JPH03438Y2 - - Google Patents

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JPH03438Y2
JPH03438Y2 JP3072385U JP3072385U JPH03438Y2 JP H03438 Y2 JPH03438 Y2 JP H03438Y2 JP 3072385 U JP3072385 U JP 3072385U JP 3072385 U JP3072385 U JP 3072385U JP H03438 Y2 JPH03438 Y2 JP H03438Y2
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JP
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support plate
manhole
intermediate slab
slab
manhole side
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JP3072385U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、マンホール内において上下方向に適
宜間隔あけて配設される中間スラブの支持構造に
関する。
(従来の技術) 従来、この種の中間スラブは昇降用孔を有する
コンクリート板からなつており、これを構築する
場合は、第9図に示すように、上部内側に円環形
段差部を有するマンホール側塊10の上に所定厚
さの中間スラブ11を載せた後、この上に該中間
スラブ11の周縁上部と嵌合する円環形段差部を
有するマンホール側塊10′を載設して施工して
いる。なお、12は昇降用孔の蓋を示す。
(考案が解決しようとする問題点) したがつて、このようにして構築される中間ス
ラブ11は、マンホール側塊10と10′の接合
部分の所にしか設けることができず、中間スラブ
11の取付け高さ位置が、マンホール側塊10,
10′の長さ寸法によつて制限される。実際、中
間スラブ11は、マンホール全体の深さ寸法との
関係から算出されるマンホール側塊10,10′
の最適高さ位置に設けることが望ましいのである
が、上述のように中間スラブ11はその取付箇所
が限られるため、最適高さ位置に自由に配設する
ことができないという問題がある。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、中間スラブをマンホールの任意な高さ位置に
取り付けることができる支持構造を提供しようと
するものである。
(問題点を解決するための手段) かかる技術的課題を達成するため、本考案の中
間スラブ支持構造の特徴は、マンホール側壁内面
に接触する断面L字形周縁部を有する支持板をマ
ンホール側壁に固定し、この上に中間スラブを載
設する構成としたことにある。
支持板はマンホール内周形状に応じて形成し、
円形だけでなく角形のものも含まれる。支持板の
基本的構造は、中間スラブの外周縁部を直接支承
する内側底部と、マンホール側壁内面に面接触す
る外側周縁部とよりなり、支持板の底部形状は、
昇降用孔を形成しなければならないこと、および
軽量化を図る観点から、環形状又は枠形状に構成
するのが好ましい。マンホール内には酸性または
アルカリ性の腐敗ガスが発生、充満するが、これ
に対拠するため支持板の材料としては、ステンレ
ス鋼板、防食表面処理が施された鋼板、軽合金板
のほかに繊維強化プラスチツク(FRP)板を使
用できる。支持板をマンホール側壁に固定するに
は、例えばホールアンカー式ボルト、グリツプア
ンカー式ボルト、その他周知の固着手段を使用す
ればよい。中間スラブはコンクリート板に限ら
ず、鉄、軽合金、FRP等で構成したものを用い
ることができ、主に工場製作したものを採用する
ものとする。支持板上にコンクリート現場打ちし
て中間スラブを設けることも考えられる。
(作用) 本考案の支持構造では、マンホール側壁に支持
板を固定して取り付け、この支持板上に中間スラ
ブを支持させる構造であるから、支持板をマンホ
ール側壁の任意な高さ位置に取り付けることによ
り、マンホールの任意な高さ位置に中間スラブを
配設しうる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、マン
ホール2はマンホール側塊(マンホール側壁)1
を複数箇順次積み上げて築造されてなり、各マン
ホール側塊1には複数の足掛金物3が取り付けら
れている。マンホール2の内部には、FRP製又
はコンクリート製の中間スラブ4が複数上下方向
に適宜間隔おきに配置され、中間スラブ4に形成
した円形昇降用孔4aには、円形蓋5が着脱自在
に被冠されている。この中間スラブ4を支持する
支持板7は、複数の締結部材6によつてマンホー
ル側塊1の任意な高さ位置に固定され、ここでは
防食性を有するステンレス等の鋼板又はFRPに
より製作されている。支持板7の構成は、第2図
に示すように、中間スラブ4の外周縁部を支持す
る円環形の上底部7aと、該上底部7aの外周端
より下方に連続しマンホール側塊1の内周面と面
接触する円筒状下側外周部7bとからなり、支持
板7の周縁部分は断面L字形に形成されている。
支持板7の下側外周部7bには、複数の締結部材
挿通用L字孔7cが形成され、該L字孔7cの上
端側は前記外周部7bの周方向に沿つて延びてい
る。
支持板7をマンホール側塊1の内面に固定する
ための締結部材6は、所要の機械的強度を有する
ニユーセラミツクスまたはFRPにより作製され、
マンホール2内に発生する硫化水素等の腐食ガス
によつて侵されずかつ水分により錆付かないよう
に構成されている。より具体的には、第3図に示
すホールアンカー式ボルト6′、あるいは第4図
に示すグリツプアンカー式ボルト6″が締結部材
6として使用されている。
前者のボルト6′を用いて支持板7を固定する
には、第5図に示すように、先ずマンホール側塊
1の孔1aにボルト本体6′aの十字状スリ割り
部6′e側を挿入し、この反対側からボルト本体
6′aの軸孔にロツクピン6′bを打込んでスリ割
り部6′eを拡開させることにより、マンホール
側塊1にボルト本体6′aを取り付ける。このよ
うにして複数の孔1aすべてにボルト本体6′a
を固定したら、これらに支持板7を載せてL字孔
7cに沿つて周回り方向への位置決め調整を行つ
た後、ボルト本体6′aに螺合するナツト6′cで
ワツシヤー6′dを介して、支持板7の下側外周
部7bを強固に締め付ければよい。
また、後者のボルト6″を用いて支持板7を固
定するには、第6図に示すように、マンホール側
塊1の孔1aにボルト本体6″aのスリ割り部
6″e側を挿入し、この反対側からボルト本体
6″a自体を徐々に打込むことにより、テーパ状
ロツクピン6″bでスリ割り部6″eを拡開させて
ボルト本体6″aを固定し、ついでワツシヤー
6″dを介してナツト6″cで支持板7の下側外周
部7bを締め付ければよい。
支持板7をマンホール側塊1に固定した後は、
この上に工場製作された中間スラブ4を載せるこ
とにより施工が完了する。この場合、中間スラブ
4の昇降用孔4aが足掛金物3に対して所定の関
係位置に配されるよう、中間スラブ4の支持板7
に対する周回り方向への位置決め調整を行うもの
とする。
上述したように、支持板7はマンホール側塊1
の任意な高さ位置に取り付けることができるの
で、マンホール2の希望する高さ位置に中間スラ
ブ4を配設することができる。
なお、第7図に示すように、マンホール側塊
1,1′の接合箇所に中間スラブ4を設ける場合
は、断面L字形周縁部上端の外側に円環状取付部
7′bを付設してなる支持板7′を用いることがで
きる。すなわち、中間スラブ4を支持するには、
支持板7′の円環状取付部7′bをマンホール側塊
1の段差部に嵌合載置し、この上にマンホール側
塊1′を積み重ね、この後、支持板7′の上に中間
スラブ4を配設すればよい。なお、第7図の符号
13は支持板7′の下底部7′aに螺合するストツ
パーネジで、支持板7′に対する中間スラブ4の
周方向の位置決めを行うためのものである。
第8図は本考案の他の実施例を示すもので、第
1図の構成部材と同様の構成部材にはそれと同一
の符号を付し、その説明を省略する。図示するよ
うに、本実施例に係る支持板7′は、昇降孔用円
筒体7′dを有し中間スラブ4の外周縁部を支持
する下底部7′aと、下底部7′aの外周端より上
方に連続しマンホール側塊1の内周面と面接触す
る円筒状の上側外周部7′bとから一体構成され
ている。中間スラブ4を支持するには、前記実施
例と同様に、支持板7′の上側外周部7′bを締結
部材6によりマンホール側塊1の任意な高さ位置
に固定し、支持板7′の下底部7′aの上に中間ス
ラブ4を設ければよい。この場合、中間スラブ4
の締結部材6と対応する部分には、締結部材6と
の干渉を避けるため切欠きを形成しておく必要が
ある。
本実施例では、支持板7′の下底部7′aの孔部
分は、昇降用孔に対応する部分だけであるので、
支持板7′自体の剛性が大きい。したがつて、支
持板7′の上側が凹所になつていることとも相ま
つて、必要により支持板7′の上に中間スラブ4
を現場打ちして設けることができる。また、支持
板7′の剛性が大きいことから、中間スラブ4を
薄肉化できる。特に、中間スラブ4としてFRP
又は金属材料より構成したものでは、複数に分割
してなる中間スラブ4を採用できる。
(考案の効果) 以上、本考案によれば、マンホール側壁の任意
な高さ位置に固定される支持板の上に中間スラブ
を設けるようにしたので、従来のようにマンホー
ル側塊の長さ寸法に制約されずに、中間スラブを
最適高さ位置に配設することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図はマンホールを示す縦断面図、第
2図は支持板を示す縦断面図、第3図、第4図は
それぞれ締結部材としてのホールアンカー式ボル
ト、グリツプアンカー式ボルトを示す斜視図、第
5図,第6図はそれぞれホールアンカー式ボル
ト、グリツプアンカー式ボルトによる支持板の取
付状態を示す断面図、第7は本実施例に係る支持
板の変形例を示すマンホールの縦断面図、第8図
は本考案の他の実施例を示すマンホールの縦断面
図、第9図は従来の中間スラブ支持構造を示すマ
ンホールの縦断面図である。 1……マンホール側塊、2……マンホール、4
……中間スラブ、6……締結部材、7……支持
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マンホール側壁に、その内周面に当接する断面
    L字形周縁部を有する支持板を固定し、該支持板
    の上に中間スラブを設けたことを特徴とするマン
    ホール用中間スラブの支持構造。
JP3072385U 1985-03-04 1985-03-04 Expired JPH03438Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3072385U JPH03438Y2 (ja) 1985-03-04 1985-03-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3072385U JPH03438Y2 (ja) 1985-03-04 1985-03-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61146551U JPS61146551U (ja) 1986-09-10
JPH03438Y2 true JPH03438Y2 (ja) 1991-01-09

Family

ID=30530675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3072385U Expired JPH03438Y2 (ja) 1985-03-04 1985-03-04

Country Status (1)

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JP (1) JPH03438Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440460B1 (ko) * 1998-07-08 2004-10-08 주식회사유한양행 인체 과립구 콜로니 자극인자의 유전자, 재조합 벡터 및 형질 전환체 및 그들을 이용한 인체 과립구 콜로니 자극인자의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440460B1 (ko) * 1998-07-08 2004-10-08 주식회사유한양행 인체 과립구 콜로니 자극인자의 유전자, 재조합 벡터 및 형질 전환체 및 그들을 이용한 인체 과립구 콜로니 자극인자의 제조방법

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JPS61146551U (ja) 1986-09-10

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