JPH11286348A - 用紙操作装置 - Google Patents

用紙操作装置

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JPH11286348A
JPH11286348A JP11048031A JP4803199A JPH11286348A JP H11286348 A JPH11286348 A JP H11286348A JP 11048031 A JP11048031 A JP 11048031A JP 4803199 A JP4803199 A JP 4803199A JP H11286348 A JPH11286348 A JP H11286348A
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JP
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roller
sheet
gap
pinch roller
pinch
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JP11048031A
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English (en)
Inventor
Jeffrey E Jones
ジェフリー・イー・ジョーンズ
Glenn Gaarder
グレン・ガーダー
Samuel A Stodder
サミュエル・エイ・ストダー
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HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/02Rollers

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙操作システムにおける紙送り誤差を低減す
ることのできる装置を提供する。 【解決手段】本発明の一実施例によれば、ピンチ・ロー
ラは駆動ローラとの組み合わせで動作して、用紙操作シ
ステムにおいて用紙が通過する間隙を提供する。用紙操
作システムの行送り確度における紙送り誤差を低減する
ため、ピンチ・ローラは柔軟な外面と軟質下層部材を有
する。外面の柔軟性により、媒体がローラ間の間隙を去
るにしたがってピンチ・ローラはその保持力を媒体から
ピンチ・ローラに移すことができる。これにより、媒体
にかかる媒体移動方向の力が低減され、媒体の後端にか
かる局部的圧力が低減される。軟質下層部材は発泡性コ
アによって形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙を経路に沿って送
る用紙操作システムに関し、より詳細には、そのような
システムにおける紙送り誤差を減少させる技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタ、スキャナ、複写機、
ファクシミリ装置などの事務機器が使用されている。こ
のようなタイプの事務機器は、紙などの媒体のシートを
媒体経路に沿って送る用紙操作システムを有することが
ある。最近、様々な装置の機能を1つの装置に組み込ん
だ新しいタイプの事務機器が導入されている。このよう
な多目的の装置には、たとえば、プリンタとファクシミ
リ装置の機能を有する、ヒューレット・パッカード社か
ら市販されている「OfficeJet」シリーズの装
置がある。
【0003】このような多機能な装置の多くは、2つの
媒体供給源を、その媒体供給源の1つから紙などの媒体
シートをピックし、ピックしたシートを共用媒体経路に
送る駆動機構と共に使用する。この装置は、装置内の共
用媒体経路に沿って配置された、光学式スキャナと、た
とえばインクジェット印刷カートリッジを保持する走査
キャリッジなどの印刷装置とを含む場合がある。一方の
媒体供給源は、光学式スキャナが走査する文書を保持す
るためのものであり、他方の媒体供給源は、印刷するた
めの白紙の供給を維持するためのものである。1つの動
作モードにおいて、文書シートが、第1の媒体供給源か
ら共用媒体経路に連続的に送られ、光学的走査のために
走査装置を通る。もう1つの動作モードにおいて、白紙
が、第2の媒体供給源から共用媒体経路に送られ、印刷
装置による印刷のために印刷領域に送られる。
【0004】このようなタイプの事務機器における用紙
操作システムは、一般に、シートと係合してシートを媒
体経路に沿って駆動する駆動ローラとそれと対応するピ
ンチ・ローラまたはアイドラー・ローラとを有する。本
出願の譲受人のヒューレット・パッカード社から市販さ
れているシステムの1つである大判印刷用Design
Jet 650Cインクジェット・プロッタは、硬質固
形ゴムのピンチ・ローラを有する硬質固形ゴムの駆動ロ
ーラを使用する。譲受人により市販されているもう1つ
のシステムのPhoto Smart(TM)プリンタ
は、硬質ゴム・ピンチ・ローラを有する粗面駆動ローラ
を使用している。
【0005】用紙操作システムの中には、媒体経路に沿
って複数組の駆動ローラとピンチ・ローラを有するもの
がある。用紙操作システムの重要な特性は、媒体経路に
沿ったシートの命令された動きと、命令された動きの結
果生じる実際の動きとの間の誤差の程度である行送り精
度である。誤差はまったくないのが理想であるが、実際
は紙送り誤差を含む様々な要因により誤差が生じる。紙
送り誤差は、媒体が新しい一組の駆動ローラとピンチ・
ローラによって係合されるか、または一組の駆動ローラ
とピンチ・ローラから解放されるときに生じる。本発明
は、用紙操作システムにおける紙送り誤差の問題に取り
組む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、用紙操作シ
ステムにおける紙送り誤差を低減することのできる装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】シートが通る間隙を形成
するように位置決めされた少なくとも1つの駆動ローラ
とピンチ・ローラとを有する用紙操作システムのための
改良型ピンチ・ローラが記述される。ピンチ・ローラ
は、変形可能または圧縮性の部材を有し、任意にコア部
材の外面を覆う可撓性外皮(compliant skin)を有す
る。この外皮は、摩擦係数の低い材料で形成される。間
隙は、可撓性外皮の外面と駆動ローラの外面との間に形
成される。好ましい実施形態において、コア部材が、円
筒形外面を有する軟質発泡部材を含み、外皮の内面が発
泡部材の円筒形外面に接する。本発明の以上その他の特
徴と利点は、添付図面に示したような以下の実施例の詳
細な説明からさらに明らかになるであろう。
【0008】
【実施例】図1は、本発明を利用する例示的な多機能事
務機器20の簡略化した側面図である。この機器は、た
とえば、共通に譲渡された米国特許第5,391,00
9号に記載された形式の多機能装置や、1997年11
月14日に出願され「THREE STATE SHIFTING DEVICE FO
R MULTI-FUNCTION OFFICE EQUIPMENT」と題する同時係
属出願第08/971,012号に記載された装置であ
る。この同時係属出願と米国特許第5,391,009
号は、参照により本明細書に組み込まれる。装置20
は、自動文書送り機構(ADF)のピック・ローラ32
によってADF30からピックされた文書のイメージの
光学的走査、自動シート・フィーダ(ASF)のピック
・ローラ42によってASF40からピックされたシー
トへの印刷などの機能を実行する。装置20は、ファク
シミリ装置でもよく、プリンタ、スキャナ、ファクシミ
リ装置などを組み合わせた多機能事務機器でもよい。装
置20は、制御装置30’、駆動モータ40’、および
モータからの駆動力を装置の駆動ローラに結合するギヤ
列46を含む。この目的に適した制御装置、モータ、ギ
ヤ列の例は、出願番号08/971,012号により詳
細に記載されている(制御装置90、駆動モータ10
0、ギヤ列80として)。出願番号08/971,01
2号に記載された特定の装置は、1個のモータを使用し
てギヤ列によってローラを駆動するが、本発明は、他の
システムにも利用できることを理解されたい。たとえ
ば、様々なモータやギヤ列を使用して駆動ローラのうち
の異なるローラを駆動することができる。
【0009】ピックされた書類やシートは、プレスキャ
ン駆動ローラ・セット50とアイドラー・ローラ・セッ
ト52の間隙に通されて送られ、エッジ・センサ82を
作動させ、送り経路54に沿って走査位置60に渡さ
れ、主駆動ローラ・セット56とアイドラー・セット5
8の間隙に通されて、印刷位置70に渡され、そこで、
送り経路に対する横方向への動きのための横移動キャリ
ッジ(図示せず)に装着されたインク・ジェット・カー
トリッジ72によって印刷が行われる。次に、シート
は、キック・アウト駆動ローラ・セット74とスター・
ローラ・セット76の間隙に通されて、装置から排出ト
レイ(図示せず)に排出される。本発明は、書類やシー
トをピックし送り経路に駆動する駆動機構に関するもの
である。
【0010】図1の側面図では、各ローラ・セット5
0、52、56、58、74および76のうちの1つの
ローラだけが見えるが、実施例において、各セットは複
数のローラを有することを理解されたい。ローラ・セッ
ト50、56および74は、それぞれピンチ・ローラ・
セット52、58および76に対向して軸に取り付けら
れ、ローラ・セット50、56、74の方に付勢された
ピンチ・ローラ・セットのばねが、シートのそれぞれの
縦辺近くのシート上にグリップ力を提供する。エッジ・
センサ82は、送り経路のプレスキャン・ローラ・セッ
ト50の後に取り付けられ、それにより、センサは、前
縁がプレスキャン・ローラとそれに対応するピンチ・ロ
ーラの間隙に入った後で作動し、ピックされたシートの
後縁が通過した後で解除される。
【0011】システムの行送り精度における紙送り誤差
を減少させるために、外面が可とう性で内部が柔軟なピ
ンチ・ローラが使用される。システム20において、こ
の新しいピンチ・ローラは、ピンチ・ローラ52として
使用され、主駆動ローラ56とピンチ・ローラ58の影
響を受けている間に媒体の後縁がプレスキャン駆動ロー
ラ50とピンチ・ローラ52の間隙から出るときの紙送
り誤差を減少させることができる。外面の柔軟性によっ
て、媒体がローラ50と52の間隙から出るとき、ピン
チ・ローラは、その保持力を媒体からピンチ・ローラに
移すことができることは明らかである。これにより、媒
体の移動する方向に媒体にかかる力が減少し、媒体の後
縁の局部的な押圧力が減少する。
【0012】図2は、本発明による可撓性ローラ52の
実施例の斜視図である。このローラは、ローラ軸52
A’(図1)を受けるために貫通して形成された中央開
口部92を有する中空ポリカーボネートのスリーブすな
わちハブ90を有する。環状発泡外輪部材94は、滑り
を防ぐために接着剤によってスリーブの外面に取り付け
られる。この実施例において、発泡材は、約ショア硬度
A7+/−3を有する。この目的に適した材料の例は、
発泡ウレタンである。一般に、ピンチ・ローラの軟性が
高いほど、紙送り誤差の減少性能が向上する。当然なが
ら、ピンチ・ローラがきわめて柔軟になるとき、ピンチ
・ローラとしての機能においてピンチ・ローラの有効性
にトレードオフがある。
【0013】ローラ52は、さらに、発泡外輪の外面に
接着剤によって取り付けられる外側カバーまたは外皮9
6を有する。 この実施例において、外皮は、たとえば
「MYLAR」(登録商標)などの厚さ0.05mm+
/−0.02mmのポリエステル層である。外皮96
は、可撓性を維持するように十分に薄いが、発泡外輪部
材94をより堅い素材に選ぶにしたがって、外皮をより
厚くすることができる。実施例において、外皮96は、
ヒューレット・パッカード社の多目的用紙などの普通紙
に対して約0.33倍以下の低い静止摩擦係数を有す
る。この実施例において、ローラ52は、容積圧縮性コ
ア(たとえば発泡外輪94)を覆う非線形弾性スリーブ
96を有する。
【0014】この実施例において、ローラ50および5
2は以下の特徴を有する。ハブ90は、外径6.4m
m、長さ32.2mmである。発泡外輪部材94は、外
径12mm、長さ約24mmである。スリーブ96は、
内径約12mmである。ピンチ・ローラ52が作用する
駆動ローラ50は、外径15.5mmであり、ショア硬
度A68+/−5の範囲の硬度を有するネオプレンで作
成される。本発明は、通常、外径50mm未満のピンチ
・ローラに使用される。
【0015】ローラ52を作成する技術の例は、以下の
通りである。外皮またはスリーブ96は、たとえば押出
し成形法により成形された、たとえば長さ1フィートの
管の形で提供される。ウレタン接着剤が、発泡コアの外
面を覆う。スリーブは、発泡コアの接着剤塗布面を摺動
し、スリーブの端部は、処理を容易にする張力で保持さ
れる。得られたスリーブ・コアは、次に、ローラ52に
適した長さに切断され、ハブが取り付けられる。
【0016】軟質の発泡外輪94は、紙送り誤差を減少
させるための重要な要素である。外輪は、媒体との接触
によって局部的にへこみ、力を媒体から駆動ローラに分
散させることができる。発泡外輪は、媒体が移動する方
向の力を小さくし、駆動ローラとの接触面積を大きくす
ることによって、力の伝達に役立つ伸縮性外面を有す
る。圧縮性部材は、素早く圧縮してゆっくりと膨張する
ヒステリシスを有することが好ましい。
【0017】本発明によるピンチ・ローラの代替実施例
は、圧縮性部材用の柔軟材料上に直接成形された中空の
ハブを含む。柔軟材料は、たとえばネオプレン、ニトリ
ル、シリコンである。このローラは、別個の外輪とスリ
ーブを使用するローラよりも安価に作成できる。このロ
ーラの代替形態は、外皮を使用しなくてもよいが、その
ような外皮を追加することはできる。
【0018】図5A〜5Fは、駆動ローラ50と図2〜
4に示した可撓性ピンチ・ローラ52との間隙51の誇
張した側面図であり、間隙を通過する様々な段階の誇張
した厚みの媒体10を示す。図5Aは、前縁12が間隙
51に入るときの様子を示し、媒体の厚みによるピンチ
・ローラの変形を示す。ピンチ・ローラは、駆動ローラ
に対するピンチ・ローラの圧力によっても変形する。
【0019】図5Bは、前縁12が完全に間隙を通過し
た後のピンチ・ローラの状態を示す。ピンチ・ローラの
発泡外輪94は、局部的に圧縮されて変形し、それによ
り、媒体10との広い接触面に沿って回転する平坦部分
94Aが存在する。駆動ローラは、ピンチ・ローラに比
べて堅いため、媒体が間隙を通過するときにあまり変形
しない。
【0020】図5Cは、媒体10の後縁14が間隙51
に近づくときのピンチ・ローラ52の状態を示す。図5
Dは、後縁14が間隙内にある状態を示し、このとき後
縁が間隙の中央にあるために媒体により変形した部分9
4Aの長さが減少した部分的変形を示す。このプロセス
により、増大した分のピンチ・ローラの力が、媒体から
駆動ローラ50に伝わる。図5Eと5Fは、間隙を離れ
つつある後縁14を示す。媒体により変形した部分94
Aは、このとき駆動ローラと接触した状態のピンチ・ロ
ーラの部分94Bよりもかなり小さく、発泡外輪の圧縮
部分のほとんどが駆動ローラと接触する。図5Fは、ピ
ンチ・ローラにより後縁14に対して加えられる力Fを
示す。力Fは、媒体経路に対してそれぞれ直角と平行の
向きの力の成分を示す力成分FyとFxを合成したもの
である。可撓性ローラ52は、媒体10の成分Fxの大
きさを減少させ、それにより媒体がローラ50、52の
制御から出るときの紙送り誤差を減少させる。
【0021】外皮96は、ローラ52と媒体の間の摩擦
係数を低くし、媒体がローラによって汚れるのを防ぐ。
外皮の低い摩擦係数は、シートを供給源から間隙に送る
ときにシートの前縁のスキュー(ずれ)修正動作(de-s
kew operation)を利用する実施例に役立つ。スキュー
修正動作は、出願番号08/971,012号に詳細に
記載されている。シートの紙送り経路に対する整列不良
またはスキューに起因する問題に対処するために、スキ
ュー修正動作が導入されている。一般に、スキュー修正
動作では、前縁が間隙に送られている間、ローラ50は
駆動されず止まったままである。ピックされたシートは
プレスキャン・ローラ50、52に送られる。プレスキ
ャン・ローラ50、52は、モータ40’が順方向に駆
動されるときだけ駆動力をプレスキャン・ローラに伝え
る一方向クラッチにより静止している。前縁が、静止し
たプレスキャン・ローラ50とそれに対応するピンチ・
ローラ52との間隙に達するとき、前縁が一方の間隙に
他方の間隙よりも前に達する場合、前縁が他方の間隙に
も達するまでそこに保持され、それにより前縁が2つの
間隙と位置が合うため、スキューがすべて修正される。
次に、スキューがすべて修正された状態で、ローラ50
を駆動することができる。
【0022】図6A〜6Bと図7A〜7Bにおいて、摩
擦係数の低い外皮がスキュー修正動作に有用である理由
を示す。 図6Aは、離間した1組のローラの間隙に近
づくシートの前縁12を示す平面図であり、ローラ52
A、52Bは、対応する駆動ローラ(図6Aにも6Bに
も示していない)と係合して間隙を作り出す離間したピ
ンチ・ローラを表す。図6Aにおいて、前縁はずれてお
り、ローラ52Bの間隙に到達する前にローラ52Aの
間隙に到達する。ローラ・セットは止まったままなの
で、シートが間隙にわずかに過剰に駆動されて強制的に
スキューが調整されるときにスキューが修正される。ス
キュー修正が完了すると、前縁12が、それぞれの間隙
に位置合わせされる。図7Aは、駆動ローラ50Aとピ
ンチ・ローラ52Aによって形成された間隙に接近する
前縁12を示す。前縁は、角度シータ(θ)でピンチ・
ローラに当たり、ピンチ・ローラの側面を摺動して間隙
に入る。ピンチ・ローラの外皮とシートの前縁との低い
摩擦係数は、前縁が間隙に入る動きを支援する。
【0023】たとえばここで説明したようなスキュー修
正動作を必要としない用途のいくつかの実施形態におい
て、外皮は、ローラ52から省略される。外皮は、1組
の駆動ローラともう1組の駆動ローラとの間の紙送り誤
差を減少させるためには不要である。外皮のポリエステ
ル材料は伸縮しないため、軟質発泡外輪の利点を小さく
する。代替として、外皮は、摩擦係数が小さく通常の動
作中に加えられる力で伸縮する材料を含むことができ
る。この場合には、このような伸縮性のある材料のスリ
ーブは、非線形弾性ではない。
【0024】前述の実施形態は、本発明の原理を表す考
えられる特定の実施例を単に示したものであることを理
解されたい。当業者は、このような原理により、本発明
の範囲および精神から逸脱することなく他の装置を容易
に考案することができる。
【0025】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。
【0026】[実施態様1]操作中にシート(10)が通
るシート経路(54)と、前記シート経路に沿った第1
の位置に位置決めされ、シートが通る第1の間隙を形成
する第1の駆動ローラ(50)および第1のピンチ・ロ
ーラ(52)と、第1の駆動ローラに回転駆動力を与え
る第1の装置(40、46)と、シート経路に沿った第
2の位置に位置決めされ、前記シートの前縁が前記第1
の間隙を通った後で前記シートが通る第2の間隙を形成
する第2の駆動ローラ(56)および第2のピンチ・ロ
ーラ(58)と、前記第2の駆動ローラに回転駆動力を
与える第2の装置(40、46)と、を備えて成り、前
記第1のピンチ・ローラは、ショア硬度A3〜ショア硬
度A35の範囲の軟質圧縮性部材(94)を含み、該軟
性圧縮性部材は、前記シートとの接触によって変形可能
であって、ピンチ・ローラの力の一部を前記シートから
前記駆動ローラに伝え、シートの送り精度における紙送
り誤差を最小にすることを特徴とする用紙操作システム
(20)。
【0027】[実施態様2]前記圧縮性部材が、外面が円
筒形の軟性発泡部材(94)をさらに備えて成ることを
特徴とする実施態様1に記載のシステム。
【0028】[実施態様3]前記第1のピンチ・ローラ
(52)が、前記圧縮性部材(94)の外面を覆う可撓
性外皮(96)を有し、前記外皮が、普通紙よりも摩擦
係数が低い材料により形成され、前記間隙が、前記可撓
性外皮の外面と前記駆動ローラの外面との間に形成され
ることをさらに特徴とする実施態様1または2に記載の
システム。
【0029】[実施態様4]前記外皮(96)が、約0.
03mm〜0.07mmの範囲の厚さのポリエステル層
であることをさらに特徴とする実施態様3に記載のシス
テム。
【0030】[実施態様5]前記外皮(96)が、前記圧
縮性部材の外周に取り付けられたスリーブ部材であるこ
とをさらに特徴とする実施態様3または4に記載のシス
テム。
【0031】[実施態様6]前記外皮(96)が、非線形
弾性材料から形成されることをさらに特徴とする実施態
様3ないし5のいずれかに記載のシステム。
【0032】[実施態様7]前記圧縮性部材(94)が、
中央に開口部を有する発泡外輪を有することをさらに特
徴とする実施態様1ないし6のいずれかに記載のシステ
ム。
【0033】[実施態様8]シャフト軸(52A’)が前
記中央開口部を通って延びていることをさらに特徴とす
る実施態様7に記載のシステム。
【0034】[実施態様9]前記第1のピンチ・ローラ
(52)が、中空のハブ部材(90)を有することをさ
らに特徴とする実施態様1ないし8のいずれかに記載の
システム。
【0035】[実施態様10]前記第1ピンチ・ローラ
(52)の外径が、50mm未満であることをさらに特
徴とする実施態様1ないし9のいずれかに記載のシステ
ム。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、用紙操作システムにおける紙送り誤差を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する多機能事務機器内の媒体経路
の簡略化した側面図である。
【図2】本発明による図1の装置に使用される可撓性ロ
ーラの実施例の斜視図である。
【図3】図2の可撓性ローラの側面図である。
【図4】図3の可撓性ローラの線4−4で切断した断面
図である。
【図5A】図2〜図4の可撓性ピンチ・ローラと駆動ロ
ーラとの間隙の誇張した側面図であり、媒体の前縁が間
隙に入る状態を示す図である。
【図5B】図2〜図4の可撓性ピンチ・ローラと駆動ロ
ーラとの間隙の誇張した側面図であり、前縁が完全に間
隙を通過した後のピンチ・ローラの状態を示す図であ
る。
【図5C】図2〜図4の可撓性ピンチ・ローラと駆動ロ
ーラとの間隙の誇張した側面図であり、媒体10の後縁
が間隙に近づくときのピンチ・ローラの状態を示す図で
ある。
【図5D】図2〜図4の可撓性ピンチ・ローラと駆動ロ
ーラとの間隙の誇張した側面図であり、後縁が間隙内に
ある状態を示す図である。
【図5E】図2〜図4の可撓性ピンチ・ローラと駆動ロ
ーラとの間隙の誇張した側面図であり、後縁が間隙から
出つつある状態を示す図である。
【図5F】図2〜図4の可撓性ピンチ・ローラと駆動ロ
ーラとの間隙の誇張した側面図であり、後縁が間隙から
出つつある状態を示す図である。
【図6A】本発明によるピンチ・ローラを含む離間した
ローラ・セットの間隙に近づくシートのずれた前縁を示
す平面図である。
【図6B】スキュー修正動作が完了した後の前縁を示す
図である。
【図7A】シートの前縁が間隙に近づく状態の、本発明
による軟性ピンチ・ローラと駆動ローラの間隙の側面図
である。
【図7B】前縁がピンチ・ローラの側面を摺動して間隙
に入った後の前縁を示す側面図である。
【符号の説明】 52:ピンチ・ローラ 90:ハブ 92:開口部 94:環状発泡外輪部材 96:外皮
フロントページの続き (72)発明者 サミュエル・エイ・ストダー アメリカ合衆国カリフォルニア州エンチニ タス タウンウッド・ウェイ126

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作中にシートが通るシート経路と、 前記シート経路に沿った第1の位置に位置決めされ、シ
    ートが通る第1の間隙を形成する第1の駆動ローラおよ
    び第1のピンチ・ローラと、 第1の駆動ローラに回転駆動力を与える第1の装置と、 シート経路に沿った第2の位置に位置決めされ、前記シ
    ートの前縁が前記第1の間隙を通った後で前記シートが
    通る第2の間隙を形成する第2の駆動ローラおよび第2
    のピンチ・ローラと、 前記第2の駆動ローラに回転駆動力を与える第2の装置
    と、 を備えて成り、 前記第1のピンチ・ローラは、ショア硬度A3〜ショア
    硬度A35の範囲の軟質圧縮性部材を含み、該軟性圧縮
    性部材は、前記シートとの接触によって変形可能であっ
    て、ピンチ・ローラの力の一部を前記シートから前記駆
    動ローラに伝え、シートの送り精度における紙送り誤差
    を最小にすることを特徴とする用紙操作システム。
JP11048031A 1998-03-03 1999-02-25 用紙操作装置 Pending JPH11286348A (ja)

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