JPH0343660Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0343660Y2 JPH0343660Y2 JP15635687U JP15635687U JPH0343660Y2 JP H0343660 Y2 JPH0343660 Y2 JP H0343660Y2 JP 15635687 U JP15635687 U JP 15635687U JP 15635687 U JP15635687 U JP 15635687U JP H0343660 Y2 JPH0343660 Y2 JP H0343660Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- terminal fitting
- terminal
- bolt
- flat washer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は電気機器一般に利用される端子装置に
係り、特にプラスチツク成形により製造した外箱
の表面に露出する側に雄ねじを設けて外部配線を
し、外箱の内部ではハンダ付端子を有する端子構
造に関するものである。
係り、特にプラスチツク成形により製造した外箱
の表面に露出する側に雄ねじを設けて外部配線を
し、外箱の内部ではハンダ付端子を有する端子構
造に関するものである。
従来技術
プラスチツク製の外箱で内、外部で配線をする
端子装置として従来から実施されているものに、
(1)第9図、第10図に示すように、鍔部1を介し
て雄ねじ部2,3を有する専用の端子金具4をケ
ース5にスプリングワツシヤ6を介してナツト7
で固定し、ケース5の内部ではラグ端子8を雄ね
じ部2にさらにスプリングワツシヤとナツトで固
定してハンダ付端子として、ケース5の外部では
雄ねじ部3を利用して外部配線をする構造を有し
ている。(2)第11図に示すものではボルト9をス
プリングワツシヤ10を介してナツト11でケー
ス5に固定し、ケース5の内部ではボルト9の頭
部12に直接ハンダ付16をして内部配線をす
る。(3)第12図に示すものでは、ケース5に端子
金具13をプラスチツク成形時に埋込み固定して
ケース5内では端子金具13の頭部14に直接ハ
ンダ付15をして内部配線をする等の端子構造が
あるが、(1)では端子金具4として特別のものを製
作しなければならずまたねじ締め作業が多くコス
ト高になる、(2)ではボルト9の頭部12に直接ハ
ンダ付をする作業があり、ボルト9の熱容量が大
きく加熱、冷却に時間がかかり作業能率が悪い、
(3)ではケース5に端子金具13の埋込み成形を行
うことおよび端子金具自身の製作に費用がかかり
コスト高になる等の欠点があつた。
端子装置として従来から実施されているものに、
(1)第9図、第10図に示すように、鍔部1を介し
て雄ねじ部2,3を有する専用の端子金具4をケ
ース5にスプリングワツシヤ6を介してナツト7
で固定し、ケース5の内部ではラグ端子8を雄ね
じ部2にさらにスプリングワツシヤとナツトで固
定してハンダ付端子として、ケース5の外部では
雄ねじ部3を利用して外部配線をする構造を有し
ている。(2)第11図に示すものではボルト9をス
プリングワツシヤ10を介してナツト11でケー
ス5に固定し、ケース5の内部ではボルト9の頭
部12に直接ハンダ付16をして内部配線をす
る。(3)第12図に示すものでは、ケース5に端子
金具13をプラスチツク成形時に埋込み固定して
ケース5内では端子金具13の頭部14に直接ハ
ンダ付15をして内部配線をする等の端子構造が
あるが、(1)では端子金具4として特別のものを製
作しなければならずまたねじ締め作業が多くコス
ト高になる、(2)ではボルト9の頭部12に直接ハ
ンダ付をする作業があり、ボルト9の熱容量が大
きく加熱、冷却に時間がかかり作業能率が悪い、
(3)ではケース5に端子金具13の埋込み成形を行
うことおよび端子金具自身の製作に費用がかかり
コスト高になる等の欠点があつた。
目 的
本考案は以上の内容に鑑みて、プラスチツク製
の外箱の内外部で配線をする端子を設ける場合に
端子ボルトと端子金具の機械的固定と電気的接続
を兼ねても、端子の固定後プラスチツク部の厚み
の収縮等の変形による影響を受けずに電気的接続
が維持される端子構造を実現するものである。
の外箱の内外部で配線をする端子を設ける場合に
端子ボルトと端子金具の機械的固定と電気的接続
を兼ねても、端子の固定後プラスチツク部の厚み
の収縮等の変形による影響を受けずに電気的接続
が維持される端子構造を実現するものである。
実施例
以下第1図〜第8図に基ずいて本考案の端子装
置を計器に実施した場合について説明すると、2
0は有底筒形のプラスチツク製のケース、21は
カバー、22は可動コイル、23は指針、24は
スケール板である。25はボルトでケース20の
底部にあけた貫通孔26を貫通し、27は略形
の端子金具で底部の多角形部28が同形の多角形
部を有する貫通孔26に嵌合しており、端子金具
27の両側に略T形の接続部29,29を有し、
接続部29の両側下部には押圧部30,30を形
成している。
置を計器に実施した場合について説明すると、2
0は有底筒形のプラスチツク製のケース、21は
カバー、22は可動コイル、23は指針、24は
スケール板である。25はボルトでケース20の
底部にあけた貫通孔26を貫通し、27は略形
の端子金具で底部の多角形部28が同形の多角形
部を有する貫通孔26に嵌合しており、端子金具
27の両側に略T形の接続部29,29を有し、
接続部29の両側下部には押圧部30,30を形
成している。
31は円形突出部でケース20の貫通孔26の
周囲に形成され、円形突出部31内に平ワツシヤ
32に嵌合している。ボルト25のねじ部が端子
金具27の底部に設けた孔33とケース20の貫
通孔26を貫通して、ボルト25のねじ部にケー
ス20の外部で平ワツシヤ32、スプリングワツ
シヤ34を嵌入してナツト35を螺着し、端子金
具27の押圧部30,30,30,30と平ワツ
シヤ32でケース20の貫通孔26の縁を挾持し
て端子金具27がケース20に固定されている。
周囲に形成され、円形突出部31内に平ワツシヤ
32に嵌合している。ボルト25のねじ部が端子
金具27の底部に設けた孔33とケース20の貫
通孔26を貫通して、ボルト25のねじ部にケー
ス20の外部で平ワツシヤ32、スプリングワツ
シヤ34を嵌入してナツト35を螺着し、端子金
具27の押圧部30,30,30,30と平ワツ
シヤ32でケース20の貫通孔26の縁を挾持し
て端子金具27がケース20に固定されている。
第2図に示す如く、端子金具27の接続部2
9,29には電気部品36,36がハンダ付さ
れ、リード線37,37が可動コイル22の端子
部38,38に接続されている。
9,29には電気部品36,36がハンダ付さ
れ、リード線37,37が可動コイル22の端子
部38,38に接続されている。
次に端子金具27のケース20への固定方法を
説明すると、第8図に示す如く端子金具27の底
部の孔33にボルト25のねじ部を嵌入し、端子
金具27の多角形部28をケース20の貫通孔2
6の多角形部に嵌合してボルト25のねじ部を貫
通孔26に嵌入してケース20の外部に突出し、
さらにボルト25のねじ部に平ワツシヤ32、ス
プリングワツシヤ34を嵌入してナツト35を螺
着しナツト35の締付け前の第3図に示す状態と
なる。この状態でボルト25の頭部は、端子金具
27の形部に嵌合しておりナツト25を締付け
ていくと接続部29,29の押圧部30,30,
30,30がケース20のモールド内面を押圧し
て、平ワツシヤ32がモールド外面の貫通孔26
の縁を押圧し押圧部30,30,30,30と平
ワツシヤ32でケース20を挾持して第4図に示
す如く端子金具27はケース20に固着される。
ナツト35の締付けは平ワツシヤ32と端子金具
27の底部の底面が密着して電気的接続が十分確
保できるまで締付けられて、その時に押圧部3
0,30,30,30がケース20のモールド面
に食い込む状態となり第5図に示す如く端子金具
27のケース20への固着と外部端子となるボル
ト25と内部配線端子となる端子金具27の電気
的接続が確実に行なわれる。
説明すると、第8図に示す如く端子金具27の底
部の孔33にボルト25のねじ部を嵌入し、端子
金具27の多角形部28をケース20の貫通孔2
6の多角形部に嵌合してボルト25のねじ部を貫
通孔26に嵌入してケース20の外部に突出し、
さらにボルト25のねじ部に平ワツシヤ32、ス
プリングワツシヤ34を嵌入してナツト35を螺
着しナツト35の締付け前の第3図に示す状態と
なる。この状態でボルト25の頭部は、端子金具
27の形部に嵌合しておりナツト25を締付け
ていくと接続部29,29の押圧部30,30,
30,30がケース20のモールド内面を押圧し
て、平ワツシヤ32がモールド外面の貫通孔26
の縁を押圧し押圧部30,30,30,30と平
ワツシヤ32でケース20を挾持して第4図に示
す如く端子金具27はケース20に固着される。
ナツト35の締付けは平ワツシヤ32と端子金具
27の底部の底面が密着して電気的接続が十分確
保できるまで締付けられて、その時に押圧部3
0,30,30,30がケース20のモールド面
に食い込む状態となり第5図に示す如く端子金具
27のケース20への固着と外部端子となるボル
ト25と内部配線端子となる端子金具27の電気
的接続が確実に行なわれる。
ケース20のモールドが硬い場合には第6図に
示す如く、端子金具27の接続部29,29の上
部中央に凹部39を形成することにより、ボルト
25とナツト35の締付け時、押圧部30,3
0,30,30がモールド面を押圧した時に凹部
39が点線40で示すように中心方向に撓み端子
金具27と平ワツシヤ32のケース20の挾持が
強固に行なわれる。
示す如く、端子金具27の接続部29,29の上
部中央に凹部39を形成することにより、ボルト
25とナツト35の締付け時、押圧部30,3
0,30,30がモールド面を押圧した時に凹部
39が点線40で示すように中心方向に撓み端子
金具27と平ワツシヤ32のケース20の挾持が
強固に行なわれる。
ケース20のモールドの硬度が比較的低い場合
には第7図に示す如く、モールド面に凸部41,
41を形成してボルト25とナツト35の締付け
時、端子金具27の押圧部30,30が凸部4
1,41を潰ぶして端子金具27がケース20に
強固に固着できる。
には第7図に示す如く、モールド面に凸部41,
41を形成してボルト25とナツト35の締付け
時、端子金具27の押圧部30,30が凸部4
1,41を潰ぶして端子金具27がケース20に
強固に固着できる。
考案の効果
本考案は以上の如く、端子金具の押圧部と平ワ
ツシヤでケースを挾持してボルトとナツトの締付
けで端子金具をケースに固着するもので次のよう
な効果がある。
ツシヤでケースを挾持してボルトとナツトの締付
けで端子金具をケースに固着するもので次のよう
な効果がある。
(1) ボルトと端子金具の接続は、端子金具の底部
の底面と平ワツシヤが十分密着するようにスプ
リングワツシヤを介してボルトとナツトが強固
に締付けられるので、ケースのプラスチツク部
の厚み方向の収縮があつても何ら影響されるこ
とがなく電気的接続が確実に保持できる。
の底面と平ワツシヤが十分密着するようにスプ
リングワツシヤを介してボルトとナツトが強固
に締付けられるので、ケースのプラスチツク部
の厚み方向の収縮があつても何ら影響されるこ
とがなく電気的接続が確実に保持できる。
(2) 端子金具はケース内でハンダ付端子の機能を
持つており、加熱、冷却が早く作業能率が良く
あらかじめ端子金具にハンダ付けを済ませた後
にケース内に組込みができ狭いケース内での作
業性が良い。
持つており、加熱、冷却が早く作業能率が良く
あらかじめ端子金具にハンダ付けを済ませた後
にケース内に組込みができ狭いケース内での作
業性が良い。
(3) 端子金具は端子自身の固定用の役割りを持つ
ており、ケースの厚みにばらつきがあつても端
子金具の押圧部がケースに食い込むことにより
ガタの発生を防止し、端子金具以外は六角ボル
ト、ナツト、ワツシヤを使用し1回のねじ締で
組立ができ材料費、工賃がかからず品質の高い
ものが得られる。
ており、ケースの厚みにばらつきがあつても端
子金具の押圧部がケースに食い込むことにより
ガタの発生を防止し、端子金具以外は六角ボル
ト、ナツト、ワツシヤを使用し1回のねじ締で
組立ができ材料費、工賃がかからず品質の高い
ものが得られる。
第1図〜第8図は本考案に係る電気機器の端子
装置の1実施例を示すもので、第1図は電気機器
の要部断面図、第2図は第1図のA−A断面図、
第3図は端子装置のボルト、ナツトの締付け前の
状態の図、第4図は端子装置のボルト、ナツトの
締付け後の状態の図、第5図は第4図のB−Bよ
り見た図、第6図、第7図は端子金具を固定する
他の実施例を示す図、第8図は要部の分解斜視
図、第9図〜第12図は従来の端子装置を説明す
る図である。 20はケース、26は貫通孔、27は端子金
具、29は接続部、30は押圧部、32は平ワツ
シヤ、34はスプリングワツシヤ、35はナツト
である。
装置の1実施例を示すもので、第1図は電気機器
の要部断面図、第2図は第1図のA−A断面図、
第3図は端子装置のボルト、ナツトの締付け前の
状態の図、第4図は端子装置のボルト、ナツトの
締付け後の状態の図、第5図は第4図のB−Bよ
り見た図、第6図、第7図は端子金具を固定する
他の実施例を示す図、第8図は要部の分解斜視
図、第9図〜第12図は従来の端子装置を説明す
る図である。 20はケース、26は貫通孔、27は端子金
具、29は接続部、30は押圧部、32は平ワツ
シヤ、34はスプリングワツシヤ、35はナツト
である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 略形の端子金具の両側に形成した略T形の
接続部と、該接続部の両側下部に形成した押圧
部と、前記端子金具の底部を貫通すると共に、
ケースの孔を貫通したボルトと、該ボルトに平
ワツシヤとスプリングワツシヤを介して螺着し
たナツトと、前記押圧部と平ワツシヤとでケー
スを挾持した電気機器の端子装置。 2 端子金具の底面と平ワツシヤを密着固定した
実用新案登録請求の範囲第1項記載の電気機器
の端子装置。 3 端子金具の接続部の上部中央に凹部を形成し
た実用新案登録請求の範囲第1項記載の電気機
器の端子装置。 4 端子金具の押圧部と接するケース面に凸部を
形成した実用新案登録請求の範囲第1項記載の
電気機器の端子装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15635687U JPH0343660Y2 (ja) | 1987-10-13 | 1987-10-13 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15635687U JPH0343660Y2 (ja) | 1987-10-13 | 1987-10-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0162670U JPH0162670U (ja) | 1989-04-21 |
| JPH0343660Y2 true JPH0343660Y2 (ja) | 1991-09-12 |
Family
ID=31434825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15635687U Expired JPH0343660Y2 (ja) | 1987-10-13 | 1987-10-13 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0343660Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4811374B2 (ja) * | 2007-09-04 | 2011-11-09 | 株式会社豊田自動織機 | 端子接続部構造 |
-
1987
- 1987-10-13 JP JP15635687U patent/JPH0343660Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0162670U (ja) | 1989-04-21 |
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