送ローラ111および第2搬送ローラ112を駆動する駆動モータ141によって、第1搬送ローラ111および第2搬送ローラ112と同期して駆動され、連動するようになっている。また、第1押圧ローラ231と第2押圧ローラ232とは互いに同期して駆動され、連動するようになっている。
【0044】
具体的には、駆動モータ141の軸が回転すると、駆動モータ141の軸に取り付けられた第1プーリ142が回転して環状の第1タイミングベルト143が循環し、第2プーリ144を介して第1搬送ローラ111が回転するとともに、第3プーリ145を介して第2搬送ローラ112が第1搬送ローラ111と同期して回転し、原稿が搬送される。このような原稿搬送と同期して、第1ギヤ146、第1ギヤ146と噛み合う第2ギヤ147、および、第2ギヤ147と同軸の第4プーリ148が回転して環状の第2タイミングベルト149が循環する。第2タイミングベルト149が循環すると、第5プーリ251が回転して第1押圧ローラ231が回転するとともに、第6プーリ252が回転して第3タイミングベルト253が循環し、第7プーリ254が回転して第2押圧ローラ232が回転する。
【0045】
また、圧板220には、図4および図7に示すように、原稿10の通過領域外の位置に複数の突起220aが設けられ、突起220aがコンタクトガラス166と当接することにより、コンタクトガラス166と圧板220との間隔を一定に保つようになっている。
【0046】
また、第1押圧ローラ231の軸235および第2押圧ローラ232の軸236には、図7に示すように、原稿10の通過領域701の外に位置させて、間隔保持部材235a、236aがそれぞれ設けられており、間隔保持部材235a、236aがコンタクトガラス166に当接することにより、コンタクトガラス166と押圧ローラ231、232の軸との間に一定の間隔を保つようになっている。したがって、押圧ローラ231、232が、ウレタンスポンジなどの柔らかな材質である場合には、押圧ローラ231、232のコンタクトガラス166への食い込みの程度が一定に保たれる。
【0047】
以上説明したように、本実施形態の画像読取装置100は、搬送ローラ111、112により搬送された原稿10の所定の部分が読み取られる第1読取位置101および第1読取位置101より下流であって第1読取位置101で読み取られなかった原稿10の部分が読み取られる第2読取位置102の両読取位置を含んで原稿10を案内する圧板120を具備し、第1読取位置101の主走査線上であって圧板120の中央部と、第2読取位置102の主走査線上であって圧板120の両端部にそれぞれ複数の切り欠き221、222を設け、複数の切り欠き221、222のそれぞれに押圧ローラ231、232を設けたので、圧板120によって原稿10の搬送路が規制された位置であって、第1読取位置101の主走査線上と第2読取位置102の主走査線上の2列で、押圧ローラ231、232によって原稿10が搬送されることになり、原稿10と搬送路(コンタクトガラス166と圧板120との間)と摩擦抵抗による搬送ムラや折れ原稿の浮きを抑えることができて、薄い原稿の原稿詰まりを防止することができるとともに、合成された出力画像に歪が出ないようにすることができ、さらに、厚い折れ原稿の出力画像の等倍不良やボケの発生を防止することができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、読取センサを分割して配設することができ、しかも、原稿詰まりが防止されるとともに、出力画像に歪みが出ないようにすることができるという優れた効果を有する原稿搬送装置および画像読取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の画像読取装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態における圧板に設けられた切り欠きと押圧ローラを示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態におけるローラの駆動機構を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態の画像読取装置の構成を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態における圧板に設けられた切り欠きと押圧ローラを示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態におけるローラの駆動機構を示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態および第2実施形態における押圧ローラ、圧板、およびコンアタクトガラスを示す分解図である。
【図8】本発明の第1実施形態および第2実施形態の画像読取装置の搬送制御に関するブロック図である。
【図9】本発明の第1実施形態および第2実施形態の画像読取装置の搬送制御を示すフローチャートである。
【図10】従来の第1の画像読取装置の構成を示す図である。
【図11】従来の第2の画像読取装置の構成を示す図である。
【図12】従来の各種の読取センサを示す説明図である。
【図13】従来の画像読取装置における原稿詰まりを示す説明図である。
【図14】従来の画像読取装置における画像ズレを示す説明図である。
【符号の説明】
100、200 画像読取装置
111 第1搬送ローラ
112 第2搬送ローラ
113 第1原稿検知センサ
114 第2原稿検知センサ
120、220 圧板
120a、220a 圧板に設けられた突起
121、221、222 圧板に設けられた切り欠き
131、231、232 押圧ローラ
135、235、236 押圧ローラ軸
135a、235a、236a 間隔保持部材
141 駆動モータ
161 第1読取センサ
162 第2読取センサ
163、164 セルフォックレンズ
165 照明
166 コンタクトガラス
190 CPU

Claims (4)

  1. 原稿挿入口から挿入された原稿を読取位置へと搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラにより搬送された前記原稿の部分が読み取られる第1読取位置および前記第1読取位置より下流であって前記第1読取位置で読み取られなかった前記原稿の部分が読み取られる第2読取位置の両読取位置を含んで前記原稿を案内する圧板とを具備し、前記圧板の前記第1読取位置と前記第2読取位置との間に切り欠きを設け、前記切り欠きに押圧ローラを設けたことを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 原稿挿入口から挿入された原稿を読取位置へと搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラにより搬送された前記原稿の部分が読み取られる第1読取位置および前記第1読取位置より下流であって前記第1読取位置で読み取られなかった前記原稿の部分が読み取られる第2読取位置の両読取位置を含んで前記原稿を案内する圧板とを具備し、前記圧板の前記第1読取位置の主走査線上および前記第2読取位置の主走査線上にそれぞれ切り欠きを設け、前記切り欠きのそれぞれに押圧ローラを設けたことを特徴とする原稿搬送装置。
  3. 原稿挿入口から挿入された原稿を読取位置へと搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラにより搬送された前記原稿の部分を読み取る第1読取手段と、前記第1読取手段より下流に配設されて前記第1読取手段で読み取られなかった前記原稿の部分を読み取る第2読取手段と、前記第1読取手段および前記第2読取手段に対向する圧板とを具備し、前記圧板の前記第1読取手段の読取位置と前記第2読取手段の読取位置との間に切り欠きを設け、前記切り欠きに押圧ローラを設けたことを特徴とする画像読取装置。
  4. 原稿挿入口から挿入された原稿を読取位置へと搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラにより搬送された前記原稿の部分を読み取る第1読取手段と、前記第1読取手段より下流に配設されて前記第1読取手段で読み取られなかった前記原稿の部分を読み取る第2読取手段と、前記第1読取手段および前記第2読取手段に対向する圧板とを具備し、前記圧板の前記第1読取手段による読取位置の主走査線上および前記第2読取手段による読取位置の主走査線上にそれぞれ切り欠きを設け、前記切り欠きのそれぞれに押圧ローラを設けたことを特徴とする画像読取装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006203840A (ja) * 2004-12-20 2006-08-03 Graphtec Corp 画像読取装置
JP2006313995A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Graphtec Corp 画像読取装置
JP2009296303A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 原稿読取装置

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