JP2005179058A - シート処理装置、自動原稿送り装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置、自動原稿送り装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005179058A
JP2005179058A JP2004338625A JP2004338625A JP2005179058A JP 2005179058 A JP2005179058 A JP 2005179058A JP 2004338625 A JP2004338625 A JP 2004338625A JP 2004338625 A JP2004338625 A JP 2004338625A JP 2005179058 A JP2005179058 A JP 2005179058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
roll
conveying device
surface portion
driven roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004338625A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Ito
拓也 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004338625A priority Critical patent/JP2005179058A/ja
Publication of JP2005179058A publication Critical patent/JP2005179058A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

【課題】読取部等の作用部にシートを搬送する際に生じる搬送速度の変動を少なくする。
【解決手段】自動原稿送り装置44は、読取部66の上流側と後流側とに搬送装置72a,72bが配置されている。搬送装置72a,72bは、駆動ロール82a,82bと従動ロール84a,84bから構成されている。従動ロール84a,84bの表面部の硬度が駆動ロール82a,82bの表面部の硬度よりも低く、ニップ部86aから抜けるか、ニップ部86bに突き当たる際に生じる原稿の搬送速度変動を少なくする。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート処理装置、自動原稿送り装置及び画像形成装置に関するものである。
例えば画像形成装置において、シート処理装置の一つとして、自動原稿送り装置がある。この種の自動原稿送り装置は、原稿であるシートの画像を読み取る読取部と、この読取部にシートを搬送する搬送装置とを備えている。従来、この種の自動原稿送り装置として、読取部を固定して原稿の画像を流し読み取りする形式のものが知られている。近年では紙質の多様化やカラー化が進み、読み取る画質に対する市場の要求がますます高くなってきている。したがって、この種の自動原稿送り装置においては、画像読み込み中に一定の搬送速度で原稿を搬送することで良好な画質が得られるので、モータ回転精度や搬送経路等を最適化を行う必要がある。
しかしながら、原稿の搬送中には様々な要因で搬送速度が変動してしまうのが実情であり、これを改善するためのいくつかの技術が提案されている。特許文献1においては、読取部の上部にベルト搬送機構を設け、原稿をベルト搬送機構のベルト部材により押圧する状態で搬送し、搬送される原稿の速度が変動するのを防止することが開示されている。また、特許文献2においては、読取部の上部に複数のプラテンローラを設け、原稿の搬送姿勢を水平に保ち、原稿読取位置の精度を保つようにすることが開示されている。
特開平8−30044号公報 特開2003−189069号公報
しかしながら、上記2つの文献においては、搬送装置間でシート(原稿)を受け渡す際や搬送装置をシートが抜ける際に搬送速度変動については何ら開示していない。特に厚紙を搬送装置間で受け渡す際や搬送装置を厚紙が抜ける際には、大きな搬送速度変動が発生する。
本発明の目的は、読取部等の作用部にシートを搬送する際に生じる搬送速度の変動を少なくすることにある。
本発明の第1の特徴とするところは、シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の後流側に配置され、前記作用部による作用中にシートが突き当たる搬送装置とを有し、この搬送装置は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下であるシート処理装置にある。本発明によれば、従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下とし、通常の従動ロールの硬度(60〜90度)よりも低くしたので、シートは駆動ロールと従動ロールとが対峙するニップ部に小さな力で入れることができ、シートの搬送速度の変動を少なくすることができる。
本発明の第2の特徴とするところは、シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の上流側に配置され、前記作用部によるシートの作用中にシートが抜ける搬送装置とを有し、この搬送装置は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下であるシート処理装置にある。ここで、シートは、原稿シートや記録シートを含み、材質としては紙やOHPを含む。本発明によれば、従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619(デュロメータタイプA、JIS K 6253と同じ)によるショア硬度Hsが50度以下とし、通常の従動ロールの硬度(60〜90度)よりも低くしたので、シートは駆動ロールと従動ロールとが対峙するニップ部から小さな力で抜くことができ、シートの搬送速度の変動を少なくすることができる。
本発明の第3の特徴とするところは、シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の上流側に配置され、前記作用部によるシートの作用中にシートが抜ける第1の搬送装置と、前記作用部の後流側に配置され、前記作用部による作用中にシートが突き当たる第2の搬送装置とを有し、前記第1の搬送装置及び前記第2の搬送装置の少なくとも一方は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下であるシート処理装置にある。本発明によれば、従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下とし、通常の従動ロールの硬度(60〜90度)よりも低くしたので、シートは駆動ロールと従動ロールとが対峙するニップ部から小さな力で抜いたり、又はニップ部に小さな力で入れることができ、シートの搬送速度の変動を少なくすることができる。
本発明の第4の特徴とするところは、シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の上流側に配置され、前記作用部によるシートの作用中にシートが抜ける第1の搬送装置と、前記作用部の後流側に配置され、前記作用部による作用中にシートが突き当たる第2の搬送装置とを有し、前記第1の搬送装置及び前記第2の搬送装置は、それぞれ駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下であるシート処理装置にある。本発明によれば、従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下とし、通常の従動ロールの硬度(60〜90度)よりも低くしたので、シートは駆動ロールと従動ロールとが対峙するニップ部から小さな力で抜くことができ、かつニップ部に小さな力で入れることができ、シートの搬送速度の変動を少なくすることができる。
本発明の第5の特徴とするところは、シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の上流側に配置され、前記作用部によるシートの作用中にシートが抜ける搬送装置とを有し、この搬送装置は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度が前記駆動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度よりも低いシート処理装置にある。本発明によれば、従動ロールの表面部が駆動ロールの表面部よりも軟らかいので、シートは駆動ロールと従動ロールとが対峙するニップ部に小さな力で入れることができ、シートの搬送速度の変動を少なくすることができる。一方、駆動ロールの表面部が従動ロールの表面部よりも硬いので、駆動ロールの磨耗を少なく保つことができ、シートのスリップを少なくし、磨耗によって徐々に搬送速度が変動するのを防止することができる。
本発明の第6の特徴とするところは、シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の後流側に配置され、前記作用部による作用中にシートが突き当たる搬送装置とを有し、この搬送装置は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度が前記駆動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度よりも低いシート処理装置にある。本発明によれば、従動ロールの表面部が駆動ロールの表面部よりも軟らかいので、シートは駆動ロールと従動ロールとが対峙するニップ部から小さな力で抜くことができ、シートの搬送速度の変動を少なくすることができる。一方、駆動ロールの表面部が従動ロールの表面部よりも硬いので、駆動ロールの磨耗を少なく保つことができ、シートのスリップを少なくし、磨耗によって徐々に搬送速度が変動するのを防止することができる。
本発明の第7の特徴とするところは、シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の上流側に配置され、前記作用部によるシートの作用中にシートが抜ける第1の搬送装置と、前記作用部の後流側に配置され、前記作用部による作用中にシートが突き当たる第2の搬送装置とを有し、前記第1の搬送装置及び前記第2の搬送装置の少なくとも一方は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度が前記駆動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度よりも低いシート処理装置にある。本発明によれば、従動ロールの表面部が駆動ロールの表面部よりも軟らかいので、シートは駆動ロールと従動ロールとが対峙するニップ部から小さな力で抜いたり、又はニップ部に小さな力で入れたりすることができ、シートの搬送速度の変動を少なくすることができる。一方、駆動ロールの表面部が従動ロールの表面部よりも硬いので、駆動ロールの磨耗を少なく保つことができ、シートのスリップを少なくし、磨耗によって徐々に搬送速度が変動するのを防止することができる。
本発明の第8の特徴とするところは、シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の上流側に配置され、前記作用部によるシートの作用中にシートが抜ける第1の搬送装置と、前記作用部の後流側に配置され、前記作用部による作用中にシートが突き当たる第2の搬送装置とを有し、前記第1の搬送装置及び前記第2の搬送装置は、それぞれ駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度が前記駆動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度よりも低いシート処理装置にある。本発明によれば、従動ロールの表面部が駆動ロールの表面部よりも軟らかいので、シートは駆動ロールと従動ロールとが対峙するニップ部から小さな力で抜くことができ、かつニップ部に小さな力で入れたりすることができ、シートの搬送速度の変動を少なくすることができる。一方、駆動ロールの表面部が従動ロールの表面部よりも硬いので、駆動ロールの磨耗を少なく保つことができ、シートのスリップを少なくし、磨耗によって徐々に搬送速度が変動するのを防止することができる。
好ましくは、前記駆動ロール表面部のISO7619によるショア硬度Hsが60〜90度の範囲にあり、前記従動ロール表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下であるようにする。また、好ましくは、前記駆動ロール表面部と前記従動ロール表面部との構成材料が異なるようにする。駆動ロール表面部と従動ロール表面部との構成材料が同じ場合は、例えば駆動ロール表面部がオイルリッチの材料であると、従動ロール表面部にオイルが移行し、従動ロールが膨潤する等の不具合を生じるおそれがあるためである。
本発明の第9の特徴とするところは、原稿画像を読み取る読取部と、この読取部の上流側に配置され、前記読取部による原稿画像の読み取り中に原稿が抜ける第1の搬送装置と、前記読取部の後流側に配置され、前記読取部による原稿画像の読み取り中に原稿が突き当たる第2の搬送装置とを有し、前記第1の搬送装置及び前記第2の搬送装置の少なくとも一方は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間に原稿を挟んで原稿を搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下である自動原稿送り装置にある。本発明によれば、従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下とし、通常の従動ロールの硬度(60〜90度)よりも低くしたので、シートは駆動ロールと従動ロールとが対峙するニップ部から小さな力で抜くことができ、シートの搬送速度の変動を少なくし、読み取る画像の画質を向上させることができる。
本発明の第10の特徴とするところは、原稿画像を読み取る読取部と、この読取部の上流側に配置され、前記読取部による原稿画像の読み取り中に原稿が抜ける第1の搬送装置と、前記読取部の後流側に配置され、前記読取部による原稿画像の読み取り中に原稿が突き当たる第2の搬送装置とを有し、前記第1の搬送装置及び前記第2の搬送装置の少なくとも一方は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間に原稿を挟んで原稿を搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度が前記駆動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度よりも低い自動原稿送り装置にある。本発明によれば、従動ロールの表面部が駆動ロールの表面部よりも軟らかいので、シートは駆動ロールと従動ロールとが対峙するニップ部から小さな力で抜くことができ、かつニップ部に小さな力で入れたりすることができ、シートの搬送速度の変動を少なくし、読み取る画像の画質を向上させることができる。一方、駆動ロールの表面部が従動ロールの表面部よりも硬いので、駆動ロールの磨耗を少なく保つことができ、シートのスリップを少なくし、磨耗によって徐々に搬送速度が変動するのを防止することができ、読み取る画像の画質が悪化するのを防止することができる。
上記自動原稿送り装置においても同様に、好ましくは、前記駆動ロール表面部のISO7619によるショア硬度Hsが60〜90度の範囲にあり、前記従動ロール表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下であるようにする。また、好ましくは、前記駆動ロール表面部と前記従動ロール表面部との構成材料が異なるようにする。また、好ましくは、前記駆動ロールと従動ロールが対峙するニップ部近傍に、原稿を案内するガイド部材を設け、このガイド部材をシート状の弾性体から構成する。このガイド部材により原稿をスムーズにニップ部に案内することができる。また、好ましくは、前記第1の搬送装置を駆動する第1の駆動源と、この第1の駆動源とは別に設けられ、前記第2の搬送装置を駆動する第2の駆動源とをさらに有するようにする。第1の駆動源と第2の駆動源とを別個に持つことにより、第1の駆動ロールと第2の駆動ロールとの駆動を別々に制御することが容易にできる。
本発明の第11の特徴とするところは、像担持体と、この像担持体に担持された像をシートに転写する転写装置と、この転写装置の上流側に配置され、前記転写装置による像転写中にシートが抜ける搬送装置とを有し、この搬送装置は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下である画像形成装置にある。本発明によれば、従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下とし、通常の従動ロールの硬度(60〜90度)よりも低くしたので、シートは駆動ロールと従動ロールとが対峙するニップ部から小さな力で抜くことができ、シートの搬送速度の変動を少なくし、シートに転写される画像の画質を向上させることができる。
本発明の第12の特徴とするところは、像担持体と、この像担持体に担持された像をシートに転写する転写装置と、この転写装置の上流側に配置され、前記転写装置による像転写中にシートが抜ける搬送装置とを有し、この搬送装置は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度が前記駆動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度よりも低い画像形成装置にある。本発明によれば、従動ロールの表面部が駆動ロールの表面部よりも軟らかいので、シートは駆動ロールと従動ロールとが対峙するニップ部から小さな力で抜くことができ、かつニップ部に小さな力で入れたりすることができ、シートの搬送速度の変動を少なくし、シートに転写される画像の画質を向上させることができる。一方、駆動ロールの表面部が従動ロールの表面部よりも硬いので、駆動ロールの磨耗を少なく保つことができ、シートのスリップを少なくし、磨耗によって徐々に搬送速度が変動するのを防止することができ、シートに転写される画像の画質が悪化するのを防止することができるものである。
次に本発明の実施形態について説明する。
図1において、画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成部12と、原稿読取装置14とを有する。画像形成部12は、例えばゼログラフィ方式のもので、シートが積載された例えば3段の給紙トレイ16a,16b,16c,16d及び手差しトレイ18とを有し、これらトレイ16a〜16d、18からシート搬送路20供給されたシートに画像を形成するようになっている。
即ち、画像形成部12は、像担持体である感光体22と、この感光体22を一様に帯電する帯電器24と、この帯電器24により一様に帯電された感光体22に潜像を形成する露光装置26と、この露光装置26により形成された感光体22上の潜像をトナーで可視化する現像器28と、この現像器28により形成されたトナー像をシートに転写する転写装置30と、感光体22に残ったトナーをクリーニングするクリーナ32とを有する。露光装置26は、例えばレーザ走査方式のもので、後述する原稿読取装置10の読取センサ52で読み取った原稿の画像をレーザのオンオフ信号に変えて出力する。転写装置30は例えば転写ロールから構成され、この転写装置30によりトナー像が転写されたシートが定着装置34に送られ、この定着装置34によりトナー像がシートに定着され、このトナー像が定着されたシートが排出トレイ36に排出される。
シート搬送路20には、複数のシート搬送ロール38が設けられている。このシート搬送ロール38の一つとして、転写装置30上流側近傍には、レジストロール40が配置されている。このレジストロール40は、供給されたシートを一時停止させ、感光体22に潜像が形成されるタイミングと同期してシートを転写装置30にシートを供給するように制御される。
原稿読取装置10は、原稿を光学的に読み取る光学系42と、自動原稿送り装置44とを有する。
光学系42は、原稿に光を照射するランプ46と、原稿からの光を反射する反射ミラー48a,48b,48cと、この反射ミラー48a〜48cからの光を収束させるレンズ50と、このレンズ50により収束した光を読み取る読取センサ52とを有する。読取センサ52は例えばCCDから構成されている。この光学系42は、反射ミラー48a〜48c等を端部付近に設けられた読取部固定して後述する自動原稿送り装置44により送られた原稿を流し読みする機能と、反射ミラー48a〜48c等を走査して原稿台ガラス54上に載置された原稿を読み取る機能とを備えている。
自動原稿送り装置44は、多数の原稿が載置される原稿載置台56と、原稿を搬送する原稿搬送路58と、画像を読み取った後の原稿が排出される排出台59とを有する。
図2において、自動原稿送り装置44の詳細が示されている。原稿搬送路58は、原稿載置台56に載置された原稿をピックアップするピックアップロール60から排出台59に原稿を排出する排出ロール62までの通路であり、U字状に形成され、ターン部64を有する。この原稿搬送路58のターン部64後流側に読取部66が設けられている。読取部66は、プラテンガラス68と、このプラテンガラス68に原稿を押し付ける読み込みロール70とから構成されており、このプラテンガラス68と読み込みロール70との接触部分の近傍後流側が画像読み込み位置になっている。また、読取部68の上流側には第1の搬送装置72aが、後流側には第2の搬送装置72bがそれぞれ設けられている。さらに、ターン部64の上流側には、例えば3つの搬送装置74a,74b,74cが設けられている。搬送装置74aは、ピックアップロール60の後流側にあってピックアップロール60から搬送された原稿を捌く捌き装置として構成されている。即ち、搬送装置74aは、フィードロール76とリタードロール78とから構成され、このフィードロール76とリタードロール78との協働により原稿を捌き、最上部にある原稿のみを搬送する。
また、前述したターン部64の外側に位置するガイド80は、搬送装置74c近傍を支点として揺動自在となっている。このガイド80は、搬送装置74a〜74cから搬送されたシートが第1の搬送装置72aに当接した場合に、この原稿の剛性により外側に揺動し、原稿の撓み量を調節する。
第1の搬送装置72aは、第1の駆動ロール82aと第1の従動ロール84aとから構成され、この第1の駆動ロール82aと第1の従動ロール84aとにより形成された第1のニップ部86aに原稿を挟んで搬送する。この実施形態においては、レジストロールとして構成され、搬送装置74a〜74cから原稿が搬送されると、停止又は逆回転し、斜めに搬送された原稿が第1の駆動ロール82a又は第1の従動ロール84aに当接することにより原稿を搬送方向に対して直交するようスキュー補正する。原稿は、読取部66により画像が読み取れている間に第1の搬送装置72aの第1のニップ部86aから抜けるようになっている。
第2の搬送装置72bも同様に、第2の駆動ロール82bと第2の従動ロール84bとから構成され、この第2の駆動ロール82bと第2の従動ロール84bとにより形成された第2のニップ部86bに原稿を挟んで搬送する。原稿は、読取部66により画像が読み取れている間に第2の搬送装置72bの第2のニップ部86b付近に突き当たり、該ニップ部86bに強制的に挿入される。
それぞれの駆動ロール82a,82bは、それぞれ別個のモータ88a,88bに連結されており、該モータ88a,88bは制御部90によりそれぞれ別個に制御される。
第1の搬送装置72aと第2の搬送装置72bとは、この実施形態においては同一の構成を有する。このため、図3〜図5においては、添え字を省略して搬送装置72のように表し、その詳細を説明する。
図3において、搬送装置72は、例えばマイラ等の薄い弾性体からなるガイド部材92がニップ部86の上流近傍に配置されており、このガイド部材92により原稿をニップ部86に向けてスムーズに搬送できるようにしてある。
駆動ロール82は、駆動軸94と、この駆動軸94の周囲に固定された本体部(表面部)96とから構成されており、本体部96が駆動軸94と一体に回転する。本体部96は、駆動軸94の軸方向に所定間隔を隔てて複数設けられている。また、本体部96は、EPDM(エチレンプロピレンゴム)系、ウレタン系等の弾性材料から構成されている。本体部96は、ISO7619によるショア硬度Hsが60〜90度の範囲にある。好ましくは、60〜80度である。
一方、従動ロール84は、従動軸98と、この従動軸98の周囲に回転自在に設けられた本体部100とから構成されている。本体部100は、摺動受け部材102と、この摺動受け部材102の周囲に固定された表面部104とからなる。本体部100は、駆動回転軸94の軸方向に所定間隔を隔てて複数設けられている。この実施形態においては、図5に示すように、従動軸98が自動原稿送り装置の本体部分に固定され、この固定された従動軸98に本体部102が回転自在に支持され、この本体部102が駆動ロール82の回転に従って回転するようになっている。摺動受け部材102は、例えばPOM(ポリアセタール)からなる。また、表面部104は、EPDM系、ウレタン系、シリコン等の弾性材料から構成されている。表面部104は、ISO7619によるショア硬度Hsが20〜50度の範囲にある。好ましくは、20〜40度である。
したがって、駆動ロール82の表面部96と従動ロール84の表面部104との硬度を比較すると、従動ロール84の表面部104の硬度が駆動ロール82の表面部の硬度よりも低い。なお、硬度の調整は、ロール材料が同じ系であっても含まれる成分を変えることによって可能である。
従動ロール84の硬度が原稿の速度変動に与える影響についての実験結果を表1に示す。実験においては、従動ロール84bに硬度の異なるロールを装着し、原稿の先端が従動ロール84bに到達したときの原稿の搬送速度の変動を調べた。実験に供した従動ロールの材料はEPDMゴムであり、ISO7619によるショア硬度30Hs至70Hs範囲のものを用意した。また、比較例として硬度が80〜100(ロックウエル硬度)の高摺動性POM(ポリアセタール樹脂)も実験に供した。いずれの従動ロールも直径14mmのロールを用いた。表1では原稿の搬送速度は220mm/secの実験例を示すが、110mm/sec、330mm/sec、440mm/secにおいても同様の結果となった。
Figure 2005179058
一般に、搬送される原稿を読取る場合に搬送速度の変動が5%を超えると、読取られた原稿データを可視化した画像において画質欠陥があると認識されはじめ、速度変動が10%を超えると明らかに画質欠陥があると認識される場合が多くなる。したがって、従動ロールの硬度は好ましくは50H以下、さらに好ましくは40Hs以下が好ましく、最も好ましくは30Hs以下である。
一方、一般に硬度が20Hs未満のゴム材料は耐磨耗性に乏しく、さらに押圧による永久歪が発生しやすくなるなどの不具合が発生しやすいので、押圧力やロール幅、ゴム厚を適正に調整するとともに輸送時に高温環境に晒される場合には押圧手段を開放するなどの採用することが求められる。したがって、耐磨耗性やロール形状の維持を重視する場合には20Hs以上の材料を採用することが好ましい。
なお、従動ロール84の他の実施形態として、図6に示すように、従動軸98に直接表面部104を固定して本体部100とし、従動軸98は、自動原稿送り装置の本体部分に設けられた軸受け106に支持されるようにし、本体部100を従動軸98と一体に回転できるようにしてもよい。
図6において、駆動ロール材料と従動ロール材料との組み合わせ表が示されている。全ての組み合わせを採用することができるが、○で示すように、駆動ロール材料と従動ロール材料とは異なることが好ましい。△で示すように、例えばEPDM系同士、あるいはウレタン系同士であると、例えば駆動ロール表面部がオイルリッチの材料である場合、従動ロール表面部にオイルが移行し、従動ロールが膨潤する等の不具合を生じるおそれがあるためである。
次に上記実施形態に係る自動原稿送り装置44の作用について説明する。
まず原稿載置台56上の原稿は、ピックアップロール60によりピックアップされ、搬送装置74aのフィードロール76とリタードロール78とにより捌かれ、さらに搬送装置74b,74cにより原稿搬送路58に沿って搬送され、原稿の先端が第1の搬送装置72aに突き当たる。このとき、第1の搬送装置72aの第1の駆動ロール82aは停止しているか、あるいは原稿の先端が突き当たると同時又は突き当たる直前に逆回転するよう制御部90からの指令により第1のモータ88aが制御される。このため、原稿は、ターン部64において外側に向けて撓み、ガイド80が原稿の剛性により外側に揺動し、原稿の撓み量が調節されて原稿のスキュー補正がなされる。
その後、所定時間を経過すると、第1のモータ88aが逆方向に回転し、第1の搬送装置72aの第1の駆動ロール82aが正転する。このため、原稿は、第1の駆動ロール82aと第1の従動ロール84aとの間の第1のニップ部86aに挟まれて読取部66へ搬送される。読取部66においては、原稿は読み込みロール70によりプラテンガラス68に押し付けられつつ、画像読み込み位置で画像が読み取られる。画像読み取り中に原稿の先端は第2の搬送装置72bの第2のニップ部86bの近傍で第2の駆動ロール82b又は第2の従動ロール84bに突き当たり、さらに第2のニップ部86bに押し込まれ、第2の搬送装置72bにより搬送される。原稿が第2のニップ部86bに押し込まれる際には押し込みのための仕事が発生し、原稿の搬送速度に変化を生じるおそれがある。特に坪量が200g/mを超えるような厚紙では問題となる。しかしながら、この実施形態においては、第2の従動ロール84bの表面部の硬度を低くしてあるので、原稿が第2のニップ部86bに容易に押し込まれ、原稿の搬送速度変動を少なくすることができる。
さらに、原稿が搬送されると、原稿の終端が第1の搬送装置72aのニップ部86aから抜ける。ここでも原稿が第1のニップ部86aから抜けるために生じる原稿の搬送速度変動が問題となる。しかしながら、この実施形態においては、第1の従動ロール84aの表面部の硬度を低くしてあるので、原稿が第1のニップ部86aから容易に抜け出し、原稿の搬送速度変動を少なくすることができる。
そして、原稿は、排出ロール62を介して排出台59へ排出される。
なお、上記実施形態においては、第1の搬送装置72aと第2の搬送装置72bの双方の従動ロールの硬度を駆動ロールの硬度よりも低くしたが、いずれか一方の搬送装置は、それぞれの硬度をほぼ等しくしてもよい。上記実施形態におけるように、第1の搬送装置72aとしてスキュー補正時に逆転するレジストロールを用いる場合は、駆動ロール及び従動ロールの表面部のISO7619によるショア硬度Hsを60〜90度とすることが好ましい。従動ロールの表面部の硬度が低いと、逆転する従動ロールに原稿の先端が当接する際の摩擦が大きくなって原稿が振動し、スキューずれが生じるおそれがあるためである。
本発明が適用できるのは、上述した自動原稿送り装置に限られるものではない。本発明は、例えば前述したレジストロール40(図1)にも適用することができる。即ち、図7に示すように、レジストロール40は、駆動ロール82と従動ロール84とから構成され、駆動ロール82の表面部は、EPDM(エチレンプロピレンゴム)系、ウレタン系等の弾性材料からなり、ISO7619によるショア硬度Hsが60〜90度の範囲にある。また、従動ロール84の表面部は、EPDM系、ウレタン系、シリコン等の弾性材料からなり、ISO7619によるショア硬度Hsが50度以下である。
このように構成されたレジストロール40から搬送されるシートは、像担持体22と転写装置30との間を通り、該シートにトナー像が転写される。シートの転写中にシートの後端がレジストロール40から抜ける。このとき、レジストロール40の従動ロール84表面部の硬度が低いので、シートの搬送速度変動を少なくすることができ、シートに転写されるトナー像のずれを少なくすることができる。例えば手差しトレイ18(図1)からは厚紙が供給される場合があるが、このような場合にも厚紙の搬送速度変動を少なくすることができ、より効果がある。
なお、上記実施形態においては、像担持体22は、感光体であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、中間転写ドラムや中間転写ベルト等であってもよい。
以上述べたように、本発明は、自動原稿送り装置の読取部や画像形成装置の転写部にシートを搬送する搬送装置に適用することができる。このため、特許請求の範囲においては、読取部や転写部を総称して「作用部」という文言を使用している。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る自動原稿送り装置を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る自動原稿送り装置に用いた搬送装置を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る駆動ロール材料と従動ロール材料との組み合わせを示す図表である。 本発明の実施形態に係る搬送装置に用いた従動ロールの一例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る搬送装置に用いた従動ロールの他の例を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態を示す側面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 画像形成部
14 画像読取装置
22 像担持体
30 転写装置
40 レジストロール
44 自動原稿送り装置
58 原稿搬送路
66 読取部
72 搬送装置
72a 第1の搬送装置
72b 第2の搬送装置
80 ガイド
82 駆動ロール
82a 第1の駆動ロール
82b 第2の駆動ロール
84 従動ロール
84a 第1の従動ロール
84b 第2の従動ロール
88a 第1のモータ
88b 第2のモータ
90 制御部
94 駆動軸
96 本体部(表面部)
98 従動軸
100 本体部
102 摺動受け部
104 表面部

Claims (20)

  1. シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の後流側に配置され、前記作用部による作用中にシートが突き当たる搬送装置とを有し、この搬送装置は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下であることを特徴とするシート処理装置。
  2. シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の上流側に配置され、前記作用部によるシートの作用中にシートが抜ける搬送装置とを有し、この搬送装置は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下であることを特徴とするシート処理装置。
  3. シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の上流側に配置され、前記作用部によるシートの作用中にシートが抜ける第1の搬送装置と、前記作用部の後流側に配置され、前記作用部による作用中にシートが突き当たる第2の搬送装置とを有し、前記第1の搬送装置及び前記第2の搬送装置の少なくとも一方は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下であることを特徴とするシート処理装置。
  4. シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の上流側に配置され、前記作用部によるシートの作用中にシートが抜ける第1の搬送装置と、前記作用部の後流側に配置され、前記作用部による作用中にシートが突き当たる第2の搬送装置とを有し、前記第1の搬送装置及び前記第2の搬送装置は、それぞれ駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下であることを特徴とするシート処理装置。
  5. シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の上流側に配置され、前記作用部によるシートの作用中にシートが抜ける搬送装置とを有し、この搬送装置は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度が前記駆動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度よりも低いことを特徴とするシート処理装置。
  6. シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の後流側に配置され、前記作用部による作用中にシートが突き当たる搬送装置とを有し、この搬送装置は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度が前記駆動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度よりも低いことを特徴とするシート処理装置。
  7. シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の上流側に配置され、前記作用部によるシートの作用中にシートが抜ける第1の搬送装置と、前記作用部の後流側に配置され、前記作用部による作用中にシートが突き当たる第2の搬送装置とを有し、前記第1の搬送装置及び前記第2の搬送装置の少なくとも一方は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度が前記駆動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度よりも低いことを特徴とするシート処理装置。
  8. シートに対して作用をなす作用部と、この作用部の上流側に配置され、前記作用部によるシートの作用中にシートが抜ける第1の搬送装置と、前記作用部の後流側に配置され、前記作用部による作用中にシートが突き当たる第2の搬送装置とを有し、前記第1の搬送装置及び前記第2の搬送装置は、それぞれ駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度が前記駆動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度よりも低いことを特徴とするシート処理装置。
  9. 前記駆動ロール表面部のISO7619によるショア硬度Hsが60〜90度の範囲にあり、前記従動ロール表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下であることを特徴とする請求項5乃至8いずれか記載のシート処理装置。
  10. 前記駆動ロール表面部と前記従動ロール表面部との構成材料が異なることを特徴とする請求項5乃至9いずれか記載のシート処理装置。
  11. 請求項1乃至10いずれか記載のシート処理装置を有する画像形成装置。
  12. 原稿画像を読み取る読取部と、この読取部の上流側に配置され、前記読取部による原稿画像の読み取り中に原稿が抜ける第1の搬送装置と、前記読取部の後流側に配置され、前記読取部による原稿画像の読み取り中に原稿が突き当たる第2の搬送装置とを有し、前記第1の搬送装置及び前記第2の搬送装置の少なくとも一方は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間に原稿を挟んで原稿を搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下であることを特徴とする自動原稿送り装置。
  13. 原稿画像を読み取る読取部と、この読取部の上流側に配置され、前記読取部による原稿画像の読み取り中に原稿が抜ける第1の搬送装置と、前記読取部の後流側に配置され、前記読取部による原稿画像の読み取り中に原稿が突き当たる第2の搬送装置とを有し、前記第1の搬送装置及び前記第2の搬送装置の少なくとも一方は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間に原稿を挟んで原稿を搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度が前記駆動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度よりも低いことを特徴とする自動原稿送り装置。
  14. 前記駆動ロール表面部のISO7619によるショア硬度HSが60〜90度の範囲にあり、前記従動ロール表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下あることを特徴とする請求項12又は13記載の自動原稿送り装置。
  15. 前記駆動ロール表面部と前記従動ロール表面部との構成材料が異なることを特徴とする請求項12乃至14いずれか記載の自動原稿送り装置。
  16. 前記駆動ロールと従動ロールが対峙するニップ部近傍に、原稿を案内するガイド部材が設けられ、このガイド部材はシート状の弾性体から構成されたことを特徴とする請求項12乃至15いずれか記載の自動原稿送り装置。
  17. 前記第1の搬送装置を駆動する第1の駆動源と、この第1の駆動源とは別に設けられ、前記第2の搬送装置を駆動する第2の駆動源とをさらに有することを特徴とする請求項12乃至16いずれか記載の自動原稿送り装置。
  18. 請求項12乃至17いずれか記載の自動原稿送り装置を有する画像形成装置。
  19. 像担持体と、この像担持体に担持された像をシートに転写する転写装置と、この転写装置の上流側に配置され、前記転写装置による像転写中にシートが抜ける搬送装置とを有し、この搬送装置は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部のISO7619によるショア硬度Hsが50度以下であることを特徴とする画像形成装置。
  20. 像担持体と、この像担持体に担持された像をシートに転写する転写装置と、この転写装置の上流側に配置され、前記転写装置による像転写中にシートが抜ける搬送装置とを有し、この搬送装置は、駆動ロールと、従動ロールとを具備し、該駆動ロールと従動ロールとの間にシートを挟んでシートを搬送するものであって、前記従動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度が前記駆動ロールを構成する少なくとも表面部の硬度よりも低いことを特徴とする画像形成装置。
JP2004338625A 2003-11-27 2004-11-24 シート処理装置、自動原稿送り装置及び画像形成装置 Pending JP2005179058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004338625A JP2005179058A (ja) 2003-11-27 2004-11-24 シート処理装置、自動原稿送り装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003396857 2003-11-27
JP2004338625A JP2005179058A (ja) 2003-11-27 2004-11-24 シート処理装置、自動原稿送り装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005179058A true JP2005179058A (ja) 2005-07-07

Family

ID=34797278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004338625A Pending JP2005179058A (ja) 2003-11-27 2004-11-24 シート処理装置、自動原稿送り装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005179058A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009000617A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Techno Rooru Kk 基材表面塵埃拭取装置
JP2012098521A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置及びこれを備えた画像形成装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11286348A (ja) * 1998-03-03 1999-10-19 Hewlett Packard Co <Hp> 用紙操作装置
JP2000136046A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Seiko Instruments Inc プリンタ及びプリントシステム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11286348A (ja) * 1998-03-03 1999-10-19 Hewlett Packard Co <Hp> 用紙操作装置
JP2000136046A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Seiko Instruments Inc プリンタ及びプリントシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009000617A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Techno Rooru Kk 基材表面塵埃拭取装置
JP4716226B2 (ja) * 2007-06-21 2011-07-06 テクノロール株式会社 基材表面塵埃拭取装置
JP2012098521A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置及びこれを備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7690639B2 (en) Sheet conveying device, and image forming apparatus including same
JP2007326708A (ja) オフセンター調整装置
US7735828B2 (en) Sheet conveyance device, image reader, and image forming apparatus capable of feeding sheets effectively
JP2008280121A (ja) シート給送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2009091143A (ja) シート分離搬送機構及びそれを備えたシート搬送装置並びに画像形成装置
JP2020001880A (ja) シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP5168068B2 (ja) 反転両面ユニット及び画像形成装置
JP4970196B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2007302380A (ja) 用紙搬送装置および画像形成装置
JP2005179058A (ja) シート処理装置、自動原稿送り装置及び画像形成装置
JP2004354422A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP6314962B2 (ja) 両面画像読取装置および画像形成装置
JP2010026379A (ja) 画像形成装置
JP2006227481A (ja) 画像形成装置
JP2005154100A (ja) シート斜行補正装置
JP2012166912A (ja) 給紙装置、及びこれを用いた画像形成装置
US20100104339A1 (en) Sheet processing apparatus, automatic document feeder and image forming apparatus
JP2007168947A (ja) 自動原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2020046619A (ja) 転写装置および画像形成装置
JP2005219904A (ja) 用紙搬送装置およびそれを備えた画像形成装置
US20070222138A1 (en) Sheet feeding device and image forming apparatus
US8540230B2 (en) Sheet feeding apparatus and image forming apparatus with curvature formation portion and reversely rotatable feeding roller
JP5409325B2 (ja) シート搬送装置、画像形成装置及び画像読取装置
JP2009161282A (ja) シート分離機構
JP2004067336A (ja) シート搬送装置およびそのシート搬送装置を備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20071016

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091008

A521 Written amendment

Effective date: 20091201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100625

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02